2012-05-31
CLARK DATCHLER / RAINDANCE (1990)

「Adult Contemporary」系が60枚、「Hard Pop」系が60枚、「HR/HM」系が150枚ほどで、データの入力作業が思うように進みません。
本日紹介するCLARK DATCHLERの1990年の1stアルバム"RAINDANCE"もアップ予定のアルバムです。
皆さんご存知のとおり、CLARK DATCHLERは元JOHNNY HATES JAZZのヴォーカリストで、彼らの1988年の1st"Turn Back the Clock"はUKチャートで1位、米ビルボード・チャートでも56位とヒットしたアルバムで、この日本でも"I Don't Want to be a Hero"や"Shattered Dreams"なんかは、良くラジオや有線で流れておりました。
彼らのサウンドはというと、私は十分AORしたものだったと思っております。
先ず、CLARK DATCHLERの声質が良いですし、どのナンバーもメロディアスで洗練されたものだったと思います。
私は、"Shattered Dreams"、"Heart of Gold"、"Turn Back the Clock"の最初の3曲が好きで、当時は、かなりヘヴィ・ローテーしておりました。
CLARK DATCHLERは結局この1枚でJOHNNY HATES JAZZを脱退し、2年後にこの"RAINDANCE"を発表いたしました。
この"RAINDANCE"もJOHNNY HATES JAZZの1st同様に、とても洗練されたAORアルバムに仕上がっております。
収録ナンバーは、
01. "The State of Play" 3:33
02. "Drowning My Sorrows" 3:41
03. "Crown of Thorns" 4:48
04. "Close To The Edge" 3:40
05. "It's Better This Way" 4:43
06. "The Last Emotion" 3:49
07. "Raindance" 3:43
08. "Heart of Hearts" 3:09
09. "True Confessions" 3:42
10. "Autumn Years" 4:00
11. "Widow" 3:43
となっております。
11は日本盤のボーナストラックです。
このアルバムには、Nathan East (B)、 John "JR" Robinson (Ds)、Paulinho Da Costa (Perc)やXTCのギタリストDave Gregoryなどが参加しております。
シングル・カットされた"Crown of Thorns"がUKチャートで100位と商業的には成功しませんでしたが、冒頭に書いたとおり、内容は洗練されたメロディアスなAORアルバムです。
CLARK DATCHLERは、この日本では、基本的にはAORの人と認識されておらず、いわゆるポップ・シンガーだと思われていましたので、AORファンの認知度が低かったのだと思います。
しかしながら、このアルバムに収められている05なんかを聴いていただければ判りますが、まさにAORのど真ん中のサウンドだと思います。
シングル・カットされた03もメロディアスな最高に良く出来たバラード・ナンバーですし、04もメロディアスでポップな良く出来たナンバーです。
このアルバムはかなりお勧めです。
ただ、既にレア化しなかなか手に入れることが難しいかもしれませんが。
AORファン必聴の1枚だと思います。
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2012-05-30
大澤誉志幸 / TraXX -Yoshiyuki Ohsawa Single Collection- (2010)

