2014-03-28
BST / IN THE BLINK OF AN EYE (2014)

BSTは「Musikdirekt」というスウェーデンのレコード会社と契約していないバンドのコンテストで1位に輝いたバンドで、サウンド・スタイルはGOTTHARDタイプのメロディアス・ハードロックです。
AORハードよりはメロハー寄りで、サウンドはまぁ硬派の部類に入ると思いますが、さすが北欧のバンドらしく、メロディアスでキャッチーです。
バンド・メンバーは、
Oskar Jacobsson (vocals)
Philip Olsson (guitar)
David Petersson (keyboards)
Bjorn Moen (bass)
Elias Jacobsson (drums)
5人で、Philip Olssonのギター・プレイは最高ですし、Oskar Jacobssonのヴォーカルは素晴らしいです。
収録ナンバーは、
1. Overture
2. The Hall Of Crossfire
3. Destruction
4. She Doesn't Love You Anymore
5. Release The Beast
6. Breaking Free
7. Time To Light The Fire
8. You Cannot Survive Life
9. Losing Your Heart
の9曲となっております。
ドラマティックな前奏の1から切れ目なく始まる2は、サウンドに厚みがあるメロディアスなハードロック・ナンバーです。
ギターのリフもソロもいかした80年代風のメロディアスでキャッチーな3、7、8、メロディアスでポップな4、曲自体がカッコ良い5、パワー・バラードの6、メロディが美しいバラード・ナンバーの9と、捨て曲無しの強力な1枚です。
もちろん、私のお店でも取り扱っておえいますので、ご興味のある方はどうぞ。
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2014-03-25
Bob Dylan & Friends / The 30th Anniversary Concert Celebration (2 CD)

このBOBFEST、ボブ・ディランのレコード・デビュー30周年を記念して、フォーク、カントリー、ロックといったジャンルからベテラン、新人を問わず数多くのアーティストがディランの楽曲を演奏した1992年10月16日ニュー・ヨーク、マディソン・スクエア・ガーデンで行われたライブを記録したもので、1993年に2枚組ライブ・アルバムがその後DVDもリリースされました。
ただこのBOBFEST、コンサートの直前のテレビ番組「サタデーナイトライヴ」でSinead O'Connorがローマ法王の
写真を破くという暴挙に出て、これによりオープニング・アクトに予定されていた彼女が大ブーイングでべそをかき歌えなかったというエピソードもあるそうな。
その"The 30th Anniversary Concert Celebration"が最近CDがリ・イッシューされ、DVDもリ・イッシューされる予定となっております。
私はあまりBOB DYLANに興味が無いので、ベスト・アルバムしか持っておりません。
曲はそこそこ良いものがありますが、あの歌い方が好きじゃなんですね。
で、このBOBFESTに収めらている"My Back Pages"というナンバーがとても良い曲で、Bob Dylan, Roger McGuinn, Tom Petty, Neil Young, Eric Clapton, GE Smirh, Roger McGuinn and George Harrisonなどのパフォーマンスが最高なんです。
収録ナンバー及びパフォーマーは、
ディスク:1
01. LIKE A ROLLING STONE - John Mellencamp
02. LEOPARD - SKIN PILL
03. BLOWIN’ IN THE WIND - Stevie Wonder
04. FOOT OF PRIDE - Lou Reed
05. MASTERS OF WAR - Eddie Vedder/Mike McCready
06. THE TIMES THEY ARE A - CHANGIN’
07. IT AIN’T ME BABE - June Carter Cash/Johnny Cash
08. WHAT WAS IT YOU WANTED - Willie Nelson
09. I’LL BE YOUR BABY TONIGHT - Kris Kristofferson
10. HIGHWAY 61 REVISITED - Johnny Winter
11. SEVEN DAYS - Ron Wood
12. JUST LIKE A WOMAN - Richie Havens
13. WHEN THE SHIP COMES IN - The Clancy Brothers and Robbie O’Connell with special guest Tommy Makem
14. YOU AIN’T GOIN’ NOWHERE - Mary
15. Don’t Think Twice, It’s Alright Eric Clapton
ディスク:2
01. JUST LIKE TOM THUMB’S BLUES - Neil Young
02. ALL ALONG THE WATCHTOWER - Neil Young
03. I SHALL BE RELEASED - Chissie Hynde
04. DON’T THINK TWICE, IT’S ALRIGHT - Eric Clapton
05. EMOTIONALLY YOURS - The O’Jays
06. WHEN I PAINT MY MASTERPIECE - The Band
07. ABSOLUTELY SWEET MARIE - George Harrison
08. LICENSE TO KILL - Tom Petty & The Heartbreakers
09. RAINY DAY WOMAN #12 & 35 - Tom Petty & The Heartbreakers
10. MR TAMBOURINE MAN - Roger McGuinn
11. IT’S ALRIGHT, MA (I’M ONLY BLEEDING) - Bob Dylan
12. MY BACK PAGES - Bob Dylan/Roger McGuinn/Tom Petty/Neil Young/Eric Clapton/George Harrison
13. KNOCKIN’ ON HEAVEN’S DOOR - Everyone
14. GIRL OF THE NORTH COUNTRY - Bob Dylan
15. I Believe In You Sinead O’connor
となっております。
とにかく、"MY BACK PAGES"のパフォーマンスは素晴らしいです。
また、DVDはCDと収録ナンバーが若干違い、"MY BACK PAGES"のリハーサルの模様も収録されております。
購入するのであれば、CDのほかにDVDも併せて購入することをお勧めいたします。
やはり映像は臨場感があります。
2014-03-23
Wang Chung / Points on the Curve (1983)

