2012-11-30
SWEET CRYSTAL / POWER-N-GLORY (1985)

新品CDではシールされたままのものや一度も聴いたことが無い中古のCDもたくさんあり、なかなか整理できない状況にあります。
本日は、そんな一度も聴いていなかったCDを引っ張り出して聴いてみました。
紹介するSWEET CRYSTALの"POWER-N-GLORY"は、アメリカ産のクリスチャン・バンドが1985年にTAPEオンリーで発表した音源を2003年にオフィシャルCD化したものです。
サウンドはというとキーボードとギターがコラボしたまさに80年代メロディック・ロックで、産業ロック、ハードポップよりはどちかというとメロハー寄りのものです。
全6曲と収録ナンバーは少ないですが、なかなか完成度は高いです。
透明感のあるサウンドに適度にキャッチーなメロディは、ハードポップ・ファンの心に染み入ります。
収録ナンバーは、
1. Power And The Glory
2. Lead Me To The Rock
3. Now Or Never
4. For Once In Your Lifetime
5. Here, Now And Then
6. Come On Over
となっております。
どのナンバーも、メロディアスですが、5辺りはキーボードのサウンドが荘厳な感じで、さすがクリスチャン・バンドという感じのバラード・ナンバーです。
YouTubeには、1の"Power And The Glory"しかアップされておりませんが、他のナンバーの出来もかなりなものです。
現在はまだ貴重盤ではありませんので、ご興味のある方は聴いてみてはいかがでしょうか。
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2012-11-29
CORIN & EDMAN / Roc de Light (2006)

スウェーデン人キーボーディストClaes CorinとStreet TalkやCrossfadeのヴォーカリストとしても有名なセッション・マンGöran Edmanによるプロジェクトで、彼らの2ndアルバム(2006年発表)です。
Göran Edmanもしっとりとした感じの大人のヴォーカルを聴かせてくれており、Crossfadeの1stを彷彿するものです。
楽曲の完成度も高く、80年代AORミュージックに近いサウンド・スタイルで、この辺りが好きなファンには、とても魅力的なアルバムに仕上がっております。
バックのミュージシャンはスウェーデンのスタジオ・ミュージシャンで殆ど名前も知らないですが、パフォーマンスのレベルもかなり高く、安心して聴いていられます。
収録ナンバーは、
01 Damage Is Done
02 Never Again
03 Here Today Gone Tomorrow
04 Live On Love
05 Fall From Grace
06 Keeping You On My Mind
07 Black Widow
08 Good Luck Charm
09 You´ll Be Hearing From Me
10 True Colors
となっております。
メロディアスな大人のサウンドで、まさにこれがAORといった趣のアルバムです。
既に若干レア・アイテムとなっておりますが、AORファン必聴のアルバムでしょう。
私のお店に置いてありますので、気になる方はどうぞ。
2012-11-28
BRETT WALKER / LIFT OFF (1999)

Brett Walkerはアメリカ人のシンガー・ソングライターで、1990年のMichael Thompson Bandの"How Long"での"Stranger"がライターとしての音楽デビューだったそうです。
その後、Alias、Jimi Jamison、Jeff Paris、Snakes in Paradiseなどに曲を提供し、1994年に"Nevertheless"でソロ・デビューしております。
そして、1996年に"Brett Walker & The Railbirds"、2000年に本作"Lift Off"、2006年に"Spirit Junky"と4枚のアルバムを発表しております。
その全てが、冒頭に書いたとおり「音数はあまり多くなく、華麗さあまりありませんが、癒される」んです。
このアルバムには、
01. Rain In My Heart
02. Not About To Give In
03. Everybody Loves To Win
04. No One Left To Blame
05. Long Way Down
06. Far Cry
07. Don't Mean Much
08. Walking In My Sleep
09. It Looks A Lot Like Rain
10. Fooled Again
11. It's Coming Back To Me
12. Travelin Blues
