2020-07-31
Zaneta / Tales From The Sun (2015)

イタリアのバンドZANETAのデビュー・アルバム"Tales From The Sun"です。
イタリアのシンガーソングライターSimone Roman、フュージョン界で凄腕ギタリストとして知られるFaerizio“Bicio" Leo、メロディアス・ハードロック・バンドEvaのキーボード奏者として高い才能を見せつけていたSteffBrusaらよって結成されたバンドの作品で、内容はメロディアスなAORハードです。国内盤もAnderStein Musicから発表されましたが、このレーベル元々はCDショップでスタートしましたが、その後、レーベル会社となり、結構良く出来たアルバムを紹介しておりましたが、いつのまにかレーベルを閉鎖したようで、とても残念です。AOR系のCOOL SOUNDもここのところアルバムのリリースも少なく、CDが売れなくなったこの時代のレーベル経営は大変なんだと思いますね。
海外でもメロハー系の最大手はFrontiers Recordsはコンスタントにリリースしておりますが、Escape Musicもコンスタントにリリースはしておりますが、カタログ数が少ないですし、MTM Musicはいつの間にかレーベルを閉鎖といった状況です。このZANETAのアルバムですが、Lion's Pride Musicというインディーズ・レーベルから発表されておりますが、1stプレスの枚数って何枚ぐらいなんでしょうか。
良く限定1000枚、500枚プレスといわれますが、この果たしてこのアルバムは?
この作品は2015年のものですが、既にレア化の兆しがありますので、恐らく3000枚か多くて5000枚程度なんだと思います。
そういえば、AOR CITY 1000シリーズも2017年に限定リリースでしたが、どのアルバムもまだまだ在庫があるようで、今の時代、やはりCDは売れないという状況なんでしょうね。
Tales From The Sun
1 Maryanne
2 Coming Back
3 Feel You Now
4 Stay
5 I Won't Cry
6 Not This Time
7 All My Life
8 Saturday
9 Dream Of Love
10 Tell Me Why
Simone Roman vocals, guitars, bass
Fabrizio "Bicio" Leo lead guitars
Steff Brusa piano, keyboards
Danilo Marinotti drums
Producer – Zaneta
まさに80年代メロディアス・ハードロックしたお勧めの01、メロディアスでポップな02、08、産業ロックスタイルの03、メロディアスなバラードの04、メロディアスなハードポップ・ナンバーの05、07、アコースティカルでメロディアスな06、ピアノがいかしたメロディアスなバラードの09、と80年代メロディアス・ハードロックがお好きな方お勧めの1枚です。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は1,700円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
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2020-07-30
AOR (Frederic Slama) / The Japanese AOR Bible 2 (2020)

先日このブログで、AOR (Frederic Slama) / The Japanese AOR Bibleを紹介いたしましたが、今回はその続編ともいうべき、AOR (Frederic Slama) / The Japanese AOR Bible 2です。
Vol.1の紹介の時、epo、具島直子などが紹介されておらず、AB'Sや芳野藤丸の1stが掲載されていないなどの文句を言いましたが、これに対し、Frederic Slama氏から掲載には限りがあるような回答がありました。このVol.1が結構世界中で反響があったようで、第2弾を出すこととしたようです。
Frederic Slama氏はとても律儀な方で、facebookで質問したら、必ずレスポンスしていただけます。このブログも結構な頻度でチェックしていただき、とても嬉しい限りです。
ということで、このVol.2にはAB'Sや芳野藤丸の1stもepo、具島直子のアルバムも紹介されております。
このBibleですが、写真の量もかなり多く、それも楽しめます。
今回のVol.2には「A Tribute to Miki Matsubara」「A Tribute to Naomi Kawashima」というページがあり、松原みきと川島なお美が彼のお気に入りのようです。また、河合奈保子や斉藤由貴、岡崎友紀などの写真も掲載されております。
日本のAOR,シティ・ミュージックのアルバム200枚にプラスすること、日本のFUSIONアルバムを24枚紹介しているほか、日本のスタジオ・ミュージシャンにスポット当て、芳野藤丸、松下誠、松原正樹、今剛、鈴木茂、鳥山雄司、佐藤博、坂本龍一、斎藤ノブ、大村憲司など20人の参加作品なども紹介しております。
Vol.1と合わせ400枚ものアルバムを紹介しておrます。それももちろん有名どころから、コアなAORファンしか知らない日本人アーティストも含めです。
この2冊があれば、日本のAORアーティストについては、ほぼ網羅されていると思います。
本当に、Frederic Slama氏の情報量には頭が下がります。
これを含め、Frederic Slama氏のWestcoast Bibleシリーズは13冊となり、私も含め、このシリーズを全巻揃えたAORファンの方も結構いらっしゃるのでは?
2020-07-29
Pablo Cruise / Reflector (1981)

前作の"Part Of The Game"の産業ロックからAORへと彼らの新生面が伺える彼らの6作目。
プロデュースは、それまでのBill Schneeから、Eric Claptonなどでお馴染みのTom Dowdが担当。
このアルバムでもメンバー・チェンジにより、Bruce Dayに代わり、新たにJohn Pierce (Bass)、Angelo Rossi (Guitar)の2人が加わり5名となっている。
また、このアルバムからは、2曲目の"Cool Love"(全米13位)と6曲目の"Slip Away"(全米75位)の2曲がシングル・カットされ、アルバムも全米34位にランクインされました。
Reflector (1981) (10 tracks) 40:10
01 This Time 03:38
02 Cool Love 03:53
03 Don't Let The Magic Disappear 05:15
04 One More Night 03:58
05 Jenny 03:48
06 Slip Away 03:46
07 That's When 03:53
08 Inside / Outside 03:07
09 Paradise (Let Me Take You Into) 02:59
10 Drums In The Night 05:53
David Jenkins : Vocals, Guitars
Cory Lerios : Keyboards
Stephen Price : Drums, Percussion
John Pierce : Bass
Angelo Rossi : Guitar
Studio: Cherokee Studios
Producer: Tom Dowd
01の"This Time"はシングル・カットされても良いくらいのナンバーで、音は若干ハードですが、メロディ最高の産業ロックした曲となっています。かなりお薦めのナンバーです。彼らの曲の中でもかなり出来の良い曲だと思います。
02の"Cool Love"はこのアルバムの一押しの曲で、Coryのピアノが最高にいかしたバラード・ナンバーでとてもメロディアスで、Davidのヴォーカルも相変わらずソウルフルな、これぞPablo Cruiseという曲です。彼らのバラード・ナンバーの中でも最高の1曲です。
アコースティック・ギターから始まる03の"Don't Let The Magic Disappear"は、メロディ最高のAORナンバーです。この曲もかなりお薦めです。
04の"One More Night"は、新加入のJohn Pierceも曲作りに加わった曲で、彼のベース・プレイが光った曲となっています。覚えやすいメロディを持った曲で、この曲もそこそこAORした曲となっています。この曲もかなりいかしてます。
05の"Jenny"での、リード・ギターはおそらくAngel Rossiだと思いますが、かなり上手いし伸びのある音は最高です。この曲は弾むような感じの曲でご機嫌な1曲です。
06の"Slip Away"もAORしたナンバーで、彼らの新しい面を伺えます。
07の"That's When"もかなりAORしている曲で、メロディも最高の曲で、これも相当お薦めですね。
08の"Inside / Outside"でもJohn Pierceのベース・プレイが最高にいかした若干ファンキーなナンバーですが、この曲もかなりAORしています。この曲は特にバックの楽器の各パートが最高にいかしてます。好きですね、こういう曲は。
09の"Paradise"も8曲目と似たタイプの曲ですが、都会的なメロディを持った曲で、AORナンバーとしてもかなりいけます。
ラストの10の"Drums In The Night"は、前奏を聴いていると当時のFusionそのまんまの曲で、最高にご機嫌なナンバーです。ここでのCoryのピアノは最高です。かなりお薦めです。
2020-07-28
BLOOD,SWEAT & TEARS / CHILD IS FATHER TO THE MAN (1968)

