2011-03-23
Nobody / Nobody Box Eraly Days (7 CD Box) (2011)

アップするCDがたくさんあり、まとめてのアップは作業的にちょっとキツイということで、小分けでアップしております。
すでに、Adult Contemporary、Hard Pop系をアップし、今はHR/HM系のアルバムをアップしているところですので、是非お店にお立ち寄りください。
このブログを見ていらっしゃる方の中には、「NOBODY」ファンの方もおられるのでは?
そんな皆さんに朗報です。
NOBODY 30周年記念のボックス・セットが発売されました。
しかし、このボックス・セットは一般の店舗や大手ネットショップでは買えず、ポニー・キャニオンでのネット販売のみとのことです。
3/14から販売されております。
CD7枚組で、全113曲が収録され、価格は、14,700円です。
Disc 1は、1stアルバム"NOBODY"、Disc 2は2ndアルバム"POP GEAR"(ボーナス・トラック2曲追加)、Disc 3は3rdアルバム"NIGHT WALKER"(ボーナス・トラック2曲追加)、Disc 4は4thアルバム"FROM A WINDOW"(ボーナス・トラック2曲追加)、Disc 5は「YOU REALLY GOT ME / KINKS」、「BUS STOP / THE HOLLIES」、「BECAUSE / THE DAVE CLARK FIVE」、「SATISFACTION / THE ROLLING STONES」、「PLEASE PLEASE ME / THE BEATLES」などのマージー・ビート・ナンバー23曲をメドレー形式で録音したもの、Disc 6及びDisc 7は、作家ノーバディの足跡として、「浮気なパレット・キャット / HOUND DOG」、「モニカ / 吉川晃司」、「六本木心中 / アン・ルイス」など他のアーティストに提供したナンバーのセル・カヴァーを全44曲収録したDemoTracks音源集となっております。
とにかく、今まで高根の花だった、1st、2nd、3rdが聴けるのがとても嬉しいですね。
一度廉価盤CDで出ましたが、全て売ってしまっていたので、今回のボックス・セットはホント嬉しかったです。
私は、3rdアルバム"NIGHT WALKER"が最も好きで、確か当時アナログ・レコードを購入した時、おまけでに「モニカ」のセルフ・カヴァーのカセット・テープが付いていた記憶があります。
今回のボックス・セットでは、その「モニカ」や「六本木心中」「ああ無情」(アン・ルイスは結構NOBODYの作品を歌っておりました)などのセルフ・カヴァーも楽しみです。
本日、発送通知があり、手元に届くのを楽しみにしております。
ところで、なんで、ポニー・キャニオンでのネット販売だけなんでしょうね。
一般の店舗や大手ネットショップで販売した方が売れると思うのですが。
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2011-03-19
Rainmaker / Rainmaker (2000)

買おうと思っていたA4サイズのコピー用紙が一つもありませんでした。
お店の人に聞いたら、どうよら「買占め」られたようです。
また、ティッシュ・ペーパーの在庫もなく、トイレット・ペーパーは僅かばかりでした。
テレビのニュースで、本州では「買占め」のニュースは知っておりましたが、函館や釧路など太平洋側では若干の被害があったものの、ここ北海道というか全く被害のなかった札幌でも「買占め」があるなんて想像もしてませんでした。
先日までは震災の影響で、北海道まで物資が届きづらいということはあったようですが、今は、普通に郵便物も宅急便も届いておりますし。
コピー用紙なんか買い占めてどうするんでしょうかね?
