2011-08-30
CRAAFT / Second Honeymoon (1988)

キーボードとギターがコラボした典型的な80年代メロディック・ロックのアルバムで、その手が好きなファンには堪らない1枚です。
メロディアス度はピカイチで、それもそのハズで、ヴォーカルとギターははTOKYOにいたKlaus Luleyです。
このCRAAFT、1986年にEpic Recordsから1stアルバム"CRAAFT"を、1988年にBGM Ariolaからこの2ndアルバム"Second Honeymoon"を、そして1992年にラスト・アルバムとなる"No Tricks Just Kicks"と3枚のアルバムを発表しました。
どのアルバムもキーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなハードポップ、ハードロックを演っていて、出来もとても素晴らしいです。
3枚ともすでにレア化しておりますが、メロディ・マニアは必聴のアルバムでしょうね。
収録ナンバーは、
01. Run Away
02. Twisted Up All Inside
03. Chance of Your Life
04. Jane
05. Gimme What You Got
06. Running On Love
07. Hey Babe
08. Illusions
09. Don't You Know What Love Can Be
10. Are You Ready To Rock
11. Right To Your Heart - Euro release*
12. Don't Stop To Rock - Euro release*
13. Something For Nothing - Euro release*
と13曲が収録されております。
01はギター・オリエンティドのメロディアス・ハードロックのナンバーで、カッコ良いという言葉がピッタリです。
キャッチーでフックに満ちており、コーラス・ワークもカッコ良いです。
02は出だしのギターのリフが若干ハードですが、本編はキラキラ・キーボードがフィーチャーされたメロディアスなナンバーです。
03は荘厳な感じのキーボードから入るDEEP PURPLEにも通ずるメロディアス・ハードロックのナンバーです。
04もとてもキャッチーでフックに満ちたメロディアスなナンバーで、ギター・プレイがいかしたパワー・バラードのナンバーです。
05もギター・オリエンティドのメロディアス・ハードロックのナンバーです。
06はオーケストラをバックに従えたメロディアス・ハードロックのナンバーナンバーで、いかしてます。
07はブギ超のメロディアスなロック・ナンバーです。
08はスペイシーなキーボードをフィーチャーしたミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、どこかEUROPE風でもあります。
極めつけは09で美しいピアノの音色が素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーですが、もう最高です。
10は元気いっぱいのロックンロール調のご機嫌なナンバーです。
11もキラキラ・キーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなハードロック・ナンバーです。
12もカッコ良いという言葉がピッタリのナンバーです。
13もキーボードとギターのコラボがとてもいかした産業ロック風のナンバーです。
殆ど捨て曲が無い強力な1枚ですが、とにかく全曲Klaus Luleyのハイトーン・ヴォーカルが最高です。
私のショップでも、1st、2nd、3rdの3枚のアルバムを取り扱っておりますが、1stは既にソールド・アウトとなっておりますが、2nd、3rdは在庫があります。
ご興味のある方は是非どうぞ。
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2011-08-28
SIDE WALK / SIDE WALK (1990)

本日もTime Warp RecordsのコレクターズCD-Rのアルバムからの1枚を紹介いたします。
バンドの主はスウェーデン産のHi-Tech, AORバンド SIDE WALK の1990年の作品です。
感じとしては、BOGART CO.、TIME GALLERY、CHANNEL 5などに通ずるAOR・ハードポップのアルバムです。
ウエスト・コースト風のメロディアスなAOR・ハード・ポップのナンバーが収められております。
収録ナンバーは、
01. Confusion
02. Fallen Angel
03. The Flame
04. Chameleon
05. Home Again
06. The Bridge
07. Run Away
08. The Dancer
09. Where I Belong
10. The Time is Here
の10曲。
どれも洒落た感じのウエスト・コースト風のメロディアスなナンバーばかりですが、Hi-Teckを標榜しているとおり01はシンセを多様したファンキー・タッチのポップなナンバーですし、02はニューロマンティックの香りも。
03はミディアム・テンポのメロディアスなバラード・ナンバーでお勧めです。
04がアルバムの一押しで、シンセがいかしたメロディアスなハードポップのナンバーです。
05はミディアム・テンポのハイ・テックなAORナンバーです。
06はギターとシンセが絡み合うメロディアスなハードポップのナンバーで、これもお勧めです。
07は覚えやすメロディのポップに仕上がったナンバーです。
09もメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
10もシンセがいかしたメロディアスなハードポップのナンバーです。
世の中、まだまだ知らない結構良く出来たアルバムがあるんですね。
2011-08-27
PRIVATE ANGEL / NAILED!

