2021-01-07
Bobby Caldwell / Carry On (1982)

確か2ndアルバムを発表する前だった思いますが、ここ札幌で、彼のパフォーマンスに触れることができましたが、とにかく歌が上手い人だと思いました。
私は、1stアルバムが最高傑作と書きましたが、じゃぁ2番目はというと、本日紹介する1982年発表のこの3rdアルバム「Carry On」だと思っております。ジャケット・デザインも1st風に戻っていますし。
2nsの「Cat In The Hand」もまあまあの出来でしたが。Steve Lukather、Jeff Porcaro、David PaichのTOTOの面々が参加したこの3rdは曲の粒もそろっております。
また、私の個人的な意見ですが、彼の最盛期は、この3rdまでかな>と思っております。現在まで、かなりの数のアルバムを発表しておりますが、1st、2nd、3rdを超えたアルバムはないかな? まぁ、復活作となった「Heart Of Mine」はそこそこの出来だとは思いますが。
Bobby Caldwell – Carry On
01 All Of My Love 3:29
02 Sunny Hills 4:26
03 Loving You 3:40
04 Words 4:30
05 Catwalk 4:45
06 Jamaica 5:02
07 You Belong To Me 3:12
08 Carry On 3:56
Alto Saxophone – Marc Russo
Arranged By – David Paich, James Newton Howard, Jerry Hey, Marty Paich
Baritone Saxophone – Stephen Kupka
Bass – George "Chocolate" Perry, Jimmy Haslip, Neil Stubenhaus
Drums – Jeff Porcaro, Joe Galdo
Guitar – David Williams, Steve Lukather
Keyboards – Steve Porcaro
Percussion – Mike Fischer
Tenor Saxophone – Emilio Castillo
Trumpet, Flugelhorn – Greg Adams
Trumpet, Flugelhorn, Trombone – Mic Gillette
Vocals, Guitar, Keyboards, Bass, Vibraphone, Marimba – Bobby Caldwell
01は最高の出来だし、タイトルどおりの内容の02、01同様素晴らしい出来の03、メロディアスでポップな04、ボブ・マーリーに捧げたという06、メロディアスなバラード・ナンバーの08と、このアルバムどこを切ってもBobby CaldwellといったCaldwell節全開のアルバムです。
2021-01-06
DOUBLE / DOU3LE (1987)

アルバムを2枚発表しただけで消えてしまったバンドですが、2枚とも国内盤が出ていました。
当時はハイテックAORというジャンルもなく、ニューウェーブあるいはシンセ・ポップというジャンルに分類されておりました。この手のバンドの作品は結構メロディアスなものが多く、また、ヴォーカルの歌が上手かったりと、今聞いても新鮮に聴こえる作品が多いと私は思っております。
このDOUBLEが1987年に発表した2ndアルバム「DOU3LE」もメロディアスなナンバーが多く収められた良くできたハイテックAORのアルバムです。
DOUBLE / DOU3LE
01 Fire In Disguise 5:29
02 Gliding 5:05
03 Lakes In The Desert 4:43
04 Circles 5:18
05 Prove Your Love 3:52
06 (You Don't Let Me Get) Close Enough 4:47
07 Silent Mountain 4:42
08 Devils Ball 4:29
Trumpet – Herb Alpert
09 Wrong Time 1:52
10 Megarhythmdance 5:16
Felix Haug (drums and keyboards)
Kurt Maloo (guitar and vocals)
Producer – Double, Felix Haug
このアルバムの一押しナンバーの01は、ピアノとサックスそして女性のスキャットがいかしたゴージャスでメロディアスなナンバー、メロディアスでポップなまさにシンセ・ポップという雰囲気の03、サウンドにキレがあるハイテックAORナンバーの03、ミディアム・スロウの洒落た感じのバラードの04、ピアノの音がいかしたジャジーなメロディアスなAORナンバーの05、DIRE STRAITSのMark Knopfler風のギター・ソロがとてもいかした06、メロディアスでポップに仕上がった07、Herb Alpertがゲスト参加したメロディアスで良く出来たAORナンバー、アコースティックギターを大々的にフィーチャーしたメロディアスな09、最後はシンセサイザーによるインストナンバーの10、と内容も結構バラエティーに富んだものとなっております。
私のお店に在庫がございます。
国内盤・帯無で、価格は、1,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2021-01-02
Larry Lee / Marooned (1982)

