2010-10-31
T.Rex / Classics 5 CD (2010)

どうせならほかのアルバム、1970年のT.Rex名義としての1stアルバム"T. Rex"、1971年の"Electric Warrior"、1972年の"The Slider"さらに1974年の"Light of Love"も一緒にコンプリートなボックス・セットにして欲しかった、というのは私だけじゃないと思います。
このボックス、5枚入って、2,771円(2010.10.31現在のAmazonでの価格)というとても割安感のあるボックス・セットですが、最近、この手の廉価盤のボックスがいろいろなバンド・アーティストのものが出ております。
私もSlaveを始め結構な数を購入しました。
私が初めてT.Rexを聴いたのは、1970年の"T.Rex"でした。
当時私は、高校3年で、毎年夏に行われる学校祭において、私も含め友人たち7人で、「Seven Stars(もちろん、7人とたばこのセブン・スターを掛けて)」という喫茶店の模擬店をやろうということになり、喫茶店にはバック・グランド・ミュージックが必要ということで、ステレオ装置やレコードを持ち寄ることとなりました。
で、装飾はどうしようかとなり、ミュージシャンのポスターを貼ることとなりましたが、じゃ、ポスターをどうしようか、ということで、札幌市内にある洋楽部門を持っているレコード会社で行って頼んでみることになりました。
東芝EMIやポリドールなどを訪問し、学校祭でポスターを使いたいが、いただけないかとお願いしたところ、快く提供していただき、さらにサンプル盤のレコードも提供してくれることとなりました。
当時東芝EMIは1970年の"T.Rex"を大々的にプロモーションしていたせいもあるのでしょうが、こんないとも簡単に手に入れることができたにとても驚いたことを覚えております。
それがT.Rexとの初めての出会いでした。
こういう出会い方をしたせいもあるのでしょうが、それ以降、T.Rex (Marc Bolan)はMy Favorite Musicianとなりました。
今も、The BeatlesやEric ClaptonそしてBostonほどではありませんが、オリジナル・アルバムやリミックス盤、ブートも含め数多くのアルバムを持っておりますが、このようにボックス物を買ったり、今回も"Unchained"シリーズを8枚収めたアルバムも買ってしまいました。
T.Rex (Marc Bolan)のどこが好きかといと、先ず、ブギー調の彼のギターのトーンそして彼のヴォーカル・スタイルです。
一番目が彼のエレクトリック・ギターの音が好きということもあり、T.Rexの前身Tyrannosaurus Rexはサウンド・スタイルがあまり好みでないということもあり、後から出た編集盤ぐらいしか持っておりません。
このボックス・セットは4thアルバム以降を集めたボックスですが、私は、2ndの"Electric Warrior"と3rdの"The Slider"が最も気に入っております。
一番好きなナンバーは、"Hot Love"ですが、もちろん大ヒットした"Get It On"、"The Slider"、"Metal Guru"、"Telegram Sam"なども大好きですが。
4枚目以降では、ラスト・アルバムとなった"Dandy in the Underworld"が結構好きで、タイトル・ナンバーの"Dandy in the Underworld"はとても気に入っております。
このT.Rexの5枚組ボックスのように最近70年代アーティストのこのような廉価盤のボックス・セットが相次いで発売されたり、最近はAppleレーベル・アーティストのボックスやThe Beatlesのボックスは言うまでもなく、John Lennonのボックスや他のメンバーのリマスター盤、さらに初期から中期のOlivia Newton Johnのボックスなど70年代の音源が音質を向上させて、多くのアルバムが再発されております。
60年代にThe Beatlesの出現によりロック・ミュージックの黎明期を迎え、70年代はロック・ミュージックが確立された年代と言えるかも知れません。
今これだけ70年代音楽が露出されているのも、単なる懐古趣味というのではなく温故知新ということで、見直されれば良いかな?と思っております。
が、CDが売れなくなった時代、現在のCDの購買層は40歳代以上の方が殆どなんだろうと思いますし、こういった70年代の音源やAOR関係のリ・イッシューの動きを見ると、各レコード・レーベルが知恵を絞って(?)、CDを買ってくれそうな世代をターゲットに会社の命運をかけているのかなぁ、などと思ったりもします。
だって、高額なボックス・セットやAORのリ・イッシューものなんて、20代、30代の人に「買え」というのは無理な話でしょう。
そういう意味では、今後も、70年代、80年代のCD化されていな音源もCD化されるかも知れませんね。
まぁ、それ自体は嬉しいことですが。
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2010-10-30
Sojourn / World Of Spirits (2001)

以前にこのブログでも紹介した"LOOKIN' FOR MORE - 25TH ANNIVERSARY SPECIAL EDITION"は彼らの1stで、ボーナストラックを追加したリ・イッシューされたものです。
キラキラ・キーボードをフィーチャーした80年代産業ロック的なサウンドを持ったバンドで、1stアルバムはその筋では、隠れた名盤とも言われております。
この2001年の復活作も同じようなサウンド・スタイルのアルバムで、Key入りのドラマティックなアレンジに哀愁感漂うメロディのナンバーが数多く収められており、産業ロック・ファンやメロディ・マニアにとっては、必聴のアルバムだと思います。
バンドメンバーは、Kevin Bullock Vocals, Keyboards, Guitar、Dane Spencer Bass、Doug Robinson Guitar、Doug Pectol Drumsで、Kevin Bullockがサウンドの要となっております。
収録ナンバーは、
01. Heart Of A Poor Boy
02. Down In The City
03. Losing Track Of Time
04. Higher Power
05. World Of Spirits
06. One More Nail In The Coffin
07. Dear Cousin Eddy
08. Seen A Lot In My Life
09. Stand Up
10. Changes In The World
の10曲となっております。
01は、もう出だしのキラキラ・キーボードを聴いただけで、唸ってしまいそうなナンバーです。
哀愁のハードポップといった感じのメロディアスなナンバーで、バックのギターのトーンもとてもカッコ良いです。
02はギター・オリエンティドのナンバーですが、結構ポップに仕上がっております。
03は再びキーボードとギターのブレンドがいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
04はギターの音がカッコ良いメロディアス・ロックしたナンバーです。
05はアコースティカルな感じのメロディアスなバラード・ナンバーです。
06はアコースティック・ギターとハード目のエレクトリック・ギターの音が妙にマッチしたアメリカンロック・スタイルのナンバーです。
07はコーラス・ワークがカッコ良いメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
08は再びギター・オリエンティドしたカッコ良い産業ロックのナンバーです。
バックの音は、キーボードといい、ギターといい、もう80年代です。
09はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。
10はピアノの音がとても印象的なメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
私は、結構気に入りました。
2010-10-29
Brooklyn Dreams / Sleepless Nights (1978)

彼らはニューヨーク出身のブルー・アイド・ソウルのバンドで、Brooklyn Dreams (1977)、Sleepless Nights (1978)、Joy Ride (1979)、Won't Let Go (1980)の4枚のアルバムを発表しており、イギリスでの1stアルバムのCD化まで、オリジナル・アルバムのCD化は無く、唯一、1996年に"Music Harmony & Rhythm: Best of Casablanca Years"というベスト・アルバムのみがCD化されておりました(それも今では、メチャメチャ高い)。
私は、これら4枚のアルバムの中で、この"Sleepless Nights"が最も良く出来たアルバムだと思っております。
どのアルバムも基本的には、ディスコ・タッチのブルー・アイド・ソウルした彼らのヴォーカルがいかしたアルバムですが、AORアルバムという観点からは、この"Sleepless Nights"が一番だと思います。
特に、このアルバムに収録されている"Make It Last"は彼らのナンバーの中で、最も良く出来ているナンバーですし、ほかのナンバーもライト&メロウしたメロディアスなナンバーが収められております。
収録ナンバーは、
01 Make It Last
02 That's Not The Way That Your Mama Taught You To Be
03 Sleepless Night / Send Me A Dream
04 Fashion For Me
05 First Love
06 Street Man
07 Touching In The Dark
08 Long Distance
09 Coming Up The Hard Way
10 Heaven Knows
の10曲です。
01は出だしのLee Ritenourのギターが最高にいかしたメロディアスな、まさにAORしたナンバーです。
彼らのヴォーカルもバックのパフォーマンスも最高ですが、とにかく曲事態の出来が素晴らしいんです。
AORの名曲の中の、1曲に入ると思いますね。
02はストリングスがいかにもディスコ・タッチのナンバーで。サックスの音色がいかした軽快でメロディアスなナンバーです。
03は出だしのストリングスが華麗なメロディアスなバラード・ナンバーです。
さすがBrooklyn Dreams、コーラス・ワークは最高です。
04はバックのストリングスアコースティック・ギターそしてピアノの音が美しい、とてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
このナンバーも01の次くらいにお勧めです。
05はミディアム・テンポのバックのホーンがいかしたファンキーなナンバーです。
06は最高にいかしたディスコ・ナンバーです。
ポップでメロディアス、そして軽くファンクしたナンバーで、このナンバーの出来も素晴らしいです。
07は再びミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、もうこのナンバーも完全にAORしております。
08もミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、このナンバーでもLee Ritenourの華麗なギター・ソロを聴くことができます。
01でのギターは、多分にロック的でしたが、ここでは、本来のLee Ritenourのギターのトーンとなっております。
09はJerry Heyのトランペット・ソロから入るライト&メロウしたメロディアスなナンバーです。
バックのコーラスとホーン類の音もとてもカッコ良いです。
10はDonna Summerとのデュエットによる軽快なディスコ・ナンバーです。
さすがビルボード・ホット100で2位にランク・インされただけあって、ヒット性抜群のナンバーです。
なお、このアルバムには、Jay Graydon、Mike Baird、Ed Greene、Chuck Rainey、Scott Edwards、David Hungate、Victor FeldmanといったAORアルバムに欠かすことのできないスタジオ・ミュージシャンが参加しております。
本当に良く出来たAORアルバムだと思います。
今、Amazonの覗いたら、この"Sleepless Nights"ですが、ボーナス・トラック2曲を追加して輸入盤が2010年12月7日に発売されるようです。
今回の日本でのCD化は限定販売ですので、売り切れは必定と思われますので、買い忘れ(まだ、現在は在庫があるようですが)の時は、この輸入盤を購入するのも良いかも。
もちろん、私は、ボーナス・トラック聴きたさで、輸入盤を予約しましたが。
2010-10-28
Unruly Child / World Collide (2010)

