2012-03-31
JOE SAMPLE / Sample This (1997)

60年代はTHE BEATLES一色でしたが、70年代に入ると、レコードに費やせるお金も増え、それに従い、聴く音楽の幅も広がりました。
THE BEATLESの中ではGEORGE HARRISONが最も好きで、解散後は、GEORGEのソロ・アルバムも良く聴いておりました。
彼のアルバムには、いろいろなミュージシャンが参加しており、そこでDavid Foster、Tom Scott、Richard TeeやRobben Fordなどの名前を知りました。
"33&1/3"、"Extra Texture"といったGEORGEのアルバムには、David Foster、Tom ScottそしてRichard Teeも参加しておりましたが、まさにAORアルバムといった趣で、ヘヴィ・ローテーしていたアルバムでしたね。
AORを聴くようになったのは、それが一つのきっかけだったかも知れませんね。
そして、BOZ SCAGGSの"SILK DEGREES"やSTUFFの"MORE STUFF"に巡りあうことになります。
さらに決定的だったのは、BOBBY CALDWELLの1stやBOB JAMESの"TOUCHDOWN"でした。
それからは、AORやフュージョン(当時はクロスオーヴァー)のアルバムの買い漁りでした。
買い方はもちろんクレジット買いで、どんなミュージシャンが参加しているのか、プロデューサーは誰か、といった具合に。
当時、バーゲンで手に入れたTHE CRUSADERSの"Those Southern Knights"はとても好きなアルバムの1枚でした。
Joe Sampleの名前は、このアルバムで知りました。
"Those Southern Knights"では、初めにLarry Carltonのギターに耳を奪われましたが、その内、Jeo Sampleのピアノにも興味を持つようになりました。
流れるような華麗なピアノが彼の持ち味だと思います。
本日紹介する"Sample This"は1997年に発表されたアルバムで、彼の過去のナンバーのリメイク物です。
収録ナンバーは、
01 Rainbow Seeker, No. 2 (04:40)
02 I'm Coming Back Again (05:03)
03 Carmel (04:57)
04 Night Flight (05:07)
05 Chain Reaction (04:27)
06 Soul Shadows (05:03)
07 In All My Wildest Dreams (04:49)
08 Free as the Wind (04:50)
09 Snowflake (04:50)
10 It Happens Everyday (05:11)
11 Street Life (05:12)
12 Put It Where You Want It (05:08)
13 Fly with Wings of Love (05:16)
14 Melodies of Love (05:35)
15 Shreveport Stomps (04:00)
の15曲となっております。
彼の流麗なピアノ・プレイが聴ける最高の1枚となっております。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
また、最近、久しぶりに「Jazz / Fusion」系のアルバムを54枚アップしました。
是非、お店にお立ち寄りを。
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2012-03-25
Chris Ousey / Rhyme & Reason (2011)

「フリンジ」はSFもので、少しばかり荒唐無稽な設定ですが、内容はかなり面白く、一話終われば、もう次の話も見たくなるほどでした。
まあ、そういうこともあり、ブログの方はサボっておりました。
本日紹介するのは、Heartland / Virginia Wolf / The Distanceなどでヴォーカルを務めている英国人シンガーChris Ouseyの初ソロ・アルバムを紹介いたします。
収録ナンバーは、
01. Mother Of Invention
02. Motivation
03. To Break A Heart
04. Bleeding Heart
05. A Chemical high
06. Give Me Shelter
07. The Reason Why
08. Any Other day
09. Don't Wanna Dance
10. Watch This Space
11. By Any Other Name
12. A Natural Law
の12曲となっております。
Mike Slamar (City Boy, Streets, Seventh Key)、Tommy Denander (Radio Active / Alice Cooper)、Neil Murray (Whitesnake, Gary Moore) 、Gregg Bisonette (Dave Lee Roth, Ringo Starr) によって作られたアルバムですので、中身が悪いわけはありません。
プロデュースは、Mike Slamar、Tommy Denannderは担当したこの"Rhyme & Reason"は、もう最高にいかしたメロディアスなハードポップ、メロハーのアルバムです。
Mike SlamarとTommy Denannderのツイン・リードはもう最高ですし、HeartlanndなどでChris Ouseyのヴォーカルの上手さは実証済みです。
全曲捨て曲が無い強力な1枚です。
もちろん私のお店にも置いてあります。
ご興味のある方はどうぞ。
2012-03-18
SAY COLOUR / SEEING IS BELIEVING (2000)

