2011-11-30
Paul Gurvitz / Rated PG (2005)

このアルバムはそのPaul Gurvitzの初めてのソロ・アルバム(以前にThree Man Army 名義で"No Gun - No Army"というアルバムを出してますが、これがPaul Gurvitzの実質的な1stアルバムですが)です。
内容はと言うと、これがとても良く出来たAORアルバムで、最初に聴いた時は、ちょうどAdrian Gurvitzが、1979年に発表した"Sweet Vendetta"と同じような衝撃を受けました。
どの曲もちょっと湿り気を帯びた感じで(Paul Gurvitzの歌い方がそう感じるのかも知れませんが)、メロディアスなナンバーのオンパレードです。
1曲目の"Give Me A Sign"はとてもメロディアスなナンバーで、このアルバムの内容を期待させる曲となっております。
2曲目の"I Can Only Wait"は、このアルバムの中でもお薦めのナンバーで、とにかくメロディアスですし、曲の出来も最高です。
3曲目の"Made In Heaven"は2曲目以上にお薦めのナンバーで、Paul Gurvitzのギターが最高なAORナンバーです。一押しの1曲です。
ヴォーカルを替えればそれこそAdrian Gurvitzの曲といっても差し支えないくらいです(歌の上手さはAdrian Gurvitzに比べるとちょっと落ちますが、ギターの音色はAdrian Gurvitzとそっくりです)。
4曲目の"Save Jerusalem"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
Paul Gurvitzによるナイロン弦のギターがどことなく物悲しさを感じさせてくれます。
5曲目の"Save The Last Dance For Me"もミディアム・スローのメロディアスなナンバーです。
6曲目の"If You Can't Be The Woman"もミディアム・スローのナンバーですが、かなりブルージーな曲です。
Paul Gurvitzのブルース・フィーリング溢れるギターがたまらないです。
この曲もかなりお薦めです。
7曲目の"Captured"はコーラスが美しいメロディアスな曲です。
ハート・ウォーミングな感じのするナンバーです。
8曲目の"Where Do I Belong"もメロディアスなナンバーです。
9曲目の"I Never Stopped Loving You"はバックのピアノとコーラスが美しいナンバーで、いかしたバラードです。
Paul Gurvitzのアコースティック・ギターの音色もたまりません。
ラストナンバーの10曲目の"One Love"の出来はかなり良くて、メロディアス度も抜群です。
バックのアコースティック・ギターとストリングスが曲の雰囲気を盛り上げております。
お薦めの1曲です。
全体を通してミディアム・スローの曲が殆どで、決して華々しさはありませんが、心温まるそんな感じのAORアルバムとなっております。
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2011-11-29
Gary Portnoy / Gary Portnoy (1980)

LP発売時は、輸入盤のみでしたが、AORファンからそこそこ支持を得たアルバムだったと思います。
最初アルバムジャケットを見た時は、パンクかニューウェーヴのアルバムかと思いましたが、アルバムに針を落としたときはビックリしました。
もろAORしたサウンドで、全曲シットリした感じがたまらなかったですね。
アルバムを聴いて最初に好きになった曲は、3曲目の"HALF MOON"でしたが、1曲目の"IT'S GONNA BE A LONG NIGHT"も最高の曲です。
ちなみに収録ナンバーは、
01 It's Gonna Be A Long Night 04:05
02 The Driver 04:08
03 Half Moon 04:19
04 The Lady Is A Liar 03:46
05 Late Night Confession 03:36
06 When The Night Ends 04:15
07 You Can't Get Away With That 03:55
08 Goodbye Never Felt This Good 04:03
09 Come To Me Tonight 04:10
10 Say Goodnight 04:36
11 Say Goodnight (Reprise) 00:26
の11曲です。
もちろん、01、03以外にもメロディアスでとても良く出来たAORナンバーが収められております。
1992年に国内初CD化となり、2002.9.19にソニーの洋楽秘宝館シリーズの1枚として再発されましたが、再びレア化しております。
私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
2011-11-28
Frank Stallone / Frank Stallone (1984)

Frank Stalloneは皆さんご存知のとおり、あのSylvester Stalloneの弟です。
この1stアルバムには、映画"Staying Alive"のサントラに使用され大ヒットしたナンバー"Far From Over"も収録されており、また、内容もメロディアスなAOR、ハードポップのナンバーが収められており、AORファンから注目を浴びたアルバムです。
1曲目の"Runnin'"は軽快なポップ・ナンバーで、ヒット性が高い曲です。
かなりお薦めのナンバーですね。
2曲目の"Music Is Magic"も1曲目の負けないぐらいのナンバーで、ミディアム・テンポのいかしたAORとなっております。
メロディも良いです。
3曲目の"Love Is Like A Light"は、Steely Danを感じさせるバックの演奏がたまらなく、ヴォーカルがDonald Fagenだったら、まさにSteely Danです。
いかしたAORナンバーで、バックのギターとサックスが最高です。
4曲目の"Darlin'"は前奏のギター・ソロがカッコ良いナンバーで、これぞAORといった曲です。
これもメロディは良いです。
5曲目の"If We Ever Get Back"もかなり優れたAORナンバーです。
バックの演奏も素晴らしいと思います。
6曲目の"Far From Over"はもちろんFrank Stalloneの大出世となったナンバーで、映画の"Stain' Alive"に使われた曲です。
この曲はホントのメロディも素晴らしい若干ハードなポップ・ナンバーで、Survivorあたりを連想させる曲です。
7曲目の"She's So Popular"はメロディが美しいバラード・ナンバーです。
バックのピアノが最高です。
なお、この曲は、Bill LaBountyのペンによる曲となっております。
お薦めの1曲です。
8曲目の"Once More Never Again"もメロディアスなバラード・ナンバーです。
この曲は何となく Marc Jordan を感じさせる曲だと思います。
お勧めのAORナンバーで、アレンジがDavid Foster風なのがたまらないです。
9曲目の"I Do Believe In You"はもちろんPAGESの2ndに収められていた曲です。
オリジナルのPAGESには負けていますが、元々の曲が良いので、このFrank Stalloneの方もそこそこの出来となっております。
ラストの10曲目の"Fly Together"もメロディアスなバラード・ナンバーです。
この曲でもバックのピアノがたまらないです。
レア化しており、Amazonでは、7,000円近い価格(2011.11.28現在)がしておりますが、私のショップに中古ではございますが、3,000円を切る価格で提供しておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
2011-11-27
GOLDEN EARRING / CUT (1982)

GOLDEN EARRINGは活動暦も長いベテラン・バンドで、多数のアルバムを出しておりますが、おそらくこのアルバムが良く知られていると思います。
その理由は、このアルバムに収められている6曲目の"Twilight Zone"が大ヒットしたからです。
この曲を知ってらっしゃる方はかなり多いと思います。
MTVあたりビデオ・クリップも流れておりましたので、その映像をご覧になった方も多くいらっしゃると思います。
今回このアルバムを紹介したのも、この"Twilight Zone"が産業ロックの名曲だと思っているからです。
私にとっては(おそらくどなたにとっても、だと思いますが)、GOLDEN EARRINGイコール"Twilight Zone"だといっても過言ではありません。
そういった意味で、"Twilight Zone"以外の曲の影が薄い感じがしますが、3曲目の"Baby Dynamite"はメロディアスなナンバーでかなりいけてると思いますし、4曲目の"Last Of The Mohicans"はバックのギターが魅力的なナンバーです。
7曲目の"Chargin' Up My Batteries"はメロディアスなバラード・ナンバーで出来としてもかなり良いと思います。
でも、極めつけはやっぱり6曲目の"Twilight Zone"ですね。8分弱の大曲ですが、メロディ良しの最高の産業ロック・ナンバーです。もう、云う事がありません。
ちなみに収録ナンバーは、
01 The Devil Made Me Do It 03:25
02 Future 05:25
03 Baby Dynamite 05:15
04 Last Of The Mohicans 04:09
05 Lost And Found 04:00
06 Twilight Zone 07:58
07 Chargin' Up My Batteries 04:17
08 Secrets 04:04
となっております。
2011-11-26
Farrenheit / Farrenheit (1987)

このバンドのリーダーCharlie Farrenは今も音楽活動していて、彼のホームページをみると、ソロ活動と合わせFARRENHEITもまだバンドとして活動中みたいです。
アルバムのプロデュースは、産業ロックやメロディックロック界でも有名なKeith Olsenです。
彼のプロデュース作品にはハズレは無いと思っておりますが、このアルバムも期待に応えてくれています。
CHANNEL 5やTIME GALLERYやFREIHEITと比べますと、このFARRENHEITのアルバムは若干ハードな音作りとなっております。
1曲目の"Lost In Loveland"はとてもカッコ良いハードポップ・ナンバーです。
アメリカナイズされたサウンドでとてもドイツのバンドだとは思えません。
いかしてます。
2曲目の"Fool In Love"は、バラード・ナンバーです。
メロディとコーラスラインがいかしたナンバーで、産業ロックのバラードの見本みたいな曲となっております。
バックのサックス良いです。
3曲目の"Bad Habit"は若干ハードなポップ・ナンバーです。
多分にロックン・ロールを意識した曲作りをしていて、ご機嫌なリズムアンサンブルとなっております。
バックの演奏カッコ良いです。
4曲目の"Impossible World"は、若干ジャジーなナンバーで、バックのサックスとギターのカッティングがとても雰囲気を出しております。
メロディも練られていてお薦めの1曲です。
5曲目の"Wildness"と7曲目の"New Days"はとてもファンキーな曲です。
バックの演奏はモロにファンクしてます。
他の曲とは一風変わった感じのする曲です。
本当にドイツのバンド?
6曲目の"Staying Together"は、ミディアム・テンポのバラードタイプの曲です。
メロディがとてもいかしてます。
これぞ産業ロックといったナンバーとなっており、バックの演奏とコーラスが最高です。
8曲目の"Goofy Boy"はこのアルバムの一押しナンバーです。
ミディアム・テンポのナンバーでとにかくメロディが最高。
バックのギター・ワークもご機嫌で、云う事無しの1曲です。
9曲目の"Time Won't Wait"は出だしのサックスがいかしたナンバーで、ハツラツとした感じの曲です。
10曲目の"Shine"はメロディアスな産業ロック・ナンバーとなっております。
この曲もバックの格パートの演奏がとてもいかしてます。
ラストの"Stand Out"はモロ産業ロックしたナンバーで、このアルバムの中でも出来はかなり良い方です。
メロディも輝いています。
お薦めの1曲です。
2011-11-25
DEVICE / 22B3 (1986)