それも2003年の"UCIII"以来、7年振りのアルバムということもありますが、それ以上にMark Free (Marcie Michelle Free)がリード・ヴォーカリストに復帰したということで、期待も膨らみます。
また、Mark Free以外もBruce Gowdy (G)、Guy Allison (Keys)、Jay Schellen (Ds)といったオリジナル・メンバーにより作られたアルバムですし。
また、今作では、Air Supplyのほか、The Crusaders、Al Jarreau、Jeff Beck、Philip Bailey(EWF)、Barry Manilow、Bobby Caldwell、David Pack(Ambrosia)そしてDavid Fosterなどと共演した実績を持つLarry Antoninoが、ベース・プレイヤーとしてメンバーに名を連ねております。
中身は期待していたような出来で、文句のつけようがありません。
Kelly HansenやPhilip Bardowellのヴォーカルも悪くは有りませんでしたが、やっぱり、Unruly ChildのヴォーカルはMark Freeじゃなきゃ(King Kobraも同じですが)。
サウンドは、Mark Freeのハイトーンがいかしたメロディアスでキャッチーなナンバーばかりが収められており、もうご機嫌です。
収録ナンバーは、
01. Show Me The Money
02. Insane
03. When We Were Young
04. Tell Another Lie
05. Love Is Blind
06. When Worlds Collide
07. Talk To Me
08. Life | Death
09. Read My Mind
10. Neverland
11. Very First Time
12. You Don't Understand
の12曲です。
01はドライヴ感のあるポップでキャッチーなナンバーです。
いやぁー、全く以て、久しぶりに聴くMark Freeのヴォーカルは最高です。
1954年生まれということですから、現在56歳ですが、声はかなり出てます。
全く衰えておりませんね。
Bruce Gowdyのギター・ソロも最高です。
02は出だしのパフォーマンスも曲全体のパフォーマンスもカッコ良いメロディアス・ハードロックしたナンバーです。
03はスケール感のあるブギ調のナンバーです。
Mark Freeのハイトーン、いかしてますし、Bruce Gowdyのギターのカッティングもソロも素晴らしいです。
さらにバックのコーラスもいかしてます。
04はメロディアスなパワー・バラードのナンバーで、こういう曲を歌っている時の、Mark Freeのヴォーカルって、ホント、惚れ惚れしますね。
バックのパフォーマンスもいかしており、本当に良く出来ております。
05はハードブギ調のロックンロールしたナンバーです。
Bruce Gowdyも他のメンバーのプレイは最高です。
もちろん、Mark Freeのハイトーンは、もう素晴らしいです。
本当に、全く衰えが見えません。
06はミディアム・テンポのメロディアスなバラード風のナンバーです。
コーラス・ワークがとても美しい(マッチする言葉はおそらくコレ)ですし、Bruce Gowdyのギターが泣いていて、哀愁感もバッチリです。
07はミディアム・スロウのアコースティカルな感じの、メロディアスなバラード・ナンバーです。
盛り上がり感もあり、とても素敵なナンバーに仕上がっております。
08はギター・オリエンティドのちょっと重ためのナンバーです。
メロディアス度はイマイチですが、バックのプレイは素晴らしいです。
09はアカペラ風の出だしが印象的なメロディアスなハードポップしたナンバーです。
キャッチーかつメロディアスなナンバーです。
10はLarry AntoninoのベースラインとJay Schellenのドラミングがカッコ良い、身体にズンと響くナンバーです。
カッコ良いという言葉がピッタリのナンバーです。
11はメロディアスでキャッチーかつポップなキーボードとギターが見事にブレンドされた産業ロックのナンバーです。
好きですね、こんなタイプの曲は。
これはとてもお勧めです。
12の出だしはプログレ的な感じですが、本編に入るとアコースティカルな感じのスケール感のあるメロディアスなナンバーに仕上がっております。
さすが、Mark Freeがヴォーカルを務めているUnruly Childのアルバムです。
期待どおりの内容でした。
ところで、性転換したMarcie Michelle Freeの顔写真がインナー・ジャケットに写っておりますが、女性の顔に見えなくもないですが、やっぱり、(?)っていうかんじかなぁ。
でも、関係ないですね。
これだけ良いアルバムを出しているのですから。
2010-10-27
Bryan Ferry / Olympia (2010)

前作"Dylanesque"はBob Dylanのカヴァー集として少しは話題にはなりましたが、私にとっては、ちょっと物足りないように感じました。
まぁ、Bryan Ferryのソロ・アルバム(Roxy Musicも)は全て持っておりますが、私にとってのBryan Ferryは1985年の6thアルバム"Boys and Girls"までで、その後のアルバムは、殆どが一度か二度しか聴いておりません(もう少し聴きこめば、アルバムの良さも判るのでしょうが)。
でも、本作は、結構期待しております。
その理由は、このジャケット・デザインです。
このデザインを見た時に、先ずRoxy Musicが頭に思い浮かべましたし、このアルバムが三種類あるということも、今回のBryan Ferryは力が入っているのでは、と感じたからです。
で、この期待は、全く裏切られることがありませんでした。
バックにPhil Manzanera、Andy McKay、Brian Enoといった旧Roxy Musicのメンバーも参加しており、Roxy Musicが再結成して、今アルバムを出すんだったら、おそらく、この"Olympia"と同じような感じになるんだろうな、とさえ思いました。
アルバム・ジャケットのデザインといい、サウンドといい、このアルバムは、新生Roxy Musicのアルバムと言っても良いかも知れません。
先ほど、三種類のアルバムが出ていると書きましたが、一つは、2枚のCD(通常盤とリミックス盤)と1枚のDVD(メイキング"Olympia")、もう一つは1枚のCD(通常盤)と1枚のDVD、さらにもう一つは通常盤のCDです。
本当は、3枚組のセット盤が欲しかったのですが、これがかなり高いので止め、2枚組のデラックス盤を購入いたしました。
1枚ものの通常盤は、曲目もデラックス盤より少ないので、購入は勧めません。
2枚組のデラックス盤は価格も手ごろですし、現物の装丁がかなり良いです。
現物をこうやって手にしてみて、やはり、今作は力が入っているのが判ります。
その内容ですが、先ず収録ナンバーは、
01. You Can Dance
02. Alphaville
03. Heartache By Numbers
04. Me Oh My
05. Shameless
06. Song To The Siren
07. No Face, No Name, No Number
08. BF Bass (Ode To Olympia)
09. Reason Or Rhyme
10. Tender Is The Night
11. Whatever Gets You Thru The Night
12. One Night
の12曲が収められております。
01は先行してシングル・カットされたナンバーです。
"Don't Stop the Dance"を彷彿させるようなメロディアスなナンバーです。
私のお勧めは02で、少しばかりダンサンブルなナンバーですが、メロディといい、曲の雰囲気といい、もうこれは往年のBryan Ferryそのものです。
シングル・カットするのであれば、この曲だと思うのですが。
とても良く出来たアダルト・コンテンポラリーのナンバーです。
03はコーラスが素敵なこれまた雰囲気いっぱいのナンバーです。
04はBryan Ferryのピアノが素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーです。
また、バックのDavid Gilmourの泣きのギターと女性のバッキングが素晴らしく、もう言葉はいらないです。
このナンバーは、本当に良く出来ております。
05はエレクリカルなミドル・テンポのダンス・チューンという感じです。
06は再びメロディアスなバラード・ナンバーで、サウンドはプログレ的でスケール感を感じさせてくれます。
このナンバーでは、David GilmourとPhil Manzaneraのツイン・ギターを聴くことができます。
これまた、とてもお勧めの1曲です。
07はChris Speddingのカッコ良いギターのカッティングが聴けるミディアム・スロウのメロディアスなナンバーです。
08はPhil Manzaneraのギターを大々的にフィーチャーしたダンサンブルでメロディアスなナンバーです。
バックの女性ヴォーカルがとても良いです。
サブ・タイトルを見ると、このナンバーがアルバムのタイトル・ナンバーとなるようです。
09も往年のBryan FerryやRoxy Musicを感じさせるナンバーです。
これまた、メロディアスで雰囲気最高のナンバーです。
Bryan Ferryのピアノが最高です。
10はSteve Nieveのピアノが印象的なバラード・ナンバーです。
なお、これはTrafficのカヴァーです。
11はもうこれはRoxy Musicでしょう。
メロディアスでポップ、Phil ManzaneraのギターとAndy McKayのオーボエ、さらにChris Speddingのギター、と後期Roxy Musicに通ずるナンバーです。
12は60年代のポップス風のメロディアスなナンバーで、クレジットが無いので判りませんが、誰かのカヴァー曲かも知れません。
これもかなり良く出来ております。
購入前に期待したとおり、この"Olympia"は久々のBryan Ferryの力作です。
サウンドはアダルト・コンテンポラリーしておりますので、AORファンの方にも十分楽しめます。
2010-10-26
Kjetil By / Unrequited Love (2008)

外気は7度ということで、外では冷たい雨が降っております。
先ほど、チラっと外出した時に、何気なく山の方を見渡しましたら手稲山の頂上付近が冠雪しておりました。
先日新聞を見ていたら、「札幌が首位奪還 魅力的な市町村ランキング」という記事が目に飛び込んできました。
民間のコンサルタント会社「ブランド総合研究所」(東京)がインターネットを通じて実施した「地域ブランド調査2010」で、全国で最も魅力的な市町村の1位に、札幌市が選ばれ、昨年の1位函館市からトップを奪い返したとのこと。
また、札幌の首位は2年ぶり4回目だそうです。
全国のランクを見ると、1位=札幌市(2)▽2位=函館市(1)▽3位=京都市(3)▽4位=横浜市(4)▽5位=小樽市(6)▽6位=神戸市(5)▽7位=鎌倉市(7)▽8位=富良野市(8)▽9位=金沢市(9)▽10位=長崎市(13)で、カッコ内の数字は09年のランクです。
これを見て驚くのは、トップ10に北海道の都市が4つも入っているということです。
北海道の魅力は「北の大地といった自然環境」と「四季がはっきりしている」ということと、やっぱり「食べ物」でしょうね。
自然環境では、この札幌に住んでいる私でも富良野市近郊の美瑛町の景色や知床半島などの景色は素晴らしいと思います(特に北海道は地平線が見える景色の場所もありますし)。
また、海鮮物を主体とした食べ物は、もうこれは全国一だと思いますし、乳製品などの特産品も本当においしいです。
四季の関係では、降雪地帯であるということも人気の一つなんでしょうね。
国際的にも有名な「さっぽろ雪まつり」もありますし、ウインター・スポーツも間近で楽しめますし。
でも私は、長年、札幌に暮らしておりますが、これからの長い冬の季節(11月から3月までは冬です)のことを考えると憂鬱な気分になります。
理由は昨日のブログに書いたとおりです。
私が一番好きな季節は6月の新緑の時期です。
何かとてもみずみずしく、清々しく感じる時期です。
ちょっと前置きが長くなりましたが、本日紹介するアルバムは、ノルウェー出身のギタリスト・ヴォーカリストのKjetil Byの2008年の3rdアルバム"Unrequited Love"です。
これがメロディアスな哀愁のハードポップ・AORしたサウンドで、とてもいかしてます。
ノルウェーといえば、北欧ですが、ここもおそらく冬の季節は厳しいんでしょうね。
北欧のハードポップ、ハードロックって、昔から大好きですが、やはり札幌と同じく北国ということで、感覚的に合うんでしょうかね。
このKjetil Byですが、13歳からギターを弾き出し、Point Of Fireというバンド皮切りにBad Look、Crazy Siouxのギタリストとして活動していたそうで、1996年に1stアルバム"No Protection"、2001年に2ndアルバム"Natural High"を発表しているそうです。
この3rdアルバムには、TNTのMorthy Black(B.)やSTAGE DOLLSのSteinar Krogstad(Dr.)等が参加しているほか、4曲目には、BLONDE ON BLONDEの女性ヴォーカリストBente Smaavikもデュエットで参加しております。
収められているナンバーは、
01. Unrequited Love
02. Burning
03. Christine
04. Love And Lost
05. Beautiful And Dangerous
06. Summerwind
07. Wait A While
08. Big Heart
09. These Are The Days
10. Angel
の10曲です。
01はギター・オリエンティドながらメロディアスな哀愁のハードポップ・ナンバーで、とてもいかしております。
02は爽快感のあるメロディアスなナンバーです。
03はメロディアスでポップなナンバーです。
04はメロディアスなバラード・ナンバーで、Bente Smaavikとのデュエットもいかした雰囲気のあるナンバーです。
05はスロウなブギ調のナンバーで、こういうの好きです。
06はギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
07はミディアム・スロウのブルージーなナンバーです。
08はバックのピアノが美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
09はポップで明るい感じのナンバーです。
10はミディアム・テンポのちょっとばかりメランコリックでメロディアスなナンバーです。
ハードポップやAORファンにお勧めのアルバムです。
2010-10-25
Richard Tee / Real Time (1992)