SAY COLOURの"SEEING IS BELIEVING"というアルバムで、2000年に発表された彼らの1stアルバムです。
SAY COLOURはClaes Jax vocals, guitar、Tobias Jeanson bass, keyboards、Mikael Vilkas drums, keyboardsの3人組のバンドで、爽快で透明感のあるメロディアスでキャッチーなナンバーを奏でております。
そうですね、ANDERS JOHANSSON、RICK PRICEやMICHAEL LEARNS TO ROCKなどに通ずるサウンドです。
収録ナンバーは、
01 That You Love Me 3:36
02 Together Forever 3:52
03 I Will Never Let You Down (My Love) 3:21
04 It's Summer In My Heart 3:27
05 Seeing Is Believing 3:36
06 Hold On 3:36
07 What Would Life Really Be 3:34
08 Easy To Remember 4:02
09 You And I Against The World 3:56
10 Let There Be Wings 3:28
11 Tomorrow Brings A Better Day 3:51
12 Young And Free 4:02
13 Lucky Guy 3:22
の13曲です。
出だしの伸びのあるギターのトーンがいかしたメロディアスでポップな01、コーラス・ワークがいかした02、04、メロディアスでポップな03、11、13、The Beatles風のアレンジがいかしたメロディアスなバラードの05、アコースティカルでメロディアスなパワー・バラード風の06、爽快感のある07、アコースティカルでメロディアスな08、メロディアスなパワーポップ風の09、10、ミディアム・テンポのメロディアスなバラードの12、とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
AORファン、ハードポップ・ファンの方へお勧めの1枚です。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
2012-03-16
Barracuda / OPEN FIRE (1989)

このアルバム、一度、ジャケットをアニメ調に変更、さらにタイトルも"Keep Me In Your Heart"と替えて2003年にリ・イッシューされました。
日本でも、1993年にアルファ・レコードから発売されておりますので、熱心なメロハー・ファンの方であれば知っていると思います。
サウンドは、L.A.メタルの流れを汲んだメロディアスでキャッチーな判りやすいハードロックですが、曲にバラツキもあり、まぁマイナー感は否めません。
何が良いかというと、やはりジャケット・デザインでしょうか。
ですから、2003年リ・イッシュー盤のジャケット・デザインの変更は、失敗だったと思いますね。
今じゃ、リ・イッシュー盤も含めレア化しておりますが、手に入れるのであれば、やはりオリジナル盤でしょうね。
曲にバラツキがあると云ったものの、全体のレベルとしては、平均を超えていると思います。
収録ナンバーは、
1. In The City
2. Keep Me In Your Heart
3. Thirty Years
4. Open Fire
5. Memory
6. Superhero
7. Back Door Boogie
8. New Attitude
の8曲が収録されております。
ギターのリフがカッコ良くキャッチーな01、02、疾走感があり、メロディアスな一押しナンバーの03、サウンドにキレがある04、これぞハードロックといったメロディアスな05、アコースティカルでメロディアスなバラードの06、メロディアスでポップな07、ギターのリフがいかしたメロディアスな08と、とにかく、全体的にギターのリフがカッコ良いアルバムです。
オフィシャルCDは激レアですが、例によって、私のお店にプレスされたコレクターズCDを置いてあります。
音的にどうのこうのというより、やはり、このジャケット・デザインには惹かれます。
2012-03-15
Paul McCartney / KISSES ON THE BOTTOM (2012)

