2012-01-29
SPINNING WHEELS / ADDICTED TO THE NIGHT (1994)

今の時期から2月いっぱいにかけ、札幌は最も寒く、真冬日の連続です。
札幌は好きな街ですが、雪が多い冬は嫌いです。
あと2か月の辛抱ですが。
最近結構安く仕入れたCDを本日は紹介いたします。
Long Island Recordsから1994年にディストリビュートされた SPINNING WHEELS というドイツのバンドのおそらく唯一の作品だと思われる"ADDICTED TO THE NIGHT"というアルバムです。
もちろん購入のきっかけはLong Island Recordsのレーベル・ロゴでした。
ジャケットはご覧のとおり良く判らないものですが、中身は最高のAOR、ハードポップのアルバムです。
男女のリード・ヴォーカルやサックス、トランペットさらにトロンボーン・プレイヤーなど擁する総勢12名の大所帯のバンドで、演奏のレベルは高いですし、いろいろな楽器がフィーチャーされ、ハードポップというよりAORのサウンドに近いでしょうか。
ホーン・セクションが入っていると言ってもCHICAGO風でありません。
あくまでもシャレたメロディアスなAORアルバムです。
収録ナンバーは、
01 Bloodstains
02 Take Your Chance
03 Ordinary Guy
04 Heartbroken As Can Be
05 Playground Of Love
06 Addicted To The Night
07 Let Me Read Your Mind
08 A Million Miles From Your Heart
09 She Ain't You
10 Westside Of Town
11 After Breakfast
12 Mr. Rock'n'Roll
13 After The Show
14 Pain And Misery
の14曲です。
都会的でファンキーかつメロディアスなAORの01、ギターのカッティングとギター・ソロがいかしたハードポップ風ナンバーの02、バックのホーン・セクションがいかしたメロディアスなAORの03、07、ピアノの音色が美しいメロディアスなバラードの04、シャレたファンキー・タッチのAORの05、メロディアスでポップな06、メロディがいかした08、メロディアスでモロにAORした09、CHICAGO風の10、軽いタッチのピアノがいかした女性ヴォーカルがリードを執るファンキーな11、タイトルどおりの軽快なロックン・ロールの12、ファンキーでブルージーな13、04に負けないくらい良く出来たバラードの14、とほぼ全曲捨て曲が無い強力な1枚です。
このアルバムは「買い得」でした。
殆どマイナーで目にすることは無いかも知れませんが、80年代のAOR、産業ロックのファンの方は一度聴いて欲しいアルバムですね。
もし、中古屋さんで見つけたら、速攻にレジへ。
あまりにもマイナー過ぎてYOUTUBEにも映像が有りませんでした。
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2012-01-22
THE BURNS SISTERS / ENDANGERED SPECIES (1989)

販売用に仕入れますので、当然安く仕入れなければなりませんが、いわゆる「買い取り」は全く行っておりませんので、レーベル会社のホール・セールや安いネット・ショップ、e-Bay・yahooなどのオークション・サイト、市内のリサイクル・ショップなどが専らの仕入れ先となっております。
新譜はAmazonやHMVには価格では対抗できませんが、海外からの仕入れであれば、これら大手ネットショップでの発売日より早くショップで取り扱うことが出来ますので、その辺りに商機があります。
また、最近は中小・零細のネット・ショップも増え、その殆どがジャンルを絞ったお店が多く、これらショップに対抗するためには、①サービスの質、②価格、③品揃えが重要となってきます。
②の価格は、殆ど横並びだと思っておりますし、①のサービスの質については、「梱包」と「取り寄せ」などのアフターが重要ですが、特に、③の品揃えは重要なファクターだと私は思っております。
他店で取り扱う前にどれだけ品物を取りそろえることが出来るかが「鍵」となります。
私のお店の場合は、最近は、新譜・旧譜の新品CDの数も多く取り扱っておりますが、「レア・アイテムをどれだけ多く取り揃え、安く提供できるか」をモットーにお店を運営しております。
少なくとも、私のお店は他のショップよりもレア・アイテムを取り揃えていると自負しております。
本日紹介する"The Burns Sisters"の"ENDANGERED SPECIES"も激レア・アイテムです。
Jeannie Burns Vocals、Annie Burns Vocals、Terry Burns Vocals、Sheila Burns Backing Vocals、Marie Burns Backing Vocalsの5人姉妹による1989年の唯一の作品です。
サウンド・スタイルはHeart、Venus & Marsなどの女性ハードポップのアルバムで、出来もかなり良いです。
メロディアスでキャッチーなサウンドで、巷のハードポップ・ファンの間で、レア・アイテムとして取引されるアルバムだと思いますね。
私のお店にもあります。
お店の中で最も高い金額が付いてしまいました。
2012-01-06
BLUE / BLUE (1991)

