2022-07-24
David Hungate / Souvenir (1990)

そのアルバムとは、David Hungateが1990年に発表した"Souvenir"です。
収録ナンバーの半分くらいは、Randy Goodrumとの共作で、Jeff Porcaro、Steve Lukather、Shane Keister、Randy Goodrum、Chet Atkinsなどといったミュージシャンが参加しております。
ベーシストのソロ・アルバムということベースの音がビンビンしたサウンドをでは?と思われますが、このアルバムは、フュージョンといった感じではなく、あくまでもスムースジャズした内容です。
David Hungate / Souvenir
01 Lament
02 Going Home Again
03 Souvenir
04 Dreamland
05 Only A Heart Can Know
06 Third Stone From The Sun
07 Morning Long Ago
08 A Perfect Love
09 The Leap
Acoustic Guitar – Robin Crow
Bass – Bob Babbitt (曲: 7)
Bass [4-String Bass], Bass [5-String Bass], Bass [8-String Bass] – David Hungate
Drum Programming – David Lawbaugh
Drums – Jeff Porcaro, Larrie Londin
Electric Guitar – Steve Lukather
Electric Piano [Rhodes Piano Fills] – Clayton Ivey (曲: 9)
Electric Piano [Rhodes Piano] – Shane Keister (曲: 6, 7)
Flute – Sam Levine (曲: 6, 9)
Guitar – David Hungate (曲: 2)
Piano, Synthesizer [Synthesizers], Programmed By [Synthesizers Programming] – Randy Goodrum
Saxophone – Vince Andrews (曲: 1, 2)
Saxophone, Flute – Brandon Fields
Soloist [Guitar Solo] – Chet Atkins (曲: 4)
Synthesizer – Shane Keister
Vocals [Vocal] – Randy Goodrum (曲: 3)
Producer [Produced By] – David Hungate (曲: 1 to 9), Randy Goodrum (曲: 1, 3, 5, 8, 9), Robin Crow (曲: 2, 4, 6, 7)
Vince Andrewsのサックスの音色が心地良いゆったりとした感じのスムースジャズ・ナンバーの01はオススメ、フェンダーピアノとDavid Hungateのベースプレイのコラボが最高のメロディアスなバラードの02、Randy Goodrumのヴォーカルが光るAORナンバーの03、Chet Atkinsのギター・ソロがいかしたメロディアスな04、ライト・タッチなスムースジャズ・ナンバーの05、バックのピアノの音色が美しい06、メロディアスでポップに仕上がった07もおススメ、再びサックスが良い仕事をしている08、軽快感が漂う09(ギターはSteve Lukatherか?)と、結構味わいのあるアルバムです。
このアルバムの邦題は「愛の贈り物」というタイトルですが、まさにそんな感じのアルバムです。
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2020-12-18
NITE FLYTE / U-Turn (2003)

このNITE FLYTEですが、1997年に1stアルバム「30,000 Ft」を1998年に2ndアルバム「Ascension」を発表しております。
サウンドは冒頭に書いた通りUK産のJAZZ FUNLしたもので、とても洒落た都会的なサウンドのフュージョン・アルバムです。
聴いていて気持ちが良い、そんなアルバムです。
NITE FLYTE / U-Turn
01 Feeling Good 04:34
02 Where Will She Go 02:55
03 Far From Home 03:19
04 If You Believe 05:18
05 So Much 03:01
06 Deja Vu 04:55
07 Come Back 04:09
08 Miles Above 03:46
09 Breezin' 03:42
10 Sunshine 04:01
11 U-Turn 03:57
12 Parr Street 04:02
13 If You Believe (Remix) 04:26
Producer: Tony Campbell