そのSPIDERのソングラライターであり、サウンドの要であったキーボーディストHOLLY KNIGHTが、解散から約4年後にDEVICEを結成し、MIKE CHAPMANのプロデュースの下、このセルフ・タイトルのアルバムを1986年に発表しました。
内容は、エレクトリック・ハード・ポップとでもいいましょうか、今聴いてもあまり古さは感じません。
ここでもHOLLY KNIGHTのソング・ライティングは素晴らしく、1曲目の"HANGING ON A HEART ATTACK"は、シングル・カットされ、そこそこヒットしました。
2曲目の"WHO SAYS"は、とてもポップで覚えやすいメロディを持った曲です。
4曲目の"TOUGH AND TENDER"は、HOLLY KNIGHTのキーボードがいかしたナンバーで、ハイテックなカッコ良い曲です。
5曲目の"WHEN LOVE IS GOOD"は、前奏がちょっと長めですが、これがとてもカッコ良く、また、サビのメロディがとても良く、ご機嫌なナンバーです。
8曲目の"I'VE GOT NO ROOM FOR YOUR LOVE"は、バックの演奏も若干ハードな産業ロックしたナンバーです。
このアルバムの一押しは、9曲目の"WHO'S ON THE LINE"で、バラード・タイプの曲で、HOLLY KNIGHTのキーボードが本当にカッコ良いし、とてもメロディアスです。
10曲目の"SAND, STONE, COBWEBS AND DUST"もとてもポップな曲でいかしたナンバーです。
このDEVICEのアルバムは、2007年にアメリカのリ・イッシュー専門レーベルのRenaissance Recordsからリ・イッシューされましたが、同レーベルが閉鎖したことにより、レア化の兆しがあります。
ご興味のある方は、今のうちに是非手に入れた方が良いと思います。
もちろん、私のショップにも置いてあります。
2011-11-24
Diving For Pearls / Diving For Pearls (1989)

2ndアルバムは2005年出されましたが、Danny Maloneのソロ・アルバムに近いものでした。
この2ndは、既にレア化しているようです。
紹介する1stアルバムはとてもメロディアスで、最高の出来となっております。
プロデュースは、FIREHOUSEやDREAM THEATREでお馴染みのDavid Praterが担当しております。
DIVING FOR PEARLSはどちらかといとFIREHOUSEタイプのメロディアスなハードロックを聴かせてくれます。
1曲目の"Gimme Your Good Lovin'"がこのアルバムの一押しナンバーです。
とにかくメロディアスな曲で最高にいかしてます。
メロディック・ファンにはたまらない1曲です。
2曲目の"Have You Forgotten ?"もメロディアスなハードロック・ナンバーです。
バックの厚みのあるギターの音がとても良いです。
3曲目の"I Close My Eyes"はとてもポップなナンバーで、1曲目の負けないくらい良く出来た曲です。
シングル・カットでもすればヒット性抜群のナンバーです。
4曲目の"New Moon"はバラード・ナンバーで、Danny Maloneのヴォーカルがいかした曲となっております。
とても、メロディアスでお薦めのナンバーです。
5曲目の"Never On Monday"も1曲目と似たタイプの曲ですが、これまた素晴らしく、メロディック・ロック・ファン必聴のナンバーです。
6曲目の"You're All I Know"は出だしのギター・ソロがカッコ良いナンバーです。
曲全体で聴かせるギターのリフもとてもカッコ良く、お薦めの1曲です。
7曲目の"Mystery To Me"はロック・スピリットを感じさせるナンバーです。
ハードロックというより骨太のアメリカン・ロックといった感じの曲です。
8曲目の"I Don't Want To Cry"はミディアム・スローのナンバーですが、この曲はまさにロックです。
7曲目以上にロック・スピリットを感じさせるナンバーです。
Dannyのヴォーカルは決して太い声ではないですが、曲の感じはまさに骨太といった感じです。
この曲もお薦めのナンバーです。
9曲目の"Keep Our Love Alive"はとてもポップなナンバーです。
途中のギター・ソロ、カッコ良いです。
10曲目"The Girl Can't Stop It"は、結構重ためのギターのリフがいかしたハードロック・ナンバーです。
でも、曲はメロディアスです。
2006年にRock Candy Recordsからのリ・イッシュー盤には、デモやライヴ音源が5曲、ボーナス・トラックとして追加されております。
メロディック・ロック・ファン、納得の1枚です。
もちろん、私のお店でも取り扱っております。
2011-11-23
Steeplechase / Steeplechase (1981)

私は10年近く前に、バーゲン・セールで仕入れたものですが、それまでは全く知らないバンドでした。
先ず、このフロント・ジャケだけを見たら、おそらく、このCDを購入することは無かったと思います。
購入のきっかけは、裏ジャケットに写るバンド・メンバーの写真と価格が500円だったからです。
あまり期待もせずにプレイヤーにCDを入れましたが、流れてきた音を聴いてビックリ。
このジャケットとサウンドの落差に驚いてしまいました。
流れてくる音は極上の産業ロックじゃありませんか。
1981年に発表されたということですから、この手の産業ロックが脚光を浴びていた時期で、いわゆるTOTOフォロワーが巷に溢れていた頃でしたので、おそらくその中に埋もれてしまったバンドだったのだと思います。
このアルバムは彼らのオリジナル・アルバムにボーナス・トラックを7曲(10曲目以降)を追加して1997年にリ・イッシューされたものです。
曲の出来にバラツキがありますが、全体としては、かなりいけると思います。
1曲目の"Only You Love Only Me"は、Joe Lamenteのハイトーン・ヴォーカルがとてもカッコ良いメロディアスな産業ロック・ナンバーです。
このアルバムの一押しで、とてもご機嫌なナンバーでお薦めの1曲です。
2曲目の"Shangri-La"前奏のドラムスとギターの絡みがカッコ良いロック・ナンバーです。
この曲もお薦めのナンバーです。
3曲目の"Don't Go"はメロディアスなパワーのあるバラード・ナンバーで、Joe Lamenteの伸びのあるヴォーカルがとてもいかしてます。
4曲目の"Move On"、5曲目の"My Mind's Made Up"は産業ロック然としたいかしたナンバーです。
メロディもいけてます。
Joe Lamenteのヴォーカルはかなり上手いです。
8曲目の"Find Your Way Home"も産業ロックしたナンバーで、バックのギターとキーボードがかなりいかしてます。
メロディもそこそこです。
10曲目以降は、ヴォーカリストが替わり、Matthew Hillが担当してますが、こちらの歌もかなり上手いです。
また、サウンドも若干変化し、エレポップ化してますが、音はまさに産業ロックです。
10曲目の"Hard To Believe"は曲の出来も良く、お薦めです。
13曲目の"Tell Me"はメロディアスなバラード・ナンバーで、これぞ産業ロックのバラードといった感じの曲で、かなりお薦めです。
14曲目以降は、ライヴ・レコーディングされたナンバーで、音はあまり良くありませんが、曲を聴く限りでは、このSTEEPLECHASEというバンドは優れたライヴ・バンドだということがわかります。
それにしても、この中身とアルバム・ジャケットの落差はなんでしょうか?
このジャケット・デザインでとても損してると思います。
2011-11-22
LeCompt / LeCompt (1992)

グループ名は、メンバーのMichael LeComptのからとったもので、全曲彼のペンよるもので、サウンドの要ともなっているようです。
Michael LeComptですが、元TANGIER(このバンドも骨太のアメリカン・ハードを聴かせるバンドでした)のヴォーカリストで3枚目の"STRANDED"を1991年ので解散し、翌年にこのミニ・アルバムを発表してます。
このミニ・アルバムはマイナーなプロダクションから出されたせいか、サウンド・プロダクションはあまり良くはありませんが、LeComptのヴォーカルと曲はそこそこの出来です。
収録ナンバーは、
01 All The Days Gone By 03:40
02 Here Comes Trouble 03:49
03 Gypsy Heart 03:46
04 Love Is Lethal 04:13
05 Walkin' Away 04:42
06 S.S.C.P. 05:09
となっております。
特に1曲目の"All The Days Gone By"と2曲目の"Here Comes Trouble"は、古き良きアメリカン・ハードロックという感じで、2曲目では、ハーモニカが効果的に使われていて、なかなか良いです。
3曲目の"Gypsy Heart"と5曲目の"Walkin' Away"はバラードで、メロディも良く、5曲目でのギター・ソロは結構泣いています。
このアルバムを発表した後、1995年に"Unplugged"というフル・アルバム(未聴)を出して消えてしまったバンドですが、当時、すでにこのようなタイプのサウンドはアメリカでは、あまり受けていませんでした。
メロハー・ファンであれば聴いて損はないアルバムです。
2011-11-21
Ekseption / The 5th (1998)