の12曲が収められており、プロデュースはBrett自身のほかJOHN PURDELLが担当し、ライター陣にはBrettのほかにDAVID PRATER. JOHN PURDELL、JEFF PARISそしてTIMOTHY DRURYの名前があります。
メロディアスなナンバーがいっぱい詰まった癒されるアルバムで、AORファン、ハードポップ・ファン必聴のアルバムです。
4枚のソロ・アルバム全てを私のお店に取り揃えておりますので、ご興味のある方は是非。
2012-11-27
WHITESNAKE / 30TH ANNIVERSARY COLLECTION (3 CD) (2008)

彼らのファンであれば、もし所有していないアルバムがあるのであれば、今が買い時だと思いますね。
DEEP PURPLEが大好きで彼らのアルバムは全て所有しておりますが、私にとってDEEP PURPLEのヴォーカリストはIAN GILLANだと思っておりましたので(それでも、DAVID COVERDALEがヴォーカルを執った"BURN"は名盤ですが)、DAVID COVERDALEがWHITESNAKEを組んだ時もそれほど興味を持っておりませんでした、というよりお金もあまりなく、そこまで手を伸ばすことが出来なかったというのが実情でしょうか。
その後、AORや産業ロックのアルバムを聴くようになり、さらにWHITESNAKEからは足が遠のくことになります。
しかしながら、1987年の"WHITESNAKE"を聴いてというより"Is This Love"を聴いて、それまでのWHITESNAKEに対する私の評価が一変しました。
"Is This Love"を聴いた時は鳥肌モノでした。
なんて美しくメロディアスなバラードなんだろう、と。
これがWHITESNAKEなの?、という感じで。
それ以降、発表されるアルバムはリアル・タイムで、さらに、それ以前のアルバムも集めるようになりました。
本日紹介するアルバム"30TH ANNIVERSARY COLLECTION"というタイトルの3枚組のベスト・アルバムです。
収録ナンバーは、
ディスク:1
01. Walking In The Shadow Of The Blues (2008 Digital Remaster)
02. Sweet Talker (2008 Digital Remaster)
03. Would I Lie To You (2008 Digital Remaster)
04. Trouble (2008 Digital Remaster)
05. Gambler (2008 Digital Remaster)
06. Love Hunter (2008 Digital Remaster)
07. Ready An' Willing (2008 Digital Remaster)
08. Child Of Babylon (2008 Digital Remaster)
09. Here I Go Again (2008 Digital Remaster)
10. Carry Your Load (2008 Digital Remaster)
11. Crying In The Rain (2008 Digital Remaster)
12. Rough An' Ready (2008 Digital Remaster)
13. Wine, Women An' Song (2008 Digital Remaster)
14. Lie Down (A Modern Love Song) (2008 Digital Remaster)
15. Ain't No Love In The Heart Of The City (Live) (2008 Digital Remaster)
16. Fool For Your Loving (Live) (2008 Digital Remaster)
17. Take Me With You (Live) (2008 Digital Remaster)
ディスク:2
01. Fool For Your Loving (2008 Digital Remaster)
02. Don't Break My Heart Again (2008 Digital Remaster)
03. Hit An' Run (2008 Digital Remaster)
04. The Time Is Right For Love (2008 Digital Remaster)
05. Love Ain't No Stranger (2008 Digital Remaster)
06. Too Many Tears (2008 Digital Remaster)
07. Pride And Joy (2008 Digital Remaster)
08. Victim Of Love (2008 Digital Remaster)
09. Judgement Day (2008 Digital Remaster)
10. Is This Love (2008 Digital Remaster)
11. Take A Look At Yourself (2008 Digital Remaster)
