2006-10-09
Vanilla Fudge / The Return (2002)
サイケデリック・ハードロック・バンドVANILLA FUDGEの2002年に発表された再結成アルバム。
ジャケットをみても判るとおりアルバム・デザインは彼等の1stアルバムのまるで焼き直しといった感じで、ちょっと見はパロディかと思ってしまします。
しかしながらサウンドは昔ながらの力強い音で、このアルバムへの意気込みがひしひしと伝わってきます。
このアルバム発表当時、既に50代後半ということですから、ホント、元気です。まあ、Carmine Appiceなんかバリバリの現役ですからね。
再結成のメンバーは、Carmineのほか、Tim Bogert、Vinnce Martellのオリジナル・メンバーに加え、オルガンにBill Pascaliというこれも50代のプレーヤーが参加しております。
もう最高にカッコ良い中年バンドのアルバムとなっております。
収められているナンバーは、彼等の大ヒットナンバーのほか、昔からカヴァー曲にはアレンジの凄さに定評がありましたが、今回は、'N SyncやBack Street Boysのヒットナンバーなんかもカヴァーしており、これがまた出来が良いのです。
彼等の人気を不動のものとしたあの超有名曲"You Keep Me Hanging On"、"Shotgun"、"She's Not There"さらには"Season Of The Witch"のほかに、'N Syncの"Tearin' Up My Heart"、Back Street Boysの"I Want It That Way"とか"People Get Ready"、"Ain't That Peculiar"や"Do You Think I'm Sexy"といったご存知のナンバーも収められております。
2曲目の"You Keep Me Hanging On"はほぼオリジナルに近いものですが、この曲に限らず、VANILLA FUDGEのどのナンバーでもオルガンという楽器の働きが重要な位置を占めております。この再結成バンドでは、Bill Pascaliが担当しておりますは、オリジナル・メンバーのMark Steinに全く劣るということはなく、これぞVANILLA FUDGEという音を出しています。とにかく、このナンバーは最高にサイケデリックでカッコ良いナンバーです。
3曲目の"Tearin' Up My Heart"は'N Syncなるボーイズ・グループのナンバー(このアルバムを聴くまで、全く知りませんでしたが)で、とてもメロディアスなバラード・ナンバーです。このVANILLA FUDGEヴァージョンは7分強というナンバーに仕上がっていますが、曲の出だし部分はオルガンとドラムスの長いソロが続く、まさにVANILLA FUDGE流のアレンジが最高です。それに続いてTim Bogertのヴォーカルが続きますが、オリジナル(これもこのアルバムを聴いてから初めて聴きましたが)のメロディ・ラインを壊すことなく、彼等流の最高にいかしたバラード・ナンバーとなっています。
4曲目は"SHotgun"で、オリジナルもハードロックしてましたが、このヴァージョンも力強いハードロック・ナンバーに仕上がっていて、全く衰えを感じさせません。
5曲目の"People Get Ready"はそれこそ色々な人がカヴァーしておりますが、最もいかしていたのは、Rod Stewartのヴァージョンでしたが、Carmine Appice辺りは結構色々な人とこのナンバーをセッションしたと思います。
6曲目の"Take Me For A Little While"は60年代のソウル・ミュージックのリメイクで、この辺の選曲も最高です。
7曲目の"Good Good Livin'"と9曲目の"Need Love"は彼等のオリジナル・ナンバーで、これもご機嫌なハードロック・ナンバーに仕上がっています。
8曲目の"I Want It That Way"はBack Street Boysのカヴァーですが、このナンバーのアレンジも3曲目同様にVANILLA FUDGE然としております。オリジナルを料理する才能には本当に驚かされます。この曲の出来もかなりいかしてます。
10曲目の"She's Not There"も色々な人がカヴァーしておりますが、このナンバーに関してはTHE ZOMBIESのオリジナルが最も良いですが、カヴァーとしてはSANTANAのヴァージョンが好きです。
11曲目の"Season Of The Witch"は、Donovanがオリジナルですが、このナンバーも2曲目の"You Keep Me Hanging On"同様にVANILLA FUDGEのヴァージョンで一躍有名になったナンバーです。
ラスト・ナンバーの12曲目"Do Ya Think I'm Sexy"は、Rod Stewartの大ヒットナンバーですが、このナンバーはRod とCarmineのペンによるもので、このVANILLA FUDGEのヴァージョンではテンポを落としたアレンジとなっております。CarmineのドラムスとTimのベースのリズム・コンビが最高の音を出しています。
このアルバムでは、VANILLA FUDGEの本気が伝わってきます。彼等の昔からのファンには特にお薦めです。全く衰えは感じません。
