2013-01-27
ISSA / Can't Stop (2012)

今回のアルバムはメロディアス・ハードロックの「隠れた名曲」をカヴァーしております。
1stアルバムは評判が良く、2ndは1stの延長線上のアルバムでしたが、この3rdは前作、前々作よりも評判が良いみたいです。
アルバムは冒頭に書いたとおりカヴァー曲ばかりですが、これが結構マイナーなナンバーが多いですが、出来はかなり良いです。
特に、AVIATORのカヴァー"Can't Stop"、Boulevardのカヴァー"Dream On"なんかは聴きものですし、Mark Freeの"State Of Love"もいかしてます。
とにかく、彼女のパワフルで伸びのあるヴォーカルが素敵な1枚です。
収録ナンバーは、
01. Can't Stop
02. Power Over Me
03. Wherever I Run
04. Just A Wish
05. If You Ever Fall
06. Do You Ever Think Of Me
07. Dream On
08. Stranded
09. Heat Of The Night
10. I Won't Surrender
11. State Of Love
12. These Eyes
となっております。
ハードポップ、メロハーのファンは必聴のアルバムです。
もちろん私のお店でも取り扱っております。
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2013-01-20
DURAN DURAN / The Biggest And The Best (2012)

市内のCDショップは本当に数少なくなりました。
タワー・レコード、HMVそして昔からある玉光堂ぐらいでしょうか。
実店舗にあまり出向かないですが、HMVは在庫も少ない、玉光堂は国内盤のみの取り扱いということであまり行きませんが、タワー・レコードはまぁ行くほうですね。
実店舗に出向く理由は、ネット上のカタログを全て見ることが出来ないということが挙げられます。
実店舗はカタログ数は少ないものの実物を目で確かめられるということが挙げられます。
ネットでチェックし忘れたものも結構あったりします。
タワー・レコードには「千円生活シリーズ」があり、2枚組や3枚組のベスト・アルバムが1,000円で売っております。
このコーナーは行けば必ず覗きます。
著作権が切れた50年代、60年代の音源を集めたベスト・アルバムが3枚組、4枚組で1,000円ですから、これじゃ相当安いと思います。
また、本日紹介するDURAN DURANなどの80年代のバンド、アーティストの2枚組のベスト・アルバムが1,000円で売ってます。
以前にANDREW GOLD、SHEENA EASTONなどの2枚組ベスト・アルバムも購入しております。
ところが、これらのCDをアマゾンで検索すると1,000円を切る値段で売っており、これには、またビックリ。
やはりネットの方が安いですね。
で、このDURAN DURANの"The Biggest And The Best"とタイトルされた2枚組ベストですが、全34曲が収録され、リマスター音源を使用しております。
彼らのヒット曲や代表曲が網羅されて1,000円ですから、これぐらいの値段だったらということで、車用に購入しました。
ついでに80年代の音源を集めた5枚組のコンピ物も1,200円で売っておりましたので、これも車用に購入。
60年代のギター・インストを集めた3枚組のコンピも1,000円、Cliff Richardの古い音源を集めた3枚組のベストも1,000円、この価格だったら、やはりつい買っちゃいますよね。
CDの価格は、10年前くらいに比べると信じられないくらい安くなっていますよね。
ちなみに、このDURAN DURANの収録ナンバーは、
CD 1
01. “Planet Earth”
02. “Girls On Film”
03. “My Own Way” (Single Mix)
04. “Hungry Like The Wolf”
05. “Careless Memories”
06. “Hold Back The Rain”
07. “Sound Of Thunder”
08. “Faith In This Colour”
09. “New Religion”
10. “New Moon On Monday”
11. “Union Of The Snake”
12. “The Wild Boys”
13. “Meet El Presidente”
14. “Burning The Ground”
15. “Night Boat”
16. “Tel Aviv”
17. “The Chauffeur”
CD 2
01. “Is There Something I Should Know?”
02. “The Reflex”
03. “A View To A Kill”
04. “Rio”
05. “Shadows On Your Side”
06. “Of Crime And Passion”
07. “Hold Me”
08. “Notorious”
09. “I Don’t Want Your Love”
10. “All She Wants Is”
11. “Big Thing”
12. “Skin Trade”
13. “Do You Believe In Shame”
14. “A Matter Of Feeling”
15. “Lake Shore Driving”
16. “The Seventh Stranger”
17. “Save A Prayer”
となっており、アルバム未収録のナンバーも入っております。
2013-01-17
Tommy Nilsson / Tommy Nilsson (1982)

