2021-01-19
Marc Jordan / Cow (1990)

紹介するアルバムは、1990年発表の5thアルバム「COW」です。
アルバムは、前作"TALKING THROUGH PICTURES"を踏襲した音作りとなっています。プロデュースは前作にも携わっていたKIM BULLARDが担当しております。
私にとってのMarc Jordanは、1983年の3rdアルバム「A Hole In The Wall」までかなと思っておりますが、それでも前作の「Talking Through Pictures」と本作の「COW」は、まだちょっとはいけます。 そういえば、この2枚のアルバムですが、AOR CITY 1000シリーズとして、リ・イッシューされておりました。
Marc Jordanの作品ということで、その後の作品は、2013年の「On A Perfect Day」を除き全て持っておりますが。
Marc Jordan / Cow
01 Big Love 04:45
02 Edge Of The World 04:35
03 Guns Of Belfast 04:34
04 Burning Down The Amazon 05:06
05 Bridges In The Dark 05:08
06 Silent Night 05:22
07 Inside My Piano 05:38
08 Can We Still Be Friends 04:00
09 Power 04:11
10 Holding Up The Sky 04:39
Vocals - Marc Jordan
Guitars : Steve Farris, Stuart Mathis, Gene Black, Danny Jacob, Doug Macaskill, Bruce Gaitsch
Bass : Kim Ballard, John Capek
Drums : Billy Ward, Pat Mastelotto
Percussion : Mike Fisher
Keyboards : Kim Ballard, John Capek
Electric Violin : Rick Sailon
Background Vocals : Billy Trudel, Stan Bush, Amy Sky, Mark Lennon, Michael Lennon, Kip Lennon, Oren Waters, Luther Waters, Kevin Dorsey
01の"BIG LOVE"は前作の"THIS INDEPENDENCE"に似た曲で、STEVE FARRISがギターを、AMY SKYとSTAN BUSHがバック・ヴォーカルを担当しています。出来もなかなか良いです。02の"EDGE OF THE WORLD"も音にメリハリがあり、いかしたナンバーとなっています。03の"GUNS OF BELFAST"は、前作の"I CHING"に似た曲で、若干東洋的の雰囲気がする曲です。04の"BURNING DOWN THE AMAZON"では、ゲスト・ヴォーカルにRICHARD PAGEやTIMOTHY B. SCHMITを、また、コーラスにDAVID BATTEAU, KEVIN CRONIN, BRUCE GAITSCH, STEVE GEORGEなどを迎え、なかなか壮大な曲となっています。06の"SILENT NIFGT"では、BRUCE GAITSCHとSTEVE FARRISがギターを担当しておりますが、今までのアルバムでは乾いた感じで淡々と歌っていたMARCのヴォーカルがこの曲では、かなり力強く歌っているのが特徴ですね。08のの"CAN WE STILL BE FRIENDS"は、あのTODD RUNDGRENの超有名曲です。TODDやWILSON BROS.のカヴァーとは、趣が違うけど、原曲が素晴らしいこともありますが、このMARCのヴァージョンも味わいがあります。この曲でギターを弾いているGENE BLACKですが、かなり良いです。10の"HOLDING UP THE SKY"はBRUCE GAITSCHとの共作ですが、ここでも力強いMARCのヴォーカルを聴けます。この曲でもリード・ギターはGENE BLACKだと思いますが、短いリードですが、かなりいけてます。
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2021-01-18
MARC JORDAN / RECKLESS VALENTINE (1993)

