2021-01-15
Creedence Clearwater Revival / Cosmo's Factory (1970)

Creedence Clearwater Revivalが1970年に発表した5thアルバム「Cosmo's Factory」です。
以前にこのブログで彼らのベスト・アルバムを紹介いたしましたが、その時も書きましたが、高校生の時に、"Cosmo's Factory (1970)"のアルバムを初めて買って以来、CREEDENCE CLEARWATER RIVIVALのファンです。このアルバムから、"Travelin' Band"/"Who'll Stop The Rain"(全米2位)、"Up Around The Bend"/"Run Through The Jungle"(全米4位)、"Lookin' Out My Back Door"/"Long As I Can See The Light"(全米2位)といったシングル・ヒットがあり、私にとってこのアルバムが彼らのベスト作品だと思っております。
最も好きなナンバーは、Marvin Gayeの大ヒット・ナンバー「I Heard It Through the Grapevine」のカヴァーで、11分を超える大曲となっておりますが、これが最高にいかしてます。
Creedence Clearwater Revival – Cosmo's Factory
01 Ramble Tamble 7:13
02 Before You Accuse Me 3:28
03 Travelin' Band 2:09
04 Ooby Dooby 2:09
05 Lookin' Out My Back Door 2:35
06 Run Through The Jungle 3:08
07 Up Around The Bend 2:44
08 My Baby Left Me 2:20
09 Who'll Stop The Rain 2:30
10 I Heard It Through The Grapevine 11:07
11 As Long As I Can See The Light 3:33
Producer – John C. Fogerty
Bass Guitar – Stu Cook
Drums – Doug Clifford
Lead Guitar, Lead Vocals, Saxophone – John Fogerty
Rhythm Guitar – Tom Fogerty
久しぶりに聴いてみましたが、やっぱりこのアルバムは最高ですね。
シングル・カットされたナンバーも多いですし、収められているナンバーは素晴らしいものばかりです。古臭さは感じられません。
01からご機嫌なナンバーばかりです。ロックンロールした03、大ヒットした05、07、09、カントリーロックの08、バックの演奏がいかした06、そして私の一押しナンバーの10、バラード風の11と、全曲捨て曲無の強力な1枚です。
そういえば、昨年、John FogertyがこのCosmos Factoryに似たジャケット・デザインで「Fogerty's Factory」というアルバムを、ドラムス担当のDoug Cliffordがデジタルダウンロードのみで「Magic Window」というアルバムを発表しております。
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2020-11-14
THE BEATLES / SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND (1967 / 2017)

紹介するヴァージョンは、2017年に『SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND』の発売50周年を記念して発表されたものです。【スーパー・デラックス(完全生産限定盤):UICY-78342 】(4SHM-CD+BD+DVD:6枚組のボックス・セット)
その後、「WHITE ALBUM」も「ABBEY ROAD」も同じように50周年記念のボックスセットが発表され、全て揃えました。
AMAZONの紹介では、本作には、
・DISC1(SHM-CD):1枚目のCDは、新たにステレオでミキシングされたアルバム。
・DISC2&3(SHM-CD):
スタジオ・セッションでレコーディングされた33曲。ほとんどが未発表で、初めて4トラックのセッション・テープからミキシングしたもの。レコーディングの日付通りの曲順で収録。
「ペニー・レイン」の新たなステレオ・ミックス、そして2015年にステレオ・ミックスした「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」も収録。
・DISC4(SHM-CD):
アルバム・オリジナルのモノラル・ミックス、及び「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」と「ペニー・レイン」のシングル音源からダイレクト・トランスファーしたもの。
キャピトル・レコードがアメリカでのプロモーション用に制作したモノラル・シングル・ミックスの「ペニー・レイン」、「シーズ・リーヴィング・ホーム」、「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、そして「ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ」の未発表の初期のモノラル・ミックス。
(このミックスは、1967年にテープから消去されたと思われていたが、アニヴァーサリー・エディション用にアーカイヴを探した際に発見された)
・DISC5&6(BD&DVD):
ジャイルズ・マーティンとサム・オケルの手によるアルバム、及び「ペニー・レイン」の新たな5.1サラウンドのオーディオ・ミックスと、同じく彼らが2015年に手がけた「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」の5.1サラウンド・ミックス。
アルバムと「ペニー・レイン」の新たなステレオ・ミックスのハイレゾ音源と、2015年にステレオ・ミックスされた「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のハイレゾ音源。
映像:「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」、「ペニー・レイン」そして「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のオリジナル・プロモーション・フィルムの4K復元版。及び、未発売のドキュメンタリー映画(1992年放映)の復元版。
ドキュメンタリーではマッカートニー、ハリスン、そしてスターへの突っ込んだインタヴューがフィーチャーされている。
また、ジョージ・マーティンがスタジオ内での様子を紹介。
といった構成です。
DISC 2以降には、DEMO音源やOUT TAKE音源が収められておりますが、やはり、最終的にレコードとして発表されたものが最高です。
このアルバムが発表されたのが、1967年で、その時はまだ中学生でした。THE BEATLESのアルバムの中で一番最初に購入したのは、高校生になってからで「MEET THE BEATLES」です。その後、THE BEATLESのアルバムを集め始め、「ABBEY ROAD」「WHITE ALBUM」「MAGICAL MYSTERY TOUR」そして高校を卒業してからこの「SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB BAND」となりますので、このアルバムは後追いです。なぜこのアルバムが後回しになったかといいますと、当時シングルカットされたナンバーも無く、内容がよく分からなかったということだったと思います。
このアルバムを初めて手にして思ったことは、見開きジャケットで、裏は真っ赤の地に歌詞が掲載されており、とても目がチカチカしたことと見開きのジャケットを開けると黄色の地にメンバーの写真が掲載されていていかしてるなと思ったこと、そしてジャケット表のデザインが素晴らしいと思ったことでしょうか。
トータル・アルバムとしてロック界の金字塔的な扱いをされており、傑作作品には違いありませんが、私のとってのTHE BEATLESは「WHITE ALBUM」であり「ABBEY ROAD」だと思っております。特に「WHITE ALBUM」でのカラフルなサウンドはもう最高です。この頃録音された「LADY MADONNA」「STRAWBERRY FIELDS FOREVER」「RAIN」「I AM THE WALRUS」などの作品がとても素晴らしいと思っております。
の緒のTHE BEATLESフォロワーのバンド、ミュージシャンは多分にこの頃のTHE BEATLESの影響を受けていると思います。
今考えても、THE BEATLESは本当に偉大なミュージシャン集団だったと思います。
2020-09-05
STEVE WINWOOD / STEVE WINWOOD (1977)