昼間の気温は15度以上あり、例年よりも少しは暖かいのですが、朝晩はかなり冷え込みが厳しくストーブが必要となる陽気となっております。
雪虫が飛ぶようになったということは、これから晩秋を迎え、雪の便りもちらほら聞こえる季節に変化してきていることを実感します。
山はすでに赤く色ずんでおりますが、平地はこれから本格的に色ずき始めます。
来週の天気予報を見ると、週前半に雪という予報も出ておりますし、これから迎える冬のことを考えると鬱陶しい気分になります。
家の前の雪かきや雪道での車の運転、そして、あの寒さ。
車の運転といえば、雪が本格的に降る前に、夏用タイヤから冬用のスタッドレス・タイヤに交換しなければなりませんが、10年ほど前までは自分でタイヤ交換をしておりましたが、今では、作業も大変ということでガソリン・スタンドへ持ち込んでおります。
雪の降らない地域の方が羨ましいです。
雪かきって、結構重労働ですし、冬道の運転は気が張りますし、スタッドレス・タイヤの購入ですとか諸々の費用も掛かりませんし、札幌という街は好きですが、冬は沖縄辺りの暖かい地域で過ごしたい、と時には思ったりもします。
今日は、秋も深まりつつある今の季節に合ったアルバムを紹介いたします。
Richard Teeの遺作となった1992年の"Real Time"です。
でも、ジャケットが違うんじゃない?と思っている方もいらっしゃると思います。
発売元のビデオアーツ・ミュージックの創立25周年記念として、同社の「Haer the music」のシリーズとして1,000円という廉価盤で数十タイトルのアルバムの1枚として発表されたものです。
Richard Tee以外はジャズのアルバムが殆どで、あまり興味のあるアーティストはおりませんでしたが。
このRichard Teeのアルバムは内容から考えると非常に安いと思います。
先日、Stuffのアルバムを紹介した時に、Richard Tee=Stuffと書きましたが、このRichard Teeのソロ・アルバムを聴くと(彼のソロ・アルバム全てですが)、やはりこの公式は成り立つと思います。
もちろん、Steve GaddやEric Galeが参加しておりますが、Richard Teeのあのメロディアスなローズ・ピアノの音色とあの跳ねた感じのピアノの音色が、紛れもなくStuffサウンドの殆どを占めていると思うからです。
これは、私に限らず、Stuffファンの殆どの方は、Richard TeeのいないStuffは、Stuffじゃないと言い切ると思います。
このアルバムには、
01. That's The Way Of The World
02. The Way
03. Gone Too Soon
04. My Funny Valentine
05. I Miss You My Love
06. Yo, Romeo
07. In Real Time
08. Send One Your Love
09. Take The A Train
10. A Secret Place
11. Without You
の11曲が収められております。
どのナンバーもRichard Teeのローズ・ピアノやピアノ、キーボードがとてもいかしておりますが、01はEarth Wind & Fireのバラード・ナンバーを連想させてくれており、さらに彼の華麗で流れるようなピアノ・ソロがとても素晴らしいですし、02、04では、それほど上手いわけではありませんが、味わいのあるヴォーカルを聴かせてくれており、04はAORの雰囲気もいっぱいのメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっています。
Stuffの"And Here We Were"を彷彿するとてもメロディアスなバラード・ナンバーの03、Richard Teeのあの特徴的なピアノがふんだんにフィーチャーされた04、06、08なんかを聴いてもまさにStuffサウンド全開ですし、07もストリングスとギターのトーンが素晴らしいバラード・ナンバーで、ここでもRichard Teeのヴォーカルを聴けます。
09は流れるようで華麗なRichard Teeのピアノ・ソロが素晴らしい、最高のナンバーに仕上がっております。
10はとてもポップに仕上がったスムース・ジャズしたナンバーで、バックのギター(これはJohn Tropeaか)とサックスがいかしてます。
11は再びRichard Teeのヴォーカルをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーで、今の季節にピッタリのナンバーです。
いやぁ、Richard Teeのピアノって、本当に素敵ですよね。
この内容で、1,000円は安いです。
2010-10-24
Al Stewart / Year Of The Cat (1976)

で、市内の中古ショップで、この"Year Of The Cat"を見て、価格も手ごろでしたので、もう一度じっくりと聴いてみようと再度購入したわけです。
元々、このアルバムを手に入れようと思ったのは、ジャケット・デザインと彼の代表作ということだったからですが、今こうしてじっくりと聴いてみると、当時の印象とはかなり違って聴こえました。
今から思えば、どうしてかなぁと思いますが、Al Stewartはいわゆるフォーク・ロックのジャンルに入る人だって決めつけて聴いていたからなんだと思います。
基本的に、アコースティカルのサウンドって、私にとっては地味なイメージで、AORもアコースティカルなサウンドよりもAIRPLAYのようなロマンティック・ハードネス路線の方が感覚的に合っております。
まあ、そんなこともあり、産業ロック、ハードポップ、メロディアス・ハードロックといったジャンルの音楽が好きなんだと思います。
再度、この"Year Of The Cat"を聴いて思ったことは、そういったジャンルの音と比べれば地味ではありますが、メロディアスでポップに仕上がっており、あれっ(!)、こんなサウンドだったかしら(?)と、いうことを正直感じました。
いろいろ調べて見ると、この"Year Of The Cat"は1976年の7枚目の作品で、それまでのフォーク・ロック調のサウンドから音的にも変化したアルバムだそうです。
おそらく、Alan Parsonsがプロデュースに関わったからだと思います(前作"Modern Times"からAlan Parsonsが関わっておりますので、サウンドの変化はこのアルバムからかも知れませんが、未聴のため判りません)。
良く聴くとエレクトリック・ギターもふんだんにフィーチャーされてますし、メロディがかなり良いと思います。
1曲目の"Lord GrenVille"を聴いた時に、えっ(?)、1曲目ってこんなに良かったっけ、でした。
マイナー調のメロディアスなナンバーで、今聴くと、琴線に触れるようなとても素晴らしいナンバーに聴こえます。
この曲は、ホント、良く出来てます。
2曲目の"On The Border"もバックのピアノとフラメンコ・ギターがとても印象的なメロディアスなAORナンバーに仕上がっており、これまたお勧めのナンバーです。
シングル・カットされたナンバーで、全米42位にランク・インされております。
3曲目の"Midas Shadow"はバックのエレピとアコースティック・ギターのブレンドがとてもいかしたメロディアスでポップなナンバーです。
4曲目の"Sand In Your Shoes"と5曲目の"If It Doesn't Come Naturally, Leave It"はとてもポップに仕上がったナンバーです。
特に5曲目の出来は、かなり良いです。
6曲目の"Flying Sorcery"はエレクトリック・ギターもフィーチャーされておりますが、全体的にはアコースティカルな響きがあるメロディアスなナンバーです。
7曲目の"Broadway Hotel"はバックのヴァイオリンの音が印象的な切なさを感じさせるナンバーです。
8曲目の"One Stage Before"もマイナー調のメロディがいかしたナンバーで、とても良い曲です。
後半のギター・ソロは泣けます。
タイトル・ナンバーの9曲目"Year Of The Cat"は全米8位と大ヒットした彼の代表曲です。
全体的にはアコースティカルでメロディアスなナンバーで、バックのストリングスとアコースティック・ギターとエレクトリック・ギター、さらにサックスのソロがとても聴き応えがり、大ヒットしたのも頷けます。
もうこれは殆どAORしております。
オリジナル・アルバムは、全曲までで、10曲目"On The Border (Live)"、11曲目"Belsize Blues"は2004年のリマスター時のボーナストラックで、12曲目でAl Stewart自身がこのアルバムの紹介をしております。
11曲目の"Belsize Blues"はデモ・ヴァージョンらしく、ピアノとギターが印象的なブルージーなナンバーです。
いやいや、この"Year Of The Cat"がこんなに素晴らしいアルバムだったとは、ビックリです。
先入観を持って聴かないということが大事だと再認識しました。
1976年の作品ですし、良く出来たAORアルバムだと思います。
1977 Al Stewart - Year of the cat
アップロード者 Harrowgatekensington. - 最新のニュース動画。
2010-10-23
Johnny Bristol / Strangers (1978)

"Slow Dancer"が発表されたのは1974年のことでしたが、このアルバムについても1976年の次作"Silk Degrees"を聴いてからの後追いの方が多いと思います。
したがって、これは私も含めてですが、Johnny Bristolの名盤として有名な1976年の"Bristol's Creme"についても、Bozの"Slow Dancer"を聴いてから購入した方が多いと思います。
"Bristol's Creme"はソフト&メロウしたアルバムで、ソウル・アルバムとしてよりもAORアルバムとしての方が、私たちAORファンには有名で、特に"Do It To My Mind"なんかを彼の代表曲として挙げられる方が殆どではないかと思います。
本日紹介する"Strangers"は"Bristol's Creme"に続く1978年の4thアルバムですが、このアルバムも"Bristol's Creme"と同様のソフト&メロウしたアルバムに仕上がっており、"Bristol's Creme"を購入した方は、殆どの方が持っていると思います。
前作同様、David T. Walker、James Gadsonなどの一流ミュージシャンを迎え、Johnny Bristolの甘く切ないヴォーカルに乗せ、ソフト&メロウに仕上げております。
収録ナンバーは、
01 Strangers In The Dark Corners
02 I'm Waiting On Love
03 If You Ever Need Somebody
04 She's So Amazing
05 Everyday She's Around
06 You Can't Have Love (Without Complications)
07 I'm So Proud Of You
08 When The Five Is Burnning
09 Why Stop It Now
10 When He Comes (You Will Know)
の10曲が収められております。
タイトル・ナンバーとも言える01は、"Do It To My Mind"を彷彿するメロディアスでメロウなナンバーで、このアルバムの一押しです。
AORファンであれば、必ずや気に入るナンバーですね。
もうこのナンバーでノックアウトされること請け合いです。
02はギターのカッティングがカッコ良いライト&メロウした軽くファンクしたメロディアスなナンバーで、01の次くらいに良く出来たナンバーです。
03はストリングスがいかしたメロウなナンバーで、もうこれはAORですね。
04はミディアム・スロウのとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
これも言うことありませんね。
05もギターのカッティングがとてもカッコ良いライト・ファンクしたメロディアスなナンバーで、出来もとても良いです。
06もギターの音がいかしたミディアム・テンポの軽めにファンクしたダンサンブルなナンバーです。
07はバックのピアノが美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
08もバックのストリングスがいかしたメロウなディスコティークしたナンバーです。
09はバックのピアノとギターのブレンドがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
これもかなりいかしてます。
10はとてもキラキラした感じのダンサンブルなディスコ・ナンバーで、Johnny Bristolのヴォーカルといい、バックのコーラス、さらにはバックのパフォーマンスも最高にいかしたナンバーです。
かなりお勧めです。
さすが、Johnny Bristolのアルバムです。
ソフト&メロウに仕上がっております。
2010-10-22
Liv Moon / Covers - Scream As A Woman (2010)

LIV MOONのHMVでのアルバム紹介(1stアルバム時)では、「宝塚歌劇団に所属し様々な舞台で活躍という経歴と同歌劇団を退団後は渡英し本格的に声楽を学んでいたという本物の実力を持ち、数枚のプロモーション写真だけでデビュー前に国内のメタル・シーンが震撼した“4オクターブの美神” Akane Liv が率いるシンフォニック・メタル・プロジェクト」とあります。
またAkane Livについては、「宝塚在籍時は男役だったそうで、低い声で歌い続けてきたという彼女が、解き放たれたかの如く素晴らしいソプラノ・ヴォイスと、天に届いてしまうんじゃないかと思ってしまう程の超ハイトーン・スクリームから男性的な歌声まで変幻自在なヴォーカルを聴かせる」とあり、彼らのサウンドについては、「シンフォニック・メタルという楽曲から北欧メタルを思わせるメロディアス・ナンバー、メタリックなエッジが尖ったナンバー、そしてオペラのアリアのようなエレガントな世界まで様々なスタイルの楽曲が収録され、彼女はそれらの楽曲を全て完璧に歌いこなし、洋邦問わずメタルファン必聴です!! 」とのこと。
しかしながら、HMVやAmazonでの一般リスナーからのアルバムの評価については、「眠気が襲って来る」、「メタルとジャンル分けする必要はない」、「高い声が出るきれいなお姉ちゃんがメタルやってみようかな?なんて」とか「ロックファンは買ってはいけない」といったような辛口な評価が多いようです。
で、この2ndアルバムの"Covers - Scream As A Woman"ですが、ロックのカヴァー曲を演ってますが、サブ・タイトルのScreamですが、Screamはしておりません。
この2ndに併せ1stアルバムも手に入れましたが、1stは辛口評価も仕方がないかなといった感じで、特に楽曲が弱いです。
耳に残るメロディが少ないといった感じもしますし、ナンバーによっては「眠たくなる」というのも頷けます。
ただ、2ndは有名曲のカヴァーですので、1stに比べると、かなり聴ける内容ではあります。
収録ナンバーは、
1. Wuthering Heights
2. Call Me
3. Child In Time
4. Like A Prayer
5. Gimme Gimme Gimme (A Man After Midnight)
6. The Show Must Go On
7. Lascia ch’io pianga
の7曲が収められており、さらにDVDが付いた2枚組のアルバムとなっております。
01はKate Bushのカヴァーですが、殆どオリジナルに近いアレンジで、このナンバーの選曲は、彼女の声にピッタリと合っていて、私はお勧めだと思います。
02はもちろんBlondieのカヴァーです。
これも出来はまあまあといったところですが、先日紹介いたしましたIn This MomentによるカヴァーのMaria Brink嬢のヴォーカルの方が数段カッコ良いです。
03に至っては(もちろんDeep Purpleのカヴァー)、辛口の評価もやむを得ないかな、という感じです。
04(Madonnaのカヴァー)、05(ABBAのカヴァー)、06(Queenのカヴァー)、07(Handelのカヴァー)はアレンジもイマイチです。
また、DVDは1stアルバムからのナンバーのビデオ・クリップを収めたものですが、耳に残るようなナンバーはあまりないといった状況です。
しかし、しかしですよ、私は、DVDでのLiv Moonのパフォーマンスを見て、彼女の容姿と美声で完全に許してしまいます。
さすが、元タカラジェンヌ、とても美人です。
もうこれだけでOKですが、声楽をやっただけあり声も美しいです。
「眠気が襲って来る」?、「メタルとジャンル分けする必要はない」?、「高い声が出るきれいなお姉ちゃんがメタルやってみようかな?なんて」?とか「ロックファンは買ってはいけない」?、いいじゃないですか、そんなことは。
これだけ魅力的な女性Akane Liv嬢がパフォーマンスしているのですから。
私はAkane Liv嬢が気に入りました。
2010-10-21
The Beatles / 1967-1970

