NEGATIVE / SWEET & DECEITFUL (2004)

「フィンランド出身ヴィジュアル耽美ロック・バンドによる2作目のアルバム。ハードなサウンドに乗せたキャッチーかつ影のあるメロディは健在で、ヨンネ・アーロンの枯れたパワフル・ヴォーカルとスター性あふれる存在感にはさらに磨きがかかっている。シングル「フローズン・トゥ・ルーズ・イット・オール」「イン・マイ・ヘヴン」を筆頭にメロディ・ラインが大幅強化、ピアノとストリングスをバックに切々と歌うバラード「アバウト・マイ・ソロウ」なども効果的で、本国フィンランドのチャートでナンバー1に輝いたのも納得の出来。同郷のセンテンスドのヴィレ・レイヒアラが「アンティル・ユー・アー・マイン」でゲスト参加している。HIM、ザ・ラスマスらとならび、今フィンランドが熱い!」
とは、Amazonでの商品紹介のレビュー。

このブログで、SOULRELICを紹介した時に、「NEGATIVEやH.I.Mなどといったフィンランド産メタルは、この日本でも結構人気があります。
メランコリックでメロディアスなゴス・ロックが最近は"LOVE METAL"とも言われているようですが、上に掲げたバンドはほぼごの手のバンドです。」
と書きましたが、本日紹介するNEGATIVEの成功が、その後のラヴ・メタル・ブームを呼んだといっても良いかもしれません。
もちろん彼ら以前のTO/DIE/FORがその礎を作ったと思いますが、ラヴ・メタルという言葉は彼らが出てからだったと思います。

ラヴ・メタルは、手法としてはゴシック・メタルのアプローチですが、メランコリックでポップな美旋律なサウンドを特徴としております。
この"Sweet & Deceitful"はNEGATIVEの2ndアルバムですが、デビュー作の"War Of Love"をよりメロディアスに進化させた作品です。

収録ナンバーは、
01 INTRO
02 FROZEN TO LOSE IT ALL
03 L.A. FEEDING FIRE
04 LOCKED IN THE DARK SIDE
05 IN MY HEAVEN
06 ABOUT MY SORROW
07 BETTER WITHOUT YOU
08 CREEPING INSIDE
09 NEVERENDING PARADE
10 UNTIL YOU'RE MINE
11 SECRET FORGIVENESS
12 ANGELS WON'T LIE
13 MY PERSONAL SENSITIVITY
14 LOVING YOU
15 CHILDHOOD MEMORIES
の15曲が収められております。

どのナンバーも冒頭に書いたとおり、メランコリックでポップな美旋律なサウンドです。
ハードロックのファンだけではなく、ポップス・ファンにもアピールする内容だと思います。

もちろん、私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。