オランダのプログレッシヴ・バンドEKSEPTIONによるベスト・アルバムです。
バッハ、ベートーヴェン、モーツァルト、チャイコフスキーといったクラシックの原曲を現代の楽器を使って表現した作りとなっておりますが、原曲がとても有名ですので、すぐ耳に馴染んでしまいます。
私が一番最初にEKSEPTIONに触れたのは、1970年代の始めで、2曲目の"Air"を聴いてからです。
この時は、彼らのアルバムを聴いたわけではなく、いわゆる、コンピレーションのレコードでした。
原曲は、バッハの「G線上のアリア」ですが、ジャズっぽいピアノの音がとても新鮮に聞こえ、たいそう感激した記憶があります。
まあ、当時は、あまりお金もなくEKSEPTIONのレコードを買うということは無かったですが。
ただ、この「G線上のアリア」は、記憶の中に深く埋め込まれました。
その後、CD化の時代を迎えましたが、一向に情報は得られずじまいでしたが、ネットショップ巡りするようになって、10年近く前に彼らのこのアルバムを見つけたわけですが、その時は、とても嬉しかったですね。
また、価格もかなり安めだったと思います。
このアルバムは、前述のとおりクラシックを現代的にアレンジした曲がメインとなっておりますが、知っている曲が多いので、気楽に聴けます。
イージー・リスニング、BGMとしては最高です。
演奏力も高いですし、アレンジがカッコ良いのが最大の魅力となっています。
ちなみに収録ナンバーは、
01 The 5th ((P) 1969) 03:28
02 Air ((P) 1969) 02:53
03 Piano Concert N.3 In C Minor Opus 37 : Rondo ((P) 1970) 05:25
04 Suite No.2 In B Minor : Peace Planet - Badinerie ((P) 1970) 03:34
05 Adagio ((P) 1970) 03:52
06 Italian Concerto In F BWV 971 : Allegro ((P) 1970) 05:04
07 Rhapsody In Blue ((P) 1969) 04:02
08 Partita No. 2 In C Minor ((P) 1971) 05:47
09 A La Turka ((P) 1972) 02:29
10 Sonata No.2 In E Flat : 2. Siciliano In G ((P) 1972) 03:59
11 Romance For Violin And Orchestra No.2 In F Op.50 ((P) 1973) 03:34
12 Concerto ((P) 1970) 03:57
13 Concerto For Violin And Orchestra In A Minor : Vivace ((P) 1972) 02:51
14 Toccata And Fugue In D Minor For Pipe Organ : Toccata ((P) 1973) 05:18
15 Gayaneh : Sabre Dance ((P) 1969) 03:50
16 Ave Maria ((P) 1971) 02:35
となっております。
純粋なクラシックを聴くのは気が引ける、つまんないと感じてるアナタ、是非、聴いてみると良いと思います。
最近リ・イッシューされたようで、ジャケット・デザインも変更されたようです。
2011-11-20
CONTRABAND / CONTRABAND (1991)

メンバーは、VIXENのShare Pederson、L.A. GUNSのTracii Guns、SHARK ISLANDのRichard Black、RATTのBobby Blotzer、さらにはMichael Schenker BandのMichael Schenkerとそうそうたるメンバーが揃っている。
収められている曲は、外部のソングライターによるものが殆どですが、曲が良いせいもあり、かなり聴けるアルバムとなっている。
また、このバンドの面白さは何と言っても、Michael SchenkerとTracii Gunsによるツイン・リードでしょうね。
まるきり違うギターを聴かせる2人ですから。
で、1曲目の"All The Way From Memphis"は Ian Hunter のペンによる曲で、メリハリのあるロックン・ロール・ナンバーで、小気味良いとすら感じる曲で、お薦めの1曲です。
2曲目の"Kiss By Kiss"は、Michael ThompsonとMark Spiroによる曲です。
ということで、かなり期待した曲ですが、曲自体の出来はまあまあですが、アレンジがイマイチという感じです。
3曲目の"Intimate Outrage"もMark SpiroさらにはDann Huffのペンによる曲ということで、期待が高まります。
こちらは、まるでGIANTが演奏しているみたいで、とてもカッコ良い仕上がりとなっております。
4曲目の"Bad For Each Other"はRichard Blackが曲作りに参加している曲です。
前奏のギターのリフがカッコ良いミディアム・テンポの曲で、伸びのあるRichardのヴォーカルもいかしたメロディアスなナンバーです。
この曲はお薦めです。
5曲目の"Loud Guitars, Fast Cars & Wild, Wild Livin'"ですが、この曲でもRichard Blackが曲作りに参加しております。
疾走感があるハード・ドライヴィングなカッコ良さが光っているナンバーです。
6曲目の"Good Rockin' Tonight"はMichael Schenkerのギターが最高のロックン・ロール・ナンバーです。
最高にご機嫌なナンバーで、お薦めですね。
7曲目の"If This Is Love"はこのアルバムの中でも一押しのパワー・バラード・ナンバーです。
とにかく、メロディが最高です。MichaelとTraciiのツイン・リードが最高にいかした曲で、いうことありません。
8曲目の"Stand"はTim FeehanとBrain MacLeodのペンによる曲で、なかなか良く出来た曲ですが、これもアレンジにちょっと難があるように感じます。
すこしばかりもったいないかも。
9曲目の"Tonight You're Mine"も7曲目の"If This Is Love"に負けない出来です。
ミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、お薦めですね。
10曲目の"Hang On To Yourself"はDavid Bowieのペンによる曲です。
結構良く出来たメロディアス・ハードロックのアルバムです。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
2011-11-19
TOTO & Friends (2011)

1992年のJeff Porcaroのトリビュート・コンサートの模様を収めたライヴ・アルバムです。
TOTO & Friendsというアルバムで、Steve Lukather、David Paich、Steve Porcaro、Mike Porcaro、Simon PhillipsのTOTOの面々のほか、Donna McDaniels、Jackie Mahgee、Jenny Douglas McRae、Chris Trujillo、Lenny Castro、Don Henley、John James、Paulette Brown、Michael McDonald、Donald Fagen、Denny Dias、Boz Scaggs、Eddie Van Halen、George Harrison、David Crosbyというミュージシャン達によるライヴ・パフォーマンスです。
収録ナンバーは、
(Disc 1)
01 Intro [From "Toto & Friends"] 01:13
02 Guypsy train 07:47
03 Childs anthem 02:33
04 I'll supply the love 04:37
05 I'll be over you 05:35
06 Michael McDonald intro 01:15
07 I keep forgettin' 05:23
08 Takin' it to the streets 05:49
09 Home of the brave 07:10
10 Dave solo 03:54
11 Georgy pargy 03:32
12 99 02:54
13 If it's the last night 03:08
14 Angela 01:15
15 I won't hold you back 02:10
16 Don't stop me now 02:38
17 Africa 08:53
18 Donald Fagen intro 01:25
19 Chain lightning 07:26
(Disc 2)
01 Angel don't cry 05:30
02 Don't chain my heart 09:40
03 Rosanna 08:11
04 Don Henley intro 01:16
05 Dirty Laundry 07:24
06 You better hang up 04:38
07 Come rain or come shine 05:02
08 Fire 03:18
09 Ain't talkin' bout 04:36
10 Hold the line 12:40
11 Band intro 04:45
12 With a little help from my friends 11:10
といったナンバーとなっております。
Don Henley、Michael McDonald、Donald Fagen、Eddie Van Halenについてはどのナンバーでプレイしているかはわかりますが、Boz Scaggs、George Harrisonについては良く分かりません。
まぁ、少なくともラストのTHE BEATLESナンバー"With a little help from my friends"には参加しているのでしょうが。
ただこの盤、完全なオフィシャルCDというわけでもないんでしょうね。
音質はクリアなんですが、音が飛ぶ部分なんかもあります。
しかしながら、Jeff Porcaro偲ぶコンサートさけあり、参加ミュージシャンは豪華ですし、貴重な音源であると思います。
TOTOファン、AORファンの方であれば持っていて損はないアルバムだと思います。
2011-11-18
Joey Scarbury / America's Greatest Hero (1981)