プロデュースはSTYX、Pure Prairie League、Climax Blues Band、Greg Guidry、Stan Bush、The Gap Bandなど様々なアーティストのアルバムに携わったJohn Ryanが担当しております。
国内盤はご覧のとおり鈴木英人のイラストしたものに差し替えられておりますが、これが結局、日本でヒットすることなりました。当時のAOR系のアルバムは、このように国内盤はジャケットを差し替えられることが結構ありました。このLarry Leeもそうですが、Roby Dukeの「Not The Same」はその最たるものだったと思います。
結局、このLarry Leeはこのアルバム1枚のみを残すこととなりますが、この「Marooned」は本当に良くできたAORアルバムだと思います。邦題は「ロンリー・フリーウェイ」というタイトルですが、これが中のサウンドとぴったりで、軽快な感じのAORナンバーばかりが収められております。
Larry Lee – Marooned
01 Waiting to Let Go
02 Don't Talk
03 Marooned
04 Best Is Yet to Come
05 Number One Girl
06 Satisfaction Guaranteed (I Could Give You Love)
07 Only Seventeen
08 Hollywood
09 Just Another Girlfriend
10 Hang On
Musician – Bill Champlin, David Campbell, David Hungate, David Sanborn, Gabriel Katona, Ike Stubblefield, Jon Goin, Larry Lee, Lenny Castro, Mark Baird, Maxynn Lewis, Nicky Hopkins, Richard Kelly, Rick Danko, Rosemary Butler, Tom Kelly, Venetta Fields
Producer :John Ryan
美しいピアノの音から始まるメロディアスなこれぞAORといったおススメの01、Larry Leeといえばやはりこのナンバー02でしょう、日本盤アルバム・ジャケットから連想させる軽快な夏向きのナンバーです。シンセサイザーの音が効果的なメロディアスAORナンバーの03の出来もかなりなもの、美しいピアノがいかしたメロディアスなバラードの04、バックの音がいかしたメロディアスな05、再び軽快な感じのメロディアスな佳曲の06、02タイプのドライブに合いそうな07、Hollywoodといえば夏向きの軽快なサウンドを連想しますが、これは夜のHollywoodといった感じです。ポップに仕上がった09、落ち着いた感じのAORナンバーの10、と本当に良くできたAORアルバムです。これは、オリジナルのジャケットより日本盤のジャケットが数段良いですね。
2021-01-01
Gregg Arrell / Gregg Arrell (1980)

GREGG SUTTON / Soft As A Sidewalk、FLYER / Send A Little Love、STREEK / ST、FAITH BAND / Face To Face、MAECY LEVY / Marcellaなどを楽しみしているのですが。
ということで、本日は、アメリカはオレゴン州ポートランド出身のシンガーGREGG ARRELLが1980年に発表した唯一作です。
70年代後半から80年代前半に発表されたAORアルバムは、このGREGG ARRELLみたくアルバム1枚のみを発表して消えてしまったミュージシャンが多数おります。先日紹介したARLAN DAYなんかもそうですが、それぞれのアルバムには、キラッと光るナンバーが1曲は収められておりました。
このGREGG ARRELLのアルバムにも、「BE MY LADY TONIGHT」というAORの名曲が収められております。
ということもありまして、この時代、AORのアルバムをかなり集めました。大半はCD化されているものの、未CD化のアルバムもたくさんあります。
Gregg Arrell – Gregg Arrell
A1 Where It Went Wrong
A2 Everything I Need
A3 Be My Lady Tonight
A4 Feel The Chance
A5 Lullabye
B1 Do It All Again
B2 Nothin' Else I Can Do
B3 Got To Help Ourselves
B4 Let It Shine
B5 Wishes
Gregg Arrell : Vocals, Piano
Magic Moreno : Piano, Fender Rhodes, Synthsizer
Jim Monahan : Guitars
Rob HochStetler : Guitars
Barry Kettery : Bass
Alan Kuehen : Bass
Bob Nichols : Drums
Gil Waters : Drums
Steve Forman : Persussion
Produced by Gregg Arrell
ピアノの旋律が美しいメロディアスなバラード・ナンバーのA1、打って変わって、エレクトリック・ギターをふんだんにフィーチャーしたハードポップ調のカッコ良いナンバーのA2、そしてこのアルバムのハイライトともいえる、これぞAORといったメロディアスなA3、こんどはロックンロール・ピアノがご機嫌でポップなA4、ジャジーな感じのAORナンバーのA5、スケール感漂うメロディアスなAORナンバーのB1、ピアノとギターの掛け合いがいかした幾分ハードなB2、メロディアスでハードポップ調のいかしたAORナンバーのB3,メロディアスでポップに仕上がったおススメのB4、再びピアノの音がいかしたB5,と結構バラエティーに富んだ内容のアルバムです。
2020-12-31
Bill LaBounty / Bill LaBounty (1982)