01の"Feeling Good"は、ギターの音が最高のノリの良いナンバーです。メロディもカッコ良いし、好きですね、こんな曲。 02の"Where Will She Go"は、女性ヴォーカルが入ったジャジーでファンキーなナンバーで、Shakatakを連想させます。 03の"Far From Home"はピアノとサックスが最高の曲で、メロディアス度も抜群です。これぞSmooth Jazzといった趣のナンバーです。ゆったりと流れるようなメロディも良いですね。 04の"If You Believe"もヴォーカル入りのナンバーですが、ディスコ調のファンキーなナンバーで、このアルバムの中でも1,2位を争う佳曲です。メロディアスですし、また、オシャレです。 05の"So Much"もミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、この曲でのサックスはかなりいかしてます。 06の"Deja Vu"なんですが、"Deja Vu"という言葉を見ると、Crosby, Stills, Nash & Youngを思い起こしてしまいます。日本語では「既視感」と訳しますが、この言葉は、かなり好きです。って、関係ないことを書いてしまいましたが、Niteflyteのこの曲も、かなりカッコ良いです。前奏が、Michael McDonaldの"You Keep Me Forgettin'"にちょっと似た曲です。 07の"Come Back"もヴォーカル入りの曲です。この曲はかなりAORしたナンバーとなっていて、とても素敵な曲です。お薦めの1曲です。 08の"Miles Above"は、このアルバムの中で最もジャジーな曲です。サックス良いですね。 09の"Breezin'"は、もちろんあのGeorge Bensonの曲です。この曲に関しては、やっぱりオリジナルのGeorge Bensonに軍配を挙げますが、もともとの曲が良いので、それなりの出来となっております。 10の"Sunshine"でのサックスも素晴らしいです。この曲もヴォーカル入りで、7曲目同様AORしています。 タイトル・ナンバーの11の"U-Turn"もSmooth Jazzしたメロディアスなナンバーで、ギターとサックスさらにピアノがいかした曲となっています。 12の"Parr Street"は、ギターがカッコ良い軽快なナンバーで、メロディもいかしてます。いわゆるFusion Musicですね。 13の"If You Believe (Remix)"は、04のリミックスです。本当に素敵なナンバーだと思います。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は、4,000円でsy。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-12-09
Tom Scott / Keep This Love Alive (1991)

それは、全9曲の内、ヴォーカル入りナンバーが5曲も収められているからです。
TOM SCOTTを初めて知ったのは、George Harrisonのアルバムでサキソフォンなどを吹いていたからです。その後フュージョン・ミュージックにも嵌り。TOM SCOTTのソロやL.A. EXPRESSなども聴くようになりました。 私が一番最初に購入した彼のアルバムは「Tom Scott In L.A.」というタイトルで、Flying Dutchmanというレーベルから1975年に発表されたアナログレコードで、新婚旅行先のグァムで購入しました。 その後、彼のアルバムを集めるようになりましたが、彼の最高傑作は、1978年の「Intimate Strangers」だと私は思っております。ということで、私は、70年代中頃のL.A. Express時代と70年代後半から80年代前半の彼のソロ時代が好きです。
Tom Scott – Keep This Love Alive
01 If You're Not The One For Me 4:36
Vocals – Bill Champlin, Brenda Russell
02 Miz Thang 5:23
03 Keep This Love Alive 5:01
Backing Vocals – Carmen Twillie, Lynne Scott, Ta Ta Vega
Lead Vocals, Backing Vocals – David Pack
04 Kilimanjaro 6:30
05 Reason For The Rain 4:58
Vocals – Bill Champlin
06 Givin' Our Best 5:58
07 Only A Heartbeat Away 4:24
Backing Vocals – Lise Miller, Lynne Scott
Lead Vocals, Bass, Backing Vocals – Will Lee
08 You Mean Everything (To Me) 6:03
Backing Vocals – Lisa Miller, Lynne Scott, Terry Wood