Willie WeeksとAndy Newmarリズム・セクションが脇を固め、Steve Winwoodのファンキーでレイドバックしたブルー・アイド・ソウルなヴォーカルがたまらないアルバム。ほかにTrafficからJim CapaldiとReebop Kwaku Baahも参加している。
全6曲収録ということで、曲の長いナンバーが収められておりますが、曲の出来も良いせいか、冗長とした感じがなく、一気に聴けるアルバムとなっております。
STEVE WINWOOD
01 Hold On
Bass – Willie Weeks
Drums – Andy Newmark
Percussion – Brother James
Written-By – Capaldi*, Winwood*
02 Time Is Running Out
Backing Vocals – Nicole
Bass – Willie Weeks
Congas – Reebop Kwaku Baah
Drums – Andy Newmark
Percussion, Backing Vocals – Jim Capaldi
Written-By – Capaldi, Winwood
03 Midland Maniac
Written-By – Winwood
04 Vacant Chair
Bass – Alan Spenner
Drums – John Susswell*
Guitar – Julian (Junior) Marvin
Percussion – Brother James
Written-By – Capaldi, Winwood
05 Luck's In
Bass – Willie Weeks
Congas – Reebop Kwaku Baah
Drums – Andy Newmark
Written-By – Capaldi*, Winwood
06 Let Me Make Something In Your Life
Bass – Willie Weeks
Drums – Andy Newmark
Written-By – Capaldi, Winwood
Studio: Basing Street Studios
Producer: Steve Winwood & Chris Blackwell
03の"Midland Maniac"は8分強の曲ですが、Steve Winwoodのピアノがたまらないメロディアスな曲で飽きることもなくGOOD。
ほかに01の"Hold On"はとてもメロディアスで、ここでのSteveのMoog Synthesizerが最高です。
また、04の"Vacant Chair"や05の"Luck's In"も最高にいかした曲です。
最後の06Let Me Make Something In Your Life"は、Steveのピアノが魅力的なバラードでお薦めです。
このアルバム、既に40年以上経過しておりますが、全く古さを感じさせません。
3枚目のアルバム"Talking Back To The Night"が売れたSteve Winwoodですが、私のベスト・アルバムはこの1stですね。
私のお店に在庫がございます。国内盤・帯付・中古の紙ジャケ仕様で、価格は3,800円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-28
BLOOD,SWEAT & TEARS / CHILD IS FATHER TO THE MAN (1968)

