2011-06-30
THE ELEMENT / TIME (1985)

フランスのハードポップ・バンド THE ELEMENT の1985年のワン・アンド・オンリー(おそらく)のアルバム "TIME" です。
このバンドを知ったきっかけは、フランス人ギタリストのPatrick Rondatがバンドに在籍していたからです。
私はエレクトリック・ギターの音色が好きで、ギター・インストもののハードロックのアルバムもたくさん持っており、Patrick Rondatももちろんソロ・アルバムを持っております。
そんなことから、ぜひ聴いてみたいと思い、手に入れたアルバムです。
聴く前は、当然メロディアス・ハードロックのサウンドだと思っておりましたが、これがもう少しソフトな、哀愁度も高い、いわゆるハードポップしたサウンドで、かなり気に入りました。
収録ナンバーは、
01 Time
02 The Element
03 Woman
04 Hot Connection
05 Berlin
06 Wild Child
07 Sixteen You're On Display
08 Bad Boy
の8曲が収められております。
01はサックスもフィーチャーされたメロディアスな哀愁のハードポップのナンバーで、かなりいかしてます。
Patrick Rondatのギター・ソロもとても良いです。
02はバンド名を曲のタイトルとしたナンバーですが、これはとてもポップな産業ロックのナンバーです。
あの当時の産業ロック・サウンドです。
03はバックのピアノがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
とても良く出来たAORナンバーです。
04も良く出来たメロディアスなハードポップのナンバーです。
メロディがいかしてます。
05はキーボードとギターのコラボがいかした、これまたメロディアスなハードポップのナンバーです。
06もバックのピアノ・キーボードとギターのコラボが最高のメロディアスなハードポップのナンバーです。
これなんかも80年代メロディっく・ロック(産業ロック)そのまんまの音で、かなり気に入っております。
07はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーです。
これなんかも出来はかなりなものです。
08はタイトルから連想されるとおりご機嫌なロックンロールのナンバーです。
このアルバムは、殆ど捨て曲が無い強力な1枚です。
80年代ハードポップ・産業ロックのファンには堪らない内容だと思います。
しかし、このTime Warp Recordsというコレクターズ・アルバム専門レーベルで出すアルバムって珍しい(貴重な)音源がかなり多いですし、それが内容が優れているものが多いです。
ジャケットの作りは良くないですし、盤はCD-Rですが、侮れません。
ご興味のある方がいらっしゃれば、取り寄せいたします(予定売価2,000円)。
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2011-06-28
ULTRANITE / I WANT MY OWN PLANET (1989)

ULTRAITEが1989年に発表した唯一のアルバム"I WANT MY OWN PLANET"です。
キーボードをフィーチャーした湿り気を帯びた欧州系メロディアス・ハードロックで、曲によってはネオ・クラシカルなギターもフィーチャーされております。
収録ナンバーは、
01. Summerworld
02. Time Will Tell
03. Tenderlove
04. Hot As the Summer
05. Little Angel
06. Long Live the Nite
07. Streets of Rome
08. Thank You
09. Lost for Ever
10. Cathedral instrumental
の10曲が収められております。
01はキラキラ・キーボードとギターのコラボがいかした哀愁のハードポップ・ナンバーで、この1曲を聴いただけで、アルバムに興味が湧くっていうもんです。
02はEUROPE風の"Final Countdown"を連想させる厚みのあるキーボード・プレイから始まるナンバーで、このアルバムの一押しです。
まさに北欧メタル然としたナンバーで、キーボードとギターのコラボが最高です。
曲もポップでキャッチー、もう云うことないですね。
03はとてもカッコ良いギター・ソロから始まるナンバーで、これまたメロディアスでキャッチーなナンバーです。
04もスペイシーなキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスでキャッチーなナンバーです。
05は、そうですね、サウンド・スタイルとしては、Spandau Ballet、Duran Duranなどのニュー・ロマンティック風とでも云ったら良いのでしょうか。
シンセを大々的にフィーチャーしたナンバーです。
06はネオ・クラシカル風のギターをフィーチャーしたメロディアスなハードロックのナンバーです。
曲もポップでキャッチーでいかしてます。
07はメロディアスなバラード・ナンバーです。
盛り上がりがあって、かなり良いです。
08は再びスペイシーなキーボードとギターが絶妙にブレンドされた欧州産メロディアス・ハードロックのナンバーです。
これまたキャッチーでメロディアスな良く出来たナンバーです。
09はミディアム・スロウのメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
ギターを始めバックのパフォーマンスがいかしてます。
10はネオ・クラシカルなギターを大々的にフィーチャーしたメロディアスなインスト・ナンバーです。
EUROPEを始めとした北欧産メロディアス・ハードロックのファンであれば必ず気に入るアルバムだと思いますね。
もちろん、普通のメロハーのファンにもお勧めです。
近い内に、私のショップにも置く予定です。
2011-06-27
JOHN SCHWAB / Crack of Dawn (1990)

アメリカ人シンガーJOHN SCHWABが1990年に発表した"Crack of Dawn"というアルバムです。
バック・ジャケットを見ると、風貌はちょっと見、Dan Seals風です。
サウンドはAORですね。
収録ナンバーは、
01 Nobody's Girl
02 Crack Of Dawn
03 Long Time Lovin' You
04 Memories Of You
05 Rock Of Ages
06 Close Your Eyes (Sweet Dreams, Good Night)
07 I Want You Tonight
08 A Helping Hans
09 Ain't Life Funny
の9曲が収められております。
01はこのアルバムの一押しで、ミディアム・テンポのメロディアスな、モロにAORしたナンバーに仕上がっております。
タイトル・ナンバーの02は印象的なアコースティック・ギターから始まるナンバーで、これまたかなり良く出来たAORナンバーといえるでしょう。
03はポップに仕上がったナンバーです。
04はバックのパフォーマンスがいかしたメロディアスなナンバーで、雰囲気はJ.D. Southerの"You're Only Lonely"風です。
05もバックのパフォーマンスは04と似た感じのナンバーです。
06は、大体がこういったタイトルであればバラードというのが多いですが、これもやはりバラード・ナンバーです。
出来はまずまずといったところでしょうか。
07もメロディアスなAORナンバーです。
08はバックのサックスの音がとてもいかした、これぞAORといったメロディアスなナンバーで、01の次のお勧めのナンバーです。
09もそこそこ良く出来たAORナンバーで、バックのキーボードとギターの音が結構魅力的です。
とくにギター・ソロはかなりそそります。
09で終わりかと思ったら、ヒドゥン・トラックがありました。
タイトルは表示されておりませんので分りませんが、ギター・ソロがカッコ良いメロディアスなAORナンバーです。
これがかなり良く出来ております。
AORフリークの方は、一応チェックすべきアルバムかも。
2011-06-25
JOE-BRUCE & 2ND AVE. / JOE-BRUCE & 2ND AVE. (1987)

