2011-01-31
Various Artists / Munich Rock Disco Vol.1 (2006)

これは、Vol.1でVol.2も出ており、2枚まとめて購入しました。
全32曲が収録され、結構珍しい音源が入っていたのが購入のきっかけでした。
ロックとディスコのナンバーで構成されておりますが、ハードポップ、メロハー系のナンバーが多く収められております。
とにかくDisc 2に収められている"Tokyo"というナンバーを見つけた時は、嬉しくて堪りませんでした。
このナンバーは、ドイツのハードポップ・バンドTOKYOのナンバーで、昔、アナログ・レコードを針が擦り切れるくらい良く聴いておりました。
このナンバーが入っていなかったら、おそらく購入してなかったと思います。
また、この"Tokyo"以外にも、知らないバンドのナンバーや、有名どころのナンバーも収録されており、DOMINOEの"Here I Am"、John Stewartの"Gold"、Climax Blues Bandの"Couldn't Get It Right"、Dieselの"Sausalito Summernight"、Bostonの"More Than I Feeling"、Golden Earringの"Twilight Zone"、Russ Ballardの"Voices"、Loverboyの"Turn Me Loose "など私の好きなナンバーが結構収められております。
ちなみに収録ナンバーは、
Disc 1
01 Captain Starlight (ZAZU)
02 Lovemachine -Part 1 (SUPERMAX)
03 Long Train Running (TRAKS)
04 Gold (JOHN STEWART)
05 Bastard (IAN HUNTER)
06 Give Me Your Love (THE BABYS)
07 The Faith Healer (THE SENSATIONAL ALEX HARVEY BAND)
08 Highway Driver (RANDY PIE)
09 Just What I Needed (THE CARS)
10 My Sharona (THE KNACK)
11 The Stroke (BILLY SQUIER)
12 The Raven (THE ALAN PARSONS PROJECT)
13 Say Hello (APRIL WINE)
14 Visibility Zero (COUCHOIS)
15 Couldn't Get It Right (CLIMAX BLUES BAND)
16 Power In The Darkness (THE TOM ROBINSON BAND)
Disc 2
01 Lunatic Gringe (RED RIDER)
02 Gammma Ray (BIRTH CONTROL)
03 Theme from "The Warriors" (BARRY DE VORZON)
04 Sausalito Summernight (DIESEL)
05 Here I Am (DOMINOE)
06 Tokyo (TOKYO)
07 Turn Me Loose (LOVERBOY)
08 More Than A Feeling (BOSTON)
09 Runnin' With The Devil (VAN HALEN)
10 La Grange (ZZ TOP)
11 Bad News (MOON MARTIN)
12 Driver's Seat (SNIFF 'N' THE TEARS)
13 Twilight Zone (GOLDEN EARRING)
14 Voices (RUSS BALLARD)
15 Why Did You Do It? (STRECH)
16 Bouree (JOHN LORD)
となっております。
"Tokyo"は1980年に発表されたナンバーで、Boston、Balance、Totoなどモロに産業ロックしたメロディアスなナンバーで、この曲は、95' Remixとありますので、1995年に一度CD化されたようですが、その時は全く気付かずでした。
"Twilight Zone"はGoldenn Earringの大ヒット・ナンバーで、この時のMTVの映像が目に浮かびます。
"Driver's Seat"も大ヒットしたナンバーで、これも当時はヘヴィ・ローテーしていましたね。
"Long Train Running"はもちろんThe Doobie Brotherのナンバーですが、このTraksヴァージョンはディスコっぽいアレンジとなっております。
John Stewartは元Kingston Trioのメンバーですが、この"Gold"は1979年に発表されたナンバーで。ほぼAORに仕上がっております。
とにかく"Tokyo"の音源を聴くだけでも、このコンピレーション・アルバムを購入する価値があります。
それほど、価格も高く無いですし。
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2011-01-25
Faith Circus / Faith Circus (2008)

近く、また、ネットショップaor paradiseに各ジャンルで計150枚ほどアップする予定です。
メルマガとこのブログでお知らせいたします。
もちろん、今回もレア盤があります。
最近は買う方も結構の量で、ジャンル的にはやはりハードポップ、メロハー系が多いです。
以前このブログでも何度も書いておりますが、最近のメロハーのアルバムは良質なものがかなり多いです。
本日紹介するFAITH CIRCUSのセルフ・タイトルのアルバムもメロディアスでキャッチーそしてフックに富んだ内容となっております。
FAITH CIRCUSはノルウェー産のバンドで、このアルバムはキラキラ・キーボードをフィチャーしたハードポップのアルバムです。
また、巷の評価もかなり高いようです。
収録ナンバーは、
01. Back On Love
02. Can You Feel It(Eric Carr)
03. Hold On
04. Alive N Kicken
05. Temporary High
06. Rain On You
07. Tried And True
08. Half The Man
09. Pushing Up Daisies
10. Without Me
11. Wasted Rainbow
の11曲となっております。
もう01の出だしを聴いただけで、ハードポップや産業ロック・ファンは喜ぶこと間違いなしだと思います。
80年代ハードポップ、メロディック・ロックそのまんまのサウンドで、Journey、Foreigner辺りを彷彿するナンバーです。
まさにメロディアスでキャッチーという言葉はこのナンバーにあるような言葉だと思いますね。
02もポップでキャッチーに仕上がっております。
バックのコーラスがとてもカッコ良いです。
03もメロディアスなナンバーで、これなんか聴いても、まさに80年代メロディック・ロックといった感じで、とても良いですね。
ヴォーカルもバックのパフォーマンスもとてもカッコ良いです。
04もメロディアスでキャッチーなナンバーで、バックのパフォーマンスが最高です。
