2011-02-28
Bee Gees / Mythology (4 CD Box) (2010)

もちろんCDを物色するためで、一店目はHR/HM専門店で、ここには1カ月に一度くらいの割合で行きます。
常に1枚500円から1,500円という低価格のバーゲン品があり、中にはお宝もあったりします。
今日は、500円のCDを6枚と1,000円のCDを3枚購入してきました。
初めて聞くバンドのアルバムが殆どですが、500円なら、ということで購入しました。
二店目は、市内に古くからあるショップで「玉光堂」です。
ここは、最近といっても結構前かな、新品CDのアウトレット品や中古CDを取り扱っております(今はアウトレット品は殆どありませんが)。
ここでは、John Lennonの1stアルバムの24K-CDが2,980円(ちょっと高い?)とRodney Crowellの"Life Is Messy"(Amazonで調べたら中古が3,000円以上しておりました)の2枚を購入。
三店目はTOWER RECORDSで、ここでは、BGO Recordsのアルバムが1,490円均一のバーゲンをやっており、10枚ほど購入してきましたが、こちらはAmazonを覗くと、それより安い価格で、ガッカリ。
そして、本日紹介するBee Geesの4枚組Boxの"Mythology"を5,490円で購入したところ、Amzonでは4,000円弱で売っているのが判り、これにはただただ悔し涙でした。
ちょっと、高いと思いながらも、実物を手にとって、ジャケットを見ると、Bee Gees三兄弟のそれぞれのリード・ヴォーカル曲をそれぞれのCD毎に収めており、また、末弟のAndy Gibbのナンバーも1枚のCDとして収めており、Bee Beesのベスト物を何種類も持ってはいますが、このボックス・セットは四兄弟のナンバーを収めたものということで、食指が動いてしまいました。
特にAndy Gibbのアルバムはどのアルバムも廃盤となっておりますし(19曲が収録)。
Disc 1はBarry Gibbで、"More Than A Woman"、"Night Fever"、"If I Can't Have You"、"Heartbreaker"、"How Deep Is Your Love"ほかヒット曲が21曲、Disc 2はRobin Gibbで、"New York Mining Disaster 1941"、"Holiday"、"Massachusetts"、"I Started Joke"、"My World"のほか21曲、Disc 3はMaurice Gibbで、"Trafalger"、"Wildflower"ほか20曲、Disc 4はAndy Gibbで、"Shadow Dancing"、"An Everlasting Love"、"Desire"、"(Our Love) Don't Throw It All Away"、"I Can't Help It - With Olivia Newton-John"、"After Dark"など19曲が収録されております。
ということで、今まで出されたベスト・アルバムより画期的なボックス・セットだと思います。
少なくともAndy Gibbのナンバーを19曲聴けるわけですから。
でも、失敗したなぁ。
1,500円も余分に払ってしまいました。
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2011-02-26
Deadlock / Manifesto (2008)

全く知らないアーティスト・バンドのアルバムもメジャー級のアーティスト・バンドもありましたが、メジャー級のものは、まあ、1枚180円ですから、結構得した感じもしました。
もちろん、全く知らないアーティスト・バンドについては、失敗したなぁと思ったものもありましたが。
本日紹介するDeadlockというバンドも知らないバンドで、1曲目を聴いた時は、えーっ、テクノ、トランスのアルバムかよー、っと失敗したな、と思いましたが、2曲目に入ると、ん(?)、これはメロデスのアルバムだと判り、まぁ、これなら180円だったらいいや、と取りあえずは納得しました。
そして2曲目の途中からメロディアスなギター・ソロ、そして萌え系の女性ヴォーカルが聴こえ、それ以降は、そんな感じのナンバーが続き、これは買い得だったと思わずニンマリでした。
で、ネットでこのDeadlockを調べてみると、本日紹介する"Manifesto"は2008年の彼らの最新作とのこと。
さらにネット上でも多くのレビューが掲載されており、ほぼその全てがこのアルバムを評価しておりました。
雑誌「Burrn!!」の輸入盤レビューでも85点の高得点の評価だったようです。
魅力は、ヴォーカルのSabine Scherer嬢の萌え系の声とエモーショナルなギター・ソロ、さらにはメロディアスな楽曲群でしょうね。
ヴォーカルは、Sabine Scherer嬢とJohannes Premとのツイン・ヴォーカルで、Johannes Premのデス・ヴォイスとの対比が、とても魅力的です。
収録ナンバーは、
01. The Moribund Choir vs. The Trumpets Of Armageddon
02. Martyr To Science
03. Slaughter's Palace
04. The Brave /Agony Applause
05. Deathrace
06. Fire At Will
07. Seal Slayer
08. Manifesto
09. Dying Breed
10. Altruism
11. Temple Of Love
12. The Brave / Agony Applause
13. Martyr To Science
となっております。
01と05を除き、アグレッシヴでスリリングそしてメランコリックでキャッチーなCHILDREN OF BODOM+EVANESCENCE風のサウンドがたまらなく良いです。
ホント、Sabine Scherer嬢の萌え系のヴォーカル・スタイルとエモーショナルなギター・ソロが堪りません。
ゴス風の04、サックス・ソロをフィーチャーした06、インダストリアル風の07、男性のクリーン・ヴォイスをフィーチャーした09、Sabine Scherer嬢のヴォーカルが素敵なメランコリックなバラードの10、ポップな感じの11、美しいピアノに乗せてSabine Scherer嬢が歌うバラードの12、ラップを大々的にフィーチャーした(ただし、このラップの入ったナンバーだけ、評価は悪いようです)05などが収録されており、全く飽きるということはないですね。
とても良く出来たメロディック・デス・メタルのアルバムです。
2011-02-25
Zauber / EST (1991)

