2015-04-30
Michael Thompson Band / How Long (1989)

それは80年代初頭まで遡ります。
2年ほどバークレー音楽学院に通った後、The Ellis Hall Groupというローカル・バンドに参加しましたが、その後はロサンゼルスでスタジオ・ミュージシャンとして活動していくこととなります。
スタジオ・ミュージシャンの初期のものとして1984年の「ANDY FRASER / FINE FINE LINE」やJoe Cocker, Cherのアルバムに参加しております。
スタジオ・ミュージシャンの傍ら1988年にMichael Thompson Bandを結成し、翌1989年に本日紹介する"How Long"を発表いたしました。
この"How Long"ですが、長い間廃盤となっておりましたが、2009年にリ・イッシューされたものの、今では、再びレア・アイテムとなっております。
見事に良く出来た産業ロックのアルバムですが、
収録ナンバーは、
01 Secret Information 05:04
02 Give Love A Chance 07:46
03 1000 Nights 04:47
04 Wasteland 05:08
05 Never Stop Falling 04:22
06 Can't Miss 04:44
07 Gloria 04:51
08 Stranger 04:13
09 Baby Come Back 04:04
10 How Long 04:18
で、バンド・メンバーと参加ミュージシャンは、
Moon Calhoun(Vo),Michael Thompson(G),John A Schreiner(Key),Leon Gaer(Ba),
John Keane(Dr),
Terry Bozzio,John Robinson,Bernie Pershey,Pat Torpey,Trey Thompson,Jimmy Haslip,
Wyn Davis,Alan Niven,Michael Fisher,Steve Forman,Bobby Kimball etc...
となっております。
見事に良く出来た産業ロックのアルバムですが、このアルバムのハイライトは何といっても2曲目の"GIVE LOVE A CHANCE"でしょうか。
8分弱の大曲ながらメロディの良さと、MICHAEL THOMPSONのギター・ソロがとってもカッコ良く、全く飽きることの無い最高の曲となっています。
この曲のためだけにこのアルバムを手に入れても絶対損はしないと思います。
2012年にMichael Thompson Bandとして2ndアルバムを発表しておりますが、こちらも良く出来たハードポップのアルバムとなっております。
私のお店にこれら2枚とも在庫がございます。
1stはGEFFEN Recordsオリジナル盤の中古です。
輸入盤・中古 ジャケットにCDケースの丸ポチの痕あります。
価格は、3,300円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
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2015-04-29
Timothy B. Schmit / Tell Me The Truth (1990)

1978年、イーグルスに加入し、この時も奇しくもランディ・マイズナーの後釜というエピソードも。
ティモシーは、アルバム『ロング・ラン』(1979年)収録曲「I Can't Tell You Why(言いだせなくて)」でリード・ボーカルを担当し、同曲はシングルとして全米8位のヒットとなっている。
私は、POCOは殆ど聴いておりませんでしたので、ティモシーの名前もその時知りました。
この「I Can't Tell You Why(言いだせなくて)」は名バラード・ナンバーで、数あるバラード・ナンバーの中でも上位にランクされるであろう屈指の名曲です。
イーグルス解散後にソロ活動を開始し、
1984年 Playin' It Cool
1987年 Timothy B
1990年 Tell Me The Truth
2001年 Feed The Fire
2009年 Expando
と、現在まで5枚のソロ・アルバムを発表しております。
これらのアルバムはあまり商業的にヒットしませんでしたが、どれもがメロディアスなAORアルバムに仕上がっております。
本日紹介する"Tell Me The Truth"は、1990年発表された彼の3rdアルバムです。
収録ナンバーは、
01 Tell Me The Truth 3:47
02 Was It Just The Moonlight 4:25
03 Something Sad 5:08
04 Down By The River 4:30
05 In Roxy's Eyes 4:10
06 Let Me Go 5:05
07 Perfect Strangers 3:50
08 All I Want To Do 2:24
09 Tonight 3:47
10 For The Children 5:23
となっております。
ブルース・ガイチ、デヴィッド・コールらが参加し、彼のソロ最高傑作と名高い一枚で、ティモシーの繊細で美しいヴォーカルも堪能できる1枚です。
03は、イーグルスの「言い出せなくて」の続編ともいうような繊細なメロディと一人多重コーラスが美しい名曲です。
そのほか、02は全米ヒットしたナンバーで、幾分ハードなメロディアスなナンバーです。
"Get It On"風に始まるポップな01、POCOや初期Eaglesを連想させr04、アコースティカルなバラード05、08、シンセの音がいかした07、メロディアスでポップな09、出だしのギター・ソロがとてもいかした10と、佳曲が揃った1枚です。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
国内盤・帯付 中古で状態は良いです。
価格は2,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-28
CHINA SKY / II (2015)