何れにいたしても、今回の大震災の被害に遭われた方々にも一日も早く立ち直っていただければと思うばかりです。
今日は、スウェーデン人ギタリスト・プロデューサーのTommy DenanderのプロジェクトRAINMAKERの2000年の作品を紹介します。
以前のブログでも書きましたが、Tommy Denander絡みのプロジェクトって、ホント、ハズレがないですね、
このRAINMAKERもTommy Denanderの華麗なギター・プレイがふんだんにフィーチャーされたとてもメロディアスなハードポップのアルバムに仕上がっております。
バンド・メンバーは、Geir Ronning: Lead & Backing Vocals、Tommy Denander: Guitars, Keyboards, Bass & Programming、Tony Franklin: Bass、Walter Dego: Drumsといった布陣となっております。
収録ナンバーは、
01 Rainmaker
02 Father Of Your Sins
03 Nancy Hold On
04 Kay
05 Seriously
06 The Sound Of My Heart
07 Going Insane
08 Blood Brother Run
09 Passion Again
10 Bad Call
11 King Of Fools
となっております。
全体的に、TOTO辺りに通ずる80年代のメロディック・ロック、産業ロックのアルバムに仕上がっております。
01はメリハリのあるサウンドがとてもいかしたメロディアスなナンバーですし、02は殆ど最近のTOTOといった感じのナンバーです。
ギター。オリエンティドの03、タイトなリズムのメロディアスな04、TOTOの"Africa"を意識したような05、アコースティカルなバラード・ナンバーの06、プログレ風の07といったナンバーが収められております。
極めつけは、メロディアスでプログレッシヴな10でしょうか。
Tommy Denanderのファンはもちろん、80年代メロディック・ロックのファンにもお勧めの1枚です。
ただ、少しレア化しているようです。
なお、このアルバムですが、私のショップ「aor paradise」で取り扱っております。
価格は、3,000円です。
ご興味のある方は、是非、ショップへ。
2011-03-15
8-IS / Frame Of Us (2011)

被災地の皆さまのご無事をただただ願うばかりです。
さて、本日は、80年代のメロディック・ロック、ハードポップのサウンドがとてもカッコ良い、その名も「8-IS」が今年発表した1stアルバム"FRAME OF US"を紹介いたします。
最近は、この手のサウンドのアルバムが結構発表されておりますが、それがかなり良く出来たアルバムが多いです。
例えば、HOUSTON、Places Of Power、FAITH CIRCUS、Land Of Tales、Mylandなど、どのバンドのアルバムも80年代メロディックロック・テイストのキラキラ・キーボードとギターのコラボ・ブレンドが絶妙なメロディアスでキャッチーそしてフックに富んだものとなっております。
この8-ISも、まさにそんな感じのアルバムです。
収録ナンバーは、
01 Everlasting Love
02 I'll Be There
03 Lady
04 The Final Curtain
05 Fallin' In Your Eyes
06 On And On
07 If You Turn Around
08 In My Life
09 Back To You
10 Tomorrow Comes Tonite
の10曲となっております。
01は厚みのある音が魅力的なメロディアスでキャッチーなナンバーで、まさに80年代のメロディックロック・産業ロックしたサウンドが堪りません。
02は美しいピアノから始まるメロディアスなバラード・ナンバーですが、とても盛り上がりのある素晴らしいナンバーに仕上がっております。
03はキラキラ・キーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
とにかくメロディを始め、全体の曲作りがとても良いです。
04も出だしのキーボードの音など聴くと、モロに80年代のメロディックロック、産業ロックのサウンドで、この手のサウンドが好きな私は堪らないナンバーです。
メロディアスで哀愁感も漂うナンバーです。
05はギター・オリエンティドのメロディアスでキャッチーなハードポップのナンバーです。
いかしてます。
06もメロディアスなバラード・ナンバーで、バックの音や曲の感じは、まさにAORしております。
これまた盛り上がりのあるとても良く出来たナンバーです。
07はアコースティカルでメロディアスなミディアム・スロウのバラード・ナンバーです。
ドラマティックに仕上がってます。
08はポップでキャッチーなナンバーです。
09はミディアム・スロウの若干ジャジーな感じのメロディアスナンバーです。
バックのパフォーマンスが最高です。
これもとても良い仕上がりです。
10は再びバックのピアノが美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
このアルバムにはバラード・ナンバーが結構収められておりますが、どのナンバーも素晴らしいです。
ほぼ全曲捨て曲が無い強力な1枚で、80年代のメロディックロックや産業ロックが好きな方には堪らないアルバムだと思います。
もちろんAORファンにも十分支持を得ることが出来るアルバムでもあります。
2011-03-10