大澤誉志幸の2枚組のアルバム"TraXX-Yoshiyuki Ohsawa Single Collection"です。
大澤誉志幸は好きなシンガーの一人ですが、彼のハスキー・ヴォイスとサウンドが堪りません。
特にエピック・ソニー時代の「まずいリズムでベルが鳴る(1983年)」「SCOOP(1984年)」「CONFUSION(1984年)」「in・Fin・ity(1985年)」はかなり良く聴いておりました。
本日紹介の「TraXX -Yoshiyuki Ohsawa Single Collection-」はデビューから2002年までに発表されたシングル・ナンバーで構成されております
収録ナンバーは、
ディスク:1
01. 彼女には判らない(Why Don’t You Know)
02. e-Escape
03. ハートブレイク・ノイローゼ
04. その気×××
05. そして僕は途方に暮れる
06. 彼女は future-rhythm
07. 恋にjust can’t wait
08. クロール
09. ゴーゴーヘブン
10. 君の住む街角
11. Stop & ギミーラブ
12. Standard Lover
13. G
14. REAL ACTION
15. 月と密林
16. ずっと甘い唇
17. 忘れられなくて
ディスク:2
01. naive
02. 虹を越えて
03. 初恋
04. Angelic Baby
05. 涙のかわりに
06. 1/2の神話
07. ガラス越しに消えた夏 (シングル ストリングスヴァージョン)
08. 愛する能力~明日へ、未来へ~
09. 甘い関係
10. せつない時は僕がいる~素晴らしい世界~
11. キャンドルを消さないで
12. Lovejenic
13. トパーズ
14. Summer Breeze~心が還る場所~
15. 夏の終わりの午後
となっております。
大澤誉志幸のアルバムは全て持っておりますが、やはりエピック・ソニー時代のもの(特に1stから4thまで)が好きで、今でもたまにCDを引っ張り出して聴いております。
ということで、このアルバムもDisc 1のナンバーに馴染みがありますね。
ただ、Disc 2では、「NAIVE(1992年)」は結構好きなアルバムでしたね。
あと、大澤誉志幸は沢田研二や中森明菜などに楽曲を提供しておりましたが、他人に提供したナンバーのセルフ・カヴァー・アルバム「Collage(1994年)」も好きです。
01. 彼女には判らない(Why Don’t You Know) 、02. e-Escape、03. ハートブレイク・ノイローゼ、04. その気×××、05. そして僕は途方に暮れる、06. 彼女は future-rhythmといった初期ヒット・ナンバーの出来はさすがといったところですね。
本作は、2002年までのシングルを集めたアルバムですが、エピック・ソニー時代のナンバーを集めたベスト・アルバム「I.D Y BEST COLLECTION(1998年)」「GOLDEN☆BEST 大沢誉志幸 I.D Y II Y COOOL BEST COLLECTION(水の中のナイフ)(2002年)」なんかもお勧めです。
本当は、初期4作「まずいリズムでベルが鳴る(1983年)」「SCOOP(1984年)」「CONFUSION(1984年)」「in・Fin・ity(1985年)」がお勧めなんですが、全てレア化しております。
リ・イッシューして欲しいですね。
2012-05-29
RAY KENNEDY / RAY KENNEDY (1980)

時は、1980年、まさにAORの全盛期で、AIRPLAYやTOTOに通じるロマンティック・ハードネスのサウンドは、本当に惚れ惚れします。
RAY KENNEDYのちょっと掠れたようなブルー・アイド・ソウルしたヴォーカルも、曲のメロディもアレンジも最高ですし、バックのパフォーマンスも素晴らしいの一語に尽きます。
このアルバムには、当然の事ながら当時のDavid Foster人脈のミュージシャンが多数参加しており、(Key)David Foster、Jack Conrad、Jai Winding、Steve Porcaro、(G)Steve Lukather、(B)Mike Porcaro、(Ds)Jeff Porcaro、Mike Baird、(Back Vo)Bill Champlin、Tommy Funderburk、Tom Kelly、Jack Conrad、(Horn Arr.)Jerry Hey etc.と、まさに豪華絢爛です。
収録ナンバーは、
01 It Never Crossed My Mind
02 Isn't It Time?
03 Just For The Moment
04 Can't Seem To Find The Time
05 My Everlasting Love
06 You Oughta Know By Now
07 Sail On Sailor
08 Starlight
09 Let Me Sing You A Love Letter
の9曲。
あちらこちらに散らばられた華麗で繊細なサウンドピースは、FOSTER節の真骨頂という感じです。
また、全編で繰り広げられるSTEVE LUKATHERの流れるようなギター・ワークは、WILSON BROS.の柔に対し、あくまでも硬で、そこにハスキーなRAYのヴォーカルがたまらないですね。
03の"JUST FOR THE MOMENT"は永遠のバラードといっても良いくらいに出来が素晴らしいですし、もう1曲の05"MY EVERLASTING LOVE"もあのBILL CHAMPLINが曲名を変えてカヴァーした名バラードです。
06の"YOU OUGHTA KNOW BY NOW"は八神純子がパクったのも頷けるほど前奏部分がとてもカッコいいトマンティック・ハードネス路線のAORナンバーです。
AORの名盤といっても過言ではないと思いますね。
もちろん私のお店でも取り扱っております。
2012-05-28
DAVID WILLIAMS / TAKE THE BALL AND RUN (1983)