1988年にメロディアス・ハードロック・ファンから名作の呼び声の高いアルバム『CHINA SKY』を残して消えたCHINA SKYが新メンバーを加入させ、制作しt復活の2ndフル・アルバム。
JOURNEY、SURVIVORといったあたりを彷彿とさせる爽快な産業ロック/メロディアス・ハード路線だった1stと比較するとシンガー・Ron Perryのハスキーな声質の歌唱を生かした渋めの作品に仕上がっているが、哀愁のメロディの質の高さはさすがと言える。
収録ナンバーは、
01. One Life 3:32
02. The Road Not Taken 3:52
03. You're Not the One 3:17
04. I Believe in You 4:17
05. I Wish I Could Fly 4:40
06. Enemy 3:52
07. I'm a Survivor 4:23
08. The Richest Man in the World 3:51
09. You'll Get Yours 3:10
10. The Darkness 3:00
11. Give It Up 3:42
12. Dreams I'll Never See 4:13
となっております。
キーボードとギターが見事にコラボしたミディアム・テンポのメロディアスな01、メロディアスなバラード・ナンバーの02、出だしのギター・ソロがカッコ良いテンポの良い03、ギター・オリエンティドのメロハー・ナンバーの04、09、10、アコースティカルなバラードの05、80年代風メロディック・ロックの06、メロディアスでフックのある07、バックのピアノが美しい08、ギターとベースがいかした12、とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
1stがお気に入りだったメロディアス・ハード・ファンは当然必聴の作品。
私のお店にも置いてあります。
輸入盤・新品(シールド無)
価格は、2,100円。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-27
Anders Falk / & falk

このAnders Falkは1973年からAdolphson-Falk.というデュオで活動しており、地元スウェーデンでは結構知られているアーティストで、デュオでは、現在でも活動中です。
その彼が発表した唯一(?)のソロ・アルバムがこれです。
基本的にはシンセを多用したAORアルバムです。
全体的にミディアム・テンポのナンバーが多く、仕上がりもそこそこといった感じです。
収録ナンバーは、
01 Kärlek når dig överallt 4:41
02 Varje gång du går din väg 3:51
03 Låt mig få vara den som gör dig lycklig 3:38
04 Förstod du då? 4:35
05 Bortom tid 4:20
06 Hur kan du veta? 3:44
07 Närmare mig 3:51
08 Mer än jag kan ge 3:09
09 Jag måste vara säker 4:05
10 Skuggor 4:06
となっております。
メロディアスでポップな01、アコースティカルな02、レゲェ・タッチの03、シンセの音を上手く使った04、09、ミディアム・スロウのメロディアスな05、ポップな06、08、メロディアスでポップなAORナンバーの07、メロディアスなバラード・ナンバーの10、と出来もそこそです。
私のお店にも置いてあります。
輸入盤・中古 (ジャケットに軽く折れあります)
価格は2,800円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-26
MILLINGTON / LADIES ON THE STAGE (1977)

これは、アルバムの帯に書かれたインフォメーションですが、これ以上このアルバムを適切に表現する文章が思いつきませんでしたので、そのまま掲載させていただきました。
このアルバムはAORアルバムの隠れた名盤かも。
私のお店にも置いてあります。
国内盤・帯付 中古 状態は良いです (元々歌詞カード、日本語ブックレットは付いておりません)。
価格は2,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-25
VALENTINE / SOUL SALVATION (2008)

