2021-02-12
Nicolas Makelberge / Dying In Africa (2006)

本日紹介するアルバムは、スウェーデン人ミュージシャンNicolas Makelbergeが2006年に発表した1stアルバム「Dying In Africa」です。
アマゾンの商品紹介では、「Sounds like Peter Gabriel fronting the Junior Boys, with a more carefree, less moody aesthetic. One of the freshest and most promising new Swedish acts, set for interesting things. Nice package, two strong singles, should appeal to Embassy/Twee/smart-pop people.」とあり、Peter Gabrielという名前でプログレのアルバムかな?とは思いつつも、このジャケッに惹かれ、つい購入してしまいました。Nice packageとありますが、このジャケットって、オシャレでセンスが良いですよね。
ネットで調べてみますと、ジャンルはシンセ・ポップということで、2010年に2ndアルバム「The Unforgettable Planet」というアルバムを発表しております。
なるほど、サウンドはシンセサイザーを多用したシンセ・ポップで、ニューウェーブの香りもしますが、ハイテックAORともいえるでしょうか。
そうですね、Robert Miles風でもあります。
Nicolas Makelberge – Dying In Africa
01 Invasion 4:09
02 So Young 5:34
03 A Clean City 3:51
04 If You Knew 3:25
05 Guided By A God Few Know 4:17
06 South America 4:18
07 Dying In Africa 4:32
08 Choose Your Own 4:40
09 She's Like Gravity 3:31
10 Love 4:12
Written-By, Performer – Johan Tuvesson, Nicolas Makelberge
メロディアスでバラード・タイプの01はまさにハイテックAORナンバー、シンセサイザーの音が心地良いポップに仕上がった02はおススメ、サウンドにキレがある03、80年代ニューウェーブ風の04、メロディアスなシンセサイザー・インストナンバーの05、シングル・カットされたダンサンブルな06、メロディアスでポップに仕上がった07、08、09、10と、エレポップ、シンセ・ポップした内容で、若干飽きが来ないこともないですが、中には光るナンバーもあり、このジャケット・デザインだったら許せます。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は、2,200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
スポンサーサイト
2012-12-11
Berlin / Pleasure Victim (1982)

中ジャケットに写る娼婦にも似たTerri Nunnののエロっぽさと、舌足らずのような歌い方がたまらない1枚。
ところで、Terri NunnはVocalsのほかにBJsとあるけど、これって、Blow Jobのことなんですかね。
Terri Nunnになら是非されてみたい(?)。って、何のこっちゃ。
このアルバムの中では、3曲目の"Sex (I'm A...)"がやっぱり最高でしょうね。
歌詞はメチャクチャ卑猥だけど、メロディアスだし、Terri Nunnのヴォーカルがセクシーだし、たまりませんな!!
8曲目は、エクステンド・ヴァージョンで、曲が長い分聴き応えがあります。
4曲目の"Masquerade"もメロディアスで、いかしてます。
5曲目の"Metro"は、シンセの音が、当時のニュー・ウェーヴそのまんまで、懐かしさを感じます。
ほかに、1曲目の"Tell Me Why"やタイトル曲の2曲目"Pleasure Victim"なんかもいかしてると思います。
このBerlinですが、3作目の"Count Three & Pray"では、プロデューサーにBob Ezrin (ex:Alice Cooper etc.)を迎え、David Gilmour、Ted Nugent、Kane Robertsや喜多嶋 修などをバック・ミュージシャンとして起用しています。
またこの3rdでは、映画「トップ・ガン」で使われた曲の"Take My Breath Away"(邦題は、「愛は吐息のように」、プロデューサーはGiorgio Moroder)という、メロディアスなバラード・ナンバーが収められています。
Pleasure Victimほど過激ではないけど、バック・ミュージシャンのテクも最高だし、なかなかの1枚だと思いますよ。
ちなみに収録ナンバーは、
01 Tell Me Why 05:36
02 Pleasure Victim 03:51
03 Sex (I'm A...) 05:08
04 Masquerade 04:08
05 The Metro 04:11
06 World of Smiles 03:51
07 Torture 02:40
08 Sex (I'm A...) (extended version) 08:09
となっております。
2008-08-24
999 / Seperates (1978)