「aor paradise」のURLは、http://aor-paradise.comです。
もちろん、現状は「coming soon」となっておりますが。
今月中には、ホームページの作成を終え、その後、500アイテム程度データ打込みが終われば、無事のアップ出来そうですので、11月初旬にはオープンにこぎ着けると思っております。
価格にはついては、レア盤の上限は5,000円程度で、普通に流通しているものはAmazonの金額を一応の目安と考えております。
支払い方法は、銀行振込、現金書留、代引、PayPalの4種類を考えており、送料は国内に限り無料とする方向で検討しておりますが、代引は別途手数料400円程度がかかると思います。
クレジット・カード決済につきましては、PayPalを代用ということでお願いいたしたいと思っております。
商品の構成は、もちろんAORとメロディック・ロックのほか、このブログと同じくメロディアスなものであればジャンルに関係なく取り扱う予定です。
この辺りは、今まで私が集めてきたCDを処分するということも含めでのショップ・オープンですので、AORじゃ無いアルバムもカタログに掲載することをお許し願いたいと思います。
中古CDが主となりますが、新品のCDももちろんございますし、中にはレア盤ももちろんございます。
オープン時には、このブログでもお知らせいたしますので、是非お立ち寄りいただければ幸いです。
また、ショップ・オープンに併せ、趣味のホームページ「AOR PARADISE」の方も2年ぶりで更新する予定ですので、そちらにもお立ち寄りよろしくお願いいたします。
さて、今日は、再びThe Beatlesのアルバムを紹介いたします。
先日発売されたばかりの"1967-1970"いわゆる青盤のリマスターCDです。
もちろん"1962-1966"に赤盤も手に入れましたし、この2枚を合わせたスリップ・ケース入りの4枚組のアルバムも手に入れました。
この4枚組を手に入れたというのは、やはりコレクターの性(さが)なんでしょうね。
今年も(昨年もリマスターされたステレオ・ボックス、モノラル・ボックスの2つのボックスを購入)The Beatles関係のアルバムをたくさん買ってしまいました(これから買うものもありますが)。
John Lennonのボックス、4枚組のベスト、DVD付のベスト、Double Fantasyの2枚組、アップル・アーティストのボックス・セット、アップル・アーティストのコンピレーション・アルバム(ボックス・セットにも入っているのに買ってしまうのも、やはりコレクター?)。
The Beatlesについては、過去に発表されたボックス・セットのほか、旧盤の未開封CD全種(保存盤として)、車で聴く用の全種のアルバム、さらにコレクターズCDなど何枚持っているか判りません。
ほかに、Bostonも同じようにコレクトしております。
Derek & The Dominosの"Layla & Other Assorted Love Songs"に至っては、旧盤、リマスター盤、紙ジャケ、でかジャケ、SACD、アナログ各種あります。
ちょっと自分でも信じられないほどです。
で、赤盤、青盤に話は戻りますが、日本では、赤盤の売り上げの方が多いとか。
私は、後期The Beatlesの方が好きなので、もちろん青盤派です。
初期のロックンロールしたThe Beatlesも良いですが、スタジオに籠ってからの録音技術を駆使し、音楽にも芸術性を高め、さらメロディに磨きがかかり演奏能力もアップした後期The Beatlesの方が断然素晴らしいと思っております。
以前(リマスターのボックス・セットが出る時)、全213曲の内、どの曲が一番好きかというアンケートを実施しておりましたが、1位が"Let It Be"で2位が"In My Life"、3位が"Strawberry Fields Forever"という結果でした。
1位の"Let It Be"は納得ですが、2位、3位は私の予想は全く外れましたね。"Yesterday"とか"Something"辺りがくるのかなぁと思っておりましたが。
私は、1位"I Am The Walrus"、2位"Let It Be"、3位"Rain"で投票したと思います。
ほかに"While My Guitar Gently Weeps"、"Helter Skelter"や"Oh Darling"など、やはり後期のナンバーの方が好きですね。
アルバム・ランキングを見ると、1位は"Abbey Road"、2位は"Rubber Soul"、3位が"The Beatles (White Album)"で、こちらも2位の"Rubber Soul"は予想と違っておりました。
"Abbey Road"と"The Beatles (White Album)"は甲乙つけ難いところでしょうね。
私はどちらも1位にしたいですね。
で、3位は"Magical Mystery Tour"でしょうか。
皆さんは、どうでしょうか?
2010-10-20
Stuff / Best Stuff

もちろんブートCDではありません。
ソニー・レコードが主宰する通販専門のThe CD Clubから1993年に発表されたものです。
先日、市内の中古ショップで980円で仕入れたものです。
内容は、1stの"Stuff!!"から3曲、2ndの"More Stuff"から4曲、3rdの"Stuff It"から4曲にライヴ・アルバム"Live In New York"から1曲の計11曲がセレクトされております。
Stuffは、1960年代半ばにGordon Edwardsが結成したセッション・バンドThe Encyclopedia of Soulが母体となって1970年代後半になって結成されたバンドで、Joe Cockerが1976年に発表した"Stingray"というアルバム(このアルバムはレア化しております)にChris Parkerを除くメンバー全員が参加しており、ほぼ方向性を定めたStuffの演奏を聴くことが出来ます。
また、1976年8月には、StuffとしてMontreux Jazz Festivalに参加(その時の音源と動画が2007年に発表)した後、Tommy LiPumaのプロデュースにより1stアルバムが発表されました。
1977年に全てのジャンルを含め名盤と謳われている2nd"More Stuff"、1978年に3rdの"Stuff It"を発表後、何枚かのライヴ・アルバムを出したあと一度は自然消滅することとなりますが、1993年に他界したRichard Teeの代わりにJames Allen Smithを参加させ"Made in America"を発表いたしました。
また、1994年にはEric Galeも他界し、もうStuffとしての活動はないだろうと思っておりましたが、2001年に"Now"といったスタジオ・アルバムを発表いたしました。
私としては、Stuff=Richard Teeだと思っております。
もちろん、Cornell Dupreeのあのギター、Steve GaddのあのドラミングとGordon Edwardsのベース、それら全てがStuffではありますが、Cornell Dupreeのギターは別として、ほかのメンバーを違うミュージシャンに替えてもStuffが成り立つと、私は思っております(否、Cornell Dupreeの代役を立てても成り立つかも知れません)。
しかしながら、Richard Teeのピアノ、キーボードを抜きにStuffを語ることは、断じて出来ないと思っております。
このベスト・アルバムにはそんなStuffの最高のパフォーマンスが収められております。
収録ナンバーは、
01 Foots
02 My Sweetness
03 This One's For You
04 And Here You Are
05 Love Of Mine
06 Since You've Been Gone (Baby, Baby, Sweet Baby)
07 Talkin' About My Love For You
08 How Long Will It Last
09 Honey Coral Rock
10 Shuffle
11 Rainbows
となっております。
どれも名曲ですが、Richard Teeのフェンダー・ローズの音が素晴らしい02、Richard TeeのピアノそしてGordon Edwardsのベースがいかしたメロディアスな03、永遠のバラードの04、Gordon Edwardsのヴォーカルがいかしたメロディアスなブラコン・ナンバー05、Richard TeeのピアノとCornell Dupreeのギターがカッコ良い06、ギターのカッティングとプレイが最高の09、ファンキーな10など、もうどれもとっても、紛れもなくStuffです。
Richard Teeが他界したのは、本当に残念です。
どのピアニストもRichard Teeの代わりにはなり得ません。
2010-10-19
Myland / No Man's Land (2008)

といっても、本日紹介するMylandの"No Man's Land"は2008年の作品ですが。
これもイタリアにFrontiers Recordsというメロハー専門のレーベルが立ち上がってからだと思いますし、また、イタリアのバンドの台頭に著しいものがあります。
以前、このブログでも取り上げたBrunorockやShining Lineなど最近のイタリア勢の躍進はすごいものがあります。
このMylandもイタリアのバンドで、ゲストにTommy DenanderとKey Marcelloが参加しております。
この両名の名前を見ただけで、興味を示すメロハーのファンの方もいらっしゃると思いますが、このアルバム、その期待を裏切るということは全く無く、メロディアスでキャッチー、さらにフックに富んだハードポップのアルバムで、申し分の無い出来です。
収録ナンバーは、
01 Anytime
02 The Wind Of Late September
03 (Someday) Love Leaves You Lonely
04 Heat Of Emotion
05 How Much Love
06 Age Of My Dreams
07 Voices
08 One Step Closer
09 Running In The Night
10 Prisoner Of Love
の10曲です。
もうのっけからキラキラ・キーボードをフィーチャーした哀愁のハードポップ・ナンバーで、最高にいかしてます。
ただ、ヴォーカルの音程が少し外れ気味(と私は思いますが)のような感じもしますが、それを差し引いてもメロディアスでとてもいかしたナンバーです。
02はギター・オリエンティドのメロディアスでキャッチーなナンバーです。
Key Marcelloのギター・ソロもカッコ良いです。
03もギターが前面に出ておりますが、バックのキラキラ・キーボードもいかしたメロディアスなナンバーです。
ヴォーカルのGuido Prioriの声質はSteve Perry風ですが、歌唱力は彼には到底及ばないですが雰囲気はあります。
このナンバーでもギター・プレイは結構いかしてます。
バンドには、Marco Andreasiというギタリストがおりますが、このナンバーのほか何曲かでMarzio Kerという人物がギターを弾いており、彼らのツイン・ギターがかなり良いです。
04もJourney風のメロディアスな産業ロックしたナンバーです。
05もキラキラ・キーボードとギターのブレンドが素晴らしいミディアム・テンポのメロディアスなハードポップのナンバーに仕上がっております。
06はアップテンポのこれまたJourney風のメロディアスなハードポップのナンバーです。
このナンバーを聴いてもヴォーカルのGuido PrioriはSteve Perryを意識したかのような歌い方です。
07はMarco Andreasiのギターがいかしたギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
08はモロにJourneyしたナンバーで、キャッチーでフックに富んだメロディアスなナンバーで、出来もかなり良いです。
好きです、このようなタイプの曲は。
09もキラキラ・キーボードをふんだんにフィーチャーしたメロディアスなナンバーです。
このナンバーでは、Steve Angarthalなる人物がギター・ソロを弾いておりますが、これが結構良いです。
10もギター・オリエンティドのメロディアスなナンバーで、Tommy Denanderが華麗なギター・ソロを披露しております。
先日、紹介したHoustonには敵いませんが、それでも、このMylandの"No Man's Land"はとても良く出来たアルバムで、産業ロック、ハードポップ・ファンには納得の1枚だと思います。
ただ、ジャケット・デザインはいただけませんね。
2010-10-18
Kyle Vincent / Wow & Flutter (1999)