彼らの最大ヒットは、1986年発表の"Mosaic"と言われておりますが、個人的には本日紹介の"Points on the Curve"が最も良くできたアルバムだと思っております。
Wang Chungは一般的には、ニュー・ウェーヴあるいはエレポップのバンドと認識されていると思いますが、当時この手のサウンド・スタイルのバンドはドイツのSIGN SYSTEM、MOTI SPECIAL、GAZEBOさらにJohnny Hates Jazzんどヨーロッパ辺りでは結構の数がおりました。
ここに挙げたバンドに共通することは、基本的にはエレポップですが、楽曲がメロディアスでポップということで、今ではハイテックAORのバンドでジャンルされると私は思っております。
この"Points on the Curve"には、
01. "Dance Hall Days" 3:59
02. "Wait" 4:25
03. "True Love" Hues, Nick Feldman 3:51
04. "The Waves" Hues, Darren Costin, Feldman 4:29
05. "Look at Me Now" 4:37
06. "Don't Let Go" Hues, Feldman 4:22
07. "Even If You Dream" Hues, David Burnand 4:11
08. "Don't Be My Enemy" Hues, Costin, Feldman 4:23
09. "Devoted Friends" 4:09
10. "Talk It Out" Hues, Feldman 4:50
が収められております。
どのナンバーも良くできておりますが、特にお勧めが06です。
このナンバーは、「U.S. Billboard Hot Dance Club Play」で1位、「U.S. Billboard Hot 100」でも38位とヒットしたナンバーで、皆さんもご存知だと思います。
ほかに01、02、08がシングル・カットされ、そこそこヒットしました。
とにかくメロディアスでポップなハイテックAORだと思います。
2014-03-22
ZZ TOP / Afterburner (1985)

実は、私、ZZ TOPを本格的に聴きだしたのはこのアルバムですので、後追いのファンです。
それ以降、彼らのほかのアルバムもたくさん聴いてみましたが、この"Afterburner"を超えたアルバムは無いというのが、私の個人的な感想です。
ZZ TOPは、1969年にアメリカのテキサス州で結成された、スリーピース・ロック・バンドで、結成から40年以上メンバーチェンジは一度もない、素晴らしいバンドです。
メンバーは、ビリー・ギボンズ (Billy Gibbons) - ギター/ボーカル、ダスティ・ヒル (Dusty Hill) - ベース/ボーカル、フランク・ベアード (Frank Beard) - ドラムの3人で、Billy GibbonsとDusty Hillの髭面が有名なバンドで、それがトレードマークともなっております。
彼らのサウンドを一言で言いますと、「ブギーなハードロック」でしょうか。
アメリカ長距離トラック運転手が愛して止まないと言われるバンドだけあって、とにかくドライヴのお共には欠かせない本当にご機嫌なサウンドです。
この"Afterburner"ですが、ほかのアルバムに比べるととにかくポップでメロディアスなナンバーがたくさん収められております。
また、このアルバムが最もヒットしたのも、彼らに最高傑作たる所以だと思います。
収録ナンバーは、
01."Sleeping Bag" – 4:03
02."Stages" – 3:32
03."Woke Up with Wood" – 3:45
04."Rough Boy" – 4:50
05."Can't Stop Rockin'" – 3:02
06."Planet of Women" – 4:09
07."I Got the Message" – 3:27
08."Velcro Fly" – 3:29
09."Dipping Low (In the Lap of Luxury)" – 3:11
10."Delirious" – 3:41
Mainstream Rock Tracks部門で1位、The Billboard Hot 100で8位の01は彼らの最大ヒット・ナンバーで、メロディアスでポップななブギー調のハードロック・ナンバーで、本当にご機嫌な1曲です。
これがZZ TOPだというサウンドです。
また、Mainstream Rock Tracks部門で1位、The Billboard Hot 100で21位となった02も、メロディアスなハードポップしたナンバーで、彼らの代表曲の一つです。
そのほかに、03、04、05、08、10がシングル・カットされ、どのナンバーもヒット・チャートの上位にランク・インされております。
未だこのアルバムを聴いたことが無いロック・ファンの方がいらっしゃれば聴いてみるべきアルバムだと思います。
とにかくご機嫌なアルバムです。
2014-03-20
K.K. Wilde / Rock & Roll (1991)

