2007-01-31
Various Artists / The Original SalSoul Classics Vol.1 (1992)


アルバム・タイトルは、"The Original SALSOUL CLASSICS Volume 1"というものです。
もちろん、ジャケ買いの1枚です。これって最高にセクシーですよね。
それが、ジャケットだけじゃなく、内容も最高なんです。
いろいろなアーティストを収めたコンピレーション・アルバムで、中身はとてもカッコ良いファンク・ミュージックなんです。
私の知らないアーティストばかりですが、SALSOULレーベルの1970年代後半から1980年代前半の音源が収録されております。
収録曲は次のとおりです。
1 The Bottle (Joe Bataan)
2 Dr. Love (First Chice)
3 Hit And Run (Loleatta Holloway)
4 My Love Is Free (Double Exposure)
5 Love Thang (First Choice)
6 I Got My Mind Made Up (Instant Funk)
7 Runaway (SalSoul Orchestra feat. Loleatta Holloway)
8 Checking You Out (Aurra)
9 Moment Of My Life (Inner Life)
10 As Long As I Got You (Love Committee)
1曲目は、フュージョン・タッチの若干軽めのインスト・ナンバーで、とてもファンキーでご機嫌な1曲です。
2曲目は、女性ヴォーカルのディスコ・タッチの軽快なナンバーです。
3曲目は10分を超えるナンバーですが、バックの演奏がカッコ良いですし、メロディも良いので、全然飽きることがありません。これもとても軽快なファンク・ナンバーです。
4曲目はストリングスとギターのカッティングがご機嫌のファンク・ナンバーです。
5曲目は1979年のナンバーですが、メロディがポップで、バックの音はそれこそこの当時のディスコ・ナンバーそのものです。
6曲目も軽快なディスコ・ナンバーです。
7曲目は女性ヴォーカルがいかしたファンキーなナンバーです。
9曲目は、ベースの音がビンビンのナンバーで、ギターのカッティングもカッコ良いファンキーなナンバーです。
ラスト・ナンバーの10曲目もご機嫌なディスコ・ナンバーです。
ファンク・アルバムって最高ですね。
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2007-01-30
Daize Shayne / Live Your Dreams (2005)

このDAIZE SHAYNEですが、私がいつも見ているmelodicrock.comというHR・HMのサイトで見つけたアーティストです。
先ず、セクシーなジャケットに惹かれ、プロデューサーがKen Tamplinということと、彼女のオフィシャル・サイトを見て、即購入を決めたアルバムでした。
彼女のオフィシャル・サイトでは、バックに彼女の曲が流れており、この曲がとてもカッコ良いですし、彼女の写真がたくさん掲載されており、それがとても可愛くセクシーなんですね、これが。
これは是非手に入れて聴いてみなくてはと思いましたね。
また、彼女のオフィシャル・サイトを見ると、このDAIZE嬢は、サーフィンがかなり得意らしく、水着姿もバッチリで、ちょっとあどけなさが残る顔にナイス・ボディが若干アンバランスなところは、とても魅力的です。
さらに、ギターも彼女が弾いているみたいですが、メインのソロ・パートももし弾いているとしたら、かなりのテクニシャンと思いますが、この辺のソロ・パートは多分Ken Tamplinだと思いますが。
全体に、曲のバラツキやサウンドも違いますが、まあ、出来としてはまあまあでしょうね。
実は、彼女のHPのバックの曲がカッコ良く、全曲こんな感じのハードロックを期待していましたが、バラード・ナンバーがイマイチということもあり、ちょっと拍子抜けした部分もありましたが。
それでも、さすがKen Tamplinのプロデュースといったナンバーもありますし、結構楽しめたりします。
1曲目の"Reach"は結構ハードなナンバーでご機嫌な1曲ですね。
2曲目の"So Addicting"も曲にキレがあり、良い感じです。バックのギターの音がとてもカッコ良いです。
3曲目の"Naughty Girl"ではヘヴィなギターのリフから始まるナンバーです。このナンバーでもバックのギターの音が最高です。
5曲目の"Where Love Is"はバラード・ナンバーですが、メロディがイマイチといったところか。ちょっとばかり淡白な感じがするな。
6曲目の"Movin' On"はロックンロール・ナンバーです。これはまあまあといったところか。
9曲目の"Why Can't You Understand Me"は曲の感じはカッコ良いけど、メロディがちょっと弱いかな。
10曲目の"Believe"ですが、このナンバーが彼女のHPのバックで流れているナンバーです。最高にいかしたハードロック・ナンバーでご機嫌の1曲です。
11曲目の"When You've Gone"もバラード・ナンバーですが、こちらの方が5曲目よりはマシかな。このDAIZEの場合、バラードよりロック・ナンバーの方が良いみたいです。
12曲目の"Live Your Dreams"もギターのリフがとてもカッコ良いナンバーです。
Ken Tamplinのプロデュースということもあり、全体的にバックのギターのカッコ良さが目立つアルバムですね。
もちろん、DAIZEのヴォーカルもかなり聴けますが。
なお、AMAZON JPで購入出来るアルバムは、曲数が1曲多いのと、曲順とジャケットが違っているようです。
2007-01-27
Girls Aloud / Sound Of The Underground (2003)

もちろん売れ残った商品が殆どなのでしょうが、以前、このコーナーでお宝も相当ゲットしましたので、かなり期待を持って見てみました。
今回は、お宝はありませんでしたが、まだ全てを聴いているわけではないけど、掘り出し物は結構ありました。
今回も1枚300円ということで、50枚ほど纏め買いしてしまいました。
本日紹介しますGIRLS ALOUDの"Sound Of The Underground"というアルバムですが、これが結構良かったですね。
イギリスのティーン・エイジャーのガールズ・グループで、サウンドがとてもポップで聴き易いのが魅力のアルバムです。
人気オーディション番組から生まれた5人組で、イギリスではアイドルグループとなっていて、このアルバムは全英チャートで初登場2位を記録したそうです。
1曲目の"Sound Of The Underground"と2曲目の"No Good Advice"がシングル・カットされたそうですが、聴いている限り歌も上手ですし、曲も良いので、売れるのもわかりますね。
1曲目のタイトル・ナンバーは、ダンサンブルなダンス・チューンとなっております。
5曲目の"Life Got Cold"はメロディアスなナンバーで、ラップを交えていますが、かなりいかしたナンバーに仕上がっており、お薦めのナンバーですね。
7曲目の"Stop"なんかももこれぞポップスといった感じのナンバーで、とても良いですね。
8曲目の"Girls Allowed"は、タイトルから、彼女等のテーマ・ソングじゃないかなと思いますが、1曲目同様軽快なダンス・ナンバーとなっております。
9曲目の"Forever And A Night"はアコースティック・ギターから始まるメロディアスなバラード・ナンバーで、一押しです。歌が上手いですし、曲もキレイですし、このナンバーは言うことありません。
11曲目の"Boogie Down Love"はバックの演奏がカッコ良いロック・ナンバーです。
12曲目の"Don't Want You Back"もメロディアスなポップスで、覚えやすいメロディを持ったナンバーです。
ほかのナンバーも結構レベルは高いですし、アルバムも一定の水準はクリアしていると思いますね。
300円は買い得でした。
2007-01-21
Ray Parker,Jr. / After Dark (1987)