09 Whenever You Dream Of Me 4:09
Lead Vocals – Diane Schuur
Alto Saxophone – Tom Scott (tracks: 2, 7 to 9)
Baritone Saxophone – Tom Scott (tracks: 2, 6, 7, 9)
Bass – Abe Laboriel (tracks: 1, 2, 4), Neil Stubenhaus (tracks: 3, 5, 6, 8, 9)
Djembe – Michael Fisher (tracks: 4)
Drums – John Robinson (tracks: 1 to 3, 5, 6, 8, 9), Ron Aston (tracks: 4, 7)
Electronic Wind Instrument [WX-7] – Tom Scott (tracks: 8)
Guitar – Dean Parks (tracks: 1, 2, 4 to 6, 8), Eric Gale (tracks: 3, 7, 9), Michael Thompson (tracks: 3, 5)
Keyboards – David Paich (tracks: 1, 2, 4), Randy Kerber (tracks: 3, 5, 6, 8, 9), Tom Scott (tracks: 7)
Percussion – Michael Fisher (tracks: 1, 3, 8), Ron Aston (tracks: 4, 5, 7)
Synth [Horns] – Tom Scott (tracks: 3)
Synth [Strings] – Tom Scott (tracks: 3, 5, 8, 9)
Tambourine – Michael Fisher (tracks: 4), Ron Aston (tracks: 6)
Tenor Saxophone – Tom Scott
Producer – Tom Scott
Executive-Producer – Dave Grusin, Larry Rosenoprano Saxophone – Tom Scott (tracks: 4)
Bill Champlin,とBrenda Russellのデュエットによるメロディアスなバラード・ナンバーの01はTom Scottのサキソフォンも最高で
もう言うこと無し、Dean ParksのギターのカッティングとTom Scottのサキソフォンが絡んだ02はファンキーな感じのフュージョン・ナンバー、David Packが歌っている03はもうまさにメロディアスなAORナンバー、アフリカン・ミュージックタイプのリズムが特徴的な04、Bill Champlinが歌う05も03と同じくらい良くできたAORナンバー、メロディアスでポップなフュージョン・ナンバーの06もおススメ、Will Leeも曲作りに携わった07もメロディアスなAORナンバー、メロディアスなバラードの08もTom Scottのサキソフォンが最高のとても良くできたナンバー、Diane Schuur歌う09はジャジーな感じが堪りません、ということで、このアルバムもとても良く出来ております。
2020-08-31
FATTBURGER / FATTBURGER.COM (2000)

これは、このアルバムのバック・インサートに記載されているフレーズです。
紹介するアルバムは、アメリカ産のスムーズ・ジャズ、フュージョン・バンドFATT BURGERが2000年に発表した10枚目となる「FATTBURGER.COM」です。
彼らは、1985年に1stアルバム「One Of A Kind」を発表し、その後コンスタントにアルバムを発表しておりましたが、2004年の13sakume [
Work To Do!」がスタジオ作として最後で、2007年に「Fattburger's Greatest Hits!」のベスト・アルバムを出した後は、アルバムが発表されておりません。彼らのオフィシャルサイトは健在ですが更新されて内容で、バンドは活動休止状態といったところでしょうか。
2000年という節目の年に発表された本作ですが、その内容はまさに冒頭に書いたフレーズそのものといった感じでしょうか。
Fattburger.com
01 You've Got Mail! 5:18
02 Joy 5:10
03 Same Ole Love (365 Days A Year) 4:49
04 Trail Of Tears 4:00
05 No Problem 5:18
06 Groove Y2K 4:53
07 Peace Of Mind 4:19
08 Fender 4:40
09 Nice Bits 4:36
Kevin Koch Drums
Mark Hunter Bass
Carl Evans Jr Keyboards
Evan Marks Guitar
Tom Aros Percussion
Hollies Gentry III Saxophone & Flute
Toni Redd Vocals
Rachel Evans Vocals
