2023-09-16
Various Artists / Shine On - A Tribute to Pete Ham (2023

これらのバンドに共通して言えることは、素晴らしいソングライターがいたということでしょうね。
BADFINGERにはPETE HAMが、THE RASPBERRIESにはERIC CARMENと、THE BEATLES,、特にPAUL McCARTNEYの遺伝子を弾く継いだ最高のソングライターがおりました。
PETE HAMは非業の最後を遂げ、活動期間も短かく、ERIC CARMENほどメジャーな存在では無かったかも知れませんが、彼の作品"Without You"は、誰もが知っているナンバーです。
そんなPETE HAMに光を当てたアルバムが本日紹介する「Shine On - A Tribute to Pete Ham」です。
このアルバムですが、過去作品を集めたものではなく、このアルバムのために新しく録音されたとのことです。
集まったミュージシャンは殆ど無名のミュージシャンばかりで、その辺りも企画の意図なのかなと思います。
Various Artists / Shine On - A Tribute to Pete Ham
ディスク: 1
1 Mary Lee Kortes and Eric Ambel - No More
2 The Chefs - I Can't Take It
3 The Smokin' Novas (Featuring Andrew Hyra) - Shine on
4 The Speaker Wars (Featuring Susmita Datta) - No Matter What (World Version)
5 Sweet Lizzy Project - Perfection
6 The Delevantes - Know One Knows
7 Shelby Lynne - Day After Day
8 Rob Bonfiglio - Lonely You
9 Amanda Green - Name of the Game
10 Fernando Perdomo - Savile Row
11 Mary Lou Lord - Baby Blue
12 Arlan Feiles - Walk Out in the Rain
13 Tobin Sprout - Dear Father
14 Nathalie Archangel - Blodwyn
15 Electric Piquete - Matted Spam
16 Balsamo Collins Riley - Keep Believing
17 Timothy Laroque - I'm in Love
18 Mary Karlzen - We're for the Dark
ディスク: 2
1 Amy Allison - Apple of My Eye
2 The Speaker Wars - No Matter What (Pop Version)
3 Albert Castiglia Band (Featuring Mandy Marylane) - Piano Red
4 Mic Harrison and the High Score - Meanwhile Back at the Ranch
5 Wreckless Eric & Amy Rigby - Midnight Caller
6 Diane Ward - Lay Me Down
7 Dennis Diken (- Dennis
8 Melanie - Without You
9 Elsten Torres - Take It All
10 Nelson Bragg - Carry on Till Tomorrow
11 Jim Camacho - They're Knocking Down Our Home
12 Claudia Hoyser - Midnight Sun
13 The Parlophonics - Song for a Lost Friend
14 Life Boat - Crimson Ship
15 Jolynn Daniel - I Miss You
16 Ken Sharp - Just a Chance
17 Voice in Fashion - Timeless
もちろん、出来としてはオリジナルの方が良いにきまってますが。
まぁ、これはトリビュート・アルバムということで、許せますが。
でも、本当に良い曲を書いていたということが分かるアルバムです。
ただ、こんなアルバム、誰が買うのでしょうか?
やはり、私みたいなマニアの方なんでしょうね?
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2023-07-04
THE TOMS / YAWNING FOR PLEASURE (0986)

1979年に1stアルバムを発表し今も活動しているTHE TOMSが1986年に発表した3rdアルバム"Yawning For Pleasure"です。
このTHE TOMですが、ニュージャージー州で活動していたアーティスト/音楽プロデューサーのTommy Maroldaのソロ・プロジェクトでUSパワーポップの第一人者だそうです。
私は、このアルバムがリ・イッシューされるまで全く知らないアーティストでしたが、聴く限りメロディアスでポップなアルバムです。
このアルバムは、TOMSの作品の中で最もAORサウンドが全面に出た一枚で、アルバム曲にボーナスを4曲追加した全12曲が収録されております。
THE TOMS / YAWNING FOR PLEASURE
01. There Goes My Heart
02. One Man's Love
03. Hey! What's The Meaning Of Love
04. Winter White
05. Under The Eyes Of Love
06. The Object
07. L.A. Moonlight
08. The Physics Of Waiting (Guitar Solo by RichieSambora)
09. Used Heart Lot
10. Are You A Man
11. Mixed Up Shook Up Girl
12. We’re In A Class of Our Own
Backing Vocals [Additional] – Doug Stackhouse
Keyboards [Additional] – Bruce Stephen Foster, Les Paul Rogue
Performer, Producer, Written-By – T. Marolda
Saxophone [Additional] – Joe Ramagano, Tom Verdi
アルバムはヒットポテンシャルの高いメロディアスでポップな01から始まりますが、このナンバーは結構イケてます。ハイテックAORした02、アップテンポのポップな03、ミディアム・スロウハイテックAORナンバーの04,メロディアスでポップに仕上がった05、07,メロディアスな08、ポップな09なんかもおススメ、メロディアスでポップに仕上がった2もおススメ、といった感じでmハイテックAORがお好きな方にオススメの1枚です。
500枚限定のCDですので、ご興味のある方はお早めにゲットした方が良いかも。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品で価格は、3,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2021-05-01
Badfinger / No Matter What - Revisiting The Hits (2021)