ということで、私が持っているのは、例のTime Warp RecordsのコレクターズCD-Rですが。
元Brooklyn DreamsのJoe EspositoとBruce SudanoによるAORプロジェクト"JOE-BRUCE & 2ND AVE"のセルフ・タイトルのアルバムで、オリジナルは1987年に発表されました。
プロデュースはMichael Omartianが担当し、
バックを支えるミュージシャンは、
Lead & Backing Vocals: Joe "Bean" Esposito
Lead & Backing Vocals: Bruce Sudano
Guitars: Dann Huff
Bass: Nathan East, Joe Chemay
Keyboards, Production: Michael Omartian
Synth Programming: Erich Bulling, Marcus Ryle
Drums: John Robinson
Percussion: Bob Conti
Horns: Gary Herbig, Kim Hutchcroft, Jerry Hey
Backing Vocals: Donna Summer, Dara Bernard, Mary Ellen Bernard, Portia Griffin
といったAORアルバムに良く出てくるメンバーばかりです。
当時CDフォーマットで発表され全く売れなかったようですが、今じゃ超レア盤となっており、リプロ盤もプレミアがついているとか。
Brooklyn DreamsはどちらかというとダンサンブルなAORでしたが、このJOE-BRUCEはまさにAORしたサウンドで、全く文句のつけようがありません。
まさにMichael Omartianマジックといった感じのサウンドとなっております。
収録ナンバーは、
01. We Can Have It All
02. Something Tells Me (Into Something Good)
03. No Way To Win
04. Save The Love
05. Some Things Never Change
06. The Terms Of Love
07. The Message Is Clear
08. Powerful Girl
09. America (What's The Price You Pay)
10. I Found Love
の10曲が収録されております。
01はハードポップ調のメロディアスなAORナンバーで、出来は素晴らしいです。
先ずは、AORファンはこの1曲を聴いただけで、JOR-BRUCEを気に入ると思います。
テンポの良いポップなナンバーで、ギター、キーボードを始め、バックのパフォーマンスがとてもいかしてます。
02もキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
当然ですよね、Michael OmartianのキーボードにDann Huffのギターですから。
これも01と同じくらいお勧めのナンバーです。
03もバックのギターのカッティング、そしてメロディがとてもいかしたAORナンバーです。
04はMichael Omartianのピアノの音色が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
ホント、素敵な曲です。
05はベースの音がビンビンのライト・ファンク調のメロディアスなAORナンバーです。
ベース以外のバックのプレイももちろんいかしてます。
06もMichael OmartianのピアノとDann Huffのギターのコラボがいかしたポップでメロディアスなナンバーです。
07ではJohn Robinsonのドラミングが最高にいかしております。
メロディアスなファンキーなナンバーで、出来も良いです。
08もメロディアスでポップに仕上がったAORナンバーで、雰囲気も最高です。
09はバックのパフォーマンスがいかしたカリプソ風の軽くファンクしたナンバーです。
10はア・カペラで始まるメロディアスなバラード・ナンバーです。
Joe EspositoとBruce Sudanoの歌の上手さはBrooklyn Dreamsで実証済みですし、Michael Omartian、Dann Huffらのパフォーマンスも素晴らしいです。
そしてほぼ捨て曲がない強力な1枚です。
当時なぜ手に入れなかったのか、と後悔しております。
AORファン必聴の1枚です。
もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら、コレクターズCD-Rで良ければお取り寄せいたします(予定売価2,000円)。
2011-06-24
Phil Cristian / NO PRISONER (1988)

Phil Cristianの1988年の作品"NO PRISONER"です。
Phil Cristianは元々キーボーディストで、Micki Free Band でキーボードを弾いていた人で、Cheap Trickとのジョイントでもプレイしていたミュージシャンです。
Micki Freeは元Crown Of Thornsにいたギタリストです。
この"NO PRSONER"は彼の唯一のリーダー・アルバムで、他人のアルバムでもソング・ライターやキーボーディストとして参加しているようです。
どんな音か想像していただくため、このアルバムに参加したミュージシャンを紹介いたしますと、
Phil Cristian lead and backing vocals, keyboards
Jody Cortez drums
Mark Nelson additional drums
Robert Martin bass
Steve Salas guitars
Buzz Feiten additional guitars
Kenny Sanders additional rhythm guitar
Paul Warren guest guitar solo
Jason Scheff guest backing vocals
といった塩梅です。
プロデュースはDAN VOSSという私の知らない人ですが、Steve Salas、Buzz Feiten、Jason Scheffなどといったお馴染みの名前があり、さらにMicki Free Bandの元メンバー、Cheap Trickとのコラボ、そして、このジャケット・デザインを見ると、自ずとそのサウンドも分ろうというもの。
期待どおりのサウンドです。
まさにAOR・ハードポップしたサウンドのアルバムです。
さすが、他人に曲を提供しているだけあって、ソング・ライティングもかなりなものです。
収録ナンバーは、
01. Just Another Broken Heart 3:50
02. Hey Andrea 3:30
03. Prisoner 3:34
04. Million Miles Away 4:47
05. Nothing Good in Goodbye 4:13
06. Facing the Fire 3:27
07. Waiting 4 U 4:09
08. Pain for the Pleasure 3:29
09. Living in a Bad World 4:25
の9曲が収められております。
01はBuzz Feitenとの共作で、Buzzはギターでも参加しております。
メロディアスなAORしたナンバーです。
Philはキーボードだけでなく、ヴォーカルも結構いけます。
02はバックのコーラスがいかしたメロディアスなハードポップ風のAORナンバーです。
03はキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなハードポップのナンバーです。
このナンバーはとてもいかしてます。
04はPhilのキーボード・プレイがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーですが、これがとても良く出来ております。
05はSteve Salasとの共作によるメロディアスなハードポップのナンバーです。
06もSteve Salasとの共作によるギターのリフがカッコ良いハードポップのナンバーで、ポップに仕上がっておりお勧めです。
もちろん、ギターはSteve Salasが担当しております。
07は80年代然としたキーボードとギターのコラボがいかしたハードポップのナンバーです。
08もポップでメロディアスなハードポップ風のAORナンバーです。
09はリズムにキレがあるナンバーで、Steve Salasのギター・プレイがとてもいかしたナンバーです。
ハードポップ・ファン、少しハード目のAORファンは納得の1枚だと思います。
2011-06-22
LANCE JYO / LA-Honolulu-Tokyo (2003)