アリスタ・レコード時代に映画「ゴースト・バスターズ」のタイトル・ナンバーが大ブレークし、同レーベルでのラストアルバム"Sex and the Single Man"は中身も売り上げのイマイチといった感じでした。
そこで、心機一転ということで、レーベルも移籍し、出直したアルバム"After Dark"ですが、前作を遥かに上回る内容で、以前にこのブログで紹介しました"A Woman Needs Love"とまでは行きませんが、最盛期のRAYを充分に堪能できるアルバムとなっております。
このアルバムは、当初 RayとDavid Fosterが共作する予定のアルバムだったとか。これはちょっとそそる話ですね。
まあ、その代わりといっては何ですが、アルバムの内2曲で、Burt BacharachとCarole Bayer Sagerがプロデュースを担当しております。
1曲目の"I Don't Think That Man Should Sleep Alone"はまさに最盛期を感じさせるナンバーで、相変わらずのセクシーなRAYのヴォーカルにソフィスティケイトな都会的なサウンドを持ったメロディアスなナンバーです。"A Woman Needs Love"の頃のファンであれば納得の1曲です。
2曲目の"Over You"はバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーがプロデュースしたメロディアスなバラード・ナンバーです。このナンバーでは、RayとNatalie Coleとのデュエット・ナンバーですが、曲の出来といい、雰囲気といい、もう最高です。このナンバーは圧巻です。
3曲目の"Lovin' You"は、レゲエ・タッチのちょっとばかりファンキーなナンバーです。
4曲目の"You Should Kept A Spare"も"A Woman Needs Love"の頃のファンキーさを感じさせるナンバーです。メロディもリズムもカッコ良いナンバーです。
5曲目の"The Past"での、キーボードはRobbie Buchananが担当しており、音の使い方なんかとてもDavid Foster的です。曲調もバラード・ナンバーで、サウンド作りなんかは、まるでDavid Fosterがプロデュースしたようなナンバーです。
6曲目の"You Make My Nature Dance"も4曲目と似たようなファンキーなナンバーです。
7曲目の"Perfect Lover"もバート・バカラックとキャロル・ベイヤー・セイガーのプロデュースによるナンバーで、これもミディアム・スローのバラード・ナンバーです。さすが、バート・バカラックという感じで、アレンジも最高のメロディアスなナンバーです。
8曲目の"After Midnite"はインスト・ナンバーですが、RAYのギターが最高に光っているメロウなナンバーです。このナンバーは、RAYの最新作"I'm Free !"に入っていてもおかしくないようなナンバーです。本当に真夜中を連想させるナンバーです。
9曲目の"I Love Your Daughter"は、"Two Places At The Same Time"の頃のRAYを感じさせるディスコ・ナンバーです。"It's Time To Party Now"を彷彿させるナンバーとなっております。
ラスト・ナンバーの10曲目"After Dark"は、"The Other Woman"に入っていても良いようなロック・ナンバーで、曲の出来も最高です。さすがRAY PARKER,JR.といったところでしょうか。
ゲフィン・レコードでは、このアルバムのほかにもう1枚"I Love You Like You Are"というアルバムを出しており、こちらの中古はかなり安く手に入りますが、この"After Dark"は、今ではレア盤となっているようです。
2007-01-20
Erika / Planet X (1997)

1990年の1stアルバム"Cold Winter Night"、1991年の2ndアルバム"In The Arms Of A Stranger"、1993年の3rdアルバム"Lady Luck"はハードポップのアルバムとしてマニアの中でも評価が高く、全て貴重盤扱いでしたが、1stと2ndはリ・イッシューされ、その筋では結構有難かったようで、私もその一人です。
あとは、3rdアルバムを残すところとなりました。
その3rdアルバムを出してから、しばらく再婚などもあって音楽活動を休止しておりましたが、長男の出産を機に活動を開始し、1997年に発表されたのが今回紹介します彼女の4th"Planet X"です。
再出発を機にサウンド・スタイルも変わり、この4枚目は、今までのハードロック路線から、どちらかというとパワー・ポップスの路線に変更となりましたが、サウンドのポップ性とメロディアスな部分は変わっておらず、レベルもそこそこといったところでしょうか。
プロデュースは現在の夫君Richard Evenlindで、キーボードとドラムス以外はこのRichardがバックを務めております。
全曲このRichardとErikaによる共作で、いけるナンバーも結構あったりします。
1曲目の"Super Sonic City"はこのアルバムからシングル・カットされたナンバーで、メロディがいかしていて、バックのギターの音もカッコ良いポップ・ナンバーです。まさに、シングル向けの曲です。
2曲目の"Jimmy, Jimmy, Jimmy"は元気のあるパワーポップ・ナンバーです。バックのサウンドもカッコ良いです。
3曲目の"Vampire"はカッコ良いロックンロール・ナンバーに仕上がっており、出来も良いです。
4曲目の"Detroit"もポップなロック・ナンバーで、いかしてます。
5曲目の"Japanese Boyfriend"はニューウェーヴっぽいサウンドのナンバーです。
6曲目の"Neon City Lights"はとてもメロディアスなナンバーで、このアルバムの一押しです。ミディアム・スロウのバラード・タイプのナンバーで、バックのサウンドが最高です。このナンバーは、前3作に通ずるものがあります。
7曲目の"Drive Me Wild"は「私をワイルドに扱ってよ」というタイトルどおりバックのサウンドもワイルドな感じでいかしてます。
8曲目のタイトル・ナンバー"Planet X"はスペーシーなサウンドに乗るポップでメロディアスなナンバーで、これもお薦めです。シングル・カットするなら、こっちのナンバーだと思いますが。1曲目より数段売れ線のポップ・ナンバーです。
9曲目の"Action Boy"もバックのギターの音がカッコ良いパワーポップ・ナンバーです。
10曲目の"I Wanna Run Now"もロックンロール・ナンバーで、ご機嫌という言葉がピッタリの曲です。
11曲目の"Stardust Motel"はメロディアスなバラード・ナンバーです。バックのシンセのアレンジがちょっと凝り過ぎの感があり、このシンセノ音が無ければ、最高の出来になると思うのですが。曲自体の出来はかなり良いです。
12曲目の"Hot Love"はエレポップしたユーロビートみたいなナンバーですが、メロディはとても良く出来ています。かなりポップなナンバーで、普通のアレンジで聴いてみたいと思うナンバーです。
ラスト・ナンバーの13曲目"Wild, Wild One"は日本盤のボーナストラックで、バックの音もかなりハードですが、ポップです。
1stから3rdまでの音を期待して聴くと難か裏切られて感じがするかも知れませんが、何の予備知識も無くこのアルバムを聴くと、おそらく全く違和感を感じることはないと思いますね。
2007-01-17
Pete Carr / Multiple Flash (1978)