この6thアルバムですが、前2作とはまた趣を異にしていて、1stのMANNEQUINに通じる音作りとなっております。
アルバムの発表を前に、「大方の曲が、AORでジャジー、そしてオルタナティヴな部分も含まれるだろう」とMARC本人が語ったそうですが、このアルバムは、1stアルバムのジャジーな部分をより推し進めた内容となっております。
Marc Jordan / Reckless Valentine
01 Back Street Boy 5:11
02 Little Lambs 3:46
03 Waiting For A Miracle 5:48
04 (I) Must Have Left My Heart 4:33
05 All Show 5:18
06 Coronation Street 5:09
07 The Same Mistake 5:28
08 Rhythm Of My Heart 4:24
09 Tell Me You Love Me 5:47
10 I Held On Too Long 4:16
Studio: Sound Interchange etc.
Producer: Steven MacKinnon
04の"(I) MUST HAVE LEFT MY HEART"、06の"CORONATION STREET"、10の"I HELD ON TOO LONG"の3曲は、モロ、ジャズといった感じです。
03の"WAITING FOR A MIRACLE"はジャジーな中にもAORを感じさせる曲で、MANNEQUINに収められていても納得、の曲です。
09の"TELL ME YOU LOVE ME"は、とてもメロディアスでこのアルバムの一押しの曲です。これぞAORといったナンバーに仕上がっています。
「全体的にAORでジャジー」ですが、ちょっと中途半端な感じがするのは、私だけでしょうか?もろJAZZを感じさせる曲の出来もMARCのヴォーカルがマッチしていてとても良いと思いますが。まぁBGMとして聴くのは最高ですね。
私のお店に在庫がございます。
国内盤・帯付・中古で、価格は、2000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2021-01-17
Skill In Veins / Skill in Veins (2010)

レーベルがAvenue Of Alliesで、ここはAORやハードポップ系のアーティストによるアルバムを多く発表しておりますが、このSkill In Veinsはどちらかというとそのサウンドは、ギター・オリエンティドした、よりハードロックしたものとなっております。
メンバーは、Gabriele Gozzi vocals、Andrea Lanza guitars、Nik Mazzucconi bass、Francesco Jovino drumsの4人ですが、Gabriele Gozziは、Markonee、Vianaでも歌っているし、Andrea LanzaはCharming Graceなどでギターを弾き、Nik MazzucconiはEdge Of Forever、Sunstormなど数多くのバンドでベースを弾き、Francesco JovinoはEdge Of Forever、Hardline、Jorn Landeなど多数ののアルバムでドラムを叩いている人で、これら音楽的にキャリア充分な4人が集まったバンドの作品で、内容はいかしたメロディアス・ハードロックのアルバムとなっております。私としては、とにかく、ジャケット・デザインが気に入りました。
Skill In Veins – Skill In Veins
01. Can't Ride My Soul 3:22
02. Skulls On the Way 3:32
03. Youth Times 3:19
04. I'm Living My Life 4:12
05. Sick Mind 4:13
06. You're Doing It Again 5:09
07. Just One Drink 4:40
08. Don't Need You To Cry 4:49
09. The Way Out 5:08
10. We Don't Cry 4:05
11. We Don't Believe In Fables 7:47
Gabriele Gozzi vocals
Andrea Lanza guitars
Nik Mazzucconi bass
Francesco Jovino drums
80年代メロディアス・ロックした01、ギターのリフがいかした02、06、ブルージーなナンバーの07、ギター・オリエンティドしたメロハーの03、アメリカン・ロック・テイストのバラード風の04、とにかくギターの音がカッコ良いスラッシーな05、メロディアスなパワーバラードの08、ドライブ感溢れるナンバーの09、ミディアム・テンポながらロック・スピリットを感じる10、バックのパフォーマンスがいかした11と、まぁまぁの作品です。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品で、価格は、2,400円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2021-01-16
Micky Denne And Ken Gold – Denne And Gold (1977)