私もこのレーベルから出されたアルバムは結構な数を持っておりますが、中には興味が湧かない(内容が分りもしないで)アルバムもあり、そんなアルバムはずっとパスした状態でした。
そんな中、購入していないアルバムについて再度見直しをかけたところ、このLANCE JYOのアルバムが浮かび上がりました。
ハワイアンAORって、どこか敬遠していたところがあり、実際、BABADUやLuiなどのアルバムを手に入れたものの、聴いてみると、やはりピンと来なかった、というのが私の印象でした。
ただ、このLANCE JYOのアルバム"LA-Honolulu-Tokyo"には、Jay GraydonやBill CantosあるいはDavid Packが参加しているということで気にはなっていたアルバムでした。
冒頭にも書きましたように同レーベルから出されたアルバムも大部分が廃盤となりレア化している現状を見ますとこのアルバムも近い内にはレア化するだろうということで、ようやく最近になって手に入れました。
ということで、あまり期待していたわけではありませんでしたが、1曲目の"COOL SOUD"を聴いてもうビックリでした。
これは紛れもなく、80年代AOR全盛期のAORサウンドに匹敵するナンバーでした。
Jay Graydonの伸びのあるギター・ソロにBill Cantosの情感豊かなヴォーカル、もう素晴らしいの一言に尽きます。
もうこの1曲でいかれてしまいました。
なお、このナンバーは、タイトルどおりLANCE JYOがCOOL SOUNDの中田氏に捧げたナンバーです。
Jay Graydonのギターを堪能できるのは、この1曲だけですが、他のナンバーでは、Ramon Stagnaroという人がギターを弾いており、これがJay Graydonに負けないくらい良い音を出しているんです。
2曲目の"Carousel"はそのRamonのギターのトーンとバックの女性コーラスがいかしたメロディアスなAORナンバーで、これの出来もかなり良いです。
3曲目の"Destiny"はモロにDavid Fosterしたピアノが美しいメロディアスなバラードに仕上がっており、これも「まる」です。
4曲目の"Your Best To Me"もミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーです。
5曲目の"Who's Fooling Who"はDarla Short-Pestanaという女性シンガーをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーですが、彼女の声としっとり感が堪らないナンバーです。
6曲目の"Until I Found You"はMichael Ruffのヴォーカルによるアコースティカルなバラード・ナンバーです。
7曲目の"If You Believe"は再びBill Cantosのヴォーカルによる、これまたDavid Fosterスタイルのメロディアスで良く出来たAORナンバーです。
8曲目の"Ariel"はJeff Pescettoのヴォーカルによる「ほんわか」な感じが漂う軽快なナンバーで、これまた、良く出来たAOR作品です。
9曲目の"Every Step Of The Way"はDavid Packがヴォーカルを務めておりますが、これもバックのピアノやフェンダー・ローズの音が美しいDavid Fosterスタイルのバラード・ナンバーです。
10曲目の"Diamond - acoustic version"はMichael Ruffのヴォーカルによるアコースティカルなバラード・ナンバーです。
ラストの11曲目"Edge Of Forever"もメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
このLANCE JYOの"LA-Honolulu-Tokyo"、とても良く出来たAORアルバムです。
既に多くのAORファンの方が耳にしていると思いますが、未だ聴いていない方は必聴のアルバムです。
2011-06-21
Z-PLAN / CIRCUS (1998)

バンド名はZ-PLANで1998年の1stアルバム"CIRCUS"です。
彼らの魅力は、何といっても爽やかなコーラスだと思います。
Eagles、C,S,N&Yなどのウエスト・コースト・ロックなどと比べても彼らのコーラス・ワークは素晴らしいものがありますし、サウンドもモロにウエスト・コーストしております。
また、このアルバムのプロデュースはJeff Cannata(Arc Angel)が担当しております。
収録ナンバーは、
01. So Long to Yesterday
02. Guilty
03. Circus
04. Calling Out
05. Maybe
06. Believe
07. Time Will Heal You
08. Paradise
09. Don't Wanna Wait
10. Part of a Dream
11. Let Love Lead the Way
12. Lessons
となっております。
アコースティック・ギターの音色が心地よい01、メロディアスな02、ハードポップ調の03、ゆったりとした感じでメロディアスな04、アコースティカルなバラードの05、AOR然とした06、アルバム一押しの08、ギターの音がいかしたハードポップ調の09、アメリカン・ロックした11、ピアノとアコースティック・ギターのコラボが美しいバラードの12といった感じで、どのナンバーもメロディが良く、何と言ってもコーラス・ワークが素敵です。
ウエスト・コースト・ロックやAORファンにはお勧めの1枚ですね。
また、彼らは、2001年に"A Change from Within"という2ndアルバムも出しておりますが、こちらも良く出来たアルバムとなっております。
2011-06-19
USED RECORS / USED RECORDS (1994)

今回は、レア盤を多数ご用意いたしましたので、是非、ショップをご覧ください。
本日紹介いたしますアメリカ産のハードポップ・バンドUSE RECORDSの1994年にLong Island Recordsから出されたアルバムもアップしております。
このアルバムは同レーベルの「ROCK CLASSIC PRESENTS」シリーズの1枚として出されたアルバムで、同シリーズには、"RESCUE / RESCUE"、"STAN MEISSNER / WINDOWS TO LIGHT"、"MICHAEL ZEE / FIVE SEVEN MAYBE FIVE EIGHT"、"ARROWS / BEST OF ARROWS"、"EVEREST / EVEREST"など18枚のアルバムが出ておりますが、ほぼすべてのアルバムを手に入れることが出来ました。
このシリーズのアルバムは、公称全てのアルバムが2,000枚のプレスでゴールド・ディスクさらにプラスチックの外箱入りの限定盤となっており、ほぼ全てのアルバムが今じゃレア化しております。
また、Long Island Recordsでは、これ以外のアルバムもほぼ全てがハードポップ、メロハーのアルバムばかりで、私としては、とても気に入っていたレーベルで、ちょうど、日本でいえばZERO CORPORATIONみたいな存在でした。
ですから、以前はCDのバーゲンなんかあった時は、このLong Island Recordsのアルバムを見つけた時は、どんなアーティスト・バンドのアルバムでも即購入でしたね。
殆ど外れはなかったというのが、このレーベルに対する私の印象です。
紹介する"USED RECORDS"も哀愁感はそうでもありませんが、分かりやすいとてもハードポップのアルバムです。
どの楽曲もポップに仕上がっているのが良いですね。
それとUSED RECORDSというバンド名が良いセンスだと思います。
収録ナンバーは、
01. Turn around and go
02. And you know why
03. Threeway heartbreak
04. Fly like the wind
05. Sometimes wrong
06. Hard enough to love her
07. Without a trace
08. History
09. A way to know
10 Modern ways
11. Sometimes wrong - Bonus*
となっております。
AORっぽさを前面に出した02、ポップに仕上がった03、04、ロックンロール調の08、10などのほか、他にも良い曲が入っております。
ハードポップのファンには聴いていただきたいアルバムですね。
ご興味のある方は、当ショップまでどうぞ。
2011-06-18
Louis Johnson / EVOLUTION (1985)