CDのデータ・ベース化のソフトは何度かHP等で紹介しておりますが、オランダの"Music Collector"というソフトを使用しております。
これが優れたソフトで、インターネット上のデータ・ベースから、タイトル、アーティスト、トラック・リストなどをダウンロードして、自分のパソコンでデータ・ベース化出来るといった代物です。
ジャケットのスキャンとか自分でインプットする項目もあり、1枚のCDをデータ・ベースするのに5分程度かかります。
もちろんインターネット上のデータ・ベースに登録されていないCDなんかもあり、これは全ての項目を自分でインプットする必要があります。
また、こういったCDはこちらからインターネット上のデータ・ベースに登録することもできます。
日本オンリーの新譜なんかは登録されていない方が多いですね。
で、私のデータ・ベースですが、現在、7,400枚の登録を終えたところです。
まだ、約1,000枚弱はあり、これからも買い続けますので、いつ終わるか先が見えません。
ジャケットをスキャンする仕事が結構大変なんですね。
1日10枚ほど整理するのが限界ですね。
また、これだけの枚数があるとダブりもかなりあります。
好きなアーティストなんかは、国内盤と輸入盤、紙ジャケ、ボートラ付き再発など知ってて買うものや、安ければ車用で買うのもありますが、そうでないものも結構あり、失敗したと思う時も少なからずあります。
これだけの量のCDになるとプラケースでの保管は出来なく、現在は、"Flash Disc Ranch社"の厚さが1/3になるソフト・ケースで保管しておりますが、データ・ベース上は所有しているのは間違いないのですが、A,B,C順に整理していない(というか多すぎて出来ない)ので、現物がどこにあるのか探すのがとても大変です。
ということで、前書きがとても長くなりましたが、今日紹介する999の"Separates"も中古で買ってずっと聴いていなかったアルバムです。
このアルバムは1978年に発表されたものですが、当時はAOR一辺倒でしたので、ニュー・ウェーヴやパンクのアルバムは殆ど聴いておりませんでした。
たまにElvis Costelloの"Alison"やBoomtown RattsやNick Lowe、Tom Robinson Bandなんか聴いてはおりましたが。
この999もニュー・ウェーヴのバンドとして紹介されておりましたが、当時はバンド名を知っているだけで、アルバムは聴いたことがなかったと思います。
このCDも中古で290円という値段で売っていたので、とりあえず購入したものです。
で、本日、データ・ベース化の作業を、アルバムを聴きながら行っていたところ、「えっ?999ってこんなにポップなの?」って初めて知りました。
ニュー・ウェーヴといえばそうかも知れませんが、パワーポップでも通じるサウンドにビックリしました。
1曲目の"Homicide"なんか、ロックンロール・タイプのポップしたナンバーです。
メロディも最高ですし、ギターやベースなどのバックの音もプレイも素晴らしいです。
途中のギター・ソロなんか言うこと無しです。
2曲目の"Tulse Hill Night"はもう完全にパワーポップしています。
メロディもしっかりしているし、999を全く誤解しておりましたね。
3曲目の"Rael Rean"もごポップなロックンロール・ナンバーです。
とても機嫌なナンバーです。
4曲目の"Let's Face It"のラウドなギターは、それこそ、最近下火にはなりましたが、ギター・ポップのサウンドに通じるものがあります。
こんなナンバーを聴くと、この999はギター・ポップのバンドに相当影響を及ぼしたのでは、と思います。
5曲目の"Crime Part1&2"はNick Loweタイプのニュー・ウェーヴといった感じのナンバーでしょうか。
6曲目の"Feelin' Alright With The Crew"は結構哀愁度もあったりで、最近のブリット・ポップなんかにも通じたサウンドとなっております。
7曲目の"Out Of Reach"や8曲目の"Subterfuge"辺りは、当時のニュー・ウェーヴ、そのまんまのサウンドですね。
9曲目の"Wolf"なんかは結構ハードな音で、これなんかはThe Whoの影響を受けてるのでは?というナンバーです。
The Whoがいて、999がいて、現在のブリット・ポップやギター・ポップがある、代々引き継がれているんですね。
10曲目の"Brightest View"もとてもメロディもかなりいかしておりますし、ポップに仕上がっております。
この曲はほのかにThe Beatlesの匂いも感じ取れます。
ラストの11曲目"High Energy Plan"はこれぞニュー・ウェーヴといった感じの、当時のそのまんまのナンバーです。
今回999を聴いて感じたことは、とてもポップだということと、バックのギターは最高(かなり弾き捲っています)だということです。
かなり気に入りました。
なお、現在流通しているCDはボートラ付きのようです。