ZAUMERの1991年の作品"EST"です。
ZAUMERはイタリアのバンドで、サウンドは、キーボードやピアノを主体とする牧歌的(フォーキー)なプログレッシヴ・ロックを演っております。
イタリアはプログレ王国といって良いほど、プログレのバンドが存在しており、日本でもイタリア産のプログレを熱心に集めているファンも多数いるようです。
私はそういった熱心なプログレ・ファンンではありませんので、プログレといってもメジャーどころしか知りません。
このアルバムは、たまたま市内の中古ショップで900円で売っていたので、ジャケットの雰囲気も良かったので購入した次第です。
プログレのアルバムのジャケット・デザインって、結構そそるものがありますよね。
YESの一連のジャケットを手掛けたRoger Deanとか。
この"EST"なんかも、一目見てプログレのアルバムだと判るようなデザインですし、色がキレイですよね。
中身もかなり良くて、メロディアスですし、日本人に受ける音だと思います。
このバンドは、冒頭にも書きましたとおり、ピアノとキーボードをメインとした牧歌的なサウンドで、メンバーは、Liliana Bodini / lead vocals、Massimo Cavagliato / drums、Mauro Cavagliato / bass, guitar, synthesizers, chorus、Oscar Giordanino / lead vocals, synthesizers, pianoの4人となっております。
ヴォーカルは、Liliana BodiniとOscar Giordaninoの男女2人が執っていて、ギターは、イタリアのスタジオ・ミュージシャンを使用しているようです。
全曲母国語のイタリア語で歌われており、先ず旋律が美しいということと、さすがピアノ・キーボードの音色が素敵です。
収録ナンバーは、
01. Proibito
02. Gennaio
03. Gandalf
04. Auguri
05. Zauber
06. Strade
07. Un giorno migliore
08. Nightmare
09. '81
10. Dicembre
の10曲で、その内4曲はインスト・ナンバーです。
01の出だしのキーボードとこれに絡むベースの音がとてもいかしており、バックのストリングスも美しいですし、雰囲気はかなり良いインスト・ナンバーです。
曲もメロディアスですし、ポップに仕上がっており、1曲目がこういうナンバーだったら、アルバム全体の出来もかなり期待できます。
02もメロディアスで美しいバラード・ナンバーですが、どこかPMF辺りに通じる雰囲気です。
とても素敵な曲です。
03はミディアム・スロウのキーボードとシンセサイザーの音がとても牧歌的な感じの心休まるインスト・ナンバーです。
いいですね、これは。
04はパッショネイトなピアノの音から始まるメロディアスなナンバーです。
ヴォーカルはLiliana Bodiniが担当しており、彼女の声とバックの音がピッタリ合ってます。
05はベースとピアノのコラボで始まるナンバーで、タイトルがバンド名と同じですので、彼らのサウンドを如実に顕したナンバーだと思います。
ベース・キーボード・ドラムス・シンセサイザーとそれぞれのメンバーのプレイがとてもいかしたメロディアスなナンバーです。
06では、Oscar Giordaninoがヴォーカルを執っており、ミディアム・テンポのメロディアスなナンバーに仕上がっております。
07は、前半部分は、ほぼピアノ、キーボード、シンセサイザーだけで演奏されているメロディアスで美しいですが、後半は曲調がガラッと変わり、Liliana Bodiniのヴォーカルをフィーチャーしたポップ・フィーリング溢れた、そんなナンバーです。
08荘厳な感じのキーボードの音色とそれに被さるシンセサイザーとベース、そしてドラムスと、それぞれのパフォーマンスが素晴らしいナンバーです。
09はピアノ、シンセサイザーともにジャジーな感じのフュージョン・タッチに仕上がったナンバーで、とてもいかしてます。
10はギターも大々的にフィーチャーしたハードポップ風のメロディアスなナンバーです。
ムーグ・シンセサイザーの音がとてもカッコ良いです。
ZAUBERの"EST"ですが、とても良く出来たプログレのアルバムです。
たまに良いですね、こんな感じのプログレも。
2011-02-24
John O'Banion / Danger (1982)

Marc JordanやBill Champlinなどは再プレスもされましたので、おそらくDavid Robertsの1stの再CD化と同じくらいインパクトがあったと思います。
中古CDが常に5桁近い価格も付いていたようですし。
私は、最初にCD化された時に手に入れておりましたが、今回は、両CDともボーナス・トラックが追加され、リマスターされているということで、もちろん2枚とも購入いたしました。
どうせだったら、「里見八犬伝」もリ・イッシューして欲しかったと思うのは、私だけではないと思います。
他に90年代にジャジーなカヴァー・アルバム"Hearts"も1年位前だと普通の値段で購入出来ましたが、一時はこのアルバムも5桁近い価格が付いたようですし。
John O'Banionはこの4枚のアルバム(日本では、東京音楽祭後に、"Danger"と同じジャケットで"Close Up"という日本編集盤も出ておりましたが)を発表しておりますが、やはり最も良く出来ているのは1stアルバムだと思います(このアルバムはこのブログを始めた頃に一度紹介しております)。
本日紹介する"Danger"ももちろん良く出来たアルバムではありますが、1stに比べると若干インパクトに欠けるかな、と私は思っております。
東京音楽祭で大賞を受賞した"I Don't Want To Lose Your Love (きみだけのバラード)"が収録されておりますが、バラード・ナンバーといえば、やはり1stの"You're In My Life Again (涙でもう一度)"でしょう。
もちろん、"I Don't Want To Lose Your Love (きみだけのバラード)"も本当に良く出来たバラード・ナンバーですが。
"Thru The Eyes Of Love"はバックのキーボードがとてもいかしたロマンティック・ハードネス路線のAORナンバーでいかしてますし、とにかくJohn O'Banionのヴォーカルが最高ですね。
"Our Love"もキーボードとギターがコラボしたロマンティック・ハードネス路線のメロディアスなAORナンバーで、これまたとてもいかしてます。
"Deep In The Night"もメロウでメロディアスなAORナンバーで、とても魅力的です。
"Take Me Back"はバックのピアノが美しいとても印象的なバラード・ナンバーですね。
日本編集盤に収録されていた"Inside This Heart Of Mine"は今回ボーナス・トラックとして追加されたナンバーですが、これまたとてもいかしたメロディアスなバラード・ナンバーで、この曲がボーナス・トラックとして追加されたことに満足しております。
今年最初のリ・イッシューが、このJohn O'Banionですすので、今年もまたリ・イッシューが楽しみな年になりそうですね。
2011-02-23
Elation / Break Your Neck (1999)