05はロックンロール・スタイルのポップなナンバーです。
06はメロディアスな哀愁のハードポップといった感じのバラード風のナンバーです。
メロディがとてもいかしてます。
07も80年代のメロディック・ロックといった感じのとても良く出来たナンバーです。
曲も良いですが、バックのコーラスは最高です。
08はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーです。
これまた、バックのコーラスがとても素敵です。
09はメロディアスかつポップなナンバーです。
とてもカッコ良いナンバーです。
10はバックのピアノの音がとても素敵なミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。
これなんかもとてもお勧めのナンバーです。
11はミディアム・スロウのメロディアスなパワー・バラード風のナンバーです。
メロディアスでキャッチー、このアルバムはこれに尽きます。
80年代のメロディック・ロックのファンであれば必ずや気に入ると思いますね。
2011-01-19
Clay Aiken / A Thousand Different Ways (2006)

1st以外のアルバムも、Amazonではかなり安く手に入れることが出来ます。
全く前知識もなく、1stアルバムを聴いた時は、なるほどAORのアルバムだと思いましたが、彼のことを調べてみると、『人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」の準優勝者で、イン・シンクやバックストリート・ボーイズが目指した道を引き継いでいる。』ということで、いわゆるポップ・フィールドのシンガーとのことですが、これがポップ・フィールドだけに収まっているシンガーでは無く、AORシンガーとしても充分な実力を持っているシンガーだと私は思いました。
1stには、スロウ、ミディアムのバラード・タイプのナンバーが多く収められており、大ヒット・ナンバー"This Is The Night"はアコースティカルなバラード・タッチのAORナンバーでした。
そして、本日紹介します"A Thousand Different Ways"は2006年に発表された彼の3rdアルバムです。
このアルバムもまさにAORといった感じの内容で、オリジナル・ナンバーとカヴァー・ナンバーで構成されております。
収録ナンバーは、
01."Right Here Waiting"
02."Lonely No More"
03."Without You"
04."Everytime You Go Away"
05."Sorry Seems to Be the Hardest Word"
06."When I See You Smile"
07."A Thousand Days"
08."(Everything I Do) I Do It for You"
09."Because You Loved Me"
10."I Want to Know What Love Is"
11."These Open Arms"
12."Here You Come Again"
13."Everything I Have"
14."Broken Wings"
の14曲が収められております。
01はRichard Marxのペンによるメロディアスなナンバーで、これは完全にAORといっても良いナンバーだと思います。
さすが、Richard Marx、曲が良いです。
02はClay Aiken等によるオリジナル・ナンバーで、美しいピアノのメロディがいかしたAORナンバーに仕上がっております。
03はBadfingerのナンバーで、Nilssonのカヴァーが超有名ですが、たくさんのアーティストがカヴァーしている名曲です。
オリジナルが素晴らしいので、誰が歌ってもそれなりに聴こえるナンバーですが、このClayのヴァージョンはNilssonのヴァージョンに近いアレンジで、とても良く出来てます。
04はもちろんDaryl HallのペンによるHall & Oatesのヒット・ナンバーですが、これもたくさんのカヴァー・ヴァージョンがあり、有名どころでは、Paul Youngのヴァージョンですが、このPaul Youngヴァージョンはオリジナルと同じかそれ以上の出来でした。
Clayのヴァージョンもまあまあ良く出来ております。
05はElton JohnとBernie Taupinのペンによるナンバーですが、これまた哀愁度いっぱいのメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
06はDiane Warrenのペンによるナンバーで、Bad Englishのヒット曲ですが、これはオリジナルに軍配があがります。
でも、Clayのヴァージョンは、モロにAORしておりますが。
07はChristian Leuzzi、Aldo NovaとEmanuel Olssonのペンによるナンバーで、これまたとても良く出来たAORナンバーに仕上がっております。
バックのストリングなんかとてもいかしてます。
08は Bryan Adams、Michael KamenとRobert John "Mutt" Langeのペンによるナンバーで、映画「ロビンフッド」に使われたメロディアスなバラードで、このClayのヴァージョンもオリジナルに負けないくらい良く出来ております。
09もDiane Warrenのペンによるナンバーで、Céline Dionが1996年にヒットさせたナンバーのカヴァーです。
ストリングがとてもいかしたメロディアスなAORナンバーです。
10はForeignerのカヴァーで、ゲスト・ヴォーカリストSuzie McNeilとデュエットしているナンバーで、雰囲気は良いですが、出来はオリジナルに敵わないでしょうね。
それでも、AORナンバーとして聴く分には良いかも。
11はJon Bon JoviとDesmond Childのペンによるナンバーで、とてもメロディアスな良く出来たパワー・バラードに仕上がっております。
12はBarry MannとCynthia Weilのペンによるナンバーで、1977年に Dolly Partonがヒットさせたナンバーのカヴァーです。
しっとりとした感じのAORナンバーです。
13はHumberto Gaticaのプロデュースによるナンバーで、William Josephのピアノがとても美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
14はもちろんMr. Misterがオリジナルのあの曲です。
バラードしたアレンジで、こういった感じの良いかも。
Clay Aikinは、やはりAORシンガーだと思いますね。
この"A Thousand Different Ways"も非常に良く出来たAORアルバムです。
2011-01-17
Derek & The Dominos / Layla & Other Assorted Love Songs (1970)

というのも、このアルバムが発売されてから40年が経過するそうで、その記念で、『いとしのレイラ』40th記念盤!なるものが、3月30日に発売を予定しております。