これらコレクターズCDは非常に良く出来ており、オリジナル盤と殆ど見分けがつきませんが、オリジナル盤と比べてみると、ジャケットの紙の厚さなどが違うことが結構あったりします。
しかしながら、これもオリジナル盤を持っていないと、殆ど区別がつかないと思います。
あと、プレス盤なんですが、最初から結構キズが付いているものもあったり、その辺りがイマイチという感もあります。
本日紹介するバンドBLUEの1991年のセルフ・タイトルのアルバムもオリジナル盤は激レアですが、最近コレクターズCDで出回っております。
このBLUE、マルタ島出身のハードポップ・バンドで、本作の出来はかなりなものです。
メンバーは、Marc Storrace vocals、Vic Vergeat guitars, keyboards、Rick Schultz drumsの3ピースのバンドですが、サウンドはウエスト・コースト風のメロディアスなハードポップで、この手のサウンドが好きな御仁には堪らない内容だと思います。
収録ナンバーは、
01. It's Gonna Be Alright 4:05
02. Searchin' 4:50
03. Power of Love 3:37
04. Fly 4:49
05. You Can't Stop the Rainfall 4:09
06. When a Man Loves a Woman 3:43
07. Go 4:08
08. Feels Like Paradise 5:04
09. I Wanna Thank You 3:24
10. Hold On 4:46
11. I Don't Wanna Hear 5:19
12. Still Like the First Time 3:40
の12曲が収録されております。
Mr. Mister風の01、メロディアスなAORナンバーの02、バックのパフォーマンスがいかした03、メロディアスなバラードの04、ウエスト・コーストした05、Percy Sledgeのカヴァーの06、疾走感のあるハードポップ・ナンバーの07、Tim FeehanやStan Bushなどに通ずるメロディアスなハードポップ・ナンバーの09、軽快なロックンロール・ナンバーの10、メロディアスなバラードの11など、どのナンバーも良く出来たメロディアスなものばかりです。
もちろん私のお店にも置いてあります。
今回は、2枚ほど仕入れましたが、2枚とも最初から薄くキズが付いておりました。
もちろん、音には影響はありません。
ご興味のある方はどうぞ。
2012-01-05
JOSEPH LEE WOOD / JOSEPH LEE WOOD (1989)

本当は、HR/HM系のアルバムも100枚近く(殆どが新品)アップするものがあるのですが、なかなか入力作業が追い付きません。
というより、この入力作業が結構疲れることなので、ちょっとばかり嫌気がさしている、そういった状況でしょうか。
これではダメだと思いながら、ついついU-NEXTの映画やドラマを見ております。
近いうちに、少しずつでも、アップしていきたいと思います。
今回はハードポップ系のアルバムで、もちろん、今回もレア・アイテムがあります。
本日紹介するJOSEPH LEE WOODのセルフ・タイトルのアルバムもその中の1枚です。
このアルバムは1989年に発表されたもので、おそらく彼の唯一のアルバムだと思います。
サウンド・スタイルは、JourneyやBostonにも通ずる産業ロックしたもので、特にJourneyからの影響が大という感じですね。
決してモノマネということではないですが、曲によっては、Steve Perryばりのヴォーカルを聴かせてくれます。(ただ、Steve Perryほど歌はうまくないですが)
全体的にかなりメロディアスで、かなり聴き応えがあります。
特に、1曲目の"Don't Stand So Far Away"、3曲目の"When's The Last Time You Felt Like A Woman"、6曲目の"Love Is The Light"、8曲目の"Love You Like I Love You"、10曲目の"Letters In The Rain"などはかなり出来が良いです。
とにかく覚えやすく親しみ易いメロディを持った曲が多く詰まってます。
全曲Joseph Lee Woodのペンによる曲ですが、メロディー・メイカーとしての力量はかなりあると思います。
ちなみに収録ナンバーは、
01 Don't Stand So Far Away 04:15
02 Flirting Eyes 03:49
03 When's The Last Time YOu Felt Like A Woman 04:09
04 To Have And To Hold 04:44
05 Won't Stop Loving You 03:57
06 Love Is The Light 03:25
07 Talk To Me 04:41
08 Love You Like I Love You 05:01
09 Time To Come Again 04:10
10 Letters In The Rain 04:58
です。
ご興味がある方は、是非、当店までどうぞ。
2012-01-02
STARGAZER / Back On The Street! (1988)

