2020-11-12
ENUFF Z'NUFF / BRAINWASHED GENERATION (2020)

このENUFF Z'NUFF、1984年にイリノイ州はブルー・アイランドでバンドが結成され、1989年に1stアルバム「ENUFF Z'NUFF」を発表し、現在まで、20枚近いアルバムを発表しております。 サウンドはというと、冒頭にも書いたように過去のアルバムでTHE BEATLESのナンバーのカヴァーを演っており、THE BEATLESの遺伝子を引き継いだ、メロディアスなパワーポップを演っています。Paul McCartheyというよりどちらかというとJohn Lennon的なサウンドだと、私は思っております。
本作でも既にDonnie Vieはおりませんが、甘めのメロディアスでポップなナンバーが収められており、期待を裏切らないアルバムに仕上がっております。
ENUFF Z'NUFF / BRAINWASHED GENERATION
01 The Gospel
02 Fatal Distraction
03 I Got My Money Where My Mouth Is
04 Help I'm In Hell
05 It's All In Vain
06 Strangers In My Head
07 Drugland Weekend
08 Broken Love
09 Go...
10 Winding Road
Chip Z'nuff bass, vocals, lead guitar, Mellotron, percussion
Tory Stoffregen lead guitar
Alex Kane Lead guitar
Daniel Hill drums
02の導入歌としての01、まさにこれがENUFF Z'NUFFといったメロディアスなパワーポップの02、09、ギターポップ・サウンドの03、John Lennon的な04、メロディアスでポップな05もかなりオススメ、ENUFF Z'NUFFらしさが表れた06,07、メロディアスなバラードの08、バックのギターがカッコ良い10と、紛れもなくENUFF Z'NUFFです。
このアルバムを聴いてから、THE BEATLESの「WHITE ALBUM」と「Magical Mystery Tour:そして「SGT. PEPPER'S LONELY HEARTS CLUB」を聴きましたが、そこには、まさにENUFF Z'NUFFのルーツがありました。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は、1,200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
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2020-08-04
BADFINGER / STRAIGHT UP (1971)

また、CD化に伴いそれぞれのアルバムにボーナストラックが結構な数が収録され、これがとてもありがたかったですね。
本日紹介いたします1971年発表の3rdアルバム「STRAIGHT UP」にも、6曲のボーナストラックが収められております。それもこのアルバムのボーナストラックは、お蔵入りしたGeoff Emerickがプロデュースしたオリジナル・ヴァージョンが5曲収められており、リリース・ヴァージョンと聴き比べができます。
私としては、リリース・ヴァージョンが聴き慣れているせいか、こちらの方が良いと思いますが。
STRAIGHT UP
01 Take It All 4:26
02 Baby Blue 3:36
03 Money 3:29
04 Flying 2:35
05 I'd Die Babe 2:33
06 Name Of The Game 5:19
07 Suitcase 2:52
08 Sweet Tuesday Morning 2:29
09 Day After Day 3:10
Guitar [Slide] – George Harrison
Piano – Leon Russell
10 Sometimes 2:51
11 Perfection 5:07
12 It's Over 3:24
Bonus Tracks
13 Money (Original Version) 4:20
14 Flying (Original Version) 2:24
15 Name Of The Game (Original Version) 4:24
16 Suitcase (Original Version) 3:16
17 Perfection (Original Version) 4:39
18 Baby Blue (US Single Mix) 3:35
Bass – Tom Evans
Drums – Mike Gibbons
Guitar – Joey Molland, Pete Ham, Tom Evans
Piano – Pete Ham
Synthesizer – Pete Ham
Vocals – Joey Molland, Mike Gibbons, Pete Ham, Tom Evans
Producer – George Harrison (tracks: A5, A6, B1, B3), Todd Rundgren
出だしのピアノが印象的なPate Hamのペンによる01はまさにBADFINGERしている01、アメリカでシングルカットされた02は、この日本ではそれほど有名なナンバーじゃないけれどこれも名曲、Tom Evansのヴォーカルがいかした03、04、Joey Mollandのヴォーカルによるポップな05、Pete Hamのヴォーカルによるメロディアスなバラード・ナンバー06は秀逸、Joey Mollandの07もいかしてるし、Joey Mollandのペンによるアコースティカルなバラードなんかを聴くとBADFINGERの違う一面を感じられますし、George HarrisonのスライドギターとLeon Russellのピアノが聴ける大ヒット・ナンバーの09はホント文句なしのナンバー、同じBADFINGERのナンバーですが、Joey Molland策の10とPete Ham作の11とは、曲調が全く違い、そこがこのバンドの魅力にも、BADFINFERのヴォーカルはほぼPete Ham、Joey Molland、Tom Evansで分け合っておりますが、BADFINGERのヴォーカリストといえば、何故かこのTom Evansと思うのは私だけでしょうか?