Lady Winter / The Rain Can't Be Forever (2005)

ロシア産のバンドで、バンド名はLADY WINTER、2005年に発表された彼らのフルレンス・アルバムの1st"The Rain Can't Be Forever"です。
LADY WINTERは1998年にモスクワで結成され、2000年にロシア語のナンバー2曲英語のナンバー1曲の計3曲のデモ・アルバムを発表しているようです。
どこが好みかと言うと、先ずヴォーカルが女性ということ、そして、これが一番ですが、曲がメランコリックでメロディアスだということです。
ゴシック・メタルと書きましたが、普通のメロディアス・ロックにメランコリックな部分を足した、そんな感じのサウンドで、普段ゴシック・メタルなんか聴かないメロハーのファンでも十分の楽しめる内容です。
バンド・メンバーは、Olga "Winter" - Vocals、Oleg "Boroda" - Guitar、Dmitriy Akopov - Guitar、Dmitriy Zharavin - Bass、Ivan Agafonov - Keyboardsの5人で、Olgaのヴォーカルはとても聴き易いですし、ピアノ・キーボードの音色は美しくメランコリック、ギターも結構上手く、これまたメランコリックなトーン、ベース・ドラムスのリズム部隊も前面に出てはいないですが、存在感はあります。
とにかくメロディが素晴らしいです。
収録ナンバーは、
01. Phoenix 04:14
02. The Rain Can't Be Forever 04:07
03. Frozen Heart 04:36
04. From the Backside of the Mirror 03:56
05. Lonely Road 03:49
06. She-Wolf 04:59
07. The Sorrow 03:13
08. Endless Maze 04:40
09. Where the Rain Grows (Helloween Cover) 05:01
Total playing time 38:35
の9曲が収録されております。
01はとても扇情的なメロディで、もう1曲目から私の好みのサウンドで、申し分ありません。
02を聴いてみてください(YouTubeを貼り付けておきました)。
このナンバーを聴いて、興味を示さないゴシック・メタルのファンはいないと思います。
とにかくメランコリックで、美しいナンバーで、これぞゴシックです。
03も扇情的なギター・ソロから始まるメロディアスなナンバーで、こんなナンバーだったら、メロディック・ロックを聴いている方にも普通に聴けます。
04は美しいピアノとギターがコラボしたメロディアスなゴシック・メタルのナンバーです。
05はカッコ良いギターのリフから始まるメロディアスなハードロックのナンバーです。
ギター・プレイ、カッコ良いです。
06も美しいピアノと重ためギターのリフがコラボした、これぞゴシック・メタルのといったメランコリックでメロディアスなナンバーです。
これまた、とても良く出来たナンバーです。
07もギター・プレイがカッコ良いミディアム・スロウのゴシック然としたナンバーです。
08はギターのリフがいかした速めのナンバーです。
ギター・プレイはとても扇情的です。
09もテンポが速めの普通のメロディアス・ハードロックしたナンバーです。
ジャケット・デザインはちょっとダサいですが、とても良く出来たメロディアスなゴシック・メタルのアルバムです。

2011-03-08
Turi / Insanity (2001)

ヴォーカリストでキーボーディストのMichael Turiを中心としたバンドで、その名もTURIの"Insanity"という2001年に発表されました。
まさに王道のメロディアス・ハードロックで、出来もなかなかなものです。
とにかく元気いっぱいの溌溂とした感じが好感を持てます。
収録ナンバーは、
01. Train
02. Whiskey
03. (Tell Me) Virginia
04. Sunday Afternoon
05. Rumble in the Wind
06. Stillwater
07. Insanity
08. O.B.E
09. Castle
10. Faye
11. Fade Away
12. Memories
の12曲です。
01は出だしのギターのカッティングとギター・ソロがカッコ良い、まさにアメリカン・メロディアス・ハードロックのナンバーです。
L.A.メタル風でご機嫌なナンバーです。
02はMicheal Turiのハーモニカをフィーチャーしたブルージーでファンキーなナンバーです。
03はアコースティック・ギターとエレクトリック・ギターのコラボがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーで、出来も良いです。
Micheal Turiのヴォーカルも結構上手いですし、安心して聴いていられます。
04はギターのカッティングがカッコ良いポップロックのナンバーです。
05はご機嫌なロックンロール・ナンバーです。
ギターを中心にバックのパフォーマンスも素晴らしいです。
06はベースを担当しているJohn Kronenbergerがリード・ヴォーカルを担当しているナンバーで、結構サウンドは主ためです。
John Kronenbergerのヴォーカルもまあまあですね。
07のヴォーカルもJohn Kronenbergerが担当。
サイケデリックな感じのサウンドのナンバーです。
これまた、バックのパフォーマンスがいかしてます。
08はバックのギターのトーンがいかしたメロディアス・ハードロックのナンバーです。
09はドラマティックなパフォーマンスがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
10はメロディアスかつポップなナンバーです。
これまた、アメリカン・メロディアス・ハードロックですね。
11の出来も素晴らしく、BTO (Bachman Turner Overdrive) のサウンドを重たくしたような感じといったら良いのでしょうか。
バックのパフォーマンスがいかしたメロディアスで良く出来たナンバーです。
12はメロディアスなバラード・ナンバーです。
しっとりとした感じで歌うMicheal Turiのヴォーカルとギター・ソロがとても良いです。
ヒッドゥン・トラックが収録されておりました。
タイトルは判りませんが、とてもメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
TURI、なかなかなものです。
アメリカのメロディアス・ハードロックも捨てたもんじゃないですね。
2011-03-07
Tokyo / Back To The Fire (1995)

TOKYOは1981年に1stアルバム"TOKYO"でアルバム・デビューし、1982年に"FASTEN SEAT BELT"、1983年に"SAN"の3枚のアルバムを発表しております。
私は1stのみアナログ・レコードで持っておりますが、他の2枚は出ていることも知りませんでした。
とにかく1stアルバムは、メロディアスでキャッチー、そしてフックに富んだナンバーばかりが収められた産業ロック・ハードポップの名盤といっても良い位の内容です。
特にシングル・カットされた"Tokyo"はとてもメロディアスで良く出来たナンバーです("MINICH ROCK DISCO"を紹介した時にYoutubeを貼り付けてあります)。
で、どうしてもTOKYOのアルバムが欲しいと思い、海外のネットショップを検索したところ、1stの"TOKYO"が1995年にリ・イッシューされているよう(アルバム全体なのかシングル"Tokyo"だけなのかちょっと判りませんが)ですが、これがめちゃめちゃ高くとても手に出来るような価格ではありませんでした。
しかしながら、本日紹介する1995年に発表された彼らのベスト・アルバムは高いといいながらも日本円で5,000円程度で手に入ることが判り、早速Amazonドイツから購入したわけです。
このベスト・アルバムは、1stから4曲、2ndから4曲、3rdから7曲と"Tokyo"の1995年のリミックス・ナンバーと1曲目の"HAJIMENI"というナンバーの計17曲が収められており、曲数からいっても納得出来るベスト・アルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01. Hajimeni
02. Tokyo 1995 Remix
03. Hearts Of Steel
04. Dreamin' Of You
05. Don't Run Away
06. Too High
07. Need Another Love
08. Father Of Time
09. One Step Away
10. Cryin'
11. Spell On You
12. Golden Times
13. Jealousy
14. Carry On
15. Keiko
16. Invisible
17. We Are The Times
TOKYOはバンド名からも判る通り、かなり日本の国が好きなようで、収められているナンバーの幾つかには、日本語もフィーチャーされており、01はまさにタイトルが"HAJIMENI (始めに)"という具合で、02のイントルデュース・ナンバーです。
おそらく「はとバス」のSEでも使用しているのでしょう、「毎度ご乗車ありがとうございます。本日は皆様を東京市街へとお連れいたします」のアナウンスが。
02は01につながって曲が始まりますが、このナンバーは、「見事」というしかありません。
03もポップでメロディアスそしてキャッチーなハードポップ・ナンバーです。
ギター・プレイはも最高です。
04も出だしピアノ音はとても素敵ですし、ヴォーカルもとても良いです。
間違いなく日本人好みのメロディです。
05も出だしのギターのトーン良いですねぇ。
ミディアム・テンポのメロディアスなバラード風のナンバーで、これまたヴォーカルがいかしてます。
06はギター・オリエンティドのポップでメロディアスなナンバーです。
07はポップ・ロックしたナンバーです。
08はキーボードギターのコラボがいかしたメロディアスなハードポップのナンバーです。
09もキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスでポップなナンバーです。
コーラスがカッコ良いです。
10は1stからのナンバーですが、これまた01に勝るとも劣らないナンバーなんです。
キーボードとギターがコラボしたドラマティックメロディアスなナンバーです。
11でも「東京」という単語が出てきます。
力強いヴォーカルがいかしており、とてもポップに仕上がったナンバーです。
12はバックのピアノがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
13もキーボードとギターのリフがいかしたメロディアスなハードポップのナンバーに仕上がっております。
14はバックのピアノとギター・プレイがいかしたメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