Todd Rundgrenをフィーチャーした"Without You"、Rick Wakemanをフィーチャーした"Come and Get It"、その他にもIan Anderson(元Jethro Tull)、Rick Springfield、Matthew Sweet、Sonny Landrethなどなど。
もちろん全曲知ったナンバーばかりですが、やはりオリジナルに優るものはありません。
今でも時々オリジナル・アルバムを聴いておりますが、Pete Hamという人は、凄いソングライターだったと思いますね。同時期に活動していたThe RaspberriesのEric Carmenとこの2人は素晴らしいです。John Lennon、Paul McCartneyの遺伝子を確実に引き継いだソングライターです。
Badfinger / No Matter What - REVISITING THE HITS
01. No Matter What Feat. Mark Stein (Vanilla Fudge)
02. Come and Get It Feat. Rick Wakeman
03. I Don't Mind Feat. Carl Giammarese (The Buckinghams)
04. Day After Day Feat. Ian Anderson (Jethro Tull), Terry Reid & Manchester String Quartet
05. Love Is Gonna Come at Last Feat. Rick Springfield
06. Baby Blue Feat. Matthew Sweet
07. Midnight Caller Feat. the Legendary Pink Dots
08. Suitcase Feat. Sonny Landreth
09. Sweet Tuesday Morning Feat. Albert Lee
10. Without You Feat. Todd Rundgren
Drums – Adam Hamilton
Guitar – Jürgen Engler
Vocals, Bass – Joey Molland
誰が歌っても良い曲は良い曲です。
「嵐の恋」という邦題がついた01、Paul McCartney作曲の02では、Rick Wakemasnがピアノを、2ndアルバム「No Dice」に収められていたポップな03、「嵐の恋」どうよう世界的にヒットした04、Tom EvansとJoey Nollandm2人のBadfingerが1979作のからの05、アメリカでシングル・カットされた「嵐の恋」「Day After Day」に負けない位良く出来た06、再び「No Dice」からのバラードナンバー07、Joey MollandのペンによるStraight Upからのナンバー08、同じくStraight Upからのアコースティック・バラードの09、Nilssonのカヴァーが大ヒットして、後にMariah CarryもカヴァーしたBadfingerの超有名なバラード・ナンバーの10と、選曲もまぁまぁといったところで、結構楽しめるアルバムです。
2020-11-12
ENUFF Z'NUFF / BRAINWASHED GENERATION (2020)