中身は、もちろんとてもいかしたファンク・アルバムであり、ブラコンAORのアルバムです。
Louis Johnsonはカッコ良いビンビンのベースのほか、すべての楽器をこなすマルチぶりですが、本職のベースは言うまでもありませんが、ギター・ソロが結構いかしております。
もちろん、ヴォーカルも。
収録ナンバーは、
01. Kinky
02. Our Love
03. Might As Well Make Love
04. I Taied
05. A Touch Of Class
06. Midnight
07. I Wanna Take You Away
08. Your Vain And Shallow Love
09. To Get Love (You Make Love)
10. She's Bad
11. Kinky (Extended 12 Inch)
の11曲です。
01はアルバムからシングル・カットされたナンバーで、Louisのパフォーマンスが最高にいかしたポップなファンク・ナンバーです。
なお、このナンバーでは、Paul Jackson,Jr.がギター・ソロを披露しております。
11は12inch Mixです。
02はとてもメロディアスなファンク・ナンバーですが、まさにブラコンAORした最高にご機嫌なナンバーです。
03もLouisのベース、ヴォーカルだけでなくバックのプレイがいかしたファンキーなナンバーです。
04もポップで音にキレがあるナンバーです。
05でのLouisのベース(ソロも含め)は最高です。
トランペットやシンセなどの音がもいかしたファンキーなインスト・ナンバーです。
06もご機嫌なファンク・ナンバーに仕上がっております。
07はDenise Wiseという女性ヴォーカルもフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
08は本職のベースに負けないくらいいかしたギターを奏でたメロディアスなナンバーで、バックの女性のコーラスも素晴らしいブラコンAORのナンバーに仕上がっており、私としては、このアルバムの一押しです。
09もLouisのベースがとてもカッコ良いいかしたファンキーなブラコンAORのナンバーで、出来もかなり良いです。
10もバックのパフォーマンスがいかしたファンク・ナンバーです。
かなりいかしたファンク・ブラコンAORのアルバムだと思います。
今のCDのプレスって殆どが1stプレスでおしまいだと思いますが、このアルバムも在庫が無くなったらレア化の恐れがあると思いますので、ご興味のある方は早めに手に入れられた方が良いかも。
2011-06-16
Tony Sciuto / Island Nights (1980)

確かUFOの国内盤・帯付のアルバムだったと思いますが、Amazon USAのマーケット・プレイスへは、かなり昔ですが、日本から出品出来なかったと思いますが、昨年暮れぐらいに試しに何枚か出してみたら出来ることに驚きました。
売れた場合、日本では届け出の銀行口座に入金され、Amazon USAもそうかなと思いながら手続きをしたところ、銀行口座を記入するページをキャンセルしても出品出来たので、クレジット・カードに入金されるものとばかり思っておりました。
ところが、いざ売れたCDの代金について、入金する口座が無いので、振込できない旨のメールがAmazonから来て、やはりアメリカの銀行に口座が無いとダメと分かり、さっそく海外口座を作るべくいろいろと調べたところ、たまたま今口座を持っている三菱東京UFJ銀行が全額出資しているアメリカのUNION BANKで口座を作ることとなりましが、これが書類をいろいろと提出しなきゃならず、また、提出書類に不備があり、口座を作るのに1か月近くかかりました。
とりあえず、これでAmazonの方はOKでしたが、口座を初めて開く場合、最初に1,000USD、最低100USDを入金しなければならず、また、1ヶ月間の預金残高が1,000USDを下回る場合は、口座維持手数料がかかるとは、知っておりましたものの、日本からの送金に当たって、ドル建てで送金手数料が3.500円も取られることに驚かせられました(また、送金先のUNION BANKには16USDさらにかかります)。
今のところ1枚しか売れておらず、その金額も50USD弱でしたので、今はもう真っ赤っかです。
まぁ、Amazon USAでも売れることも分かり、それ以降、CDを出品して今は100枚ちょっと登録しておりますが、これからたくさん売れないと困ってしまいます。
これから、海外口座を持たれようとされている方は、これらのことを含めご検討していただければ、と書いてみました。
さて、本日は、Tony Sciutoの1980年の永遠のAORアルバム"Island Nights"を紹介します。
といってもこのCD、COOL SOUNDからCD化されたものでありません。
Tony Sciutoの個人のサイトで売っているものかと思いましたが(でも、日本には発送しておりません)、そのCDともちょっと違うようで、このCDはボーナス・トラックが6曲も収録されております。
ただし、このCDの製作、売買には、Tony Sciuto自身も関わっているようですのでブートではないみたいです。
体裁は、一応紙ジャケですが(作りとしてはあまり良くないです)、CDはきちんとプレスされたものですし、リマスターもされております。
また、曲ごとのクレジットが入ったブックレットも入っております。
そのリマスターの音ですが、COOL SOUNDから出されたアルバムは、低音ばかりが強調され、音も籠った感じのものでしたが、この盤は一応リマスターし直したようで、低音の強調や音の籠りは、結構良くなっております。
さらに、ボーナス・トラック6曲は未発表音源ばかりが収められております。
11 Where Would We Be (Without Love) - 1978
12 One More Time Till Tomorrow - 1978
13 Going Through The Emotions - 1979
14 Temptation Alley - 1979
15 Captain Wonderful (1977 demo) - 1977
16 Ragtime -1976
の6曲です。
11,12はなんとRichie ZitoとJoey Carbornがプロデュースしたナンバーで、さすが、とてもメロディアスで翌出来たAORナンバーとなっております。
特に11はTerrence Boylanの"Shakin'"あたりを連想させるナンバーです。
12はメロディアスなバラード・ナンバーでしっとりとした感じが堪りません。
13以降はTony Sciuto自身のプロデュースによるナンバーです。
どのナンバーも当時のAORそのまんまの音となっております。
いずれにしてもTony Sciutoファン、AORファンの方には、11、12は是非聴いていただきたいと思います。
私のショップにも置こうと思い注文をかけたところ、バックオーダー扱いということでいつ入荷するか分らない状況ですが、ご希望があればオーダーをかけます。
売価は予定として3,200円です。
よろしくお願いいたします。
2011-06-13
Jerry Knight / Love's On Our Side (1982)