ただし、これはオリジナル盤ではなく、プレスされたコレクターズCDですが。
このSTARGAZER、1994年に2ndアルバム"Dinomania"を発表し解散しております。
この2ndもレア化しており、今手に入るのはやはりコレクターズCDだと思います。
1stのタイトルは、"Back On The Street!"ですが、実は、このアルバム、ジャケットを差し替え、タイトルも"STARGAZER"としてLong Island Recordsの「ROCK CLASSIC PRESENT」シリーズの1枚としてリ・イッシューされました。
その際、ボーナス・トラックが4曲追加され、最近出回り始めたコレクターズCDの音源は、このLong Island 盤のコピーだと思われます。
さすが、Long Island Recordsが目を付けただけあり、サウンドは、ギター・オリエンティドのキーボードをフィーチャーしたメロディアスな80年代のメロディック・ロックのアルバムです。
ヴォーカルはちょっと弱い感じがしますが、キーボードとギターのコラボレーションは言うこと無しです。
収録ナンバーは、
01. Back On the Street
02. In Your Eyes
03. Break Out
04. The Wizard
05. Stargazer
06. Ruins of Love
07. I See Rainbows
08. The Fall
09. I Don't Know Why
10. Blond Mane
11. Sometimes It's Heaven
12. Break the Law
アコースティカルなバラードの03も良いですが、一押しは、ギターとキーボードのコラボがカッコ良いメロディアスな04でしょうか。ミディアム・スロウなナンバーですが力強さもあります。
テンポの良いロックンロール調の05、スペイシーなサウンドの06、ギター・オリエンティドながらキーボードのサウンドもいかした07、ギター・オリエンティドのメロハー・ナンバーの09、出だしのピアノが美しいメロディアスな10、03よりも出来が優れたバラードの11など、80年代メロディック・ロックしたナンバーは収められております。
なお、このSTARGAZERの1stも2ndも私のお店に置いておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
もちろん、2枚ともオリジナル盤を彷彿させる出来のコレクターズCDですが。
2012-01-01
Venus & Mars / New Moon Rising (1998)

本年も何卒よろしくお願いいたします。
このブログを始めてから足掛け6年となりました。
ここまで続けて来られたのも、皆様のお蔭です。
誠に感謝にたえません。
ありがとうございます。
さて、皆様はこのお正月をいかがお過ごしでしょうか?
私は、映画と音楽三昧で過ごしております。
先日、このブログでU-NEXTに加入したことを書きましたが、映画のコンテンツは古いものが多く、既にレンタルで観たものも多いですし、新しい映画は一本に付き420円の鑑賞料がかかるということで、あまり充実したものではありませんが、未だ見たことがない海外ドラマは結構気に入っています。
以前「HEROES」を全作見ましたが、TVシリーズ物は嵌ると途中で止められなくなります。
今回は、「フラッシュフォワード」というテレビ・ドラマで、「全人類が同時に意識を失い、半年後の自分の姿を垣間見てしまう。そんな不可思議な事件と未来を変えたいと願う人々の思い」を描いた作品ですが、これが、やはり、見たら止まらないんですね。
まだ8話までしか見ておりませんが、今後の展開が楽しみです。
と、いうことであまり評判が良くないらしいU-NEXTを映画と有線で楽しんでおります。
で、2012年の最初に紹介するアルバムは、VENUS & MARSの1998年の2ndアルバム"NEW MOON RISING"にしました。
このVENUS & MARSは、FM, MARK FREE, STARSHIPなどといったアーティストに曲を提供している、DIANA DeWITTとROBIN RANDALLの女性ユニットです。
メロディ・メーカーとしてもシンガーとしても素晴らしく、このアルバムも最高の出来です。
1994年に"GRAND TRINE"という1stアルバムを出しており、その中には、あのFM、AIRKRAFT、それとMARK FREEが歌った"SOMEDAY YOU'LL COME RUNNING"のセルフ・カバーが入っていて、オリジナル曲も当然良い出来となってます。
また、本日紹介の2ndアルバムでは、5曲目の"THE LAST TIME"がMARK FREEのアルバムにも収められていた曲で、一押しの曲です。
6曲目の"One Heartbreak At A Time"はTony Sciutoとの共作で、彼はギターでも参加しております。
11曲目の"TOMORROW DOESN'T MATTER TONIGHT"もSTARSHIPの86年に曲のセルフ・カバーです。
ほかのお薦め曲は、1曲目の"DANCING ON THE HIGHWIRE"です。
とにかく、メロディアスな曲がいっぱい詰まっていて、AORファン・ハードポップファンにはお勧めの1枚です。
ちなみに収録ナンバーは、
01 Dancing On The Highwire 04:18
02 Leave Well Enough Alone 04:59
03 Bless A Brand New Angel 03:44
04 Killer Love 04:05
05 The Last Time 04:32
06 One Heartbreak At A Time 04:47
07 Last Chance Cafe 04:05
08 Making Out Like A Bandit 04:11
09 Wanna Wanna 03:17
10 Accident On Purpose 04:42
11 Tomorrow Doesn't Matter Tonight 03:41
12 Dying For Your Love 04:14
13 When Did We Become History 03:35
14 Live For The Summer 04:54
彼女たちの、この2ndも1stも既にレア化しており、手に入れることは容易ではありませんが、女性ヴォーカル物のAOR、ハードポップのファンはもちろんのことメロディ・マニア必聴の1枚だと思います。
私のショップにも国内盤の帯無ですが1枚入荷いたしました。
ご興味のある方は是非どうぞ。
このブログもショップもいろいろと充実していきたいと思っております。
今年もご贔屓のほどよろしくお願いいたします。