オススメはフュージョン・タッチの軽快な01、ゆったりとした感じのほんのりラテン・フレーバーの02、女性コーラスがいかしたファンキーな03、大地を感じさせるリズミックな04、ラテン・フレーバーのフュージョン・ナンバーの05、ギターのトーンがいかしたフュージョン・ナンバーの06、ピアノの戸が心地良うメロディアスなバラードの07、ヴァイブとサックスがいかした80年代フュージョン・ナンバーの08、ギターがカッコ良いファンキーな09、まさにSMOOTH GROOVESなアルバムです、
2020-08-21
KENNY G / DUOTONES (1986)

また、彼以外にもサキソフォン奏者は星の数ほどおりますが、Kenny Gほど繊細な音を出す人はあまりいないように思います。
Kenny Gのこの"Duotones"は、彼の4枚目のアルバムですが、Kenny Gが大ブレークするきっかけを作ったアルバムで、私としては、彼の最高傑作だと思っております。
発売当時の1986年は、Fusionシーンも下火になっていて、私自身、ヴォーカルが入っていないいわゆるFusionミュージックから遠ざかっていた頃でしたが、この"Duotones"は本当に良く聴いておりました。
最高にいかしたSmooth Jazzのアルバムだと思います。
Duotones (1986) (10 tracks) 46:49
01 Songbird 05:03
02 Midnight Motion 04:08
03 Don't Make Me Wait For Love 04:05
04 Sade 04:20
05 Champagne 04:45
06 What Does It Take (To Win Your Love) 04:07
07 Slip Of The Tongue 04:52
08 Three Of A Kind 04:46
09 Esther 05:24
10 You Make Me Believe 05:19
All Saxophones : Kenny G
Percussion : Tony Gable, Greg "Gigi" Gonaway
Drums : Kenny McDougald, Greg "Gigi" Gonaway
Bass : Randy Jackson, Joe Plass
Guitar : John Raymond, Corrado Rustici, Alan Glass
Keyboards : Walter Afanasieff, Roger Sause, Preston Glass, Kenny G
Lead Vocals : Ellis Hall on "What Does It Take(To Win Your Love)"
Lenny Williams on "Don't Make Me Wait For Love"
Claytoven Richardson on "You Make Me Believe"
Studio: Tarpan Recording Studios
Producer: Preston Glass
01の"Songbird"は、まさにKenny Gの繊細さが良く出ている曲で、Kenny Gの代表曲ですが、メロディアスなナンバーで心に染みこむぐらい最高にいかした曲です。
02の"Midnight Motion"はミディアム・テンポの曲で、ここでも繊細なKenny Gのサックスを聴けます。タイトルどおり真夜中に聴くのがもってこいというような内容の曲です。
03の"Don't Make Me Wait For Love"は、Lenny Williamsのヴォーカルが入った曲です。それもとびきりAORしたUrban Blackで、最高にいかしたラヴ・ソングです。
04の"Sade"は、たしか、あのSade(シャーディ)に捧げた曲だと記憶してます(間違っていたらごめんなさいですが)が、かなりムーディーな曲です。
05の"Champagne"もかなりメロディアスなナンバーで、これもかなりいかしてます。
06の"What Does It Take (To Win Your Love)"もヴォーカル入りのナンバーで、こちらは03と違いかなりファンキーな曲となっています。でも、メロディはとても良いですね。
07の"Slip Of The Tongue"は、このアルバムの中で最もファンキーなナンバーとなっています。Soprano Saxophoneが多いKenny Gですが、ここでは、おそらくAlto Saxophoneを吹いていると思います。また違ったKenny Gを聴くことができます。
08の"Three Of A Kind"は一転して、再びKenny Gの繊細なSaxophone(ここでもおそらくAlto Saxophone)が聴けます。この曲もメロディアスです。
09の"Esther"も1曲目の"Songbird"に負けないぐらいのメロディアスなナンバーで、Kenny Gの特徴が良く出ている曲だと思います。この曲もお薦めの1曲です。
ラスト・ナンバーの10"You Make Me Believe"もヴォーカルが入った曲ですが、この曲も極上のラヴ・ソングです。