BLOOD,SWEAT & TEARSの1968年のデビュー・アルバムです。
ブラスロックといえば、このBLOOD,SWEAT & TEARSかCHICAGOそして先日紹介したTHE IDES OF MARCHが有名どころだと思います。
特にBLOOD,SWEAT & TEARSとCHICAGOは活動時期も重なり、60年代後半から70年代前半は、常にそれぞれが比較されるバンドだったと思います。
私は、当初から2つのバンドを知っており、それぞれが素晴らしいバンドだと思っておりましたが、巷では"25 or 6 to 4(長い夜)"の大ヒットにより、CHICAGOの方が有名でした。
私としては、BLOOD,SWEAT & TEARSの最高傑作は、1970年に発表された3rdアルバムの"3"だと個人的に思っておりますが、彼らの曲で最も好きなナンバーは、この1stに収められている"I Love You More Than You'll Ever Know"なんです。これが最高にいかしたパワー・バラードのナンバーで、バンドの核であるAl Kooperのセンスの良さがとても光っております。
また、メンバーには、後のPAGESの3rdをプロデュースしたBobby ColombyやCHICAGOのTerry Cassに負けないぐらいの腕前を持ったギタリストとしてSteve Katzなどが在籍しておりました。
Child Is Father To The Man
01 Overture 1:32
02 I Love You More Than You'll Ever Know 5:58
03 Morning Glory 4:15
04 My Days Are Numbered 3:19
05 Without Her 2:42
06 Just One Smile 4:38
07 I Can't Quit Her 3:38
08 Meagan's Gypsy Eyes 3:24
09 Somethin' Goin' On 8:01
10 House In The Country 3:05
11 The Modern Adventures Of Plato, Diogenes And Freud 4:13
12 So Much Love / Underture 4:44
02につきましては、最高にいかしたナンバーですので、とにかく聴いてみてください。Steve Katzのギター・ソロとFred Lipsiusのサックス・ソロが堪りません。オルガンが効果的なメロディアスの03、まさにブラスロックしたファンキーな04、ジャジーな05、ミディアム・テンポのメロディアスな06、シングル・カットされたメロディアスでポップな07、ブルージーな09、ストリングスが効果的な11、G. Goffin - C. Kingのペンによる12、と02以外にも結構良く出来たナンバーが収められております。
私のお店に在庫がございます。
1992年のリ・イッシューされた国内盤・帯付・中古で、価格は、1,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-27
BOSTON / LIVE... LONG BEACH '77 (2 CD) (2019)

アメリカの人気ラジオ番組<King Biscuit Flower Hour>用に録音されたもので、これまで放送のみの使用であったが今回オリジナル音源にリマスター施されたCDとして初めてリリースされたもので、このラジオ番組の音源は確かNHK-FMでも放送されたと記憶しております。
BOSTONのライヴ・アルバムはブートも含め結構出ておりますが、このラジオ番組用の音源の音質が一番良かったと思います。
Tom ScholzとBrad Delpが中心となって、その名のとおりBostonで結成され、Kansasと並んで、アメリカン・プログレ・ハードの代表格バンドで、そのサウンドは、皆さんがご存じのとおり、多重録音を駆使した厚みのあるスペーシーな音で、扇情的なBrad DelpのヴォーカルとTom ScholzとBarry Goudreauのツイン・リードギターが売りで、1stアルバムからいわゆるBostonサウンドを確立させております。
Bostonのどこが一番素晴らしいかというと、Brad Delpのヴォーカルでしょう。ハイ・トーンでクリスタルのように透き通っていて、エモーショナルなところが最高です。私としては、ロック・ヴォーカリストの中では、Brad Delpが最高で右に出る者はいないと思っております。
もちろん、このライヴ・アルバムでもBrad Delpのヴォーカルは最高です。
LIVE... LONG BEACH '77
DISC 1 (Early Show)
01 Into - Rock & Roll Band
02 Help Me
03 More Than A Feeling
04 Peace Of Mind
05 Something About You
06 A Man I'll Never Be
07 Smokin'
08 This Time
09 Foreplay/Long Time
10 Television Politician
11 Don't Be Afraid
DISC 2 (Late Show)
01 Rock And Roll Band
02 Help Me
03 More than A Feeling
04 Something About You
05 A Man I'll never Be
06 Smokin' - Guitar Solo
07 This Time
08 Peace Of Mind
09 Foreplay/Long Time
10 Television Politician
Barry Goudreau guitar, percussion, slide guitar
Bradley Delp guitar, vocals
Sib Hashain percussion, drums
Tom Scholz acoustic organ, guitar, bass piano, keyboards
Fran Sheehan bass, percussion
2ndアルバムの制作中のツアーということで、私の大のお気に入りのナンバー"A Man I'll never Be"と"Don't Be Afraid"が収められておりますが、"A Man I'll never Be"は本当に素晴らしいナンバーで、ロック史上燦然と輝くロッカ・バラードです。いつ聴いてもBrad Delp最高!!!のナンバーです。
”More Than A Feeling”,Peace Of Mind”、"Smokin'"も最高にいかしてます。
このアルバムをお持ちでないBOSTONファンは「買い」です。
”
2020-07-26
ALLMAN AND WOMAN / TWO THE HARD WAY (1977)