1981年に発表されたJoey Scarburyの"America's Greatest Hero"です。
TV番組の「バイオニック・ジェミー」の主題歌として使用された、1曲目"The Theme From ''The Greatest American Hero" (Believe It Or Not)"が収められた、おそらくJoeyのワン・アンド・オンリーのアルバムだと思います。
で、内容はというと、ほんのりカントリー・フレーバーのするAORといったところでしょうか。
特に1曲目のタイトル・ナンバーの出来が良いですね。
からっとしたサウンドにちょっぴり鼻にかかったようなJoeyのヴォーカルがいかしてます。
メロディも最高で、バックのギター・ソロ(Larry Carltonだと思うけど)がカッコ良いです。
2曲目の"Love Me Like The Last Night"は、バックの音もかなりAORしたナンバーで、この曲もお薦めですね。
アコースティック・ピアノから始まる3曲目の"Stolen Night"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
4曲目の"There Is A River"もいかしたAORナンバーです。なんか聴いていてほっとするそんな感じの曲です。
5曲目の"Everything But Love"では、ちょっとばかり力強いJoeyのヴォーカルが聴けます。
6曲目の"Take This Heart Of Mine"は、カントリーっぽいナンバーですが、全く泥臭さはなく、カラッと歌い上がってます。
7曲目の"When She Dances"と8曲目の"That Little Bit Of Us"は、メロディアスなバラード・ナンバーです。
9曲目の"Some Of My Old Friends"も6曲目同様カントリー・フレーバーするナンバーで、Joeyの高音部の声がどことなく、Vince Gill風で良いですね。
ラストの"Down The Backstairs (Of My Life)"では、バックのアコースティック・ピアノに合わせ、Joeyが歌い上げている(歌い上げるといった表現がピッタリ)のがとても印象的な曲で、この曲もお薦めです。
カントリー・フレーバーがところどころ見え隠れしますが、全体的にはとてもメロディアスで、そこそこのAORアルバムだと思います。
2011-11-17
Alessi / All For A Reason (1977)

Alessiはご存知のとおり、BillyとBobbyの双子の兄弟のデュオ・グループです。
このAlessiを組む前は、"BARNABY BYE"というバンドで活動し、"Room To Grow"(73年)と"Touch"(74年)という2枚のアルバムを出しております。
バンドには、後のBALNCEを結成するPeppy Castroなんかも在籍しており、とてもいかした産業ロックのアルバムを2枚発表しております。
Alessiの魅力は何といっても華麗なほどのハーモニーでしょう。
澄み渡るようなBillyとBobbyの奏でるハーモニーはホント最高です。
さらにどのアルバムも収録ナンバーが、とてもメロディアスですので、云う事無しです。
本作には10曲が収録されておりますが、極めつけは何といっても、1曲目の"All For A Reason"(邦題:「ただ愛のために」)でしょう。
BillyとBobbyのハーモニーは、とても素晴らしく、彼らのナンバーの中でも一番良く出来た曲でしょうね。
この曲に限っては、AORファンの皆様は良くご存知の曲だと思いますが、もし聴いたことがないとおっしゃる方がおりましたら、とりあえず、黙って聴いてみろ!!、ですね。
2曲目の"Love To Have Your Love"はディスコ調の少しファンキーな曲ですが、とてもメロディアスなナンバーでAlessi兄弟のハーモニーがいかされた曲となっております。
3曲目の"Farewell"は曲の出だしのサックスの音が面白くまた、それに続くヴォーカルが素晴らしいナンバーです。
ボードビル調の曲が面白さを醸し出しております。
4曲目の"Avalon"はとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
繊細なAlessi兄弟のヴォーカルがたまらないです。そして素晴らしいハーモニー。この曲もお薦めのナンバーです。
5曲目の"Air Cushion"も若干ディスコっぽいナンバーです。
2曲目以上にファンキーです。
それにしてもAlessi兄弟のハーモニーは素晴らしいですね。
6曲目の"London"は1曲目の"All For A Reason"に負けないくらいの素晴らしいナンバーで、ちょっと甲乙がつけ難いものがあります。
とてもメロディアスで良く出来たAORナンバーです。
もう云う事無しの曲です。
7曲目の"Hate To Be In Love"はバックの音、特にギターの音がほんの少しハードですが、Alessi節は健在で、とても良く出来た曲です。
メロディがとてもいかしたお薦めの1曲です。
8曲目の"You Can Crowd Me"で聴けるサックスの音はかなりファンキーです。
Alessi兄弟の繊細なヴォーカルがたまらないナンバーとなっております。
サックスのほか、Richard Teeの奏でるピアノの音も最高で、一聴しただけで、Richard Teeだとわかります。
この曲もお薦めですね。
9曲目の"Make It Last"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
ホント、こういったバラード・ナンバーでのAlessi兄弟のヴォーカルって最高ですね。
10曲目の"Here Again"は9分強の大曲ですが、メロディとリズムのアレンジメントが生かされた曲となっております。
冗長さは否めないものがありますが、曲自体としては、面白いと思います。
AlessiはこのアルバムのほかにA & Mレコードから3枚、ワーナーからはChristopher Crossのプロデュースによる1枚と2004年に自主制作で"Hello Everyone"、さらに2007年に"Just Like That"というアルバムを出しています。
2011-11-16
Kyle Vincent / TRUST (1994)

日本では、2000年にAIR MAIL RECORDINGSから"A Night Like This"というタイトルで発表されたこともあるアルバムです。
Kyle Vincentはソロ活動前に、Gilby Clarke (ex : Guns N' Roses)とCandyというバンドを組んでおり、1985年に"Whatever Happened To Fun"というアルバムを1枚発表しております。
ソロになってからは、卓越したメロディアスなソング・ライティングにより、メロディ・マニアやAORファンから注目されるようなアーティストとなっております。
本作は、Clif Magness、Steve Levine、Kyle Vincentのプロデュースによって出来上がった作品で、Gerry Beckley (ex: America)、Gilby Clarke、Gerald Albrightなどが参加したメロディアスなAOR、ハードポップ・アルバムに仕上がっております。
収録ナンバーは、
01 A Night Like This 03:34
02 Never Say Die 04:20
03 Trust 04:22
04 Something To Remember Me By 04:57
05 Maybe It's Better This Way 03:46
06 What Am I Gonna Do 05:26
07 Change The World 04:10
08 For All The Wrong Reasons 05:02
09 Wherever You Are Tonight 04:44
10 Now I Know 04:02
の10曲となっております。
01はメロディアスでキャッチーなヒット・ポテンシャルの高いナンバーです。
お勧めのナンバーです。
02はキーボードとギターのコラボがいかした、これまたメロディアスでキャッチーな80年代メロディック・ロックした産業ロック風のナンバーです。
03はさすがタイトル・ナンバーだけあって、かなりいかしてます。
メロディも良いですが、バックのパフォーマンスがとても魅力的です。
04もキーボードギターのコラボがとてもいかしたメロディアスなハード・ポップ、AORのナンバーです。
05はGerald Albrightのサックスをフィーチャーしたアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーとなっております。
AORファンも納得の1曲です。
06もとてもメロディアスなミディアム・テンポのパワー・バラード風のAORとなっております。
07はバックのピアノの音色がいかしたメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
08もとてもメロディアスなナンバーで、ポップに仕上がったAORナンバーです。
09はストリングスとピアノの音色が美しい、メロディアスなバラード・ナンバーです。
曲に盛り上がりもありますし、出来はかなり良いです。
10もメロディアスでポップなAORナンバーに仕上がっております。
ジャケットに表記はありませんが、11曲目の03に別テイクが収められております。
既にレア化しておりますが、メロディ・マニア必聴の1枚だと思います。
Stan Bushなどがお好きな方に特にお勧めです。
このアルバム、私のお店でも取り扱っております。
2011-11-15
Foxy / The Best Of Foxy (1994)

Foxyの魅力はIsh Ledesmaによる所が大きく、彼のセクシーなヴォーカルは最高です。
Ishは曲の殆どを書いており、そのサウンド・スタイルはもろディスコですが、曲はメロウなFunkといった感じでとてもGOODです。
"Get Off"の発売当時は、このFoxyには殆ど興味を感じていませんでした。
もちろん大ヒットした"Get Off"という曲は知っていましたが、ディスコ音楽もちょっという感じでしたし。
それが、Ish Ledesmaがソロ・アルバムを出した時から、Foxyに興味を持つようになりました。
その頃はAORの息吹が立ち始めたころで、TK RecordsというレーベルからBobby Caldwellが登場しました。
このBobby Caldwellの「イヴニング・スキャンダル」を聴いた時は鳥肌モノでした。
その後、同じレーベルからIshのソロ・アルバムが出るのですが、その時はIshが何者かも知らず、TKレーベルということとジャケットがIshの顔の大アップでちょっとAORチックでしたので、そく購入しました。
針を回してすぐに、このアルバムにも収められている"Let's Make Love"を聴いたとたん、うなってしまいました。これは最高にカッコいい、と思いました。
サウンド・スタイルはディスコですが、まさにAORじゃんという感じで。
出だしのドラミングとギター、それに被さるようにIshのセクシーなヴォーカル、これはもうたまりませんでした。
曲もメロディアスだし、もう言うこと無しといった感じでした。
この曲は針がスリ切れるぐらい聴いた思い出があります。
で、このIshのソロ・アルバムを聴いたことがきっかけとなり、Foxyを聴くこととなったわけです。
収録ナンバーは、
01 Get Off Your Aaahh And Dance 05:07
02 Let's Love 05:22
03 People Fall In Love (While Dancing) 05:08
04 Get Off 05:47
05 Tena's Song 04:59
06 Party Boys 03:23
07 Rrrrock 04:19
08 Hot Number 06:08
09 Head Hunter 06:17
10 Chicapbon-Chicapbon 05:43
11 Lady 05:16
12 Foxy Featuring Ish - Let's Make Love 05:31
13 Foxy Featuring Ish - Faster Than A Speeding Bullet 03:11
14 Foxy Featuring Ish - Deep Down I'm Funky 04:33
の14曲です。
1曲目の"Get Off Your Aaahh And Dance"はとてもメロウなディスコ・ミュージックで、ヴォーカル・パートも殆ど無く、フルートとストリングスが主体の曲ですが素晴らしい出来ですね。
2曲目の"Let's Love"はIshのセクシーなヴォーカルがとても良く、この曲もメロウです。
4曲目の"Get Off"は彼らの大ヒット曲で、聴いていて自然に踊り出したくなるような曲です。
8曲目の"Hot Number"も"Get Off"と並んで、彼らの代表曲の一つです。
11曲目はちょっとレゲエっぽいナンバーで、カリプソ的なところが良いですね。
このベスト・アルバムの良いところは、FOXYのナンバーばかりではなく、Ishのソロ・アルバムからのナンバー"Let's Make Love"を聴けたことです。
彼のソロにはこの曲以外にもAORした曲が結構あったので、是非CD化を望んでいるのですが。
"Let's Make Love"、良い曲だと思いませんか?
2011-11-14
Jimmy Messina / Oasis (1979)

