2022-02-11
DECORYAH / Fall-Dark Waters (1996)

本日はそんなCDの中から選んだものを紹介いたします。
フィンランド産のプログレチックなゴシック・メタル・バンドDECORYAHが1996年委発表した2ndアルバム「Fall-Dark Waters」です。
そういえば、ゴシック・メタルやメロディック・デス・メタルのアルバムは最近全く聴いていませんでした。
このDECORYAHもどんなサウンドか、全く覚えていませんでした。
で、これがかなりいかしたメロディアスなゴシック・メタルでした。
ミディアム、ミディアム・スロウのメロディアスな楽曲が収められていて、ゲストの女性ヴォーカリストによるナンバーがとても良いです。
こうやってたまにゴシック・メタルを聴くのも良いですね。
DECORYAH / Fall-Dark Waters
01 Fall-Dark Waters 7:16
02 Submerged Seconds 3:00
03 Envisioned (-Waters?) 4:32
04 Some Drops Beyond The Essence 5:48
05 Endless Is The Stream 5:51
06 Gloria Absurdiah 7:04
07 Wintry Fluids (Portal) 5:36
08 She Came To Me In The Form Of Water 4:56
09 She Wept In The Woods 2:11
Drums – Mikko Laine
Guest [Session Musician], Cello – Anna Pursiheimo
Guest [Session Musician], Keyboards – Jonne Valtonen (2)
Guest [Session Musician], Viola – Maria Aspelund
Guest [Session Musician], Vocals [Female] – Piritta Vainio
Guest [Session Musician], Vocals [Female], Flute – Sini Koivuniemi
Lead Guitar, Rhythm Guitar – Jani Kakko
Vocals, Rhythm Guitar, Acoustic Guitar – Jukka Vuorinen
Producer [Produced By], Songwriter [Songs By] – Decoryah
タイトル・ナンバーの01を聴いた時、これはいけるなと思いました。
冒頭にも書きましたが、サウンドはプログレチックでミディアム、ミディアム・スロウのメロディアスなナンバーが収められたゴシック・メタルで01以外には、ギターのトーンがいかした牧歌的な味わいがあるインストナンバーの02、ストリングスをフィーチャーした女性っヴォーカルによるスキャットのメロディアスな04、ギターのカッティングがいかしたアルバムの中ではテンポも良くポップに仕上がった07、フルートをフィーチャーしたメロディアスなインストナンバーのクラシカルな09などがおススメでしょうか。
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2020-07-10
The Sins Of Thy Beloved / Perpetual Desolution (2000)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「GOTHIC METALとは、ヘヴィメタルのジャンルの一つ。イギリスのバンドPARADISE LOSTのアルバム『Gothic』に由来する。デスメタルやドゥームメタルより派生したため初期はデスヴォイスを用いる事が主流であったが、やがて低音域を使ったメロディアスな男性ボーカル、それと対比する女性ボーカル、陰鬱でメランコリックなメロディとスローなミドルテンポの楽曲、それと相対する耽美的かつ壮麗で劇的な音楽性などを特徴として発展してきた。
ルックス面でもゴシック・ファッションと密接な関連を持っている。
ヨーロッパ諸国(特に北ヨーロッパ)では高い評価を得ているものの、日本では今一つ人気が無かった。 が、アメリカ合衆国のバンドEVANESCENCEのデビューアルバム『Fallen』が全世界で1500万枚を売り上げ、日本でもその名を轟かせると共に、ゴシックメタルが注目されるようになった。
近年、ゴシックメタルに多少ポップな要素を入れたゴス・ロックも注目を浴びつつある。また、ゴシック・ドゥーム(Gothic/Doom)という、ドゥームメタルとゴシックメタルのそれぞれの要素を併せ持つ音楽性も、ともに発展を続けている。また、シンフォニックメタルや同じルーツを持つメロディックデスメタルなどとも影響を与えあっている。」
とあります。
私がGOTHIC METALを聴くようになったきっかけは、このブログで彼等の最高傑作"Draconian Times")でも紹介しておりますとおり、PARADISE LOSTの"Host"を聴いてからです。
紹介するのは、ノルウェー産のゴシック・メタル・バンド"THE SINS OF THY BELOVED"の2枚目のアルバム。
