2011-07-31
CTA (California Transit Authority) / FULL CIRCLE (2007)

CTA (Californis Transit Authority) の"FULL CIRCLE"というアルバムで2007年に発表されたアルバムです。
バンドのメンバーは、Danny Seraphine (Ds)、Marc Bonilla (G)、Larry Briggs (Vo)、Ed Roth (Keys)、Mick Mahan (B)、Peter Fish (Keys) の6人です。
Danny SeraphineはもちろんChicagoのメンバーですし、Marc Bonillaはソロ・アルバムを出したりいろいろなプロジェクトに参加している名ギタリストですし、またLarry BriggsはTower Of Powerのヴォーカリストです。
Chicagoのオリジナルのバンド名は、Chicago Transit Authorityでしたが、このCTAも似たようなバンド名のつけ方をしており、全13曲収録されているこのアルバムには、Chicagoのナンバーも数曲カヴァーされております。
また、曲によっては、ホーン・セクションなんか導入されており、初期Chicagoを感じさせるナンバーなんかも収められております。
とにかく収録されているナンバーが、とてもカッコ良いんです。
ハードポップ風があったりファンク・ナンバーがあったりで、もう最高です。
特にMarc BonillaのギターのトーンなんかTerry Kath風だったりして、とてもご機嫌です。
収録ナンバーは、
1) Something Different
2) Introduction
3) South California Purples
4) Make Me Smile
5) Several Thousand
6) Dreams
7) West Virginia Fantasies
8) Colour My World
9) Happy Cause I'm Going Home
10) Mississippi Delta Blues
11) Antonio's Love Jungle
12) I'm A Man
13) Bonus Track: 25 Or 6 To 4 (Live: Modern Drummer Festival 2006)
となっております。
01でのMarc Bonillaのギター・ソロはもう最高です。
全編にMarc Bonillaのギターをフィーチャーした、とてもファンキーなインスト・ナンバーです。
02はChicagoのナンバーです。
もちろんホーン・セクションも導入されておりますが、アレンジも最高で、オリジナルのChicagoよりも出来が良いくらいです。
Larry Briggsのヴォーカルが最高です。
03はMarc Bonillaのギターがいかしたブルージーなナンバーで、これまたお勧めです。
04もChicagoのナンバーです。
ホーン・セクションも導入され、ChicagoよりChicagoらしく仕上がっております。
パフォーマンスが素晴らしいインスト・ナンバーです。
05はメロディアスなバラード・ナンバーで、Larry Briggsのヴォーカルが冴えわたってます。
06は若干レイド・バックした感じが堪らないメロディアスなナンバーです。
07は短めのプログレ調のインスト・ナンバーです。
08の前半は、はMarc Bonillaの伸びやかなギターをフィーチャーし、後半からLarry Briggsのしっとりとしたヴォーカルをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
09もMarc Bonillaのギター・プレイがとてもいかしたメロディアスなナンバーです。
10でのMarc Bonillaのギター・プレイは、もうTerry Kathしております。
11はDanny SeraphineのドラムスとMarc Bonillaのギターがいかしたファンキー・タッチのインスト・ナンバーです。
12は再びChicagoのナンバーです。
これまたMarc BonillaのギターとLarry Briggsのヴォーカルがとてもいかしたナンバーで、ファンキーに仕上がっております。
13はもちろ初期Chicagoの代表的なナンバーです。
もう、申し分ないです。
最近のChicagoよりずーっとChicagoっぽいです。
このアルバム、もう最高です。
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2011-07-29
ELEVENER / SYMMETRY IN MOTION (2011)

1stは80年代産業ロック・サウンド全開の内容でしたが、今作は幾分メロディアス・ハードロックした作りになっております。
1stはプロジェクト作品でしたが、2ndはバンドとしての作品ということもあるのかも知れません。
もちろん、内容はとても素晴らしく、1stに劣らずの出来となっております。
本当に、ここ数年、ヨーロッパ勢によるメロハー、ハードポップのアルバムには良質なものがたくさんあります。
HOUSTON、8-IS、Maylandなど数え上げればキリが無いくらいです。
特にイタリアからの新しいバンドの勢いも凄いです。
Frontiers Records、Escape Music、Avenue Of Allies、AOR Heavenなどのレーベルがとても頑張っております。