彼らのソロ・アルバムもRingo Starrを除き(といってもかなりの枚数を所有しておりますが)、他のメンバーのものは全て持っております。
Paul McCartneyについては、1986年の"Press to Play"以降のアルバムはほぼ一度聴いたくらいで、棚の中で眠っている状態です。
最近の彼のアルバムを聴くと、偉大なコンポーザーもいよいよ才能の枯渇か(?)、などと思ってしまいます。
彼の最新作のこの"Kisses on the Bottom"も殆ど期待しておりませんでしたが、予備知識もなくアルバムをプレイヤーに入れ、流れてくるナンバーはジャズ・ヴォーカルものでした。
これぞまさしく華麗なる変身といった感じで、雰囲気も最高で、Paulのアルバムとしては、約20年ぶりヘヴィ・ローテー状態です。
収められているのは、Paul自身のナンバーは数曲で、殆どがアメリカのスタンダード・ナンバーばかりです。
最近のPaulは年のせいか、やはり声量も衰えておりますが、こういったスタンダード・ナンバーをジャジーにアレンジして歌うのは、まさにピッタリといった感じです。
さすが、Paul McCartneyとTommy LiPumaのコラボレーションで出来上がったアルバムです。
Tommy LiPumaはMichael FranksとかGeorge Bensonなどのプロデュースをしており、こういったジャズ・ヴォーカルもののプロデュースは天下一品です。
Diana Krall (Piano)、John Pizzarelli (Guitar)、Vinnie Colaiuta (Drums)といったジャズ界屈指のミュージシャンが脇を固め、"Get Yourself Another Fool"では、Eric Claptonがギターで、"Only Our Hearts"では、Stevie Wonderがハーモニカで参加しております。
ちなみに収録ナンバーは、
01. I'M GONNA SIT RIGHT DOWN AND WRITE MYSELF A LETTER
02. HOME (WHEN SHADOWS FALL)
03. IT'S ONLY A PAPER MOON
04. MORE I CANNOT WISH YOU
05. THE GLORY OF LOVE
06. WE THREE (MY ECHO, MY SHADOW AND ME)
07. AC-CENT-TCHU-ATE-THE POSITIVE
08. MY VALENTINE
09. ALWAYS
10. MY VERY GOOD FRIEND THE MILKMAN
11. BYE BYE BLACKBIRD
12. GET YOURSELF ANOTHER FOOL
13. THE INCH WORM
14. ONLY OUR HEARTS
の14曲です。
ジャズ・ヴォーカルのファンにもAORファンにもお勧め出来る1枚です。
夜にお酒を飲みながら彼女とのひと時や、夜長に一人でコーヒーを飲みながらなどといったシチュエーションにピッタリなアルバムです。
久々にPaulの快挙かな、と私は思っております。
2012-03-14
MYDRA / MYDRA (1988)

ドイツ産のハードロックといってもHellweenなどのジャーマン・メタルではなく、キーボードとギターがコラボした哀愁感漂う80年代のメロディック・ロックのアルバムです。
例によって、オフィシャルではなく、プレスされたコレクターズCDですが。
これが非常に良く出来ており、初期DOMAINなどに通ずるメロディアスでフックに満ちたハードロックを演っております。
80年代のメロディックなハードロックがお好きな方であれば、必ずや気に入るアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01.I've Got The Power
02,Freeway Blues
03.She's No Lover
04.Carifornia
05,Love Killer
06.Light Up The Sky
07.Cold Blooded
08.Fireball
09.Double Dealer
10.Gone With The Wind
の10曲となっております。
キラキラ・キーボードとギターのコラボがいかした哀愁感漂うメロディアスな01、03、ブルージーでハードなギターがいかしたビート感のある02、タイトルどおりアメリカをイメージしたと思われる抜けるようなサウンドの04、ギターの音がいかしたメロディアスな05、疾走感のあるメロディアスな06、ギターのリフがいかしたブルージーな07、ドライヴ感のあるハードロックのインスト・ナンバーの08、モロに産業ロックしたメロディアスな09、アコースティカルでメロディアスなバラード風の前奏から結構ハードに盛り上がる10、とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
もちろん私のお店にも置いてあります。
2012-03-11
SONIC STATION / SONIC STATION (2012)