注文したのが、昨年の10月初旬でしたので、手元に届くのに約3ヶ月もかかったことになりますか。
このアルバムはショップには無い代物で、このアルバムのアーティストのHPで見つけたものです。
このアルバムがCDで手に入るということが判り先ず興奮しました。
また、PayPalで購入することが出来るということに安心しました。
アナログ・ディスクは発売当時から持っており、CD化を切望していたアルバムでしたので、狂喜したのは言うまでもありません。
とにかく早く聴きたいということだけ考えておりました。
それが、3ヶ月も待たされようやっと聴けるのです。
こんな至福の時を迎えることが出来て最高です。
で、このアルバムは何かといいますと、1978年に発表されたPETE CARRの1stアルバム"MULTIPLE FLASH"です。
もちろん、PETE CARRは、AORの隠れた名盤の"Midnight Light"を発表したLeBlanc & Carrの片割れのギタリストです。
彼はマッスル・ショールズ辺りで活躍しているセッション・ミュージシャンで、現在に至るまで、かなりの数のアルバムに参加しております。
また、THE ALLMAN BROTHERS BANDに参加要請されたことは、とても有名な話です。
このアルバムが発表されたのは1978年ですので、LARRY CARLTONの「夜の彷徨」と同じ頃です。
いわゆる当時は、クロスオヴァーというジャンルにLARRY CARLTONは分類されておりましたが、このPETE CARRもアプローチの方法はLARRYと同じです。
このアルバムは、ラスト・ナンバーの7曲目のBob Dylanの名曲でEric Claptonのカヴァーでも有名な"Knockin' On Heaven's Door"を除きインスト中心のアルバムとなっております。
とにかく、最高の1枚で、LARRYの"(It Was) Only Yesterday"を彷彿させる、いや、それ以上いかしたバラード・ナンバーの"Someday We Will"を1曲目に持ってくるセンスは抜群で、良く伸びるトーンと美しいフレージングはもう堪りません状態です。ギター・インスト物のバラードの中でも最高の部類に入るのは間違い無しです。このPETE CARRのような美しいフレーズを奏でることが出来るのは、最近、2ndソロを出したMICHAEL THOMPSONぐらいしかいないかも。本当に、シビレル1曲です。
2曲目のタイトル・ナンバー"Multiple Flash"は、バックのキーボードがカッコ良いクロスオヴァーしたナンバーです。PETEのギターも結構弾いていて、最高のナンバーです。
3曲目の"Take Away The Wheels"は、とてもファンキーなナンバーです。ここでもPETEの流れるようなギターソロは最高にカッコ良いです。また、バックのサックスとの絡みが聴きものです。
4曲目の"Rings Of Saturn"はLARRYにも劣るということが全く無いクロスオヴァーしたインストルメンタル・ナンバーで言うことありません。
5曲目の"Canadian Sunset"はゆったりした感じのナンバーで、タイトルの「カナダの夕日」を想像させる壮大感のあるナンバーに仕上がっております。
6曲目の"The Southern Cross"は出だしはスローで、その後はテンポがアップしますが、再び伸びやかなPETEのギターを聴けるナンバーです。
ラストナンバーの7曲目"Knockin' On Heaven's Door"は9分強のナンバーですが、PETEのギターと彼のヴォーカルを十分堪能できます。歌はそれほどでもありませんが、ギター・ソロは圧巻です。ERIC CLAPTONとはまた違った味わいがあって、とても興味深く聴けました。
もう言うことが無いアルバムですが、一つ残念なのは、ジャケットがパソコンで印刷したものであることとCD-Rだったということですね。
針の擦れる音が入っていないのでオリジナル・トラックからのコピーだと思いますので、音はそこそこです。
まあ、アーティスト本人のHPで売っているCDはCD-Rが多いと聞いていますので、別段ガッカリはしませんでしたし、このアルバムがCDで聴けるということの方が嬉しいです。
もし、興味のある方がおりましたら、PETE CARR のホームページから購入してください。ちょっと、時間がかかるかも知れませんが。
2007-01-16
These Animal Men / Accident & Emergency (1997)

今回紹介しますTHESE ANIMAL MENも新品で290円ということで、近くのリサイクル・ショップで購入したものです。
基本的にはパンクはあまり聴きません。
大体、このTHESE ANIMAL MENなるバンドも初めてでしたが、ジャケットを見る限り、内容はその手のパンク・ミュージックだろうと判断しましたが、まあ、ロックン・ロールっぽい雰囲気も持っているジャケットでもあったということで、購入を決意したアルバムです。
で、内容はといいますと、パンクという部分もありますが、パンクにしてはとてもポップで聴き易いです。
パワーポップというと、そういう雰囲気もありますが、やっぱりパンクかメロコアという感じです。
また、ロックン・ロールでもあります。
でも、サウンドは「カッコ良い」という言葉がピッタリしてます。
1曲目の"Life Support Machine"はギターの音のサイケさとバックの女性コーラスはいかした、かなりポップなサウンドです。
2曲目の"Light Emitting Electrical Wave"はバックのギターの音はラウドですが、メロディがいかしているので、とてもポップに感じます。
3曲目の"Riverboat Captain"はこのアルバムの中ではテンポもゆっくりめのバラード風ナンバーです。
4曲目の"Monumental Moneymaker"でのバックのパーカッションの音はご機嫌です。途中のギター・ソロもなかなかです。
5曲目の"24 Hours To Live"はかなりパンクしておりますが、ポップです。
6曲目の"So Sophisticated"はバックのギターのリフがカッコ良いナンバーです。サウンド的には結構ハードで、私としてはかなりいけてると思います。
7曲目の"New Wave Girl"は、それこそ80年代のニュー・ウェーヴ・ミュージックの香りがプンプンのナンバーです。
8曲目の"Going Native"は、暗く重ためのナンバーですが、こんなのもOKです。
9曲目の"April 7th"もギターのリフがカッコ良いロックンロール・ナンバーです。
10曲目の"When Your Hands Are Tied"は、それなりにメロディアスなバラード・ナンバーです。
ラスト・ナンバーの11曲目"Ambulance Man"はギターポップといった感じのナンバーですね。
また、11曲目の後に隠しトラックがあり、これはギターとオルガン主体のインストですが、これがメロディアスで最高にいかしてます。このアルバムの一押しですが、隠しトラックが一押しって、ありですか?でも、この隠しトラックは本当にお薦めです。
このTHESE ANIMAL MENですが、CDを聴く限りテクもあり、サウンドも締まっていて、結構聴けるバンドだと思います。
2007-01-14
Prince & The Revolution / Around The World In Day (1985)