12. Straight For The Heart (2008 Digital Remaster)
13. Now You're Gone (US Remix) (2008 Digital Remaster)
14. Looking For Love (2008 Digital Remaster)
15. Sailing Ships (Live) (2008 Digital Remaster)
16. Soldier Of Fortune (Live) (2008 Digital Remaster)
17. Walking In The Shadow Of The Blues (Live) (2008 Digital Remaster)
18. Ready An' Willing (Live) (2008 Digital Remaster)
ディスク:3
01. Slow An' Easy (2008 Digital Remaster)
02. Shake My Tree (2008 Digital Remaster)
03. Guilty Of Love (2008 Digital Remaster)
04. The Deeper The Love (2008 Digital Remaster)
05. Blindman (2008 Digital Remaster)
06. Love To Keep You Warm (2008 Digital Remaster)
07. Love Is Blind (2008 Digital Remaster)
08. Ain't Gonna Cry No More (2008 Digital Remaster)
09. Slave (2008 Digital Remaster)
10. Lonely Days Lonely Nights (2008 Digital Remaster)
11. Give Me All Your Love (2008 Digital Remaster)
12. Till The Day I Die (2008 Digital Remaster)
13. Here I Go Again '87 (2008 Digital Remaster)
14. Still Of The Night (2008 Digital Remaster)
15. If You Want Me
16. Best Years
17. We Wish You Well (2008 Digital Remaster)
と全52曲が収録されており、彼らの代表的なナンバーが殆ど網羅されております。
特に私は、"Is This Love"以外は、"Here I Go Again"、"Fool For Your Loving"の3曲が最も好きですが、もちろん、他のナンバーも魅力的なものばかりです。
このベスト・アルバムの良いところは、代表曲が殆ど網羅され、3枚組全52曲で、価格が安いところです、
WHITESNAKEのファンでも、ファンでない方にもこのアルバムはお勧めです。
また、WHITESNAKEの何枚かのアルバムは、私のお店でも取り扱っております。
2012-11-26
AOR (Frédéric Slama) / L.A. Temptation (2012)

本作も、スウェーデン人マルチ・ミュージシャン、プロデューサーのTommy Denanderとのコラボです。
さらにいつもと同様、参加ヴォーカリスト、ミュージシャンのメンツが凄いです。
Lead & Backing Vocals: Paul SABU, Göran EDMAN, Jerry HLUDZIK, James CHRISTIAN, Chris OUSEY, Philip BARDOWELL, Paul SHORTINO, Rick RISO, Hank ERIX, Joey SUMMER // Guitars : Frédéric SLAMA, Tommy DENANDER, Michael LANDAU, Bruce GAITSCH, Christian TOLLE, Paul SABU, David Mark PEARCE, Stefano LIONETTI, Mario PERCUDANI, Linkan ANDERSSON // Keyboards: Tommy DENANDER, David DIGGS, Alessandro Del VECCHIO, Frédéric SLAMA, Morris ADRIAENS // Drums: Mike BAIRD, Pierpaolo MONTI // Bass: Anna PORTALUPI, Urban DANIELSSON, Martin KARLSSON // Background vocals: John BARBOUR, Alessandro Del VECCHIO
といった具合です。
