2022-05-01
GRACE AND FIRE / ELYSIUM (2021)

2019年に19年にシンガーAndre SaintとAaron Gidneyを中心に結成されたバンドでプログレッシヴ・ロックとメロディアス・ハードを融合させたサウンドは、親しみやすいメロディアスなものでかなりいかしてます。
パフォーマンスレベルも高くクオリティが高い作品です、
Goran Edman(Vo)、Mark Boals(Vo)、Derek Sherinian(Key)らが参加しております。
GRACE AND FIRE / ELYSIUM
01.Overture (Instrumental)
02.Elysium
03.Breathing Murder
04.Paradise Lost - feat Goran Edman
05.Chains of Sanity
06.Sea of Dreams
07.A Warrior's Tale
08.Eyes of the Seer
09.The Great Divide Pt. I (Instrumental)
10.The Great Divide Pt. II
メロディの起伏にプログレッシブを感じますが、全体的にメロディアスなサウンドです。また、ジャケット・デザインがいかしてます。
まさにプログレ・アルバムといった壮大感のあるインストナンバー01で幕を開けますが、02はとても聴きやすいメロディアス・ハードロックのナンバー。キーボードから始まるメロディアスなハイトーンヴォーカルがいかした03、いかしたギターのトーンから始まるメロディアスなパワー・バラードの04、ギターのリフがカッコ良い05、ストリングスがフィーチャーされた06は尺八風のサウンドもいかしたメロディアスなナンバー、まさにメロディアス・ハードロックした07、08、そして09、10は一体化したナンバーで、06はギターインスト、これに続くは10はとてもメロディアスでこのアルバムのハイライトと言えます。、
とにかく、バックのパフォーマンスのレベルが高く、私は特にギター・プレイに感心しました。、
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2021-09-17
Ypsilon / Metro Music Man (1977)

一応プログレッシブ・ロックのアルバムとなっておりますが、プログレス度はあまり感じなく、これが最高にメロディアスで雰囲気はAORアルバムです。
メロトロンやエレクトリックピアノが印象的なメロディアスなナンバーが数多く収められております。
一度ギリシャでCD化されたようですが、今じゃ5桁を優に超えるレア・アイテムとなっております。
私が今聴いているのは、コレクターズCDですが、ホント、AORファンにも聴いていただきたいアルバムだと思います。
Ypsilon / Metro Music Man
01 Morning Sunrise 3:11
02 Day Of The Dove 3:08
03 Silver Swan 4:15
04 Gambling Daddy 3:28
05 Corners Of My Life 3:16
06 The President 3:25
07 Metro Music Man 3:27
08 Ms Lopez 2:33
09 Tender 3:49
10 Losing Sight 2:58
11 The End 1:11
Bass, Chorus – Dimitris Katakouzinos
Drums, Percussion, Vocals [Solist] – Loucas Sideras
Piano, Electric Piano [Fender], Synthesizer [Moog], Keyboards – Lakis Vlavianos
Producer [Realisation] – Robert Séto, Ypsilon
メロディアスなロック/プレグレですが、冒頭にも書きましたが内容はAORチックで、時にジャジーに時にファンキーに聴かせる1枚で、演奏力も高く申し分ありません。ピアノの音が美しいメロディアスなバラードの01、ファンキー・タッチのまさにAORした02、再びピアノの音が印象的なパワーバラードの03、AORタッチの05、06、メロディがいかした07、メロディアスでポップな08、ファンキーでポップな10と、プログレッシブ・ロックというよりもAORアルバムか。
2016-04-24
THE ALAN PARSONS PROJECT / EVE (1979)