Frederic SlamaやPeter Friestedtなどに通じるウエスト・コースト風のAOR、ハードポップのアルバムです。
このSONIC SATIONもこれら二人同様にギタリストのAlexander Kronbrinkによるプロジェクトで、AOR (Fredric Slama)よりはAORっぽく、Peter Friestedtよりは幾分ハードなサウンドで、もう言うことが無い内容のアルバムです。
ヴォーカルも他の楽器も地元のミュージシャンが参加しておりますが、かなりレベルも高いです。
収録ナンバーは、
01. Intro
02. Love's Gonna Show The Way (Feat. Magnus Bcklund)
03. I Wish I Could Lie (Feat. Marika Willstedt)
04. Hold On To Me (Feat. Kristoffer Fogelmark)
05. You Have To Let Me Go (Feat. Tove Lo)
06. The Most Beautiful Fear (Feat. Magnus Bcklund)
07. Running Through The Night (Feat. Marika Willstedt)
08. Never Let The Sunshine Die (Feat. Kristoffer Fogelmark)
09. My Last Refrain (Feat. Marika Willstedt)
10. Love You More (Feat. Marika Willstedt & Kristoffer Fogelmark)
11. Reasons (Feat. Marika Willstedt)
の11曲となっております。
まさにAOR (Fredric Slama)風のウエスト・コースト風のメロディアスなAORナンバーの02、Marika Willstedtという女性ヴォーカル(これが堪らなく良い)によるメロディアスでポップな03、サックスをフィーチャーしたメロディアスなバラードの04、メロディアスなハードポップ調の最高にいかした05、Alexander Kronbrinkのギター・プレイがいかしたミディアム・スロウのメロディアスな06、最近良く聴いているCHRIS ANTBLAD風のメロディアスなハードポップ調の07、出だしのAlexander Kronbrinkのギター・ソロが素晴らしいミディアム・スロウのメロディアスな08、メロディアスでポップな09、メロディアスでスケール感のある10、Alexander Kronbrinkのアコースティック・ギターの音色が心地よいメロディアスなバラードの11、と殆ど捨て曲が無い強力な1枚です。
AORファンであれば、必ず気に入るアルバムです。
もちろん私のお店にも置いてありますので、ご興味のある方はどうぞ。
2012-03-08
DOMAIN / BEFORE THE STORM (1989)

本当は、海外のテレビ・ドラマの鑑賞によりアップ出来なかったのですが。
U-NEXT、結構重宝しております。
今は、「クリミナル・マインド」というFBIのプロファイラーのドラマに嵌っております。
海外のテレビ・ドラマって、一度見たら止まらないみたいです。
ドラマの鑑賞の合間を縫ってショップ掲載商品のデータ入力を行っていたというのが実態です。
最近アップしたのは、HR/HM系のアルバムを100枚以上と、今もAOR系のアルバムを少しずつアップしております。
本日紹介するアルバムは、ドイツのメロディアス・ハードロック・バンド DOMAIN の2ndアルバム"Before The Storm"です。
DOMAINは1986年にアルバム・デビューし、1991年の4thアルバム"Crack In The Wall"を発表後一度は解散状態になりましたが、2001年に"One Million Lightyears From Home"を発表し、サウンド・スタイルもそれまでのメロディアス・ハードロックからシンフォニック・パワー・メタルへと変化させ、現在も活動しているバンドです。
私的には、初期4作がかなり気に入っております。
2001年以降のDOMAINは全く別のバンドと言っても良いかも知れません。
こう思っているのは、私だけではないと思います。
4thまでのDOMAINはまさにメロディアス・ハードロックで、メロディアスでキャッチーでフックに満ちたサウンドで、メロハー・ファンの納得のサウンドでした。
その彼らのベストのアルバムと呼べるのが、本日紹介する4thアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01. Caught In The Flame 4:00
02. Beg Steal Or Borrow 3:34
03. I Don´t Wanna Die 4:15
04. Edge Of A Knife 4:34
05. Keep Running 3:43
06. Hideaway 3:40
07. All For One 3:23
08. Lost Without Trace 3:44
09. Harden My Heart 4:09
10. I Can See The Light 3:29
11. Hearts Of Stone 3:01
全体的にキーボードとギターがコラボした80年代メロディアス・ハードロック・サウンドで、01は前奏を聴いただけで引き込まれるWHITESNAKE風のメロディアスでフックに満ちたなナンバーです。
ギター・オリエンティドながらとてもポップでメロディアスな02、サウンドにキレがある03、メロディアスなバラードの04、ギターのカッティングもプレイもいかした05、メロディアスでポップな06、07、キーボードのサウンドが心地よいバラードの08、ギターを始め全体のパフォーマンスがカッコ良い09、スペイシーなキーボードとギターのコラボがいかした10、キーボード・プレイが魅力的な11とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
初期作品はほぼ廃盤となっていて、オフィシャル・アルバムはレア化しておりますが、最近、これらのプレスされたコレクターズCDが出ております。
私のお店にもございますので、ご興味のある方はどうぞ。
メロディアス・ハードロック・ファン必聴のアルバムです。