このブログも2006年5月から始めましたので、もう14年も経っております。途中、2018年から2年ほど中断しておりましたが、今年のCOVID19による「STAY HOME!」が春から呼びかけられ、そういうこともあって、丁度ゴールデンウイークの始まりの時に合わせ、再び書き出しました、それ以来、毎日更新しており、既に8か月続いております。毎日続けるのは結構キツイことですが、よくやっていると思います。
で、2020年最後の日に紹介するアルバムを何しようと迷いましたが、やはり、70年代後半から80年代前半の思い出多き時期のAORアルバムにしました。この時期のアルバムは、結構このブログでも紹介しておりますが、過去のブログを確認していたら、まだまだ紹介していないアルバムがありました。
で、本日は、Bill LaNountyの最高傑作(だと私は思っております)、1982年発表の4thアルバム「Bill LaBounty」にしました。
Bill LaBounty – Bill LaBounty
1 Livin' It Up 4:20
2 Didn't Want To Say Goodbye 2:47
3 Dream On 4:20
4 Slow Fade 4:14
5 Comin' Back 3:43
6 Look Who's Lonely Now 3:54
7 Never Gonna Look Back 3:12
8 It Used To Be Me 4:10
9 Nobody's Fool 3:28
10 Secrets 3:48
Alto Saxophone – David Sanborn
Arranged By [Horns], Trumpet, Flugelhorn – Jerry Hey
Arranged By [Strings] – Johnny Mandel (tracks: 3), Nick DeCaro (tracks: 4, 7, 8, 10)
Backing Vocals – Gwen Dickey, James Taylor, Jennifer Warnes, Leslie Smith, Patti Austin, Stephen Bishop
Bass – Chuck Rainey, Willie Weeks
Drums – Andy Newmark, Jeff Porcaro, Steve Gadd
Electronic Valve Instrument – Nyle Steiner
Guitar – Dean Parks, Steve Lukather
Keyboards – Greg Phillinganes
Lead Vocals – Bill LaBounty
Percussion – Lenny Castro, Russ Titelman
Piano – Clarence McDonald
Saxophone – Kim Hutchcroft
Synthesizer – Ian Underwood
Trumpet, Flugelhorn – Chuck Findley
Producer – Russ Titelman
Written-By – Barry Mann (tracks: 1, 9), Bill LaBounty, Cynthia Weil (tracks: 1, 7, 9), Kathy Wakefield (tracks: 7), Roy Freeland (tracks: 2, 4 to 6, 8, 10), Stephen Geyer (tracks: 3)
Bill LaBountyといえば、やはりこのナンバー01ですね、曲の後半のDavid SanbornのAlto Saxophoneが印象的です。James Taylorのバッキング・ヴォーカルがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーの02、Jeff PorcaroのドラムスとSteve Lukatherギターがいかしたミディアム・テンポのメロディアスAORナンバーの03もおススメ、さすがNick DeCaroのアレンジによる04もメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。ホーンセクションがいかしたメロディアスでポップに仕上がった05、Dean Parksのギター・ソロがいかした01タイプのメロディアスなAORナンバー06もおススメ、再びNick DeCaroのアレンジで、James TaylorとJennifer Warnesがバッキング・ヴォーカルを務めているメロディアスなAORナンバーの07、Greg Phillinganesのフェンダー・ピアノが美しいメロディアスなバラード・ナンバーの08、Stephen Bishopがバッキング・ヴォーカルに参加した佳曲の09、Dean ParksのギターのカッティングとGreg Phillinganesのピアノがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーの10、と全曲捨て曲が無い強力な1枚です。