このバンドもデス声に女性ソプラノが絡むゴシック・メタルの典型ですが、そのサウンドは、ヴァイオリンやピアノ・キーボードを多用しており、シンフォニック・メタル的なところが特徴となっています。特にヴァイオリンを効果的に使っており、これがとても良い。
また、バックの演奏もヘヴィ・メタリックしているところが良いですね。
このバンドには女性が2名いて、一人がヴォーカルをとっているAnita Auglend、もう一人がキーボードのIngfrid Stenslandですが、どちらとも美人ということで、これもバンドの要素となっていると思います。
Perpetual Desolution - 68:36
01 The Flame Of Wrath - 09:49
02 Forever - 06:55
03 Pandemonium - 07:29
04 Partial Insanity - 07:42
05 Perpetual Desolution - 04:16
06 Nebula Queen - 07:00
07 The Mouthful Euphony - 08:39
08 A Tormented Soul - 04:20
09 The Thing That Should Not Be - 06:01
10 World Of Day - 06:25
Anita Auglend : Vocals
Glenn Nordbo : Guitars, Vocals
Arild Christensen : Guitars, Vocals
Ingfrid Stensland : Keyboards
Anders Thue : Keyboards, Piano
Stig Johansen : Drums
Ola Aarrestad : Bass
Violin played by Pete Johansen
Studio: Sound Suite Studio
Producer: Terje Refsnes
このアルバムの一押しは、2曲目の"Forever"ですが、とてもメロディアスで魅力的な曲です。どの曲でもそうですが、ヴァイオリンの奏でるメロディが素晴らしいですが、特にこの曲は最高です。
4曲目の"Partial Insanity"も2曲目に引けを取らないかなりいかした曲です。
2015-05-17
MARTINA EDOFF / MARTINA EDOFF (2014)

ROBIN BECK、HEARTなどに通ずるメロディアスなハードポップのアルバムで、この手のサウンドがお好きな方には堪らない内容の作品です。
MARTINAのヴォーカルもオーソドックスですし、とにかく楽曲が良くできております。
このMARTINAですが、ぽっと出の新人ではなく、過去にシングルを発表しているようですし、同郷の男性シンガーAndreas Novakの2005年作の"Forever Endeavour"でもデュエット・ナンバーを1曲披露しております。
このアルバムには、
01. On the Top
02. Back Home
03. Who You Are
04. Hero
05. Heartland
06. Just Take My Heart (Mr Big)
07. Seeds of Love (Mother Nature Song)
08. Seduce Your Mind
09. My Moment
10. Before I Die
の10曲が収められております。
メロディアスでポップな01、08、ABBAにも通じるメロディアスでポップなAORナンバーの02、バックのギターがカッコ良いハードポップ・ナンバーの03、05、スロウなブギのメロディアスな04、しっとりとしたバラード・ナンバーの06、ミディアム・スロウのメロディアスな07、メロディアスなバラード・タイプのナンバー09、ロックンロールした10、とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
冒頭にも書きましたが、ROBIN BECK、HEARTなど女性ヴォーカルもののハードポップがお好きな方にはマストアイテムです。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
輸入盤・新品(シールド無)
価格は、2,400円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2012-09-14
Anneke Van Giersbergen / EVERYTHING IS CHANGING (2011)

今年の札幌の夏は、7月と8月中旬くらいまでは平年と変わらずというより、若干涼しかったのですが、お盆を過ぎてからの札幌は猛暑でしたし、こんなに残暑が厳しいのも初めてじゃないでしょうか。
本日は、元The Gathering (オランダのゴシック・メタル・バンド)のヴォーカリスト Anneke Van Giersbergenのソロ2作目"EVERYTHING IS CHANGING"を紹介いたします。
私は、ゴシック・メタルも結構好きでThe Gatheringのアルバムも何枚か持っておりますが、このソロ・アルバムは、ゴシック・テイストもありますが、スペイシーなキーボードをフィチャーしたエレクトリカルながらもストリングスを配したポップなアルバムです。
