2007-08-30
Starship / Knee Deep In The Hoopla (1985)

1981年に発表された"Modern Times"は当時の時代の音、いわゆる産業ロック然とした内容で、私は大好きでした。
この"Knee Deep In The Hoopla"も基本的には"Modern Times"とあまり変わらないサウンドです。
また、メンバーはすでにオリジナル・メンバーのPaul Kantnerは在籍しておりませんが、Grace Slickはおります。
殆どMickey Thomasが主導権を握った形で、産業ロックとなったサウンドはほぼ彼の影響でしょうね。
もちろん、私は嫌いじゃなく、その反対ですが。
1曲目のの"We Built This City"は最高の産業ロック・ナンバーです。
このナンバーは当時かなりMTVで流れていたと思います。
ハイトーンのMickey Thomasのヴォーカルがご機嫌ですし、とにかくヒットしただけあって、メロディがいかしてます。
2曲目の"Sara"はSTARSHIPの代表的なナンバーです。
メロディアスなバラードのナンバーで、当時ヘヴィ・ローテーしてましたね。
このナンバーでも、Mickey Thomasのヴォーカルは最高です。
3曲目の"Tomorrow Doesn't Matter Tonight"は作者としてRobin Randallがクレジットされておりますが、彼女はあの"VENUS & MARS"というプロジェクトでも有名な産業ロック、メロディック・ロック、AORのソング・ライターとして有名です。
ギターを担当しているのは、Craig Chaquicoですが、STARSHIP脱退後は、スムース・ジャズのアルバムも出しておりましたが、ここでは、ギンギンに弾き捲っています。
4曲目の"Rock Myself To Sleep"ではGrace Slickがリード・ヴォーカルを担当しております。
この人は何時まで経ってもキレイな人ですし、ヴォーカルにも迫力があります。
5曲目の"Desperate Heart"は再びメロディアスな産業ロック然としたナンバーで、お薦めですね。
さすが、Randy GoodrumとMichael Boltonのペンによるナンバーです。
6曲目の"Private Room"はこのアルバムで唯一のSTARSHIPのオリジナル・ナンバーです。
ファンキーなナンバーです。
7曲目の"Before I Go"は、あのDavid Robertsのペンによるナンバーです。
やはりかなりAORっぽいナンバーと言えるかも。
8曲目の"Hearts Of The World (Will Understand)"はGrace Slickがメインのヴォーカルをとったナンバーで、彼女の声質にピッタリなナンバーとなっております。
ラスト・ナンバーの9曲目"Love Rusts"は重厚さを感じるバラード・ナンバーです。
"Modern Times"もかなり良く出来た産業ロック・アルバムでしたが、この"Knee Deep In The Hoopla"も同じくらい良く出来たアルバムだと思います。
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