都会的な洒落たサウンドにトロピカルな雰囲気を乗せた若干フュージョンっぽいものとなっております。
Jimmy Messinaのギターも軽めながら良い味を出しております。
AORに必要なエッセンス「洗練された音楽」がここにあります。
1曲目の"New And Different Way"はトロピカル雰囲気満点のフュージョン・タッチの1曲です。
洗練されたサウンドはまさにAORに相応しいナンバーです。
バックの音、サックス、フェンダーローズ、ベース、ギター、ドラムス、どの音をとっても最高です。
2曲目の"Do You Want To Dance"はそれこそカッコ良いサックスとギターの音から始まる都会的な洒落たサウンドのAORナンバーです。
このアルバムでは"Seeing You"が傑出して出来が良いので、他のナンバーにあまり目がいきませんが、この2曲目のもかなりいかしたナンバーです。
Jimmy Messinaのギターもフュージョン・タッチの素晴らしい音ですし、ムーグ・シンセも良い味を出しております。
3曲目の"Seeing You (For The First Time)"はAORファンであれば誰でも知っている名曲です。
当時はかなりヘヴィローテーしておりました。
もうこのナンバーはコメントのしようがありません。
素晴らしいナンバーです。
4曲目の"Free To Be Me"も最高に良く出来たAORナンバーです。
洒落たサウンドも堪りませんが、少し鼻にかかったJimmy Messinaのヴォーカルもクセになりそうです。
5曲目の"Talk To Me"はアコースティック・ギターに持ち替えてシンプルに歌い上げています。
6曲目の"Love Is Here"は軽いタッチのフュージョンっぽいナンバーです。
途中とエンディングのギター・ソロは圧巻です。
7曲目の"Waitin' On You"は再びトロピカル雰囲気満点のナンバーです。
8曲目の"(Is This) Lovin' You Lady"は夜を感じさせるジャジーなナンバーです。
これもかなりいかしたAORナンバーです。
ラスト・ナンバーの9曲目"The Magic Of Love"は7分強の大曲で、このナンバーもとてもジャジーです。
Jimmy Messinaのアコースティック・ギターが良い味を出しております。
2011-11-13
Bridge 2 Far / Bridge 2 Far (1989)

Bridge 2 Farのワン・アンド・オンリーの作品。
参加ミュージシャンは、
Mark Williamson : Lead Vocals, Guitar, Bass, Keyboards
John Robinson : Drums, Keyboards, Synthesizer, Bass, Percussion
Guest Musicians
Guitar : Martin Walsh, Steve Lukather, Michael Landau, Al McKay, Clem Clemson
Bass : Neil Stubenhaus, Freddie Washington
Keyboards : Aaron Zigman, David Paich, Larry Williams, John Van Tongren, Richard Souther, Alan Shacklock
Horns : Jerry Hey, Gary E. Grant, Daniel Higgins, Kim Hutchcroft.
Background Vocals : Lance Ellington, Chris Eaton
この豪華なバック・ミュージシャンに支えられた音が悪いはずがありません。
全曲メロディがいかしたAORの名盤です。
その1曲目の"Heaven On Earth"はこのアルバムの一押しで、のっけからこんな曲を聴かせるBridge 2 Farって、ホント、最高です。
メロディアスでこれぞAORといったナンバーです。
この曲を聴くために高いお金を払ったのですから。
それだけAORファンにとっては価値のある1曲です。
文句無しのナンバーです。
2曲目の"I Must Be Blind"もメロディアスで最高の1曲。
とてもいかしたバラード・ナンバーです。
出来のほうも1曲目に負けないぐらいです。バックのメロディアスなギター・ソロはSteve LukatherかMichael Landauだと思いますが。
ホント、良いですね、この曲も。
3曲目の"Say You Will"はJohn Robinsonのドラムスがビンビンの1曲です。
産業ロックっぽいメロディアスなナンバーで、ご機嫌な曲です。
4曲目の"Anyone Out There"はバックの音が産業ロックしたとてもカッコ良いメロディアスなナンバーです。
この曲でもJohn Robinsonのドラムスはビンビンですし、Mark Williamsonのヴォーカルも良いですし、他のメンバーによるバックの各パートも最高にいかしてます。
お薦めの1曲です。
5曲目の"Caught Inside Your Heart"は一転してメロディアスなバラード・ナンバーです。
これがしっとりとしていて最高にいけてます。
これもお薦めの1曲ですね。
6曲目の"We Got Away"はJohn Robinsonのドラム・ソロから入る産業ロックしたナンバーです。
カッコ良さもピカイチです。
バックのギター、これはSteve Lukatherでしょう、おそらく。
7曲目の"Hold You Tonight"は再び、しっとり系のバラード・ナンバーです。
5曲目以上にメロディアスで、云う事無しのAORナンバーです。
好きですね、この曲。
8曲目の"Straight To The Heart"は再び産業ロック系のナンバーで、この曲の出来もとても良いですね。
この曲でもJohn Robinsonのドラムスがいかしてます。
ラストの9曲目"This Is Killing Me"は若干ハードなブギー調ナンバーで、どこかニューウェーブっぽいサウンドが面白さを醸し出しております。
このアルバム、かなりのレア盤で、私は数年前に、ドイツの中古(新品もある)ネットショップのDSB Recordsというところから5000円ぐらいで手に入れたものです。
AORフリークであれば、これぐらいの金額でも手に入れる価値のあるアルバムだと思います。
2011-11-12
Michael Franks / BURCHFIELD NINES (1978)

1973年に"Michael Franks"というセルフ・タイトルでアルバム・デビューしておりますが、実質的には1975年の"The Art of Tea"で多くのリスナーに知られるところとなりました。
Michael Franksについての個人的な意見ですが、 1977年の"Sleeping Gypsy"、1978年のこのアルバム、1979年の"Tiger in the Rain"、1980年の"One Bad Habit"ぐらいまでが絶頂期だったと思います。
彼の代表先は、Larry Carltonを始めとしたTHE CRUSADERSがバックを務めた"Sleeping Gypsy"辺りを挙げる方が多かろうと思いますが、私にとってのベストは、この"BURCHFIELD NINES"です。
彼のアルバムで一番先に聴いたのがこのアルバムで、その時の印象が強かったからかも知れません。
1曲目の"When The Cockie Jas Is Empty"で、もう完全にいかれました。
囁くような彼のヴォーカルも新鮮でしたが、それよりもバックのサウンドにいかれました。
Steve Gadd (Ds)、Will Lee (B)、John Tropea (G)によるパフォーマンスの素晴らしさには参りました。
このアルバムは、
01 When The Cockie Jar Is Empty
02 A Robinsong
03 Wrestle A Live Nude Girl
04 Burchfield Nines
05 Meet Me In The Deerpark
06 Dear Little Nightingale
07 In Search Of The Perfect Shampoo
08 Vivaldi's Song
の8曲が収められております。
どのナンバーの出来も素晴らしいですし、そのパフォーマンスも然りです。
ゆったりと流れる感じが堪らないです。
ソフトで都会的なイメージもこのアルバムの魅力です。
まぁ、この辺りはプロデューサーのTommy LiPumaの手腕によるところが多いのでしょうが。
秋の夜長に聴くのに持ってこいのアルバムだと思いますね。
2011-11-11
Alice Cooper / From the Inside (1978)