Gregg AllmanとCherが一時期ご夫婦だった時に発表された"Allman And Woman – Two The Hard Way"です。
内容はというと、いわゆるサザーンロックしたものではなく。Adult Contemporaryした作りとなっております。
バック・ミュージシャンは、カプリコーン・レーベル専属のミュージシャンもおりますが、有名どころでは、Fred Tackett、Jimmy Webb、Timothy B. Schmit、Willie Weeks、Jim Horn、Neil Larsenなどとなっております。
2014年にCD化されましたが、今では結構レア化しております。
Two The Hard Way
01 Move Me 2:58
02 I Found You Love 3:56
03 Can You Fool 3:19
04 You've Really Got A Hold On Me 3:18
05 We're Gonna Make It 3:14
06 Do What You Gotta Do 3:26
07 In For The Night 3:31
08 Shadow Dream Song 3:43
09 Island 4:25
10 I Love Makin' Love To You 3:48
11 Love Me 2:48
Acoustic Guitar – Fred Tackett (tracks: A3)
Acoustic Guitar, Electric Guitar – John Hug
Backing Vocals – Clydie King, Doug Haywood, Pat Henderson, Russell Morris, Sherlie Matthews, Tim Schmit
Baritone Saxophone – Ronnie Eades
Congas, Percussion – Bobbye Hall
Drums – Bill Stewart
Electric Bass – Willie Weeks
Electric Guitar – Scott Boyer (tracks: A6)
Electric Guitar, Slide Guitar – Ricky Hirsch
Harmonica – Mickey Raphael
Lead Guitar, Electric Guitar – Steve Beckmeier
Lead Vocals, Harmony Vocals – Cher Allman
Lead Vocals, Harmony Vocals, Organ – Gregg Allman
Piano, Electric Piano, Clavinet, Organ – Neil Larsen
Saxophone ["C" Melody Sax], Alto Saxophone – Randall Bramblett
Saxophone [Sax Obligato] – Jim Horn (tracks: A4)
Tenor Saxophone – Harvey Thompson
Trombone – Dennis Good
Trumpet – Harrison Calloway
Trumpet, Flugelhorn – Ben Cauley
Producer – Gregg Allman (tracks: A3, B1), John Haeny (tracks: A4, A6), Johnny Sandlin (tracks: A1 to A3, A5, B1 to B5)
AOR風のポップ・ナンバーの01、バックのギターのトーンとブラスとストリングスがいかしたAOR風の02、メロディアスなバラードの03、The Beatlesを始め様々ンzミュージシャンもカヴァーしているSmokey Robinsonのm李曲04は秀逸、ファンキーに仕上がったJimmy Webbのペンによる05、バックのピアノやフェンダー・ピアノの音がいかした一押しのバラードの06、ファンキーながらポップに仕上がった07、アコースティカルなバラードの08、ピアノが印象的なCherのヴォーカルによるバラードはまさにAOR、GreggとCherのデュエットがいかした10、メロディアスなバラードの11、と出来もそこそこのアルバムです。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は3,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-25
TEN / TEN (1996)

このTENですが、現在まで15枚ものアルバム(EP,ベスト除く)を発表している息の長いバンドです。この24年間にメンバー・チェンジもありましたが、中心人物のGary Hughesはずっと変わっておらず、彼がサウンドの要となっていることから、スケール感のあるメロディアスなサウンドも殆ど変化がありませんが、これが彼らの最大の魅力となっております。基本的にはエッジの効いたハード・ロックを聴かせるが,適度にポップな味付けがされた作品で、もう既にこの1stでTENサウンドが確立されております。特に、この1stはJOURNEYなどとの仕事を手掛けたMike Stoneがプロデュースを担当しており、素晴らしい出来映えとなっております。
この1st、日本ではZERO CORPORATIONから発売されましたが、当時のこのレーベルは破竹の勢いがあり、ヨーロッパ辺りのメロハーのバンドを数多く紹介していて、このレーベルのアルバムはほぼ全て手に入れていたような気がします。
TEN
01 i) The Crusades / ii) It's All About Love 8:06
02 After The Love Has Gone 5:24
03 Yesterday Lies In The Flames 5:03
04 The Torch 5:24
05 Stay With Me 5:48
06 Close Your Eyes And Dream 6:22
07 Eyes Of A Child 5:10
08 Can't Slow Down 5:28
09 Lamb To The Slaughter 4:48
10 i) Soliloquy / ii) The Loneliest Place In The World 10:32
Gary Hughes vocals
Vinny Burns guitars
Greg Morgan drums
Bass Guitar by Mark Harrison
Keyboards by Lee Goulding, Howard Smith and Andy Thompson
壮大感いっぱいの01、これぞTENサウンドといっても過言ではないメロディアス・ハードロック・ナンバーの02、Gary Hughesのヴォーカルがいかしたメロディアスなパワーバラードの03、ミディアム・テンポのメロディアスな04、音に厚みがあるメロディアスな産業ロック風の05はMike Stoneの手腕か。ゆったりとした感じのメロディアスなばらーその06、、アカペラのコーラスから入るメロディアスでポップな07、ポップに仕上がった08、リフがいかした09、再びスケール感を感じる組曲風の10、とまさにTENサウンドの1枚です・
私のお店に在庫がございます。
ZERO CORPRATIONの国内盤・帯付・中古で、価格は、1,100円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-24
Gary Hoey / Get A Grip (1989)

以前にもLarry Carltonの1978年発表の1stアルバムの紹介文にも書きましたが、これ以前にJeff Beckの1975年作"Blow By Blow"がありましたが、このLarry Carltonのアルバムが世に出なければ、その後のギター・インストのアルバムが雨後の竹の子ように発表されなかったと私は思っております。
おそらく当時のギター・キッズにとって、このLarry Carltonの1stは衝撃的だったのだろうと思います。
80年代半ばから、TONY MacALPINE、RICHIE KOTZEN、Greg Howe、Marty Friedman、Jason Becker、Vinnie Moore、Joey TafollaなどのShrapnel Records勢によりギター・インストが一つのジャンルとして確立されたと思います。
それまでのEric Clapton、Jeff Beck、Jimmy Page、Ritchie Blackmoreなどのギタリストはあくまでもバンドでのリードギタリストといった立場だったと思います。
そういう意味で、Larry Carltonは凄いアーティストだと思っております。
本日紹介するアルバムは、Gary Hoeyが1989年に発表した"Get A Grip"です。
その後、Gary Hoeyはソロ~サントラ・プロジェクトなどで多彩な活動を行っていきます。
Get A Grip
01 Get A Grip 3:53
02 High-Top Bop 3:50
03 Says Who? 4:25
04 Strat Strut 4:30
05 Mr. Mover 3:50
06 City Sunrise 4:36
07 Rainbow Warrior 4:45
08 Stack Attack 4:21
09 Lost Dreams 1:32
Bass – Nick South
Drums – Frankie Banali
Guitar – Gary Hoey
Keyboards – Lori Weinhouse
Producer – Gary Hoey
ポップで軽快な01、ブルース・フィーリング溢れる02、04、ギターのトーンがいかした03、流麗なギターワークが光る05、08、メロディアスなギター・インスト・バラードの06、とにかくGary Hoeyのギターがカッコ良い07、流れるようなギターによるパワー。バラードの09、とエレクトリックギター好きには堪らない内容となっております。
2020-07-23
FCC (Funky Communication Committee) / Do You Believe In Magic? (1980)