15は日本人女性の名前をタイトルにしたナンバーで、これまた、メロディアスでポップです。
途中「愛する人よ」というフレーズが入っております。
16はハイトーン・ヴォーカルがいかしたメロディアス・ロックに仕上がっております。
17もギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
"Tokyo"は名曲です。
3枚のオリジナル・アルバム、CD化ならないでしょうか。
Amazon Japanでは、8,000円を超える値段で売っておりますが、Amazonドイツでは送料を含め5,000円程度で手に入れることが出来ます。
2011-03-06
Glaz / Escalibur (1993)

もちろん、今回もレア盤が多数ありますので、興味のある方は覗いてみてください。
さて、本日は、フランスのフォーキーでトラディショナルなプログレッシヴ・バンド GLAZ の1993年の1stアルバム""を紹介いたします。
彼らは、この1stのほかに、1995年に"Ar Gest"、1996年に"Holen Ar Bed"の計3枚のアルバムを発表しております。
彼らのサウンドの特徴は、「フォーキーでトラディショナルなプログレッシヴ・ロック」です。
先ずメンバーは、Nathalie Brignognen (vocal)、 Loic Blejean (uillean pipe, whistle)、Jean-Claude Normant (piano, organ)、Yves Ribis(guitar)、Jean-Christophe Boccou (drums)、Yann Honore (bass, programming, composition, arrangement)の6人組みで、Nathalie Brignognenという女性が殆どのナンバーでリード・ヴォーカルをとっており、また使用している楽器を見ると、Loic Blejeanがバグ・パイプみたいなものを使っており、このことがトラディショナルな雰囲気を醸し出しております。
収録ナンバーは、
1 Tro Ha Tro 4:14
2 Marzhin 5:17
3 Wisdom 3:45
4 Dagda 3:54
5 Sail Away 4:30
6 Nerdud 3:40
7 Nostalgia 4:54
8 An Heni A Garan 4:55
9 Walk On 6:31
10 Piw A Varn 5:21
11 Aquilonia 4:03
12 BZH Fusion 3:56
の12曲が収録されておりますが、演奏時間を見ると、プログレといいながらも冗長なナンバーはありませんし、ギターも結構弾いておりますし、曲もメロディアスですので、かなり聴き易い感じがします。
また、Nathalie Brignognenのヴォーカルも上手いですし、声質もオーソドックスです。
ときどき、男性ヴォーカルがリードを執るナンバーもありますが、これにはちょっと?で、全てNathalie Brignognenのヴォーカルの方が良かったのにと思いますが。
1の出だしのサウンドはとてもそそりますし、それに続くNathalie Brignognenのヴォーカルを聴いた時は、とても期待しましたね。
このナンバーはかなり」いかしてます。
2はアコースティカルで牧歌的なナンバーで、こういったナンバーが彼らの特徴なんだと思います。
3はパイプの音をふんだんにフィーチャーしたナンバーですが、アコースティック・ギターの音色も良いですし、メロディアスです。
4なんか聴くと、彼らの演奏のレベルが高いのがわかります。
バックのパフォーマンスは素晴らしいです。
5もパイプをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
6はバックのベースがビンビンで、かつ、エレクトリック・ギターをフィーチャーしたフュージョン・タッチのインスト・ナンバーですが、これが最高です。
お勧めのナンバーです。
7は一転してパイプをフィーチャーしたゆいったりと流れるようなナンバーですが、この男性ヴォーカルが余計ですね。
下手じゃないですが、バンド・イメージが崩れてしまいそうです。
8ミディアム・スロウのメロディアスなナンバーですが、結構盛り上がりがあって良いです。
Nathalie Brignognenのヴォーカルもバックのパフォーマンスも素晴らしいです。
9はメロディアスなポップな感じのナンバーです。
10もフォーキーでトラディショナルなナンバーです。
11はパイプとギターとコラボしたとてもカッコ良いインスト・ナンバーで、この曲の出来もかなりなものです。
12はメロディアスでポップに仕上がったナンバーです。
GLAZ、なかなか良いですよ。
プログレ・ファンだけじゃなく、AOR、産業ロック、メロハーのファンにもお勧めできます。
2011-03-03
Jean-Michel Byron / Byron (1991)

内容は、いわゆるAdult Contemporaryですね、
"PAST TO PRESENT 1977-1990"にも収録されていた"LOVE HAS THE POWER"もリメイクして収録されております。
ただ、南アフリカ出身ということもあるのか、どことなくそういった民族音楽的なナンバーも入っております。
収録ナンバーは、
01 SANGOMA
02 SHEILA
03 ROCK & ROLL MUSIC
04 LOVE HAS THE POWER
05 CHINATOWN
06 PLAYTHING
の6曲です。
01の出だしは、どこか民族音楽の雰囲気も。
ただ、さすがTOTOのメンバーのお眼鏡にかなったシンガーらしく、歌はとても上手です。