PRIVATE ANGELのアルバム・デビューは、1999年の"TRUTH"でしたが、ギター・オリエンティドの厚みのあるサウンド・スタイルで、私好みのサウンドでした。
その後、かなりの間音沙汰もなく、てっきり解散したのかと思っておりましたので、殆ど気に掛けずにおりました。
そうしたところ、今年になって、この"MAILED!"を見つけ購入した訳ですが、調べてみると、この最新作の5年前に2ndアルバム"Selling Off Time In Wonderland"が発表されていたことが分りましたが、Amazonを覗くと既にレア盤となっており、ちょっとばかり後悔しております。
今時、この手のサウンドを持ったバンドって、1stアルバム発表後7年経って2ndが、そして5年経って3rdですから、良く生き残っていたなぁ、というのが率直なところです。
2ndは未聴ですが、1stと3rdを聴くと、サウンド・スタイルも変わっていないようですし、ホント、奇跡です。
私はメロハーが大好きですので、結構マイナーなバンドのアルバムも聴いており、このPRIVATE ANGELもどちらかと言うとマイナーなバンドですが、1stアルバムがかなり良かったので、印象に残っていたバンドです。
80年代メロディック・ロック・スタイルのサウンドが心地良く、冒頭にも書きましたとおり、ギター・オリエンティドの厚みのあるサウンドがとてもいかしたバンドです。
このアルバムには、
01.Human Wreck
02.Nailed!
03.Tomorrow is Today's Yesterday
04.Last Chance
05.Kush
06.Shine on
07.Tramp Stamp Boogie
08.My Haunt
09.Valiant Song
10.Private Shelter
11.Upside Right
12.With a little Help from my Friends
の12曲が収録されております。
どのナンバーもギター・オリエンティドの厚みのあるサウンドのメロディアス・ハードロックですが、01、02はまさにその手のサウンド・スタイルのナンバーですし、03、04は全編にわたってギター・プレイがいかしたナンバーです。
05、08は出だしのギターのリフが最高のメロハー、07はアコースティック・ギターのメロディアスなバラード1ナンバーです。
12はもちろんTHE BEATLESのカヴァーですが、出だしのハードロックしたアレンジが結構いかしておりますが、本編に入ると、とたんにミディアム・テンポとなり、イマイチ(?)という感じも。
全編、ギターのリフとギターの音色がいかしたメロディアス・ハードロックのアルバムです。
2011-08-26
ROBIN / OVER ALL SEVEN SEAS (1990)

と言っても、私が所有しているのはオリジナル盤ではなく、例によってTime Warp RecordsのコレクターズCD-Rですが。
しかし、このレーベルはとても良い音源を出してます。
これが、ジャケットも完璧でプレス盤だったら云う事ないのに。
紹介するバンドはドイツ産のバンドで、Andy RobinとNick Robinの兄弟が中心となっているバンドで、1990年に発表されたものです。
例によって、キラキラ・キーボードギターがコラボした80年代風のメロディック・ロック(ハードポップ)を演っていて、曲によってはプログレッシヴ・ロック風のナンバーもあったりします。
収録ナンバーは、
01. Go For Gold
02. Over All Seven Seas
03. Shadows & Light
04. Somewhere
05. Ring Of Gold
06. Run Into A Wall
07. Nadja
08. Robinson
09. Sundowner
10. Dreams Of My Life
11. Rainbow Of The Night
12. How Will I Know
となっております。
一押しは01で、もうこれはメロディアスな産業ロック(ハードポップ)のナンバーで、先ず間違いなくこのジャンルの好きな方は気に入るナンバーでしょうね。
メロディアスでキャッチーかつフックに満ちた産業ロックのナンバーです。
02はスケール感のあるメロディアスでプログレ風のナンバーです。
03もキラキラ・キーボードをふんだんにフィーチャーした80年代風ハードポップのナンバーです。
04はミディアム・スロウのメロディアスなパワー・バラードのナンバーです。
05もメロディアスなギター・オリエンティドのハードポップ・ナンバーです。
06は日本人の琴線に触れるメロディを持ったとてもフックに満ちたメロディアスなナンバーで、01の次に良く出来たナンバーです。
07もキラキラ・キーボードから始まるメロディアスなバラード・ナンバーです。
08も出だしのキーボードが素晴らしいメロディアスな産業ロックのナンバーです。
09も80年代風のメロディック・ロックのナンバーです。
10は再びキーボードの音色が素晴らしいメロディアスなバラード・ナンバーです。
キーボードとギター・プレイ、かなりいかしてます。
11なんかも出だしのギター・ソロを聴いただけで、思わずニヤっとしてしまうナンバーです。
12も出だしのキーボードは最高です。
メロディアスなバラード・ナンバーです。
全体的にメロディも素晴らしいですし、曲も良く出来ているアルバムですが、ただ一つ、ヴォーカルがちょっとばかり弱いのが残念です。
もう少しヴォーカルが上手ければ完璧です。
ご興味のある方がいらっしゃればコレクターズCD-Rで良ければ取り寄せいたします。
2011-08-25
CREAM / Disraeli Gears (1967)