ソニーミュージックのアルバム紹介では、「ファンキー・コミュニケーション・コミッティーことFCCは、70年代中ごろ音楽の中心地だった南部、マッスル・ショールズのウィシュボーン・スタジオ出身のバンド。本作はデビュー作に比べグッと洗練の度合いを増し、AOR通から人気の高い1枚。マッスル・ショールズではお馴染みのクレイトン・アイヴィーとテリー・ウッドフォードがプロデュースしている。④「ホエア・ディド・ユー・カム・フロム」はラリー・カールトンの名作『夜の彷徨』からのカヴァー。南部らしい大らかさと黒さが、達者な演奏と相まって、他のAORバンドにはない魅力を発揮している。」とあります。
1stアルバム"Baby I Want You"というタイトルで1979年に発表されております。
おそらく彼らの発表作品はこの2枚だけだと思います。
Do You Believe In Magic?
1 Give Me A Reason 4:34
2 Do You Believe In Magic 4:03
3 Falling Out Of Love 3:22
4 Where Did You Come From 3:07
5 Jump Into The Fire 3:50
6 How Do You Like Your Love 4:01
7 Changes 3:53
8 Don't Hold Back 3:48
9 More Than A Lover 4:11
10 Let The Love On Through 3:04
Bass – Lonnie "Butch" Ledford*
Drums, Percussion – Jim "Be-Bop" Evans*
Keyboards, Producer – Clayton Ivey
Tenor Saxophone, Flute – Guy Higginbotham*
Vocals, Congas, Percussion – Wayne Chaney
Vocals, Guitar – Dennis Clifton, Steve "Wichita" Gooch*
Vocals, Keyboards – J.B. Christman
Producer – Terry Woodford
軽快でメロディアスな一押しのAORナンバーの01、ミディアム・テンポのメロディアスなタイトル・ナンバーの02、コーラスがいかした03、Larry Carltonのカヴァー04はやはりオリジナルに軍配が上がるけど、選曲はいいですね。チョッパーベースがカッコ良い05、メロディアスでポップな07、ミディアム・スロウのメロディアスなバラードの09、バックのパフォーマンスがいかしたスムースジャズした10、と出来もかなりなものです。
この2nd、発表当時アナログレコードを手に入れ、結構気に入っていたアルバムでしたが、まさかCD化されるとは思っておりませんでした。
前にも書きましたが、このAOR CITY 1000シリーズの第2弾はないのでしょうか。
2020-07-22
The Ides of March / Vehicle (1970)

1970年発表ということですので、今からもう50年前(半世紀)も経過しているんですね。
サウンドは、いわゆろ、CHICAGOやBLOOD, SWEAT & TEARといったブラスロックですが、タイトル・ナンバーの"Vehicle"を聴く限りでは、それほど古さを感じさせないと思います。
先日紹介の"PLAY ON - 55th ANNIVERSARY"にもこのナンバーは収められておりましたが、新録だとすれば、アレンジは全く変えていないようでした。
Vehicle (1970) (13 tracks) 49:15
01 Vehicle 02:55
02 Factory Band 02:59
03 The Sky Is Falling 02:44
04 Home 03:31
05 Wooden Ships/Dharma For One 07:11
06 Bald Medusa 02:59
07 Aire Of Good Feeling 03:10
08 Time For Thinking 02:27
09 One Woman Man 03:14
10 Symphony Of Eleanor 09:38
11 "Lead Me Home, Gently 02:56
12 Superman 02:54
13 Melody 02:37
Jim Peterik : Lead Vocals, Lead Guitar
Larry Millas : Keyboards, Guitars, Bass, Vocals
Michael Borch : Drums, Percussion, Vocals
Bob Bergland : Bass, Saxphone, Vocals
Ray Herr : Guitars, Bass, Vocals
John Larson : Trumpet, Flugel Horn
Chuck Soumar : Trumpet, Vocals
Studio: Columbia Studios
Producer: Frank Rand & Bob Destocki
1970年当時を知る私としては、01の"Vehicle"を聴くと青春時代を思い出します。当時のディスコで大ヒット。この曲に合わせみんなが踊っていた模様を思い出します。この曲は、2002年にJim Peterik & World Stageでも、Jim PeterikとBuddy Guyがリメイクしておりましたが、オリジナルのこちらの方が数倍カッコ良いです。
シングル・カットされた03の"The Sky Is Falling"はブラスが特徴で、何となくBLOOD SWEAT & TEARSを連想させる曲です。
そういえば、ヴォーカルのJim Peterikも、何となくBLOOD SWEAT & TEARSのDavid Clayton Thomasを意識しているように感じられます。
04の"Home"はバラード・タイプの曲で、50代より上の人にとって、ノスタルジーを感じさせる曲です。
07の"Aire Of Good Feelin"も同じくノスタルジーを感じさせます。
もう1曲シングル・カットされた12の"Superman"でのJim Peterikのヴォーカルは最高にいかしてます。SURVIVORとはもう一つ違った魅力を感じます。
"Vehicle"があまりにも有名ですが、このアルバムを全曲通して聴いてみると、最高にいかしたバンドで、特に"Vehicle"はノリノリのカッコ良いナンバーです。
お若い方にも是非聴いていただきたいアルバムだと思います。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品(デジパック仕様)で、価格は、4,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-21
George Benson / Livin' Inside Your Love (1979)

特に彼については、"Breezin'"以前、以降とサウンドに大きな変化があったと思います。
私は、当然"Breezin'"以降が好きですが。ヴォーカル入りナンバーが多くなった"Breezin'"以降は、どちらかというと、Fusion、Smooth JazzというよりBlack Contemporaryに近い感じがします。
おそらく、皆さんもそう思われている方が多いのではないでしょうか。
このアルバムですが、当初アナログの時は、2枚組のレコードでした。CD化され、2in1という形で出されました。
Livin' Inside Your Love (1979) (12 tracks) 66:43
01 Livin' Inside Your Love 06:37
02 Hey Girl 04:31
03 Nassau Day 06:10
04 Soulful Strut 05:38
05 Prelude To Fall 06:30
06 A Change Is Gonna Come 03:43
07 Love Ballad 05:16
08 You're Never Too Far From Me 06:44
09 Love Is A Hurtin' Thing 04:25
10 Welcome Into My World 04:09
11 Before You Go 06:28
12 Unchained Melody 06:32
George Benson : Guitars, Vocals
Ronnie Foster : Fender Rhodes, Mini-Moog
Jorge Dalto : Acoustic Piano, Clavinet, Fender Rhodes
Ralph MacDonald : Percussion
Steve Gadd : Drums
Will Lee : Bass
Earl Klugh : Acoustic Guitar
Phil Upchurch : Rhythm Guitar
Greg Phillinganes : Fender Rhodes on Track 2
Stanley Banks : Bass on Track 8 & 11
Robert Popwell,Jr. : Bass on Track 5,7 & 10
Mike Mainieri : Vibes on Track 5
Studio: Atlantic Recording Studios etc.
Producer: Tommy LiPuma
01のタイトル・ナンバーで、Earl Klughが作った曲の"Livin' Inside Your Love"の出来は最高です。George Bensonのギターとスキャット風のヴォーカル、極めつけは、Earl KlughのAcoustic Guitarのソロでしょうね。ご機嫌なナンバーです。
02の"Hey Girl"では、ギターに負けないぐらいのGeorge Bensonのヴォーカルが聴けます、本当に歌も上手いです。情感がこもっています。この曲での、Jorge DaltoのAcoustic Pianoのソロもたまらないですね。
03の"Nassau Day"は、ちょっとばかりファンキーなナンバーで、George Bensonのギターも弾んでいます。
04の"Soulful Strut"は、テンポの良い曲で、George Bensonのギターも3曲目同様に弾んでいます。こちらの曲はメロディもいかしていてお薦めの1曲となっております。今頃(夏)聴くのにもってこいの曲ですね。
05の"Prelude To Fall"は一転して、バラード・ナンバーです。ここでは、作者のRonnie Fosterのピアノ・ソロを聴くことができます。
06の"A Change Is Gonna Come"では、ソウルフルなGeorge Bensonのヴォーカルが聴けます。かなりいかしたメロディアスなソウル・ナンバーです。
07の"Love Ballad"は、このアルバムの一番のお薦めです。この曲でもGeorge Bensonのヴォーカルを聴けますが、最高にご機嫌なAORのUrban Blackです。George Bensonのギターもヴォーカルも、また、バックの演奏も、さらにメロディも最高の曲で、言うことなしです。とにかく聴いてみてください。
08の"You're Never Too Far From Me"は、ストリングスが効果的に使われていて、George Bensonのナイロン弦を使ったようなギターの音色が最高です。
09の"Love Is A Hurtin' Thing"でもバックのストリングスが雰囲気を醸し出していて、それに乗ったGeorge Bensonのヴォーカルがたまりません。途中のGeorgeのスキャットも良いですね。この曲でもJorge Daltoのピアノ・ソロがとても素敵です。
10の"Welcome Into My World"でもGeorge Bensonのヴォーカルが聴けます。本当にGeorge Bensonという人は、ヴォーカリストとしても超一流だと感じさせます。
11の"Before You Go"は軽快なテンポの曲で、この曲では、Ronnie FosterのMini-MoogとJorge DaltoのFender Rhodesのソロを聴けます。この曲も4曲目と同じように今の季節に、カー・ステレオでフル・ヴォリュームで聴くには最高の曲ですね。
ラスト12の"Unchained Melody"は、もちろんあのThe Righteous Brothersの曲として超有名な曲です。ここでのGeorge Bensonは情感たっぷりに歌い込んでいます。オリジナル・ヴァージョンよりこちらの方がいかしてるかも。
2020-07-20
Franke & The Knockouts / The Complete Collection (3 CD) (2018)