以上12曲がオリジナル盤に収められているナンバーですが、やはり、BADFINGERの最高傑作といえば、このSTRAIGHT UPだと思いますね。
13曲目以降はボーナストラックで、17曲目までは、Geoff Emerickがプロデュースしたオリジナル・ヴァージョンです。どのナンバーもリリース・ヴァージョンと比べると曲のテンポがスロウになっている感じで、聴き慣れているせいもあるのでしょうが、リリース・ヴァージョンの方が良く聞こえます。
16はアメリカでのシングル・ヴァージョンです。
2015-12-27
THE TUESDAYS / THE TUESDAYS (1998)

内容は、いわゆるパワーポップといった感じでしょうか。
甘めのメロディアスな曲がたくさん収められています。
TUESDAY GIRLSとして1994年にデビューし、ここ日本でもそこそこ知られておりましたが、98年にメンバーチェンジしてTHE TUESDAYSとしてパワーアップして戻ってきました(ヴォーカルが代わりましたが、私としては、前のJEANETTEの方が、可愛いし、声も好きでしたし、もっと残念だったのは、グループで一番可愛かったベースのVESLEMOYが代わったことですが)。
1,2,3,10.11,13,14曲がファースト・アルバムのリメイクですが、アレンジもあまり変わっておりません。
このアルバムの一押しは、9曲目の"WHEELS"です。この曲は、ENUFF ZNUFFの曲ですが、原曲が素晴らしいこともあるけど、THE TUESDAYSのこの曲も結構はまってます。
あと、"WHEN YOU'RE THE TUESDAY GIRL"は彼女らのテーマ曲で、とてもメロディアスです。
ただ、この曲を聴くとやっぱりTUESDAY GIRLS時代のJEANETTEのヴォーカルの方が良いですね。あの、甘えたような声がたまりません。
同じくテーマ曲の"TUESDAY AFTERNOON"は、THE BEATLESの香りがする曲です。~彼女たちもTHE BEATLESがとても好きだそうです。
13曲目の"RIGHT BY YOUR SIDE"もENUFF ZNUFFのカバーで、これもまた、最高にいかしてます。
このアルバムは全曲捨て曲が無く、メロディック・ポップファンにお薦めです。日本では、ティーンエイジ向けのガールズ・グループとして売り出したのが間違いでしたね。
THE BEATLES, BADFINGER, RASPBERRIES, ENUFF ZNUFF, OASISなどパワーポップが好きな人には、絶対受けるとおもいます。これらのファンの方でこのアルバムを聴いていない方がおられましたら、試しにどうぞ。
なお、プロデュースはあのOLE EVENRUDEです。
ちなみに国内盤の収録ナンバーは、
01 Too Late To Be Good 03:38
02 It's Up To You 04:28
03 I'll Be Here 04:26
04 Changing The Moods 04:11
05 Take Me Home 03:46
06 What Is Love 03:12
07 I Was Thinking Of You 03:05
08 I Wish It Was Yesterday 04:13
09 Wheels 04:17
10 Gone With The Wind 04:39
11 When You're The Tuesday Girl 04:28
12 Tuesday Afternoon 04:01
13 Right By Your Site 04:20
14 Broken Heart 03:54
となっております。
2015-05-08
USER of a common name / USER of a common name (2005)

アルバムの紹介は、"BURRN!"誌の良心ともいえる藤木氏で、彼の好みは、私とほぼ一致しております。
AOR、産業ロックにも造形が深く、とにかくメロディアスなものであれば、殆ど聴いているのではないでしょうか?