彼のアルバムのオフィシャルCD化はこれが初めてですが、どうせCD化するのであれば、1stも1981年の2nd"PERFECT FIT"もCD化して欲しかったですね。
私的には、1stアルバムが最も出来な良かったと思っておりますので、特に、1stはCD化して欲しかったです。
まぁ、この3枚ともコレクターズCD (CD-R)では、持っておりますが、やはりオフィシャル盤を手にしたいです。
Jerry Knightは、Ray Parker,Jr.が率いたRAYDIOのベーシストとして有名ですが、脱退後は、ソロ・アルバムやサントラでのパフォーマンスを経て、今はコンポーザー、プロデューサーとして活躍しております。
そんなJerry Knightのソロ3作はまさにブラコンAORした音作りとなっております。
私は、冒頭にも書きましたとおり1stが最も好きですが、この3rdアルバムもとても良く出来たブラコンAORに仕上がっております。
収録ナンバーは、
01. She's Got To Be (A Dancer)
02. I'm Down For That
03. Nothing Can Hold Us Back
04. Brand New Fool
05. Fire
06. Beautiful
07. Do It All For You
08. Do You Really Mean It?
の8曲となっております。
基本的にはライト・ファンクしたサウンドですが、バラード・ナンバーはもう最高にいかしたブラコンAORナンバーとなっております。
RAYDIO出身らしく、Ray Parker,Jr.風でもあったりします。
01、05はファンクしたナンバーです。
02はメロディアスなミディアム・テンポのRay Parker,Jr.サウンドに通ずるライト・ファンクのナンバーで、出来もかなり良いです。
03もアーバン・テイストのメロディアスなライト・ファンクのナンバーですが、これまた出来は素晴らしいです。
04はストリングが入ったメロディアスなまさにブラコンAOR然としたナンバーです。
06は、Ray Parker,Jr.に通じる蕩けるようなバラード・ナンバーです。
07なんかも、バックのサウンドはRay Parker,Jr. & Raydioといった感じのファンキーなナンバーです。
08は切ないサックスとささやきかけるようなJerry Knightのヴォーカルがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーで、出来はかなりなもの。
2011-06-12
NERVUS REX / NERVUS REX (1980)

1年ちょっと前に創業者な亡くなり、その後、一時閉鎖しており、オフィシャル・ホームページでは、2011年に再開する旨の予告をしておりましたが、結局再開することなく閉鎖してしまいました。
このレーベールからは、707、DAKOTA、TYCOON、PRISM、LAKE、CHARLIEなど良質のハードポップのアルバムをリ・イッシューされておりましたし、2011年の再開時には、FAITH BAND、DIXON HOUSE BAND、HOTELなどのアルバムを出す予定の記事もありましたが。
私はFAITH BANDのアルバムがリ・イッシューされることをとても楽しみしておりましたので、レーベル閉鎖はとても残念です。
閉鎖の理由は、やはり昨今のCDが売れなくなったことに起因しているようです。
日本でも、大手のレコード会社でも、リ・イッシューについては積極的ではないようですが、海外のインディーズのリ・イッシュー専門のレーベルは相当頑張っていると思っておりましたが、今回のRenaissance Recordsのレーベル閉鎖は、そういう意味で、ちょっとばかりショックな出来事でした。
現在、海外には、Wounded Bird Records、Rock Candy Recordsを始め、それこそ本当に零細なインディーズのリ・イッシュー専門のレーベルがありますが、このRenaissance Recordsのレーベル閉鎖がどのように影響するか心配です。
こういったレーベルは、ニッチな部分で勝負をかけていると思いますので、そこそこニーズはあると思うのですが。
このことは、CDの小売り(特に中古屋さん)に関しても同様で、先ずは、市内を見ても、実店舗も数は激減で、ネットに移っております。
10年ほど前までは、中古のレコード(CD)・ショップは、市内のいたるところにありましたが、今じゃ、数えるほどしか無くなりました。
中古のショップもネットに移行しておりますが、そのネットもAmazonやHMVの大手には全く敵わない状況のようです。
そういう状況にも拘わらず、私は、昨年12月からネット上に中古CDショップをオープンしました。
音楽関連の仕事に就きたかったというのが大きな理由ですが、良い音楽を皆さんに聴いていただきたい、というのもありました。
ただ、状況が状況ですので、広く浅くでは無く、深く専門性のあるショップじゃなきゃダメだと思い、「AORとMelodic Rock専門」を標榜した訳ですが、やはりなかなか思うようにいかないのが現実です。
本当に、CDの需給を取り巻く環境はかなり厳しいようです。
で、本日紹介するアルバムは、そのRenaissance Recordsから2009年にリ・イッシューされたアメリカのニュー・ウェーヴ・バンドNERVUS REXの1980年のセルフ・タイトルのアルバムです。
女性2人、男性2人の4人組のバンドですが、これが変に凝った感じではなく、とてもポップなニュー・ウェーヴのサウンドで、パワーポップのファンにも受けそうなサウンドです。
Shocking Blueの"Venus"のカヴァーなんかもあり、結構楽しめます。
Renaissance Recordsの閉鎖によって、今後、このレーベルから発表されたアルバムはレア化必至と思われます。
すでに、DAKOTAの1stはレア化してますし、DEVICE、BALANCEなどもレア化の兆しがあります。
このレーベルから発表されているアルバムの中に興味があるものがありましたら、速めの購入をお勧めします。
2011-06-11
SURPRISES / Longing For The Daylight (1989)