このVALENTINEは、HUGOをヴォーカルに据えたアメリカ産のハードポップ、ハードロックのバンドで、1990年にアルバム・デビューし、本作は2008年に発表された彼らのスタジオ作の2枚目です。
ほぼ同時期に"Live At Firefest IV"というCDとDVDのカプリングでライヴ・アルバムも発表されております。
HUGOの声質がどことなくSteve Perryに似ているということも話題になり、JOURNEYやFOREIGNERが好きな産業ロック・ファンからも1stアルバムは結構評価も高かったように思います。
本作"SOUL SALVATION"もほぼ同路線のアルバムで、まさに80年代の産業ロック風のアルバムとなっております。
収録ナンバーは、
01. Dream On The Way
02. Pickin' Up The Pieces
03. Soul Salvation
04. Interlude
05. Love Song
06. One More Chance
07. Pages
08. Every Time You Go Away
09. I'll Be The One
10 Wait
11 Love Is All We Are After
となっております。
出だしのギター・ソロがまさにJOURNEY辺りを連想させてくれるメロディアスな産業ロック・ナンバーの01、もう殆どJOURNEYしている05、ギター・オリエンティドのカッコ良い06、10、11、ピアノが美しいメロディアスなバラード・ナンバーの07、80年代の産業ロック色が全面に出ている08、とJORNEYやFOREIGNERなどの産業ロック・ファンの方は納得の1枚だと思いますし、80年代風のメロディック・ロックのファンにもオススメのアルバムです。
私のお店に在庫あります。
輸入盤・新品(シールド無)
価格は3,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-24
ALLISON / ONE (1993)

サウンドは、LAOS、ERIKA.やALEXAなどに通ずるものがあり、HEARTを幾分ハードにした感じでしょうか。
ハードポップというよりメロディアス・ハードロックですね。
バンドメンバーは、
Janet La Rose vocals
John Cassia guitars
Pierce Baltino bass
Pat Visser keyboards
Dan Putelli drums
というラインナップで、Janet La Roseのヴォーカルは結構いかしてますし、バンドのパフォーマンスもレベルは高いと思います。
収録ナンバーは、
01. Dreams of glory
02. Let Your Hair Down 4:06
03. Without a Woman 3:43
04. Sometimes 3:17
05. Ive Been Waiting 3:27
06. Shadow 3:40
07. Dancing on a Line 4:04
08. All the Way to Heaven 5:11
09. Did I Know 4:22
10. Crazy 4:25
11. Smokin Track 3:22
となっております。
このデビューアルバムは2つのヴァージョンがあり、一つは1993年に発表されたオリジナル・ヴァージョンで、ジャケットがメンバーの写真無の青っぽいもの、もう一つは、1994年発表された今回ブログで紹介するバンド・メンバーが写ったもので、ボーナス・トラックが1曲追加されたものです。
01がその追加されたナンバーです。
タイトな感じの02、80年代メロディアス・ハードロックした03、07、ギター・プレイがいかした一押しのメロディアスなナンバーの04、アコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーの05、疾走感を感じさせる06、バックのピアノがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーの08、メロディアスなハードポップ・ナンバーの10、アコースティカルなパワー・バラードの11.
と内容的には平均的なレベルを超えております。
女性ヴォーカルものハードポップ、メロハーがお好きな方は要チェックのアルバムです。
私のお店にもこの2つのヴァージョンのCDを置いてあります。
輸入盤・中古 ジャケットにCDケースの丸ポチの痕あります。
価格は3,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-23
KIM BOYCE / FACTS OF LOVE (1992)