そんな藤木氏が紹介しているアルバムです(点数は、87点)ので、悪いわけがありません。
ハードにしてポップ、バックの演奏がかなりヘヴィーなことに対してヴォーカルがとてもキャンディ・ヴォイスしたとてもチャーミングな声です。
このアンバランスさがたまらないですね。
以前にこのブログで、Kick The Kangarooというバンドのアルバムを紹介しておりますが、サウンド的にはほぼ同タイプだと思います。
キャッチーなメロディのオンパレードで、特に1曲目の"Hide"を聴いただけで、このアルバムの出来が予想出来るほどの仕上がりを見せております。サビの部分のメロディは最高で、この曲は、強力な1曲です。
かなりぶっ飛びます。
2曲目の"Do You"は疾走感溢れるナンバーですが、キャッチーなメロディがたまりません。
ヴォーカルのLindaの歌唱力もなかなかなものです。
4曲目の"You Belong"は、バラード・タイプの曲で、この曲もお薦めです。
5曲目の"To Feel"は最高にいかしたパワー・バラードで、前奏と途中のキーボードの旋律が美しく、フックに満ちたメロディ・ラインを持った曲です。
1曲目の次にお薦めのナンバーです。
7曲目の"You Want Love"もキャッチーなメロディを持った曲です。
8曲目の"Fabulous"はバラード・ナンバーで、バックのアコースティック・ギターがかなりいかしてます。
9曲目の"Like That"を聴くと、これぞパワー・ポップといった感じの曲です。
10曲目の"Right Words"はノルウェー出身のガールズ・バンドのThe Tuesdaysを彷彿するナンバーで、最高にいかしたパワー・バラードです。
このアルバムは、CDとDVDがパッケージされたものですが、パワー・ポップが好き、The Tuesdaysが好きといった方にお薦めの1枚です。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
国内盤・帯付 中古で状態は良いです。
価格は、1,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2013-07-26
The Raspberries / Fresh Raspberries (1972)

昨日、Internet Exploreがヴァージョン9から10にアップ・グレードされましたが、そのとたん、Internet Exploreが立ち上がらなくなりました。
使用しているパソコンはお店用にも使っており、これは「ヤバい」と思い、カートソフトを使えるよう他の古いパソコンにソフトを入れ、そのパソコンをお店用にしようとしましたが、今度はお店用のメール設定で躓き、かなりの時間を費やしてしまいました。
一方、Internet Explore10を入れたパソコンを初期化しようと思いましたが。ほかにいろいろと考えているうちに、Windowsにシステム修復機能があることを思い出さし、ここでInternet Explore10を削除し、前のヴァージョンに復旧することで事なきを得たのです。
そう考えるWindows Anytime Upgrade機能って余計じゃないかな。
また、私みたいにInternet Explore10にアップ・グレードした途端、Internet Exploreが立ち上がらなくなった方も多くいらっしゃるのでは?
マイクロソフト社にたくさんの照会がいっているのでは?