この2ndアルバムには、
01. Just As I Thought
02. Hypnotized
03. Written In Your Eyes
04. Dare To Love
05. Never would I
06. Heal Me
07 Cage of Broken Dreams
08. Tearing Me Down
09. For The Times We Share
10. You Got What It Takes
11. Modern Times
の11曲が収められております。
ポップでメロディアスに仕上がった01、07、キーボードギターのコラボがいかした02、メロディアスな80年代メロディっく・ロック・サウンドの一押しナンバーの03、ピアノの音が印象的なバラード・ナンバーの04、ブギー・スタイルのロックンロール・ナンバーの05、メロディアスなバラード・ナンバーの06、バックのパフォーマンスがいかした08、11、ストリングが美しいバラード・ナンバーの09、Journey風の産業ロック・ナンバーの10とほぼ捨て曲が無い強力な1枚となっております。
1stを気に入った方はもちろん「買い」ですし、80年代メロディっく・ロックのファンの方も必聴のアルバムです。
2011-07-19
BETTER LUCK NEXT TIME/MELODY FALL / HYBRID (2008)

まぁ、本格的にこれらのアルバムを集めようとは思っておりませんが、今日市内のリサイクル・ショップで240円で国内盤・帯付のこのアルバムを、値段が安いということからとりあえず買ってみました。
もちろん、初めて耳にするバンドのアルバムで、アメリカのメロディック・パンク・バンドの「BETTER LUCK NEXT TIME」と「MELODY FALL」という2バンドによるカヴァー・アルバムです。
で、ジャケットのクレジットなども見ず、とりあえずCDプレイヤーにかけたところ、1曲目の前奏が流れたとたん、このアルバムが気になってしまいました。
収録ナンバーを紹介しますと、
01 California Girls
02 Fighting Fists, Angry Soul
03 My Friend's Girlfriend
04 On My Own
05 Beat It
06 Niji
07 T.G.I. Goodbye
08 Sick Girl
となっております。
01から04までが「BETTER LUCK NEXT TIME」、05から08までが「MELODY FALL」によるパフォーマンスとなっております。
01はもちろんThe Beach Boysのカヴァーですが、出だしのピアノの音は最高に素敵で、本編に入るといわゆるギター・ポップのサウンドとなりますが、歌も演奏レベルもそこそこですし、アレンジもなかんかのとても良く出来たカヴァーとなっており、とても気に入ってしまいました。
03は「BETTER LUCK NEXT TIME」による「MELODY FALL」のカヴァーですが、これなんかもメロディアスでポップなナンバーで結構いかしてます。
04は「BETTER LUCK NEXT TIME」のオリジナルで、いかしたギターポップのナンバーに仕上がっております。
05はMichael Jacksonのカヴァーですが、これまたとても良く出来たメロディアスなギターポップ・サウンドでいかしたカヴァーとなっております。
06はEllegardenという日本のバンドのカヴァーで全曲日本語で歌っておりますが、日本語の歌詞がとても聴きやすくまるで日本のバンドが歌っているみたいです。
07は「MELODY FALL」による「BETTER LUCK NEXT TIME」のカヴァーで、これまたとても元気いっぱいのギターポップ・サウンドのナンバーとなっております。
08は「MELODY FALL」のオリジナルで、これもとてもポップに仕上がっております。
メロディック・パンクというよりも少しハード目のパワー・ポップといったサウンドで、私は結構気に入りました。
メロディも良いですし、ホント、ポップです。
240円はお買い得でした。
2011-07-14
Kenny Loggins / Essential 3.0 (2008)

今から40年以上前の私が洋楽を聴き始めた時の、レコードの値段は、シングルが330円、LPが2,000円弱、そして70年代頃は、シングルが500円、LPが2,500円くらい、さらにCDが出だした頃は、CDが3,000円以上しておりました。
今でも、国内盤のCDは2,000円から2,500円程度ですから、ここ40年近く、LPがCDに取って代わってもアルバム1枚の価格はほぼ同じですから、物価のことを考えると、アルバム1枚の値段は、相当安くなっております。
それにも関らず、CDが売れないということはどういうことなんでしょうね。
Essential 3.0シリーズは、CD3枚組で、本日紹介するKenny Logginsのほか、SONY/BMG系のアーティスト・バンドのアルバムが60タイトル出ているそうです。
輸入盤は、Amazonでは、すべてが2,000円を切る値段で売っておりますが、国内盤は5,000円弱するようです(だから国内盤が売れないんだよなぁ)。
このKenny LogginsもAmazonで1,667円で売っており、彼のアルバムを殆ど持っているにも関わらず、つい買ってしまいました。
3枚組で1,667円って、本当に安いですよね。
このシリーズでは、ほかにHEARTを持っておりますが、その内、KANSASなど他のアルバムも買ってみようかと思っております。