今回は、「完全限定の豪華ボックス仕様!スーパーデラックス・エディション」として、以下の内容となるみたいです。
【収録内容】
■ディスク1『いとしのレイラ』最新リマスター
■ディスク2『いとしのレイラ』ボーナスCD:貴重なレア・トラックを13曲収録(初登場4曲、リミックス6曲)
■ディスク3(DVD:※音源のみの収録)『いとしのレイラ』 エリオット・シャイナーによる未発表5.1chサラウンド・ミックス(ドルビー/dts) *2003年版SA-CDとは異なります。
■ディスク4(CD)『イン・コンサート(CD1)』 最新リマスター
■ディスク5(CD)『イン・コンサート(CD2)』 最新リマスター
■2LP『いとしのレイラ』 1970年UKアナログ・マスターからの最新リマスター
その他に、「デラックス・エディション」として、
■ディスク1『いとしのレイラ』最新リマスター
■ディスク2『いとしのレイラ』ボーナスCD:貴重なレア・トラックを13曲収録(初登場4曲、リミックス6曲)
の2種類が発売されます。
これは、日本独自の企画のようで、「スーパーデラックス・エディション」は定価が20,000円、「デラックス・エディション」は定価が3,600円とのこと。
このアルバムは、以前にブログでも書きましたが、アナログ・レコード、CD化当初の2枚組もの、その後、リマスターされ1枚で発表されたもの、紙ジャケ、でかジャケ、SACD盤そしてレイラ・セッションのボックスものなど、何種類ものヴァージョンを持っております。
そして、今回は、40年記念ヴァージョンということですが、先ず「スーパーデラックス・エディション」の20,000円はちょっと高過ぎますね。
また、「デラックス・エディション」は内容が陳腐ですし、この内容で3,600円も高いと思います。
HMVは定価の20,000円で予約を受けておりますが、Amazonは18%offの16,400円の価格が設定されておりました。
この16,400円という価格を見て、思わずAmazonに予約を入れてしまいました。
もちろん、このアルバムのいろいろなヴァージョンをコレクトしていることと、「スーパーデラックス・エディション」の内容に釣られて、です。
最も期待しているのが、■2LP『いとしのレイラ』 1970年UKアナログ・マスターからの最新リマスター ですね。
そして■ディスク4(CD)『イン・コンサート(CD1)』 最新リマスター ■ディスク5(CD)『イン・コンサート(CD2)』 最新リマスター も魅力的です。
この内容で、16,400円であれば、やはり少し高いような感じもしますが、これはコレクターとしては、見逃せない内容でした。
このアルバムは本当に名盤です。
私のお気に入りのナンバーのベスト・ワンは、"Bell Bottom Blues"なんです。
Cream時代から現在のソロ活動にいたるEric Claptonのナンバーの中でも"Crossroad"(もちろん"Wheels Of Fire"に収録されているCreamヴァージョン)と甲乙付け難いナンバーです。
その次に好きなのが"Wonderful Tonight"ですが。
そして、このアルバムには、"Wonderful Tonight"の次に大好きな"Have You Ever Loved A Woman"(ただし、この曲は、"Live At The Fillmore"に収められているヴァージョンの方が良い)、また、"Nobody Knows You When You're Down And Out"や"Why Does Love Got To Be So Sad?"といった傑作や、"Layla"というEric Claptonの代表作が収められております。
"Tell The Truth"(このナンバーは、George Harrisonが参加したシングル・ヴァージョンの方が良い)や"Little Wing"などDerek & The Dominosの最高にいかしたパフォーマンスが収められております。
Eric ClaptonとDuane Allmanに目が行きがちになりますが、Jim Gordonのドラムス(ピアノも良い)とソング・ライターとしての資質("Layla"はClaptonとの共作)、Carl Radleの職人然としたベース、Bobby Whitlockのキーボード(も良いけど、ヴォーカリストとしての魅力)、これらが一体となって、こんな名盤が生まれたんだと思います。
Cream、Blind Faith、Derek & The Dominosそしてソロ活動となるわけですが、Derek & The Dominosの頃のClaptonはクスリや酒に溺れ、精神的には酷い状態でしたが、この頃のパフォーマンスが最も好きです。
Eric Claptonは最高のギタリスト・ヴォーカリストだと思います。
「スーパーデラックス・エディション」は完全限定生産のようですが、やっぱり私みたく買おうとしている方がいらっしゃるんでしょうね。
HMVでのコピーには、「これまで何度買いなおしたことか・・・ デレク&ザ・ドミノスの大名盤がまた新仕様で!超豪華BOXも!」が。
まさに何度買い直したか!
2011-01-16
Land Of Tales / Land Of Tales (2008)

北欧産らしく、哀愁感がいっぱいのメロディアスなハードポップのアルバムで、私はかなり気に入りました。
内容とマッチしたジャケット・デザインも良いです。
このLand Of Talesは、このバンド名になる前はNAISKALAというバンド名で1993年から活動していたそうです。
ピアノ、キーボードとギターがコラボした哀愁感と透明感を併せ持ったサウンドは、日本人が好みそうなサウンドですし、ヴォーカルもバックのパフォーマンスもとてもいかしてます。
収録ナンバーは、
01. Silence
02. Slow Waters
03. Keep Out
04. Outlander
05. All The Same
06. Wasted Chance
07. Nobody Dares
08. Choose
09. So Long
10. Fading Away
11. Right As Rain
の11曲が収録されております。
01はキーボードとギターがコラボした厚みのあるサウンドのメロディアスなバラード風のナンバーで、この1曲を聴いただけでアルバムの内容が期待できる、そんなナンバーです。
02はもう出だしの音を聴いただけで、メロディ・マニアやハードポップ・ファンは思わずニンマリする筈です。
とにかく、メロディがとても素晴らしいですし、曲全体の出来も最高です。
お勧めですね、これは。
03の出だしもかなりいかしてます。
曲のキャッチーでメロディアスですし、フックに富んでおります。
とても良く出来たハードポップ・ナンバーです。
04は出だしのピアノの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
これまた曲の出来は素晴らしいと思いますね。
05はギター・オリエンティドのメロディアスなナンバーです。
これまたキャッチーでフックに富んだナンバーに仕上がっております。
06はアコースティカルな感じのメロディアスなバラード・ナンバーです。
07は80年代のハードポップ、メロディック・ロック風のナンバーで、これまた良く出来ております。