当時はThe Beatlesに夢中で、お小遣いは全てThe Beatlesのレコード代で消えておりましたので、友人から借りたレコードを聴いた訳ですが、第一印象はそれほどインパクトがなかったように記憶しております。
とにかくThe Beatles命でしたし、それほど聴きこんでもいませんでしたから。
でも、高校を卒業し、このアルバムを改めて自分で買って聴いた時は、はっきり言って「凄い」でした。
その時は、既に"Wheels Of Fire"も聴いており、CREAM(特にEric Clapton)は好きなバンドの一つで、このアルバムには"Sunshine Of Your Love"といった名曲も収めらておりましたが、このナンバーより"Strange Brew"を聴いた時の方が遥かに印象深かったですね。
ポップですがサイケデリックで、もう出だしのClaptonのギターにしびれてしまいました。
それ以来、このナンバーは、"Crossroads"、"White Room"と並ぶ私の大好きなナンバーになってしまいました。
本日紹介するアルバムは、2010年に発表された"DISRAELI GEARS - RARITIES EDTION"ということで、オリジナル・ナンバーのモノラル・ヴァージョンとアウト・テイクそれとデモ・ヴァージョンを収めた全20曲を収録したものです。
珍しいことに輸入盤にも関わらず「帯付」のアルバムです。
"Layla And Other Assorted Love Songs"だけじゃなく、この"Disraeli Gears"もオリジナル・ヴァージョンの他にいろいろなヴァージョンのアルバムが出ておりますが、ほぼ全てのものを購入しております。
好きなんです、CREAM,特にEric Claptonが。
"Strange Brew"、"Sunshine Of Your Love"が収められたこのアルバムですが、もちろん他のナンバーも素晴らしいものばかりです。
"Dance The Night Away"、"Blue Condition"、"Tales Of Brave Ulysses"、"Outside Woman Blues"などCREAMの代表的ナンバーが収められております。
そして、このアルバムには、後に"Goodbye Cream"で収録された"Lawdy Mama"が収められているのですが、このナンバーを聴いた時にはビックリでした。
モロに"Strange Brew"とコード進行が同じで、えっ(?)状態でした。
最初聴いた時は同じ曲かと思ってしまいました。
今日はCDを整理していたら、このアルバムを見つけ、久しぶりに聴いてみようと思って回してみたんですが、やはりこのアルバムは「名盤」でした。
2011-08-23
STRAWBERRY PATH / When The Raven Has Come To The Earth (1971)

ハモンド・オルガンがフィーチャーされたそのサウンドは、ハードロック、プログレッシヴ・ロックしたサウンドで、ジミヘン風、プロコロ・ハルム風のナンバーがあったりで、とてもいかしたジャパニーズ・ハードロックのアルバムに仕上がっております。
先日、国内盤帯付中古が1,300円で売っていたので、これは!(貴重盤?)と思って購入しましたが、今では、新品が1,300円の廉価盤のアルバムが出ているのを知り、ちょっとずっこけましたが。
そして、このアルバムの売りの一つが、日本のロック・バラード史上燦然と輝く不朽のバラード・ナンバー「メリー・ジェーン」が収録されていることです。
それこそ、私の青春時代、ディスコでのチーク・タイムにはいつもこのナンバーがかかっておりました。
そして、このナンバーは私のカラオケの十八番でもあります。
とにかく、つのだひろのソウルフルなヴォーカルが最高にいかしたバラード・ナンバーで、今でもとても好きな1曲なんです。
帯の裏には、「日本のプログレ・ロックの奇才、成毛しげると不世出のソウルフル・ヴォーカリスト兼ドラマーつのだひろ。ゲスト・プレイヤーに柳ジョージ、江藤勲等を迎えて政策されたストロベリー・パスの唯一のアルバム。1971年作品。」
そして表は、「不朽の名曲「メリー・ジェーン」を生んだ成毛しげるとつのだひろによるストロベリー・パスの最初で最後の歴史的アルバム。」とあります。
今聴いても、殆ど古さをかんじさせないサウンドは素晴らしいです。
つのだひろのヴォーカルはもちろんのこと成毛しげるのギター、その他のパフォーマンスも本当にいかしたアルバムで、このころの日本のロックを知らない方にも聴いていただきたいアルバムですね。
2011-08-21
DIVLJE JAGODE / LABUDE KAD RATA NE BUDE (1994)

旧ユーゴのメロハー・バンドDIVLJE JAGODEの1994年の作品"LABUDE KAD RATA NE BUDE"というアルバムです。
このDIVLJE JAGODEは1976年にバンドが結成され、1978年に1stアルバム"Divlje jagode"を発表し、今まだ現役のバンドのようですが、2003年に10枚目のスタジオ作品を出しておりますが、2006年に"Piramida"というシングルを出して、今は沈黙しているようです。
1987年に"Wild Strawberries (DIVLJE JAGODEを英訳するとWild Strawberriesということらしいです)"という全曲英詩のアルバムを発表してワールド・ワイドにデビューしましたが、どうも失敗したようで、未だにマイナーな存在のようです。
私は、このアルバムで初めて彼らを知りましたが、これが結構良くて、私のツボに嵌りました。
聞くところによると、デビュー当時から、NWOBHM的な正統派ハードロックを演っていたそうですが、本日紹介するアルバムは、ホント、哀愁を帯びたメロディアスなハードポップといった感じで、メタル色はあまりありません。
母国語のセルビア語で歌っておりますが、違和感はありません。
アルバムの各ナンバーは紹介いたしませんが、ほぼ全曲メロディアスで哀愁に満ちたハードポップのナンバーばかりです。
特に、3曲目の"LJUBAV MOZE SVE"は哀愁度満点のナンバーです。
このアルバムを聴いて他のアルバムも聴きたくなってしまいました。
2011-08-20
THE PLAYERS / THE PLAYERS (1996)