ジャケット写真などは掲載されてなく、短い紹介文だけの掲載で、AORとかMelodick Rock、さらにはオリジナル・リリース年などを参考にして購入するアルバムを決めております。
もちろん、聴いてガッカリのアルバムもあります。
本日紹介するELATIONというバンドの1999年のアルバム"Break Your Neck"ですが、ジャケットを見たとたん聴くのが躊躇われ、1か月前ほどに購入しましたが、ずっと聴かずの状態でした。
で、先ほど、ちょっと聴いてみようかと思い、CDプレイヤーを回したところ、アルバムから流れるサウンドを聴いて「えっ!?」状態でした。
ジャケット・デザインと中身が全く違ってます。
ジャケットを見た時は、スラッシュ・メタルっぽいんだろうなと思っていたら、中身はメロディアスな若干シンフォニックでプログレっぽいハードロックでした。
私は、ショップの短いアルバム紹介で手に入れましたが、もし、ジャケット・デザインが掲載されていたら、いくらMelodic Rockと書かれていても、先ず購入しなかったと思います。
それにしてもひどいジャケット・デザインです。
こういったデザインのアルバムってアメリカ産のものが多いように思いますが、このELATIONはバンド・メンバーの名前からドイツのバンドだと思います。
収録ナンバーは、
01 Conquer Their Walls
02 Human Zero
03 Mirror Mountain
04 Cut Away The Evil
05 Plastic Devil
06 Call Me Insanity
07 Break Your Neck
08 Hear The Voices
09 Nobody
の9曲が収められております。
01はアルバムのプロローグといった感じのストリングスとギターがいかしたプログレ風のインスト・ナンバーですが、これが結構良いんです。
02は01につながるようにして始まるナンバーですが、これメロディアスなシンフォニックなプログレ・メタルですね。
バックのプレイのレベルはそこそこですが、ちょっとばかりヴォーカルが弱い感じです。
もっと上手いヴォーカリストだったら完ぺきなんですが。
でも、メロディはかなり良いですし、ギター・ソロはカッコ良いです。
03は美しいピアノのイントロから始まるナンバーです。
これまたとてもメロディアスなナンバーです。
メロディ・マニアが喜ぶくらい、曲の出来は素晴らしいです。
04もピアノのイントロから入るメロディアスなパワー・バラード風のナンバーです。
これもメロディがとてもいかしてますが、ヴォーカルの歌い方がちょっと暑い感じが....
05は普通のメロハーといった感じのナンバーです。
06もピアノの音から始まるプログレ・メタルしたメロディアスなナンバーです。
これも出来はまあまあですね。
07もバックのパフォーマンスがとてもいかしたプログレ・メタルのナンバーです。
08はバックのキーボードとギターの音色がいかしたメロディアスなハードロック・ナンバーです。
09の前半はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。
中盤からアレンジはプログレ風に変わります。
バックのパフォーマンスはかなり良いです。
しかし、ジャケット・デザインと中身がこんなに違うとは。
中身はかなり良いです。
2011-02-22
The Tarney/Spencer Band / Run For Your Life (1979)

オーストラリア出身のAORバンド、Tarney/Spencer Bandの1979年の3rdアルバム"Run For Your Life"です。
Tarney/Spencer Bandは、Trevor SpencerとAlan Tarneyの2人によるユニットで、Alan Tarneyは70年代のCliff RochardやThe Shadowsのアルバムでベースを担当していた人ですが、それよりも、あのa-haの"Take On Me"をプロデュースした人としての方が有名かも知れません。
アルバムのプロデュースは、David Kershenbaum (ex: Cecilio & Kapono、Randy Vanwarmer、Joe Jackson、Peter Frampton etc.)ということで、The Beatlesの遺伝子を感じる、そこそこ良く出来たAORアルバムに仕上がっております。
このアルバムは、2008年にリ・イッシューされたもので、4曲のボーナス・トラックを含め全14曲が収録されております。
収録ナンバーは、
01 No Time Lose
02 The Race Is Almost Run
03 Won'tcha Tell Me
04 Live Again
05 Run For Your Life
06 Don't
07 Far Better Man
08 Lies
09 A Heart Will Break Tonight
10 I'm Alive
11 Guitar Slinger
12 Cathy's Clown
13 Anything I Can Do
14 The Real Thing
で、11曲目以降がボーナス・トラックです。
01はシングル・カットされたナンバーで、メロディアスなナンバーで、コーラス・ワークが美しいポップなナンバーです。
02もコーラスがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
このナンバーは、とにかく曲の出来が良いです。
03は出だしのピアノとギターの絡みがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
彼の魅力は、メロディと美しいコーラス・ワークですね。
04もバックのキーボードがいかしたメロディアスなナンバーです。
結構印象的なナンバーです。
05はミディアム・テンポのナンバーで、これもバックのピアノとギターの音がとても印象に残るナンバーです。
06はキーボードとギターに拠る長めのイントロがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
ホント、メロディはいかしてます。
07はベースのビートが効いたナンバーですが、曲はそこそこメロディアスです。
08はベース・ラインとギターのカッティングがいかしたポップなナンバーです。
09もコーラス・ワークがいかしたメロディアスなナンバーです。
10の出だしは、ピアノの音が美しいメロディアスなバラード風ですが、本編に入るとどこか10ccにも通ずるポップな感じです。
メロディもそこそこいけてます。
11はタイトルどおりギター・オリエンティドのスロウなブギ調のポップなナンバーです。
12はメロディアスなブリティッシュ・ポップといった感じのナンバーです。
13はシンセをふんだんにフィーチャーしたメロディアスでポップなナンバーに仕上がっております。
14はバックのエレクトリック・ピアノの音がいかしたメロディアスでバラード風のポップ・ソングです。
このTarner/Spencer Bandはメロディの良さとコーラス・ワークが魅力のバンドだと思います。
AORファンにも十分受けるアルバムだと思いますね。
http://www.youtube.com/watch?v=QWN1z5Evm44&feature=player_detailpage
2011-02-21
New Frontier / New Frontier

