2008-12-23
T.Rex / Golden Greats!! (1988)

当時、悪友7人が集まって学園祭の模擬店で音楽喫茶店"Seven Stars"をやろうということで、家にあるレコード・プレイヤー、アンプ、スピーカーを教室に持ち込んで窓には暗幕という具合に雰囲気を盛り上げながらの催しでした。
真夏でしたので、教室の暑いことといったらなかったですね。
それでも、とても楽しかった思い出です。
で、喫茶店には音楽が必要だということで、自分たちの持っているレコードを何枚も持ち込みました。
The Beatles、The Doors、Creamなど当時流行っていたロック・アルバムが主体でしたが、当時は高校生の身、みんなそれほどのレコードの数を持っているわけではないのかったので、それじゃ、市内にある洋楽のレコード・レーベルの会社を回ってサンプル盤をもらいに行こうということで、何社か回りました。
今考えると、当時のレーベル会社もよく快く協力してくれたものだと思いますね。
その時に手に入れたのが、T.Rexとミシェル・ポルナレフで、レコードのほかポスターもいただきました。
当時は、この二つとも無名のアーティストでしたが、その後、それぞれ大ブレイクするわけですが。
T.Rexについては、ちょうど、Tyrannosaurus RexからT.Rexとバンド名を変えたばかりで、いただいたレコードは、T.Rexとしての最初のアルバム"T.Rex (1970)"でした。
先ず、ジャケットに写るMarc BolanとMickey Finnがやたらカッコ良かったというのを覚えております。
また、Marc Bolanのあのヴォーカル・スタイルを最初聴いた時は違和感を感じたものの、聴き続けていくうちに病みつきになってしまいました。
さらに、この1stではそれほどでもありませんが、あの独特なギターのトーンとブギー調のサウンドも頭から離れなくなってしまいましたね。
ホント、T.Rexの外見も音楽性も私とっては、かなりショッキングだったことを覚えており、それ以来、T.Rexの大ファンです。
T.RexはいわゆるGlam Rockとしてジャンルされておりますが、同じGlam RockのDavid Bowieと音楽性は全く違います。
他にSladeなんかもGlam Rockと呼ばれておりますが、彼らに共通するのは外見がグラマラスだということだけだと思いますね。
David Bowieのアルバムはあまり持っておりませんので、私のGlam RockはこのT.Rexだけで、彼らのサウンドこそがGlam Rockだと思っております。
T.Rexとしての活動は1970年から自動車事故で亡くなる1977年までの約7年間で、オリジナル・アルバムとしては、
T.Rex (1970)
Electric Warrior (1971)
The Slider (1972)
Tanx (1973)
Zinc Alloy and the Hidden Riders of Tomorrow (1974)
Bolan's Zip Gun (1975)
Futuristic Dragon (1976)
Dandy in the Underworld (1977)
となっており、Electric Warrior (1971)は、全英1位、The Slider (1972)は全英4位を記録し、この日本でも、この2枚のアルバムは大ヒットしました。
彼のカリスマ性もあり、没後は、未発表曲やデモ音源などを集めたアルバムが何枚も出ており、現在では、どれだけのアルバムが出ているか判らないといった状況です。
私も、彼らのアルバムを30枚ほど持っております。
本日紹介するアルバムは、1988年に出された彼らのベスト・アルバムで、シングルのA面に収められたナンバーが全21曲収められております。
同じような企画物のアルバムが、1994年に出されておりますが、こちらの方は、全23曲が収められており、現在手に入るものは1994年のベスト・アルバムです。
1988年のベストはシングル曲の発表順に曲が収められております。
収録ナンバーは、
1 Ride A White Swan
2 Hot Love
3 Get It On
4 Jeepster
5 Telegram Sam
6 Metal Guru
7 Children Of The Revolution
8 Solid Gold Easy Action
9 20th Century Boy
10 The Groover
11 Truck On
12 Teenage Dream
13 Light Of Love
14 Zip Gun Boogie
15 New York City
16 Dreamy Lady
17 London Boys
18 I Love To Boogie
19 Laser Love
20 The Soul Of My Suit
21 Dandy In The Underworld
の21曲です。
T.Rexのファンにとっては、全て馴染みのあるナンバーばかりですが、私が特に気に入っているナンバーは、"Ride A White Swan"、"Hot Love"、"Get It On"、"Telegram Sam"、"Metal Guru"、"Dreamy Lady"、"Dandy In The Underworld"辺りでしょうか。
T.Rexとしてのデビュー・シングル"Ride A White Swan"は衝撃的でしたし、大ヒットシングルの"Get It On"も最高ですし、日本で人気が高かった"Telegram Sam"、"Metal Guru"ももちろん素晴らしいナンバーです。
でも、当時、ヘヴィローテーしていたナンバーは、"Hot Love"です。
スロウなブギのナンバーで、もう最高という感じのナンバーです。
"Dreamy Lady"はメロディアスなバラード・ナンバーですし、T.Rexの最後のアルバムからシングル・カットされた"Dandy In The Underworld"にもかなり思い入れがあります。
普段AORしか聴いていないあなた!試しにT.Rexでも聴いてみてはいかがでしょうか?
現在手に入るベストは、1994年に発表されたベストで、Amazonマーケットプレイスから安価で手に入れることができます。
もちろん、ジャケットは違います。
でも、本日紹介したベスト・アルバムのジャケットの方が、T.Rexらしくて良いと思います。
初心者用のアルバムとしてはベストだと思いますね。
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2007-03-10
Louis XIV / The Best Little Secrets Are Kept (2005)

もちろん定価でCDを購入したわけではなく、市内の中古ショップで国内盤美品を390円という値段で手に入れたものです。
先ず、ジャケットに目を惹かれましたが、こういった感じのジャケットってパンク・ロックが結構多かったりします。
で、アルバムをCDプレーヤーに入れ、流れてきたサウンドはパンキッシュではありますが、バックのギターのリフがT.REXにも通ずるグラムな音で、これで390円は儲けものだった。
バンドの中心人物は、Jason Hillなる人物で、「03年のとある水曜日、自分がルイ14世だと思い込んでいる男をテーマにした映画のようなアルバムを作ろう」ということを思いついて、このアルバムを作ることを思いついたとか。
といって、そういったコンセプトなアルバムになっているとは思いませんが、バックの音は紛れもなくグラム・ロック(T.REXに通ずる)で、T.REXが大好きな私としては、結構、嵌ってしまいましたね。
とにかく、バックのギターのリフがご機嫌なんです。
3曲目の"Paper Doll"の出だしのギターのリフなんか最高にカッコ良いです。モロ、T.REX風です。
4曲目の"God Killed The Queen"はこれまたギターのリフがカッコ良いロックンロール・ナンバーとなっています。
5曲目の"A Letter To Dominique"なんかは曲の感じや音がそれこそT.REXしています。
6曲目の"Illegal Tender"でもバックのドラムス、ベース、ギターの音がカッコ良いナンバーとなっております。
9曲目の"All The Little Pieces"はマイナー調のメロディアスなバラード・ナンバーで、これがとても最高なんです。バックにヴァイオリンの美しい音があったりで、これがとても良い雰囲気を醸し出しております。
ほかのナンバーもパワーポップ風であったりグラム・ロック風であったりと、結構聴けます。
グラム・ロック、特にT.REXが好きな方には受け入れられるアルバムだと思いますね。