メロハー・ファンに馴染のPaul SABU, Göran EDMAN, James CHRISTIAN, Chris OUSEY, Philip BARDOWELL, Paul SHORTINO,Joey SUMMER、AORファンに馴染のあるJerry HLUDZIK, Rick RISO、そして、Michael LANDAU, Bruce GAITSCH, Christian TOLLEともう有名ミュージシャンのオン・パレードです。
AOR (Frédéric Slama) のアルバムはハズレがありません。
もちろん本作も、また、です。
収録ナンバーは、
01. No Margin For Error
02. Above Suspicion
03. From L.A. To Paris
04. A Heartbeat Away
05. Silent Victory
06. No Ones’ Gonna Hurt Me Anymore
07. Second Chance At Love 0
08. Out On The Streets
09. Hold Back The Dawn
10. The Price To Pay
11.Outside Heaven
12. When The Darkness Falls
となっております。
Tommy Denanderのギター・プレイを始め、各ソロ・シンガーの歌唱力は実証済みですし、どのナンバーもメロディアスで、最高に良く出来たAOR、ハードポップのアルバムです。
また、最近、YesteRockレーベルから、"L.A. Reflection"と"Dreaming Of L.A."の2枚のアルバムがボーナス・トラックを追加してリ・イッシューされました。
既にこの2枚を持っている方もこの2枚は是非手に入れないと。
だって、ボーナス・トラックがそれぞれ、4曲と6曲も追加されているんですから。
もちろん、この新作とリ・イッシューされた2枚とも私のお店に置いてありますでの、気になる方は是非!。
2012-11-25
HEART / The Essential Heart (3 CD) (2002)

i-Tenのカヴァー"ALONE"や"THESE DREAMS"というナンバーは知っておりましたが、その他のナンバーもとてもメロディアスな産業ロック、ハードポップのナンバーばかりで、もう「最高!」の一言でした。
最新作の"Fanatic (2012)"も聴き、前々作の"Jupiters Darling (2004)"辺りから、外部のライターを使わず、自分たちのナンバーで勝負し、原点回帰を喜んでいらっしゃるファンの方も多数いらっしゃると思います。
前出のベスト・アルバムを聴いて以来、彼らのアルバムを全て集めましたが、しかしながら私としては、"Heart (1985)"、"Bad Animals (1987)"、"Brigade (1990)"の3枚が彼らのベストだと思っております。
これら3枚は、彼らの大ヒット作で、収められているナンバーも殆どが外部のライターによるものですが、たとえコマーシャルに迎合していると言われようが、この頃のHEARTが一番好きです。
最近は、お年を召され、Ann & Nancy Wilson姉妹も往年の面影がちょっと(もちろん見た目の話で歌唱力は殆ど落ちておりません)、という感じですが、これら3枚を発表した頃の映像を見ると、何とNancy Wilsonが美人なこと、"There's the Girl"でのビデオ・クリップでの彼女は最高です。
本日紹介するアルバムは、彼らの3枚組のベスト・アルバムで、収録ナンバーは以下のとおりとなっております。
Disc 1
1."Crazy on You" – 4:54
2."Magic Man" – 5:30
3."Dreamboat Annie (Reprise)" – 3:49
4."Barracuda" – 4:23
5."Little Queen" – 5:13
6."Kick It Out" – 2:46
7."Love Alive" – 4:25
8."Heartless" – 5:00
9."Straight On" – 5:06
10."Dog & Butterfly" – 5:21
11."Silver Wheels" – 1:25
12."Even It Up" – 5:12
13."Rock and Roll (Live)" – 5:57
14."Tell It Like It Is" – 3:55
15."Unchained Melody (Live)" – 4:32
16."This Man Is Mine" – 3:06
17."How Can I Refuse" – 3:54
18."Allies" – 4:41
Disc 2
1."What About Love" – 3:41
2."Never" – 4:05
3."These Dreams" – 4:14
4."Nothin' at All" – 4:13
5."If Looks Could Kill" – 3:43
6."Alone" – 3:40
7."Who Will You Run To" – 4:06
8."There's the Girl" – 3:50
9."I Want You So Bad" – 4:19