発表は2018年ということですが、Amazonのカタログには最近になって掲載されたからだと思います。
Franke & The Knockoutsの"The Complete Collection"という3枚組のアルバムで、1stと2ndがディスク1に、3rdとレアなデモ音源10曲がディスク2に、ディスク3はOfficial Live Bootlegということでライヴ音源6曲が収録されております。
しかしながら、コンプリートというのは?という部分も。1stアルバムのボーナストラック" (I've Had) The Time Of My Life"、2ndアルバムのボーナストラック"Every Little Bit Helps"、3rdアルバムの9曲目の"Can't Get Enough Of You"とボーナストラックとして収録された"Hungry Eyes"がカットされているからです。
ただ、デモ音源は1974年から1994年に録音されたもので、2-9を除き完成されたもので、ほぼアルバム1枚分があり、こちらの音源のCD化は嬉しかったです。
Franke & The Knockouts
1-1 Come Back
1-2 Sweetheart
1-3 She's A Runner
1-4 You're My Girl
1-5 One For All
1-6 Tonight
1-7 Running Into The Night
1-8 Tell Me Why
1-9 Annie Goes To Hollywood
1-10 Don't Stop
Below The Belt
1-11 Never Had It Better
1-12 Without You (Not Another Lonely Night)
1-13 Just What I Want
1-14 Any Way That You Want Me
1-15 Morning Sun (Dream On)
1-16 Shakedown
1-17 Keep On Fighting
1-18 Have No Fear
1-19 Gina
Makin' The Point
2-1 Outrageous
2-2 You Don't Want Me (Like I Want You)
2-3 Come Rain Or Shine
2-4 You're All That Really Matters
2-5 Carrie Why?
2-6 So Cool (Nobody's Fool)
2-7 One Good Reason
2-8 Blame It On My Heart
Bonus Tracks - Rare Demos (1974-94)
2-9 Sweet Marmalade
2-10 Desperatly
2-11 Faded In The Night
2-12 Heartache Avenue
2-13 Imaginary Line
2-14 Cruisin'
2-15 I'll Never Leave L.A. Again
2-16 I Will Never Love Again
2-17 Beat Of A Broken Heart
2-18 Paid To Order Of Love
2-19 It's Alright By Me
Official Live Bootleg
3-1 Never Had It Better
3-2 Just What I Want
3-3 Without You (Not Another Lonely Night)
3-4 Sweetheart
3-5 You Don't Want Me (Like I Want You)
3-6 One Good Reason
2-9 Sweet Marmaladeは1974年の音源でBull Angusというバンドのもので、洗練さはありませんが、まぁまぁのナンバーです。
2-10 Desperatly以降はまさにFranke & The Knockoutsしたものとなっております。
2-11 Faded In The Nightは曲の完成度も高いメロディアスなハードポップ・ナンバーでかなりいかしてます。
2-12 Heartache Avenueはメロディアスなバラード・ナンバーでさすがといった感じです。
2-14 Cruisin'はサックスをフィーチャーしたメロディアスなAORナンバーに仕上がっております。
2-15 I'll Never Leave L.A. Againは1978年の音源で、Buddha Recordsとの契約のきっかけとなったナンバーで、メロディアスなAORナンバーです。
2-16 I Will Never Love Again、2-17 Beat Of A Broken Heart、2-19 It's Alright By MeはハードポップというよりもうこれはAORナンバーです。
ディスク3のライヴ音源は、録音状態はまぁまぁといった感じです。
Franke Previteの歌の上手さは充分伝わります。
Franke & The Knockoutsのファンであれば「買い」でしょう。
2020-07-19
FROON / FROON (1988)

ドイツ産ハイテックAORバンドFROONが1988年に発表唯一作です。
FROONの前身はSpliffというバンドで。1989年にそのバンドからBernhard Potschka, Manfred Praeker, Reinhold Heilの3人にLyndon Connahの4人で結成されました。
内容はというと、ニュー・ロマンティックにも通じるシンセが効果的なハイテックAORでしょうか。
この手のハイテックAORがお好きな方には納得できる1枚だと思います。
もちろんこのアルバムもAOR (Frederic Slama)氏の"The High Teck AOR Bible"にも掲載されております。
FROON
0 1 Missing Pieces 4:26
02 Mountains 4:58
03 200 Guitars 3:58
04 Love Like Law 4:31
05 Overboard Again 3:50
06 Bobby Mugabe (Beatbox Mix) 3:41
07 Time Machine 3:56
08 Lie 4:32
09 Happy Doomsday 4:03
10 Black And White And Blue 5:41
11 Then 4:40
12 The Spirit Is Willing 4:10
13 Bobby Froons The Fan 0:36
Bernhard Potschka : Guitars
Lyndon Connah, : Vocals
Manfred Praeker : Guitars
Reinhold Heil : Keyboatds
Producer – Froon
まさにハイテックAORしたポップな01、曲にキレがある02、ギターのカッティングがいかした03、ゆったりと流れるバラードの04、12、シンセ・ポップの05、07、08、09、ビートが効いた06、ピアノがいかしたメロディアスなバラードの10、メロディアスでポップなハイテックAORナンバーの11、と結構良くできていると思います。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で価格は、3,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-18
Dukes Of The Orient / Dukes Of The Orient (2018)