収録ナンバーは、
ディスク:1
1. Your Mama Don't Dance -Loggins & Messina
2. Vahevala -Loggins & Messina
3. Danny's Song-Loggins & Messina
4. House At Pooh Corner-Loggins & Messina
5. A Love Song-Loggins & Messina
6. Watching The River Run -Loggins & Messina
7. Angry Eyes-Loggins & Messina
8. Celebrate Me Home
9. I Believe In Love
10. Wait A Little While
11. Whenever I Call You "Friend"
12. This Is It
13. Keep The Fire
14. Now And Then
15. I'm Alright (Theme from Caddyshack)
16. Heartlight
17. Heart To Heart
18. I'm Free (Heaven Helps The Man )
19. Don't Fight It
ディスク:2
1. Footloose
2. No Lookin' Back
3. Forever
4. Danger Zone
5. Vox Humana
6. Meet Me Half Way
7. Nobody's Fool (theme from Caddyshack II)
8. All The Pretty Little Ponies
9. Leap Of Faith
10. The Real Thing
11. For The First Time
12. Conviction Of The Heart
13. Your Heart Will Lead You Home
14. Return To Pooh Corner
15. The Unimaginable Life
16. What A Fool Believes featuring Michael McDonald
ディスク:3
1. Till The Ends Meet
2. The More We Try
3. Easy Driver
4. Love Will Follow
5. Sweet Reunion
6. Always, In All Ways
7. Junkanoo Holiday (Fallin'-Flyin'
で、Disc 1には、Loggins & Messina時代のナンバーも収録されております。
ヒット曲はほぼ網羅されておりますので、3枚組でこの値段だったら、他のベスト・アルバムを購入するよりずっとお買い得です。
やはり、Kenny Logginsの全盛期は1985年の"Vox Humana"辺りまででしょうか。
1986年には、"Danger Zone"のヒットがありましたが、80年代前半の"Don't Fight It" (with Steve Perry)。"Heart to Heart"、"Footloose"などの一連のヒットがり、その頃のKenny Logginsは「飛ぶ鳥を落とす勢い」がありました。
私は、1978年の2ndアルバム"Nightwatch"が最も好きです。
そして、タイトル・ナンバーの"Nightwatch"が彼の曲の中で最も好きなナンバーです。
また、このアルバムには、"Whenever I Call You 'Friend'" − 3:57 (Loggins, Melissa Manchester) (Duet with Stevie Nicks)や"What a Fool Believes" − 3:37 (Loggins, Michael McDonald)そして"Easy Driver" − 3:33といったAORの名曲も収められております。
このEsswntial 3.0には、"Nightwatch"が収められていないのが残念ですが、前出の5曲のほか、"Keep the Fire"、"Vox Humana"、"Forever"などのシングル・ヒット・ナンバーのほか、"Meet Me Half Way"、"Nobody's Fool"などアルバム未収録のサントラ・ナンバーも収めておりますので、まさに"Essential"というタイトルに相応しい内容だと思います。
このヴォュームでこの価格でしたら、Kenny Logginsのアルバムを持っている方にもそうでない方にもお勧めです。
2011-07-09
RADER / RPM (2000)

アメリカ産のバンドで女性2人、男性2人のバンドで、バンド名はRADER、2000年に発表された"RPM"というアルバムです。
女性2人はそれぞれ、ヴォーカルとギター担当で、ヴォーカルのPamela Mooreは、Queensrycheのライヴ・アルバムなどでヴォーカルを披露していた実力派の若干ハスキー・ヴォイスの持ち主ですし、ギターのDebbie Michaelsもテクニックのあるギタリストです。
そうですね、Pamelaの声質はVIXENのJanet Gardnerに似たところもあり、Debbieのギターも同じくVIXENのJan Kuehnemundに劣ることもありませんし、サウンド・スタイルもメロディアスでキャッチーですので、VIXENファンには気に入っていただけるアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01. Power of Money 4:26
