2007-05-28
Roger Voudouris / On The Heels Of Love (1981)
本日紹介しますRoger Voudourisはこのアルバムを含め4枚のアルバム(78年"Roger Voudouris、79年"Radio Dream"、80年"A Guy Like Me"、そして81年"On The Heels Of Love")を出しております。
この内、78年と79年のアルバムは、以前ワーナーからCD化されましたが(現在は、廃盤でプレミアとなっておりますが)、80年のアルバムは未CD化で、この4枚目に当たる81年の作品が2003年にCD化されました。
最初の2枚はMichael Omartianのプロデュースの下、2ndにはJay Graydonなどの名前もあり、アルバムに収められていたナンバー"Get Used To It"は全米21位を記録するヒットとなり、本国以外、この日本でも、彼の名前が一躍有名となりました。
私もこの2ndで彼の名前を知り、1stを改めて購入した一人でした(当時は、こういった人が多かったと思いますが)。
その時の感想として、1stはAORというよりシンガー・ソングライターといった趣の大人しめの音で物足りなさを感じておりましたし、2ndはそれこそヒットした"Get Used To It"のみといった感じもしました。
3rdに至っては、これがニューウェーヴっぽいアルバムでがっかりしたことを覚えております。
で、この4thを聴いた時は、これぞまさしくAORといった感じのアルバムで、彼の4枚の中では最も良く出来たアルバムだと思っておりました。そういう意味で、このアルバムのCD化は大変嬉しく思っておりました。
前の3作がワーナーで、この4枚目はボードウォークというマイナーなレーベル(それでもTIERRAを抱えておりましたの期待のレーベルでしたが)でしたのでCD化は無理かも、と思っておりましたので、喜びもひとしおでした。
1曲目のタイトル・ナンバー"Heels Of Love"は美しいストリングスをバックに、しっとりとしたメロディを持ったまさしくこれぞAORナンバーで、この曲の中でもベスト・ソングと呼べる曲だと思います。
2曲目の"When Two Divide"も美しいメロディのバラード・ソングで、1曲目の甲乙つけがたいナンバーです。これら2曲とも最高のナンバーです。
3曲目の"She's Too Cold"はバックのサックス(Tom Scottか?)がカッコ良いアーバンな感じのAORナンバーに仕上がっております。また、このアルバムでは、Richard Page、Steve George、Tom Kelly等がバッキング・ヴォーカルを務めていますが、このナンバーでのバッキングのコーラスワークは最高です。
4曲目の"First Love"は美しいピアノの音から入るバラード・ナンバーで、結構盛り上がりのある曲となっております。途中のエレクトリック・ギターの音は最高のアクセントとなっております。
5曲目の"Let Her Get Away"はこれまた洒落たシティ・ミュージックといった感じのAORナンバーとなっております。
6曲目の"Another Sad Love Song"はアコースティカルなサウンドのバラード・ナンバーで、バックのアコースティック・ギターとピアノの絡まるようなサウンドがとても優しさを感じさせてくれます。もちろん、メロディの良いですし、Rogerの抑え気味のヴォーカルも素晴らしいです。
7曲目の"I Can See Him (In Her Eyes)"もメロディアスなバラード・ナンバーです。このRoger Voudourisという人は、結構こういったバラード・ナンバーがしっくりくる人なんだな、と改めて納得しました。
ラスト・ナンバーの8曲目"Outgrowing Me"も美しいピアノとヴァイオリンの音から入るしっとりとしたバラード・ナンバーです。このナンバーも申し分ないです。
とにかく、このアルバム、捨て曲が1曲も無いのがスゴイ!です。
以前CD化されたアルバムは手の届かない価格が付いているようですが、内容的に見れば、今回紹介した"On The Heels Of Love"が最も良い出来だと思いますし、このアルバムはまだ定価で売っておりますので、もし、このアルバムを聴いたことのないAORファンが居られましたら是非聴いてみるべきですね。
この内、78年と79年のアルバムは、以前ワーナーからCD化されましたが(現在は、廃盤でプレミアとなっておりますが)、80年のアルバムは未CD化で、この4枚目に当たる81年の作品が2003年にCD化されました。
最初の2枚はMichael Omartianのプロデュースの下、2ndにはJay Graydonなどの名前もあり、アルバムに収められていたナンバー"Get Used To It"は全米21位を記録するヒットとなり、本国以外、この日本でも、彼の名前が一躍有名となりました。
私もこの2ndで彼の名前を知り、1stを改めて購入した一人でした(当時は、こういった人が多かったと思いますが)。
その時の感想として、1stはAORというよりシンガー・ソングライターといった趣の大人しめの音で物足りなさを感じておりましたし、2ndはそれこそヒットした"Get Used To It"のみといった感じもしました。
3rdに至っては、これがニューウェーヴっぽいアルバムでがっかりしたことを覚えております。
で、この4thを聴いた時は、これぞまさしくAORといった感じのアルバムで、彼の4枚の中では最も良く出来たアルバムだと思っておりました。そういう意味で、このアルバムのCD化は大変嬉しく思っておりました。
前の3作がワーナーで、この4枚目はボードウォークというマイナーなレーベル(それでもTIERRAを抱えておりましたの期待のレーベルでしたが)でしたのでCD化は無理かも、と思っておりましたので、喜びもひとしおでした。
1曲目のタイトル・ナンバー"Heels Of Love"は美しいストリングスをバックに、しっとりとしたメロディを持ったまさしくこれぞAORナンバーで、この曲の中でもベスト・ソングと呼べる曲だと思います。
2曲目の"When Two Divide"も美しいメロディのバラード・ソングで、1曲目の甲乙つけがたいナンバーです。これら2曲とも最高のナンバーです。
3曲目の"She's Too Cold"はバックのサックス(Tom Scottか?)がカッコ良いアーバンな感じのAORナンバーに仕上がっております。また、このアルバムでは、Richard Page、Steve George、Tom Kelly等がバッキング・ヴォーカルを務めていますが、このナンバーでのバッキングのコーラスワークは最高です。
4曲目の"First Love"は美しいピアノの音から入るバラード・ナンバーで、結構盛り上がりのある曲となっております。途中のエレクトリック・ギターの音は最高のアクセントとなっております。
5曲目の"Let Her Get Away"はこれまた洒落たシティ・ミュージックといった感じのAORナンバーとなっております。
6曲目の"Another Sad Love Song"はアコースティカルなサウンドのバラード・ナンバーで、バックのアコースティック・ギターとピアノの絡まるようなサウンドがとても優しさを感じさせてくれます。もちろん、メロディの良いですし、Rogerの抑え気味のヴォーカルも素晴らしいです。
7曲目の"I Can See Him (In Her Eyes)"もメロディアスなバラード・ナンバーです。このRoger Voudourisという人は、結構こういったバラード・ナンバーがしっくりくる人なんだな、と改めて納得しました。
ラスト・ナンバーの8曲目"Outgrowing Me"も美しいピアノとヴァイオリンの音から入るしっとりとしたバラード・ナンバーです。このナンバーも申し分ないです。
とにかく、このアルバム、捨て曲が1曲も無いのがスゴイ!です。
以前CD化されたアルバムは手の届かない価格が付いているようですが、内容的に見れば、今回紹介した"On The Heels Of Love"が最も良い出来だと思いますし、このアルバムはまだ定価で売っておりますので、もし、このアルバムを聴いたことのないAORファンが居られましたら是非聴いてみるべきですね。
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