過去にこのアルバムと"Purple Rain"の2枚のアルバムを持っておりましたが、既に売ってしまっており、最近まで1枚も持っておりませんでした。
ところが、いつものとおり市内の中古ショップで、"Graffiti Bridge"を300円で購入したのをきっかけにPRINCEのアルバムを集めだしました。
PRINCEについてはデビュー当時から知っておりましたが、とりあえず私の好みではないということで、あまり興味が湧くアーティストではありませんでした。
でも、今回紹介します彼の1985年の"Around The World In A Day"は、発売当時から結構気に入っていたアルバムでした。
当時の評価はとても高く、THE BEATLESの"Sgt. Pepper's"とも比較されるほどのアルバムでした。
中身はポップでサイケ、さらにファンクしたロックという感じで、かなり」いけてます。先ず、ジャケットがサイケで、色使いが最高ですね。
冒頭にも書きましたが、PRINCEに凝ってから、彼のアルバムを集めるようになり、今では9枚となっております。
特に彼の場合は、改名前のPRINCEを名乗っている時期の方が良いと思います(こう思っていらっしゃる方のほうが多いと思います)。
その中で、彼のベスト・アルバムは何かと問われれば、私は迷わずこの"Around The World In A Day"を選びます。
彼の大ヒットアルバム"Purple Rain"にはヒット曲もたくさん収められており捨てがたいですが、彼のベストは、これで決まりでしょう。
特に4曲目の"Raspberry Beret"は最高のナンバーで、ポップでメロディアス、言うこと無いナンバーです。このナンバーこそ、PRINCEの数あるナンバーの中で最も良く出来たナンバーだと私は思っております。
そういう意味で、このアルバムが彼のベストだと思っているわけです。
もちろん、好きなアルバムは"Purple Rain"ですが。
PRINCEもなかなか良いですね。
2007-01-11
Spy / Spy (1988)
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中身は、いわゆるフュージョンです。
このアルバムは1988年に発表されたアルバムで、プロデューサーはカシオペアでお馴染みの宮住俊介が担当しております。
ギタリストは棚部陽一、ヴァイオリニストは中井一朗というアーティストです。
ヴァイオリンとギター以外はシンセによる打ち込みですが、全くというほど電気的な感じがしません。
曲によっては、フュージョン以外にロックであったりファンクであったりします。
ただ、メロディが結構美しいので、とても聴き易い内容となっております。
フュージョン界で、ヴァイオリンといえば、すぐに頭に浮かぶのが、ジャン・リュック・ポンティあたりですが、このSPYで聴けるヴァイオリンはジャンほど激しさはなく、とても美しい音を奏でております。
特に4曲目の"My Love"で聴けるヴァイオリンの音は美しく、曲自体もメロディアスなバラード・ナンバーです。
6曲目の"Within Your Heart"はアコースティック・ギターとヴァイオリンが一体となったメロディアスなナンバーです。
7曲目の"The Gates Of Departure"はファンキーなタッチのナンバーです。
8曲目の"Christmas Moon"は再びアコースティック・ギターとヴァイオリンの音が美しいナンバーで、クリスマスの雰囲気も結構味わえるナンバーとなっております。
2曲目の"Desert Rain"は曲の出来が最高で、ヴァイオリンの音がとても官能的ですらあります。メロディも最高の雰囲気としては、かなりロック的です。このアルバムの中で最も良く出来たナンバーだと思いますね。
このアルバムですが、市内の中古ショップで見つけたものですが、それまで、全く知らないバンドでした。
これって、レアものでしょうか・
2007-01-10
亜蘭知子 / More Relax (1984)

当時日本のAORがシティ・ミュージックと言われていた時代のアルバムですが、あまりメジャーじゃなかったかも。
でも、このアルバムに収められている1曲目の"Drive To Love (愛の海へ)"は化粧品のCMに使われていたと記憶しておりますが。違ったかな?
彼女は19歳で作詞家としてデビューしましたが、その後1981年に1stアルバム「神経衰弱」で歌手デビューしております。
また、1987年には織田哲郎などと「渚のオールスターズ」を結成しております。
なお、この「渚のオールスターズ」ですが、2006年に再結成したとか。
彼女が提供した作品は、TUBE、南野陽子、三原順子など多数あります。
彼女は、冒頭にも書きましたが、それ程メジャーではないですが、根強いファンもかなりいて、私もその一人です。
彼女のどこが良いかというと、もちろん、彼女の作品もですが、彼女の持つ雰囲気と彼女の見た目ですね。
あと、これは重要なことですが、彼女の声です。歌はそれほ上手というわけではないですが、歌い方は雰囲気があって最高ですね。
私は、ワーナー時代のアルバムの中では、このアルバムが最も好きですね。
先ずほかのアルバムに比べ、ジャケットが一番良いのと、曲も粒が揃っており、バックのギターを松下誠が担当していることでしょうか。
1曲目の"Drive To Me (愛の海へ)"は最高にいかしたナンバーです。軽快でメロディアスな夏を感じさせるポップ・ナンバーです。彼女のヴォーカルも最高です。言うこと無しのナンバーですね。
2曲目の"Slow Nights"はモロAORしたメロディアスなナンバーで、バックの松下誠のギターが最高のナンバーです。とても雰囲気が抜群のナンバーです。
3曲目の"Relax"はタイトル・ナンバーですが、出だしの桜井哲夫のチョッパー・ベースがご機嫌のシティ・ミュージックです。当時の流行だった音がビンビン伝わってきます。バックの音がとてもカッコ良いナンバーです。
4曲目の"I Can't Say Good-bye"もメロディアスなバラード・ナンバーで、これもかなりAORしております。
5曲目の"E・Spy"はサウンド的にはAIRPLAYタイプのナンバーで、当時のAORそのまんまの音です。曲は若干ファンキーで、曲・アレンジもとてもいかしたナンバーとなっております。
6曲目の"Waterless Pool (水のないプール)"と7曲目の"もう一度 South Wind"はAORしたメロディアスなナンバーです。
8曲目の"裸足のサロメ"も夏っぽいサウンドのご機嫌なナンバーです。
9曲目の"13月の奇跡"はバラード・ナンバーですが、メロディがイマイチという感じです。すんなりと耳に入って来ない、といった感じでしょうか。
ラスト・ナンバーの10曲目"Privacy"は面白いアレンジですが、これもメロディがイマイチといったところでしょうか。
なお、全曲作詞は亜蘭知子で、作曲陣は向谷実、神保彰などのカシオペアが務めています。
この亜蘭知子ですが、ソニー時代のアルバムは今でも結構安く手に入りますが、ワーナー時代のアルバムはかなりのレア盤となっており、なかなか手に入り難いものとなっております。
アマゾン・マーケット・プレイスを見てもかなり高額となっております。
80年代前半の日本のAORをても感じさせる内容となっているので、是非、再CD化して欲しいものです。
2007-01-08
Danny Wilde & The Rembrandts / Spin This (1998)