02. Yours Tonight 4:22
03. Mirror Mirror 4:12
04. Lookin' For Love 5:42
05. Shotdown 3:36
06. Celebration 4:47
07. In Your Eyes 4:02
08. Rockin' 3:56
09. Something's Goin' On 4:58
10. Win Your Heart 5:13
-------------------------------------------------------------------------------
Total Running Time: 45:14
の10曲となっております。
元気いっぱいのロック・ナンバーの01、キーボードとギターのコラボがとてもいかした哀愁のハードポップ・ナンバーの02、アコースティカルでメロディアスなバラードの03、キーボードとギターのブレンドが堪らない80年代メロディっく・ロック・サウンドの04、09ミディアム・テンポでメロディアスな05、スペイシーなキーボードと伸びやかなギターが上手くブレンドされた60年代産業ロック風のメロディアスな06、ポップでメロディアスなパワー・バラードの07、ベースとドラムスのリズム・コンビがいかした08、でだしのキーボードの音色がいかした80年代メロディっく・ロックした10と、殆ど捨て曲が無い強力な1枚です。
VIXENを始め女性ヴォーカルによるハードポップ、メロハーのファンにとっては堪らない1枚です。
近く私のショップ「aor paradise」にも置く予定ですので、ご興味のある方は是非、ショップまで。
2011-07-07
GREENWAY / Serious Business (1988)

ヨーロッパでは、170ユーロ近い値段でオリジナルCDが売られているようです。
もちろん、私の持っているのはオリジナルではなく、Time Warp RecordsのコレクターズCD-Rですが。
モノは、カナダ人シンガーBrian Greenwayが1988年に発表した唯一のアルバム"Serious Business"です。
これがキャッチーかつメロディアスな、本当に良く出来たハードポップのアルバムなんです。
どれだけ出来が良いかは、YOUTUBEを貼り付けておりますので、是非、ご覧になってください。
参加ミュージシャンは、
Brian Greenway - vocals, lead guitars, slide guitars, keyboards
Aldo Nova - keyboards, backing vocals
Andy Newmark - drums
Daniel Barbe - keyboards
Marty Simon - Synclavier, keyboards, co-producer
Additional Musiciansとして
Mike Hehir - guitar
Bill Beaudoin - guitar
Claude Arsenault - bass
Ivan Elias - bass
Scott Price - keyboards
Jean Roussel - keyboards
Alan Jordan - backing bocals
Nanette Workman - backing vocals
Michael Pagliaro - backing vocals
Marty Simon - backing vocals
Alex Lifeson - guitar solo on track 1
となっております。
収録ナンバーは、
01. In the Danger Zone 4:08
02. Right Track 3:21
03. Playin to Win 3:21
04. Serious Business 4:21
05. I Cant Hold Back 4:59
06. Let It Go 5:04
07. R U Ready For Love 3:48
08. I Believe in You 3:54
09. Its Alright 3:48
10. I Cant Say No 4:16
の10曲です。
Brian Greenway の声質は、ちょっとJohn Waite風の若干ハスキー・ヴォイスですが、歌唱力は満点です。
曲によってはBAD ENGLISHを彷彿させるものがありますし、とにかく全曲、メロディアスでキャッチーで、もう云う事がありません。
1988年に知っていれば、必ず手に入れていたアルバムですね。
何度かe-BayでコレクターズCD-Rが出品されており、何度も札をいれましたが、結局落とすことができなかったアルバムです。
それぞれ私のコメントよりYOUUBEのビデオ・クリップを見ていただいた方が良いと思います。
ご興味のある方、Time Warp RecordsのコレクターズCD-Rで良ければ、お取り寄せいたします。(予定売価 2,000円)
2011-07-04
Rosie Vela / ZAZU (1986)

オリジナルを聴いたことが無く、AOR本にも紹介されていたので、一度聴いてみたいと思っていたアルバムです。
イギリスのリ・イッシュー・レーベルのCherry Red Recordsから出されたものですが、このCherry Red Recordsも侮れないリ・イッシューのレーベルで、最近私的にかなり注目しております。