NEW FRONTIERというバンドが1988年に発表したセルフ・タイトルのアルバムです。
内容は、いわゆるハードポップ・AORといった感じで、プロデュースはRichie Zitoが担当し、ゲストとして、Tommy Funderburk - B/vocals、Arthur Barrow - keyboards、Kim Bullard - keyboardsが参加しております。
先ずRichie Zitoが担当しているということで期待できそうですし、Tommy Funderburkのバッキング・ヴォーカルも然りです。
そうですね、例えばWhat If、Billy Satelliteといったあの感じのハードポップと言えば良いのでしょうか。
実際にバンド・メンバーのMonty Byrom - vocals, guitarはBilly Satelliteのメンバーだった人ですし。
また、Monty ByromはEddie Moneyの何枚ものアルバムに参加しており、最近は、Big Houseというバンドで活動し何枚かのアルバムを発表しております。
収録ナンバーは、
01.Under Fire
02.American Dream
03.Love Is Stronger Than The Heart
04.Change For The Better
05.Standing In My Tears
06.Lonesome Blues
07.I Think About You
08.Motel Rain
09.Burning The Page
10.Riverboat Man
の10曲となっております。
01はキラキラ・キーボードをフィーチャーした哀愁のハードポップ・ナンバーで、この曲なんか聴くと、80年代の産業ロック、ハードポップのサウンドで、まさにビンゴという感じです。
このナンバーのバッキング・ヴォーカルはTommy Funderburkが担当しております。
あの当時の産業ロック、ハードポップのファンの方であれば間違いなく気に入るナンバーだと思います。
02もTOTO辺りに通じるメロディアスなハードポップのナンバーです。
ギターのカッティングとソロがとてもカッコ良いナンバーです。
03はおそらくマンドリンなどをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
全体的に切なさを感じさせるそんなナンバーです。
04はWhat If辺りに通じるメロディアスなAOR的なハードポップのナンバーです。
Monty Byromのヴォーカルがとてもいかしてます。
05はアコースティック・ギターの音色が心地良いメロディアスなバラード・ナンバーです。
メロディがとてもいかしてます。
06は38 Special的なサザーンロック・スタイルのハードポップのナンバーです。
カッコ良いという言葉がピッタリのナンバーです。
07はサックスをフィーチャーしたAORっぽいメロディアスなナンバーです。
08はギターのカッティングがいかしたちょっとばかりブルージーでメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
09はミディアム・スロウのナンバーですが、ロックっぽさを感じさせてくれております。
10はアコースティカルなアメリカン・ロックといった趣のメロディアスなナンバーです。
このアルバム、結構いかしてます。
2011-02-17
Jane / Between Heaven And Hell/Beautiful Lady (2000)

これって、モロにPINK FLOYDでしょう。
このアルバムの主はドイツ産のプログレ・バンドで、1977年の"Between Heaven And Hell"と1986年の"Beautiful Lady"の2枚を1枚のCDに収めたものです。
"Between Heaven And Hell"は全4曲で、1曲目は20分弱ある大曲で、"Beautiful Lady"は全8曲が収められております。
このJANEは、70年代初頭から活動しているバンドのようで、Together (1972)、Here we are (1973)、Jane III (1974)、Lady (1975)、Fire, Water, Earth and Air (1976)、Live at Home (1976)、Between Heaven and Hell (1977)、Age of Madness (1978)、Sign No. 9 (1979)、Jane (Mask) (1980)、Germania (1981)、Warlock Rock Ballet soundtrack (feat. Lady Jane) (1983)、Beautiful Lady (1986)、Live '88 (1989)、Live '89 (1990)とかなりのアルバムを発表しております。
この2in1のアルバムには、
01 Between Heaven And Hell
02 Twilight
03 Voice In The Wind
04 Your Circle
以上"Between Heaven And Hell"から
05 I Need You
06 Beautiful Lady
07 In My Life
08 Hold Your Line
09 Silence
10 Never Let You Go
11 Just So In Love
12 Imagination
以上"Beautiful Lady"から
の計12曲が収録されております。
01は冒頭にも書いたとおり20分弱の大曲で、まさにPINK FLOYDしたサウンドとなっております。
先ず、"Shine On You Crazy Diamond"風のヴォーカル・スタイル、そしてDavid Gilmourを彷彿する泣きのギター、もうとてもいかしたナンバーです。
02はBlack Sabbath風のヘヴィなギターのリフから始まるナンバーで、とてもドゥーミーな感じのナンバーですが、これも曲としてはかなりいかしてます。
とにかくギター・プレイは最高です。
03は再び泣きのギターをフィーチャーしたナンバーで、キーボードの音色や曲の感じはまさにプログレしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
このナンバーの出来も良いですね。
04はロックンロールしたナンバーで、ブギー調のギターの音色がカッコ良いナンバーです。
05はキーボードとギターのコラボがいかしたハードポップ風のメロディアスなナンバーです。
06はメロディアスでとてもポップなナンバーです。
曲の出来も良いですし、これまたハードポップしたナンバーで、とてもいかしてます。
07はプログレ風味ではありますが、曲はポップでメロディアスな聴き易いものとなっております。
曲の出来はそこそこだと思いますね。
08はサックスをフィーチャーしたメロディアスなナンバーで、曲の感じとしてはハードポップ、産業ロック風だと思います。
出来は良いです。
09は美しいストリングスから始まるメロディアスなバラード・ナンバーです。
10はギター・オリエンティドのナンバーですが、これはまさにハードポップというか産業ロックといった感じのナンバーだと思います。
でも、好きです、こんなサウンドのナンバーは。
11は普通にポップロックしたナンバーです。
12はベースとドラムスの思いリズムのナンバーですが、曲は結構メロディアスで、出来もそこそこだと思います。
途中からJohn Lennonの"Imagine"に変わります。
04までと05以降とはサウンドが全く違い、同じバンドのアルバムだとは思えないですね。
"Between Heaven And Hell"の方が迫力も満点でインパクトもあります。
しかしながら、"Beautiful Lady"もハードポップ、産業ロックのアルバムとして聴くぶんには全く違和感は無いですし、結構好きです。
彼らのアルバムは殆どレア化しているようですが、"Between Heaven And Hell"は聴いてみる価値があるアルバムだと思いますね。
2011-02-15
Max Carl / Circle (1985)