紹介するSURPRISESはドイツのバンドで、1989年の本作"Longing For The Daylight"のほか、1987年の"Together We Are Strong"の2枚のアルバムを発表しております。
サウンドは、TOTO、Dominoeなどといったキラキラ・キーボードとギターのブレンドがいかしたメロディアスなハードポップ・産業ロックです。
このアルバムもまさに私好みのサウンドです。
もちろん、今回初めて耳にするアルバムですが、80年代のハードポップ・産業ロックっていえば、TOTO、FOREIGNER、JOURNEY、BOSTON、SURVIVORなど最高にいかしたメジャー・バンドもおりますが、FAITH BAND、NOVO COMBO、THE STRANDなどその筋には名の知れたバンドのほか、昨日紹介したLODGICや本日紹介するSURPRISESなど殆ど無名のバンドも多く存在しております。
日本での昨今のCDリ・イッシューはAORや売れそうなメジャー・バンドばかりですが、マイナーながらも出来が良いこういったSURPRISESみたいなマイナーなバンドにも目を向けて欲しいと思います。
まぁ、売れることばかりを考えている日本の大手のレーベルじゃ無理だと思いますので、海外のインディーズのリ・イッシューに賭けるしかないのでしょうが。
なお、この"Longing For The Daylight"は、当時ドイツのみでCDとして出されたようですが、もちろん今じゃレア化し、ヨーロッパ辺りでは。70ユーロを超える値段で売っているようです。
収録ナンバーは、
01. Back To The City
02. How Does It Feel
03. Pierre
04. This Time I'm Sure
05. Reason To Live
06. One Way To Paris
07. Wait Just A Minute
08. Longing For The Daylight
09. Can't Wait
10.Turn Out The Light
の10曲です。
キーボードとギターのコラボはもちろん良いですが、リズム隊のパフォーマンスもなかなかなものです。
そして、ヴォーカルのThomas Wellnovskiのハイトーンが素晴らしいです。
01はこれら全体のパフォーマンスがいかしたメロディアスなハードポップですし、02の出だしのキーボードの音はTrillion風のミディアム・テンポのハードポップ・ナンバーです。
03はキーボード・プレイがとてもいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
04もキーボード・プレイがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーでこのアルバムの一押しです。
05なんかまさにキラキラ・キーボードとギターのコラボがカッコ良いTOTO風の80年代のハードポップ・サウンドです。
06はギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップで、私好みのサウンドです。
07も05タイプのキラキラ・キーボードをフィーチャーしたナンバーです。
08もピアノ・キーボードの音色が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
10もTOTO風のメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
SURIPISESの"Longing For The Daylight"かなり良いです
2011-06-10
LODGIC / NOMADIC SANDS (1985)

プロデュースが、David Paich, Tom KnoxそしてSteve Porcaroということに先ずは驚き、メンバーにThe Doobie BrotherやAir Supplyのメンバーとして活躍し、Unruly ChildのメンバーでもあるGuy Allisonが在籍していたことにもビックリでした。
もちろん、オフィシャルでCDが出ておらず、これは、イタリアのコレクターズCDの専門レーベルTime Warp Recordsから2007年に出されたものです。
Time Warp Recordsにつきましては、このブログで何度も出てきておりますが、ジャケットが家庭用のプリンターに毛が生えた程度で、盤はCD-Rです。
しかしながら、既CD化のものはそのコピー、未CD化のものはアナログ落としだと思いますが、音質が結構良いんですね。
で、こんな粗悪とも言えるコレクターズCDを買ってしまうのは、このブログで何枚か紹介しておりますが、とにかく珍しい音源が多いということなんです。
それも珍しいだけじゃなく、内容が良いものが多いんです。
このLODGIC、サウンドは、もちろん、私好みの産業ロック・AORです。
収録ナンバーは、
01 Romance
02 Step Back
03 Lonely Man
04 Red Light
05 Rise & Fall
06 Push So Hard
07 In The Cards
08 Nomadic Sands
09 Linda Sue
10 Bringing Me Back
の10曲が収められております。
David Paich等がプロデュースしただけあって、キーボードとシンセ、これらに絡むようにギター、そしてベースとドラムスのリズム隊が絶妙にブレンドされ、とても素晴らしいサウンドに仕上がっております。
まさに80年代の産業系のサウンドを持ったAORアルバムです。
どのナンバーも良く出来ておりますが、特にTOTO風の05は素晴らしい出来ですし、とてもメロディアスなバラードの07、ミディアム・テンポのメロディアスな09、キーボードとギターのコラボがいかした10などはかなりのお勧めです。
TOTOファン、産業ロック・ファン、もちろんAORファンにもお勧めの1枚です。
ご興味のある方がいらっしゃればお取り寄せいたします(売価2,000円予定)。
2011-06-09
Alex Joy & Patty Soul / Reflection (1995)

Alex Joy & Patty Soulの"Reflection"というカヴァー・アルバムです。
購入した動機は帯の文句で、「超話題のアルバム リフレクション!! 栄光の60's、70'sの大ヒット曲をレゲエ、テクノ、ハウス等のサウンドエッセンスで見事なまでに再生した現在を感じさせる全編ポップ&キャッチーなベストカバーアルバム!」です。
レゲエ、テクノ、ハウス等という言葉がちょっと気になりましたが、収録ナンバーが本当に60年代、70年代の大ヒットナンバーばかりでしたので、試しに買ってみました(価格も480円でしたし)。
収録ナンバーは、
01 BEACAUSE (The Dave Clark Five)
02 BE MY BABY (The Ronettes)
03 LOVE POTION NO. 9 (The Clovers)
04 CAN'T HELP FALLING IN LOVE (Elvis Presley)
05 KILLING ME SOFTLY WITH HIS SONG (Roberta Flack)
06 SAVE THE LAST DANCE FOR ME (The Drifters)
07 TO LOVE SOME BODY (The Bee Gees)
08 UNDER THE BOARD WALK (The Drifters)
09 SUNNY (Bobby Heb)
10 STAND BY ME (Ben E. King)
が収録されております。
レゲエ、テクノ、ハウスとは言っておりますが(そういった要素もあります)、これがとてもポップに仕上がっており、この二人、歌も上手いですし、アレンジもそこそこといった感じで、何かをしながらのBGMにピッタリなんです。
これからの季節(夏)に向け、ピッタリのサウンドで、車の窓を全開にしてドライブには持って来いかも。
2011-06-08
PER ERIK HALLIN / Morgenluft (1985)