アルバムは、ROSIE VELAのZAZU"で1986年に発表されたもので、プロデュースはSTEELY DANのアルバムで有名なGary Katzが担当しており、そのSTEELY DANのDonald FagenとWalter BeckerやJim Keltner、Rick Derringer、Neil Stubenhaus、Jimmy Haslipなどが脇を固めております。
サウンド・スタイルはAORで、Gary Katzがプロデュース、Donald FagenとWalter Beckerが参加しているということもありますが、多分にSTEELY DANっぽい部分もあります。
収録ナンバーは、
01 FOOL'S PARADISE
02 MAGIC SMILE
03 INTERLUDE
04 TONTO
05 SUNDAY
06 TAXI
07 2ND EMOTION
08 BOXS
09 ZAZU
の9曲となっております。
02はシングル・カットされ全英27位、米ACチャート29位にランク・インされたナンバーですが、この曲は、もうほぼSTEELY DANサウンドとでも云って良いナンバーです。
とてもカッコ良いAORナンバーに仕上がっております。
03もシングルカットされたナンバーで、メロディアスでジャジーに仕上がっております。
04はファンキー・タッチのナンバーです。
05はバックのパフォーマンスがいかしたメロディアスなAORナンバーで、これも出来はかなり良いと思います。
06もバックのギターのトーンがとてもいかしたメロディアスなAORナンバーです。
07はミディアム・ハイの良く出来たAORナンバーで、これまたSTEELY DAN風とでも云えば良いのでしょうか。
09はミディアム・スロウのバラード・ナンバーです。
AOR本に紹介されていたので興味を持ったアルバムですが、平均的な水準にはあるものの、けっして名盤とは云い難いアルバムで、このアルバムがリ・イッシューされるのであれば、Mercy Levyの1stソロ・アルバムをCD化してほしいなぁと思います。
2011-07-02
THREE DEGREES / THE BEST OF - WHEN WILL I SEE YOU AGAIN (1996)

70年代中頃、ソウル・トレインというテレビ番組があり、結構見ておりました。
そのテーマ・ソングがM.F.S.B. (Mother-Father-Sister-Brother)とのコラボによる"T.S.O.P (THE THEME OF PHILADELPHIA) - 邦題「ソウル・トレインのテーマ」"で、これが全米1位となる大ヒット。
それを境に"When Will I See You Again - 邦題「天使のささやき」"、"Dirty Ol' Man - 邦題「荒野のならず者」とたて続けにヒット・シングルをだしたTHREE DEGREESでした。
本日紹介するアルバムは、そんな彼女らの全盛期のナンバーを集めたベスト・アルバム"THE BEST OF THREE DEGREES - WHEN WILL I SEE YOU AGAIN"です。
収録ナンバーは、
01. When Will I See You Again
02. Long Lost Lover
03. Can't You See What You're Doing To Me
04. Lonelier Are Fools
05. I Didn't Know
06. Here I Am
07. T.S.O.P. (The Sound Of Philadelphia)
08. Dirty Ol' Man
09. Love Is The Message (Single Version)
10. Take Good Care Of Yourself
11. If And When
12. Year Of Decision
13. Everybody Gets To Go To The Moon (Live)
14. Get Your Love Back
の14曲で、彼女の大ヒットナンバーほか、フィリー・ソウルの立役者のギャンブル&ハフの秀逸曲が収録されております。
私は彼女らの大ファンということでもありませんでしたので、もちろん、大ヒットナンバーは知っておりますが、全14曲の内、他に知っている曲も含め半分くらいでしょうか。
それでも、70年代から80年代中盤までのR&Bミュージックは、このフィリー・ソウルを含めたソウル・ミュージックやディスコ、ファンクなどとても良いナンバーがありました。
しかし、80年代後半からのエレクトロニクス化、その後のラップの隆盛など、いわゆるR&Bミュージックはつまらなくなったと思いませんか?
ラップなんてまるでメロディも無いですし、あれには全く馴染めませんね(まあ、J-POPも似たようなものですが。
01はメロディアスで本当に良く出来たナンバーですね。
やっぱ『スリー・ディグリーズと言えば「天使のささやき」』でしょう。
07なんか聴くと、あのテレビ番組「ソウル・トレイン」が頭に浮かぶのは私だけではないはずです。
プロの音楽集団M.F.S.B.のパフォーマンスはとにかくカッコ良かったです。
さらに08の荒野のならず者も彼女らの素晴らしい歌声を聴けます。
そのほか、02、03、09などギャンブル&ハフのペンによるナンバーはどれも素晴らしいです。
既に35年近く経過しておりますが、今でも結構浸みますね。
温故知新.........