10."All I Wanna Do Is Make Love to You" – 5:07
11."Wild Child[disambiguation needed]" – 4:29
12."I Didn't Want to Need You" – 4:07
13."Stranded" – 3:56
14."Secret" – 4:14
15."You're the Voice (Live)" – 5:07
16."Will You Be There (In the Morning)" – 4:28
17."Black on Black II" – 3:53
18."Ring Them Bells" featuring Layne Staley (of Alice in Chains) – 3:51
19."The Road Home" (live) (edit) – 3:34
Disc 3 [Limited Edition 3.0 version only]
1."Sylvan Song" - 2:12
2."Dream of the Archer" - 4:31
3."Bebe le Strange" - 3:40
4."Mistral Wind" (live) - 7:15
5."Hit Single" - 2:35
6."Strange Euphoria" - 2:45
7."City's Burning" - 4:25
8."Strong, Strong Wind" - 4:28
ということで、CDプレイヤーで回しているのは、殆どDisc 2ばかりです。
この3枚組ベスト、価格もかなり安いですし、てっとり早くHEARTを知るには、これ以上のもには無いと思います。
2012-11-24
Lita Ford / LITA (1988)

THE RUNAWAYSについては、当時、下着姿でパフォーマンスするキワモノのバンドと思い、殆ど興味がありませんでしたが、解散後、このLita FordやJoan Jettのアルバムを聴き、パフォーマンスもしっかりしているということが判り、その後、良く聴くようになり、今じゃ、全てのアルバムを持っております。
Lita Fordについては、結構見てくれも良かったということもあり、こちらも全てのアルバムを持っております。
本日紹介する"LITA"は冒頭にも書いたとおり彼女の3rdアルバムで、USチャートの29位にランク・インし、Platinum Discを獲得した大ヒット・アルバムです。
このアルバから4曲がシングル・カットされ、Ozzy Osbourneとのデュエットによる"Close My Eyes Forever"は、全米8位にランク・インし、Gold Discを獲得する彼女の最大のヒットとなったナンバーで、とてもメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
しかしながら、このアルバムのハイライトは何と言っても、"Close My Eyes Forever"のB面としてシングル・カットされた"Falling In and Out of Love"だと思います。
こちらもバラード・タイプのミディアム・テンポのメロディアスなナンバーで、出だしのLita Fordのギター・ソロが最高にいかしております。
曲もとてもメロディアスで、雰囲気最高のナンバーです。
もう1曲シングル・カットされた"Kiss Me Deadly"もメロディアスでポップなナンバーで、全米12位にランク・インされたのも頷けます。
収録ナンバーは、
01."Back to the Cave" (Mike Chapman, David Ezrin, Lita Ford) – 4:01
02."Can't Catch Me" (Ezrin, Ford, Lemmy Kilmister) – 3:58
03."Blueberry" (Chapman) – 3:47
04."Kiss Me Deadly" (Mick Smiley) – 3:59
05."Falling in and Out of Love" (Ezrin, Ford, Nikki Sixx) – 5:07
06."Fatal Passion" (Ezrin, Ford, Punky Peru) – 4:41
07."Under the Gun" (Ford) – 4:48
08."Broken Dreams" (Ezrin, Ford) – 5:12
09."Close My Eyes Forever" (with Ozzy Osbourne) (Ford, Osbourne) – 4:42
となっております。
まだこのアルバムを聴いたことのない最近メロハーを聴き始めた皆さん、このアルバムは名盤ですので是非聴いてみてください。
また、最新作の"Living Like a Runaway"も久しぶりに良く出来た内容で、これもお勧めです。
両方とも私のお店に置いてありますので、ご興味のある方はどうぞ。
2012-11-23
WEED...! / WEED...!

10cmほど雪が積もったでしょうか。
本当に寒いです。
本日は70年代ロックの激レア・アルバムを紹介いたします。