それもその筈で、彼女は、1983年にミス・フロリダに選出され、翌1984年のミス・アメリカでは、最後の10人に選ばれた実績を持っております。
そんな彼女は、1986年歌手デビューし、
1986: Kim Boyce (Myrrh)
1988: Time and Again
1989: Love Is You to Me
1991: This I Know
1993: Facts of Love (Warner), including the single "When Love Calls Your Name"
1994: By Faith
1997: As I Am (Diadem)
と7枚ものアルバムを発表しており、最近では本も出版している才色兼備の女性です。
Myrrh Recordsからアルバムを発表していることからも判るとおりCCM (Contemporary Christian Music)のシンガーです。
本作には、
01 When Loves Calls Your Name
Written-By – Jimmy Scott (5), Tom Snow 4:03
02 Love Has Made The Difference
Written-By – Gary Koreiba*, Tommy Sims 3:42
03 Everything
Written-By – Scott MacLeod, Trace Scarborough 4:36
04 Dancin' To The Beat Of Your Heart
Written-By – Bo Cooper, Todd Cooper (3), Vernon Bishop 3:41
05 Until Now
Written-By – Bo Cooper, Bryan Lenox 4:04
06 Facts Of Love
Written-By – Dennis Morgan, Rob Fisher, Simon Climie 4:35
07 Hurting People
Written-By – Julius Drummin 4:08
08 I Just Wanna Live Right
Written-By – Allan Todd Koppelberger 4:17
09 Let's Stay Together
Written-By – Gary Koreiba*, Phil Sillas 3:41
10 Thank You For Being A Friend
Written-By – Gary Koreiba*, Scott MacLeod, Trace Scarborough 4:52
の10曲が収録されております。
01の"When Love Calls Your Name"シングル・カットされ12位にランクインされたナンバーですが、オリジナルは1991年の Cherのアルバム"Love Hurts"からです。
Tom SnowとJimmy Scottのペンによるナンバーで、とてもメロディアスなAORナンバーです。
Dann Huffのギター・ソロも堪りません。
02は少しばかりファンキーさを感じさせるポップなナンバー、03はKim Boyceのしっとりとした感じのヴォーカルがいかしたメロディアスなバラードナンバーで、切なそうなバックのサックスがいかしてます。
R&B風の04、07、David Foster風のピアノから始まるバラード・ナンバーの05もとてもオススメで、この曲でもDann Huffのギターは素晴らしいです。
メロディアスなハードポップ風のナンバーの06もかなりオススメのナンバーです。
ピアノの音色が美しいメロディアスなバラード・ナンバーの08、メロディが美しいバラード・ナンバーの10、とかなり良くできたAORアルバムです。
AORファンは要チェックのアルバムだと思います。
もちろん、私のお店にも置いてあります。
輸入盤・中古で、状態は良いです。
価格は、1,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-22
STORIES / About Us (1972)

1972 Stories (Kama Sutra) #182
1973 About Us (Kama Sutra) #29 (charted after it was reissued with "Brother Louie" added to the end of side two)
1973 Traveling Underground (Kama Sutra) #208
と確かライヴ・アルバムも発表していたと思います。
Hot Chocolateのナンバー"Brother Louie"をカヴァーし、このナンバーが全米1位を獲得し、一躍スターダムにのし上がりました。
バンドの中心人物はヴォーカルのIAN LLOYDで、彼は、バンド解散後ソロ・アルバムを3枚発表し、1984年にはハードポップ・バンドのFast Forwardでヴォーカルを担当し、その後再び何枚かのソロ・アルバムを発表し、今も活動を続けております。
また、彼はバッキング・ヴォーカリストとして、Foreignerの"Feels Like the First Time," "Cold as Ice," "Waiting for a Girl Like You," "Juke Box Hero", "Double Vision." に参加し、他に Yes, Peter Frampton, Survivor, Ian McDonaldやBilly Joelのアルバムなどにも参加しております。
STORIESのヒット・ナンバーは"Brother Louie"が有名ですが、他に全米50位にランクインされた"Mammy Blue"も忘れることはできません。
本日紹介する"About Us"には、この"Brother Louie"が収録されております。
アルバムには、
01 Brother Louie (Original) 3:54
02 Darling 2:43
03 Don't Ever Let Me Down 2:19
04 Love Is In Motion 3:20
05 Hey France 2:56
06 Please, Please 5:01
07 Changes Have Begun 3:34
08 Circles 1:33
09 Believe Me 3:37
10 Words 2:23
11 Top Of The City 3:00
12 Down Time Blooze 1:17
13 What Comes After 1:59
14 Brother Louie (Remix) 4:45
の14曲が収められております。
"Brother Louie"のほか、"Top of the City" b/w "Step Back (Kama Sutra 558)、"Darling"(see below) b/w "Take Cover (Kama Sutra 566) 、 "Love Is In Motion" b/w "Changes Have Begun" (Kama Sutra 574)がシングル・カットされております。
"Brother Louie"はSTORIESだけではなく、Roy Ayers 、 The Quireboys, Peter Beckett (ex:Player)、Bert Heerink (ex:VANDENBERG)、Bon Jovi などもカヴァーしており、おそらく皆さんも耳にしたことがあるナンバーだと思います。
このアルバムも"Brother Louie"だけが有名ですが、他にシングル・カットされたマイナー調の"Darling"、The Beatlesの香りがする"Love Is In Motion"、メロディアスでポップな"Please, Please"、メロディアスなバラード・ナンバーの13などとてもいかしたナンバーが収められております。
70年代初頭のサウンドですが、メロディアスでポップな作品ですので、最近の洋楽ファンの方にも楽しめるアルバムだと思います。
私のお店にも置いてあります。
輸入盤・中古で、状態は良いです。
価格は、2.200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-21
Spiced Ice / Spiced Ice (1990)