歌も上手いですし、声質もオーソドックスですので、女性ヴォーカル物のロック・アルバムのファンであれば、全く違和感なく聴くことが出来るアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01. Feel Alive
02. You Want To Be Free
03. Everything Is Changing
04. Take Me Home
05. I Wake Up
06. Circles
07. My Boy
08. Stay
09. Hope, Pray, Dance, Play
10. Slow Me Down
11. Too Late
12. 1000 Miles Away From You
の12曲です。
メロディアスでポップな一押しの01、出だしのギター・プレイがいかしたハードポップ調の02、Anneke Van Giersbergenの歌がシットリと胸に染み入るバラードの03、憂いを帯びたメロディアスなゴシック調の04、インダストリアル風のバックにストリングスが絡む憂いを帯びた05、ストリングスとピアノによるピュアなバラードの06、メロディアスでポップな07、アルバムの中で最もハードながらもメロディがいかした08、キーボードの音がいかしたメロディアスな09、USチャートにでも入りそうなポップな10、ギターのリフがカッコ良いメロハー的な11、盛り上がりのある12と、かなりクオリティが高いアルバムです。
冒頭にも書きましたとおり、女性ヴォーカルもののロックがお好きな方にお勧めです。
ジャケットもそそりますよね。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
2011-03-10
Lady Winter / The Rain Can't Be Forever (2005)

ロシア産のバンドで、バンド名はLADY WINTER、2005年に発表された彼らのフルレンス・アルバムの1st"The Rain Can't Be Forever"です。
LADY WINTERは1998年にモスクワで結成され、2000年にロシア語のナンバー2曲英語のナンバー1曲の計3曲のデモ・アルバムを発表しているようです。
どこが好みかと言うと、先ずヴォーカルが女性ということ、そして、これが一番ですが、曲がメランコリックでメロディアスだということです。
ゴシック・メタルと書きましたが、普通のメロディアス・ロックにメランコリックな部分を足した、そんな感じのサウンドで、普段ゴシック・メタルなんか聴かないメロハーのファンでも十分の楽しめる内容です。
バンド・メンバーは、Olga "Winter" - Vocals、Oleg "Boroda" - Guitar、Dmitriy Akopov - Guitar、Dmitriy Zharavin - Bass、Ivan Agafonov - Keyboardsの5人で、Olgaのヴォーカルはとても聴き易いですし、ピアノ・キーボードの音色は美しくメランコリック、ギターも結構上手く、これまたメランコリックなトーン、ベース・ドラムスのリズム部隊も前面に出てはいないですが、存在感はあります。
とにかくメロディが素晴らしいです。
収録ナンバーは、
01. Phoenix 04:14
02. The Rain Can't Be Forever 04:07
03. Frozen Heart 04:36
04. From the Backside of the Mirror 03:56
05. Lonely Road 03:49
06. She-Wolf 04:59
07. The Sorrow 03:13
08. Endless Maze 04:40
09. Where the Rain Grows (Helloween Cover) 05:01
Total playing time 38:35
の9曲が収録されております。
01はとても扇情的なメロディで、もう1曲目から私の好みのサウンドで、申し分ありません。
02を聴いてみてください(YouTubeを貼り付けておきました)。
このナンバーを聴いて、興味を示さないゴシック・メタルのファンはいないと思います。
とにかくメランコリックで、美しいナンバーで、これぞゴシックです。
03も扇情的なギター・ソロから始まるメロディアスなナンバーで、こんなナンバーだったら、メロディック・ロックを聴いている方にも普通に聴けます。
04は美しいピアノとギターがコラボしたメロディアスなゴシック・メタルのナンバーです。
05はカッコ良いギターのリフから始まるメロディアスなハードロックのナンバーです。
ギター・プレイ、カッコ良いです。
06も美しいピアノと重ためギターのリフがコラボした、これぞゴシック・メタルのといったメランコリックでメロディアスなナンバーです。
これまた、とても良く出来たナンバーです。
07もギター・プレイがカッコ良いミディアム・スロウのゴシック然としたナンバーです。
08はギターのリフがいかした速めのナンバーです。
ギター・プレイはとても扇情的です。
09もテンポが速めの普通のメロディアス・ハードロックしたナンバーです。
ジャケット・デザインはちょっとダサいですが、とても良く出来たメロディアスなゴシック・メタルのアルバムです。