ASIAなどでヴォーカルを執っていたJohn PayneとLana Laneでキーボードを弾いていたErik NorlanderのプロジェクトDukes Of The Orientの1stアルバムです。
なお、2ndアルバム"Freakshow"がこの8月に発表の予定となっております。
John PayneとErik Norlanderのプロジェクトということで、プログレチックな部分もありますが、ホント、メロディアスなAORハードの仕上がりとなっております。
ほぼ全曲で捨て曲が無い強力な1枚で、メロハー・ファン必聴のアルバムだと思いますね。
Dukes Of The Orient
01 Brother In Arms 5:22
Guitar – Bruce Bouillet, John Payne
02 Strange Days 5:33
Guitar – Guthrie Govan, Jeff Kollman
03 Amor Vincit Omnia 5:45
Guitar – John Payne
Strings – Molly Rogers
04 Time Waits For No One 6:03
Guitar – Bruce Bouillet, Moni Scaria
05 A Sorrow’s Crown 5:07
Guitar – John Payne
06 Fourth Of July 8:28
Guitar – John Payne, Moni Scaria
Strings – Molly Rogers
07 Seasons Will Change 6:37
Guitar – Jeff Kollman, Moni Scaria
08 Give Another Reason 10:10
Guitar – Jeff Kollman, John Payne , Moni Scaria
Guest [Drums] – Jay Schellen
Keyboards – Erik Norlander
Producer By – John Payne
Vocals, Bass – John Payne
伸びのあるJohn Payneのヴォーカルがいかしたメロディアスな01、ミディアム・テンポのメロディアスでポップな02、Erik Norlanderのピアノがいかしたメロディアスなパワーバラードの03、これまた華麗なErik Norlanderのピアノ・キーボードとBruce Bouillet, Moni Scariaによるギターとのコラボがいかした04、Erik Norlanderの荘厳な感じのキーボードから始まるプログレチックなメロディアスなナンバーの05、ASIAを連想させるメロディアスで産業ロック風の06、スペーシーで壮大感のある07、アコースティックギターの前奏から始まるプログレッシヴな10分を超える大曲の08、とどのナンバーもメロディアスでポップな捨て曲無の強力な1枚です。
2020-07-17
HOT BOY / BARELY LEGAL (1989)

このバンド、このアルバムのみで解散したようですが、これが結構好みのサウンドで、ハードロックといっても産業ロック寄りのメロディアスでポップな作品です。
ミニ・アルバムということで6曲しか収録されておりませんが、是非、フル・アルバムで聴いてみたかったバンドの作品です。
以前にTime Warp RecordsからCD-R盤が発表されていたようですが、紹介するヴァージョンは、A&R Recordsから発表されたオリジナル盤のコレクターズCDで、最近リ・イッシューされたものです。
Barely Legal
01. Young, Wild, and Free
02. I'll Be There
03. Can't Take Your Love Away
04. Don't Ever Let Your Dreams Die
05. Jag Elska Dig
06. All the Love
Scream lead vocals
Michael Brittany drums, vocals
Brandon James bass, vocals
Chris London guitar, vocals
キーボードとギターがコラボしたメロディアスなハードポップ・ナンバーの01、ミディアム・テンポの若干ブギー調の02、曲調がカッコ良い03、メロディがいかしたハードロック・ナンバーのオススメの04、まさに産業ロックしたメロディアスな06.、と本当にフル・アルバムで聴きたかった音作りとなっております。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品のコレクターズCD(シールド無し)で、価格は2,200円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-16
ERIC CARMEN / BOATS AGAINST THE CURRENT (1977)

でも、本日紹介するこの2nd"Boats Against The Current"にもJeff PorcaroやRichie ZitoそしてNigel Olssonもバックを固めているのですが。
私としてが、Eric Carmenの最高傑作は、この"Boats Against The Current"だと思っております。
タイトル曲の1曲目"BOATS AGAINST THE CURRENT"から最後の"RUN AWAY"まで捨て曲が1曲も無い素晴らしい1枚だからです。
Boats Against The Current (1977) (8 tracks) 38:03
01 Boats Against The Current 04:27
02 Marathon Man 03:59
03 Nowhere To Hide 05:02
04 Take It Or Leave It 04:01
05 Love Is All That Matters 04:19
06 She Did It 03:50
07 I Think I Found Myself 04:23
08 Run Away 08:02
Bass – David Wintour
Drums – Jeff Porcaro (tracks: 1, 5, 6), Nigel Olsson (tracks: 2, 3, 4, 7, 8)
Electric Guitar, Acoustic Guitar – Richie Zito
Electric Guitar, Acoustic Guitar, Piano – Richard Reising
Percussion – Gene Estes
Written-By, Arranged By, Producer, Piano, Electric Guitar, Synthesizer, Drums – Eric Carmen
01は最高にいかしたバラードです。
03の"Nowhere To Hide"、でのEricのピアノは圧巻ですね。
04の"TAKE IT OR LEAVE IT"のサウンドは、ERICが在籍していたTHE RASPBERRIESを思い出させます。
05の"LOVE IS ALL THAT MATTERS"は、1曲目と似たタイプの曲で、とてもメロディアスです。
06の"SHE DID IT"は、シングルカットされた曲で、スマッシュヒットを記録したカッコいい曲です。
07の"I Think I Found Myself"の前奏はどことなく10ccの"I'm Not In Love"風です。
最後の"RUN AWAY"は8分にも及ぶ大曲ですが、出だしのピアノソロが美しく、メロディアスで最高の曲です。"All By Myself"を彷彿させる華麗で美しいナンバーです。
しかしこのERIC CARMENは、PAUL McCARTNEYに優るとも劣らないコンポーザーだと思います。
私のお店に在庫がございます。
国内盤・帯付・中古・紙ジャケ仕様で、価格は、1,700円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-15
Orion The Hunter / Orion The Hunter (1984)

ソロ作に比べると、幾分Bostonの「しがらみ」から抜け出した感じがします。
一部、Brad Delpがバックでヴォーカルを執っておりますが、リード・ヴォーカルはFran Cosmoです。 ヴォーカル・スタイルは、ホント、Brad Delpに似てます。しかしながr、Brad Delpとは違うんです。Emotionalといった部分がちょっと足りないといった感じで。
全曲、Brad Delpのリード・ヴォーカルで聴きたかったアルバムです。
Orion The Hunter (1984) (9 tracks) 42:12
01 All Those Years 04:50
02 So You Ran 04:58
03 Dreamin' 05:26
04 Dark And Stormy 05:15
05 Stand Up 05:18
06 Fast Talk 04:15
07 Too Much In Love 03:51
08 Joanne 04:27
09 I Call It Love 03:52
Bass, Vocals – Bruce Smith (10)
Drum Programming [Simmons] – Jimmy Braelower
Drums – Michael De Rosier
Guitar, Vocals, Producer – Barry Goudreau
Lead Vocals – Fran Cosmo
Piano – Steve Baker
Synthesizer [Memory Moog & Prophet] – Peter Wood
Studio: The Power Station
Producer: Barry Goudreau
01の"All Those Years"はシングル・カットされた曲で、このアルバムの一押しです。Brad Delpがバッキング・ヴォーカルで参加してますが、この曲は、Brad Delpのソロで是非聴きたかったですね。
05の"Stand Up"、08の"Joanne"でもBrad Delpがバッキング・ヴォーカルをとっていますが、特に、"Joanne"みたいなバラードは、Brad Delpの方が絶対合っていると思う。
"All Those Years"の次にお薦めは、02の"So You Ran"ですね。ミドル・テンポの曲で、ここでのFran Cosmoの伸びやかなヴォーカルは、結構いかしてます。
でも、やっぱり全曲Brad Delpのヴォーカルで聴きたかったアルバムです。
当店に在庫がございます。
輸入盤・新品で価格は、2,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-14
SRDJAN BRANKOVIC'S EXPEDITION DELTA / 2 (2016)