Uriah HeepのKen Hensleyが大ヒットアルバム"Look At Yourself"を発表した1971年にドイツに渡って組んだプロジェクトWEEDの唯一のアルバムです。
70年代ロックはリアル・タイムで聴いてはいましたが、殆どはメジャー・アーティストのものばかりでしたので、こんなアルバムが1971年に出されていたのは全く知りませんでした。
ここ数年、趣味で70年代ロックのアルバムを集めております。
もう既に300枚ほどとなっておりますが、CD化されたものは殆どが1stプレスのみで、それもプレス枚数が少なく、物によってはすでに5桁を超える価格が付いているものもあります。
このWEEDも5桁を超える価格で流通しているようです。
70年代ロックのリ・イッシューといえば、AKARMAレーベルが有名で、このレーベルのアルバムはかなりの数を集めております。
こちらも、既にレア化している(特に紙ジャケ仕様は)ものが多いです。
70年代ロックといえば、Jim HendrixやCreamなどの影響を受けたブルースをベースにしたハードロック、Vanilla Fudgeなどの影響を受けたサイケデリックなハードロックが多いと思います。
このWEEDは、Ken Hensleyによるプロジェクトということもあり、Uriah Heepほどのポップさは有りませんが、結構メロディアスなギター・オリエンティドのメタリックなサウンドを特徴としております。
まさに70年代ハードロックの音がここにあります。
収録ナンバーは、
01. Sweet Morning Light
02. Lonely Ship
03. My Dream
04. Slowin’ Down
05. Before I Die
06. Weed
の6曲で、曲数からも判るとおり、5分を超える大曲で構成されております。
Ken Hensley以外にどのようなミュージシャンで構成されているか判りませんが、パフォーマンスはしっかりしており、レベルもかなり高いです。
URIAH HEEOといえば、Heavy Metalの黎明期のバンドですが、このWEEDも全く負けないほどのメタリックでサイケデリックなサウンドを聴かせてくれております。
70年代ロックのマイナーなバンドのアルバムを聴くのはかなり楽しみでです。
温故知新、最近ハードロックを聴き始めた若い人に、70年代ハードロックのアルバムを是非聴いていただきたいですね。
2012-11-21
MOTI SPECIAL / DANCING FOR VICTORY (1990)

ドイツ産ハイテックAORバンドMOTI SPECIALの1990年2ndアルバムです。
このMOTI SPECIALはデンマーク人ギタリストNils Tuxen、ルーマニア人キーボーディストMichael Cretuとドイツ人ベーシスト、ヴォーカリストManfred "Thissy" Thiersさらにドイツ人ドラマーReinhard "Dickie" Tarrachの4人によってハンブルグで1981年に結成されたバンドです。
1985年に1stアルバム"Motivation"を発表し、本作"Dancing For Victory"が彼らの2作目となります。
なお、この2ndでは、Frank Ådahl — vocalist, keyboardist、Nils Tuxen — guitarist, producer、Anders Mossberg — bassist、Dicky Tarrach — drummer, producer、Werner Becker — producerという布陣で録音されております。
Frank Ådahlはフィンランド人で、Edin/Ådahlというバンドやソロ・アルバムなどを何枚も出しているヴォーカリストです。
MOTI SPECIALは、解散する1990年までに何枚かのシングルを発表しましたが、英語で歌われたもののドイツやスイスのチャートにはランク・インしたもののグルーバルなヒットには結ぶ付かなったようです。
私も発表当時は全く知らなかったバンドですが、レア物の収集をするようになってから知ったバンドです。
で、これがどうかというと、キーボードやシンセを上手く使ったシャレたセンスのあるサウンドで、メロディアスなハイテックAORアルバムです。
この手の音が好きな方には間違いなく十分アピールできる内容だと思います。
収録ナンバーは、
01.«Higher in the Name of Love» — 4:18
02.«In Love We Stand» — 3:54
03.«From Your Lips to God's Ear» — 5:12
04.«Still the Same» — 4:12
05.«Shade of Grey» — 4:05
06.«Dancing for Victory» — 5:06
07.«(Let Me Call You) Angel» — 4:30
08.«You Can Take It All» — 3:46
09.«Fool in Paradise» — 4:06