国内盤帯付の美品で、購入のきっかけは、CDの帯の文句でした。
「パワー・ポップの中心的存在、ザ・レンブランツがダニー・ワイルドを軸に今、第2章の幕を開ける。」でした。
パワーポップというジャンルはかなり好きなジャンルですが、結構メジャーなものしか知らないのが実態です。
このダニー・ワイルドという名前もザ・レンブライツというバンド名も今回初めて知りました。
もう一つの購入のきっかけは、200円という値段でした。
まあ、200円だったら中身が悪くてもしょうがないかな、ということで。
私にとって、中古ショップは無くてはならない存在です。
新譜はバーゲンか、本当に欲しい時以外はあまり買いません。
特に最近は、500円以下の中古アルバムばかり買っております。
中には廃盤になったものもあったりしますし、300円程度であれば、初めてのアーティストで内容が判らないものもジャケットの雰囲気などから手当たり次第に買い漁っているといった状況です。
もちろん、一度あるいは一曲聴いただけで、棚の奥に仕舞い込んでしまうような代物もありますが、中には、「ビンゴ!」のものがあったりします。
今回紹介します、このDANNY WILDE & THE REMBRANDTSはまさにそんな「ビンゴ!」アルバムでした。
CDの帯の文句に嘘・偽りはなく、カッコ良くメロディアスなパワーポップのナンバーが数多く収められておりました。
このTHE REMBRANDTSは既に3枚のアルバムを出しているようで、本作は彼等の4作目となるアルバムです(なお、今回は、Danny Wilde & The Rembrandts名義となっており、Danny Wildeのソロ・アルバム的要素が強いとか)。
全曲甘く切ないメロディアスなナンバーばかりで、1曲目の"Shakespeare's Tragedy"では、巨匠Van Dykes Parksがストリングスのアレンジを担当していることに先ずビックリしました。バックのストリングスが映えるメロディを持ったバラード・ナンバーです。
2曲目の"Long Walk Back"はこれぞパワーポップといった甘く切ないメロディを持った溌剌としたポップ・ナンバーです。やっぱり、パワーポップはこうでなきゃ、というナンバーです。このアルバムからのファースト・シングルということですが、シングル・カットも当然といったナンバーです。
3曲目の"Out Of Time"は、美しいストリングスから入るメロディアスなバラード・ナンバーです。曲全体も美しく、このナンバーも最高にいかしております。
4曲目の"Wishin' Well"は、若干ノイジーな感じのギターのナンバーですが、曲がポップでとても聴き易いものとなっております。このナンバーもモロ、パワーポップしていて、私は好きですね。
5曲目の"Summertime"でもストリングスのアレンジをVan Dyke Parksが担当しております。ミディアム・スローのナンバーで、やっぱり、バックのストリングスは最高にいかしてます。
6曲目の"Tomorrow's Mine"は再び美しいピアノの音から入るナンバーですが、本編に入ると、これがカッコ良いギターが飛び込んで来るんです。本当に、このナンバーのギターは最高です。こういったギターの音って大好きです。
7曲目の"Get It Right"も甘く切ないメロディを持ったナンバーで、バックの音を聴いていると、THE BEATLES辺りを連想させてくれます。このナンバーもポップで言うこと無しです。
8曲目の"Eloise"はとても軽快なナンバーで、DIRE STRAITSの"Money For Nothing"風のギターの音が最高にいかしてます。ホント、良いですねー。
9曲目の"This Close To Heaven"は、これまたカッコ良い(この言葉しかない)ナンバーです。バックのギターの音が少し重ためですが、かなりいかしてます。
10曲目の"Beautiful Thing"は軽快なロックンロール・ナンバーです。このナンバーでも、バックのギターの音は最高で、言うこと無しですね。
ラスト・ナンバーの11曲目"Heard Enough"はアップテンポのナンバーです。でも、メロディは甘く、あくまでもポップです。
全曲で、Danny Wildeが曲作りに関わっておりますが、このDanny類稀なソング・ライターだと思いますね。
いやー、しかし、こんなに良く出来たアルバムが200円で手に入るなんて、やっぱり、中古ショップって良いですね。
このアルバムは、THE BEATLESを始め、BADFINGER、THE RASPBERRIESなどのパワーポップの大御所、さらにOASIS、KEANE、COLDPLAYなどが好きな方には是非聴いていただきたいアルバムですね。
2007-01-07
Ray Parker,Jr. & Raydio / A Woman Needs Love (1981)

