2015-01-13
Frankie Bleu / Who's Foolin' Who? (1982)


このアルバム、AORファンには結構評価の高いアルバムで、ソフトにしてメロウ、AORの王道を行くアルバムです。
発表当時のアルバムのジャケット・デザインは右側の方で、なるほど、日本でデザインが左側に差し替えられたのも納得といった感じです。
私は、AORのアルバムを手あたり次第に当たっていた時期でしたので、確か、市内のTOWER RECORDSで情報を仕入れ国内盤が発売される前に右側の輸入盤を手に入れたクチですが。
Joe Chemayプロデュースのアルバムで、そのせいか、このアルバムの前年に発表されたJoe Shemay Bandの"The Riper The Finer"にも通ずるサウンドを持ったアルバムだと思います(このJoe Chemay Bandのアルバムも爽やかな夏をイメージするデザインに差し替えられておりましたね)。
収録ナンバーは、
01 .Baby Don't Stop
02 .Who's Foolin' Who?
03 .Just For You (Suzanne's Song)
04 .Where Would I Be Now?
05. Get Away
06 .I'm Waiting For Your Love
07. Take Your Time (Vanessa's Song)
08. You Never Ever Call Me Baby
09. Baby We're Alive
01から09まで一気に聴けてしまうほぼ捨て曲が無い強力な1枚ですが、タイトル・ナンバーの02、まさにAORの見本みたいなソフト&メロウな03、メロディが美しい04、07の出来が出色です。
CDは確かJapan Onlyだったと思います。
通常のジュエル・ケース盤と紙ジャケ盤が国内で発表されましたが、今じゃ両方ともかなりなレア・アイテムとなっております。
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2015-01-12
HUMMINGBIRD / We Can't Go On Meeting Like This (1975)

HUMMINGBIRDのメンバーは以下のとおり。
・Bobby Tench - guitar, vocals (1974-1977)
・Max Middleton - keyboards (1974-1977)
・Clive Chaman - bass (1974-1977)
・Bernie Holland - guitar (1974)
・Conrad Isidore - drums (1974)
・Robert Ahwai - guitar (1974-1977)
・Bernard Purdie - drums (1974-1977)
彼らは、
・Hummingbird A&M AMLS 68292 (1974)
・We Can't Go On Meeting Like This A&M AMLH 68383 UK / SP-4595 USA (1975)
・Diamond Nights (1979)A&M AMLHI 64661 UK / SP 4661 USA (1976)
の3枚のアルバムを発表しておりますが、本日紹介する2ndでドラムスを担当しているのはBernard Purdieで、ジャケット・デザインを含め、彼らの最高傑作と言われております。
私もこのアルバムが最も良いかなと思っております。
1stアルバムが発表された時期はFUSIONというジャンルはまだありませんでしたし、CROSSOVERというジャンルさえまだ確立されておらず、ジャズ・ロックみたいな言い方をされていた時期だと思います。
そんなことを考えると当時の先端をいっていたサウンドで、ソウル、ファンク、ロック、ジャズが見事にCROSSOVERされたものです。
どのアルバムを聴いても全く古さを感じさせません。
この2ndには、
01."Fire and Brimstone"
02."Gypsy Skys"
03."Trouble Maker"
04."Scorpio"
05."We Can't Go on Meeting Like This" (Tench/Samwell/Middleton)
06."The City Mouse"
07."A Friend Forever"
08."Heaven Knows" (Tench/Samwell)
09."Snake Shack"
10."Let It Burn"
の10曲が収められており、特に01なんかは、Clive Chamanのベースがビンビンのファンク・ナンバーでいかしているという言葉がピッタリのとてもカッコ良いナンバーです。
Max Middletonの美しいフェンダーが聴けるインスト・バラードの02、ファンキーでソウルフルなヴォーカルがいかした03なんかは、ブラコン・ファンも納得の1曲、その後のFUSION時代を予想させる04、06、ギターのトーンが魅力的なソウル・ナンバーの05、AORファンも納得のメロディアスなバラードの07、08、10、01タイプのカッコ良いファンク・ナンバーの09とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
ブラコン、ファンク、フュージョン・ファンだけでなく、AORファンにも聴いていただきたい1枚です。
しかしながら、3枚とも2007年(1stアルバムだけ2度目)に紙ジャケでリ・イッシューされましたが、初回限定プレスということで、現在は全てがレア化しております。
2nd、3rdはJapan Onlyということで、海外からも問い合わせが舞い込んでくる隠れた名盤だと思います。
2015-01-11
Glass Moon / Glass Moon/Growing In The Dark (2004)