10.«Behind Closed Doors» — 3:46
11.«Special Moments» — 0:36
とにかく、サウンドがシャレていて、ポップなことが魅力なアルバムですので、ハイテックAORファンには是非聴いて欲しいアルバムです。
YouTubeには、このアルバムからは02のみのアップですが、01、04、05、06、07、10など魅力的なナンバーがたくさん収められております。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
2012-11-20
ANDY BAUM & THE TRIX / extre feathers (1991)

元Stonehengeというバンドのオーストリア人シンガー、ギタリストANDY BAUMがAndy Baum & The Trixのバンド名義で1991年に発表した"Extra Feathers"というアルバムです。
結論から申し上げますと、80年代産業ロックのファンであれば、間違いなく気に入るアルバムだと思いますね。
キーボードとギターがコラボしたメロディアスでキャッチーな産業ロックのアルバムです。
収録ナンバーは、
01. What Love Can Do
02. Jungle Of Love
03. The Dictionaries Of The Pope
04. Falling For Love
05. Day & Night
06. Dont Betray Yourself
07. Bye Bye
08. Cant Be Waiting
09. She Felt So Lonesome
10. Mama Come Home
11. Home Again
12. Good Good Good
の12曲が収録されております。
AOR、産業ロックのファンの皆さん、是非、聴いてみてください。
私のお店でも取り扱っております。
2012-11-18
Various Artists / ROCK THE NATION II (2002)

今近くのコンビニに行ってきたところですが、外は、霙というか殆ど雪の状況でした。
これが、札幌の平地での初雪だと思いますが、今年は残暑が長かったせいか、初雪も記録的な遅さだったようです。
北海道は、この時期から来年の3月まで長い冬が始まります。
ずっと、北海道に住んでおりますが、毎年のことながら冬という季節は憂鬱になります。
家の周りの雪かき、積雪による道路状況の悪さ、冬は全く住みにくいと私は思っております。
最近お店のお客様とレーベルの話になりましたが、私も含め、その方も90年代のZEROコーポレーションから発表されたアルバムをコレクトしていたということで、メロハーのファンの方は結構その手の方が多いのではと思います。
今は無き、ALFAレコードのBrunette、AVEXのBareknuckleのそれぞれのシリーズ物、海外では、Long Island Recordsなんかがメロハー・ファンには結構有名だったと思います。
最近は、すでにレーベル閉鎖となってしまったMTM Music、そしてFrontiers Records、Escape Music、Z Records辺りが老舗となり、Avenue Of Allies、Rock Candy Records、YesteRock、AOR Heaven辺りが新興レーベルとして認知されるようになりました。
Frontiers Records、Escape MusicそしてZ Recordsは、抱えているアーティストも多く、まぁどうでも良いようなアルバムも多いですが、Avenue Of AlliesはAOR、ハードポップ系が充実しており、Rock Candy RecotrsやYesteRockはリ・イッシューが専門で、80年代メロディック・ロックの良質なアルバムを発表しておりますし、ハードポップ、メロハー・ファンにとって、お金がいくらあっても足りないといった嬉しい悲鳴が上がる、そういった状況にハードロックといったジャンルは今置かれていると思います。
それでは、どのレーベルのどのアーティストのアルバムを手に入れるか?となると、「BURRN!」なんかメロハー・ファン御用達の雑誌(藤木氏のアルバム紹介が無くなったのが残念)もありますが、レーベルで出しているコンピレーション・アルバムなんかもかなり役に立ちます。
先ず、収録曲が多いのと値段が結構安い、最も優れているのが、それぞれのアーティストのナンバーを聴けるということでしょう。
本日紹介するZ Recordsの"ROCK THE NATIONS II"は2枚組で、35アーティスト、35曲が収録されております。
この"ROCK THE NATIONS"だけでなく、MTM Music、Frontiers Records、Escape Musicから発表されているこういったコンピ物は、役に立つだけじゃなく、安価です。
私は、この手のコンピ物のアルバムが好きで、かなりの数を所有しております。
てっとり早く、アーティストのサウンド・スタイルを確認するのに、もってこいの代物だと思います。
おそらく、私みたく、このようなコンピ物を利用されている方も多いのでは?