今回はJazz/Fusionを100枚ほど、HR/HMも100枚弱、そしてハードポップ、Adult Contemporaryで30枚くらいを考えております。
もちろん、今回もレア盤を多数用意しております。
ご期待ください。
で、本日紹介するMax Carlの"Circle"というアルバムですが、海外のネットショップで購入したCDです。
価格は、20ユーロを超えておりましたので、若干高めではありましたが、もちろんAORがキーワードとなっておりました。
CDが手元に届き、アルバムを聴きながら、Max Carlをネットで検索したところ、思わずビックリでした。
Max Carlは、Max Carl Gronenthalが正式名ということで、この名前を聴いてピンとくるAORのファンが多数いらっしゃると思います。
そうです、AOR本にも紹介されている"Whistlin' in the Dark"というアルバムを1979年に発表しているシンガーです。
この"Circle"は、1980年の"Max"の次に1985年に発表された3rdアルバムということになります。
Max Gronenthalは、主に80年代は、 Elton John, Dan Fogelberg, Bonnie Raitt, Don Henley, Glenn Frey, Timothy B. Schmit, Bette Midler, Kenny Logginsなどいったアーティストのアルバムでセッション・ヴォーカリストとして活躍しただけでなく、ソング・ライターとしても多くの曲を手掛け、1stアルバムに収められていた"Sailfish"はMike Finniganにも取り上げられました。
この3rdアルバムには、
01 Radical Prodigal
02 The Lion Kills The Sparrow
03 The Circle
04 A Cold Shot
05 Strategic Land (A Soldier's Song)
06 Night Train Roll
07 A Thousand Nights
08 Tell Me Where Your Sister's Hiding
09 Curves
10 Timing
11 Come And Follow Me
12 The Lonely Guy
の12曲が収められており、11,12曲目はボーナス・トラックです。
基本的には1st、2ndに通ずる若干ハード目のAORアルバムです。
01はギター・オリエンティドのハードポップ風のAORナンバーです。
02もキーボードとギターがコラボしたメロディアスなハードポップ風のAORナンバーです。
タイトル・ナンバーの03はとてもポップでメロディアスなナンバーです。
このナンバーはAOR然としたナンバーで、出来も結構良いです。
04はポップロックしたナンバーで、バックのシンセの音がこの時代の音を感じさせます。
05は60年代の雰囲気を持ったメロディアスなポップロックのナンバーです。
そういえば、このMax Carlは、Max Carl & Big Danceというプロジェクトでもアルバムを出しており、こちらは、60年代風スタイルのロックを演っているバンドですので、その辺りが音に出ているのだと思います。
06はロックンロール・スタイルのナンバーです。
07辺りもどちらかというと60年代のロック・サウンド風のナンバーです。
08は打ち込みを使ったニュー・ウェーヴ風のハードポップといった感じでしょうか。
09もポップロックした感じのナンバーですが、メロディアス度はイマイチといった感じです。
でも、バックのギター・ソロは結構良いです。
10はポップでメロディアスなAORナンバーです。
11はメロディアスなAORナンバーです。
Marcy Levyとのデュエット・ナンバーで、雰囲気最高です。
12もとてもメロディアスなバラード・ナンバーで、まさにAORです。
本編よりもボーナストラックの出来が素晴らしいです。
でも、このアルバム、殆ど見たことが無いですね。
2011-02-13
Kerry Ellis / Anthem (2010)

ドラマティックなアレンジは、もうモロにQUEENしており、ヴォーカルをFreddie Mercuryに替えれば、まさにQUEENといった感じです。
もちろんBrian Mayはプロデュースだけでなく、ギターやその他の楽器もプレイしておりますし、ストリングスの使い方や曲の仰々しさといった感じがQUEENなんです。
主人公のKelly Ellisは、QUEENのミュージカル「We Will Rock You」出演していた人で歌も上手いですし、そこそこパンチ力もあります。
ということで、バックのサウンドは一応メロハーというかハードポップというか、女性ヴォーカルもののこういったサウンドが好きな私にとっては、かなり気に入ったアルバムでした。
収録ナンバーは、
01 Dangerland
02 Anthem
03 I Can't Be Your Friend
04 Defying Gravity
05 I'm Not That Girl
06 You Have To Be There
07 Love It When You Call
08 Save Me
09 Diamonds Are Forever
10 No One But You
11 I Loved A Butterfly
の11曲です。
01は東洋的なアレンジのナンバーの若干サイケ調です。
どこかThe Beatles的な雰囲気も。
タイトル・ナンバーの02を聴いた時には、思わずニンマリでした。
バックの音は。もう完全にQUEENしております。
ストリングスを使い、バックのピアノがいかしたあの独特なアレンジのナンバーで、Freddie Mercuryにヴォーカルを替えればもうQUEENです。
03はスロウなメロディアスなバラード・ナンバーです。
こんな感じの曲を聴くと、彼女の歌の上手さが判ります。
04でもあの仰々しいアレンジが施されており、また、曲もメロディアスで、これももう殆どQUEENしております。
05もミディアム・スロウのバラード・ナンバーです。
このナンバーでのBrian Mayのギター・ワークはカッコ良いです。
06はバックのストリングがとても効果的なメロディアスなナンバーです。
流れるような感じのKerryのヴォーカルがとても素敵なナンバーです。
07はポップでキャッチーなナンバーで、ここでもBrian Mayのギター・プレイが冴えております。
08は美しいピアノの音を従え、Kellyがしっとりと歌い上げているナンバーですが、これまたQUEENのバラード・ナンバーを聴いているかのようです。
09は映画「007シリーズのDiamonds Are Forever」のタイトル・ナンバーのカヴァーです。
これがミディアム・テンポのとても素晴らしいAOR(もちろんAdult Oriented Rock)のナンバーに仕上がっており、とてもお勧めです。
10はバックのストリングスが美しいナンバーで、映画のワン・シーンにでも使えそうな曲です。
やはりKerry Ellisという女性は歌が上手いですね。
11はアコースティカルでメロディアスなナンバーです。
Kerry Ellisのこの"Anthem"ですが、女性ヴォーカルもののアルバムが好きな方にもちろんお勧めですが、AORファンにもお勧めできるアルバムだと思います。
2011-02-09
Heartlyne / No Retreat No Surrender (1987)

