2006-07-22
Neil Norman - Bobby Sexton / Facing Destiny (1990)

今日市内の中古CDショップで見つけた1枚です。値段は900円でした。
ジャケットに写る二人の姿がメロディック・ロック系ということで、ジャケ買いしました。
このアルバムは初めて見るものでしたし、ジャケに写るNeil NormanとBobby Sextonという名前にも記憶がありませんでした。
ジャケットのインナー・スリーヴを見ますと、向かって左側がNeil Normanでギターを担当しており、右側がBobby Sextonでヴォーカルとキーボードを担当しております。
1990年に出されたアルバムらしいですが、この時代にアメリカでこんなメロディアスなハードロックが出ていたのは不思議ですね。
この頃のアメリカにおけるHR/HMといえばグランジやオルタナそれとヘヴィなものばかりでしたのが、ちゃんと居るんですね、こんなバンドも。
もう1曲目のタイトル・ナンバー"Facing Destiny"からめメロディの嵐です。ヴォーカルのBobby Sextonの声質もこんなメロディック・ロックにはピッタリの声です。とにかくメロディが最高です。バックのNeil Normanのギター・ソロも上手いですし、ご機嫌です。
2曲目の"Fantasy"は多分に産業ロックっぽいメロディアスなナンバーで、Bobbyの伸びやかなヴォーカルがとてもいかしてます。
3曲目の"Winner Takes All"はNeilのギター・ソロから始まるナンバーですが、これもメロディアスなハードポップ・ナンバーです。このナンバーもお薦めですね。
4曲目の"If He Loved You"はBobbyのキーボードから始まる産業ロックのバラード・ナンバーといった感じの曲です。アルバムのクレジットを見ますと、全曲Bobby Sextonのペンによるナンバーですが、メロディ・メーカーとして、目を瞠るものがあります。これだけ、琴線に触れるメロディーを作曲できる人物もあまりいないと思いますね。
5曲目の"I Know"もBobbyのキーボードから始まるナンバーですが、メロディ最高の産業ロック・ナンバーです。こんな良い曲が収められているのにも拘らず、何故、今まで知らなかったのか不思議な気がします。
6曲目の"Sky"はBobbyのキーボードをメインにした短いインスト・ナンバーですが、この曲は絶対にクラシックの超有名曲のペッヘルベルのカノンをモチーフにしたナンバーだと思います。
7曲目の"Holding On"は、カッコ良いロック・ナンバーです。Neilのギターも最高です。
8曲目の"Transporter"は、若干ニューウェーヴの感じがするナンバーです。バックのドラムの音は打ち込みですが、Bobbyのシンセサイザーの音がカッコ良いです。
9曲目の"Riding To The Future"もメロディがいかしたハードプップ・ナンバーです。このナンバーでもギター・ソロがとても良いです。
ラスト・ナンバーの10曲目"I'll Come Back For You"はポップなメロディを持ったナンバーです。
それにしても、このNeil Norman & Bobby Sextonのアルバムはメロディアスなナンバーが沢山収められていることにビックリしました。
フル・バンドでもっと良いプロダクションだったら、もっと良くなったと思いますが、それでも、かなりの線をいっていることは間違いありません。
今後、私の愛聴盤の1枚に入ることとなるでしょう。
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