なんてったって狂気のハード・ロッカーAlice CooperとDavid Fosterの合体でしたから。
でも、その後、The Tubesのプロデュースもしているし、さらには、Scorpionsとかのプロデュースだってしているのし、その辺りの伏線もあったのかなぁ。
でも、やっぱり最初聴いたときは、ビックリしたのは事実ですが。
それまでのAlice Cooperのアルバムといえば、プロデュースはBob Ezrinが殆どでしたので、中身ももちろんいわゆるハードロックのアルバムでしたから、まさかDavid Fosterがプロデュースすなんて、思ってもいませんでした。
David Fosterのプロデュースになって、やはりサウンドも変化しており、特に7曲目の"How You Gonna See Me Now"はまさにFosterサウンドで、とてもメロディアスなバラード・ナンバーで、これがあのAlice Cooperなの?って感じでした。
おそらくそれまでのファンからは、このサウンド変化に戸惑った方も相当いらっしゃる筈で、とても受け入れらるような音じゃ無いなどと思われたと思います。
しかし、それまでAlice Cooperなんて一度も聴いたことがないAORファンには、彼の名前を確実に覚えられるようになったことは確かですし、少しハード目のAORやハードポップを聴いていらした方はAlice Cooperの他のアルバムも聴くようになった方も多数いらっしゃると思います。
ちなみに参加ミュージシャンは、Alice Cooper - vocals, Dee Murray - guitar, Rick Nielsen - guitar, Dick Wagner - guitar, Davey Johnstone - guitar, Jim Keltner - drums, David Foster - keyboards, Jay Graydon - keyboard, programming, synthesizer guitar, Howard Kaylan - backvocals, Mark Volman - backvocalsとなっております。
収録ナンバーは、
01 From The Inside 03:55
02 Wish I Were Born In Beverly Hills 03:38
03 The Quiet Room 03:52
04 Nurse Rozetta 04:15
05 Millie And Billie 04:15
06 Serious 02:44
07 How You Gonna See Me Now 03:57
08 For Veronica´s Sake 03:37
09 Jacknife Johnny 03:45
10 Inmates (We´re All Crazy) 05:03
人の中に潜む狂気の世界を歌ったコンセプト・アルバムですが、特筆すべき点は、詩の全てがBernie Taupinが手がけていることでしょうか。
Bernie Taupinといえば、Elton Johnの曲の詩を手がけていることで有名です。
曲の方はといえば、David FosterもAlice Cooperの従来のスタイルをあまり壊すことなく(?)、AORというには、かなりハードな曲もありますが、AirplayとかTOTOとかとはちょっと違ったスタイルで、やはりハードロック風でしょうか。
それでも、それぞれの曲にFoster色はにじみ出ています。
タイトル・ナンバーで1曲目の"From The Inside"なんか聴いていると、「っお、Fosterじゃないか」って感じですね。
3曲目の"The Quiet Room"もバラード・ナンバーで、そこその出来だと思います。
極めつけは、やはり、7曲目の"How You Gonna See Me Now"で、David Fosterのピアノから始まるこの曲ですが、Foster色が前面でたメロディアスなナンバーで、AORアーティスト顔負けのAlice Cooperの歌声もかなりいかしてます。
途中のJay Graydonのギター・ソロも短いながら最高です。
この曲を聴くだけでもこの1枚は価値ありです。
このアルバムももちろん私のお店に置いてあります。
ご興味のある方はどうぞ。
2011-11-10
Coastland Ride / Coastland Ride (2003)

これまた、メロディアスでカッコ良いスウェーデンのバンドの登場だ。
全体的には、ウエスト・コースト風なAOR・ハードポップした内容で、とても良く出来たアルバムです。
まさにキーボードとギターのコラボがいかした80年代メロディック・ロック、産業ロックしており、先ずは、メロディ・マニア必聴のアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01 Let me let you go 03:34
02 On the path of greed 03:45
03 The angels must heave missed a turn 04:03
04 Never the same 04:35
05 Second hand America 04:07
06 Hearts to the flame 03:58
07 Believe in me 03:36
08 Eyes 03:52
09 Sleepless 04:16
の9曲となっております。
1曲目の"Let Me Let You Go"は、云うこと無しのメロハーで最高の1曲。
とても元気になれる曲です。
2曲目"On The Path Of Greed"は、ハーモニーがとても魅力的なメロディアスな曲です。
6曲目の"Hearts To The Flame"は、Journey辺りが連想される産業ロックした曲です。
8曲目の"Eyes"は、モロ、Journeyといった感じの曲です。
とてもメロディアスなハードポップ・ナンバーでこのアルバムの2番目にお薦めの曲です。
9曲目の"Sleepless"は、メロディアスなバラード・ナンバーです。
もちろん、これら以外のナンバーもメロディアスなナンバーばかりで、ほぼ捨て曲が無い強力な1枚だと思います。
このアルバム1枚を出した後、バンドは活動していないようで、とても残念で仕方がありません。
このアルバムも以下では若干レア化しております。
私のお店で取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
2011-11-09
ANDY GIBB / SHADOW DANCING (1978)

発表された時期を考えますと、一世を風靡したあの映画"SATURDAY NIGHT FEVER"の後に出されたこともあるのでしょうが、サウンドは、当時のBEE GEESといった感じで、ディスコ調ですが、充分にAORしていて、これがとてもいいんですね。
ANDY GIBBはこのアルバムのほかに、1977年に1stアルバム"Flowing Rivers"、1980年に3rdアルバム"After Dark"を発表しております。
1stには、"I Just Want to Be Your Everything" 、"(Love Is) Thicker Than Water"の2曲の全米ナンバー1のナンバーが収められており、彼の大ヒット・アルバムとなっておりますが、私的には、この"SHADOW DANCING"が彼のベスト・アルバムだと思っております。
とにかく捨て曲が1曲も無い強力盤なんです。
収録ナンバーは、
01 Shadow Dancing 04:36
02 Why 04:31
03 Fool For A Night 03:22
04 An Everlasting Love 04:10
05 (Our Love) Don't Throw It All Away 04:10
06 One More Look At The Night 03:47
07 Melody 04:03
08 I Go For You 04:19
09 Good Feeling 03:48
10 Waiting For You 04:14
の10曲で、"I Go For You"ではDon Felder (ex: Eagles)がギターを弾いております。
BEE GEESの"HOW DEEP IS YOUR LOVE(愛はきらめきの中に)"を彷彿させるバラード"(Our Love) Don't Throw It All Way"や"MELODY""I GO FOR YOU"なんかとても素敵ですし、さらにディスコ調のAOR曲"WHY"なんか最高にいかしてます。
もちろん大ヒットした、"SHADOW DANCING"や"AN EVERLASTING LOVE"なんかもとてもいい曲ですし。
このアルバムは、一般的にはAORで紹介されることはないですが、充分AORしている内容だと私は思いますよ。
ディスコ音楽ということで、聴いていないAORフリークの皆さん、ちょっと聴いてみてはいかがですか?
なお、このANDY GIBBですが、若くして既に他界しており、とても残念に思います。
2011-11-08
CROWN OF THORNS / CROWN OF THORNS (1994)

これぞ、メロディアス・ハードの決定盤で、もう文句のつけようが無いアルバムです。
このCROWN OF THORNSは、黒人4人組のバンドですが、これがまるで黒人特有の黒っぽさを感じさせないサウンドで、メロディアス・ハードの王道をいくサウンドなんです。
メロディ最高のナンバーばかりで、捨て曲は1曲もありません。
1曲目の"Crown Of Thorns"は彼らのバンド名をタイトルにしたナンバーで、このアルバムの中身の良さを感じさせる最高にメロディアスな曲です。
ギターの音がたまらないです。お薦めの1曲です。
2曲目の"Hike It Up"でも、Micki Freeのギター・ソロとリフはカッコ良いです。
あと、もちろん、Jean Beauvoirのヴォーカルもご機嫌です。
3曲目の"Dying For Love"を聴いた時の興奮は忘れられません。
とてもメロディアスなパワー・バラードなんですが、これって、最高!!B
ostonの"A Man I'll Never Be"を聴いた時と同じくらい興奮しました。
私が選ぶベスト10に入るナンバーであることは間違い無いですね。
出だしのMickiの本当にメロディアスなギター・ソロ(もちろん途中のギター・ソロも)を聴いたとたん、思わず涙しそうになりました。
Jeanのヴォーカルも最高ですし、とにかく曲が素晴らし過ぎて、もう言葉のしようが無いです。
何度聴いても飽きのこないナンバーって、あまり無いですが、この曲は、全くというほど飽きがきません。本当にこの曲は、メロディックロック・ファン必聴のナンバーです。
4曲目の"No You Don't"も出だしのギター・リフがカッコ良く、それに乗るJeanのヴォーカルも最高にいかしたナンバーです。
メロディアス度も抜群なナンバーでお薦めです。
5曲目の"Standing On The Corner For Ya"はピアノ・ソロから入るバラード・ナンバーで、Jeanの高音に伸びるヴォーカルが最高です。
メロディアスなナンバーで、これも云う事無しの曲です。
6曲目の"The Healer"は、また、カッコ良いギターのリフから入るメロディアスなナンバーです。
曲の出来も素晴らしく、まるで、メロディック・ロックという言葉はこの曲のためにある、といっても良いかも。
7曲目の"Winterland"もとてもカッコ良い前奏から入るナンバーです。
この曲は、何といってもMickiのギター・プレイでしょうね。
最高にいかしてます。
もちろん、Jeanのヴォーカルも素敵ですが。
8曲目の"Secret Jesus"もメロディアスなハードロック・ナンバーで、この曲でもMickiのギターはカッコ良いです。
9曲目の"House Of Love"は曲にメリハリのあるいかしたロック・ナンバーです。
メロディアス度もバッチリの曲で、出来も良いです。
10曲目の"Are You Ready?"はリズム・セクションが最高のかなりファンキーなナンバーで、それに被さるJeanのヴォーカルもご機嫌です。
あまり、ラップは好きじゃないけど、この曲に関しては、Jeanの途中のラップもかなりカッコ良いですよ。
ラストの11曲目"'Til The End"は一転して、Mickiのリード・ギターから入るメロディアスなナンバーで、この曲でのJeanのヴォーカルも他の曲以上にしっとりと歌っています。メロディアスど抜群のナンバーで、アルバムのラストを飾るナンバーとしても相応しい曲だと思います。
Crown Of Thornsは、現在までかなりの数のアルバムを出しておりますが、この1stを超えたアルバムがないのが、ちょっと寂しいですね。
もちろん、他のアルバムもメロディック・ロックのアルバムとしては、平均点を軽く超えておりますが。
おそらく、Micki Freeが脱退したのが原因なのかも知れませんが。
私のお店にも何枚かCrown Of Thornsのアルバムを置いております。
お買い得は、3枚組のベスト・アルバムかな。
2011-11-07
Various Artists / Let's Sing J-Pop In English (2008)