最後のリリースがDIXON HOUSE BAND、SUE SAAD & NEXTなどでそれも随分前のことですし、何度もレーベルを閉鎖している会社などのとても心配しております。
カタログには、FAITH BAND、NOVO COMBO、MERCY LEVY、HOLLY KNIGHTなどのアルバムが掲載されておりますので、これらが無事にCD化されることをただただ願うばかりです。
本日紹介するアルバムは、そのRENAISSANCE RECORDSから、2004年にアメリカ産産業ロック・バンドGLASS MOONの1979年と1982年に発表した1stと2ndを2in1でリリースされたものです。
この後3rdアルバムを出してグループは消滅。
収録ナンバーは、
01 Blue Windows 04:10
02 Killer At 25 04:34
03 Follow Me 03:38
04 Easy Life 03:41
05 The Way You Play 03:55
06 Solsbury Hill 04:09
07 Only Have To Cry One Time 03:54
08 The Dreamer 04:35
09 Sundays And Mondays 05:45
10 Simon 04:36
11 She's On 03:21
12 The Telegram Song 04:20
13 Someday 03:49
14 Take My Heart 03:31
15 On A Carousel 03:41
16 Political Action 05:30
17 She Was Magic 04:51
18 Baja 05:12
サウンドは、キーボード主体のメロディアスな産業ロックという感じです。
1stでは、若干プログレ的みたいなところがあり、その辺りがSTYXを連想させます。2ndでは、その辺が幾分後退し、全体的にポップになった感じがします。
おそらく、メンバーのDavid Adamsがサウンドの要となっているのでしょうね。
産業ロックの華やかし頃に出されたアルバムですが、あまり話題にはなりませんでした。
中身は、少し曲のバラツキもありますが、出来としては平均をクリアしていると思います。
1stアルバムに収められている03は中でもキーボードがメインの曲で、作りとしては他の曲よりハードで、STYXというよりURAIH HEEPの音に近く、メロディアスで最高の仕上がりとなっています。
04は、ピアノがいかしたバラード・タイプの曲で、そこそこの出来です。
06は、もろ産業ロックした曲です。
07は、どこか聴いたようなメロディですが、ちょっとリズム・セクションがうるさく感じます。アレンジによっては、とても良い曲になると思うのですが。
09がまた良い曲で、この曲が最もプログレ的な曲で、ハーモニーとピアノ、ソロギターが素晴らしい曲です。
10からは、2ndアルバムのGROWING IN THE DARKとなります。
11は覚えやすいメロディを持ったとてもポップな仕上がりとなっています。
12は、メロディが美しいバラードですが、ここでもDavidのピアノは最高で、一押しの曲です。この曲は、当時アルバムを聴いた時、最初に好きになった曲です。
13は、何となくBOB WELCHを連想する曲です。この曲もポップです。
14もとても産業ロックしたお薦めの曲で、さびの部分がとてもいいです。
15は、メロディがたまらなく、この曲は、STYX風ですね。
ラストの18もピアノが前面に出た曲で、メロディが良いバラードです。
2015-01-10
DRAGON / Snake Eyes On The Paradise - Greatest Hits 1976-1989 (1998)