ジャケットをみても判るとおりアルバム・デザインは彼等の1stアルバムのまるで焼き直しといった感じで、ちょっと見はパロディかと思ってしまします。
しかしながらサウンドは昔ながらの力強い音で、このアルバムへの意気込みがひしひしと伝わってきます。
このアルバム発表当時、既に50代後半ということですから、ホント、元気です。まあ、Carmine Appiceなんかバリバリの現役ですからね。
再結成のメンバーは、Carmineのほか、Tim Bogert、Vinnce Martellのオリジナル・メンバーに加え、オルガンにBill Pascaliというこれも50代のプレーヤーが参加しております。
もう最高にカッコ良い中年バンドのアルバムとなっております。
収められているナンバーは、彼等の大ヒットナンバーのほか、昔からカヴァー曲にはアレンジの凄さに定評がありましたが、今回は、'N SyncやBack Street Boysのヒットナンバーなんかもカヴァーしており、これがまた出来が良いのです。
彼等の人気を不動のものとしたあの超有名曲"You Keep Me Hanging On"、"Shotgun"、"She's Not There"さらには"Season Of The Witch"のほかに、'N Syncの"Tearin' Up My Heart"、Back Street Boysの"I Want It That Way"とか"People Get Ready"、"Ain't That Peculiar"や"Do You Think I'm Sexy"といったご存知のナンバーも収められております。
2曲目の"You Keep Me Hanging On"はほぼオリジナルに近いものですが、この曲に限らず、VANILLA FUDGEのどのナンバーでもオルガンという楽器の働きが重要な位置を占めております。この再結成バンドでは、Bill Pascaliが担当しておりますは、オリジナル・メンバーのMark Steinに全く劣るということはなく、これぞVANILLA FUDGEという音を出しています。とにかく、このナンバーは最高にサイケデリックでカッコ良いナンバーです。
3曲目の"Tearin' Up My Heart"は'N Syncなるボーイズ・グループのナンバー(このアルバムを聴くまで、全く知りませんでしたが)で、とてもメロディアスなバラード・ナンバーです。このVANILLA FUDGEヴァージョンは7分強というナンバーに仕上がっていますが、曲の出だし部分はオルガンとドラムスの長いソロが続く、まさにVANILLA FUDGE流のアレンジが最高です。それに続いてTim Bogertのヴォーカルが続きますが、オリジナル(これもこのアルバムを聴いてから初めて聴きましたが)のメロディ・ラインを壊すことなく、彼等流の最高にいかしたバラード・ナンバーとなっています。
4曲目は"SHotgun"で、オリジナルもハードロックしてましたが、このヴァージョンも力強いハードロック・ナンバーに仕上がっていて、全く衰えを感じさせません。
5曲目の"People Get Ready"はそれこそ色々な人がカヴァーしておりますが、最もいかしていたのは、Rod Stewartのヴァージョンでしたが、Carmine Appice辺りは結構色々な人とこのナンバーをセッションしたと思います。
6曲目の"Take Me For A Little While"は60年代のソウル・ミュージックのリメイクで、この辺の選曲も最高です。
7曲目の"Good Good Livin'"と9曲目の"Need Love"は彼等のオリジナル・ナンバーで、これもご機嫌なハードロック・ナンバーに仕上がっています。
8曲目の"I Want It That Way"はBack Street Boysのカヴァーですが、このナンバーのアレンジも3曲目同様にVANILLA FUDGE然としております。オリジナルを料理する才能には本当に驚かされます。この曲の出来もかなりいかしてます。
10曲目の"She's Not There"も色々な人がカヴァーしておりますが、このナンバーに関してはTHE ZOMBIESのオリジナルが最も良いですが、カヴァーとしてはSANTANAのヴァージョンが好きです。
11曲目の"Season Of The Witch"は、Donovanがオリジナルですが、このナンバーも2曲目の"You Keep Me Hanging On"同様にVANILLA FUDGEのヴァージョンで一躍有名になったナンバーです。
ラスト・ナンバーの12曲目"Do Ya Think I'm Sexy"は、Rod Stewartの大ヒットナンバーですが、このナンバーはRod とCarmineのペンによるもので、このVANILLA FUDGEのヴァージョンではテンポを落としたアレンジとなっております。CarmineのドラムスとTimのベースのリズム・コンビが最高の音を出しています。
このアルバムでは、VANILLA FUDGEの本気が伝わってきます。彼等の昔からのファンには特にお薦めです。全く衰えは感じません。
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