このコンピ・アルバムは、フジテレビ系『とくダネ!』で紹介され、J-Popの名曲ヒット曲をグラミー受賞ボーカリストも含む海外のトップ・アーティストたちが英語でカバーしており、CD3枚組で全35曲収録され、価格が2,980円というお買い得感もあり、発売から約3ヶ月で約2万枚出荷という高セールスを記録したものです。
それで気を良くしたレコード会社が、同じく3枚組で35曲収録されたコンピ・アルバムの第2弾も発表したとか。
また、このコンピCDに収録されているナンバーは、全てが新録ではなく、過去に同じようにコンピ物として発表された音源が多数収録されております。
以前にもこのブログでも書きましたが、こういった企画物のコンピ・アルバムは、選曲とアレンジが「命」だと思います。
過去に発表されたコンピ物で、結構良かったのは、「山下達郎」や「竹内まりや」のそれぐらいで、「小田和正」や「角松敏生」のはイマイチだったと私は思っております。
4人とも優れたソングライターなんですが、要のアレンジでかなり差がついたと言えます。
本日紹介のこのコンピ・アルバムも、選曲やアレンジがイマイチなものもありますが、参加ヴォーカリストやミュージシャンがAOR界の超一流のメンバーばかりですので、まぁAORファンは納得の1枚かと思います。
収録ナンバーとヴォーカリストは、
DISC-I
01. 『SAY YES』:Jason Scheff (Chicago)
02. 『SUDDENLY ~ラブ・ストーリーは突然に~』:Ned Doheny
03. 『今でも…あなたが好きだから』:Tommy Funderburk (ex,Airplay/ex,Boston)
04. 『GET BACK IN LOVE』:Joseph Williams (ex,TOTO)
05. 『愛を止めないで』:Peter Beckett (Player)
06. 『どんなときも。』:Stephen Bishop
07. 『世界中の誰よりきっと』: Milini Khan
08. 『Overnight Sensation ~時代はあなたに委ねてる~』:Rachel Ham
09. 『君がいるだけで』: El DeBarge (DeBarge)
10. 『You're My Only Shinin' Star』:Jessica Sheely
11. 『SEASONS』: Tata Vega
DISC-II
01. 『Dear My Friend』: Joseph Williams (ex,TOTO)
02. 『GET CRAZY!』:Adrian Peritore
03. 『GLORIA』: Richard Page (Pages)
04. 『BREAK OUT !』: Anna McMurphy
05. 『今すぐKiss Me 』: Gigi Worth
06. 『Christmas Eve』: Joseph Williams (ex,TOTO)
07. 『YAH YAH YAH』: Jason Scheff (Chicago)
08. 『悲しみは雪のように』: Douglas Getschall
09. 『約束の橋 』:Kelly Keagy (Night Ranger)
10. 『Red Nose Reindeer』: Bobby Kimball (TOTO)
11. 『サボテンの花』:Douglas Getschall
12. 『TRUE LOVE』: Warren Wiebe
DISC-III
01. 『ANSWER』: Bobby Caldwell
02. 『遠い街のどこかで・・・』: Marilyn Martin
03. 『You're the Only・・・』: Jason Scheff (Chicago)
04. 『Time goes by』: Natalia
05. 『SAYONARA』: Joseph Williams (ex,TOTO)
06. 『Oasis』: Jay Graydon
07. 『たとえ遠く離れてても...』:Marilyn Martin
08. 『どうしようもない僕に天使が降りてきた』:Joseph Williams (ex,TOTO)
09. 『風立ちぬ』:Ronnie Spector (The Ronettes)
10.『Over And Over』:Jason Scheff (Chicago)
11.『DEPARTURES』:Frank Sinatra,Jr.
12.『Still, I'm In Love With You』:Gino Vannelli
で、参加ミュージシャンは、Jay Graydon、Steve Lukather、Michael Landau、Michael Thompson、Paul Jackson,Jr.、Hiram Bullock、Mike Porcaro、Lee Sklar、John Robinson、Bill Champlinなどとなっております。
出来が良いと思うのは、Disc Iでは、01、03、04、Disc IIでは、02、08、12、Disc IIIでは、02、03、07で、特にDisc Iの01、Disc IIIの03がとても良く出来ておりますし、逆に出来が悪いと思われるのは、Disc Iでは、07、10、11、Disc IIでは、06、09、10、Disc IIIでは、01、04、08、09、12で、Disc IIの06、Disc IIIの12はアレンジがイマイチなのと、あとはなんでこんな曲を選んだの?といったところでしょうか。
このシリーズのVol.2は柳の下のドジョウを狙ったもののあまりパッとしないかな?と思うのですが。
2011-11-06
Fotomaker / Transfer Station (1979)

バンドの要でもあったWally Brysonは、もうおりません。
そのためかどうかわかりませんが、サウンドも若干変化しております。
メロディアスですが、パワーポップ度は後退し、AOR度が増したサウンドとなっております。
1曲目の"Gotta Feel Your Love"はメロディも申し分ないナンバーで、これは以前のFotomakerを踏襲した曲となっております。
特にこの曲では、バックのサックスをMichael Breckerが担当しておりますが、これが最高にいかしてるんです。
お薦めの1曲です。
2曲目の"Lightning"は軽めのサウンドの曲で、この辺の音は新生Fotomakerといった感じで、そのサウンドはAOR的なものとなっています。
メロディアス度は抜群です。
3曲目の"Make Me Wanna Dance"もFotomakerの新しい面が出ている曲です。
バックのストリングの使い方がちょっとディスコっぽいですが、曲全体はポップでメロディアスです。
4曲目の"Love Me Forever"は、ディスコティークなAORといった感じです。
ちょうどこの頃出されたAdrian Gurvitzの"Sweet Vandetta"に入っているような曲で、歌い方もファルセットを多用したものとなっております。
でも、メロディはとても良いですよ。
これは、モロAORでしょう!
5曲目の"Fooled Again"の出だしのピアノは、一瞬Supertrampの"The Breakfast In America"かと思いました。
この曲もAORっぽい1曲です。
6曲目の"Nowhere To Turn"は、若干AORっぽいですが、前作までのFotomakerサウンドです。
かなりいかしたバラード・ナンバーです。
メロディ最高です。お薦めの1曲です。
7曲目の"A Woman Like You"なんかも当時のAORナンバーみたいな感じの曲です。
メロディはかなりいかしてます。
ラスト・ナンバーの8曲目"Don't Let Go"は、最高のバラード・ナンバーです。
これも完全にAORナンバーです。
極上のメロディにFrankieのフルートとヴォーカル・スタイル、Lexの軽めなギターが最高のAORです。
ほぼ、AORアルバムと化したFotomakerのラスト・アルバムですが、これはこれで良く出来たアルバムになっていると思います。
まあ、パワーポップ・アルバムとして聴くと期待を裏切られるかも知れませんが。
2011-11-05
Fotomaker / Vis-A-Vis (1978)

もちろん1stに引き続きメロディアスなポワーポップの曲が満載されています。
極めつけは1曲目の"Miles Away"で、メロディの嵐が吹いています。最高にカッコ良いメロディックな1曲です。
もう云う事なし状態です。
2曲目の"Does She Dance"もちょっとひねった感じのポップ・ナンバーです。このあたりは、10ccやTod Rundgrenあたりを感じさせます。
曲作りのセンスはピカイチですね。
3曲目の"Snowblind"は1曲目同様に最高のメロディラインを持ったナンバーです。
この曲を聴いていると、Badfingerの名曲"Suitcase"を思い出させてくれます。
ヴォーカルをTom Evansに替えたら、それこそモロBadfingerになってしまいそうなナンバーです。
最高にご機嫌なお薦めの曲です。
4曲目の"Just For You"もかなり良く出来たポップ・ナンバーです。
この曲辺りはもう一つのパワーポップ・バンドの雄The Raspberriesを彷彿させてくれます。
ホント、Fotomakerって最高のバンドですね。
5曲目の"Name Of The Game"はミディアム・テンポの前半の部分の曲調がちょっと単調な感じのする曲ですが、コーラスがカッコ良いナンバーです。
途中のWallyのギターと、後半部からは曲も盛り上がりを見せ、Fotomakerらしさを見せてくれます。
6曲目の"If I Can't Believe In You"ですが、このアルバムも全体的にどの曲も良く出来ておりますが、このナンバーは最高にいかしています。
ピアノの前奏から入るバラード・ナンバーですが、メロディはもう全くと言っていいほど、それこそ筆舌に尽くしがたいほど美しいメロディを持った曲です。
ヴォーカル良し、ピアノ良し、ギター良しの最高のバラード・ナンバーです。
7曲目の"Come Back"もカッコ良いパワーポップ・ナンバーです。
この曲の雰囲気は、どこかBadfinger+The Raspberriesといった感じです。
ご機嫌ナンバーです。
8曲目の"Two Way Street"はwallyのギター・ソロから始まるバラード・ナンバーです。
哀愁を帯びたメロディがたまりません。
これも最高の1曲です。
9曲目の"Sweet Lies"はご機嫌なロックン・ロール・ナンバーです。
こういった曲もまた良しですね。
自然に踊りだしたくなるようなナンバーです。
10曲目の"Make It Look Like An Accident"はオールディっぽさを感じさせるナンバーです。
タイプとしてはバラードですが、曲作り、特にこの曲に限ってはアレンジが最高です。
とても懐かしさを感じさせる曲です。
もう云う事ありません。
云う事なしのアルバムです。
2011-11-04
Fotomaker / Fotomaker (1978)