70年代後半から80年代にかけて黒人のセッション・ギタリストとして活躍していたDAVID WILLIAMSが1983年に発表した"Take The Ball And Run"です。
内容はというと、これが本当に良く出来たブラコンAORなんです。
JEFF, STEVE & MIKEのPORCARO兄弟にDAVID PAICHのTOTOの面々のほか、NATHAN EAST、CARLOS VEGA、JAI WINDING 、JAMES NEWTON HOWARDなどが参加しており、DAVID WILLIAMSはRAY PARKER,JR.ばりのとてもカッコ良いギターをカットしております。
ということで、このアルバムはAORファンから、CD化リクエストのアルバムとしても上位にランクされております。
収録ナンバーは、
01 WHEN YOUR DREAMS COME TRUE
02 TAKE THE BALL AND RUN
03 LET IT BE YOU
04 TEASIN'
05 LOOK AWAY
06 I DON'T WANT TO SAY GOODBYE
07 HERE TO STAY
08 SHE'S THAT LADY
の8曲となっております。
ミディアム・テンポのメロディアスなまさにAORした01は、ホント、強力ですし、DAVID WILLIAMSのギターのカッティングがいかしたタイトル・ナンバーの02、JAI WINDINGのアレンジとアコースティック・ピアノが素晴らしいメロディアスなバラードの03、ファンキーなアレンジでアーバンな感じのAORナンバーの04、DAVID WILLIAMSとDAVID PAICHの共作によるファンキーかつポップに仕上がった05、JEFF PORCAROのドラミングとDAVID WILLIAMSのギターのカッティングが最高のミディアム・テンポのメロディアスで若干ファンキーな06、JAMES NEWTON HOWARDのシンセとFREDDIE WASHINGTONのベース・ラインがいかしたメロディアスな07、ファンキーでポップなDAVID WILLIAMSのギター・ソロがカッコ良い08と、まさにブラコンAORの一級品のアルバムです。
本日紹介した音源は、コレクターズCD-Rですが、ホント、早くオフィシャルでCD化されないでしょうか。
2012-05-27
NANCY MARTINEZ / NOT JUST THE GIRL NEXT DOOR (1986)

カナダ人女性シンガーのNANCY MARTINEZが1986年に発表した2ndアルバム"NOT JUST THE GIRL NEXT DOOR"です。
サウンドはというと、打ち込みを主体としたエレクトロニックしたポップ・アルバムですが、メロディがかなりこなれておりますし、ハイテックAORアルバムとしても楽しめるものとなっております。
NANCY MARTINESは、1982年にNancy Martinという名前で"Can't Believe"という曲でデビューし、1983年に1stアルバム"Lay It Down"をカナダでリリースしましたが、あまりパッとせずだったようです。
ところが、この2ndに収録されている"FOR TONIGHT"と"MOVE OUT"の2曲がUSディスコ・チャートでヒットし、一躍グローバルなシンガーとなり、2004年に"Downtown"というアルバムを発表し、現在も活動しているシンガーです。
収録ナンバーは、
01 For Tonight 4:07
02 Move Out 4:48
03 It Happens All The Time 5:21
04 I'll Be There 4:33
05 In The Heat Of The Night 3:37
06 Hurt Me Twice (Shame On You) 5:04
07 Crazy Love 5:01
08 Without Love 4:13
09 Rhythm Of Your Heart 4:18
10 Can't Wait
11 Megamix (For Tonight, Can't Wait, Move Out)
12 Move Out (Extend Mix)
13 Can't Wait (Extend Mix)
14 For Tonight (Club Mix)
15 For Tonight (Street Mix)
16 For Tonight (Central Park Mix)
となっております。
オリジナルのアナログ・レコードには09までしか収録されておりませんが、私が持っているのはコレクターズCD-Rで10以降がボーナス・トラックとして収録されております。
11以降は80年代の音楽事情を反映し、12インチ・ミックスが収録されておりますが、これからも判るとおり"For Tonight"や"Move Out"はかなりのヒットだったようです。
冒頭にも書きましたが、サウンドは打ち込み主体ですが、メロディアスでポップなサウンドで、01、02、10がヒットしたのも頷けます。
01はMADONNAの"La Isla Bonita"を彷彿させますし、02にもラテン・テイストのポップなナンバーで、NANCY MARTINEZの歌の上手さが光っております。
メロディアスでポップな03なんかもかなりいかしてますし、メロディアスなバラードの05、アコースティック・ギターの音色が堪らないメロディアスなAORナンバーの08、軽快なディスコ・ナンバーの10など、結構良く出来ていると思います。
2012-05-21
LaMarca / LaMarca (1985)

