2015-06-23
MARC JORDAN / TALKING THROUGH PICTURES (1987)

発売当時このアルバムを聴いた時は、とてもガッカリしたことを覚えてます。
でも、こうやって聴き直すと、1stアルバムの根底にに流れているものは感じ取れます。
このアルバムをプロデュースしている一人は、PAUL DEVILLIERSですが、ほぼ同時期に発表されたMR MISTERの"GO ON..."とサウンド・スタイルが似てます。
どことなくプログレ的でもあり、エスニック的でもあります。
特に1曲目の"THIS INDEPENDENCE"は、メロディとかは全く違いますが、サウンド・スタイルはMR MISTERの"SOMETHING REAL"そっくりです。
また、バックを支えているのが、STEVE FARRIS, PAT MASTELOTTOのMR MISTER組ということもあるんでしょうが。
このアルバムのお薦めは、この1曲目の"THIS INDEPENDENCE"ですが、曲の出だしの部分がとても魅力的なメロディアスなナンバーです。
3曲目の"CATCH THE MOON"は、JAZZ VOCALに移行する前の、MARC に通ずるものがあります。何か多分に内省的というかそんな感じのする曲です。
4曲目の"I CHING"はエスニックの香りがする曲で、当時のMARC自身「エスニックなビートに惹かれていて、この曲を作った」と語っているそうです。
5曲目のタイトル・ナンバー"TALKING THROUGH PICTURES"は、インストルメントの曲で、どことなくWILLIAM ORBITを感じさせる曲で、映画のサントラみたいです。曲調は結構ファンキーですが。
6曲目の"SOLDIER OF FORTUNE"は、ロブ・ロウ主演の映画「ヤングブラッド」にも使われた曲ですが、ヴァージョン違いです。このオリジナルはとてもスロウなバラード・ナンバーになっていますが、サントラの方がアップテンポとなっており、オリジナル・ヴァージョンより出来が素晴らしいです。
8曲目の"INSIDE THE GLASS BEAD"は、とてもメロディアスなナンバーで、このアルバムの中でも出来はかなり良い方ですね。MARCのヴォーカルがとてもいかされている曲です。久し振りに聴いて、曲の良さを再認識しました。
10曲目の"I WAS YOUR FOOL"もメロディアスでいかしたバラード・ナンバーです。
改めて聴くと、このアルバムってなかなかですね。
認識を改めました。
もちろん、私のお店にも置いてありますので、ご興味のある方はどうぞ。
輸入盤・中古
価格は、3,600円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
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