彼は、アメリカ出身のミュージシャンで、ソロ・デビューする前は、Gilby Clarke (ex : Guns N' Roses)と一緒にCandyというポップロックのバンドを組んでおりました。
ソロ・デビュー作は、1994年に録音された"Trust"でしたが、このアルバムは当初お蔵入りし2007年に日の目を見ることとなります。
本作"Wow & Flutter"は1999年の作品で3rdアルバムにあたります。
内容的にはAORと言っても良い内容で、とにかくKyle Vincentが書くメロディが素晴らしいものとなっております。
収録ナンバーは、
01 The First Thing On My Mind
02 Taking Over Me
03 Somewhere Between Hello & Goodbye
04 No Matter What Will Be
05 She's Top 40
06 The Day The World Changed
07 Before The Winter Comes
08 Leave It Alone
09 Jennifer
10 Everyday Thing
11 Van Gogh Sunset
となっております。
01はとてもメロディアスなアコースティカルなナンバーです。
哀愁感もあり、出来はかなりなものです。
この1曲を聴いただけで、Kyle Vincentのライターとしての素質が素晴らしいものだと判ります。
02もアコースティック・ギターの音色が素晴らしいメロディアスなナンバーです。
03はウエスト・コーストを感じさせるポップでメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
04はバックのピアノが美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
雰囲気はEric Carmenしてます。
05はタイトルに相応しいメロディアスでポップなナンバーに仕上がっております。
06は再び哀愁感漂うメロディアスなナンバーで、琴線に触れます。
07は04以上にピアノの音が素敵なメロディアスなバラード・ナンバーです。
こんな曲を聴くと、メロディ・メーカーとしても一流なことが判ります。
08は再びアコースティック・ギターの音色が美しいナンバーで、これもはSimon & Garfunkelしております。
09はポップな感じのギターのカッティングがとても素敵なメロディアスでポップなナンバーです。
10はテレビ番組のテーマ曲みたくストリングスのアレンジが少しばかり大袈裟という感じもしないことは無いですが、これがかなりいかしております。
このナンバーだけ、ほかの曲とちょっと違った雰囲気です。
11もメロディアスでとてもいかしたナンバーです。
全曲、とてもメロディがいかしており、とても良く出来たAORアルバムだと言えます。
2010-10-17
The Beatles / Last Licks Live (1969)

The Beatlesが解散してから既に40年が経過しておりますが、このブログで何度となく書いておりますが、彼らの存在無くしては、今の私はありません。
一バンドが人の生き方にまで影響を与えるなんて信じられますか?
しかしながら、これは嘘ではなく、彼らがいなければこれだけ音楽を聴くことにのめり込むこともなかったでしょうし、サラリーマン生活をリタイアして中古CDのネットショップを開こうとはしなかったに違いありません。
私とって、The Beatlesの存在は、それだけ大きかった存在でした。
本日紹介するのは、The Beatlesの"Last Licks Live"というコレクターズCDです。
内容は、例のルーフトップ・コンサートの音源を収録したもので、音質はかなり良いです。
日本盤の紙ジャケの装丁で、レコード番号はTOCP-6901といった具合で東芝EMIからオフィシャルで発売されたのようの凝り方です。
帯やライナーも付いておりますが、その日本語たるや、まさに翻訳ソフトを使った直訳で意味不明な部分が多数見受けられます。
収録ナンバーは、
01 Get Back (Version 1)
02 Get Back (Version 2)
03 Don't Let Me Down (Version 1)
04 I've Got A Feeling (Version 1)
05 One After 909
06 Dig A Pony
07 I've Got A Feeling (Version 2)
08 Don't Let Me Down (Version 2)
09 Get Back (Version 3)
10 Now And Then (Bonus Track)
の10曲です。
これらのナンバーには日本語のタイトルも付いておりますが、これがまたとても素晴らしい(?)もので、"I've Got A Feeling"は「私が得た」、"One After 909"が「一つの後909」、"Dig A Pony"に至っては「ポニーを掘る」、"Don't Let Me Down"は「行わないようにしましょうミーダウン」という具合で、ホント、笑ってしまいます。
このCDには英語で書かれたブックレットが付いておりますが、ライナーはこのブックレットを訳した(?)もので、殆ど読む気にならないような意味不明な直訳です。
ただし、アルバム自体の装丁や盤はとても素晴らしい出来となっております。
冒頭にも書きましたように、音質はかなり良く、私が持っているルーフトップ・コンサートを収めたコレクターズCDに比べ、出来はかなり良いと思います。
コレクターズCDとしては一級品かも。
最後のボーナストラックの"Now And Then"は、実は私初めて耳にするナンバーです(おそらく、他のコレクターズ・アルバムには収められたことはあるのでしょうが)。
メロディアスで結構良い曲です。
録音状態も装丁も素晴らしく、良く出来たコレクターズCDだと思います。
2010-10-16
Robin Brock / Hidden Power (2001)

それでも、レベル的には、平均を超えてはいますが。
アルバムの主はカナダの女性ヴォーカリストRobin Brockで、彼女のの2001年の2ndアルバム"Hidden Power"です。
プロデューサーなどから判るとおり、内容はいわゆるハードポップのアルバムです。
彼女のヴォーカルはごくごくオーソドックスで、とても聴きやすい声ですし、これぞ!といった曲があと何曲かあれば、もっとブレイクすると思います(ただし、少し痩せた方が良いかも知れませんが)。
収録ナンバーは、
01 I'm Doin' Fine (Without You)
02 These Walls
03 (I Wish You Could) Read My Mind
04 Don't
05 The Game
06 You Let Me
07 I Surrender
08 In This Skin
09 After The Storm
10 Naked
11 Goddess Of Rock N' Roll
12 That Scares Me
の12曲で、01、07、11の3曲がRandy Bachmanとの共作で、01と11でRandy Bachmanがギターを弾いております。
01はさすがRandy Bachmanのギターがいかしたブギ調のハードポップのナンバーです。
02はミディアム・テンポのアメリカンロックしたナンバーです。
03はミディアム・スロウのAOR調のナンバーです。
04はTim Pierceのシタールをフィーチャーした、どこかThe Rolling Stones風のナンバーです。
05はTim Pierceのギター・プレイがいかしたロック・ナンバーです。
06はこのアルバムの一押しナンバーで、Robin BrockのヴォーカルもTim Pierceのギター・プレイもいかしたミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーです。
曲に哀愁感も漂っていて、かなりいけます。
07はギターのカッティングがいかしたメロディアスなナンバーで、これもお勧めです。
サビの部分が良いです。
08はメロディアスなパワー・バラードのナンバーで、これも哀愁感があり、出来は結構良いです。
09は元気いっぱいのポップでメロディアスなナンバーです。
10は再びTim Pierceのギター・プレイがいかしたミディアム・スロウのメロディアスなナンバーです。
これもお勧めです。
11はRandy Bachmanのギターがいかしたご機嫌なロックン・ロールしたナンバーです。
12もTim Pierceのギターがいかしたメロディアスなナンバーです。
良い曲は何曲か収められておりますが、やはり全体としてはインパクト不足といった感じも。
女性ヴォーカルのハードポップがお好きな方にはお勧めです。
2010-10-14
Various Artists / Flashback - Timeless Favorites (1993)

とにかく、今年の大収穫は、Rah Bandの"Mystery"から始まって、Cory Wellsの"Touch Me"、Jess Rodenの"Stonechaser"、Brooklyn Dreamsの"Sleepless Nights"の私のCD化切望の4枚がCD化された(される)ということで、最高に嬉しい1年になりそうです。
AOR関係では、Marc Jordan、Jimmy Webb、Dick St. Nicklaus、Rick Bowls、Rupert Holmesの再CD化などメジャー級のアーティストのアルバムがリ・イッシューされました。
一方、産業ロック関係を見ると、殆どリ・イッシューされていないという状況はとても寂しい限りです。
本日紹介するアルバムはポリスター・レコードから1993年に発表されたAORのコンピレーション・アルバム"Flashback - Timeless Favorites"です。
このCDは「fm802」とタイアップしてポリスターなどの各レーベルとの協賛により発表したアルバムで、ソニーや東芝EMIでも同じタイトルのコンピ物を出しているようです。
こにポリスター盤の収められているナンバーとアーティストは、
01 Reminiscing (Little River Band)
02 Songbird (Jesse Colin Young)
03 Good Times (Phoebe Snow)
04 Whatcha Gonna Do For Me? (Ned Doheny)
05 Fool In Love With You (Jim Photoglo)
06 Learn To Cry (Robbie Dupree)
07 Poetry Man (Phoebe Snow)
08 Valentine (Ned Doheny)
09 A Song For You (Leon Russell)
10 We Were Meant To Be Lovers (Jim Photoglo)
11 Wild Wild West (Christopher Cross)
12 Get Together (Jesse Colin Young)
13 Cool Change (Little River Band)
で、別に珍しい音源が収められているわけではありません。
01はライヴ音源で"Live Classic"からのものです。
Little River Bandといえば、もうこの"Reminiscing"ですね。
それぐらい有名なナンバーですし、本当に素晴らしい曲です。
実はJesse Colin Youngのアルバムは1枚も持っていないです。
アコースティカルなシンガー・ソングライターといったイメージしかなかったのですが、この02はウエスト・コースト風のAORで結構いけますね。
取りあえず、安い中古辺りから集めてみようかなぁ。
Phoebe Snowはベスト・アルバム(ソニー盤)1枚しか持っておりませんが、彼女については、私的にはこれで十分かな?
Ned Dohenyについては、ソニー盤だけで十分かなと思っておりますが、ポリスター盤も安い中古で何枚か持っておりますが、Average White Bandもカヴァーした04はこのオリジナルも素晴らしいですね。
Jim Photogloの05と10はポリスターのベスト・アルバムからですが、当時の新録のヴァージョンだと思います。
Jim Photogloも1stと2ndはCD化されましたが、3rdは未CD化のままです。
是非CD化して欲しいですね。
09の"A Song For You"はLeon Russellの名曲です。
ロック界の名バラードのベスト・テンに入ってもおかしくはないでしょう。
11でのChristopher Crossのヴォーカルはやはり素晴らしいですね。
彼の声はホント絹のような感じです。
AORって、ホント、日本人の感覚にフィットする音楽だと思いますね。
2010-10-12
Dick St. Nicklaus / Magic (1979)