02はとても良く出来たAORナンバーです。
ミディアム・スロウのバラード風のナンバーですが、とてもメロディアスですし、Jean-Michel Byronのヴォーカルも素敵です。
03はあまりロックン・ロールといった感じはなく、メロディアスなハードポップ風のAORナンバーといった方が良いかも。
このナンバーなんかも結構良く出来ていると思います。
04は、もちろんTOTOのナンバーとして聴き慣れた曲です。
このナンバーなんか聴くと、TOTOのヴォーカリストとしてあまり違和感はありませんが、ただ、"PAST TO PRESENT 1977-1990"のリリースに当たり、レコード会社から無理やり押し付けられたヴォーカリストだったようですし、ロック・シンガーじゃないということで、ツアー終了後に解雇されるわけですが。
05は若干アップテンポのポップロックのナンバーです。
06でも出だしのコーラスは民族音楽風ですが、本編はとてもメロディアスなナンバーで、ほぼAORしております。
Jean-Michel Byronって、歌はとても上手いですよ。
このアルバム、出来は悪くないと思いますね。
6曲じゃ、ちょっと物足りないですね。
2011-03-01
Marc Jordan / Crucifix In Dreamland (2010)

このアルバムの存在を知ったのは今年に入ってからで、HMV Japanで見つけ、1か月以上前に注文したのにも拘わらず、最近になって、廃盤のためキャンセルする旨の一方的なメールが。
最近のMarc Jordanは、ジャジーな渋めの内容のアルバムだったり、Ian Thomasとのプロジェクト Lunch At Allen'sもフォーキーでトラッドなサウンドで、私にとっては物足りないものでした。
しかし、1stのMennequinからのファンでもあり、彼のソロ・アルバムは全て持っておりますので、HMVからの廃盤のため、一方的なキャンセル通知があったものの、是非聴いてみたいということで、海外のAmazonの覗くと、Amazon USAには掲載されておりませんでしたが、彼の出身国Amazon Canadaには、やはりありました。
CD本体価格12.99CDNと配送料が7.47CDNの計20.47CDN(日本円で1.800円弱)という値段でした。
で、この"CRUCIFIX IN DREAMLAND"ですが、前作までのソロ・アルバムと違い、基本的にはAdult Contemporaryなサウンドとなっております。
もちろん、1stから4thまでの音とは違い、どちろかというとLunch At Allen's寄りではありますが、そこまでフォーキーでトラッドな音ではありません。
そうですね、このアルバムを聴いて、Richard Pageの新作を思い出しましたので、そちらのサウンドに近いと思います。
アレンジがシンプルでデコレートしておりませんが、メロディはなかなかだと思いますね。
スティール・ギターなんかがフィーチャーされておりませんが、カントリーさは皆無です。
収録ナンバーは、
01. Crucifix in Dreamland
02. Was it all Just in My Head
03. Falling Man (Featuring Luke MacMaster)
04. NY Snow
05. Geronimos Fire
06. Bamboo Girl (featuring Hawksley Workman)
07. Hueco Tanks (featuring Timothy B. Schmit)
08. Your Love Was All (feturing Alison Krauss & Ron Sexmith)
09. Raspberry Rain (featuring Dala)
10. Blue as a Gun Called Love
11. Like the Sun
12. Rhythm of my Heart (featuring Johnny Reid)BONUS TRACKS
13. Christmas (Baby Please Come Home)
14. Falling Man (featuring Luke MacMaster - Radio Mix)
15. Rockets (Radio Mix 2002)
の15曲が収録されております。
バックのピアノとスティール・ギターが印象的でメロディアスな01、それ以上に、出だしのピアノの音が美しいメロディアスなバラードの02の出来はかなり良いです。
David Hungate (ex:TOTO)がベースで参加している03はとてもメロディアスで良く出来たAORナンバーに仕上がっていると思います。
05では、Tomothy B. Schmitがバッキング・ヴォーカルで参加しております。
06もメロディアスなバラード・ナンバーです。
10もバックのピアノの音がとても印象に残るメロディアスなバラード・ナンバーです。
12はポップな雰囲気のナンバーで、けっこういけてます。
13の出来がとても素晴らしいです。
クリスマス・ソングですが、アレンジがとてもポップで、雰囲気は60年代のポップスです。
この曲なんか初期Marc Jordanに通ずるものがあります。
14もとても良いですね。
03と同じ曲ですが、こちらの方がアレンジが良いです。
これまた、ポップでメロディアスなナンバーです。
サビが良いです。
15はアコースティック・ギターの音色が心地良いメロディアスなバラード・ナンバーです。
これも出来は良いです。
このアルバム、とにかく、Marc Jordanのヴォーカルが素晴らしいです。
往年のサウンドとは違いますが、これもMarc Jordanです。