この時彼は22歳で、その後Kee Marcelloが結成したハードロックバンド"EASY ACTION"にリード・ヴォーカルとして参加します。
EASY ACTION解散後は、再びソロ活動に戻り、現在でも活躍中の人です。
このアルバムは、1982年に、この日本では、「シーサイド・ストーリー」というタイトルで出されたアルバムで、レコードのジャケットも夏っぽいものでした。
内容は、L.A.の豪華スタジオ・ミュージシャンを集めたメロディアスなAORアルバムとなっております。
バックを務める面々は、Michael Landau、Mike Porcaro、Mike Baird、Richard Page、Steve Georgeなど。
特に、Pagesの二人は、全曲バッキング・ヴォーカルを務めています。
1曲目の"Radio Me"はこのアルバム一押しのナンバーで、爽やかなウエストコースト・サウンドで、とてもメロディアスなAORナンバーとなっております。
この曲は最高にいかしてて、まさにAORの代表的ナンバーだと思います。
2曲目の"Dark Angel"は一転して、ロマンティック・ハードネスといった趣のナンバーです。
こんな曲を聴くと、このアルバムを出す前もハードロック・バンドを組んでいたとのことですしまた、その後の彼の歩みも頷けます。
この曲の出だしのピアノの音は、あのJOURNEYの"Who's Cryin' Now"にそっくりで、モロ、産業ロックしたナンバーです。
メロディアスで最高にいかした曲となっております。これもお薦めです。
バックのMichael Landauのギター・ソロ、カッコ良いです。
3曲目の"Don't Leave Me Now"の出だしはメローな音のシンセサイザーから始まるナンバーです。
バックのストリングスが美しいバラード・ナンバーですが、曲に力強さがあります。
4曲目の"I Know That You Know"は1曲目に似たタイプのAORナンバーです。
この曲もメロディが美しいナンバーで、お薦めの1曲です。
5曲目の"Stop Thinking About You And Me"はファンキーなサックスが魅力のナンバーで、曲も元気溌剌といった表現がピッタリですね。
6曲目の"Street Law"も出だしの雰囲気良いですね。
Tommyのヴォーカルは抑え気味ですが、バックのファズのかかったギターの音がとてもカッコ良いです。
これは面白い曲です。
7曲目の"Willing To Try"は、美しいストリングスから始まるバラード・ナンバーです。
Tommyのヴォーカルもカッコ良く、盛り上がりのある曲となっております。
8曲目の"Is This The Way"はとてもメロディアスなAORナンバーです。
ちょっと難を言えば、若干、曲に起伏が乏しく、そのまま流れて行ってしまう、といった感じになってます。
9曲目の"Leaving It Up To You"も5曲目の似たファンキーなナンバーです。
Tommyのヴォーカルも力強くて良いですね。バックのギター・ソロもなかなかです。
このアルバムは既に激レア盤となっておりますが、お店に1枚だけ入荷いたしました。
ご興味のある方は是非どうぞ。
2013-01-12
荒井由実 / SUPER BEST OF YUMI ARAI (2 CD)