その当時、数多くのAORのアルバムにおいて、セッション・ギタリストとして名前が出ておりました。
Rayのギターは派手にリードを担当するのではなく、絶妙なカッティングが売りで、このリズム・ギターの音が欲しくて、引っ張りだこでした。
私は、セッション・マンでは、特にギタリストに目がいきますので、Rayの名前をいろいろなアルバムで見つけ、かなり気になる存在だったことを覚えております。
そんなRay Parker,Jr.がRaydioを引き連れて出したアルバムが1978年の1stアルバム"Raydio"でした。
このアルバムからは、"Jack & Jill"が大ヒットしております。
このときの印象は、「それほど」という感じはありませんでした。
したがって、2ndの"Rock On"は発売されても直ぐには買わなかったアルバムでしたね。
ところが、3rdアルバムの"Two Places At The same Time"のタイトル・ナンバーがラジオでオン・エアされているのを聴いて再びRay Parker,Jr.に興味を持つこととなりました。
このアルバムには、ほかに"It's Time To Party Now"、"Untill The Morning Comes"や"Tonight's The Night"など軽快なディスコなんかが収められており、とても良く出来たアルバムでした。
そして、この4thアルバム"A Woman Needs Love"が1981年に発表されることとなりますが、私はRay Parker,Jr.のアルバムの中では最も大好きなアルバムです。
「ソフト&メロウ」という言葉はこのアルバムのためにあるのではないか、ということさえ思ってしまいます。
甘く囁きかけるようなセクシーなヴォーカルにメロウな旋律を持ったナンバーの数々。
当時の女性からの支持も絶大でした。
私は、ソロになってからの"The Other Woman"を出した頃の彼を生で見ましたが、これが最高のパフォーマンスでとても満足のいくものでした。
その時は、今の家内と見に行きましたが、家内がいっぺんに彼のファンになってしまいました。
それこそ、この時期のRay Parker,Jr.は輝いていましたね。
この時のセットリストにもこの4thからのナンバーがかなりの数が入っていたと思います。
1曲目のタイトル・ナンバー"A Woman Needs Love"は大ヒットしたナンバーで、この曲こそRay Parker,Jr.のサウンドを良く著してしているナンバーだと思います。「ソフト&メロウ」の代表的なナンバーです。
3曲目の"That Old Song"も1曲目以上にソフト&メロウなナンバーです。もういうことはありませんね、状態です。
そして6曲目の"Old Pro"、ラスト・ナンバーの"So Into You"とこれらのナンバーは最高にメロディアスでいかしたアーバン・ソウルのナンバーとなっております。
ところで、このRayのアリスタ在籍のアルバムは一度全てCD化され、出た当時は全て持っておりましたが、アナログ・レコードを持っていたので、この4thと3rdを除き他のアルバムを売ってしまいました。
今じゃ、どれも高嶺の花となっており、入手困難です。
「後悔先に立たず」とは、このことですね。失敗しました。
昨年、"I'm Free!"を久し振りに発表したRayですが、再び生を見てみたいです。札幌にもこないでしょうか。
また、今回の新録に伴い、アリスタ盤の再CD化はないのでしょうか?
2007-01-06
Olivia Newton-John / Clearly Love (1975)

私も、当時は、20歳をほんの少し超えたくらいでしたが、彼女のアルバムを初めて手にしたのがこのアルバムでした。
これの前のアルバム"Have You Never Been Mellow"でタイトル・ナンバー「そよ風の誘惑」が大ブレイクしたOlivia Newton-Johnでしたが、このアルバムもかなり売れました。
当時は、ジャケットに写る彼女の写真を見て、とにかく「可愛いな」というのが第一印象でしたね。
また、当時はあまりお金がなかったので、1枚のアルバムを聴き込むという感じでしたので、このアルバムもヘヴィ・ローテーションしておりました。
Olivia Newton-JohnのアルバムがCD化された時は、前作の"Have You Never Been Mellow"は早くにCDになりましたが、このアルバムはずっと未CD化のままだったと思います。
HMV JapanやAmazon Japanでも2、3年前はヒットしていなかったと思いますし、外資系の大手のCDショップにもなかったと思います。
で、CDで聴きたいととずっと思っていた私は、ネットで検索し、確かCDnowで購入したと記憶してます。
まあ、今はHMVもAmazonもカタログに掲載されておりますが。
そんなOlivia Newton-Johnの"Clearly Love"ですが、元々彼女はカントリー歌手でしたので、このアルバムもカントリー・フレーバーは漂うものの基本的にはポップスです。
このアルバムで最も好きなナンバーの1曲目"Something Better To Do"は、クリスタル・ヴォイスのOliviaのヴォーカルが最高にいかしたメロディアスなポップス・ナンバーです。この時期、Olivia Newton-Johnといえば、プロデュースはJohn Farrarとほぼ固定しておりましたが、このJohn Farrarも1980年に唯一のソロ・アルバム"John Farrar"を出しておりますが、これがメロディアスなナンバーばかりを集めたAORアルバムとなっておりました。今じゃ貴重盤になっておりますが、AORファンからも当時注目を集めておりました。そのJohn Farrarのペンによる曲ですので、悪いわけはありません。一押しのナンバーです。
2曲目の"Lovers"はメロディアスなバラード・ナンバーです。Oliviaの声って本当に素敵ですよね。
3曲目の"Slow Down Jackson"は美しいピアノの音から入るナンバーで、これも1曲目に負けないくらいの出来となっております。バックのJohn Farrarのギターの音がとても良い雰囲気を醸し出しております。
4曲目の"He's My Rock"はバックのスティール・ギターがカッコ良いカントリー・タッチのナンバーです。このナンバーでのOliviaのヴォーカルはとても元気いっぱいです。
5曲目の"Sail Into Tomorrow"は再びJohn Farrarのペンによる美しいバラード・ナンバーです。Oliviaの高音に伸びるヴォーカルも最高です。
6曲目の"Crying, Laughing, Loving, Lying"はハートウォーミングな感じのアコースティック・ナンバーです。
7曲目のタイトル・ナンバー"Clearly Love"も最高にいかしたバラード・ナンバーです。かなりの盛り上がりのあるナンバーで、Oliviaのヴォーカルも最高潮です。また、このナンバーでも、短いながらJohn Farrarのギター・ソロがとてもカッコ良い出来となっております。
8曲目の"Let It Shine"もカントリー・フレーバーが漂うナンバーです。タイトルどおり、Oliviaのヴォーカルも輝いています。
9曲目の"Summertime Blues"はあのEddie Cochranのナンバーで、THE WHOのカヴァーが有名なナンバーですが、このOliviaのヴァージョンも元気溌剌としたロックンロール・ナンバーに仕上がっております。
10曲目の"Just A Lot Of Folk (The Marshmallow Song)"もアコースティカルでメロディアスなナンバーに仕上がっております。
ラスト・ナンバーの11曲目"He Ain't Heavy... He's My Brother"も美しいメロディを持ったバラード・ナンバーで、Oliviaのヴォーカルが最高にいかしてます。
久し振りに聴いたら、やっぱり良かったので本日紹介しました。
2007-01-05
Flyte / Dawn Dancer (1994)