このアルバムですが、2001年にCD化されましたが、その後、、リ・イッシューはなく、今では激レア盤となっております。
この2人ですが、The Real ThingやDelegation、Billy Oceanなど、70年代、80年代のUKソウル・グループ/アーティストへの曲提供やプロデュースなどを手掛けております。
このアルバムもブルー・アイド・ソウルしたAORアルバムで、出来はかなり良いです。
Micky Denne And Ken Gold – Denne And Gold
01. Let's Put Our Love Back Together - 3:43
02. It Hurts To Watch A Good Thing Die - 3:37
03. Midnite Creeper - 4:50
04. Don't Go Away (And Take Your Love Out Of Town) - 5:01
05. You've Got To Give Me All Your Lovin' - 3:57
06. We've Got It Jumpin' Now - 3:15
07. I Can't Ask For Anything More Than You - 4:16
08. Why Do We Hurt Each Other - 3:59
09. Uncertain - 3:49
10. If I Could Just Be With You Tonight - 3:03
Acoustic Guitar, Guitar – Paul Keogh
Bass – Alan Tarney, Nigel Wilkinson
Bass, Drums, Lead Vocals, Backing Vocals – Ken Gold
Electric Piano, Piano, Keyboards – Lynton Naiff
Guitar – Ray Russell
Lead Vocals, Backing Vocals, Guitar – Michael Denne
Percussion – Ray Cooper
Synthesizer – Dave Lawson
ブルー・アイド・ソウルしたメロディアスなAORナンバーの01、ピアノの音色が美しいメロディアスなバラード・ナンバーの02、ちょっぴりファンキーなメロディアスな03、バックの演奏がいかしたまさにAORしたメロディアスな04、メロディアスでポップに仕上がった05、軽快なタッチのメロディアスな06、ゆったりとした感じの07、ディスコ・タッチのAORナンバーの08、再びファンキーなタッチの09、メロディアスなバラード・ナンバーの10、とブルー・アイド・ソウルしたメロディアスなAORアルバムに仕上がっております。
私のお店に在庫がございます。
国内盤・帯付・中古で、価格は、4,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2021-01-15
Creedence Clearwater Revival / Cosmo's Factory (1970)

Creedence Clearwater Revivalが1970年に発表した5thアルバム「Cosmo's Factory」です。
以前にこのブログで彼らのベスト・アルバムを紹介いたしましたが、その時も書きましたが、高校生の時に、"Cosmo's Factory (1970)"のアルバムを初めて買って以来、CREEDENCE CLEARWATER RIVIVALのファンです。このアルバムから、"Travelin' Band"/"Who'll Stop The Rain"(全米2位)、"Up Around The Bend"/"Run Through The Jungle"(全米4位)、"Lookin' Out My Back Door"/"Long As I Can See The Light"(全米2位)といったシングル・ヒットがあり、私にとってこのアルバムが彼らのベスト作品だと思っております。
最も好きなナンバーは、Marvin Gayeの大ヒット・ナンバー「I Heard It Through the Grapevine」のカヴァーで、11分を超える大曲となっておりますが、これが最高にいかしてます。
Creedence Clearwater Revival – Cosmo's Factory
01 Ramble Tamble 7:13
02 Before You Accuse Me 3:28
03 Travelin' Band 2:09
04 Ooby Dooby 2:09
05 Lookin' Out My Back Door 2:35
06 Run Through The Jungle 3:08
07 Up Around The Bend 2:44
08 My Baby Left Me 2:20
09 Who'll Stop The Rain 2:30
10 I Heard It Through The Grapevine 11:07
11 As Long As I Can See The Light 3:33
Producer – John C. Fogerty
Bass Guitar – Stu Cook
Drums – Doug Clifford
Lead Guitar, Lead Vocals, Saxophone – John Fogerty
Rhythm Guitar – Tom Fogerty
久しぶりに聴いてみましたが、やっぱりこのアルバムは最高ですね。
シングル・カットされたナンバーも多いですし、収められているナンバーは素晴らしいものばかりです。古臭さは感じられません。
01からご機嫌なナンバーばかりです。ロックンロールした03、大ヒットした05、07、09、カントリーロックの08、バックの演奏がいかした06、そして私の一押しナンバーの10、バラード風の11と、全曲捨て曲無の強力な1枚です。
そういえば、昨年、John FogertyがこのCosmos Factoryに似たジャケット・デザインで「Fogerty's Factory」というアルバムを、ドラムス担当のDoug Cliffordがデジタルダウンロードのみで「Magic Window」というアルバムを発表しております。