もちろん、今回もレア・アイテムがあります。
本日紹介するのは、ショップへアップした中の1枚です。
1985年にアメリカ人シンガー、ソングライターのAbe LaMarcaがリリースした唯一のアルバム"LaMarca"です。
このアルバムは、オフィシャルではCD化されておりません。
例によって、Time Warp RecordsのコレクターズCD-Rです。
ただし、このコレクターズCD-Rには、映画のサントラで使われた曲が2曲ボーナス・トラックとして追加されております。
AORファンの方の中には、おそらくこのアルバムのアナログ・レコードを持っていらっしゃる方もいると思います(当然、私は持っておりますが)。
サウンドはというと、Jay Gruskaの"Which One Of Us Is Me"やMAXUSのセルフ・タイトルなどに通じる、メロディアスでポップなAORとなっております。
収録ナンバーは、
01 - Change My Rules
02 - Dear Diane
03 - Second Chance
04 - You
05 - The Bystander
06 - Burn The Bridges
07 - The Boys
08 - When You Question Love
09 - Touch And Go
10 - It's In The Eyes
11 - Hold On Blue Eyes (The Wraith OST) [bonus]
12 - Bad In Blue (Lady Beware OST) [bonus]
となっております。
シンセの音がいかしたJay Gruska風のメロディアスなAORナンバーの01、ギターのトーンがいかしたファンキーでテンポの良い02、シンセとギターのコラボがいかしたMAXUS風のメロディアスなナンバーの03、06、ミディアム・スロウでスケール感のあるメロディアスなバラードの04、80年代産業ロック風のメロディアスな05、07、サックスをフィーチャーした泣きのバラードの08、メロディアスでタイトな感じのハードポップ風の09、メロディアスでポップな10など、とても良い曲が揃っております。
AORファンもハードポップ・ファンも納得の1枚だと思います。
ご興味のある方は、お店まで。
2012-05-19
RONN MOSS / UNCOVERED (2005)

PLAYERの再結成アルバム発表ということで、彼らのオフィシャル・サイトを覗いたら、相棒のRONN MOSSの2005年のソロ・アルバムがネット購入出来ると知り、取り寄せたものです。
Peter BeckettやTony Sciutoが参加しており、そうですね、感じとしては、PLAYERの"Electric Shadow"っぽいといったところでしょうか。
結構良く出来たAORアルバムです。
収録ナンバーは、
01. You’re My Addiction (Beckett,Plunkett)
02. It’s All About You (Nelson,Nelson)
03. Two Kinds (Maloney,Thomas,Kelly,Taylor)
04. When We Kissed (O'Shea,Knight)
05. Me & You (Farris,Nelson)
06. It's So Easy (Crow,Crow)
07. Just Once More
(Nelson, Nelson,McCuntock,Shaw)
08. Show Me Yours (Beckett,Plunkett,Moss)
09. I Would Do Anything (Beckett,Plunkett)
10. Butterfly (Beckett, Moss, Plunkett)
11. Sharp Dressed Man (Beard, Giibbons,Hill)
12. Kites (Pockriss,Hackady)
の12曲となっております。
ゆったりとした感じでメロディアスなAORナンバーの01、出だしのギターのトーンがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーの03、メロディアスなAORの04、アコースティカルな05、10、バックのピアノとバッチリ息のあったヴォーカルを聴かせてくれる06、アコースティック・ギターの音色がいかしたメロディアスなバラードの07、メロディアスでポップな08、09、タイトなリズムがいかしたハードポップ調の11、映画のシーンでも使えそうな前奏の12と、AORファン納得の1枚です。
Amazonを覗くと、新品が3,200円で売ってますが、これに送料を加えると3,540円となりますが、ネットから直接購入すると3,000円弱ですし、ミュージシャン・サイトから直接購入すると、直筆のサインも書かれておりますので、直接購入がおすすめです(ただし、支払いはPayPalとなりますが)。
2012-05-18
SUE SAAD AND THE NEXT / SUE SAAD AND THE NEXT (1980)