このENUFF Z'NUFF、1984年にイリノイ州はブルー・アイランドでバンドが結成され、1989年に1stアルバム「ENUFF Z'NUFF」を発表し、現在まで、20枚近いアルバムを発表しております。 サウンドはというと、冒頭にも書いたように過去のアルバムでTHE BEATLESのナンバーのカヴァーを演っており、THE BEATLESの遺伝子を引き継いだ、メロディアスなパワーポップを演っています。Paul McCartheyというよりどちらかというとJohn Lennon的なサウンドだと、私は思っております。
本作でも既にDonnie Vieはおりませんが、甘めのメロディアスでポップなナンバーが収められており、期待を裏切らないアルバムに仕上がっております。
ENUFF Z'NUFF / BRAINWASHED GENERATION
01 The Gospel
02 Fatal Distraction
03 I Got My Money Where My Mouth Is
04 Help I'm In Hell
05 It's All In Vain
06 Strangers In My Head
07 Drugland Weekend
08 Broken Love
09 Go...
10 Winding Road
Chip Z'nuff bass, vocals, lead guitar, Mellotron, percussion
Tory Stoffregen lead guitar
Alex Kane Lead guitar
Daniel Hill drums
02の導入歌としての01、まさにこれがENUFF Z'NUFFといったメロディアスなパワーポップの02、09、ギターポップ・サウンドの03、John Lennon的な04、メロディアスでポップな05もかなりオススメ、ENUFF Z'NUFFらしさが表れた06,07、メロディアスなバラードの08、バックのギターがカッコ良い10と、紛れもなくENUFF Z'NUFFです。
このアルバムを聴いてから、THE BEATLESの「WHITE ALBUM」と「Magical Mystery Tour:そして「SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB」を聴きましたが、そこには、まさにENUFF Z'NUFFのルーツがありました。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は、1,200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-08-04
BADFINGER / STRAIGHT UP (1971)

また、CD化に伴いそれぞれのアルバムにボーナストラックが結構な数が収録され、これがとてもありがたかったですね。
本日紹介いたします1971年発表の3rdアルバム「STRAIGHT UP」にも、6曲のボーナストラックが収められております。それもこのアルバムのボーナストラックは、お蔵入りしたGeoff Emerickがプロデュースしたオリジナル・ヴァージョンが5曲収められており、リリース・ヴァージョンと聴き比べができます。
私としては、リリース・ヴァージョンが聴き慣れているせいか、こちらの方が良いと思いますが。
STRAIGHT UP
01 Take It All 4:26
02 Baby Blue 3:36
03 Money 3:29
04 Flying 2:35
05 I'd Die Babe 2:33
06 Name Of The Game 5:19
07 Suitcase 2:52
08 Sweet Tuesday Morning 2:29
09 Day After Day 3:10
Guitar [Slide] – George Harrison
Piano – Leon Russell
10 Sometimes 2:51
11 Perfection 5:07
12 It's Over 3:24
Bonus Tracks
13 Money (Original Version) 4:20
14 Flying (Original Version) 2:24
15 Name Of The Game (Original Version) 4:24
16 Suitcase (Original Version) 3:16
17 Perfection (Original Version) 4:39
18 Baby Blue (US Single Mix) 3:35
Bass – Tom Evans
Drums – Mike Gibbons
Guitar – Joey Molland, Pete Ham, Tom Evans
Piano – Pete Ham
Synthesizer – Pete Ham
Vocals – Joey Molland, Mike Gibbons, Pete Ham, Tom Evans
Producer – George Harrison (tracks: A5, A6, B1, B3), Todd Rundgren
出だしのピアノが印象的なPate Hamのペンによる01はまさにBADFINGERしている01、アメリカでシングルカットされた02は、この日本ではそれほど有名なナンバーじゃないけれどこれも名曲、Tom Evansのヴォーカルがいかした03、04、Joey Mollandのヴォーカルによるポップな05、Pete Hamのヴォーカルによるメロディアスなバラード・ナンバー06は秀逸、Joey Mollandの07もいかしてるし、Joey Mollandのペンによるアコースティカルなバラードなんかを聴くとBADFINGERの違う一面を感じられますし、George HarrisonのスライドギターとLeon Russellのピアノが聴ける大ヒット・ナンバーの09はホント文句なしのナンバー、同じBADFINGERのナンバーですが、Joey Molland策の10とPete Ham作の11とは、曲調が全く違い、そこがこのバンドの魅力にも、BADFINFERのヴォーカルはほぼPete Ham、Joey Molland、Tom Evansで分け合っておりますが、BADFINGERのヴォーカリストといえば、何故かこのTom Evansと思うのは私だけでしょうか?
以上12曲がオリジナル盤に収められているナンバーですが、やはり、BADFINGERの最高傑作といえば、このSTRAIGHT UPだと思いますね。
13曲目以降はボーナストラックで、17曲目までは、Geoff Emerickがプロデュースしたオリジナル・ヴァージョンです。どのナンバーもリリース・ヴァージョンと比べると曲のテンポがスロウになっている感じで、聴き慣れているせいもあるのでしょうが、リリース・ヴァージョンの方が良く聞こえます。
16はアメリカでのシングル・ヴァージョンです。