The Alan Parsons Projectは、The BeatlesやPink Floydなどの作品で手腕を発揮したアビーロード・スタジオのエンジニアAlan ParsonsがEric Woolfsonと立ち上げたプロジェクトで、1976年に"Tales of Mystery and Imagination - Edgar Allan Poe"(邦題「怪奇と幻想の世界~エドガー・アラン・ポーの世界」)でデビューしました。
サウンドはいわゆるプログレッシヴ・ロックのスタイルでありながら、とてもポップで聴きやすいものとなっている。
私が彼らのサウンドに初めて触れたのが、この"EVE"(邦題「イヴの肖像」)です。
当時はほとんどAORしか聴いていなかった時期ですが、雑誌の紹介記事で、Alan ParsonsがThe BeatlesやPink Floydのエンジニアをしていたみたいな記事を読み、早速聴いてみたいという欲望にかられ、このアルバムを手にとりました。
このジャケットですが、フロントに2人、バックに1人の麗しい女性が写っております。
最初は全く気付かなかったのですが、顔にはベールがかかっており、良く見ると.....これは衝撃的でしたね。
で、そのサウンドは冒頭にも書きましたが、プログレッシヴでありながら、非常にポップでとても聴きやすく、当時はAORしか聴いていなかった私にもすんなり入ってきた、というより、これはとても素晴らしいアルバムだと思いましたね。
それから、過去のアルバムもこれ以降のアルバムも聴いてみましたが、私の個人的な意見としては、この"EVE"と1982年の"Eye In The Sky"が彼らのアルバムの中で最も出来が良いのではと思っております。
この"EVE"では、Lenny Zakatek、David Paton、Dave Townsend、Chris Rainbow、Clare Torry、Lesley Duncanと6人のヴォーカリストを起用しており、そのどれもが曲の感じとマッチしたものとなっております。
1曲目の"Lucifer"はインスト・ナンバーで、このナンバーが凄いところは、トランス・ミュージックの原型がここにあるということです。
トランスの元祖と呼ばれているRobert Milesなんかは、Alan Parsonsの模倣といった感じがします。
1979年の作品ということを考えれば、まさにProgressive(先進的)な音づくりだったと思いますね。
2曲目の"You Lie Down With Dogs"なんかは、メロディアスかつポップでアダルトな感じで、すぐに耳に馴染んでしまいました。
3曲目の"I'd Rather Be A Man"はメロディアスなテクノ・ミュージックといった感じです。
テクノの進化系がトランス・ミュージックであると考えると、やっぱり、このAlan Parsonsという人物はただ者ではなっかたということでしょうね。
久しぶりに4曲目の"You Won't Be There"を聴いた時に先ず浮かんだのがCAMELでした。
これは最高に良く出来たメロディアスなバラード・ナンバーです。
ヴォーカルのDave Townsendの声もこのナンバーにピッタリです。
5曲目の"Winding Up"でのヴォーカルはChris Rainbowですが、さすがですね。
6曲目の"Damned If I Do"もポップでメロディアスないかしたナンバーです。
7曲目の"Don't Hold Back"はこのアルバムでヴォーカルを担当している女性のうちの1人Clare Torryが歌っております。
これまた、ナイスなAORナンバーに仕上がっております。
8曲目の"Secret Garden"は途中スキャットが入りますが、ほぼインスト・ナンバーです。
このナンバーもポップでですが、結構美しい旋律を持ったナンバーとなっております。
ラストの9曲目"If I Could Change Your Mind"のヴォーカルはもう一方の女性Lesley Duncanが担当しております。
確かこのLesley嬢、Pink Floydのアルバムにもヴォーカルで参加していたと思いますが、素直なヴォーカル・スタイルに好感が持てます。
2014-02-20
The Alan Parsons Project / Complete Albums Collection (11 CD Box)