08もキーボードとギターのブレンドが絶妙な哀愁感漂うメロディアスなナンバーです。
これなんかもとてもお勧めのナンバーですね。
09も出だしのギターを聴いたら思わずニンマリしそうなナンバーです。
厚みのあるギターサウンドが心地良い、メロディアスでキャッチーなナンバーです。
10はピアノの音がとても心地良いメロディアスなバラード・ナンバーです。
もう、言葉はいらないですね。
11はキラキラ・キーボードとギターのコラボがいかした哀愁感漂うメロディアスなナンバーです。
ほぼ全曲捨て曲が無い強力な1枚で、最近聴いたハードポップ、メロハーのアルバムの中でもトップ・クラスに入ると思います。
とにかく哀愁感と透明感を併せ持ったメロディが素晴らしいです。
2011-01-15
Galaxy Group / Galaxy Group (1991)

ジャンルはメロディアス・ハードロックで、以前にe-BayでこのアルバムのコレクターズCDが出品されており、その時は結局落札出来ずでした。
それが、海外の中古のネットショップにオフィシャル盤を見つけ、50USドルとちょっと高かったですが、手に入れました。
アルバムの主は、ロシアのバンドGalaxy Groupのセルフ・タイトルのアルバムで1991年に発表されたものです。
話によると、本当かどうか判りませんが、このアルバム限定300枚のプレスだったとか。
また、このバンドのサウンドを紹介する時、Rainbow、Giuffria、Only Childといったバンドの名前を挙げておりますが、そうですね、雰囲気はGiuffriaでしょうか。
全曲英語で歌われており、キーボードもふんだんにフィーチャーされたメロディアスなハードロックを演っており、キャッチーかつポップなサウンドです。
とてもロシア産のバンドとは思えない感じです。
収録ナンバーは、
01 You Run Around
02 Standing In The Shadow
03 Love Me
04 I Wanna Make You Satisfied
05 Sweet Rosanna
06 Julie
07 I Can't Wait Anymore
08 Superman
09 Lady Music
10 We Say Good-Bye
の10曲です。
01なんか聴くと、キーボードとギターが上手くコラボしており、メロディもなかなかですし、感じはまさにGiuffriaでしょうか。
ソング・ライティングのセンスもなかなかです。
ギターもネオ・クラシカルな感じで良いですね。
キーボードは、もうGregg Giuffriaしてます。
02はバックのギターがカッコ良いポップでメロディアスなナンバーです。
03はキラキラ・キーボードをフィーチャーしたキャッチーでメロディアスなナンバーで、これまたGiuffria風のナンバーです。
曲の出来が良いです。
04はロックンロール風の元気いっぱいのポップなナンバーです。
05はこのアルバムの一押しのナンバーです。
とにかくメロディアスです。
キラキラ・キーボードとギターのコラボが本当にいかしたメロディアスなハードポップのナンバーに仕上がっており、言うことがありません。
06はハイ・テンポでギター・オリエンティドのナンバーですが、仕上がりはキャッチーでポップです。
07もギターとキーボードがとても上手く絡み合ったメロディアスなナンバーです。
やはりGiuffria風でしょうか。
08もキャッチーでポップでメロディアスなナンバーです。
09はギターのリフがカッコ良いミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。
10もキャッチーかつポップでメロディアスなナンバーです。
このGalaxy Groupの魅力はメロディの良さでしょうね。
ソング・ライティングのレベルも高いと思いますね。
ただ残念なのは、サウンド・プロダクションが良く無くて、音が籠っております。
音がシャープだったら完全なんですが。
50USドルだったらまぁ納得でしょうか。
2011-01-13
Various Artists / Beauty J-Pop (4 CD)

この1週間でおそらく1m以上の降雪があったと思います。
片側2車線あった道路が1車線に、生活道路は車が1台しか通れない幅員で、交通渋滞が続いております。
札幌という街は好きですが、冬だけは嫌になってしまいます。
今日は、CDを送るための緩衝材(いわゆるプチプチ)を買うために近くのホームセンターに行ってきました。
最近は、こういったホームセンターで、著作権切れに伴う過去音源を収めたCDやDVDなんかが置いてあります。
CDは著作権切れの音源を収めたCDだけでなく、メーカーから出されている廉価盤のベスト・アルバムやDVDも映画だけでなく音楽DVDなんかも有ります。
何時もは、素通りしますが、今日は、大きくコーナーが設けてありましたので、ちょっとばかり覗いてみました。
そうしたら、結構興味を惹くCDがあり、3枚ばかり購入してきました。
購入したCDは、本日紹介する「Beauty J-Pop」のほか「Cosmetic Songs - Super Best」、「寺内タケシとブルージンズ Super Best」の3枚です。
「Cosmetic Songs - Super Best」は、化粧品のCMで使用されたナンバーが16曲収められており、「寺内タケシとブルージンズ Super Best」は彼らの代表曲18曲が収められているCDです。
この2枚は価格が1,780円でした。
で、「Beauty J-Pop」は4枚組のCDで価格は1,980円(定価は6,000円の表示ですが)でした。
これが、この値段にしてはお買い得の内容でした。
Disc 1が「BMG Edition」、Disc 2が「EMI Edition」、Disc 3が「Columbia Edition」、Disc 4が「Victor Edition」となっており、それぞれ12曲、計48曲が収録されております。
収録ナンバーは、70年代、80年代、90年代の歌謡曲もありますが、いわゆるシティ・ミュージックが多く収められております。
竹内まりや、epo、尾崎亜美、本田美奈子、しばたはつみ、山下久美子、やまがたすみこ、当山ひろみ、阿川泰子、飯島真理、アン・ルイスに交じって、珍しいところで具島直子のナンバーなんかも収められております。
そのほかは、ピンク・レディ、永井真理子、岡村孝子、岩崎宏美、河合奈保子などの名前がありますが、日本人女性ヴォーカルによる日本版AORといった感じがして、4枚組で1.980円ですから、かなりお買い得だったと思います。
「セクシー・バス・ストップ/浅野ゆう子」「刹那の花火を浴びましょう/Kyoko Yamamoto」「明日、春が来たら/松たか子」「Misty/麻生小百合」「恋してる/ともさかりえ」「シンガー・レディ/しばたはつみ」「ダンシング/いしだあゆみ」「ムーンライト・ジルバ/やまがたすみこ」「レイニー・ドライバー/当山ひろみ」「けんかをやめて/河合奈保子」「青春のリグレット/麗美」「Laughter In The Rain/仲村裕美」「カラパナ・ブラック・サンド・ビーチ/二名敦子」「愛・おぼえていますか/飯島真理」「素直になれる/MINAMI」などといったナンバーはかなり気に入りました。