このSRDJAN BRANKOVICは
プログレ・メタル・バンドAlogiaのギタリストですが、紹介するアルバムは、全くプログレ・メタルではなく、メロディアスなハードポップ・アルバムなんです。
その出来も素晴らしく、メロディ・マニアであればきっと気に入ってくれるアルバムだと思います。
"2"ということで、これはこのプロジェクトの2枚目となります。1枚目は未聴ですので、その内手に入れようと思っております。
Expedition Delta 2
1 Spectacular
2 Break The Rules
Featuring – Bobby Koelble
3 Thank You For The Good Times
4 Fly With Me
5 Canis Major
6 Without You
Featuring – Nicola Di Gia*
7 The One Who Lives A Dream
8 House Of God
Featuring – Bobby Koelble
9 Don't Believe
10 Remember Me
11 Connected
Featuring – Bobby Koelble, Santiago Dobles
Acoustic Guitar – Nicola Di Già
Bass – Ip Maesstro
Drums – Marko Milošević (4)
Guitar – Bobby Koelble, Santiago Dobles
Guitar, Bass, Vocals [Additional], Programmed By [Keyboard Programming] – Srđan Branković
Keyboards – Mladen Gošić, Vladimir Đedović
Piano – Nevena Živković
Vocals – Anđela Isić, Nikola Mijić
メロディ・マニアくぉ唸らせるであろう01、メロディアスなハードポップ・ナンバーの02、メロディアスでポップな03、ギターとキーボードが程よくコラボした04、ピアノの音色が美しい短いナンバーの06、Nicola Di Giaという女性シンガーがヴォーカルを執るオススメのメロディアスなハードポップ・ナンバーの06、ちょっぴりダークなバラードの07、スペーシーな感じの08、メロディアスでポップな09、Srđan Brankovićのギターがカッコ良いバラードの10、Srđan Brankovićのギターが縦横無尽にかけめくるインストナンバーの11、と内容も素晴らしいアルバムです。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は 2,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-13
James Lee Stanley – Midnight Radio (1980)

本日紹介するアルバムは、彼の1980年発表の4thアルバム"MIDNIGHT RADIO"です。
彼は、2014年までコンスタントにアルバムを発表していて、その数は20枚弱にもなります。 私はこのアルバムと1990年発表の8枚目しか耳にしたことはありません。また、このアルバムを紹介する今日まで20枚ものアルバムを発表していることさえ知りませんでした。
彼はStephen Bishopとも交流があり、二人でソングライティングしております。このアルバムでも、04と09はStephen Bishopのペンによるものです。
ということで、AOR作品としては、Stephen Bishopに通じるものがあります。
このアルバムでは、有名なミュージシャンは参加しておりませんが、他のアルバムでは、Russell Kunkel、Larry Carlton、Michael Omartian、Timothy B. Schmitなどとなっております。
私が彼のことを知ったのはこの"MIDNIGHT RADIO"からで、時は1980年ということで、AORの最盛期で、01の"Anywhere Love Goes"を聴いて直ぐに好きになりましたが、その後1982年に発表された"Eclipse"以降は聴く機会もなく、通り過ぎていきましたが、1990年の"Ripe Four Distraction"をAmazonのカタログ見て購入いたしましたが、"MIDNIGHT RADIO"ほどに興味をそそるものではありませんでした。
なお、この"MIDNIGHT RADIO"ですが、AMAZONのオンデマンド商品で、CD-Rです。
MIDNIGHT RADIO
01 Anywhere Love Goes
02 Just Like Love
03 Midnight Radio
04 Rowboat In The Attic
05 Worry 'Bout You
06 Too Late Now
07 I Don't Care
08 Born To Love You
09 In Your Pocket
10 Even Cowgirls Get The Blues
Co-producer, Backing Vocals – Pamela Stanley
Drums – Scotty Matthews*, Thom Mooney
Electric Bass – Maurice Cridlin, Paul Socolow, Veylor Hildebrand
Electric Guitar – Scott "Soc" Strong
Harmonica – Stephan Turner
Percussion – Sheila Escovito*
Piano, Electric Piano, Organ – John Barlow Jarvis*, Vince Melamed
Producer, Piano, Electric Piano, Organ, Acoustic Guitar, Percussion, Lead Vocals, Backing Vocals – James Lee Stanley
Slide Guitar – Bonnie Raitt
Synthesizer – Dale Ockerman
まさに80年代AORとしたメロディアスな01、ハーモニカの音色が印象的なのAORナンバーの02、メロディアスでポップなタイトル・ナンバーの03、Stephen BishopのペンによるまさにStephen Bishopした04、ピアノの音色が美しいメロディアスなバラードの05、アコースティックギターがいかしたStephen Bosjop風の06、出だしのエレクトリックギターが効果的な07、Bonnie Raittのスライドギターがいかした08、再び、Stephen Bishopのペンによるポップな09、アコースティカルなバラードの10もStephen Bishop風、ということで、かなり良くできたAORアルバムです。
2020-07-12
ITCHYCOO / ITCHYCOO (2003)

Mia Bergströmという女性シンガーと Tobias Gustavssonというマルチプレイヤーの2人の作品で、ABBAを幾分ハードにしたメロディアスでポップな内容となっております。
このアルバムから、4曲がシングル・カットされておりますが、その全てがメロディアスかつポップです。
そんな作品が好きな方には、納得いただけるアルバムだと思います。
Itchycoo
01 Crash Course In Love 3:31
02 So Goodbye 3:40
03 Don't Let Yourself Down 4:03
04 Lovetrain 3:02
05 Always Forever 3:51
06 Come Undone 3:50
07 On A Sunday 3:58
08 Killer Bee 3:57
09 Piercing To My Soul 3:51
10 Darkside Of Me 3:48
11 Don't Go Stupid 3:21
Producer – Håkan Glän
シングル・カットされた01は、北欧系のハードポップといった感じのオススメの1曲ですし、パワーポップのバラードといった感じの02、03もシングル・カットされたナンバーでとても良くできたバラード、04もシングル・カットされただけあり、メロディアスなパワーポップしたナンバー、Tobias Gustavssonとヴォーカルを分け合ったポップな05、メロディアスでポップな06、アコースティカルなバラードの07、もう1曲シングル・カットされた08もまさにメロディアスなハードポップといった感じが堪らないですし、AORした09、10、メロディアスなハードポップ・ナンバーの11、とかなりイケてます。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、価格は、1,800円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-11
MIKE RENO / RENOVATION (2002)