Dick St. Nicklausのこの"Magic"が発表されたのは1979年で、AORミュージックが最盛期の頃でした。
この"Magic"とBill Hughesの"Dream Master"は当時大阪から火が付き、全国的なヒットとなりました。
私も、当時、この"Magic"、"Dream Master"そしてTony Sciutoの"Island Nights"をヘヴィ・ローテーしていた口です。
この3枚はそれぞれ特徴があると思います。
"Island Nights"はロマンティック・ハードネス調のAOR、"Dream Master"はアコースティック・タッチのAOR、そして"Magic"はその中間的な感じのAOR、そういった風に捉えることが出来ると思います。
私はといえば、"Island Nights"のようなどちらかというとロック的なAORが好みです(ということもあり、産業ロックやハードポップが大好きなんです)。
この"Magic"ですが、一度CD化されましたが、その後廃盤となりずっと高嶺の花でしたが、今年、紙ジャケ・リマスターで再CD化されました。
私も最初にCD化された時、直ぐに購入しましたが、手放したことを後悔しておりました。
ということで、今回の再CD化は結構有り難かったですね。
Amazonの商品説明では、『米・ワシントン州ワキマ出身。高校生の頃、「キングスメン」というバンドにドラマーとして参加し、1963年に「ルイ・ルイ」という曲を大ヒット(全米2位)させるも、69年にバンドは解散。その後ロサンゼルスで、ソングライターとして音楽出版社に出入りし、プロデュースを学んだ後、自らも歌うようになります。79年に本作『マジック』でデビュー。翌80年には日本で制作された『スウィート・アンド・ダンディー』と2枚のアルバムを残している。日本人の琴線に触れる、甘くメロウな哀愁メロディで当時大ヒットした表題曲1を収録。当時、大阪の輸入レコード店から火が付き、シングルを関西限定で発売。関西のディスコやラジオに集中的にプロモーションした結果、話題が全国に拡がりブレイクしたという逸話を持つ、まさに日本のAOR名盤!日本では同じ頃に登場したクリストファー・クロスに勝るとも劣らない人気を獲得しました。(1979年作品)』とあります。
まさに、日本人の琴線に触れる、甘くメロウな哀愁メロディを持ったナンバーが数多く収められております。
シングル・カットされた1曲目の"Magic"はメロウかつキャッチーなメロディのナンバーで、大ヒットしたことも頷けるナンバーです。
2曲目の"Help Yourself"も女性コーラスが印象的なメロディアスなAORナンバーです。
3曲目の"What's The Reason"はバックの美しいピアノが印象的なメロディアスなバラード・ナンバーで、盛り上がりもあります。
4曲目の"Can't Give Up"はポップでメロディアスで、まさにAORらしいナンバーです。
5曲目の"Our Goodbye"は、再びバックのピアノが心地よいメロディアスなバラード・ナンバーです。
6曲目の"Born To Love You"は1曲目の"Magic"に似た雰囲気のメロウでキャッチーなナンバーで、ここでも女性コーラスがとても印象的です。
7曲目の"Sad Price To Pay"は歌い方がDon Henleyした感じで、曲の雰囲気もどこかEaglesを感じさせるバラード・ナンバーです。
8曲目の"She's My Music"はギター・オリエンティドの結構ロックしたナンバーです。
ウエスト・コーストの香りがするAORナンバーです。
ラストの9曲目"Changing"はEric Carmenが演りそうな感じのナンバーで、美しいピアノをバックにしっとりと歌い上げているとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
さすがAORの名盤です。
2010-10-11
Jim Schmidt / Somethin' Real (1982)

既に予約注文だけで売り切れとなったようで、Amazonでもカタログには掲載されておりますが、在庫は無いようです。
Roby Dukeのペンによるナンバーが2曲収録され、さらにアコースティック・ギターで1曲参加しておりますし、Richard PageとSteve Georgeがバッキング・ヴォーカルで参加しております。
ギターは、Paul Jackson,Jr.、キーボードはDavid Diggsが担当しており、内容的には、ライト&メロウの当時のAORそのまんまのサウンドです。
特に1曲目の"Love Has Taken It All Away"の出来は秀逸で、バックのホルンやキーボードの音は最高にいかしており、メロディアスでメロウを絵に描いたようなAORナンバーです。
2曲目の"Somethin' Real"はとても洗練されたナンバーで、バックのピアノの音は素晴らしいです。
バックのRichard PageとSteve Georgeのヴォーカルも最高です。
3曲目の"Not Your Love Alone"はとてもメロディアスなデュエット・ナンバーで、これが堪らなくそそるナンバーなんですが、クレジットに女性ヴォーカルの名前が書いていないので、誰が歌っているのか判らないのが残念です。
雰囲気最高のAORナンバーです。
4曲目の"Within His Joy"もほんわかしたハート・ウォーミングな感じの軽めのAORナンバーです。
5曲目の"The Person That I Really Want To Be"はストリングスとピアノの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
6曲目の"Serious"は出だしのサックスがいかした若干ファンキー・タッチのミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバーです。
これなんかも、当時のAORナンバーそのまんまのサウンドです。
ここでもPagesのバッキング・ヴォーカルはいかしてます。
7曲目の"The Eye Of The Storm"もバックのピアノが印象的なメロディアスなバラード・ナンバーです。
8曲目の"Primise Land"と9曲目の"Surer Of Myself"はRoby Dukeのペンによるナンバーです。
"Primise Land"はストリングスが入ったメロディアスなバラード・ナンバーです。
メロディがとても美しいです。
"Surer Of Myself"では、Roby Dukeがアコースティック・ギター(これがとても素晴らしい)で参加しており、バックのピアノがこれまたとても心地よい音色を聴かせてくれております。
ラストの10曲目"Destiny"はファンキーなディスコ・タッチのAORナンバーで、この当時、こういったサウンドがとても持て囃されておりましたが、このナンバーもとてもカッコ良く仕上がっております。
私は、CCMはあまり詳しくありませんし、このJim Schmidtのサウンドにも初めて触れましたが、さすが隠れた名盤に相応しいアルバムだと思います。
このアルバムは、Creole Stream Musicという国内インディーズ・レーベルから発売されたもので、ライナーや歌詞カードは付いておらず、帯の折り返しの裏に若干アルバムの紹介をしているだけのチープな作りですが、内容はかなり良く出来たAORアルバムです。
既に、販売完了となっているようですので、レア盤となるのは間違いないでしょうね。
2010-10-10
After Hours / Take Off (1988)

PayPalは、オンラインショッピングでの支払いも、より便利で安心して利用出来る決済システムです。
PayPalアカウントにクレジットカード番号を登録しておけば、カード情報を支払い先に知らせずに決済を完了できるシステムで、支払いはもちろん、いろいろなシーンでのお金のやりとりができ、取引の壁となる、あまり言語や通貨、支払い方法の違いを気にすることもありません。
PayPalを利用すれば、買い手側は、買物のたびに大切なクレジットカード情報を支払い先に知らせる必要はありません。
以前、私のホームページを見て、「海外の個人からCDを譲って欲しい」というメールを何度かいただきましたが、その時も、相手がPayPalアカウントさえ持っていれば、面倒くさい海外送金といった手続きも無く、手軽に売却することが出来ました。
買い手には手数料が一切かからず、売り手側に手数料が発生しますが、PayPalの魅力は、何と言ってもカード情報を相手先に知らせる必要が無いことで、クレジット・カードを利用して買い物するような便利さです。
私は、もうかなり前からPayPalを利用しておりますが、問題は起こったことはありません。
特に、海外のミュージシャン・サイトでは自分のCDなどを売っておりますが、殆どがPayPalの支払いのみですし、e-Bayなどのオークション・サイトも支払いはPayPalが殆どです。
また、レーベル会社から直接購入することもでき、非常に便利な決済システムだと思っております。
PayPalは日本のサイトもありますので、利用を考えている方は是非参考にしてください。
本日紹介するAfter Hoursの"Take Off"もPayPalを使って海外のサイトから手に入れたものです。
まだ、AmazonにもHMVのカタログに掲載されておりません。
この"Take Off"は1988年作品のリ・イッシューで、ドイツのメロハー専門店AOR Heavenから発表されたもの(CDの販売だけでなく、レーベルとしても活動してます)です。
このように、日本で発売されていないCDもPayPalを利用すれば、海外から取り寄せることも可能ですし、ものよっては、送料も含めて、AmazonやHMVよりも安くCDを手に入れることが出来ます。
これからオープンしようとしている私の中古ショップでも、銀行振込、代引きのほか、このPayPalを導入する予定ですので、是非利用していただければ幸いです。
で、このAfter Hoursですが、英国産メロディアス・ハードロック・バンドで、1988年の1st(というよりこの1枚しか出していないかも?)アルバムです。
バンド・メンバーは、John Francis - vocals、Tim Payne - guitar、Martin Walls - bass、Andy Nye - keyboards、Mark Addison - drumsで、キーボードのAndy Nyeは元MSGで、元ASIAのvo、John Payneと一緒にアルバム"The Passion"を出しております。
収録ナンバーは、
01 Love Attack
02 Better Late Than Never
03 Stay By My Side
04 Another Lonely Night
05 Rock'N'Roll (Body'N'Soul)
06 The Game
07 Without You
08 Paint It Black
09 Take Off
の9曲が収められております。
01はギター・オリエンティドのポップなメロディアス・ハードのナンバーです。
02はキラキラ・キーボードのキャッチーでフックに満ちたハードポップのナンバーで、これがかなりいかしてます。
03はとてもメロディアスなバラード・ナンバーで、AORした佳曲です。
04もキラキラ・キーボードとギターのブレンドが見事なメロディアスなハードポップのナンバーです。
キャッチーでフックに満ちたお勧めの1曲です。
05もギター・オリエンティドのメロディアス・ハードロックしたナンバーです。
06でのキーボードもキラキラしており、もうこれはいわゆる産業ロックのナンバーといっても良いですね。
ポップでキャッチーなとてもいかしたナンバーです。
07の出だしのギター・ソロは素晴らしいですね。
メロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
08は、もちろんThe Rolling Stonesのカヴァーです。
とてもカッコ良いメロディアス・ロックに仕上がっております。
特にギターが最高です。
09もキラキラ・キーボードとギターが上手くブレンドされたメロディアスでキャッチーなハードポップのナンバーです。
ハードポップ・メロハーのファンであれば必聴の1枚ですね。
PayPalでドイツのネットショップAOR Heavenから購入出来ます。
2010-10-08
Aloha From Hell / No More Days To Waste (2009)

ヨーロッパの人気ティーン雑誌BRAVOが主宰するバンド・コンテスト(07年開催)の優勝者だそうで、地元ドイツではかなり話題となったバンドで、「サマー・ソニック2009」で来日し、日本でも、このデビュー・アルバムがオリコン洋楽アルバム週間ランキングにてトップ10を果たしたとのこと。
Evanescenceや Avril Lavigneなどと比較されているようですが、私的には、スウェーデン出身のUser Of A Common Nameに通じえるメロディアスなパワー・ポップした内容で、かなりいかしてます。
とにかく、曲が判りやすいというか、とてもポップなんですね。
このアルバムに収められている1曲目の"No More Days To Waste"はそのUser Of A Common Nameの“Do You”というナンバーのパクリのようですが。
収録ナンバーは、
01. No More Days To Waste
02. Can You Hear Me Boys
03. Don't Gimme That
04. Fear Of Tomorrow
05. Walk Away
06. Don't Hurt Yourself
07. Wake Me Up
08. Hello, Hello
09. How Come You Are the One
10. Girls Just Wanna Have Fun
11. You
12. Catch Me If You Can
13. Don't Gimme That(Alternative Rock Version)
です。
その01ですが、オリジナル(?)同様、良く出来たパワーポップ・ナンバーに仕上がっております。
まぁ、彼女の声質でエモ系のバンドと比較されるのでしょうね。
02もポップでキャッチーなナンバーです。
03はメロディアスなパワー・バラード・ナンバーで、このナンバーでの彼女の声って、結構魅力的です。
このナンバーの出来なんかかなりなものです。
とてもティーンズ・バンドだとは思えないほどです。
さすが、ライターは外部の人間のようです。
このナンバーはお勧めです。
04もメロディアスでエモーショナルなメロディを持ったナンバーで、かなり良いです。
05は再びメロディアスなバラード・ナンバーです。
Viviはこのアルバムを聴く限り、かなり歌も上手いです。
このナンバーでは、しっとりと歌い上げております。
06もしっとりとした感じのバラード・ナンバーで、曲の出来もかなり良いです。
07もしっとりとした感じのヴォーカルで始まるナンバーですが、本編に入ると曲調もポップになります。
とにかくメロディがキャッチーで、言うことないです。
08はメロコア風のギターポップのナンバーです。
09もポップでメロディアスなギター・オリエンティドのナンバーです。
10はCindi Lauperのカヴァーで、このナンバーをカヴァーに選んだのは実にピッタリとフィットしております。
オリジナルに負けないくらい良く出来ていると思いますね。
11も08風のギターポップのナンバーです。
12はカッコ良いギターのリフから入るメロコアのナンバーです。
カッコ良いナンバーです。
13は03のヴァージョン違いです。
とにかく、このアルバムの魅力はメロディアスでキャッチーなナンバーばかりが収められているということに尽きます。
バンドも曲作りに関わってはいますが、殆どが外部のライターによるナンバーですが、出来はかなりなものです。ただ、このAloha From Hellですが、デビュー1年で解散したようです。
2作目も楽しめそうなバンドでしたので残念です。
私の持っているには輸入盤ですが、国内盤にはボーナス・トラックが収録されているようですし、サマーソニック2009の来日記念盤はDVDも付いているようです。
パワーポップ・ファンや女性ヴォーカルのロックが好きな方には楽しめるアルバムだと思います。
私は、かなり気に入りました。
Aloha from Hell - Walk away
ã�¢ã��ã��ã�ã�¼ã��è�� MichaelKuhlmann. - é�³æ\½å��ç�»ã��HDç�»è³ªã�§ã��ã�£ã�¨è¦�ã��ï¼�
2010-10-07
Various Artists / Bossa Nova (2006)