SUE SAAD AND THE NEXTのセルフ・タイトルのアルバムです。
今はもうレーベル閉鎖しましたが、Renaissance RecordsからCD化のアナウンスがあった1枚です。
結局は、レーベル閉鎖でオフィシャルでのCD化はありませんでした。
先日、Time Warp Recordsから出されているコレクターズCD-Rの注文をいただき、メーカーの資料で見つけ、自分用に購入いたしました。
当初、アナログ・レコードを聴いた時は、"Prisoner"というナンバーがとても気に入っており、アルバム全体では、もう少しニュー・ウェーヴしたサウンドだったと記憶してましたが、これが今聴いてみると、ニュー・ウェーヴっぽさはありますが、結構メロディアスなハードポップのサウンドでした。
収録ナンバーは、
01 Gimme Love Gimme Pain
02 It's Gotcha
03 Prisoner
04 Young Girl
05 I I Me Me
06 Your Lips-Hands-Kiss-Love
07 I Want Him
08 Cold Night Rain
09 Won't Give It Up
10 Danger Love
の10曲となっております。
発表当時は、ニュー・ウェーヴの新進バンドとして紹介されていました。
アルバムは、これ1枚で、全米チャートでは131位止まりということで、それほどのヒットには至りませんでしたが、私的には、アルバム・ジャケットが強烈だったということと、収録ナンバーの"Prisoner"がとてもメロディアスでポップなナンバーでしたので印象が強かったですね。
ですから、Renaissance Recordsからのアナウンスがあった時は、とても期待していたのですが。
ギターのトーンがいかしたメロディアスでポップな01、ニュー・ウェーヴ風のロックンロール・ナンバーの02、メロディアスでポップなこのアルバムの一押しの03、ニュー・ウェーヴ風のギターのカッティングがいかしたメロディアスでポップな04、テンポの良い05、メロディアスなハードポップ調の06、10、ポップに仕上がった07、メロディアスでAORチックな08、カッコ良いという言葉がピッタリの09と、今聴いても結構カッコ良いアルバムです。
女性ヴォーカルもののハードポップ・ファンには受けると思います。
2012-05-17
OPUS / MAGICAL TOUCH (1990)

OPUSが1990年に発表した"MAGICAL TOUCH"というアルバムです。
彼らは、1980 Daydreams、1981 Eleven、1983 Opusition、1984 Up And Down、1984 Live Is Life (live)、1985 Solo、1987 Opus、1990 Magical Touch、1992 Walkin' On Air、1993 Jubileé (live)、1996 Love, God And Radio、2003 Flyin' Higher - Greatest Hits (Best-Of)、2005 The Beat Goes Onとかなりの数のアルバムを出しているにも拘わらず、どちらかというと知る人ぞ知るといった存在のようです。
彼らのサウンドを一言でいうと、いわゆる80年代のハードポップ、産業ロックで、この手のサウンドがお好きな方には必ずや気に入っていただけるものだと思います。
収録ナンバーは、
01. The Curtain Down 3:54
02. Somewhere-Somehow 3:53
03. When The Night Comes 3:57
04. Magical Touch 4:23
05. Get Out Of My Head 3:57
06. Very Nice Lady 3:58
07. Anytime At All 2:45
08. Pictures All Around Me 4:32
09. What We Gonna Do With You? 3:44
10. Starshine 4:23
11. Over And Over 3:18
12. When Charly Comes Home 3:33
13. A Night In Vienna 4:17
14. Richt Or Wrong 2:30
となっております。
キーボードとギターがコラボしたまさに80年代風のメロディアスなハードポップ・ナンバーの01、イントロのギターがいかしたメロディアスな産業ロック・ナンバーの02、盛り上がりのあるメロディアスなパワー・バラードの03、メロディアスでポップな産業ロック・ナンバーの04、ミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバーの05、キラキラ・キーボードとギターのコラボがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーの06、The Beatlesのカヴァーのポップな07、イントロのギター・プレイがいかしたメロディアスな08、ギターのトーンが気持ち良いメロディアスでポップな09、ミディアム・スロウのゆったりとした感じのメロディアスな10、メロディアスでポップな11、メロディがいかしたポップな12、バックのストリングスがワルツしている13、アコースティカルでメロディアスなバラードの14と、かなり聴き応えのあるアルバムです。
もちろん私のお店にもあります。
2012-05-16
ONE NATION / STRONG ENOUGH (1989)