このFLYTEですが、おそらくはベルギーのバンドだと思います。
音的にはCAMELタイプで、泣きのギターが最高のプログレです。
ところが、このバンドのヴォーカルがあまりの酷い。
専任のヴォーカリストなんですが、変に高い声で音程が悪すぎます。
曲の出来はとてもメロディアスで最高のプログレなんです。
バックの演奏力も高いのに、このヴォーカリストのせいで、台無しになってしまいそうです。
それでも結構(というよりかなり)聴けるのは、曲が良いからだと思います。
インスト部分は最高です。
特に泣きのギター・ソロは琴線に触れます。
ギタリストの名前はRuud Wortmanという人物で、抜群のセンスです。
このアルバムの唯一のインスト物の3曲目の"Grace"はとてもメロディアスなナンバーで、プログレの香りがプンプンするナンバーでお薦めです。
他のヴォーカルが入ったナンバーもメロディ最高の良く出来たナンバーなんですがね。曲と演奏はとても極上の部類に入ります。
このバンドのサウンドの要はキーボーディストのJack Van Liesdonckという人物だと思いますね。
キーボードとギターが主体のメロディアスなプログレッシヴ・ロックで、この二つの楽器にさらに雰囲気を醸し出させているのが、オルガンとメロトロン担当のLeo Cornelissensという人物です。
さらに引き締まったベースとドラムスのリズム隊が付いております。
バックの演奏はプログレらしさが溢れかなりの聴きものだと思います。
それにしてもヴォーカルが酷すぎます。
ヴォーカルの声さえ我慢出来れば、かなり聴けるアルバムです。
ヴォーカルを替えて全曲聴き直したい、そんなアルバムです。
音的にはとても好きです。
あー、それにしても、もったいないなー。
なんでこんな下手なヤツをヴォーカリストに据えたのでしょうか?
全く持って疑問です。
2007-01-04
Baby Animals / Shaved And Dabgerous (1993)

このアルバムも1/2に手に入れたもので、値段は99円でした。
曲も結構聴き易いナンバーが多く収められておりますので、そこそこいけてると思います。
全11曲が収められておりますが、その内。3曲目の"Life From A Distance"と4曲目の"Be My Friend"では、EXTRMEのNuno Bettencourtがプロデュースしております。
4曲目の"Be My Friend"はあのFREEのカヴァーですが、これが結構良かったりします。バックの音もそこそこハードですし、演奏もまとまりがあって良いですね。
3曲目の2Life From A Distance"は音にキレがあるナンバーで、この辺はさすがNuno Bettencourtというところか。
2曲目の"Buputa"はロックンロールしたカッコ良いナンバーです。
6曲目の"Lights Out At Eleven"はメロディがいかしたミディアム・スロウのナンバーですが、サウンドが若干重ためで、バックのギターがかなりいかしてます。
7曲目の"Backbone"の前奏のギターはかなりハードロックしておりますが、曲に入るとこれが結構大人しめな音に変わります。また、中間部からは、ギターの音もハードになります。かなりロックした曲で、こういうのって好きですね。
9曲目の"Because I Can"では、Nuno Bettencourtも曲作りに参加しております。ヴォーカルを替えれば、EXTREMEといったところか。
10曲目の"Stoopid"はご機嫌なロックンロール・ナンバーです。
11曲目の"At The End Of The Day"はハードにドライヴィングしたナンバーで疾走感があります。
私はこのアルバムを購入するまで、このバンドのことは知りませんでした。
発売が1993年ということですから、結構前のバンドですが、ハードロックが好きな方には結構聴けるバンドだと思いますね。
99円では、十分お釣りがきます。
2007-01-03
The Power Station / Living In Fear (1996)

子供の頃は、クリスマス・イヴから正月まで、とてもワクワクする時期でした。
もちろんお年玉ということもあったと思いますが、それ以外にも大晦日から元旦にかけて、ずっと起きてられるということが結構楽しみだったりもしました。
それも、勤め始めるようになってから段々と薄れるようになり、今ではまとまった休みが取れることが嬉しいといった位でしょうか。
その休みも今日1日だけとなり、明日からまた会社です。
ホント、あっという間に過ぎてしまいました。
最近は元旦からオープンしているお店も沢山ありますが、とりあえず元旦はずっと家におりました。
それでも昨日は、市内の中古ショップに出かけ、安いCDをまとめ買いしてきました。
ここのお店も1月に1度くらいの割合で行っているお店で、北海道大学の近くにあるお店です。
ここはアナログ・レコードの在庫が結構ありますが、目玉は390円コーナーのCDと店頭にある99円のCDでしょうか。
今回もこの390円と99円のCDをまとめて買ってきました。
今日紹介しますTHE POWER STATIONの2ndアルバムは390円コーナーで見つけたものです。
彼等の1stは既に持っておりますが、この2ndはお金がある時にと思っておりました。
更に、今回仕入れたのは国内盤で帯付、美品でした(試供盤でしたが)。
1stには、"Some Like It Hot"と"Get It On (Bang a Gong)"という大ヒットナンバーが収められておりました。
"Get It On (Bang a Gong)"は、あのT.REXの超有名ナンバーですが、このTHE POWER STATIONヴァージョンはオリジナルのよさを全く壊すことなく、とてもカッコ良いアレンジが最高のナンバーでした。
今日紹介する2ndにも超有名なナンバーのカヴァーが2曲収められております。
MARVIN GAYEの"Let's Get It On"とTHE BEATLESの"Taxman"です。
"Let's Get It On"はアレンジの凝り過ぎといった感じで、イマイチといったところか。
"Taxman"はAndy Taylorの歪んだギターの音とRobert Palmerのソウルフルなヴォーカルがカッコ良いものとなっております。
このアルバムからのシングル曲"She Can't Rock It"は、前回の"Some Like It Hot"を狙ったようなファンキーなナンバーです。曲の出来としては悪くはありませんが、"Some Like It Hot"が最高にいかしたナンバーでしたので、これと比べるとイマイチに感じます。
でも1曲目の"Notoriety"は前奏部分がTHREE DOG NIGHTの"Liar"とソックリなナンバーですが、とてもファンキーでノリの良いナンバーに仕上がっております。
6曲目の"Fancy That"なんかもバックの女性ヴォーカルがいかしたダンス・ミュージックに仕上がっております。
7曲目の"Living In Fear"はこのアルバムのタイトル・ナンバーですが、Andy Taylorのハードなギターがたまらいナンバーとなっております。そういえば、バンドのベースはBernard Edwardsですので、彼が在籍したTHE DISTANCEの唯一のアルバム"Under The One Sky"に入っているようなご機嫌なハードロック・ナンバーという感じです。
8曲目の"Shut Up"も似たタイプのナンバーとなっております。
10曲目の"Love Conquers All"はメロディアスなバラード・ナンバーで、バックのAndy Taylorのギターが最高です。これはお薦めですね。
このTHE POWER STATIONの魅力は何と言ってもソウルフルでファンキーということで、サウンドの要はベースのBernard Edwardsだと思いますね。
また、このサウンドにさらなる魅力を付加しているのが、ヴォーカルのRobert Palmerです。
もちろん、ギターのAndy TaylorとドラムスのTony Thompsonの存在も欠かせませんが。
ただ、残念なことは、このプロジェクトのサウンドの要のBernard EdwardsもRobert Palmerも既に他界しているということです。
特に私にとっては、Robert Palmerはかなり好きなアーティストで、ソロ・アルバムもかなりの枚数を持っております。
70年代後半のAORが華やかし頃の、78年の"Double Fun"や79年の"Secrets"といった作品はその手のファンからも結構支持されておりました。
"Bad Case of Loving You (Doctor, Doctor)"や"Every Kinda People"なんかはAORしたナンバーでそこそこヒットしました。
ただ、大ブレイクといえば、"Addicted to Love"や"Simply Irresistable"など80年代に入ってからとなりますが。
ということで、このTHE POWER STATIONの2ndですが、1stほどの強烈さはありませんが、かなり良く出来たアルバムで、ハードロック・ファンにもお勧めです。
390円は安い!
2007-01-02
Leslie Smith / Les Is More (1992)