5つまとめての本体価格が449ノルウェー・クローネで、別に送料が100ノルウェー・クローネの計549ノルウェー・クローネ(日本円で8,200円弱)とその時書きましたが、実際に現物を見て、聴いて思ったことは、これはかなりの優れ物だと判りました。
もちろん、私が聴かないようなアルバムも入ってはいましたが、AOR、メロハーもののアルバムは、既にレア盤のものばかりでした。
ジャケットの作りはダサいですが、中身はかなりなものです。
紹介するPER ERIK HALLINというスウェーデンのAORシンガーについては全く知りませんでしたが、これが本当に良く出来たCCM-AORアルバムでした。
このアルバムは、1985年の"Morgenluft"というアルバムで、バックを務めるのは、地元スウェーデン人のミュージシャンが基本となっておりますが、Alex Acuña, George Hawkins, Charles ”Icarus” Johnsonなどといった名前も見受けられます。
収録ナンバーは、
01 SOS
02 Morgonluft
03 Movin’ On
04 Cabbage Patch Kids
05 Att vänta
06 Labyrint
07 Forgiven
08 Fågelsång
09 The Glorious Outfit
10 Open Up Your Heart
の10曲となっております。
バックのサウンドはまさに80年代のAORミュージックです。
01はホント、カッコ良いライトにファンクしたAORナンバーで、PER ERIK HALLINのヴォーカルもとても聴き易いですし、とにかくバックのパフォーマンスが素晴らしいです。
アルバムの一押しナンバーです。
02はゴスペル風のAORナンバーです。
03、04もバックのパフォーマンスがいかしたメロディアスなウエスト・コースト風のAORナンバーです。
05はバックの流れるようなピアノの音がいかしたメロディアスなバラード風のAORナンバーです。
バックのプレイいかしてます。
06はファンキー・タッチのメロディアスなAORナンバーで、バックのシンセとギターがいかしてます。
07は再びバックのピアノがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
08も80年代のAORそのまんまの音で、バックのフェンダー・ピアノの音がいかしたメロディアスなAORナンバーです。
09は軽くファンクしたナンバーです。
10もピアノの音が美しいメロディアスなバラード・ナンバーです。
PER ERIK HALLINについては、何も知りませんでしたが、かなりいかしており、AORファンであれば、間違いなく気に入ると思います。
そして、このボックス・セットには、彼の1982年のアルバム"Better Late Than Never"も入っております。
45枚(5種類×9枚)のCDが、日本円で8,200円弱、間違いなく「買い」でしょう。
2011-06-07
SANNE / WHERE BLUE BEGINS (1991)

デンマーク人女性ヴォーカリストSANNEの1991年のアルバム"WHERE BLUE BEGINS"です。
もちろんAORという言葉に惹かれて落としたものですが、これが結構いかしたアルバムなんですね。
ERIKAの初期3作に通じるAOR・ハードポップのアルバムで、全10曲が収められており、全体の出来もかなりなものです。
収録ナンバーは、
01 Back To My Baby
02 Running Free
03 A Love For The World
04 Where Blue Begins
05 When You Walk In the Room
06 Feels So Real (Love Hurts)
07 Storm Warning
08 Responsible
09 The Fever
10 Crazy Love
の10曲となっております。
01はギターのカッティングがいかしたポップな感じのナンバーで、SANNEの伸びのあるヴォーカルがいかしたナンバーとなっております。
02はカッコ良いという言葉が合う、これまたメロディアスなハードポップのナンバーです。
バックのギターはカッコ良いです。
03はミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバーです。
04は哀愁感漂うギター・ソロから始まるメロディアスなナンバーで、アルバムの一押しです。
とてもそそるナンバーです。
05はJackie De Shannonのカヴァーで、メロディがとてもいかしたAORナンバーです。
06もメロディアスなハードポップ・ナンバーに仕上がっております。
07はSANNEがしっとりと歌い上げているメロディアスなバラード・ナンバーです。
08もメロディアスなAOR・ハードポップのナンバーです。
09はBruce Springsteenのカヴァーで、Tommy Nilsonがバッキング・ヴォーカルを務め、とてもメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
出来はかなり良いです。
10はVan Morrisonのカヴァーですが、これが良く出来たAORナンバーに仕上がっております。
このSANNE、とにかく歌が上手く、雰囲気あります。
ERIKA、Holly Knightなどのハードポップ・AOR系の女性ヴォーカルものが好きな方には、気に入っていただけるアルバムだと思います。
レア盤だと思ったら、そうでもないようですし。
2011-06-06
Richard "Dimples" Fields / Mr. Look So Good ! (1982)

この3rdアルバムは、当時Boardwalk Recordsから発表されましたが、Boardwalk Records時代は、このアルバムのほか、1981年に"DIMPLES"、そして1982年に本日紹介します"Mr. Look So Good !"の3枚のアルバムを出しております。
これら一連のアルバムは、2001年にAudio Book & Music Co. Ltd (Soul Discretion)からCD化されましたが、既に廃盤となっており、結構な高値で取引されていたようです。
特に、"Mr. Look So Good !"はかなりの高額で。
Richard "Dimples" Fieldsの"Dinples"とは“えくぼ”という意味で、ある女性が付けたニックネームだそうで、それは彼がいつも微笑んでいて“えくぼ”ができていることに由来しているようです。
Richard "Dimples" Fieldsは、
1977年に"Ready For Anything"
1981年に"Dimples"
1982年に"Mr. Look So Good!"
1983年に"Give Everybody Some!"
1984年に"Mmm ..."
1985年に"Dark Gable"
1987年に"Tellin' It Like It Is"
1990年に"Dimples"
と8枚のアルバムを出しております。
確か、"Ready For Anything"と"Tellin' It Like It Is"の2枚は未CD化だと思いましたが、その他は、全て一度CD化されていた筈です。
Richard "Dimples" Fieldsのサウンドを一言でいうと、いわゆるRay Parker,Jr.に通じるブラコンAORですが、彼のベスト・アルバムといえば、紹介する"Mr. Look So Good!"だと私は思っております。
収録ナンバーは、
01 If It Ain't One Thing...It's Another 07:03
02 After I Put My Lovin' On You 03:49
03 Baby Work Out 04:28
04 Mr. Look So Good ! 03:56
05 Taking Applications 05:42
06 (A Woman At Home And) A Freak On The Side 05:16
07 Sincerely 04:11
08 The Lady Is Bad 05:23
となっております。
01はシングル・カットされチャート・インしたナンバーですが、語りかけるようでセクシーな感じのRichard "Dimples" FieldsのヴォーカルがいかしたブラコンAORの傑作です。
アーバンな香りが堪らないナンバーで、こもアルバムの一押しです。
02もRichard "Dimples" FieldsのスウィートなヴォーカルがいかしたブラコンAORしたナンバーです。
いかにも女性ファンに受けそうなナンバーだと思います。
03はファンキーな感じのロックンロールした楽しめるナンバーです。
タイトル・ナンバーの04は覚えやすいメロディを持った曲で、バックのベースの音がビンビンの都会的なライト・ファンクしたナンバーです。
05は01に似たタイプのナンバーで、こういったしっとりとした曲でのRichardのヴォーカルは堪らないですね。
この曲も何も云う事がありません。
06はミディアム・ハイのこれまたいかしたライト・ファンクしたナンバーです。
07は前奏が最高にいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
こんな曲を聴かされたら、あまたの女性ファンは一発で悩殺されることは間違いないですね。
メロディアスでセクシーなヴォーカル、これは堪りません。
08はバックのベースの音とギターのカッティングがいかしたメロディアスなライト・ファンクしたナンバーです。
彼のアルバムは、Ray Parker, Jr.のファンの方であれば間違いなく気に入ると思いますね。
どうせなら、この"Mr. Look So Good !"もリ・イッシューして欲しかったですね。
2011-06-05
KIL JADEN / Another Tragic Moment (2009)