ミュージシャンたちは、Michael Omartian (Keys)、Tom Hemby (G)、Mark Douthit (Sax)、Dann Huff (G)、Terry McMillan (Harmonica)、Shane Keister (Keys)、Erik Darken (Ds)、Chris Rodriguez (G)、Tommy Simms (B)の9人。
Michael Omartian、Dann Huff、Shane Keister、Tommy SimmsはAORファンにもお馴染みの名前ですが、他のミュージシャンもいろいろなジャンルのアルバムでバックを務める腕前が確かなミュージシャンたちばかりです。
このアルバムも、そんなミュージシャンたちのプレイを反映してか、AOR、ファンク、ロック、ラテンなどそれぞれのジャンルが融合された、これぞまさしくフュージョン・ミュージックとなっております。
収録ナンバーは、
01 10-Q (The Players)
02 D-Nile (Michael Omartian)
03 Love Is (Tom Hemby)
04 Enuff Said (Mark Douthit)
05 To Be Forgotten (Dann Huff)
06 Soul Surfin' (Terry McMillan)
07 Onyx (Shane Keister)
08 Best Of Both Worlds (Erik Darken)
09 The Valley (Chris Rodriguez)
10 A Night At The Golden "O" (Tommy Simms)
となっており、01はThe Playersとして、02以降はそれぞれのメンバーのリーダー作品となっております。
01はSteely Dan風のアレンジがいかしたフュージョン・インストのナンバーで、もう最高にご機嫌です。
一聴の価値ありのナンバーです。
02の出だしを聴くとChristopher Crossのあの超有名ナンバーを思い出します。
あのナンバーもMichael Omartianのプロデュースでしたね、
本編は結構ジャジーです。
03は男女のデュエットによるヴォーカル入りのナンバーで、とてもメロディアスなAORに仕上がっております。
04はパフォーマンスがいかしたファンキー・タッチのフュージョン・ナンバーです。
05ではDann Huffがギターを弾き捲くっております。
それもアコースティックとエレクトリックのギター両方を。
といっても、曲はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・インストのナンバーですが。
06ラテン・フュージョンのご機嫌なナンバーです。
07はクラシカル・ギターをフィーチャーしたメロディアスなバラード・インストで映画のワン・シーンに使えそうな美しいナンバーです。
08もラテン風味を持った、まさにフュージョン・インストのナンバーです。
09はアコースティック・ギターの響きがとてもいかしたインスト・ナンバーです。
10はヒップ・ホップ風味のファンキーなフュージョン・ナンバーです。
さすが、玄人集団によるアルバムです。
とてもいかしたフュージョン・アルバムです。
ご興味のある方、私のショップまでどうぞ。
2011-08-19
FORSALE / STRANGER IN TOWN (1988)

一度スキャンして、画像を縮小する作業なんですが、これって結構時間がかかるものなんです。
そして、これからの作業はデータ入力というもっと時間がかかる作業が待ってます。
すでに、先週から今週にかけて、AOR、ハードポップ、ハードロックのアルバムを100枚弱新しくアップしておりますので、是非、ショップをチェックしてみてください。
お店にアップするアルバムはまだまだたくさんありますので、AOR・ハードポップ・メロハーのファンの方、楽しみにしていてください。
もちろん、レア盤も多数用意いたします。
最近、海外では、ハードポップ、メロハーの過去作品のリ・イッシューが盛んです。
Rock Candy Records、YesterRockなどの欧州勢、Wounded Bird Records、Retrospect Recordsなどのアメリカ勢と、ことハードポップやメロハーについては海外のインディーのリ・イッシュー・レーベルから目が離せません。
本日紹介するFORSALEの"STRANGER IN TOWN"もオリジナル・アルバムは1988年に発表されたもので、スイスのメロハー・バンドGOTTHARDの前身バンドのとてもメロディアスで良く出来たハードポップ・ハードロックです。
キラキラ・キーボードとギターのコラボがいかした哀愁度満点のアルバムで、80年代メロディック・ロック・ファンには堪らない内容となっております。
収録ナンバーは、
01 Witch-hunt (intro)
02 Stranger In Town
03 Carry On
04 Only Love
05 No Time No Chance
06 Rollin' On
07 Run For Life
08 Night Spell
09 Call My Name
10 Fallin' Down
11 So Long
となっております。
01はストリングスやパイプオルガンなどを駆使した壮大な感じのイントロです。
タイトル・ナンバーの02がこのアルバムの一押しで、とにかくメロディアスです。
キーボードとギターが絶妙にコラボした最高に良く出来たバラード・タッチのハードポップのナンバーで、もう申し分ありません。
03も出だしのスペイシーな感じのキーボードが堪りません。
メロディアスでポップなとても良く出来たナンバーです。
04は出だしのギター・ソロがそそります。
ミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。
05もまさに80年代したキーボードとギターが程良くブレンドされたメロディアスなナンバーです。
06はギター・オリエンティドのメロディアス・ハードロックのナンバーです。
07も05同様に80年代が色濃く出たメロディック・ロックのナンバーです。
08も出だしのキーボードを聴いただけで、80年代ハードポップ好きのファンは堪らないでしょうね。
キーボードとギターがコラボしたメロディアスなハードポップのナンバーです。
09はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。
10はオルガンの音がいかしたナンバーで、Deep Purple風です。
11もキーボードとギターのブレンドが絶妙なメロディアスなバラード・タッチのナンバーです。
ほぼ全曲捨て曲が無い強力な1枚です。
ご興味のある方は、私のお店へどうぞ。
2011-08-18
WORRALL / WORRALL (1991)