ここでは、CDのほか単行本の購入で良く利用しているお店ですが、CDの値段は結構安めです。
まあ、「Geo」や「Book Off」同様に2000年代に入ってからのダブついているポップスやヒップ・ホップといった種類のものが多いのですが、時々お宝があります。
今日も、ジャズのお宝(レア盤)を4枚ほど購入してきました。
全て輸入盤で売値は380円から480円でしたが、家に帰り、Amazonマーケットプレイスで検索したところ、最低でも2000円、高いもので4000円近い値段で売ってました。
こういうことがあるので、中古ショップ巡りが楽しみなんです。
で、本日紹介するヴァーブ・レコードから発表されたコンピレーション・アルバムの"Bossa Nova"も国内盤の帯無が580円で売っておりましたので、たまにボサ・ノバを聴くのもよいかなぁと思い、この値段だったらということで購入しました。
収録ナンバーとアーティストは、
01 Mas Que Nada (Tamba Trio)
02 The Girl From Ipanema (Sergio Mendes Trio)
03 Copacabana (Klaus Doldinger Quartet)
04 Discussao (Sylvia Telles)
05 Tristeza (Baden Powell)
06 El Gento (Joe Pass)
07 Upa, Neguinho (Edu Lobo)
08 Triste (Oscar Peterson)
09 Wave (Art Van Damme)
10 Useless Landscape (Ella Fitzgerald)
11 O Barquinho (J.T. Meirelles)
12 Desafinado (Coleman Hawkins)
13 Agua De Beber (Astrud Gilberto)
14 Bossa Nova Cha Cha (Luiz Bonfa)
15 A Felicidade (Bob Brookmeyer)
16 Meditation (Elsie Bianchi)
17 Once Again (Stan Getz & Laurindo Almeida)
18 Chega De Saudade (Antonio Carlos Jobim)
となっております。
ボサノバ界の有名アーティスト、有名ナンバーからマイナー(私が知らないだけかも知れませんが)なアーティスト、ナンバーが18曲も収録されております。
購入のきっかけは、冒頭の「たまにはボサノバ」ということと、ジャケット・デザインそして価格でしょうか。
棚に置かれてましたが、先ずジャケットが目に入り、デザイン的にもなかなかじゃないか、で、ボサノバ?(知っているミュージシャンも知っているボサノバの有名曲も入っているし)、580円か、じゃ買ってみようか、という具合でした。
実店舗でCDを買う時は、購入を決意するまでの過程が楽しめるのが一番ですね。
ネットだとこういう訳にはいきませんよね。
ジャケットが掲載され、レコード会社が判れば、物によってはある程度想像もつきますが、ジャケットが掲載されておらず、商品説明もなかったら判断できず、いくら安くても購入を躊躇ってしまいます。
実店舗だと、実際に手に取って見て、さらに裏ジャケ辺りにプロデューサーの名前が書いてあるものが多いですし、参加ミュージシャンのクレジットが掲載されていれば、ほぼ内容も判ります。
私的にも、ここ数年はネットでCDを購入することの方が殆どですが、実店舗は、こういった楽しみがありますので、お宝探しを兼ねて中古ショップへ良く出向いてます。
札幌市内も中古ショップの数は減ってますし、新譜を扱う店舗は、Tower Records、HMV Sapporoそして昔からある玉光堂くらいしかありません。
もちろん、HR/HM専門の「Rocks」やプログレ、70年代のハードロック専門の「Third Ear」といた新譜を扱うお店はあり、こういったお店はマニア向けですので、購買層は限られますが、これからは、こういったお店が残っていくんだと思います(もちろん、店舗の従業員は自分の取り扱っているジャンルに精通している必要はありますが)。
ネットショップも同じだと思います。
AmazonやHMVあるいはTowerなど(といいながらも業績はあまり芳しくないようで、企業合併あるいは吸収されているメジャーなショップもありますが)は別として、個人あるいは中小零細企業がネットショップの経営を考えた場合、専門的な知識を習得し、特化していかなければ立ち行かなると思います。
で、昨日の続きではありませんが、私がオープンしようとしているショップは、「AORとメロディック・ロック専門の中古ショップ」をうたい文句しております。
幸い、その分野はリアル・タイムで経験しており、評論家ほどの知識は有しておりませんが、人並み以上の知識はあると思いますので、そこそこ対応できるのではと考えております。
ショップ・オープンの暁には、是非、皆様のご利用をお待ちしております。
で、本日の"Bossa Nova"ですが、BGMとして持って来いのアルバムです。
今もこのCDを流しながらこのブログを書いておりますが、全く邪魔になりません。
心地よいボサノバのリズムがとてもいかしたアルバムです。
2010-10-06
Vigrass & Osborne / Queues (1972)

今、私が開こうとしている中古CDのネット・ショップですが、取りあえず、今まで自分用に購入したCDを売るということで、個人等から転売を目的に購入したものでありませんので、本当に古物商の許可がいるのかどうか判りませんが、大量に売るということもあり、取りあえず許可を取っていた方が良いと判断したわけです(買い取りしたものを売るわけじゃないの必要かどうか、わかる方がいらっしゃれば教えてください)。
大量のCDと書きましたが、取りあえずは、400から500アイテムを考えております。
現在、CDの所有枚数は10,000枚を超えておりますが、常に聴いているのは、おそらく500枚も無いと思います。
あと、既に持っているものを間違って購入したCDもかなりの数ありますし、買って失敗したというのも(といっても私の感性に合わなかっただけですが)かなりの枚数あります。
そういったものも含め、ショップで売ろうと思っておりますが、もちろん、中にはレア盤も結構あると思います。
店舗名は、私のホームページと同じの「aor paradise」で、現在、ショップ用のホームページを専門家にお願いして鋭意作っているところです。
ただ単に普通のホームページを作るのであれば、自分でも出来ますが、カートの設置とかデータベース化などはちょっと私には無理ですから。
おそらく、今月下旬にはオープン出来るのでは、と思っております。
400から500アイテムと書きましたが、どのCDを出品して、いくらの価格を付けるかで、今悩んでいるところです。
レア・アイテムの価格をAmazonマーケットプレイスで見ると10,000円を超えるものが多数ありますが、自分が購入する立場を考えると5,000円前後という価格が一つのめどとなりますし、そうでないものはAmazonや他のネットショップの価格を見ながらということになると思いますが、私としてはAmazonのマーケット・プレイスの価格が一つの目安になると思っております。
Amazonマーケット・プレイスの価格は、実際には、本体価格プラス340円で、私がオープンしようとしているショップは、日本国内に限り配送料を無料とすることで考えております。
まあ、それでネットショップとして立ち行くかどうか、取りあえずやってみないと判りませんが、ただ、出品するアイテムの質によるのでは、とも思っております。
「AORとメロディック・ロック専門の中古ショップ」(もちろんメロディアスなものであればほかのジャンルの作品も多数ありますが)をうたい文句にショップをオープンしますが、どれだけ質の良い(購入意欲をそそる)商品を用意出来るかがカギだと思っております。
ただ、AORやメロディアス・ハードロック、ハードポップのファンの方には、結構コアな方もいらっしゃると思いますので、そういった方にどれだけの商品を用意出来るか、ですね。
で、本日紹介するCDですが、このCDをショップ・オープンのレア・アイテムの第1弾と考えております。
名曲「秋はひとりぼっち」を収録したヴィグラス&オズボーンの1972年のデビュー・アルバムです。
1998年にヴィヴィッド・サウンドからCD化された作品で、ボーナス・トラック2曲が追加されております。
純然なAORアルバムではありませんが、ヒット曲の「秋はひとりぼっち?Forever Autumn」メロディアスで哀愁を帯びたナンバーですし、アルバム全体もアコースティカルなプレAORの作品です。
殆ど、どこのネット・ショップでも見かけたことがありません。
そのほか、そこそこの数のレア・アイテムを揃えたいと思っております。
オープン時は、このブログでもお知らせいたしますので、立ち寄っていただければ幸いです。
2010-10-05
John Lennon / Gimme Some Truth (4 CD) (2010)

もし、今も生きていたら、この30年間にどのような作品を作っていたのかな?と、フッと思うことがあります。
Paul McCartneyのここ10年間くらいの作品を聴くと、稀代のメロディ・メーカーらしかなぬ凡庸な作品ばかりで、才能も枯渇したのか、とさえ感じさせます。
これも、John LennonとGeorge Harrisonの二人のBeatleがいなくなり、刺激を与えてくれる人が居なくなったからなのでしょうか?
もし、John Lennonが生きていたら、再びLennon-McCartneyとしての作品も発表されていたかも知れません。
John Lennonの生誕70年、没後30年のメモリアル作品が発表されました。
リ・マスター・アルバムのボックス・セットと4枚組のベスト・アルバムなどです。
Amazonで予約していたものが本日届きました。
ボックス・セットは未だ封を切っておりませんが、今、4枚組のベスト・アルバムを聴きながらこのブログを書いております。
手に入れたものは輸入盤で、4枚組のベスト・アルバムは、紙ジャケットに入ったCDと英語で書かれたライナーが入っておりますが、紙ジャケットと言っても作りは粗末でCDがギリギリ入るサイズのため、出し入れが大変です。
CDがそのまんまで入っているので、出したり入れたりしているうちに、必ずやCDに傷が付きそうです。
輸入盤の作りはこういったものが多く、この辺は、日本人の感覚とちょっと違いますよね。
このベスト・アルバムですが、1枚毎テーマ別となっております。
1枚目が"Working Class Hero"、2枚目が"Woman"、3枚目が"Borrowed Time"、4枚目が"Roots"というサブ・タイトルが付いております。
4枚目の"Roots"はJohn Lennonの音楽的ルーツのロックン・ロールを集めたものだということは判りますが、2枚目の"Woman"も収録しているナンバーからなんとなく判りますが、ほかの2枚はOno Yokoさんが、どういう基準でそれぞれ分けられたのか判りません。
それぞれ18曲ずつ計72曲がこのベスト・アルバムに収められておりますので、彼の代表的なナンバーやヒット・ナンバーは網羅されております。
今、HMVを覗いたら、テーマ別のことが記載されていました。
「テーマ別に選曲された下記4枚のアルバム(全72曲)がスリップケースに収納されたセット。
・「ルーツ」?ジョンが影響を受けたロックンロールのルーツ
・「ワーキング・クラス・ヒーロー」?ジョンのポリティカル・ソング
・「ウーマン」?ラヴ・ソング
・「ボロウド・タイム」?人生についての曲 」
ということらしいです。
現在、私は50代後半ですが、私と同じように、John Lennonのオリジナルは全て持っている人でも、このベスト・アルバムやボックス・セットを購入した方が多数いらっしゃるんだろうなと思います。
The Beatlesのリ・マスター・ステレオ・ボックス、モノ・ボックス、それ以前のGeorge Harrisonのダーク・ホース・レーベルのリ・マスター・ボックス、そして、このJohn Lennonのボックス、さらにこれから発表されるAppleレーベル・アーティストのリ・マスターCDのボックス・セットなど、The Beatles関連のCDを全て購入する(した)方(私も含め)もたくさんいらっしゃると思います。
そんなことを考えると、The Beatlesって、一体どんな存在だったのでしょうか?
少なくとも、私が今このようにブログを書いたり、サラリーマン生活を途中でリタイアし、これから中古CDのネット・ショップを開こうとしているのも、彼らの存在があったからです。
2010-10-04
The Murder Of My Sweet / Divanity (2010)