2012-11-13
ELEMENTS OF FRICTION / ELEMENTS OF FRICTION (2001)

ELEMENTS OF FRICTIONは元THE BABYS、元BAD ENGLISHのRicky Phillips - Bass, Keyboardsが中心となって結成されたバンドというよりプロジェクトで、元WHITESNAKEのTommy Aldridge - Drums、元The McAuley Schenker GroupのRobin Mcauley - Vocals、Fergie FrederiksenやJeff Scott Sotoのアルバムに参加し最近Bridgerというバンドでアルバムも発表しているMarcus Nand - Guitarの4人組で、このアルバムには、David Glen Eisley - Backing Vocalsが参加しております。
まぁ、いわゆるスーパー・バンドのアルバムで、出来もかなりなものです。
サウンドは、80年代メロディック・ロックしたもので、その手のファンにとっては、私も含め。かなり楽しめるものとなっております。
収録ナンバーは、
01.One Man One Heart
02.Havana
03.King Of Fools
04.Read My Mind
05.I Got Loaded
06.Forever
07.Who Is This Talking
08.Light In The End Of The Tunnel
09.One Fatal Word
10.If Your Tomorrow Never Comes
11.Innocent Touch
の11曲で、さすが名うてのプレイヤー達によって作られたアルバムです。
Robin Mcauleyのハイ・トーンは素晴らしいですし、Tommy Aldridgeのしっかりとしたドラミング、THE BABYSやBAD ENGLISHでも証明されているRicky Phillipsの的確なベース・ラインとキーボード・プレイ、そして当時は無名だったMarcus Nandのギター・プレイもかなりエキサイティングです。
曲のライター陣が素晴らしく、Mark Spiro、Dann Huff、James Christian、Gregg Giuffria、Jonathan Cane、Neal Schon、John Waite、David Robertsなどが共作しております。
これだけのライタ陣が作ったナンバーを名うてのミュージシャンがプレイしている訳ですから、悪いはわけはありません。
80年代メロディック・ロック、ハードポップのファンであれば楽しめるアルバムです。
もちろん私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
2012-11-06
THE VAL / Back (2012)

Gabrielle de Valという女性ヴォーカルをフロントに据えた3人組のバンドで、哀愁感漂うメロディアスなナンバーが多数収録されており、アルバムの内容も完成度が高いものとなっております。
ミディアム、ミディアム・スロウ、ミディアム・ハイのナンバーで構成され、時にはしっとりと、また時にはギター・オリエンティドしたナンバーが収められており、VENUS & MARS、HEARTを彷彿させてくれております。
まさにAORファン、ハードポップ・ファンを納得させてくれる1枚です。
収録ナンバーは、
01 - A Kiss In A Dragon Night
02 - Dreaming
03 - Pay (For The Lonely Nights)
04 - Trapped Between The Lines
05 - Johnny's Got A Red Car
06 - Hold On
07 - Back
08 - When Midnight Comes
09 - The Devil's In The Band
10 - Every Beat Of My Heart
11 - The Unwritten Songs
12 - The Age Of The Sun
の12曲となっております。
今年発表されたアルバムの中でも上位にランク・インされることは間違いないところでしょう。
とにかく、聴いてみてください。
私のお店にも置いてあります。
2012-11-02
BLOOD GOD / NO BRAIN BUT BALLS ! (2012)

アメリカ産のスリージーなハードロック・バンド BLOOD GOD のデビュー・アルバム。
内容はというと、ギター・オリエンティドのロックン・ロール・スタイルのハードロックですが、これが結構メロディアスでキャッチーかつポップなサウンドなんですね。
ヴォーカル・スタイルに好き嫌いがあるでしょうが、サウンド的にはかなりいかしたアルバムです。
私が購入したのは2枚組のアルバムで、Disc 2は同じナンバーをサウンド・スタイルを変えずというか、オリジナルのサウンドでただ単にデス・ヴォイスで歌ったもので、これって意味があるのでしょうか?
収録ナンバーは、
01. Blowjob Barbie (3:48)
02. Womanizer (4:03)
03. Nasty Lover (3:35)
04. Stupid But Sexy (3:03)
05. This Woman Makes Me Crawl (4:04)
06. No Brain But Balls (3:38)
07. Psycho Pussy (2:53)
08. Lovemaker (4:07)
09. Rock The Hell - Out Of Me (3:48)
10. Love And Pain (4:06)
11. Hangover From Hell (3:17)
12. Hard Rock Party Bus (3:25)
13. Sex Kitten (2:58)
の13曲で、全曲ギター・オリエンティドのパーティー・ロックン・ロールのナンバーのオン・パレードです。
それもメロディアスでキャッチーかつポップなナンバーばかりです。
初期POISON辺りを思い起こさせてくれます。
アルバムの出来としては、かなり良いと思いますね。
そして、エロティックなジャケット・デザインとタイトルそして歌詞も堪りません。
1曲目のタイトルって?!