イギリス人のマルチ・ミュージシャンのKipperが率いるONE NATIONは1989年に発表したアルバム"STRONG ENOUGH"です。
Kipperは、Gary NumanやStingのアルバムなどをプロデュースした人として有名ですが、彼のバンドONE NATIONは、1989年にこの"STRONG ENOUGH"を、また1991年に"Big Life, Big Tears"と2枚のアルバムを残しております。
Gary Newmanのアルバムを4枚プロデュースしたり、アルバムでギターを弾いたりしているので、サウンドもニュー・ウェーヴっぽいものかと思いきや、これが全く違い、若干ファンキーな感じのAORアルバムに仕上がっております。
それもかなり上等な。
収録ナンバーは、
01 Love Is Just an Emotion
02 What You See Is What You Get
03 This Is Different
04 Strong Enough
05 Equality
06 My Commitment
07 Inspiration
08 Passion
09 Blinded
となっております。
メロディアスでキャッチーなバックの女性コーラスがいかしたファンキーな01、ファンキーな感じでノリの良い02、メロディアスなミディアム・スロウのとても良く出来たバラードの03、キーボードやギターなどバックのパフォーマンスがいかした都会的な感じのAORナンバーの04、ジャジーな雰囲気のメロディアスなバラードの05、ゆったりと流れるようなメロディアスな06、エスニックな感じの異国情緒のある07、バックのホーン・セクションが効果的な08、ミディアム・スロウのメロディアスなバラードの09と、結構曲の粒も揃っております。
AORファンにお勧めの1枚です。
ご興味のある方は、お店まで。
2012-05-15
PM / Street Of Dreams (1990/1993)

もちろん、今回もレア・アイテムがあります。
本日紹介するアルバムは、今まで激レアだったアメリカ産のハードポップ・バンド PM の1990年のアルバム"Street Of Dreams"を紹介いたします。
今まで激レアだったと書きましたが、オフィシャルでリ・イッシューされたものではなく、きちんとプレスされたコレクターズCDとして出されたものです。
PM は、1998年にセルフ・タイトルのアルバムでデビューし、確か本日紹介する2ndも含め、3枚のアルバムを残していたと思います。
PM というバンド名は、バンドの中心メンバーでヴォーカル、ギターそしてキーボードを担当するPeter Mayerの頭文字を取ったものと思います。
サウンドは透明感のあるメロディアスなもので、アメリカ産のバンドながら欧州辺りを連想させるものとなっております。
このアルバムには、
01. Wind On the Water
02. Right Time To Tremble
03. Tender Moments
04. River City Sunday
05. My Intuition
06. Love Blue
07. Nothing To Lose
08. Restless
09. Between Love
10. Bang! Bang! Bang!
11. Street Of Dreams
12. Sister Annie
13. Kiss and Tell
14. Cowboys and Indians
15. Roses In the Rain
の15曲となっております。
アルバムは軽くシャッフルしたメロディアスでポップな01から始まります。
02はタイトなドラムスから始まるTOTO風のメロディアスなハードポップ、03はキラキラ・キーボードを配したメロディアスなミディアム・スロウのナンバー、04はミディアム・テンポのAORナンバー、05がギターのカッティングがいかした若干テンポの速いポップ・ナンバー、06はバックのキーボードがいかしたミディアム・テンポのメロディアスなAORナンバー、07はシンセの使い方がいかした産業ロック風ナンバー、08はシンセとギターがコラボしたハイテックなナンバー、09はバックのピアノの音色がいかしたメロディアスなバラード・ナンバー、10はタイトなリズムのハイテックAORのナンバー、11はメロディアスなAORナンバー、12はバックのギターの音が魅力的なミディアム・スロウのメロディアスなナンバー、13はメロディアスなAORナンバー、14はアコースティカルなメロディアスなバラード・ナンバー、15は出だしのドラムスがいかしたタイトな感じのハイテックAORナンバーと、かなり聴き応えのあるアルバムです。
AORファン、ハードポップ・ファンにお勧めの1枚。
ご興味のある方は、是非当店へ。
2012-05-13
SOME & ANY / First Shot (2009)