こういったコンピレーション・アルバムに収録されるナンバーももちろん多く収められておりますが、少しマイナーなナンバーも収められておりますので、この「Beauty J-Pop」はかなり良かったと思いますね。
あと、aor paradiseからのお知らせですが、昨日、新品CDを一挙100枚アップしました。
もちろん、中にはレア盤もあります。
是非、お立ち寄りを。
2011-01-09
Mark Anderson / No Easy Way Out (1993)

殆ど雪が無い正月を迎えたと思ったら、先週中くらいから毎日雪が降り、この間で、60から70cmほど雪が積もってしまいました。
毎日雪かきばかりで、一日に二回も、という日もあり、この作業がかなり腰に響いてしまいました。
雪の降らない地方に住む方には判らないかもしれませんが、雪かきという作業はかなりの重労働なんです。
特に除雪車が道路を除雪した後は、除雪された雪が道路の敷地側に積まれることとなりますが、これが固くて重たいため、かなりな力作業となります。
さらに道路幅も狭くなり、車の運転も大変です。
もう長い間札幌に住んでおり、札幌は決して嫌いな街ではありません(どちらかというと好きです)が、雪が降る冬の季節だけは好きになれないですね。
一年の三分の一は雪の季節ですが。
で、本日も殆ど聞いたことがないアーティストのアルバムを紹介いたします。
アルバムの主は、Mark Andersonで1993年に発表された"No Easy Way Out"というアルバムです。
プロデュースはMichael Thompsonのアルバムにも参加したことがあるトランペット奏者のGary Grantが担当しており、バック・ミュージシャンには、自身でもアルバムをだしたことがあるギタリストBob Boykin、もう一人のギタリストとしてJohn Parrの名前が、さらにバッキング・ヴォーカルにBobby Kimballが参加しております。
内容はというと、若干ブルージーなAORといったところでしょうか。
収録ナンバーは、
01 Psychedelic Rainbow
02 Lonely Woman
03 Someday
04 Twilight Traveler
05 In The Hard Times
06 Hey Mister
07 Torn Flag
08 So Hard To Find
09 Dirty Dog
10 I'll Be With You
の10曲で、Mark AndersonとGary Grantのペンによるオリジナル・ナンバーです。
01はハーモニカがフィーチャーされたアメリカン・ロック・タイプのメロディアスなナンバーです。
02はメロディアスなスロウ・ブルースのバラード・ナンバーで、Bob Boykinのギターが最高にいかしております。
メロディも良いですし、これはお勧めですね。
03も出だしのBob Boykinのギター・ソロがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
これはまさにAORですね。
04は若干ハード目のメロディアスなナンバーです。
Bob BoykinとJohn Parrのギターがいかしております。
なお、このナンバーでは、Bobby Kimballがバッキング・ヴォーカルを担当しております。
ハード目のAORが好きな私には持って来いのナンバーです。
05はポップでメロディアスなAORナンバーです。
06は出だしのアコースティック・ギターのカッティングがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
07はドブロ風のギターをフィーチャーしたスワンプっぽいナンバーです。
08はJohn ParrのギターをフィーチャーしたポップでメロディアスなAORナンバーです。
このナンバーなんかもお勧めですね。
09はBob Boykinのアコースティック・ギターがいかしたブルージーなナンバーです。
10もバックのギターがいかしたバラード風のナンバーで、とてもメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
ここでもBobby Kimballがバッキング・ヴォーカルを担当しております。
まあまあ良く出来たAORアルバムではないでしょうか。
全く知らないマイナーのミュージシャンのアルバムを聴くのって、とても楽しみで、それがそこそこの出来だったら、とても嬉しくなります。
2011-01-05
Rhapsody Sweden / Strange Vibrations (1978)

スウェーデン産のハードロック・バンドRhapsody Swedenが1978年にリリースした唯一のアルバム"Strange Vibrations"です。
2005年にMTM MusicからMTM Classixシリーズでリ・イッシューされたものです。
オルガンをフィーチャーしたサウンドは、まさにDeep Purpleといった感じで、最高にいかしてます。
録音が古いせいか音が籠った感じがすのがちょっとという感じですが、収録されているナンバーはキャッチーで、Deep PurpleやRainbowのファンであればかなり気に入る筈です。
バンド・メンバーは、
Benny Ahlkvist Vocals
Kjell-Ake Noren Guitar, Keyboards
Rudolf Janszky Bass
Peter Ahs Keyboards
Torbjorn Persson Drums
で、ヴォーカルのBenny AhlkvistはどこかIan Gillan風で微笑ましいですし、Peter AhsのオルガンもJon Lordに負けておりません。
収録ナンバーは、
01. I've Done All I Can 4:09
02. Been So Long 4:04
03. Crazy Dance 6:35
04. Belly Dancer 6:36
05. Strange Vibrations 4:58
06. The Creepers 8:22
07. Take To The Highway 9:34
08. It's Gotta Be Tonight 3:46
09. Sweet Rock 'N Roll 4:20
で、08、09は官界のCD化に伴うボートラです。
01からモロにDeep Purple風のサウンド・クリエイトです。
キャッチーかつメロディアスなナンバーで、途中のギター・ソロもいかしてます。
02はカッコ良いギターのリフから始まるメロディアスなナンバーです。
Ian Gillan風のBenny Ahlkvistのヴォーカルがとてもカッコ良いナンバーです。
03はミディアム・スロウのブルージ・フィーリング溢れるナンバーです。
ギターを始めバックのパフォーマンスがいかしたナンバーです。
メロディも素晴らしいです。
04は出だしのピアノの音と途中のギター・ソロなど全体的なパフォーマンスがいかしたパワーバラードのナンバーです。
とにかくメロディがいかしており、ソング・ライティングの才能もかなりなものがあります。
このナンバーは聴き応えがあります。
05もDeep Purple風のメロディアスでキャッチーなナンバーです。
ギターのリフがカッコ良いです。