活動暦は長く70年代の初めには既にバンド活動を始めてました。
現在のグループの状況はわかりませんが、少なくとも90年代の後半(97年までは存在)まで活動していたようです。
日本では80年代になってから紹介され、このアルバムにも収められている"Rain"という曲が少し知られてました。(私の不確かな記憶では、1983年に初めて日本紹介されたと思います。)
これはは、そのDRAGONのベスト・アルバムです。
収録ナンバーは、
01 This Time 03:09
02 Get That Jive 02:48
03 Sunshine 04:53
04 April Sun in Cuba 03:27
05 Konkaroo 03:29
06 Are You Old Enough? 04:07
07 Still in Love With You 03:26
08 Love's Not Enough 03:35
09 Marc Hunter - Island Nights 03:16
10 Ramona 03:38
11 Rain 03:39
12 Magic 03:56
13 Cry 03:43
14 Wilderworld 03:50
15 Speak No Evil 04:00
16 Dreams of Ordinary Men 04:00
17 Western Girls 03:59
18 Celebration 03:55
19 River 03:27
20 Young Years 03:58
21 Summer 03:40
の計21曲が収められたヴァリュアブルなものとなっております。
内容は、メロディアスな産業ロックで、なかなかといったところでしょうか。
01の"This Time"は、荒削りなところもありますが、ポップな仕上がりとなっております。
02の"Get That Jive"は、どこか聴いたことがあるようなメロディを持った曲で、とても聴きやすいですね。
03の"Sunshine"は、メロディアスなポップ・ナンバーです。
08の"Island Nights"は、あのTONY SCIUTOの大ヒットナンバーです。出来としては、オリジナルの方が断然良いです。アレンジが軽めなため、こちらはイマイチといったところでしょうか。もう少しハードに演奏しても良いと思います。
10の"Ramona"はとてもメロディアスな佳曲で、お薦めです。
そして11の"Rain"ですが、このバンドを初めて日本にお披露目した曲で、エッジの効いたサウンドが魅力で、出来としてはかなり良いと思います。当時、日本ではあまり話題に上りませんでしたが、このアルバムの一押しです。
13の"Cry"は、キーボードを前面に出したメロディアスなポップ・ナンバーで、これもお薦めです。
15~18の曲をプロデュースしているのは、TODD RUNDGRENです。このアルバムの中でもさすが出来が良く、15の"Speak No Evil"なんか、最高の出来となってます。
16の"Dreams Of Ordinary Men"、17の"Western Girls"では、TODDも曲作りに関わっています。
18の"Celebration"は、KOOL & THE GANGの曲のカヴァーで、8の"Island Nights"とは違い、原曲と同じくらいホントにカッコ良い出来となっています。さすが、TODD RUNDGRENですね。
20の"Young Years"は、Saxophoneがいかしたハードポップ・ナンバーとなってます。
このDRAGONですが、ベスト・アルバムが何枚か出ておりますので、AORや産業ロックが好きで、まだ聴いたことがない方は、一度聴いてみると良いと思いますよ。
2015-01-09
Michel Colombier / Michel Colombier (1979)

現在のお店の引越しを前提としたプランのリニューアルオープンですが、トップページのデザインを一新いたします。
ただデータは1,000件のみの移行のため、どの商品を移行するか、頭を悩まされており、さらに他のデータは再度入れ直しということになり、これからの作業を考えると憂鬱になってきます。
とりあえず、リニューアルオープン当初は商品数がちょっと少なめになりそうです。
オープンまで今しばらくお待ちください。
本日紹介するMichel Colombierのセルフ・タイトルのアルバムは、Fusionが華やかしい頃の1979年に発表された1979年に発表されたもので、2011年に輸入盤がリ・イッシューされるまで、かなりのレア・アイテムでした。
このアルバム、とにかく参加ミュージシャンがかなり豪華で、
Michel Colombier : Piano, Fender Rhodes, Clavinets, Synthesizer
Herbie Hancock : Mini Moog, Fender Rhodes, Clavinets
Lee Ritenour : Guitars
Jaco Pastorius : Bass
Peter Erskine : Drums
Michael Boddicker : Synthesizer
Michael Brecker : Saxophone
Tom Scott : Lyricon
Jerry Knight : Bass
Steve Gadd : Drums
Airto Moreira :Percussion
Larry Carlton : Guitars
Ray Parker, Jr : Guitars
となっております。
Michel Colombierは、映画音楽にも結構携わっており、このアルバムでも、曲によっては映画のワン・シーンにでも使えそうな曲が入っています。
また、このアルバムは、特に、Larry CarltonとJaco Patoriusのプレイが光っております。
1曲目の"Sunday"でのJacoのベースがたまらなくカッコ良く、さらには、3曲目の"Dreamland"はメロディが美しいバラード・ナンバーで、Jacoのベース・ソロとLarry Carltonのギター・ソロを聴くことができます。
5曲目の"Overture"はアップテンポの曲ですが、Michel ColombierのPianoやFender Rhodesがとてもいかしてますし、ここでもLarry Carltonのギター・ソロが光っています。
6曲目の"Bird Song"は、映画のワンシーンを見ているような曲で、Michael Breckerの切ない感じのTenor Saxophoneが最高です。
8曲目の"Do It"と10曲目の"The Dancing Bull"では、Ray Parker, Jrのギターのカッティングは見事というほかありません。Ray Parker, Jrの甘い声も良いですが、やはり彼のRhythm Guitarは最高で、本領発揮というところでしょう。
9曲目の"Spring"でのLarry Carltonの伸びのあるギター・ソロは最高ですね。曲調が何となくLarryの"(It Was) Only Yesterday"に似た美しくメロディアスな曲でお薦めです。
11曲目の"Autumn Land"はクラシックを感じさせる曲で、ピアノの小作品といった趣です。
2015-01-08
LEON RUSSELL / CARNEY (1972)