2005年にRETROSPECT RECORDSからリ・イッシューされましたが、すぐに廃盤となり、メーカー・インフォでは、「EXCELLENT INDIE MELODIC HARD ROCK / AOR RELEASE. POWERFUL HOOKS , GREAT VOCALS AND KEYBOARDS / GUITARS GALORE! VERY HIGHLY RECOMMENDED TO ALL 80s HARD ROCK FANS. BUT DON'T TAKE MY WORD FOR IT.....LISTEN TO THE SOUND CLIPS AND HEAR FOR YOURSELF...」とあり、ずっと気になっていたアルバムです。
最近、RETROSPECT RECORDSにおいて再プレスされ、ようやっと、このアルバムに触れることができました。
サウンドは、当時のアメリカ産のバンドとは一味違い、欧州的な香りもするいわゆるキーボードとギターが絶妙にコラボレーションした80年代メロディック・ロック・サウンドです。
この手のサウンドがお好きな方であれば、評価いただけるバンドだと思います。
収録ナンバー
01. Hardway
02. Looking for Love
03. Tioga Pass
04. Night After Night
05. Big Stick
06. Pretty Is
07. When You Look at Me That Way
08. Together Forever
09. Green Eyed Lady
10. Tomorrow Without Love
11. Bitch (Bonus Track)
となっております。
キーボードとギターがいかした01、06、10、まさに80年代メロディック・ロックした02、アコースティカルなバラードの03、ギター・サウンドがカッコ良い04、05、07、このアルバムのオススメのメロディアスなバラード・ナンバーの08、そしてこのアルバム一押しのインスト・ナンバー11と曲に粒が揃っております。
特に11はボーナス・トラックとして収録されたナンバーですが、これが実に素晴らしいです。
全体的にギターの音が前面に出た、ギター・オリエンティドしたアルバムです。
私のお店にも置いております。
輸入盤・新品 (Retrospect Recordsのファクトリー・メイドのCD-R)
価格は2,200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-20
TALK OF THE TOWN / The Ways Of The World

3rdアルバムと書きましたが、ほぼ、リード・ヴォーカリストThomas Vikstromのソロ・プロジェクトと言っても良いようなアルバムです。
バンドのギタリストAntonio Saluenaが数曲でギターを弾いているものの、殆どはTommy Denanderがギターを弾いております。
また、プロデュースはTommy Denanderが担当していることもあり、彼の一連のプロジェクト、Spin Gallery、Sayit、Radioactive、Prisoner、Deacon Street Project、AOR (Frederic Slama)などといった欧州的湿り気を帯びたメロディアスなハードポップ、ハードロックを演っており、彼らの作品が好きな方であれば、必ずや気に入っていただけるアルバムだと思います。
収録ナンバーは、
01. The Rich Get Richer 3:59
02. Mainstream 4:04
03. Night of Fire 3:11
04. A Life So Frail 5:43
05. The Ways of the World 4:22
06. Do Nothing 4:17 Listen!
07. A Matter of the Heart 4:19
08. With a Little Love 4:36
09. All That You're Good For 5:35
10. Remember 4:54
11. Nothing Lasts Forever 5:19
12. I Believe 3:54
13. Love Is All Gone 5:23
となっております。
さすが、Tommy Denanderのプロデュース作品だけあって、音に締まりがあり、アレンジも素晴らしいです。
さらにメロディがいかしており、全曲捨て曲が無い強力な1枚です。
Tommy Denanderのギター・ソロには惚れ惚れしてしまいます。
Thomas Vikstromのヴォーカルもとても良いです。
このTALK OF THE TOWNですが、1988年に1stアルバム"Talk of the Town"、1998年に"Reach for the Sky"そして本作と3枚のアルバムを発表しておりますが、どの作品もとても良くできたメロディアスなハードポップ、ハードロックのアルバムです。
また、どのアルバムもオリジナル盤はレア・アイテムとなっておりますが、ちょっと前にプレスされたコレクターズCDでリ・イッシューされましたので、まだ聴いたことのない、Tommy Denanderファンの方や、欧州産ハードポップ、ハードロックのファンには要チェックのあるばむです。
私のお店に、コレクターズCDですが、これら3枚とも取り揃えております。
この3rdは、輸入盤・新品(シールド無)
価格は、2,200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-19
Pure Prairie League / Firin' Up (1980)