BLOOD,SWEAT & TEARSの1968年のデビュー・アルバムです。
ブラスロックといえば、このBLOOD,SWEAT & TEARSかCHICAGOそして先日紹介したTHE IDES OF MARCHが有名どころだと思います。
特にBLOOD,SWEAT & TEARSとCHICAGOは活動時期も重なり、60年代後半から70年代前半は、常にそれぞれが比較されるバンドだったと思います。
私は、当初から2つのバンドを知っており、それぞれが素晴らしいバンドだと思っておりましたが、巷では"25 or 6 to 4(長い夜)"の大ヒットにより、CHICAGOの方が有名でした。
私としては、BLOOD,SWEAT & TEARSの最高傑作は、1970年に発表された3rdアルバムの"3"だと個人的に思っておりますが、彼らの曲で最も好きなナンバーは、この1stに収められている"I Love You More Than You'll Ever Know"なんです。これが最高にいかしたパワー・バラードのナンバーで、バンドの核であるAl Kooperのセンスの良さがとても光っております。
また、メンバーには、後のPAGESの3rdをプロデュースしたBobby ColombyやCHICAGOのTerry Cassに負けないぐらいの腕前を持ったギタリストとしてSteve Katzなどが在籍しておりました。
Child Is Father To The Man
01 Overture 1:32
02 I Love You More Than You'll Ever Know 5:58
03 Morning Glory 4:15
04 My Days Are Numbered 3:19
05 Without Her 2:42
06 Just One Smile 4:38
07 I Can't Quit Her 3:38
08 Meagan's Gypsy Eyes 3:24
09 Somethin' Goin' On 8:01
10 House In The Country 3:05
11 The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud 4:13
12 So Much Love / Underture 4:44
02につきましては、最高にいかしたナンバーですので、とにかく聴いてみてください。Steve Katzのギター・ソロとFred Lipsiusのサックス・ソロが堪りません。オルガンが効果的なメロディアスの03、まさにブラスロックしたファンキーな04、ジャジーな05、ミディアム・テンポのメロディアスな06、シングル・カットされたメロディアスでポップな07、ブルージーな09、ストリングスが効果的な11、G. Goffin - C. Kingのペンによる12、と02以外にも結構良く出来たナンバーが収められております。
私のお店に在庫がございます。
1992年のリ・イッシューされた国内盤・帯付・中古で、価格は、1,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-22
The Ides of March / Vehicle (1970)

1970年発表ということですので、今からもう50年前(半世紀)も経過しているんですね。
サウンドは、いわゆろ、CHICAGOやBLOOD, SWEAT & TEARといったブラスロックですが、タイトル・ナンバーの"Vehicle"を聴く限りでは、それほど古さを感じさせないと思います。
先日紹介の"PLAY ON - 55th ANNIVERSARY"にもこのナンバーは収められておりましたが、新録だとすれば、アレンジは全く変えていないようでした。
Vehicle (1970) (13 tracks) 49:15
01 Vehicle 02:55
02 Factory Band 02:59
03 The Sky Is Falling 02:44
04 Home 03:31
05 Wooden Ships/Dharma For One 07:11
06 Bald Medusa 02:59
07 Aire Of Good Feeling 03:10
08 Time For Thinking 02:27
09 One Woman Man 03:14
10 Symphony Of Eleanor 09:38
11 "Lead Me Home, Gently 02:56
12 Superman 02:54
13 Melody 02:37
Jim Peterik : Lead Vocals, Lead Guitar
Larry Millas : Keyboards, Guitars, Bass, Vocals
Michael Borch : Drums, Percussion, Vocals
Bob Bergland : Bass, Saxphone, Vocals
Ray Herr : Guitars, Bass, Vocals
John Larson : Trumpet, Flugel Horn
Chuck Soumar : Trumpet, Vocals
Studio: Columbia Studios
Producer: Frank Rand & Bob Destocki
1970年当時を知る私としては、01の"Vehicle"を聴くと青春時代を思い出します。当時のディスコで大ヒット。この曲に合わせみんなが踊っていた模様を思い出します。この曲は、2002年にJim Peterik & World Stageでも、Jim PeterikとBuddy Guyがリメイクしておりましたが、オリジナルのこちらの方が数倍カッコ良いです。
シングル・カットされた03の"The Sky Is Falling"はブラスが特徴で、何となくBLOOD SWEAT & TEARSを連想させる曲です。
そういえば、ヴォーカルのJim Peterikも、何となくBLOOD SWEAT & TEARSのDavid Clayton Thomasを意識しているように感じられます。
04の"Home"はバラード・タイプの曲で、50代より上の人にとって、ノスタルジーを感じさせる曲です。
07の"Aire Of Good Feelin"も同じくノスタルジーを感じさせます。
もう1曲シングル・カットされた12の"Superman"でのJim Peterikのヴォーカルは最高にいかしてます。SURVIVORとはもう一つ違った魅力を感じます。
"Vehicle"があまりにも有名ですが、このアルバムを全曲通して聴いてみると、最高にいかしたバンドで、特に"Vehicle"はノリノリのカッコ良いナンバーです。
お若い方にも是非聴いていただきたいアルバムだと思います。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品(デジパック仕様)で、価格は、4,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。