オリジナル盤は激レアとなっておりますが、現在はコレクターズCDで流通しておりますので、手に入れることも可能です。
内容は、いわゆるLAメタルしたグラマラスでメロディアスなハードロックです。
当時のこの手のサウンドが好きな方には気に入っていただけるアルバムだと思います。
このK.K. Wildeですが、同じ年に"Cocaine Cowboy"というアルバムも発表しているようですが、この"Rock & Roll"よりさらに激レアのようで私は未聴ですので是非聴いてみたいと思っております。
"Rock & Roll"の収録ナンバーは、
01. Rock -N- Roll
02. Ain’t No Doubt
03. Queen Of The Angels
04. Stand Up
05. She’s Got The Blues
06. Living In Sin
07. Round And Round
08. Inside Out
09. One Night
10. Boys Night Out
11. East Side West Side Girls
となっております。
まさに当時の雰囲気バッチリのご機嫌なパーティー・ロックン・ロール・ナンバーのタイトル曲の01、LAメタルしたメロディアスでポップな02、04、06、MOTLEY CRUEタイプのメロディアスでキャッチーな03、ギターのトーンがいかしたミディアム・テンポバラード風ナンバーの05、疾走感のある軽快なナンバー07、10、メロディアスでキャッチーなお勧めの1曲の08、ミディアム・テンポのバラード・ナンバーの09、01タイプのご機嫌なパーティー・ロックン・ロール・ナンバーの11と、メロディアスでポップな1枚です。
私のお店にもコレクターズCD(プレス盤)を置いてありますので、ご興味のある方はどうぞ。
2014-03-13
GARY MOORE / BLUES FOR JIMI (2012)

ゲストには、JIMI HENDRIX & EXPERIANCEのBilly CoxとMitch Mitchellも参加。
GARY MOOREは、少年時代の思い出を歌った”Livin' On Dreams"で"Higheay Chile"のギター・フレーズを引用したり、アルバム"Still Got The Blues"のジャケットでジミの写真を使用、さらに"Fire"をカヴァーするなど、JIMI HENDRIXからの影響と敬愛の念を、常に露わにしてきたギタリストで、このライヴでの超絶弾きまくりや泣きむせぶ慟哭のソロもまた、彼のありったけの尊敬と愛情が込められているのが伝わってくるアルバムです。
セットリストは、"Purple Haze"、"Foxy Lady"、"Hey Joe"、"Voodoo Chile"、"Red House"など、JIMI HENDRIX CLASSICSの数々が、GARYの壮絶なギター・プレイによって新たな生命を吹き込まれており、彼の軌跡において一度限りの貴重な音源ともいえます。
スペシャル編成のライヴとあって、GARYが通常と異なるギターを弾いているのにも注目で、メインで弾くのは、1983年の初来日公演でも弾いていたサーモン・ピンクのストラトキャスター。
さらに"Red House"ではナチュラル・フィニッシュのストラトキャスター、"Ahgel"ではギブソン・フライングVなどで、JIMIのトーンを蘇らせているのが興味深い。
ライヴの前半はGARYのソロ・バンドの一員であり、PRIMUS SCREAMのツアー・メンバーでもあるDARRIN MOONEY(ドラムス)、Eric Claptonなどとの活動で知られるDAVE BRONXE(ベース)がプレイ。
後半3曲でMitch MitchellとBilly Coxがステージに上がる。
Mitch Mitchellもこのライヴの翌年、2008年11月12日に亡くなったため、本作は、もう二度と実現しえない最強のトリオのステージを収めた貴重なアルバムだと思います。
JIMIの楽曲の権利関係でリリースが遅れた本作は、JIMIの魂がGARYに宿った、そんなアルバムです。
ちなみ収録ナンバーは以下のとおりです。
01. Purple Haze
02. Manic Depression
03. Foxey Lady
04. The Wind Cries Mary
05. I Don’t Live Today
06. My Angel
07. Angel
08. Fire
09. Red House
10. Stone Free
11. Hey Joe
12. Voodoo Child (Slight Return)
GARY MOOREのファンの方やブルース・ロックがお好きな方へお勧めの1枚です。
2014-03-09
COVERED CALL / IMPACT (2013)