本BOXの最大の目玉となるのが、5thアルバムとして予定されていながら、お蔵入りとなった未発表作品『The Sicilian Defence』が収録されることで、作曲、レコーディングがたった3日で行われたという当該アルバムは諸事情によりリリースされることがなかったが、アラン・パーソンズ・プロジェクトのアルバムのExpanded editionの為に、エリックがボーナス・マテリアルを探していた際に、この未発表作品のマスターが発見されたようで、その中の一部は『イヴの肖像』のボーナス・マテリアルとして収録されたが、コンプリートな形でリリースするのは今回が初となる。
Alan Parsons Projectの最もヒットしたアルバムは、1982年の6枚目のアルバム"Eye In The Sky"で全米7位にランク・インされました。
また、シングルは28枚発表しており、最もヒットしたシングルも"Eye In The Sky"で全米3位にランク・インされております。
私は"Eye In The Sky"も大好きですが、最も好きなアルバムは、1979年の"EVE (邦題「イヴの肖像」)"ですね。
The Alan Parsons Projectを最初に耳にしたのが、この"EVE"で、ジャケットも強烈でしたが、サウンドはとてもメロディアスでポップでしたので、当時AORばかりを聴いていた私ですが、彼らのサウンドがすんなり耳に馴染みました。
私は、未発表アルバム以外のアルバムは全て持っておりますが、今回はこの未発表アルバムのためだけで予約してしまいました。
この未発表アルバム、"Eve (1979)"の後の音源ということで、とても楽しみにしております。
2011-11-21
Ekseption / The 5th (1998)

オランダのプログレッシヴ・バンドEKSEPTIONによるベスト・アルバムです。
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、チャイコフスキーといったクラシックの原曲を現代の楽器を使って表現した作りとなっておりますが、原曲がとても有名ですので、すぐ耳に馴染んでしまいます。
私が一番最初にEKSEPTIONに触れたのは、1970年代の始めで、2曲目の"Air"を聴いてからです。
この時は、彼らのアルバムを聴いたわけではなく、いわゆる、コンピレーションのレコードでした。
原曲は、バッハの「G線上のアリア」ですが、ジャズっぽいピアノの音がとても新鮮に聞こえ、たいそう感激した記憶があります。
まあ、当時は、あまりお金もなくEKSEPTIONのレコードを買うということは無かったですが。
ただ、この「G線上のアリア」は、記憶の中に深く埋め込まれました。
その後、CD化の時代を迎えましたが、一向に情報は得られずじまいでしたが、ネットショップ巡りするようになって、10年近く前に彼らのこのアルバムを見つけたわけですが、その時は、とても嬉しかったですね。
また、価格もかなり安めだったと思います。
このアルバムは、前述のとおりクラシックを現代的にアレンジした曲がメインとなっておりますが、知っている曲が多いので、気楽に聴けます。
イージー・リスニング、BGMとしては最高です。
演奏力も高いですし、アレンジがカッコ良いのが最大の魅力となっています。
ちなみに収録ナンバーは、
01 The 5th ((P) 1969) 03:28
02 Air ((P) 1969) 02:53
03 Piano Concert N.3 In C Minor Opus 37 : Rondo ((P) 1970) 05:25
04 Suite No.2 In B Minor : Peace Planet - Badinerie ((P) 1970) 03:34
05 Adagio ((P) 1970) 03:52
06 Italian Concerto In F BWV 971 : Allegro ((P) 1970) 05:04
07 Rhapsody In Blue ((P) 1969) 04:02
08 Partita No. 2 In C Minor ((P) 1971) 05:47
09 A La Turka ((P) 1972) 02:29
10 Sonata No.2 In E Flat : 2. Siciliano In G ((P) 1972) 03:59
11 Romance For Violin And Orchestra No.2 In F Op.50 ((P) 1973) 03:34
12 Concerto ((P) 1970) 03:57
13 Concerto For Violin And Orchestra In A Minor : Vivace ((P) 1972) 02:51
14 Toccata And Fugue In D Minor For Pipe Organ : Toccata ((P) 1973) 05:18
15 Gayaneh : Sabre Dance ((P) 1969) 03:50
16 Ave Maria ((P) 1971) 02:35
となっております。
純粋なクラシックを聴くのは気が引ける、つまんないと感じてるアナタ、是非、聴いてみると良いと思います。
最近リ・イッシューされたようで、ジャケット・デザインも変更されたようです。