特に、この"Firin' Up"は、メロディも最高でボーカルのVince Gillの透き通った声がいかした素晴らしいアルバムとなっています。
1曲目の"I'm Almost Ready"はシングルカットされた曲ですが、結構アップテンポでウエストコーストの青い空を連想させてくれます。
このアルバムの一押しは、7曲目の"I Can't Stop This Feelin'"で、最初と中間部のギターソロが格好いいバラードタイプのナンバーです。
さびの部分のメロディも覚えやすくて、Vince Gillのボーカルがとても良いAORの名作です。
5曲目の"You're My True Love"は、バラードです。
ここでもVince Gillの伸びやかなボーカルをいかしたナンバーとなってます。
6曲目の"Let Me Love You Tonightは、2番目にお薦めのナンバーです。
この曲では、David Sanbornのサックスが印象的です。
10曲目の"Janny Lou"もバラードです。
このナンバーでももDavid Sanbornのサックスがいかしてます。
Vince Gillはバンドのオリジナル・メンバーではありませんが、彼が加入してからバンドのサウンドも洗練されたことを私は個人的に評価しております。
これは、Vince Gillの伸びのある湿ったようなボーカル・スタイルに因るところが大きいと思います。
Pure Prairie Leagueは、この日本ではマイナーなバンドですが、この"Firin' Up"と前作の"Can't Hold Back"の2作は、最高にいかしたAORアルバムに仕上がっておりますので、まだ聴いていないAORファンには要チェックのアルバムです。
ただ、この2作とも既にレア・アイテムとなっております。
私のお店に"Firin' Up"あります。
輸入盤・中古で、状態は良いです。
価格は3,500円となっております。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2015-04-18
STEVE THOMSON / EVERYONE LOVES WINNER (1990)

彼は、1989年にセルフ・タイトルのアルバムを発表しており、この1stもかなり良くできたハードポップ、メロハーのアルバムでしたが、この2ndもそれと同等いやそれ以上の出来となっております。
私が知る限り、彼はバンド活動ではなく、あくまでもソロ・アーティストとして活動していたと思いますが、この2nd以降目立った活動はしていないと思いますが、1stアルバムは何度かジャケット・デザインが変更されリ・イッシューされております。
収録ナンバーは、
01. Walk Like A Man 4:11
02. Everyone Loves A Winner 3:36
03. Blazing Heart 4:32
04. All Through The Night 3:48
05. All That I Ask 4:43
06. Dream On 3:45
07. Hot Cherie 4:07
08. Give It Up 3:14
09. Time Will Tell 3:44
10. Take Me Back 2:22
11. I'll Take My Chances 3:40
の11曲が収録されております。
どのナンバーも80年代の産業ロック、メロディック・ロック的なものばかりで、メロディアス度は素晴らしいです。
この手のサウンドがお好きな方は、もう1曲目を聴いただけで釘づけになること間違い無しで、キラキラ・キーボードとギターが絶妙にコラボレーションした、まさにあのサウンドのナンバーです。
ギター・オリエンティドでポップな02、08バックのサックスが効果的なメロディアスなバラード・ナンバーの03、タイトなメロハーしたナンバーの04、01に優るとも劣らない05、NAZARETHのカヴァーでしっとりとしたバラードの06、80年代メロディック・ロックしたとてもいかした07、11、アコースティカルなアメリカン・ロック調の10とほぼ捨て曲が無い強力な1枚です。
80年代メロディック・ロック・ファンは要チェックのアルバムです。
この2ndと1stアルバムは、私のお店にも置いてあります。
2ndは輸入盤・中古で状態は良く、価格は3,500円となっております。
1stは輸入盤・新品で価格は3,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。