06はは出だしのドラムスとベースのリズム隊のパフォーマンスがいかしたナンバーで、途中のオルガンはUriah Heepにも通じるサウンドのメロディアス・ハードロックのナンバーです。
07は10分弱の大曲で、どこか"Child In Time"を意識したような作りとなっております。
Benny Ahlkvistの出だしでのスキャットは本当にIan Gillan風です。
ギター、ベース、オルガン、ドラムスそれぞれが素晴らしい音を聴かせてくれております。
08は出だしのギターのリフとドラムスがカッコ良いメロハーのナンバーです。
このナンバーはRainbow風です。
09もキャッチーでポップなナンバーです。
Deep PurpleやRainbowのファンの方には必聴の1枚だと思いますね。
カッコ良いです。
2011-01-04
Michel Berger / Dreams In Stone (1982)

何と、本日紹介するMichel Bergerの"Dream In Stone"が置いてあるんじゃないですか。
確か、AmazonにもHMVにも、カタログに載っていなかったと筈で、何時再発されたのかと思ったら、昨年の11月17日にTower Records限定でリ・イッシューされていたようです。
全く知りませんでした。
11月17日リリース分は、ほかにMICHAEL RUFF 『Once In A Life Time』 Warner Bros./ワーナー(1984)、ANDY GOLDMARK 『Andy Goldmark』 Warner Bros./ワーナー(1973)、EYE TO EYE 『Eye To Eye』 Warner Bros./ワーナー(1982)、BERNIE TAUPIN 『He Who Rides The Tiger』 Asylum/ワーナー(1980)、ROBBIE DUPREE 『Robbie Dupree』 Elektra/ワーナー(1980)など計12枚で、このMichel BergerとMicheal Ruffの2枚のアルバムは、特に中古CDが5桁の金額で売買されていたようですし、ホント、ビックリしました。
さらに、12月22日リリース分は、おもにフュージョンでSteps Aheadなどのアルバムがリ・イッシューされたようです。
最近は、あまり実店舗に足を運ぶこともないですし、ネットでも、Tower RecordsはAmazonやHMVに比べると値段も高いですし、アイテム数も少ないので、殆どノー・チェック状態でした。
私は、このMichel Berger、Michael Ruff、Eye To Eye、Steps Ahead、Arif Mardinなどこのシリーズを8枚購入してきました。
価格も2,100円ととても妥当なものだと思います。
この"Dreams In Stone"はAORの名盤というほどではありませんが、参加ミュージシャンがかなり豪華なんですね。
それこそ、あの時代のL.A.辺りの有名なスタジオ・ミュージシャンが多数参加しております。
収録ナンバーと参加ミュージシャンは以下のとおりです。
01 JFK (OVERTURE)
02 AMERICAN ISLAND
03 WALKING THROUGH THE BIG APPLE
04 STREET SONATA
05 LIVING UNDER THE GUN
06 APPLE PIE
07 ROOFTOPS
08 ANYTHING CAN HAPPEN HERE
09 INNOCENT EYES
10PARADE
01 BUZZ FEITEN - GUITAR
MICHEL BERNHOLC - PIANO & CONDUCTED
BILL PAYNE - CLAVINET & FENDER RHODES
DAVID HUNGATE - BASS
JEFFREY PORCARO - DRUMS
DAVID KATZ - STRING SECTION LED
02 DAVID PALMER - VOCALS
BUZZ FEITEN - GUITAR
MICHAEL BERGER - PIANO
MICHEL BERNHOLC - PIANO & CONDUCTED
BILL PAYNE - CLAVINET & FENDER RHODES
DAVID HUNGATE - BASS
JEFFREY PORCARO - DRUMS
DAVID KATZ - STRING SECTION LED
03 BILL CHAMPLIN - VOCALS
LYNN CAREY - VOCALS
BUZZ FEITEN - GUITAR
BILL PAYNE - PIANO
MICHEL BERNHOLC - WURLITZER
DAVID HUNGATE - BASS
JEFFREY PORCARO - DRUMS
PATRICK BOURGOIN - TENOR SAX
GARY HURBIG - TENOR SAX
GARY GRANT - TRUMPET
CHUCK FINDLEY - TRUMPET
SLIDE HYDE - TROMBONE
BILL REICHENBACH - TROMBONE
04 GEORGE RODI - SYNTHESIZERS
DAVID KATZ - STRING SECTION LED
MICHEL BERNHOLC - CONDUCTED
05 JENNIFER WARNES - VOCALS
ROBBEN FORD - GUITAR
GEORGE RODI - SYNTHESIZER
MICHEL BERGER - PIANO
JAI WINDING - FENDER RHODES
DAVID HUNGATE - BASS
CARLOS VEGA - DRUMS
PAULINHO DA COSTA - PERCUS
06 BILL WITHERS - VOCALS
STEVE LUKATHER - GUITAR
NEIL LARSEN - PIANO
DAVID HUNGATE - BASS
JEFFREY PORCARO - DRUMS
PAULINHO DA COSTA - PERCUSSION
GARY HURBIG - TENOR SAX
TOM SAVIANO - TENOR SAX
GARY GRANT - TRUMPET
CHUCK FINDLEY - TRUMPET
SLIDE HYDE - TROMBONE
BILL REICHENBACH - TROMBONE
DAVID KATZ - STRING SECTION LED
MICHEL BERNHOLC - CONDUCTED
07 BUZZ FEITEN - ELECTRIC GUITAR
GEORGE RODI - SYNTHESIZERS
MICHEL BERNHOLC - PIANO
BILL PAYNE - FENDER RHODES
DAVID HUNGATE - BASS
JEFFREY PORCARO - DRUMS
08 MAX GRONENTHAL - VOCALS
RICHIE ZITO - GUITARS
KEVIN BASSINSON - SYNTHESIZERS
NICKY HOPKINS - PIANO
JAI WINDING - FENDER RHODES
SCOTT CHAMBERS - BASS