Fair Warningのヴォーカリスト Tommy Hartと、Soul Doctorのギタリスト Chris Lyneが1986?1987年に渡り活動していた伝説のバンド"HEARTLYNE"の1987年に発表された幻のデビュー・アルバム"No Retreat No Surrender"です。
サウンドはキラキラ・キーボードとギターのブレンドがいかした80年代メロディック・ロック、ハードポップです。
先ずは、Tommy Hartのヴォーカルがいかしているのとバックのパフォーマンスが素晴らしいの一言に尽きます。
収録ナンバーは、
01 Starlight
02 No Retreat No Surrender
03 Victims Of Your Love
04 Broken Promises
05 Strike An Arrow
06 Change (All Over The World)
07 Sacred Heart
08 Stay With Me
09 Empty Eyes
10 Don't Walk Away
11 Starlight (different version)
の11曲です。
もう1曲目を聴いただけでメロディ・マニアは喜ぶ筈です。
メロディアスでキャッチー、そしてフックに富んだハードポップ・ナンバーです。
1曲目からこれじゃ、期待するな、という方が無理でしょう。
2曲目はギター・オリエンティドのメロディアスでキャッチーなナンバーです。
とにかく曲の出来が良い!
3曲目もキーボードとギターのコラボがいかしたミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。
4曲目も出だしのキーボードがスペイシーでとてもカッコ良いメロディアスでキャッチーなハードポップ・ナンバーです。
これもかなりのお勧めです。
5曲目メロディアスなバラード・ナンバーで、Tommy Hartのヴォーカルが光っております。
高温に伸びるヴォーカルは素晴らしいですし、バックのプレイもかなりなものです。
6曲目はメロディアスでキャッチーなナンバーです。
曲の仕上がりもポップで、センスも抜群です。
7曲目はバックのパフォーマンスがいかしたナンバーで、曲の導入部はギターに拠るメロディアスなバラード風で本編に入るとキャッチーさが際立ったメロディック・ロック然としたナンバーです。
ドラマティックな作りがとてもいかしてます。
8曲目はギターのリフがいかしたメロディック・ロックしたナンバーですが、曲はいたってポップです。
9曲目もドラマティックに仕上がったナンバーで、キーボードとギターのコラボがいかしたパワー・バラード風のナンバーです。
曲自体の出来が素晴らしいです。
10曲目はこれまたキーボードとギターの絡み具合が良いメロディアスでポップなナンバーです。
11曲目は1曲目のヴァージョン違いですが、ホント、このナンバーの出来はとても良いです。
この"No Retreat No Surrender"ですが、殆ど捨て曲が無い強力な1枚です。
メロディ・マニア、ハードポップ・ファンは必聴の1枚です。
輸入盤はかなり高いですが、国内盤はまだ普通に買えそうです。
2011-02-08
Axton / Bad Desire

全体的にギターが泣いているようなサウンドで、この哀愁感はブリティッシュ・メタルに通じる部分があります。
どのナンバーの出来も素晴らしくメロディアスでフックに富んでおります。
エレクトリック・ギターの音が大好きな私にとって、このアルバムは、とにかく、ギターの弾き方・音色は最高です。
収録ナンバーは、
01 Symbol Of My Sex
02 Don't Break My Heart Again
03 Fighting To Survive
04 Turn Off The Light
05 Final Warning
06 Turnin' Wheels
07 Nightheart
08 Blond Woman (La Dona Biunda)
09 Snake Eyes
10 One Last Time
11 Lucifer
12 Wild Fire
13 Can't Get Away
14 When The Night Is Coming Down
15 Heavy Metal
16 Heroes Die Alone
17 Redlight Boys
の17曲が収録されており、11曲目以降がボーナス・トラックです。
エッジの立ったギター・サウンド、しっかりと歌いあげるヴォーカル、そして何と言っても超メロディアスな楽曲の良さが際立った1枚で、もう01の出だしのギターの音を聴いただけで鳥肌ものです。
最高に生かしたギターのリフです
曲もメロディアスでフックに富んでおり、メロディアスなハードロックやメタル好きには堪らないナンバーです。
02も01に劣らないくらい良く出来たナンバーです。
哀愁感の漂うメロディアスでフックに富んだナンバーで、ブリティッシュ・ハードロック然としたカッコ良いナンバーです。
03も出だしのギターのリフがカッコ良いメロディアス・ハードロックのナンバーです。
ヴォーカル・スタイルはどこかScorpionsのKlaus Meine風でとてもカッコ良いです。
キャッチーでフックに富んだナンバーです。
04もメロディアスでポップに仕上がったナンバーです。
05はギター・オリエンティドの若干メタリックなナンバーですが、曲の作りが上手いです。
06は出だしのドラムスとそれに絡むギターがいかしたメロディアスでキャッチーなナンバーです。
07もKlaus Meine風のMario Gianoliのヴォーカルがいかしたギター・オリエンティドのメロディアス・ハードロックのナンバーです。
とにかく曲が良くてカッコ良いです。
08は遊び心いっぱいのアコースティカルなちょとおふざけしたナンバーです。
09も出だしのギターの音がとてもいかしたメロディアス・ハードロックのナンバーです。
10はとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
ヴォーカルもバックのパフォーマンスもいかしたとても良く出来たナンバーです。
11曲目以降のデモ音源もどれもメロディアスなハードロック・ナンバーですが、ギターのリフがカッコ良い12、ギター・オリエンティドした13、メロディアスなバラード・ナンバーの14、タイトルどおりメタリックなギターが最高の15、カッコ良いギター・インスト・ナンバーの16など結構良いナンバーが収められております。
このAXTONの"Bad Desire"は、とにかく、「エッジの立ったギター・サウンド、しっかりと歌いあげるヴォーカル、そして何と言っても超メロディアスな楽曲の良さが際立った1枚」です。
メロハー・ファン必聴の1枚です。
2011-02-07
Osukaru / GBG2LA (2010)