ということで、昨日はパソコンを使ってのお仕事や趣味が殆どできませんでした。
本日紹介いたしますのは、The Raspberriesの1972年発表の2ndアルバム"Fresh Raspberries"です。
THE RASPBERRIESはBADFINGERと並ぶいわゆるパワーポップの元祖的バンドです。
この両バンドともTHE BEATLESから相当影響を受けたバンドで、THE RASPBERRIESのEric Carmen、BADFINGERのPete Hamこの両者は類まれなメロディ・メーカーだと思いますね。
両バンドともTHE BEATLESのPaul McCartney譲りののバラード・ナンバーとJohn Lennon譲りのロック・ナンバー、それぞれを自分の物としているところは、素晴らしいです。
THE RASPBERRIESがEric Carmenのワンマン・バンドといえば、もちろんサウンドの要であることは間違いないと思いますが、決して彼のワンマン・バンドというものでもありません。
THE RASPBERRIESはEricのヴォーカルとピアノ、そしてWally Brysonのギター・サウンドがあって、あれだけポップになれるんです。
彼等のヒット・ソングは、"Go All The Way"、"I Can Remember"、"I Wanna Be With You"、"Let's Pretend"、"Tonight"、"Ecstacy"、"Overnight Sensation (Hit Record)"など数え上げればきりが無いけど、私が彼等のナンバーで最も好きなナンバーは、"Don't Want To Say Goodbye(邦題は「さよならは言わないで」)"です。
これほどメロディアスなバラード・ナンバーはあまり多くないと思いますよ。
で、このナンバーですが、Eric CarmenとWally Brysonとの共作なんですね。
そういう意味からも、このTHE RSPBERRIESはEricがいてWallyがいて成り立っていたバンドだと思っております。
本作"Fresh Raspberries"には、彼等の大ヒット・ナンバーが2曲収められております。
そのうちの1曲は、"I Wanna Be With You 邦題「明日を生きよう」"ともう1曲は"Let's Pretend"です。それぞれ、全米16位と35位を記録しております。
1曲目の"I Wanna Be With You"はThe Raspberriesのパワーポップ・バンドらしさを良く表した元気の良いポップスです。
メロディの良いですし、Ericのヴォーカルも最高です。
3曲目の"Let's Pretend"はミディアム・テンポのバラード・ナンバーです。
こんなナンバーを聴いていると、Ericのメロディ・メーカーとしての才能は素晴らしいと誰もが思うのも最もだと思いますね。
Paul McCartneyが良く引き合いに出されますが、彼に優るとも劣らない、そんな感じです。
パワーポップ・バンドのもう一つの雄Badfingerを彷彿させるナンバーが2曲目の"Goin' Nowhere Tonight"です。BadfingerのメンバーJoey Mollandが書きそうなメロディのナンバーです。
どことなく"Suitecase"を思い起こさせるナンバーです。
4曲目の"Every Way I Can"もご機嫌なパワーポップ・ナンバーに仕上がっております。
幾分ハードな感じのナンバーで、バックのWally Brysonのギターは最高です。
5曲目の"I Reach For The Light"はEricお得意のピアノ主体のナンバーです。
この曲は多分にThe Beatlesしております。
バックのコーラスは、もうThe Beatlesでしょう。
6曲目の"Nobody Knows"なんかもシングル・カット出来そうなメロディアスでポップなナンバーです。
7曲目の"It Seemed So Easy"はCliff Richardがやりそうなオールド・スタイルといった趣のポップ・ナンバーです。
8曲目の"Might As Well"はWally Brysonのペンによるアコースティカルなナンバーです。
Paul McCartney風のナンバーですね。
9曲目の"If You Change Your Mind"はメロディ・メーカーとしてのEricを良く現していて、ソロ3弾の"Change Of Heart"に入っていても違和感が全くない、そんなナンバーです。
ラスト・ナンバーの10曲目"Drivin' Around"はシングルカットはされませんでしたが、The Raspberriesの代表的なナンバーとなっております。
The Beach Boys風のナンバーのコーラス・ワークが美しいナンバーです。
いやー、The Raspberriesって良いですね。
The Raspberriesのアルバムですが、お店に何枚か置いてありますので、ご興味のある方はどうぞ。