アメリカのラスヴェガス辺りで活動しているKIL JADENの2009年の2ndアルバム"Another Tragic Moment"というアルバムです。
God Smack、Hell Yeah、Ratt、Faster Pussycat、Bang Tango、White Lionなどといったバンドを引き合いに出して紹介されているようで、そうですね、Hell Yeahという感じは頷けそうです。
若干ハードなギターのリフが持ち味のバンドだと思います。
荒削りな部分はありますが、ハードロック、ヘヴィ・メタル然とした雰囲気には好感が持てます。
収録ナンバーは、
01. Kil Jaden 6:53
02. Derranged 4:46
03. Death Of You 4:16
04. Amends 1:10
05. Until Now 5:00
06. Cold Reality 4:50
07. Pain Of Recovery 2:16
08. Deadly Crossing 5:58
の8曲です。
01での出だしのハードなギターのリフはとてもカッコ良いです。
曲のタイトルにバンド名ですから、彼らもこのナンバーには自信があるんでしょうね。
良く出来たメタリックなナンバーです。
02なんかもハードなギター・オリエンティドのメタリックなナンバーです。
03なんかはMETALLICAファンにも受けそうなメタリックなナンバーです。
04はアコースティック・ギターによるメロディアスなバラードのインスト・ナンバーです。
05でも出だしのギターのリフはカッコ良く、このナンバーもメタリックに仕上がっております。
06はメタリックですがメロディもいかしてます。
07はシンセをフィーチャーしたメロディアスなインストのバラード・ナンバーで雰囲気もバッチリです。
08はメンバーそれぞれのパフォーマンスがいかしたインスト・ナンバーで、カッコ良いという言葉がピッタリです。
特にギター・プレイはいかしてますね。
METALLICAほどの重量感はありませんが、ハードロック・ヘヴィメタル然としたサウンドがいかしていると思います。
Amazon Japanでは、ダウンロードしか出来ないようですが、ヘヴィ・メタル・ファン納得の1枚だと思います。
なお、このCDですが、ファクトリーメイドのCD-Rでの流通のようです。
2011-06-04
Gary Brockhoff / Wide Awake (2005)

先日、"Higher Purpose"を紹介した時は普通の値段で買えましたが、今Amazonを覗くと13,025円というとんでもない価格が付いておりました。
そして、このWide Awake"も同じく13,025円という価格が付いていて、これにはビックリ。
"Higher Purpose"のレビューでも書きましたが、彼のサウンドは、HALO, JOHN ELEFANTE, WHITE HEART,VAN STEPHENSON, ALLIES/SWEET COMFORT BAND, RON COLLINS, NOUVEAUXなどといった同様のCCMアーティスト・バンドに通ずるAORサウンドっで、この"Wide Awake"もまさにそのとおりの内容です。
収録ナンバーは。
01 Wide Awake
02 Sleep Silence Angel
03 Hammering Nails
04 I Only Bring Praise
05 Weight Of The World
06 The House Becomes A Home
07 One Voice
08 Sitcom
09 These Days
の9曲です。
ホント、どのナンバーもメロディアスでとても良く出来たAORナンバーで、マイナーな存在にしておくのは勿体ないです。
少なくとも、Michael EnglishとかMichael W. Smithぐらいには名前を知られても良い存在だと思います。
タイトル・ナンバーの01はもう最高に良く出来たナンバーです。
メロディも素晴らしいですし、バックのパフォーマンスも然り、とにかく曲全体の出来が最高です。
少しハード目の産業ロック風の私の大好きなサウンド・スタイルのナンバーです。
02はメロディアスなバラード・ナンバーの素敵な曲です。
03もメロディアスなとても良く出来たAORナンバーです。
アレンジが素晴らしいですし、ヴォーカルもバックのパフォーマンスも言うこと無いです。
04もメロディアスなバラード・ナンバーで雰囲気最高の1曲です。
もう言うことがない、そんな感じのナンバーです。
05はバックのピアノの音色が美しい、これまた、メロディアスなバラード・ナンバーです。
06もミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、これまた雰囲気いかしてます。
07もバックのピアノの音が印象的なメロディアスなAORナンバーです。
08はバックのシンセとピアノそhしてギターの音色がいかしたメロディアスなインスト・ナンバーですが、これがとても素晴らしいです。
ギター・インストのソフトなハードポップといった感じでしょうか。
09は再びピアノの音色が美しく、シンセの音が効果的なインスト・ナンバーです。
先ずは、AORファン納得の1枚ですね。
でも、13,025円はちょっとばかり高いでしょうね。
2011-06-01
HOUSTON / HOUSTON (2010)

と思ったら、レーベルを替え、ジャケット・デザインを差し替えた再発ものでした。
もう、これにはがっかり。
最近同じようなことが。
そうそう、John Elefanteのソロ・アルバムだと思ったら、Mastedonの既発アルバムでした。
ただし、このHOUSTONの再発ですが、ボーナス・トラック2曲が追加され、全12曲収録のアルバムとなっております。
そういえば、既発のものは生産中止のようで、レア化の兆しが見えておりましたので、買い忘れていた方には朗報かも知れませんね。
今このアルバムを聴きながら、このブログを書いておりますが、HOUSTONって、本当に素晴らしいサウンドを奏でるバンドですね。
アレンジとギターにTommy Denanderが絡んではおりますが、それにしても本当に良く出来たハードポップ・アルバムだと思います。
アルバムの紹介は、以前のブログを見ていただくとして、今回ボーナストラックとして追加されたのナンバーは、
11 Under Your Skin
12 Chasing The Dream
の2曲です。
11はキーボードギターのブレンドが絶妙なメロディアスなナンバーです。
これまた、キャッチーかつフックに満ちたとても良く出来たナンバーです。
12はギターのカッティングもソロもいかしたメロディアスなハードポップ・AORナンバーです。
もう既に、私と同じように、ジャケット差し替え、レーベル替えのこのアルバムを購入した方が多数いらっしゃるのでは?
ボーナス・トラック2曲のためにこのアルバムを買ったということになるのですね。
彼らのアルバムを持っている方は間違われないように。