バンド目の由来は、別に「ベルサイユの薔薇」からとったわけではなく、バンド・メンバーのギタリストがOz Osukaruというだけのことらしいです。
サウンドはいわゆるメロディアスなハードポップのスタイルで、Johan Bernsoangという専任のヴォーカリストがいるのですが、音程は悪くないのですが、どこかちょっと弱めな感じも。
曲の出来は悪くないです。
キャッチーでフックもあります。
また、バンドにはちょっと見、良さそうな女性(Emma Lee)がおりますが、彼女はベース担当で、1曲でヴォーカルも披露しております。
収録ナンバーは、
1. GBG2LA
2. Driven By Love
3. Change Of Heart
4. Believe
5. Tell Me You'll Stay
6. Out Of Touch
7. Dedicacion
8. It Was Meant To Be
の8曲が収められております。
フル・レングスのアルバムというよりEP盤に近いです。
01はバンドのイントロデュースといった感じのラジオでの宣伝みたいなものです。
02は出だしのギター・ソロがそそるメロディアスなハードポップのナンバーですが、この曲からヴォーカルが流れてきたとたん、ちょっとばかり弱いかな?と感じてしますのが、欠点でしょうか。
曲自体の出来はそこそですので、勿体な感じがします。
03はキーボードとギターがコラボした哀愁のハードポップといった趣のナンバーです。
曲の仕上がりはとても良いと思います。
8曲目で、Emma Leeのヴォーカルを聴けますが、彼女のヴォーカルをメインにした方がよりインパクト(女性ヴォーカルものが好きなメロディック・ロックのファンに受けると思います)があるのに。
04もキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなバラード風のナンバーですが、やはりこのJohanのヴォーカルでは物足りないですね。
8曲目のバラード・ナンバーですが、Emma Leeのヴォーカルの方が上手いですし、やっぱり彼女をフロントに立てるべきかな。
曲自体の出来は良いです。
05もメロディアスかつポップでフックに富んだハードポップのナンバーです。
メロディと曲の出来は、良いものを持っております。
06はイマイチといった感じのナンバーかな?
07はOz Osukaruのギターを大々的にフィーチャーした短めのインスト・ナンバーです。
08は先に何度も書いておりますが、Emma Leeのヴォーカルをフィーチャーしたバラード・ナンバーです(といってもJohanとのデュエットですが)。
曲も盛り上がりがあり、キーボードがふんだんにフィーチャーされており、曲の出来は良いと思います。
この先は、Emma Leeをフロントに据えて活動した方が売れると思いますね。
曲の出来が良いのに、Johanにヴォーカルを執らせるのは、ちょっともったいないなぁ。
2011-02-06
Alexa / Alexa (1989)

バックはPaul Sabu他彼のバンドが務めております。
サウンドはキーボードとギターがコラボしたメロディック・ロックです。
といってもハードポップ寄りではありません。
とにかく、彼女の力強いヴォーカルが魅力的なアルバムで、顔に似合わず、声は結構太いです。
さすが、Paul Sabuが全面的にサポートしているアルバムだけあり、良く出来たメロディアス・ハードロックのアルバムに仕上がっております。
冒頭でこのアルバムが唯一の彼女ンのソロ・アルバムと書きましたが、このアルバムの前年に映画のサントラ"To Die For"で、"For You I'd Die"と"Where Are You"の2曲のナンバーを吹き込んでおります。
収録ナンバーは、
01 I Can't Shake You
02 We Don't Remember Why
03 Dance The Night Away
04 Wanderlust
05 Let It Rock
06 A Cry Away
07 Cool Wind
08 Heart To Heart
09 Spooky
10 From Now On
の10曲です。
01を聴いた時に先ず感じたのが、彼女の声が男勝りな太い声だということでしたが、これが不思議と耳に馴染んでしまいました。
音程も確かですし、歌はかなり上手いと思います。
02はキーボードとギターのコラボがカッコ良いメロディアスなナンバーです。
さすがPaul Sabuだけあります。
メロディも含め曲の出来がとても素晴らしいです。
キャッチーでポップでとてもお勧めです。
03も出だしのキーボードとギターのコラボがいかしており、これまたポップかつキャッチーに仕上がっており、出来もまずまずです。
Alexaのヴォーカルもここでは少し女性らしく聴こえ、雰囲気の良いです。
04なんか聴くと、80年代メロディック・ロックそのまんまのサウンドで、キーボードとギターの音色がとてもいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
05も80年代メロディック・ロック然としたキーボードを多用したポップなメロディック・ロックのナンバーとなっております。
06はメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
ここでのAlexaのヴォーカルはもう最高です。
とても素敵なナンバーです。
07を聴いているとVIXENなんかを思い浮かべますね。
メロディアスでキャッチーな80年代メロディック・ロックのナンバーです。
08はバックのパフォーマンスがいかしたポップなナンバーです。
09はキャッチーかつポップなとてもいかしたハードポップのナンバーです。
もうキーボードとギターのコラボが最高です。
彼女のヴォーカルだけではなく、バックのパフォーマンスが最高です。
これは一押しですね。
10もキラキラ・キーボードがふんだんにフィーチャーされたバラード風のナンバーで、09と同じくらい出来も良いです。
キャッチーでフックに富んだナンバーです。
80年代のメロディック・ロックのファンにはお勧めですね。
あとVIXENなどの女性ハードロックのファンにも。
このアルバムですが、私のショップ「aor paradise」にも置いてありますので、ご興味のある方は、是非、当店で。(送料等のことを考えると当店の方がAmazonより安いです)
下の写真をご覧になると、Alexaって、本当に美人です。

2011-02-03
Places Of Power / Now Is The Hour (2009)