最近、この手にバンドが結構多いですが、これもNightwishの成功によるものなんでしょうね。
ゴシック雰囲気のシンフォニック・メタルはかなり好きです。
それも女性ヴォーカルがフロントのアルバムは。
以前、このブログでも紹介したFinland産のシンフォニック・ゴシックHBとかも良かったですが、このThe Murder Of My Sweetもメロディアスでかなりいかしてます。
ただ、ヴォーカルのAngelica Rylinがもう少し美人だったら完璧なんですが。
この手のバンドの女性ヴォーカルって、結構美人が多いでしょう?
でも、全12曲、メロディアスで盛り上がりのあるキャッチーでフックのあるナンバーが多く収められており、アルバムの完成度も高いと思います。
収録ナンバーは、
01. NO EVIL
02. FOLLOW THE RAIN
03. BLEED ME CRY
04. CHEMICAL ATTRACTION
05. KISS OF DEATH
06. ONE BULLET
07. TONIGHT
08. STORMS OF THE SEA
09. DESTINY
10. REVOLUTION
11. VALERIE
12. DEATH OF A MOVIE STAR
となっております。
01はシンフォニック・ゴシックしたメランコリックでメロディアスなナンバーです。
この1曲目を聴いただけで期待出来るアルバムだと感じさせる、そんなナンバーです。
02はギターのリフがカッコ良いミディアム・スロウのメタリックなシンフォニック・ゴシックのナンバーで、とてもカッコ良いナンバーです。
03は壮大な感じのバックのストリングスがいかしたキャッチーでフックに満ちたナンバーで、これまた出来はかなりなものです。
Angelica Rylinは美形ではありませんが、ヴォーカルは上手いですし声も良いですが、このナンバーは、彼女の声を生かしたナンバーです。
曲とヴォーカルがピッタリです。
04は、ポップでメロディアスなハードロックのナンバーです。
05もシンフォニック・メタルそのまんまのナンバーです。
曲も本当にメロディアスですし、キャッチーです。
06はギターの音色がメタリックしたナンバーです。
まさにメロディアス・ハードロックですね。
07もメランコリックなシンフォニック・ゴシックしたナンバーで、この手のサウンドは、かなり好きです。
08はバックのピアノが美しいシンフォニック・ゴシックのバラード・ナンバーです。
盛り上がりもあり、曲の出来も素晴らしいです。
09もAngelica Rylinのヴォーカルがいかしたメロディアスでポップな感じのナンバーです。
10もギターの音がカッコ良いメロディアスなナンバーです。
11はバックのストリングスとピアノの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
12は7分を超える大曲です。
コーラス・ワークがいかしたナンバーで、ピアノの使い方と曲の展開などから、私的にはQueenのサウンドを思い起こさせてくれました。
このThe Murder Of My Sweetの魅力は、Angelica Rylinのヴォーカルとソング・ライティングでしょうか。
メロディアスで出来の良いナンバーがたくさん収められております。
シンフォニック・メタルやシンフォニック・ゴシックが好きな方は気に入ると思います。
2010-10-03
Vivienne McKone / Vivienne McKone (1992)

国内盤の帯には、「U.K.ブラックシーン注目の新星。70?80年代のポップ・ソウル・ジャズのテイストを生かしたソフィスティケイトされたアダルト・コンテンポラリー・アルバム。」とあり、この帯の文句を見て購入したアルバムです。
プロデュースはCrusaders、Randy Crawford、Simply Red等のプロデュースで知られるStuart Levineが担当しており、バック・ミュージシャンには、Quincy Jones、Ronny Jordan、Larry Williams(Seawind)、Chuck Finley、 Dave Clayton(元ABC)等が参加しております。
また、Soul II Soul、Simply Redなどのアルバムに参加していた日本人アーティストの屋敷豪太氏がドラム・プログラミングで参加しております。
彼女が影響を受けたシンガーとして、Dionne Warwick、Brenda Russell、Roberta Flackなど挙げておりますが、このアルバムもそういったシンガーに共通する部分があり、歌い方がとても滑らかです。
1stアルバムと書きましたが、ネットで調べてみると、どうもこの1枚だけのようです。
これだけ、歌が上手くて雰囲気もあるのにちょっと勿体ないですね。
収録ナンバーは、
01. Sing
02. Beware
03. He's Not Here Anymore
04. Move On
05. Heading Right Back To You
06. Self Control
07. Don't Push Me To My Limit
08. There Is No Turning Back
09. Why
10. Fly
11. Reaching Your Goals
12. I Wanna Get To Know You
13. Sing (Remix)
14. Zero
となっております。
01はシングル・カットされたナンバーのアルバム・ヴァージョンです(シングル・カットされたナンバーは13)。
ファンキーな感じで結構シャレたナンバーです。
02はミディアム・スロウのメロディアスなナンバーで、AORファンが気に入りそうな曲に仕上がっております。
03は哀愁感漂うメロディアスなバラード・ナンバーで、こんな曲を聴くと彼女の歌の上手さが判ります。
04はしっとりとした感じのバラード・ナンバーで、曲のかなり良いです。
05は屋敷豪太のプログラミングがいかしたビート感のあるナンバーで、アシッド・ジャズ風のソウル・ナンバーです。
カッコ良いという言葉がピッタリのナンバーです。
06はUKジャズ・ファンク・テイストの仕上がりのメロディアスで最高にイカしたナンバーです。
07はグルーヴのあるキャッチーなナンバーです。
08でのビンビンのベースの音は、もう最高です。
ベース以外のバックのプレイもいかしたメロディアスなファンク・ナンバーです。
これはお勧めです。
09は再びメロディアスなバラード・ナンバーで、バックのDave Claytonのキーボードは最高です。
10はこれまたポップでグルーヴ感のあるナンバーです。
11はメロディアスなバラード・ナンバーで、どことなくRoberta Flackを感じさせてくれております。
12はメロディアスでジャジーなナンバーです。
滑らかなVivienneのヴォーカルが素晴らしいナンバーです。
14もポップでファンキーなナンバーです。
このアルバム、ブラコン・ファンやアシッド・ジャズのファン、さらにはAORファンの方も気に入る内容だと思います。
Amazonを覗くと、中古もとても安めですので、お勧めです。
2010-10-02
Rhythm Heritage / Sky's The Limit (1978)

今までアナログ・レコードがかなり高額の取引がされていたとか。
実は、私は初めて耳にするアルバムなんです。
AORファンに限らず、AOR評論家のK氏もN氏も絶賛したアルバムですが、AORアルバムとして見た場合、果たしてそうでしょうか?
確かにメロウでグルーヴ感もありますが、Bobby Caldwellの1stやBoz Scaggsの"Down To Then Left"や先日紹介したCory Wellsの"Touch Me"などのアルバムがまさしくAORアルバムだと思います。
ただ単にバンド・メンバーが、Michael Omartian、Jay Graydon、Victor Feldman、Ed Greene、Scott EdwardsなどといったAORアルバムの常連ミュージシャンで構成された American disco-funk bandだと思います。
このことは、Cool Soundから発表されたPegasusなどにも言えることだと思いますね。
ディスコやファンクのアルバムとして紹介されるのであれば納得ですが、AORアルバムの名盤として紹介されのは、ちょっとばかり違和感があります。
なるほど、収録ナンバーの中のJay GraydonとMichael Omartianのペンによる"Float On By"みたいなAORナンバーは収録はされておりますが。
って、別にこのようなことを書くつもりじゃなかったのですが、このRhythm HeritageのCD化はそれはそれなりに良かったとは思いますが、ほかにもCD化して欲しいAORアルバム(例えば、Adam Mitchell、Jolis & Simone、Turley Richards、Gregg Suttonなど)がかなりの数があり、この度のAORアルバムのリ・イッシューも再CD化ではなく、初CD化に力を入れて欲しかったというのが事実です。
私だったら「このアルバムをCD化したい」という夢というか願望を持っておりますが、評論家のN氏みたく自分でレーベルを立ち上げることなんか出来ないですし、K氏みたく業界で良く知られ、業界に対し力を持っている評論家でもありませんので、そういう意味で、本心から、彼らがとても羨ましいです。
特にAOR関係に関しては彼らの力でかなりのアルバムがCD化され、それはとても喜んでおります。
しかしながら、産業ロックに関しては彼ら二人とも興味が無いようで、殆どCD化されることもありません。
それがとても残念です。
申し訳ありません。
今日は、完全な「ぼやき」になってしまいました。
でも、"Theme From S.W.A.T"や"Theme From Starsky & Hutch"(でも、これはTom Scottのヴァージョンの方が良い)や前出の"Float On By"などの楽しめるナンバーを聴けたのは良かったです。
2010-10-01
The Maisonette / The Very Best Of The Maisonettes - Heartache Avenue (2004)

今後1週間の予想気温も例年より2?3度高めに推移するようで、これは札幌に限らず全国的みたいです。
また、今日からタバコも値上がりし、私が吸っていた「ショートホープ」は1箱150円から220円とかなり値上げとなり、これを機会に禁煙を考えているのですが、なかなか上手くいきません。
それでも、今まで1日20本を超えていたのが、今日は今のところ7本と、本数を減らしながら禁煙することを考えているのですが、本気で禁煙するのであれば、スパッと止めるべきなのは判ってはいるのですが。
で、本日紹介するアルバムは、元City BoyのLol MasonがギタリストMark Tibenhamと組んだプロジェクトThe Maisonettesの"The Very Best Of The Maisonettes - Heartache Avenue"というアルバムで、2004年に英リ・イッシュー専門のCherry Red Recordsから発表されたアルバムです。
元、City Boyと言えば、Mike Slammerの活躍が有名ですが、このLol MasonのThe MaisonettesはMike Slammerのようなハードロック寄りのサウンド・アプローチではなく、60年代のブリティッシュ・ポップした内容となっており、中にはThe Beatlesっぽいナンバーがあったりします。
The Best Ofといいながらも、彼らは、1984年にカナダで"Maisonettes for Sale"というアルバムを1枚だけ出しております。
本日紹介するアルバムは、この1枚のアルバムにシングル発表したナンバーと新録が入っております。
また、彼らはいわゆる一発屋で"Heartache Avenue"というナンバーが、1983年にUK Singles Chartで7位にランク・インされ、その後カナダでもヒットしたようです。
アルバムは、Lol MasonとMark Tibenhamのほか、セッション・ドラマーのNick Parryをバンドに迎え、ほかに、ジャケットに移る女性2人(10代のモデルのDenise WardとElaine Williams)をバッキング・ヴォーカルとして、さらにセッション・ベーシストのMark Cunninghamといった構成で録音されたようです。
全20曲が収められておりますが、結構メロディアスでポップなナンバーが多いです。
収録ナンバーは、
01. Heartache Avenue (Original)
02. Two Can Have A Party (New)
03. Addicted
04. The Cowboy Song (New)
05. Hot Club
06. Sticks And Stones
07. Lessions In Love
08. Nightmares
09. Cheat (New)
10. Where I Stand
11. Roni Come Home
12. Daddy Dont Know
13. Lifeboat
14. Last One To Know
15. Is That What Friends Are For
16. This Affair
17. Say It Again
18. Working For The Man (New)
19. Heartache Avenue (Remix)
の19曲に"Heartache Avenue"のビデオが収録されております。
シングル・カットされた01"Heartache Avenue"はヒットしたのも頷ける60年代を感じさせる甘い感じのポップスです。
04や06はメロディアスなバラード・ナンバーでかなりいかしております。
07辺りはThe Beatlesの雰囲気も。
08のコーラスはThe Beach Boys風ですし、サウンドはJeff Lynne風でもあります。
09はAORチックなナンバーです。
10もどこかJeff Lynne風です。
14や16はMichael Franks風のジャジーな感じのAORナンバーで、結構いかしてます。
15はメロディアスでポップなナンバーです。
ほかのナンバーもポップでいかしたナンバーばかりです。
このThe Maisonetteですが、60年代ポップスが好きな人にはもちろんですが、AORを聴く方にも受けるのでは?
私はかなり気に入りました。