2008-09-12
Various Artists / Best Selection Of Electric Guitar Sounds (2002)

もちろん60年代のあのエレキ・サウンドを集めたコンピレーションものです。
このアルバムが、他の似たようなコンピものと違うのが、マイナーなバンドを数多く収録しているということです。
エレキ・サウンドといえば、最も有名なのがThe VenturesやThe Shadowsですが、このアルバムには、その2つのバンドのナンバーは、1曲も収められていなく(レーベルの関係上だと思いますが)、私が知っているのは、The Surfaris、The Spotnicksぐらいなものでしょうか。
この2つのバンドのほかには、The Chantays、The Aftons、Jack Lasiter & The Ice Flowers、The Fellows、The Viceroyceといったバンドです。
このようなアルバムを聴くのは、主に50代後半から60代の方だと思いますが、お若い方が聴けば、逆に新鮮に思えるかも知れませんね。
エレクトリック・ギターの音って、その音色も弾き方によって全く違うんだ、ということが、このアルバムを聴くと判りますね。
ハードロックのファンにはVan HalenやMetallicaのエレクトリック・ギターの音が、まあ、普通に聴き慣れていると思いますので、60年代のこういったギター・インストもののギターの音色を聴くと、先にも書いたとおり新鮮に聴こえるかも知れません。
このアルバムには全24曲が収められておりますが、その内、9曲がThe Spotnicksのナンバーで、あの"Karelia 「霧のカレリア」"ももちろん収められております。
このThe Spotnicksはスウェーデンのバンドで、「霧のカレリア」は1965年に世界中で大ヒットしたナンバーで、この日本でも常にラジオでオン・エアされていたようです。
ほかには、「空の終列車 "The Last Space Train"」、「ジャニー・ギター "Johnny Guitar"」などのヒット・ナンバーを持っております。
また、The Spotnicksのほかに北欧勢として、The Fellowsが「ゴールデン・イアリング」と「ジャンゴ」をプレイしております。
元々、こういったエレキ・サウンドは、The Venturesの世界的なヒットにより広がりを見せましたが、サーフィン・スタイルのサウンドでさらに広がったとも言えます。
このアルバムには、The Sarfarisの「ワイプ・アウト "Wipe Out"」、「ポイント・パニック "Point Panic"」のほか、The Chantaysで「パイプライン "Pipeline"」、「星空の彼方 "Beyond"」が収められております。
他に、The Venturesのヴァージョンでも有名な「秘密諜報員 "Secret Agent Man"」がJack Lasiter & The Ice Flowersのプレイで聴けます。
このCD、市内のTSUTAYAで新品を半額で売っておりました。
たまに、こういったサウンドを聴くのも良いですね。
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