"A Song For You"は色々なミュージシャンがカヴァーしておりますし、"Superstar"はThe Carpentersの、"This Maquerade"はGeroge Bensonのカヴァー曲が大ヒットしましたので、これらの曲を作った人なんだ、と改めて思うかも知れません。
私の彼の印象といえば、こういった多くの名曲を作った人という以外に、George Harrisonの「バングラデシュのコンサート」の映像です。
この映像は、日本でも映画化され、10代の後半に映画館で見ましたが、Geroge Harrisonがメンバーを紹介した時、「Stand up Leon」という彼の言葉と、"Beware Of Darkness"の後半部分はLeonがヴォーカルを担当、そして、彼の"Youngblood"のパフォーマンスがとてもカッコ良く、私にとってのLEON RUSSELLはまさにこの「バングラデシュのコンサート」の映像です。
彼のヴォーカルは少しクセがあり、この辺りが嫌いな人もいらっしゃると思いますが、前出のナンバーのとおりとても綺麗で美しい曲を書く人です。
彼のアルバムは、全てではありませんが、結構持っております。
カヴァーされたナンバーもほぼLEON自身のヴォーカルで聴けますが、最も残念なのが、"Superstar"だけ、彼のパフォーマンスが残っておりません。
このナンバーは、The Carpentersのヴァージョンが大ヒットしましたが、確かこの曲は、LEON RUSSELLが当時親交のあった Delaney & Bonnieに"Groupie"というタイトルで書き下ろしたナンバーだった思います。
The Carpentersのヴァージョンも素敵ですが、このDelaney & Bonnieのヴァージョンもとても良く出来ておりますので、未聴の方は聴いてみると良いと思います。
本日紹介する"CARNEY"は1972年の作品で、全米2位にランクインされたアルバムです。
参加メンバーは、
・Leon Russell – vocals, guitar, bass, piano
・Don Preston – guitar, vocals
・Joey Cooper – guitar
・Carl Radle – bass
・Chuck Blackwell – drums
・Jim Keltner – drums
・John Gallie – organ
で、このメンバーを見て喜ばれるファン(私と同年代?)もいるかと思います。
収録ナンバーは、
01."Tight Rope" – 2:59
02."Out in the Woods" – 3:35
03."Me and Baby Jane" – 3:52
04."Manhattan Island Serenade" – 3:25
05."Cajun Love Song" – 3:08
06."Roller Derby" – 2:22
07."Carney" – :47
08."Acid Annapolis" (Leon Russell, Don Preston) – 2:47
09."If the Shoe Fits" – 2:21
10."My Cricket" – 2:55
11."This Masquerade" – 4:22
12."Magic Mirror" – 4:56
となっております。
01は彼の大ヒット・ナンバーで代表曲です。
このナンバーの収められているスライド・ギターの音色は、まさにGeorge Harrisonしており、クレジットにありませんが、Georgeかも。
この頃は結構覆面で色々なアルバムにも参加していたようですし。
George Bensonのカヴァーが有名な11ですが、このオリジナルもかなりいけてます。
こういった70年代のシンガーのアルバムなんかは、今の若い洋楽ファンにも是非聴いていただきたいですね。
2015-01-07
WORK OF ART / FRAMEWORK (2014)

STATE OF SALAZARの"ALL THE WAY"を紹介した時に「スウェーデンを始めとする北欧からの新バンドのアルバムには、いつもビックリさせられております。」と書きましたが、これらは、多分に、Alien、220 Volt、Bad Habit、EUROPEなどといった重鎮バンドのほか、本日紹介のWORK OF ARTやW.E.T、Coastland Ride、Covered Callなどといった中堅バンドが質の高いアルバムを発表している影響によるものだと思います。
いわゆる北欧メタル(メロディアス・ハードロック)は、前出のAlien、Bad Habit、EUROPEなどがこの日本で大ヒットしたとおり、メロディやサウンドがまさに日本人好みのもので、「琴線に触れる」サウンドです。
STATE OF SALAZARなどの新しいバンドにもこれが代々受け継がれてるのではないのかとさえ、思ってしまいます。
このWORK OF ARTの"FRAMEWORK"もまさに日本人の琴線に触れる内容のアルバムで、過去の2作同様、クオリティの高いメロディアス・ハードロックのアルバムです。
この辺りは、AORやウエスト・コースト・ロックなどメロディを重きを置いているジャンルに造詣が深いROBERT SALLによるところだと思います。
ギターとキーボードのコラボが見事な、メロディアスかつキャッチーな楽曲ばかりが並ぶ強力な1枚です。
01. Time To Let Go
02. How Will I Know?
03. Shout 'Till You Wake Up
04. Can't Let Go
05. How Do You Sleep at Night?
06. Over the Line
07. The Machine
08. Hold On to Love
09. Natalie
10. The Turning Point
11. My Waking Dream
12. On The Edge Of Time (Bonus track only Japan)
01から哀愁のハードポップ全開です。
全曲捨て曲が無い強力な1枚ですが、特に01、02、03、04、10がお勧めです。
2015-01-06
JAN NIELSEN / MOVING ON (2007)