The Raspberries直系の音を聴かせてくれていて、このFotomakerでもWally Brysonのギター・ソロがたまらなくカッコ良く、最高にご機嫌です。
1曲目の"Where Have You Been All My Life"は最高のナンバーで、甘いメロディはたまらないですね。
この曲が彼らのベスト・テイクですが、永遠のパワーポップ・ナンバーです。
もうこの曲を聴いただけで、メロディアス派はイチコロです。最高に良く出来たナンバーです。
2曲目のの"Can I Please Have Some More"では、WALLY BRYSONの最高にいかしたギター・ソロを堪能することができます。
この曲も最高にメロディアスです。
3曲目の"All There In Her Eyes"はバラード・タイプのナンバーで、ストリングスが効果的なメロディアスなナンバーです。
もうたまらないほどの甘いメロディが最高の1曲です。
本当に素敵な曲です。
Frankie Vinciのフルートが最高です。
この曲も1曲目同様お薦めです。
4曲目の"Two Can Make It Work"も甘いメロディを持ったメロディアスなナンバーで、素晴らしいの一言につきます。
5曲目の"The Other Side"なんかも、かなりいかしたパワーポップ・ナンバーです。
メロディも最高で、この曲でもWallyのギター・ソロはご機嫌です。
6曲目の"Say The Same For You"も5曲目同様Wallyのギターが最高にいかしたナンバーですが、前奏と途中ののギター・ソロがとってもカッコ良い曲です。
この曲もメロディ最高です。
そして、Wally Brysonのギターも最高ですね。
7曲目の"Plaything"はリズムにメリハリがあって、ちょっとばかりハードなギターがたまらないですね。
ヴォーカルのLexの声も良いし、この曲も云う事無しの1曲です。
8曲目の"All These Years"はアコースティック・ギター主体のバラード・ナンバーです。
とにかくメロディがいかしていて、曲作りのセンスはピカイチです。
9曲目の"Pain"はDino Danelliのドラムスがカッコ良いナンバーです。
ちょっとファンキーなご機嫌な曲です。
10曲目の"Lose At Love"はとてもメロディアスなバラード・ナンバーです。
とても美しい旋律を持った曲で、途中のWallyのギター・ソロも官能的ですらあります。
このFotomakerの1stアルバムですが、捨て曲が1曲も無い良く出来たアルバムです。
はっきり言って「名盤」です。
2011-11-03
Spin 1ne 2wo / Spin 1ne 2wo (1993)

Spin 1ne 2woというバンドが1993年に発表した唯一のアルバムです。
とにかくメンバーが凄い。
Phil Palmer - Guitars (ex: The Bliss Band, Eric Clapton Band)
Paul Carrack - Vocals (ex: Squeez, Mike & The Mechanics)
Steve Ferrone - Drums (ex: Average White Band, Eric Clapton Band)
Rupert Hine - Keyboards, Produse (ex: Saga etc.)
Tony Levin - Bass (ex: King Crimson)
の5人で、70年代のロックの名曲をカヴァーしております。
収録ナンバーは、
01. All Along The Watchtower / BOB DYLAN (JIMI HENDRIX)
02. Can't Find My Way Home / BLIND FAITH
03. Angel / JIMI HENDRIX
04. White Room / CREAM
05. Reason to Believe / TIM HARDIN
06. You Keep Me Hanging On / THE SUPREMES
07. Black Dog / LED ZEPPELIN
08. On The Road Again / CANNED HEAT
09. Feel Like Makin' Love / BAD COMPANY
10. Reeling In The Years/ STEELY DAN
11. Who Are You / THE WHO
12. Kashmir / LED ZEPPELIN
の12曲です。
曲目を見て、聴く前までは、メロハーのアルバムだと思っておりましたが、アルバムの解説を中田利樹氏が書いていることもあり、内容的にはハードポップと言って良いかも知れません。
私はこのアルバムを手に取って、ネットで検索するまで知りませんでしたが、昨年リ・イッシューされ、金沢氏のブログでも紹介されていたようです。
曲によっては、アレンジもオリジナルに近いものがあったり、また、メンバーの技量を考えると、さすがと思うものもありますが、若干物足りないようなナンバーもあったりします。
01はいろいろなアーティストがカヴァーしており、有名どころではJIMI HENDRIX、DAVE MASONなどですが、このSpin 1ne 2woのカヴァーもかなりいかしてます。
特にPhil Palmerのギター・プレイがいかしてます。
02は結構オリジナルに沿ったアレンジで、Paul Carackのブルー・アイド・ソウルしたヴォーカルが妙に嵌っており、Steve Winwoodに負けないくらい良いです。
03はモロにAORしたアレンジで、こんなのもアリかなぁと、思ってしまいました。
04はEric Clapton Bandの"White Room"ですね。
だってドラムスはSteve Ferroneですし、ボーカルのPaul CarrackもGreg Phillinganesばりですし、Phil Palmerのギター・プレイも見事です。
05は完全にAORナンバーです。
06はVanilla Fadgeのカヴァーが強烈過ぎて、オリジナルのThe Supremesを完全に食っていたナンバーだったと思います。
ここでは、Vanilla Fudgeのヴァージョンを意識はしているのでしょうが、単なるハードポップのナンバーになっており、もう少し突っ込んでハードロック調に仕上げて欲しかったですね。
07はかなりいかしてます。
ほぼインストのナンバーとなっており、とにかくプレイがカッコ良いです。
08はブギ調の軽い感じぬ仕上がっており、まあまあといったところか。
09はオリジナルのBad Companyに軍配が上がりますね。
10は結構オリジナルに忠実なアレンジで、まさにAORしております。
11の出来も結構良いです。
12もオリジナルに近いアレンジが施されておりますが、これもやはりZEPPの方が良いですね。
でも、良いですね、こういうカヴァーものって、気軽に聴けちゃうし。
2011-11-02
OSLO / OSLO (1991)

ノルウェー産のメロハー、ハードポップ・バンドOSLOが1991年にインディーズのレーベルから発表した唯一のアルバムです。
インディーズ・レーベルから発表されたアルバムが全てレア盤となるわけではもちろんありませんが、アルバムの内容が良ければ、プレス枚数が少ないわけで、当然需要が多く、レア化するのは当然です。
このOSLOはまさにそんな内容のアルバムで、メロディック・ロックのファンであれば、手に入れたいと思うのも当たり前の内容です。
キーボードとギターのコラボがいかした、いわゆる80年代メロディック・ロック、ハードポップのアルバムで、とにかくメロディがいかしてます。
Lars Kolshus keyboard, bass, drums、Mike Mcmanus guitar, vocals、Paul Gregory lead vocalsの3ピースのバンドのようですが、Paul Gregoryの伸びのあるハイトーン、Mike Mcmanusのギター・ソロ、Lars Kolshusの哀愁のキーボードとドラミング、どれをとってもかなりなものです。
収録ナンバーは、
01. Dont`t Turn Your Back
02. Stranger`s Eyes
03. Everytime She Cries
04. Crossfire
05. Running Out Of Time
06. Take Your Time
07. With Every Beat Of Your Heart
08. Why Can`t The Night Last Forever
09. Kiss Me
の9曲となっております。
ギター・オリエンティドのメロディアスでポップな01、メジャー級のサウンドのメロディアスな02、キーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなバラードの03、ギターのトーンが若干ハードな04、キーボードとギターがコラボしたモロに80年代メロディック・ロックした05、疾走感と爽快感のあるメロディアスなハードポップ・ナンバーの06、メロディアスでポップな07、イントロのピアノの音色が美しいメロディアスなバラードの08、短めのスロウなブギの09と、ほぼ全曲、捨て曲が無い強力な1枚です。
冒頭に書いたとおりオリジナルCDは激レア盤ということで、私が持っているのは例によって、Vinyl ReissuesレーベルのコレクターズCD-Rです。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、コレクターズCD-Rですが、お取り寄せいたします。
2011-11-01
Chris Irvine / Chris Irvine (1992)

ということで、所有しているのは、またしてもVinyl ReissuesレーベルのコレクターズCD-Rなんですが。
イギリス人シンガーChris Irvineの1992年のセルフ・タイトルのアルバムで、内容は、エレクトリック・ギターが結構フィーチャーされたAOR、ハードポップのアルバムです。
曲がメロディアスですし、ギターのトーンが私の好みです。
収録ナンバーは、
01. Frozen Rivers
02. Vital Signs
03. Never Listen To Rumours
04. Hypnotise
05. In Need Of An Angel
06. Really Need To Know
07. You've Got The Right
08. Kicking Up Dust
09. Can You See Me Now ?
10. Get A Grip
の10曲となっております。
メロディアスでコーラスが魅力の01、哀愁を帯びたメロディアスな一押しの02、メロディアスでモロにAORした03、ロックンロールしたカッコ良い04、ゆったりとしたメロディアスなAORの05、ギターのトーンがとても素敵な06、サックスをフィーチャーしたメロディアスな07、ギターのカッティングがいかした08、キーボードとギターのブレンドが絶妙な09、元気溌溂とした10と、とてもいかしたメロディアスなAOR、ハードポップのアルバムに仕上がっております。
ご興味のある方がいらっしゃいましたら、コレクターズCD-Rで良ければお取り寄せいたします(2,400円)。