本日紹介するWORRALLというバンドもかなり良く出来たAOR・ハードポップのバンドで、Steve & RickのWarrall兄弟によるバンド・プロジェクトで、キラキラ・キーボードとギターがコラボした80年代メロディック・ロックを演っております。
私は初めて耳にするバンドですが、発表は1991年ということですから、これから5年前位にだされていたらメジャーな存在になっていたに違いありません。
収録ナンバーは、
01 Best Is Still To Come
02 Shadow Of A Lie
03 You Know
04 Summertime Radio
05 Catch Me
06 Take A Look Around
07 Heat Of The Night
08 I Can't Stop
09 Hard Times
10 Suspicious Heart
11 Ordinary Man
となっております。
01はメロディアスでポップなAORナンバーで、出来もかなりなものです。
02の前奏が流れてきたとたん、もう溜息でした。
キラキラ・キーボードから始まるメロディアスなハードポップのナンバーですが、途中のギター・ソロも素晴らしく、半端でないほど出来が素晴らしいです。
キャッチーでメロディアス、哀愁度も満点のナンバーで、メロディ・マニアの10人中10人が気に入るのでは、そんなナンバーです。
もうこの1曲でお釣りがきます。
03はミディアム・テンポのギター・オリエンティドのメロディアスなハードポップしたナンバーです。
04も出だしのギター・プレイがいかしたメロディアスでポップなナンバーです。
05は哀愁度満点のミディアム・スロウのAORしたバラード風のナンバーです。
06の出来もかなり良いですね。
メロディアスでポップなAORナンバーに仕上がっております。
07もキーボードとギターがコラボした哀愁のハードポップといった趣のナンバーで、これまた出来が良いです。
08はモロに80年代したメロディアスな産業ロック風のナンバーです。
この曲も素敵ですね。
09はキーボードとシンセがいかした80年代風のハードポップのナンバーです。
10もキーボードがいかしたミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。
11はスロウ・ブギのメロディアスなナンバーです。
ほぼ捨て曲が無い強力な1枚ですが、とにかく02だけのために購入しても損が無いアルバムだと思います。
ハードポップ・産業ロックのファンであれば必ずや気に入っていただけるアルバムだと思います。
2011-08-16
THE DOORS / A COLLECTION (6 CD)