RICK SHLOSSER - DRUMS
PAULINHO DA COSTA - PERCUSSION
TOM KELLEY - BACKGROUND VOCALS
09 ROSANNE CASH - VOCALS
ROBBEN FORD - ELECTRIC GUITAR
SLIM PEZIN - ACOUSTIC GUITAR
JAI WINDING - FENDER RHODES
DAVID HUNGATE - BASS
CARLOS VEGA - DRUMS
PATRICK BOURGOIN - TENOR SAX
DAVID KATZ - STRING SECTION LED
MICHEL BERNHOLC - CONDUCTED
10 BUZZ FEITEN - GUITAR
STEVE LUKATHER - GUITAR
NEIL LARSEN - PIANO
MICHEL BERNHOLC - WURLITZER & CONDUCTED
DAVID HUNGATE - BASS
JEFFREY PORCARO - DRUMS
GARY HURBIG - TENOR SAX
TOM SAVIANO - TENOR SAX
GARY GRANT - TRUMPET
CHUCK FINDLEY - TRUMPET
SLIDE HYDE - TROMBONE
BILL REICHENBACH - TROMBONE
DAVID KATZ - STRING SECTION LED
全体的にJeff Porcaroのドラムスがいかしているのと、ヴォーカル入りナンバーはもう完全にAORしてますし、インスト・ナンバーは華麗にフュージョンしております。
02はメロディアスなバラード・ナンバーで、MICHEL BERNHOLCのピアノとBUZZ FEITENとのギターの絡みがとてもいかしてます。彼らのプレイを含め長めの前奏がとても盛り上がりが有って最高です。David Palmerのヴォーカルもしっとり感があって、これも素晴らしいです。
03はBILL CHAMPLINがヴォーカルを取る、まさにAORナンバーです。
05もJeniffer Warnesのヴォーカルが素敵なメロディアスなバラードのAORナンバーです。
06は軽めのロックンロールしたとてもいかしたナンバーです。ロックンロール・ピアノと言えばNicky Hopkinsですが、このナンバーでのNEIL LARSENのピアノもとてもいかしてます。
07はBUZZ FEITENのギターのトーンがとてもいかしたバラード・タッチのインスト・ナンバーです。
08はMAX GRONENTHALのヴォーカルがいかしたメロディアスなAORナンバーです。Nicky Hopkinsのピアノは、やっぱり素敵ですね。そう言えば、MAX GRONENTHALのソロ・アルバムもCD化して欲しいですね。
09は出だしのPATRICK BOURGOINのサックスがそそるメロディアスなAORナンバーで、ヴォーカルのROSANNE CASHもとても素敵です。
いやぁー、しかし、こんなアルバムが秘かにリ・イッシューされていたとは全く知りませんでした。
私は、以前にCD化された時に一度購入しましたが、手放してしまい後悔しておりました。
今回のリ・イッシューはかなり喜ばれると思いますね。
なお、今回のこのシリーズのCD化は、2010年デジタル・リマスターのSMH-CD仕様となっております。
2011-01-03
Boys Club / Live From California (2009)

Marc Bonilla (G)、Glenn Hughes (Vo)、Keith Emerson (Keys)によるBoys Clubの"Live From California"というアルバムです。
この3人のつながりはと言いますと、Marc Bonillaの1991年の1stアルバム"EE Ticket"でKeith Emersonが、1993年の2ndアルバム"American Matador"でGlenn Hughesがそれぞれゲスト参加したことによります。
その後、ずっと交流が続いていたようで、1998年のカリフォルニアでのライヴを収めたのがこのアルバムです。
Marc Bonillaは私の好きなギタリストの一人で、Ronnie Montroseを師と仰いでいるようで、トリッキーなギターを聴かせてくれます。
1stソロ・アルバムでの"Slaughter On Memory Lane"はとてもメロディアスなバラードの最高にいかしたインスト・ナンバーです。
また、2ndソロ・アルバムでは、Glenn Hughesをヴォーカルに据えたProcol Harumの名曲"A Whiter Shade Of Pale"を熱演しておりました(このライヴ・アルバムにも収められておりますが)。
収録ナンバーは、
01 Afterburner
02 Long Journey Home
03 Hoedown
04 A Whiter Shade Of Pale
05 White Noise
06 Cover Me
07 Nutrocker
08 Tarkus
09 Dreams
10 Middle Of A Dream
の10曲が収められております。
01はMarc Bonillaの1stアルバムからのギター・インストのナンバーですが、このナンバーなんか聴くと、やはりRonnie Montroseの影響をかなり受けていると思いますね。
とてもカッコ良いナンバーです。
02はMarc Bonillaのギターの音色がとても面白い雰囲気のナンバーで、これにKeith Emersonのキーボードが被るように03が始まります。
02から03は、まさにプログレ・ナンバーです。
04はもちろんProcol Harumの名曲のカヴァーで、Glenn Hughesがとても感情豊かに歌い上げております。
さすが名ヴォーカリストです。
05もMarc Bonillaの1stからのナンバーです。
これも独特のタッチのギター・プレイがいかしたナンバーです。
06はGlenn HughesとMarc Bonillaのペンによるナンバーで、とてもブルージーに仕上がっております。
07はチャイコフスキーが原曲のEmerson, Lake & Palmerのナンバーです。
もうこれはKeith Emersonの独壇場でしょう。
Marc Bonillaのギターも最高ですが。
08もEmerson, Lake & Palmerのナンバーで、このライヴ・ヴァージョンは実に19分弱の大曲となっております。
Keith Emerson始め、それぞれのインプロヴィゼーションがカッコ良いプログレ・ナンバーとなっております。
臨場感はとても素晴らしいです。
09はThe Allman Brothers Bandがオリジナルのナンバーです。
とてもカッコ良く仕上がっております。
10はMarc Bonilla、Glenn HughesそしてKeith Emersonの3人のペンによるオリジナル・ナンバーです。
Keith Emersonのピアノが華麗で、それに被さるMarc Bonillaのいかしたギター、そしてGlenn Hughesの情感豊かなヴォーカルと、もうホント素晴らしいです。
なお、このナンバーのみスタジオ録音です。