今回は、北欧系AOR、CCM-AORなどのレア、激レア・アイテムを多数アップしました。
また、マイナーながらもかなり良く出来たアルバムもたくさん用意いたしました。
本日紹介するのは、そんなマイナーながらも良く出来たAORアルバムです。
ドイツ産のVANESSAとLEOという男女ツイン・ヴォーカルによるSOME & ANYの2009年の"First Shot"といアルバムです。
これがとてもメロディアスでポップな作品で、ドイツ産ながらもまさに北欧系のAOR・ポップのアルバムなんです。
とにかく、メロディが素晴らしいです。
収録ナンバーは、
01. Last Man Standing
02. Heartbreaker
03. Love Is The Answer
04. If Only
05. Together Alone
06. A Little Bit Of Love
07. Story To Tell
08. Hijack My Heart
09. Electrify Me
10. Too Perfect
11. I Wish You Knew
12. Mechanical Heart (Feat. Michelle Leonard)
の12曲となっております。
メロディ・ファンが喜びそうなメロディアスでポップな01、ダンサンブルながらポップな02、スペイシーな感じのイントロから始まるメロディアスでポップな03、パワーポップ風のメロディアスな04、バックのストリングスとシンセがいかしたメロディアスなバラードの05、まさにAORしたメロディアスな06、LEOの歌の上手さが光るメロディアスな07、まさに北欧AORしたメロディアスでポップな08、タイトな感じでハードポップ風のメロディアスな09、バックのピアノが美しく、VANESSAのヴォーカルがいかしたしっとりとしたメロディアスなバラード・ナンバーの10、
メロディアスでポップなAORナンバーの11、アコースティカルでメロディアスな12と、ほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
メロディが良いですし、VANESSAとLEOの歌もかなり上手です。
とても良く出来たアルバムだと思います。
ご興味のある方は、是非当店まで。
2012-05-09
ZOSIA / S.I.N.G. (2009)

既に「Hard Pop」系のアルバムを60枚弱アップしましたが、これから、「Adult Contemporary」系のアルバムが100枚強、「HR/HM」系のアルバムを同じく100枚強をアップする予定です。
今回は、「Hard Pop」系のアルバムと「Adult Contemporary」系のアルバムには、今まで私が集めたレア、激レア・アイテムが多数あります。
マイナーながら良く出来た名盤や珍盤が多数あります。
今回も、お店に出す「Adult Contemporary」系のアルバムを整理していて見つけた作品です。
このアルバムは現在のところレア物ではありませんが、今後、レア物になるのは必定では(?)と私は思っております。
ポーランド人女性シンガー、ソングライターのZosia Karbowiakが2009年に発表した1stアルバム"S.I.N.G."です。
プロデュースはZosia自身が担当しておりますが、エグゼクティヴ・プロデューサーをRobert LammとJason Scheffが担当し、ギターにChris Pinnick、ベースにJason Scheffが参加するなどChicagoが全面的にサポートしたアルバムです。
で、これが素晴らしく良く出来たAORアルバムなんです。
Zosiaの声質も歌唱力もとても良いですし、とにかく曲の出来が素晴らしいです。
収録ナンバーは、
01.„Sunny Day” – 3:46
02.„Love Your Mistakes” – 3:26
03.„Mogę” – 3:19
04.„S.I.N.G.” – 3:26
05.„When” – 3:58
06.„Full of Pride” – 4:13
07.„Live Your Life” – 2:46
08.„Living On Earth” – 3:53
09.„Written in My Heart” – 3:03
10.„It's OK” – 4:02
となっております。
フュージョン・タッチのファンキーかつメロディアスな01、80年代AORした02、07、メロディアスなバラードの03、Chicago的なAORナンバーの04、バックのエレクトリック・ピアノの音色が美しいメロディアスなバラードの05、ギターのトーンがいかしたメロディアスなまさにAOR然とした06、軽快な感じでメロディアスな08、09、10と曲の粒も揃っております。
特に05は途中にメロディがKenny Logginsの"Whenever I Call You 'Friend'"風で最高にいかしてます。
AORファン必聴のアルバムだと思いますね。