日本ではマイナーな存在ですが、このアルバムは、ウエスト・コースト風のAORサウンドがとても心地良い、そんな感じの内容となっております。
JAN JOHANSON、ANDERS JOHANSON、TOMMY NILSSON、SKO/TORP などの北欧AORがお好きな方には納得いただけるアルバムだと思います。
参加ミュージシャンは地元のスタジオ・ミュージシャンばかりですが、ギターは、何枚かブルージーなAORアルバムを発表しているPETER BRANDERが担当しております。
ゆったりとした感じのミディアム、ミディアム・スロウのナンバーが多く収められており、まさに内容はAORしております。
また、PETER BRANDERのギターが随所で光っております。
収録ナンバーは、
01 Small Souls
02 Where My Heart Has Lain
03 Out of Here
04 Wait a Lonely Lifetime
05 Venom of Love
06 Hold You
07 Everytime It Rains
08 Please
09 Hopeless
10 One Summer Dream
の10曲となっております。
スウェーデンのメロディック・ロック系アルバムの情報サイト"MELODIC. NET"でも、このアルバムを紹介しており、似たようなサウンドを持ったバンドとして、EAGLES、SKO/TORP、CROSBY STILL NASH & YOUNGそしてLITTLE RIVER BANDなどの名前を挙げております。
そして、チェックすべきナンバーとして、"Where my heart has lain" と "Hold you"を挙げ、これらは幾分 LITTLE RIVER BAND風、"Hopeless"はELECTRIC LIGHT ORCHESTRA風、"One Summer dream"はAIR SUPPLY風のサウンドを持ったとても良いナンバーだと紹介しております。
Youtubeには、"Hold you"のみ紹介されておりますが、他のナンバーも上に挙げたバンドにも負けないくらいのナンバーが収められております。
Amazonなどを覗くと既にレア化の兆しもあるようですが、私のお店でも取り扱っておりますので、ご興味のある方はどうぞ。
2015-01-01
JOHN HALL / POWER (1979)

本年も私のお店ともどもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
昨日のブログで2014年のリ・イッシュー盤について書きましたが、もう1枚を忘れていました。
年末の押し迫った12/30に発売されたJOHN HALLの"POWER"です。
このアルバムも一度CD化されましたが、その後、長きにわたって激レア・アイテムとなっておりました。
このブログでも一度(2008.2.24)紹介しておりますが、オフィシャルCD化となりましたので、再度取り上げました。
以前紹介したものは、コレクターズCD-Rでボーナストラック("Plutonium Is Forever")が収録されていたものですが、このオフィシャル盤でも同曲が収録されております。
"Plutonium Is Forever"は"No Nukes"からカットされたナンバーです。
アルバムの紹介記事は、以前のブログをご覧いただくとして、今回のCD化にあたっては、アメリカのインディーズ・レーベルREAL GONE MUSICから発表されたものがベースとなっております。
今回は、このJOHN HALLのほかにRAY KENNEDYのセルフ・タイトル、そして過去には、KERRY CHATERの2枚のアルバムが発表されております。
再発専門のレーベルといえば、RENEISSANCE RECORDSは再びリリース頻度が少なくなってしまいましたが、今後どうなるのでしょうか?
過去にレーベル閉鎖も2回ありますし、カタログを見ると是非CD化して欲しいアルバムが何枚もあるので、今後の行方がちょっと心配です。
70年代後半から80年代前半のAORや産業ロックには、まだまだCD化して欲しいアルバムがたくさんあります。
RENEISSANCE RECORDS, WOUNDED BIRD RECORDS、ROCK CANDY RECORDS、韓国のレーベル、そして日本の各レコード会社とリ・イッシューがここ数年にも増して盛んになっておりますが、果たして今年はどれだけのアルバムが初CD化されるのか、楽しみです。