1stより幾分ハード感が増したような気がしますが、相変わらず良質なメロディック・ロック・サウンドです。
1stもこの2ndもとても良くできた作品なのに日本発売は無し。
マーキーなどでも発表されても良いと思うのですが。
収録ナンバーは、
01. Lorraine
02. When the Lights Are Out
03. Think About All Times
04. Look Into Your Mind
05. Hold On
06. Make a Wish
07. Nothing Lasts Forever
08. Wake Up
09. When I'm Gone
10. Live It Up
11. Last Goodbye
となっております。
1st同様メロディアスでキャッチーなナンバーのオン・パレードで、とにかくギター・オリエンティドのサウンドが最高にいかしております。
1stアルバムやAORハードのアルバムがお好きな方にはお勧めの1枚です。
もちろん私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
2014-03-07
A Sound Mind / harmonia (2007)

先ず、ジャケット・デザインが洒落てて良いですよね。
中身はというと、メロディック・ロックなんですが、ハードロックとも違いますしハードポップともちょっとばかり言い難いでしょうか。
パワーポップみたいな感じもしますが、それにも違和感がありますね。
やはりメロディック・ロックでしょうか?
しかし楽曲は起伏に富んで(盛り上がりのある)メロディアスなナンバーが揃っております。
ストリングスをフィーチャーしたナンバーもありますが、エレクトリック・ギターもふんだんにフィーチャーされ、曲に強さみたいなものが感じさせてくれます。
マイナーなバンドですが、アルバムの出来としては、かなりイケていると思います。
収録ナンバーは、
01. Medulla 1:23
02. Empathy 5:49
03. The Power To Dream 5:11
04. Grace 4:18
05. Fall For You 3:19
06. Enjoying The Pain 4:10
07. Comma Hiatus 0:57
08. Venus & Mars 6:38
09. So Thankful 3:50
10. Catharsis 5:26
11. The Horizon 5:55
12. Always & Forever 3:45
13. Harmonia 1:27
14. Ash To Flame (bonus track) 4.56
となっております。
Ambient的なインスト・サウンドのプロローグ・ナンバーの01、01に切れ目なく続く02はピアノの前奏から入る盛り上がりのあるミディアム・テンポのメロディアスなゴスっぽいナンバーで途中のギターの音もメタリックで、これがなかなかよろしい出来です。
全体的にストリングスを被せた03は、メロディアスで雰囲気バッチリのハードロック・ナンバーで、これまた聴き物です。
美しいピアノから入るミディアム・スロウのバラード・ナンバーの04は、とにかくメロディが素敵です。
ヴォーカルがとにかくいかしたAOR的アプローチの05もお勧めです。
03同様にストリングを被せた06は、メロディアスなハードポップ・ナンバーで、これまたGOOD。
ストリングスと女性のスキャットの短いインスト07と切れ目なく続く08(もうこれで1曲かな)は、バックのパフォーマンスがいかしたメロディアスなナンバーで、まさにメロディック・ロック・ナンバーです。
メロディアスなバラード・ナンバーの09、バックのサウンドがAmbient的なメロディアスでポップな10、03同様にストリングスを全体に被せたメロディアスなパワーポップした11、ヴォーカルとピアノ主体のメロディアスなバラード・ナンバーの12、映画のワン・シーンに使えそうなピアノのインスト・ナンバー13、アルバムに先立ちシングル・カットされたメロディアスなパワー・バラードの14と、ほぼ捨て曲が無い強力な1枚だと思います。
今はまだ普通の値段で買えますが、その内レア盤になるかも。
私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。