そして、それとは別に個々のバンド・アーティストのボックス・セット(The Beatles, John Lennon、George Harrison、Olivia Newton-Johnその他いろいろ)も発表されており、こちらは値段も千差万別ですが。
本日紹介するTHE DOORSにつきましては、過去にオリジナル・アルバム6枚+ボーナス・ディスクのボックスが出ており、その当時の価格は、確か10,000円を超えていたと記憶しております。
それが最近になって、本日紹介するボックス・セットTHE DOORS - A COLLECTIONが発売されました。
内容は、1stから6thまでのJim Morrison在籍時のオリジナル・アルバム6枚が収録されたもので、価格は、2,637円(2011.8.16 Amazon価格)とかなり割安なものとなっております。
40th Anniversary Editionということで、オリジナル・アルバムでエンジニアを担当していたBruce Botnikが新たにミックスしたものとなっております。
一応紙ジャケ使用ですが、CDがぎりぎり入るくらいのアルバム・ジャケットですので、これはOriginal Album Classicシリーズなどと同じ作りですので、若干お粗末なものではありますが。
それでも、価格のことを考えれば、費用対効果は素晴らしいと思います。
CD6枚で、2,637円(1枚あたり450円しない)ですから。
名盤がこんな価格で買えるなんて昔じゃ考えられなかったです。
THE DOORSはJim Morrisonのカリスマ性で語られることが多いバンドですが、もちろんJim Vorrisonのヴォーカルが無ければTHE DOORSは存在しませんが、サウンド的には、オルガン・キーボード担当のRay Manzarekが中心的存在で、いわゆるDOORSサウンスはRayのオルガン抜きには語ることはできません。
さらにRobby Kriegerのギターの音色も然りです。
THE DOORSといえば、"Light My Fire"、"The End"が有名で、これら2曲が収録された"THE DOORS"が代表的なアルバムとなっておりますが、私にとって、THE DOORSの名盤と言えば、2ndの"STRANGE DAYS"です。
まさにTHE DOORSサウンズのアルバムで、Ray Manzarekのオルガン、Robby Kriegerのギター、Jim Morrisonのヴォーカル、どれをとっても最高にいかしたメロディアスでサイケなサウンドです。
まさに名盤に相応しいアルバムです。
THE DOORSは、その後のロック・ミュージックに大きく影響を与えた偉大なバンドですので、、リアル・タイムで触れることが無かった今の若い人には、こういった廉価盤で手に入ることは、とても嬉しいことだと思います。
THE DOORSを聴いたことない若いリスナーに是非聴いていただきたいですね。
2011-08-14
BRIGHTON / Promise Of Love (1991)

バンド名はBRIGHTON(いかにもCCM系のバンド名?、と思ったらvocals, guitarsを務めているにがDavid Brightonで彼の名前から採ったんですね)で、プロデュースは、あのDino & John Elefanteが担当しております。
ウエスト・コースト風の軽めのハードポップ・AORしたサウンドで、出来もまあまあです。
ギターのカッティングとソロ、キーボードがいかしてます。
ウエスト・コースト系のハードポップ・AORのファンの方には気に入っていただけるアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01. Promise of Love
02. On Any Sunday
03. Wash Me in the Rain Again
04. I Would Die For You
05. And You Know
06. Anytime at All
07. Love to Me
08. Run Through the Flames
09. Boulevard
10.Cursing the Night
となっております。
01はギターのカッティングがカッコ良いメロディアスなハードポップのナンバーです。
02はミディアム・テンポのスリージーな感じのギターのカッティングがいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
03はキーボードとギターのコラボがいかしたウエスト・コーストしたAOR・ハードポップのナンバーで、かなりいかしてます。
04はミディアム・テンポのメロディアスでポップなナンバーです。
05はテンポの良いメロディアスなAOR・ハードポップのナンバーです。
06はThe Beatlesのカヴァーで、オリジナルを壊さないアレンジもそこそこですし、カヴァーとしての出来は良いです。
07はギター・オリエンティドのとてもカッコ良いロックンロール・ナンバーに仕上がっております。
08もとても良く出来たハードポップのナンバーです。
09もギター・オリエンティドの80年代のメロディック・ロック風のナンバーで、いかしてます。
10はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーです。
近い内に私のショップに置く予定ですので、興味のある方は、お店をチェックしてみてください。
2011-08-12
ANDERS FERNETTE / RUN (2011)

2006年の"Anders Johansson"以来5年ぶりの新作ですが、相変わらず、ポップでメロディアスなAOR・ハードポップのアルバムとなっております。
2006年以降、2007年に"Alone"、2008年に"Ready to Fly"、2009年に"Hungry eyes"、"Tell me why (So incredible)"、2010年に"Lola"、2011年に"Run"と立て続けにシングルを発表しており、本作はその全てのナンバーが収められております。
収録ナンバーは、
01 HeartBeep
02 Hungry Eyes
03 Run
04 Lola
05 Headlines
06 Still Believe
07 Echo
08 We're On You
09 Vodoo
10 Tell Me Why (So Incredible)
11 Star
12 Alone
13 Ready To Fly
となっております。
01はポップでメロディアスなパワーポップ風のAORナンバーに仕上がっております。
02は、Franke & The Knockoutsがオリジナルで、Eric Carmenのカヴァーがヒットしたなんばーですが、Franke & The Knockoutsのオリジナル、Eric Carmenのカヴァーに負けないくらい、このAnders Fernetteのカヴァーも良く出来ております。
03は最新のシングルで、これまたメロディアスなパワーポップのナンバーです。
04はバックのストリングスがいかしたメロディアスなナンバーで、ヨーロピアン・ポップといった趣のナンバーです。
05もバックのストリングスが効果的なメロディアスなパワーポップのナンバーです。
06はミディアム・スロウのバラード・ナンバーです。
盛り上がりもあってとてもカッコ良いナンバーです。
07は流れるような旋律を持ったハードポップ風のナンバーです。
08はこのアルバムの中でも良く出来たメロディアスなパワーポップのバラード・ナンバーで、とてもお勧めです。
09はディスコティークなサウンドのヨーロピアン・ポップスといった感じのナンバーです。
10はバックのギターのカッティングがいかしたメロディアスなパワーポップのナンバーです。
11はポップでメロディアスなナンバーです。
12はi-TENがオリジナルで、HEARTのカヴァーが大ヒットしたナンバーですが、このAndersのヴァージョンはしっとりとした感じのバラード・ナンバーに仕上がっております。
13も前半はバックのピアノが美しいメロディアスでしっとりした感じのバラードで途中からアップテンポとなるメロディアスなAORナンバーです。
過去3作を気に入っている方は、もちろん「買い」でしょう。
それにしても、Amazonでの価格はちょっと高めですね。
CRUISIN' MUSICさんでは、2,800円で売っておりますので、気になる方は、問い合わせしてみたらいかがでしょう。
2011-08-10
De 5 / De 5 (1985)