AORは私にとって、それこそ思い入れが深いジャンルです。
70年代後半から80年代前半までのAORの全盛期には、AORが生活の一部となっておりました。
20代の中・後半辺りで、無くてはならないものでしたね。
一人でいる時も、彼女と入る時も、ひと時も欠かすことが出来ないものでした。
Bobby Caldwell、Boz Scaggs、Billy Joel、Rupert Holmes、Gino Vannelliなど数え上げればきりがないですが。
今回、紹介しますアルバムは、全盛期のものではないですが、収められているナンバーは殆ど全盛期の時の曲ばかりです。
Leslie Smithという黒人ヴォーカリストの"Les Is More"は1992年に出されたアルバムですが、全てカヴァー曲となっております。
でも、選曲は最高です。
もちろん、この時期アメリカではこんな音楽は流行っていなく、CDの帯を見ると、「日本のみのリリース!!}となっております。
歌はかなり上手いですし、プロデューサーのRichie Vanillaがアレンジもしておりますが、オリジナルを殺すことなく、とても良く出来たアルバムとなっております。
全10曲が収められており、Rupert Holmes、Boz Scaggs、Airplay、Wilson Bros.、Gino Vannelli、Ned Dohenyなどのナンバーがセレクトされており、CDの帯には、「メロウに香りたつ10篇のストーリー」とありますが、これが大げさでも全くなく、全曲メロディアスなバラード・ナンバーばかりです。
収録曲は、以下のとおりです。
1 It's Something - Brenda Russell
2 Less Is More - Rupert Holmes
3 After The Love Has Gone - Airplay
4 We're All Alone - Boz Scaggs
5 Fool (If You Think It's Over) - Chris Rea
6 Like Yesterday - Wilson Bros.
7 I Just Wanna Stop - Gino Vannelli
8 Wild Flower - Skylark
9 A Love Of Your Own - Ned Doheny
10 What's Going On - Marvin Gaye
とにかく、心地良いサウンドですので、是非、聴いていただきたいですね。
2007-01-01
Invertigo / Forum (2001)

今回紹介します"INVERTIGO"というバンドの"Forum"というアルバムですが、実はこのアルバム大阪の友人から譲っていただいたものなんです。
彼とは、CDの売買がきっかけで音楽に関する情報をやりとりしたりする仲となり、今では気の置けない友人となっていると私は思っております。
そんな彼から最初はコピーをいただいたのですが、これが最高にいかしたパワーポップした私の大好きなサウンドであったことから、彼にそのことをメールしたら、無料で譲っていただいたということです。
彼には、いろいろとCDを譲っていただいたりして、とてもお世話になっております。
以前、私のHPのスムース・ジャズの特集をしましたが、70年代後半から80年代前半のFUSIONブーム華やかしき頃は、結構この手のジャンルの音楽も良く聴いておりましたが、その後、こういったジャンルからも遠ざかっておりましたが、彼とのメールのやりとりがきっかけで、最近はスムース・ジャズ系の音楽も良く聴くようになりましたし、ホント、お世話になっております。
それで、このINVERTIGOですが、冒頭にも書きましたが、私にとっては、これは紛れも無くパワーポップの最高のアルバムです。
彼から紹介されるまで、このバンドについては全く知りませんでした。
ジャケット見るとメロコアやギターポップ系のバンドだろうということで、おそらく自分からは手に入れようとしなかったと思います。
それが最初に1回聴いただけで、これって最高にメロディアスでポップで、直ぐに気に入ってしまいました。
Enuff Z'Nuffとは違いますが、とても甘いメロディを持ったナンバーばかりなんです。
音的には、ギターポップやメロコアといった部分も多少ありますが、とにかくメロディアスな曲がいっぱい詰まっているんです。
このバンドはオーストラリア出身のバンドで、全曲彼等のオリジナル・ナンバーですが、ソング・ライターとしてもかなり高水準にあると思いますね。
全曲捨て曲無しの強力の1枚です。全ての曲の紹介はsじませんが、先ず1曲目の"Desensitized"を聴いて、このバンドの虜になってしまいました。とにかく、ポップかつメロディアスで、これが私が洋楽に求めているものでしたので、もう言葉も出ませんでしたね。
3曲目の"Man Enough"辺りの前奏なんかは、多分にTHE BEATLES的でもあります。
4曲目の"Say You Do"は彼らなりのバラード・ナンバーで、美しいメロディを持ったポップ・センスも最高のナンバーです。
5曲目の"What If It's Me?"でのギターはかなりハードですが、このナンバー辺りは、かなりEnuff Z'Nuff的なナンバーです。ただ単にハードではなく、聴き易いメロディを持っているポップなナンバーですが、この辺のアレンジや曲作りがこのINVERTIGOの魅力なんだろうと思います。
6曲目の"If I"なんかもTHE BEATLES的で、彼等の敬愛するミュージシャンはおそらくTHE BEATLESだと思いますね。
9曲目の"Slave"はかなりサイケなナンバーだと思いますが、こういったナンバーでもメロディアスでポップという彼等の魅力は全く衰えません。
10曲目のTypical"は哀愁を帯びた甘めのメロディが堪りませんね。
紹介していない他のナンバーも軽く平均点を超えた出来の良いナンバーです。
ネットで調べてもAmazon USA辺りでは結構な値段もついているようですし、こんなアルバムを紹介していただいて、更にCDまでプレゼントしていただいた大阪の友人に本当に感謝しております。
このアルバムは最高です。
私の愛聴盤の1枚となってしまいました。