これは、もう殆どForeignerサウンドと言ってもよいでしょう。
少なくとも、現ForeignerよりForeignerらしいサウンドだと思います。
Foreignerファンは間違いなく気に入ると思いますし、産業ロックやハードポップのファンからの支持も受けると思います。
Philip Bardwellは2005年に"In The Cut"というソロ・アルバムを発表しておりますが、このアルバムはとても良く出来たAORアルバムでしたし、素晴らしいヴォーカルを聴かせてくれておりました。
この"Now Is The Hour"での彼のヴォーカルを聴くとLou Gramm風で、現ForeignerのヴォーカリストKelly Hansenと交代しても良いのでは?、と思ってしまいます。
またサウンドも、ホント、Places Of Powerの方がForeignerらしいサウンドだと思います。
Philip Bardwellがヴォーカルを担当し、Bruce Turgonは楽器の全てを担当しております。
また、リード・ギタリストとしてScott McKinstryというギタリストの名前があります。
収録ナンバーは、
01 In Your Wildest Dreams
02 Make Me Believe
03 Desires Of Our Hearts
04 One Day
05 I Live For You
06 Secrets
07 The Passage
08 Always
09 Hard To Love You
10 Light Of My World
11 Path Of Least Resistance
12 Places Of Power
の12曲に"In Your Wildest Dreams"のビデオ・クリップが収録されております。
01からキーボードとギターがコラボしたメロディック・ロックしたナンバーで、これがなかなかカッコ良く仕上がっております。
02はミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、これはもうForeignerサウンドといっても過言ではないと思います。
03も出だしのキーボードがとてもいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーで、キャッチーなメロディが良いです。
これまた、Foreignerしたサウンドです。
04はLou Gramm風のPhilip Bardwellのヴォーカルがいかしたメロディック・ロックのナンバーです。
05はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、キーボードの音なんかまさにForeignerです。
Foreignerサウンドに乗せて、しっとりとそして力強く歌い上げるPhilip Bardwellのヴォーカルはも最高です。
やはりLou Grammの後釜はJohnny EdwardsでもKelly Hansenでもなく、このPhilip Bardwellの方が良かったのでは?と思わず思ってしまいます。
06もキーボードとギターがコラボしたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
これまたForignerを彷彿する仕上がりとなっております。
07もキーボードとギターの音色がいかしたメロディアスでキャッチーなナンバーです。
このナンバーでも、Philip Bardwellのヴォーカルは、まさにLou Grammばりで、もう殆どForeignerのナンバーを聴いているようです。
曲の出来も素晴らしいです。
このアルバムの一押しです。
08もモロにForeignerしたメロディアスなナンバーです。
09はギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップなナンバーです。
ギターの音色が堪らないナンバーです。
10での出だしのキーボードの音色はもうこれはForeignerです。
曲の出来もかなり良いですし、ヴォーカルもバックのパフォーマンス(特にギター)も最高です。
お勧めです。
11はギター・オリエンティドのメロディック・ロックしたメロディアスなナンバーです。
12もキーボードとギターがコラボしたForeigner風のメロディック・ロックしたナンバーです。
このPlaces Of Powerの"Now Is The Hour"はホント良く出来てます。
しかし、ここでのPhilip Bardwellのヴォーカル・スタイルは、モロにLou Grammしております。
Foreignerファン、産業ロック・ファン、必聴のアルバムです。
2011-02-01
MPG / MPG (1981)

さすが、Retrospect Recordsです。
このレーベルは、ホント、マイナーながらも結構良く出来たアルバムをリ・イッシューしてくれるレーベルで、過去には、FURY、ALLIANCEなどや、最近ではThe Stormの"Sweet Surrender"やFrontlineの"Frontology 1983-1993"など本当に良く出来た産業ロック・ハードポップのアルバムをリ・イッシューしてます。
そして、今回は、1981年のMPGのセルフ・タイトルのアルバムがリ・イッシューされました。
このアルバムは1981年の発表ということで、いわゆるTOTOやJourney、Foreigner辺りを連想させてくれるキラキラ・キーボードとギターがコラボした80年代メロディック・ロックしたものとなっております。
また、今回は、ボーナス・トラックが4曲も追加されております。
収録ナンバーは、
1.Too Many Questions
2. Workin’ Overtime
3. Best Thing I Never Had
4. Goodbye Cruel World
5. Why Me
6. Get Yours Tonight
7. Hurt Me
8. Can I Come Over Tonight?
9. Always Something
10. Too Many Questions*
11. Always Something*
12. Hurt Me*
13. That’s Easy (For You To Say)*
*Bonus Demo Track
の13曲が収録されております。
Retrospect Recordsのアルバム紹介では、
The wait is over!! After 30 years, this one and only album released by MPG has garnered quite a cult status amongst AOR and melodic pomp rock collectors and is regarded as one of the best of the genre -- and it finally sees an official release on the CD format!! With soaring vocals and stellar harmonies, incredible keyboard and guitar interplay and some of the best songs written in the early 1980's -- this should be high on your want list, if it hasn't been already! Produced by Tom Knox, best known for his extensive work with Toto. This silver pressed CD was remastered by guitarist David Mikeal himself in his top notch studio in Winter Park, Florida. It also includes 4 rare , previously unreleased high quality bonus demo tracks that were cut before MPG were signed in 1981. MPG's fantastic brand of melodic pomp rock / AOR has been compared to the likes of Face Dancer, New England, Styx, Toto, Boston, Kansas, Touch, etc..
と書かれております。
これを見ればどうのような内容かは判ると思います。
01はキラキラ・キーボードとギターが見事にコラボしたモロに80年代産業ロックしたメロディアスなナンバーです。
産業ロック・ファンであれば、このナンバーを聴いただけでMPGを好きになってしまうでしょう。
02もメロディアスでポップな産業ロックのナンバーです。
03は出だしのギターのカッティングとバックのピアノがいかしたミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、出来もかなりなものです。
04はプログレ・ハードした感じの産業ロック・ナンバーで、TOTOやTrillion辺りを連想させてくれます。
まさに80年代の産業ロック・ナンバーです。
05もミディアム・テンポのメリハリのあるメロディアスなナンバーです。
06もキーボードのプレイがいかしたプログレ・ハードしたナンバーです。
07はベースとドラムスのリズム・コンビがいかしたナンバーです。
08もキーボードとギターがコラボしたモロに産業ロックしたナンバーです。
09辺りを聴いてもTOTO辺りに通ずる産業ロックしたナンバーで、このナンバーの出来もかなり良いです。
10もキーボードのプレイがとてもいかしたメロディアスなナンバーで、曲の仕上がりも完ぺきでとてもデモ音源とは思えない出来です。
11もキーボードとギターのプレイがいかしたメロディアスなナンバーで、曲の出来はかなり良いです。
12もデモ音源とは思えないくらいとても良く仕上がったメロディアスな産業ロックしたナンバーです。
13は出だしのピアノやコーラスがいかしたメロディアスなナンバーで、これも出来はかなりなものです。
10以降のデモ音源の出来はかなり良いです。
本編に入っている曲と差し替えても良いくらいだと思いますね。
これらのボーナス・トラックはホント良く出来てます。
80年代産業ロックのファンの方には必聴のアルバムです。
Retrospect RecordsということでAmazonやHMVのカタログには掲載されませんが、Cruisin' Musicさんに問合せをしてみてはいかがでしょうか。