本当にとても良く出来た素晴らしいプログレのアルバムです。
もちろん、そこにはメロハーの要素もあります。
プログレ・ファンだけではなく、メロハーのファンの方にも聴いていただきたいアルバムです。
2011-01-02
Wheels Of Fire / Hollywood Rocks (2010)

昨年、ドイツのメロディック・ロック、AOR専門のインディーズ・レーベルAvenue Of Alliesから発表されたアルバムで、このレーベルでは、このアルバム以外にも、STATE COWS - State Cows、PERFECT VIEW - Hold Your Dreams、SHINING LINE - Shining Line、SEDONA - Golden Valley、SVEN LARSSON - Sunlight and Shadow、SORA - Desire And Truthなどの良質なAOR、ハードポップ、メロハーのアルバムを発表している、今最も注目すべきレーベルです。
この"Hollywood Rocks"に収録されているナンバーは、どれもメロディアスでキャッチーなものばかりで、ギター・オリエンティドな厚みのあるサウンドがとても堪らないものとなっております。
イタリアのバンドですが、タイトルどおりアメリカン・ロックらしい突き抜けたようなスカッとしたサウンドが魅力となっております。
収録ナンバーは、
01 Hollywood Rocks
02 You're So Cool
03 What I Want
04 I Can't Live Without You
05 Everywhere I Go
06 Live Again
07 The Reason
08 Little Prayer
09 Relax
10 Rock The World
11 Love Nest
の11曲が収められております。
タイトル・ナンバーの01は、キーボードとギターのブレンドがいかしたメロディアスかつキャッチーでフックに富んだナンバーで、爽快感いっぱいでポップに仕上がっております。
突き抜けるようなサウンドの見本みたいなナンバーです。
02に同じようなギター・オリエンティドのポップでキャッチーなメロディアス・ロックのナンバーです。
03はミディアム・テンポのバックのピアノがいかしたパワーバラードのナンバーで、これまたメロディアスないかしたナンバーに仕上がっております。
04は華麗なピアノから始まるメロディアスなバラード・ナンバーです。
05はちょっぴりマイナー調のメロディがいかしたとても良く出来たナンバーです。
06は出だしのドラムスとギターのリフがカッコ良いメロディアスでポップなメロハーのナンバーです。
07は若干サウンドが重めですが、曲全体としては仕上がりもポップです。
08は出だしのピアノとアコースティック・ギターの絡みが素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーです。
09は再びギター・オリエンティドの突き抜けるようなサウンドが魅力のメロディック・ロックのナンバーです。
キャッチーでフックに富んでおります。
10も01タイプのキャッチーでフックに富んだナンバーで、仕上がりもポップです。
11も美しいピアノから始まるメロディアスなバラード・ナンバーです。
8分弱の大曲で、曲に盛り上がりもあり、出来はかなりなものです。
2011-01-01
The LA Cowboys / Endless Summer (1993)

今年の札幌は、寒さは例年と同じようですが、雪がかなり少ないです。
積雪量はおそらく10cmぐらいでしょうか。
幹線道路には雪は無いですが、生活道路ツルツル路面で歩くのに大変です。
今季は、まだ転んでおりませんが、ひと冬で1回くらいは、注意して歩いているつもりですが、転んでしまいます。
高齢者は骨折したりして、冬道は結構危険なんです。
そんな小雪で明けた2011年ですが、今年は、是非、ネットショップがうまく軌道に乗るよう努力していきたいです。
2011年の一発目のアルバムは、The L.A. Cowboysの"Endless Summer"を紹介いたします。
このアルバムは、James Studer (Keys, Vo)、Wayne Nelson (B,Vo)によるプロジェクトで、1993年にジャパン・オンリーで発表されたAORアルバムです。
一度、1998年にドイツの有名なネット・ショップAOR Heavenが1,000枚限定でリ・イッシューしましたが、もちろん直ぐに完売となり、既に国内盤のオリジナルCDも廃盤となっていたため、今まで高根の花でした。
それが、2010年11月に、再びAOR Heavenからリ・イッシューされました。
1993年のオリジナル盤はいわゆる日本編集によるもので、全10曲が収録されておりますが、日本の曲の英詩によるカヴァーと彼らのオリジナル・ナンバーで構成されております。
参加ミュージシャンには、Michael Thompson (G)、Buzz Feiten (G)、Charles Icarus Johnson (G)、Joseph Williams (Vo)、Mick Fleetwood (Ds)などが参加しており、また日本の曲の選曲が、「ウーマン(アン・ルイス)」「エンドレス・サマー(オメガ・トライブ)」「テラ(杉真理)」、飯島真理、Epoのナンバーのカヴァーなんかを演っていますので、結構良く出来たAORアルバムに仕上がっております。
収録ナンバーは、
01. Tokyo Woman 5:19
02. Endless Summer 4:59
03. Aubree's Melody 4:37
04. Say You Love Me 4:34
05. Holding Back The Tears 3:55
06. Know Me By Heart 4:14
07. Eye Of The Storm 5:02
08. Walk Me On The Water 4:18
09. Terra 3:47
10. Something In My Heart 3:57
の10曲となっております。
01はアン・ルイスの、02はもちろんオメガ・トライブの、03はEpo、08は飯島真理の、09は杉真理のそれぞれカヴァー・ナンバーです。
01はオリジナルに敵わないですが。02の出来はかなり良く出来たAORナンバーで、オリジナルより数段良いと思いますね。
03もとてもメロディアスなメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっておりますし、08や09はメロウな感じのAORナンバーとなっております。
04から06は彼らのオリジナルですが、どのナンバーも70年代後半から80年代前半のAOR全盛期の雰囲気いっぱいのAORナンバーに仕上がっております。
ラストの10では、Joseph Williamsがヴォーカルを担当しております。
David Foster風のピアノで始まるメロディアスな極上のバラード・ナンバーです。
AORファンの方で、このアルバムを聴いたことが無い、持っていないという方は、このアルバムを決して無視できないと思いますね。
まだ、AmazonやHMVのカタログには掲載されておりませんが(その内に掲載されると思います)、是非聴いて欲しいアルバムだと思います。