しかし、このレーベルは本当に良い音源を発表しますね。
ジャケット印刷が粗末なこととCD-Rということを差し引いても聴きたくなる音源が多いです。
紹介するバンドはデンマーク産のウエスト・コースト風のサウンドを奏でるAOR・ハードポップ・バンド De 5 が1985年に発表した1stのセルフ・タイトルのアルバムです。
このバンド、翌年に2ndアルバムも発表しております。
収録ナンバーは、
01 Noget Galt
02 Lige Nu
03 Det Er Forkert
04 I Nat
05 Hvor Er Du
06 Sig Nu Farvel
07 Lyset
08 Hvis Nu Vi Ku´
09 Pas På.
の9曲で、全て母国語のデンマーク語で歌われております。
キーボードとギターがコラボしたまさに80年代の哀愁度も高いメロディアスなハードポップ・アルバムで、01を聴いただけで、その手のサウンドが好きな方は気に入る筈です。
02なんかもTOTO辺りのサウンドの影響を受けた感じで、さらに北欧メロディック・ロックの透明感を感じさせるナンバーでかなりいけてます。
03はメロディアスなAORしたミディアム・テンポのナンバーです。
04は音にキレがあるメロディアスなハードポップのナンバーです。
バックの音はとても魅力的です。
05はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、AORファンも気に入ると思いますね。
06なんかもとても良く出来たメロディアスなAORのナンバーで、かなり出来も良いです。
07も80年代の産業ロックしたメロディアスなナンバーです。
08はバックのキーボード・プレイがいかしたメロディアスなAORナンバーで、これも良い曲です。
09はギターのカッティングがいかしたメロディアスなハードポップのナンバーです。
透明感のある北欧産ハードポップのアルバムで、かなりいかしたアルバムだと思いますね。
2011-08-09
DELTA / DELTA (1985)

先ず、プロデュースはあのMichael McDonald (ex: The Doobie Brothers)です。
バンド名はDELTAで、1985年に発表されたアルバムです。
メンバーは、Maureen McDonald - vocals、Paul Mauro - guitars、Tom Ferguson - guitars、Jeff Stillman - bass、Steve Halter - keyboards、Staff Fieldhouse - drumsで、ゲスト・ミュージシャンとして名を連ねているのが、Waddy Wachtel, guitars.、 Nathan East & Willie Weeks ,bass、Paulinho Da Costa, percussion、Michael McDonald, James Ingram, background vocals.などとなっております。
で、ヴォーカルのMaureen McDonaldはMichael McDonaldの妹(姉?)さんとのこと。
サウンドは、冒頭に書いたとおりウエスト・コーストのAOR・ハードポップで、発表された時期やプロデューサー、バック・ミュージシャンの名前をみれば想像できるとおり、Richard MarxやJack Wagner辺りを彷彿させる少しハード目のAORです。
Bruce Gowdy (ex:World trade, Unruly Child, Tryanglz)が数曲を書いており、ライター陣のクレジットが無いので分りませんが、おそらく何曲かはMichael McDonaldが曲を書いていると思います。
ということで、出来としてはかなり良いと思いますね。
収録ナンバーは、
01 Someone Is Gonna Love Me Tonight
02 Night After Night
03 Prove It
04 This Time
05 Till You're Mine
06 Where Are You Tonight
07 Takin' A Chance
08 Change Of Heart
09 Endless Change
10 Take Me Home
となっております。
メロディアスなハードポップ調の01、キーボードとギターのコラボがいかした80年代産業ロック風の02、Michael McDonaldの"I Keep Forgettin' (Every Time You're Near)," 風の03、ギターの音がいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーの04、まさにMichael McDonaldサウンドした05、09、バックのピアノの音がいかしたメロディアスなAORナンバーの07、メロディアスなバラードの08、軽快でキレがある10、とどのナンバーもかなり良く出来てます。
特に07は素晴らしいです。
AORファンだけじゃなくハードポップのファンも気に入る1枚だと思います。
冒頭にも書きましたが、オフィシャルではCD化されておらず、私が持っているのはTime Warp RecordsのコレクターズCD-Rですが。
ご興味のある方がいらっしゃれば、お取り寄せいたします。
2011-08-08
WORLD ON EDGE / WORLD ON EDGE (1990)