そうですね、今から40年弱前に友人から荒井由実のアルバムを紹介され、彼女の1stの「ひこうき雲」と2ndの「MISSLIM (ミスリム)」を、当時かなり聴き捲った記憶があります。
彼女も歌はそれほど上手だと思いませんが、ソング・ライターの資質は素晴らしいものがありますし、1stと2ndは雰囲気最高のアルバムです。
彼女の作品を取り上げたミュージシャンは、Hi-Fi-Setを始め、先日紹介した石川セリ、郷ひろみ、松田聖子、南沙織など列挙すれ暇もないくらいで、どのナンバーもいかにも荒井由実(松任谷由実)然としたナンバーばかりです。
特にHi-Fi-Setに提供したナンバーは名曲が多く、自らもカヴァーしております。
本日は、彼女の初期作品を収録したベスト・アルバム「SUPER BEST OF YUMI ARAI」を紹介いたします。
このアルバムは2枚組のベストで、
ディスク:1
01. ひこうき雲
02. 恋のスーパー・パラシューター
03. 空と海の輝きに向けて
04. きっと言える
05. 雨の街を
06. 返事はいらない
07. そのまま
08. 瞳を閉じて
09. やさしさに包まれたなら
10. 海を見ていた午後
11. 12月の雨
12. 魔法の鏡
13. コバルト・アワー
14. ルージュの伝言
15. ベルベット・イースター
ディスク:2
01. 卒業写真
02. 航海日誌
03. チャイニーズ・スープ
04. 少しだけ片想い
05. 雨のステーション
06. あの日にかえりたい
07. さざ波
08. 14番目の月
09. さみしさのゆくえ
10. 朝陽の中で微笑んで
11. 中央フリーウェイ
12. 天気雨
13. 避暑地の出来事
14. グッド・ラック・アンド・グッド・バイ
15. 翳りゆく部屋
の計30曲が収録されております。
東芝EMI時代の初期作品のベストですが、この当時のサウンドが一番好きです。
ベスト・アルバムですので、もちろんどのナンバーも最高にいかしてますが、ディスク1の01を聴いた時には、ちょっと物哀しい歌詞がちょっとばかり衝撃的でしたが、メロディ・ラインはもうこれは最高ですね。
私が特に気に入っているナンバーは、ディスク1の01、03、04、05、07、08、09、10、11、12、14、15、ディスク2では、02、05、06、10、11です。
しかしながら、ディスク1の10、ディスク2の05、10、11などはHi-Fi-Setのカヴァーが好きですが。
名曲を、心に残るあるいは何度聴いても飽きないと定義するとしたら、もちろん異論はあると思いますが、荒井由実時代に書かれたナンバーに名曲が多かったと思います。
彼女の最近のリ・イッシュー状況を見ても、やはり初期作品が多いことからも判ると思います。
今考えても、彼女の1st、2ndは衝撃的な作品だと思いますね。
2013-01-10
石川セリ / ときどき私は...

2013年最初に紹介するアルバムは、石川セリの1976年発表の「ときどき私は...」です。
このアルバムは一度CD化されましたが、昨年暮れに「タワー・レコード限定」で彼女のアルバムの何枚かがリ・イッシューされたものの1枚です。
作品の内容は、荒井由実の作品が数曲収録され、プロデュースは松任谷正隆が担当し、「なんとなく……」でシュガー・ベイブがコーラスで参加するなど、当時のいわゆるニュー・ミュージックです。
もちろん、当時はアナログ・レコードを擦り切れるほど聴いた1枚です。
父親がアメリカ人、母親が日本人のハーフということもあり、かなりの美形で、ジャケットの印象が収録曲の「SEXY」とピッタリでした。
歌はそれほど上手いと思いませんが、雰囲気は最高です。
既に20枚ほどアルバムを発表しており現在も活動中ですが、確か60歳という年齢にも拘わらず最近の写真を見ても、やはり綺麗でした。
彼女の大ヒット・ナンバーは、「ダンスはうまく踊れない」ですが、このナンバーは後に結婚する井上陽水が彼女のために作ったナンバーだとか。
このアルバムには、
01 Introduction~朝焼けが消える前に
02 霧の桟橋
03 ときどき私は……
04 虹のひと部屋
05 なんとなく……
06 さよならの季節
07 ひとり芝居
08 SEXY
09 TABACOはやめるわ
10 優しい関係
11 フワフワ・WOW・WOW
12 遠い海の記憶
の12曲が収録されております。
01、02、07が荒井由実の作品でやはりお勧めです。
タイトル・ナンバーの03なんかもかなりいかしてますし、08、11も出来は良いです。
もちろん他のナンバーも含め、このアルバムには「雰囲気」があります。
伊藤銀次、後藤次利、村上秀一、矢野晶子、斉藤ノブ、松木恒秀など当時のニュー・ミュージック界のミュージシャンが脇を固めており、まさにジャパニーズAORといった内容だと思います。
今年も「タワー・レコード限定」には目が離せません。