アルバムの主はカナダ産の4人組みバンドWORLD ON EDGEで、1990年に発表された唯一のセルフ・タイトルのアルバムです。
ジャケットを見ると、ちょっとばかり「?」ですが、確かアルバム紹介のキーワードに「AOR」という言葉が有り、手に入れたものだったと思います。
これが結構良く出来たメロディアスなAORアルバム(ハードポップ度はそれほどでもありませんが)で、アルバム収録曲全10曲の内、実に7曲がカナディアン・チャートでシングル・ヒットしたというほどですので、悪いわけはありません。
収録ナンバーは、
01 Still Beating
02 Words Touch The Sound
03 Wash The Rain
04 Standing Push And Fall
05 Burning Bridges
06 Only The Lonely
07 Keep On Talking
08 Little Lack Of Love
09 Love Like Candy
10 Goodbye
となっております。
01が最初のヒット曲で、アコースティック・ギターとエレクトリック・ギターのブレンドが絶妙なメロディアスなAORナンバーです。
ヴォーカルはかなり歌も上手いですし、バックのパフォーマンスも確かです。
02はソフト・タッチのメロディアスなハードポップのナンバーで、このアルバムの一押しです。
曲の出来も良いですし、ヴォーカルがとても良い雰囲気です。
バックのサックスもなかなか効果的です。
03はミディアム・スロウのナンバーで、ヴォーカルはどこかTony Hadley風です。
04もバックのサックスがとてもいかしたメロディアスなナンバーで、もう完全にAORしており、出来は02と同じくらい良いです。
05は出だしのピアノがカッコ良いブルージーでメロディアスなナンバーです。
06もギターとバックのホーンがいかしたメロディアスなポップロックしたナンバーで、出来も良いです。
07もとても良く出来たバックのパフォーマンスがいかしたナンバーです、
08はドブロ・ギターをフィーチャーした若干ブルージーなスロウなナンバーです。
09はこのアルバムの中でもハードっぽさを出したナンバーですが、全体的にはとてもポップに仕上がっております。
10は美しいピアノをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
全体のレベルもそこそこで、AORファンもまぁ納得できるアルバムではないでしょうか。
2011-08-07
THE PARKER BROTHERS / THE PARKER BROTHERS (1981)

「ピッツバーグのスティーリー・ダン? 黒いドゥービー? 81年にインディー・レーベルからリリースされた、AOR風ソウル・アルバムの隠れた傑作。 世界初CD化。」と帯に書かれております。
「Steel City Soul ~鉄の街のソウル」と自らのことを呼んでいたそうで、鉄鋼業の街であるピッツバーグで結成された白人と黒人の混成の6人組バンド。
黒いドゥービー・ブラザーズという異名のとおり、ウエスト・コースト風の都会的なAOR・ソウルを聴かせてくれるとても良く出来たアルバムです。
収録ナンバーは、
1. I Don’t Want To Make Believe (D. LaRue, R. Blakemoore)
2. Roller Dancin’ (Armand DeGenova, Frank Benedict)
3. Lady Day (Kenny Blake)
4. Singapore Sling (Armand DeGenova)
5. Playing With My Emotions (Wm. Gaye)
6. Why (Paul Richmond)
7. Loving Feeling (Frank Benedict)
8. Walking Alone At Night (Phill Buehelli)
の8曲となっております。
1曲目からまさにAORしたナンバーで、アレンジ、コーラス、バックのパフォーマンス、どれをとっても一級品です。
コーラス・ワークなんかMichael McDonald在籍時のThe Doobie Brothers風ですが、The Doobie Brothersよりもいかしているかも。
02の軽くファンキーしたパフォーマンスが最高にいかしたナンバーで、ヴォーカルも素晴らしいです。
03はメロディアスなミディアム・テンポのナンバーですが、これまた本当に良く出来たAOR・ソウルのナンバーです。
04もライト・ファンクしたインスト・ナンバーですが、これがまた良く出来たフュージョン・ナンバーなんですね。
ホーン類もギター、ベース、ドラムス、全てのパフォーマンスが素晴らしいです。
05はポップなナンバーですが、途中のギター・ソロはとてもカッコ良いです。
06なんか聴くと、思わずニンマリしてしまいます。
当時のAORの息吹をそのまんま形にしたようなナンバーで、もう云う事ないです。
07はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、ソウルフルなヴォーカルが堪りません。
08はテンポの良いメロディアスなAORナンバーです。
最近、こういった80年代AORの音源が「隠れた名盤」ということでリ・イッシューされており、どれも聴いてみましたが、私的にはイマイチなものばかりでした。
ところが、このTHE PARKER BROTHERSは本物です。
このアルバムこそ、「隠れた名盤」に相応しいものだと思います。
これを聴かずして、AORフリークとは名乗れないでしょう。
聞くところによると、1stプレスはすぐに完売し、再プレスされたようですが、Amazonを覗くと、すでにレア化しているようです。