プロデュースはMARK SPIROが担当。2002年にMIKEのホームページのみで発売され、レア・アイテムとなっていたが、2004年にワールド・ワイドで発売された。
録音時期は最近ではなく、1990年代前半の録音と思われる。バック・ミュージシャンはLeland Sklar、Michael Thompson、Robbie Buchanaなどが参加しているほか、ソングライターとしてDavid Fosterも参加しております。
内容は LOVERBOY に通ずるHARD POPで、産業ロックファンから喝采を浴びることが出来そうなアルバムです。
Renovation (2002) (10 tracks) 49:50
01 Affection 04:49
02 Dream Machine 05:34
03 Still In Love Alone 05:27
04 Sixty Years 04:53
05 New Messiah 05:20
06 Take Me Back 04:33
07 I Say Go 05:06
08 Burning Down The Bridge 04:04
09 I Don't Want To Stop 05:15
10 All I Ever Needed Was You 04:49
Bass – Leland Sklar
Electric Guitar – Michael Thompson (tracks: 1)
Engineer – Humberto Gatica (tracks: 10)
Keyboards – Robbie Buchanan
Mixed By – Brian Foraker
Producer – Mark Spiro, Mike Reno
Songwriter – David Foster (tracks: 10), Mark Spiro (tracks: 1), Michael Thompson (tracks: 1)
01の"AFFECTION"と02の"DREAM MACHINE"はもろLOVERBOY風のハードロック・ナンバーでご機嫌な曲です。
03の"STILL IN LOVE ALONE"は、LOVERBOYの"HEAVEN IN YOUR EYES"を彷彿させるバラード・ナンバーで、バックのギター・ソロがたまらなくカッコ良い曲です。
04の"SIXTY YEARS"はミディアム・テンポのロック・ナンバーでMIKEのヴォーカルがかなりいかしてます。
05の"NEW MESSIAH"は、スロウなナンバーですが、MIKEの力強いヴォーカルが魅力的なロック・スピロット溢れる曲となっています。
06の"TAKE ME BACK"はとてもメロディアスなバラード・ナンバーで、とてもAORしていて、このアルバムの一押しです。
07の"I SAY GO"や08の"BURNING DOWN THE BRIDGE"なんかもLOVERBOYのアルバムの収められていても良いようなナンバーです。
09の"I DON'T WANT TO STOP"も、04の"SIXTY YEARS"タイプのミディアム・テンポのロック・ナンバーです。
アルバムの最後を飾る"ALL I EVER NEEDED WAS YOU"はこのアルバムのハイライト曲で、MIKEとDAVID FOSTERとの共作によるメロディアスなバラード・ナンバーです。バックのピアノはおそらくDAVID FOSTERが弾いていると思います。この曲は、かなりいかしてますね。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・中古で、激レアアイテムといことで、価格は、6,000円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-10
The Sins Of Thy Beloved / Perpetual Desolution (2000)

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、「GOTHIC METALとは、ヘヴィメタルのジャンルの一つ。イギリスのバンドPARADISE LOSTのアルバム『Gothic』に由来する。デスメタルやドゥームメタルより派生したため初期はデスヴォイスを用いる事が主流であったが、やがて低音域を使ったメロディアスな男性ボーカル、それと対比する女性ボーカル、陰鬱でメランコリックなメロディとスローなミドルテンポの楽曲、それと相対する耽美的かつ壮麗で劇的な音楽性などを特徴として発展してきた。
ルックス面でもゴシック・ファッションと密接な関連を持っている。
ヨーロッパ諸国(特に北ヨーロッパ)では高い評価を得ているものの、日本では今一つ人気が無かった。 が、アメリカ合衆国のバンドEVANESCENCEのデビューアルバム『Fallen』が全世界で1500万枚を売り上げ、日本でもその名を轟かせると共に、ゴシックメタルが注目されるようになった。
近年、ゴシックメタルに多少ポップな要素を入れたゴス・ロックも注目を浴びつつある。また、ゴシック・ドゥーム(Gothic/Doom)という、ドゥームメタルとゴシックメタルのそれぞれの要素を併せ持つ音楽性も、ともに発展を続けている。また、シンフォニックメタルや同じルーツを持つメロディックデスメタルなどとも影響を与えあっている。」
とあります。
私がGOTHIC METALを聴くようになったきっかけは、このブログで彼等の最高傑作"Draconian Times")でも紹介しておりますとおり、PARADISE LOSTの"Host"を聴いてからです。
紹介するのは、ノルウェー産のゴシック・メタル・バンド"THE SINS OF THY BELOVED"の2枚目のアルバム。
このバンドもデス声に女性ソプラノが絡むゴシック・メタルの典型ですが、そのサウンドは、ヴァイオリンやピアノ・キーボードを多用しており、シンフォニック・メタル的なところが特徴となっています。特にヴァイオリンを効果的に使っており、これがとても良い。
また、バックの演奏もヘヴィ・メタリックしているところが良いですね。
このバンドには女性が2名いて、一人がヴォーカルをとっているAnita Auglend、もう一人がキーボードのIngfrid Stenslandですが、どちらとも美人ということで、これもバンドの要素となっていると思います。
Perpetual Desolution - 68:36
01 The Flame Of Wrath - 09:49
02 Forever - 06:55
03 Pandemonium - 07:29
04 Partial Insanity - 07:42
05 Perpetual Desolution - 04:16
06 Nebula Queen - 07:00
07 The Mouthful Euphony - 08:39
08 A Tormented Soul - 04:20
09 The Thing That Should Not Be - 06:01
10 World Of Day - 06:25
Anita Auglend : Vocals
Glenn Nordbo : Guitars, Vocals
Arild Christensen : Guitars, Vocals
Ingfrid Stensland : Keyboards
Anders Thue : Keyboards, Piano
Stig Johansen : Drums
Ola Aarrestad : Bass
Violin played by Pete Johansen
Studio: Sound Suite Studio
Producer: Terje Refsnes
このアルバムの一押しは、2曲目の"Forever"ですが、とてもメロディアスで魅力的な曲です。どの曲でもそうですが、ヴァイオリンの奏でるメロディが素晴らしいですが、特にこの曲は最高です。
4曲目の"Partial Insanity"も2曲目に引けを取らないかなりいかした曲です。
2020-07-09
ATTITUDES / ATTITUDES/GOOD NEWS (1975/1977)


これらのアルバムは未CD化ですが、紹介するのはCDで、2枚のアルバムを2in1にしたコレクターズCDです。
ATTITUDESのメンバーは、
Jim Keltner - drums, percussion, backing vocals, writer
Danny Kootch - vocals, guitar, backing vocals, writer
David Foster - keyboards, synthesizer, backing vocals, horn arrangements, conductor,
Paul Stallworth - vocals, bass, backing vocals, horn arrangements, writer
の4人で、もちろん、George Harrison繋がりです。
David Fosterはその後Jay GraydonとAIRPLAY組んで、AORシーンを牽引することとなるのは、皆様ご存知簿とおりです。
この2枚のアルバムですが、そのサウンドはファンキーなAORといったところでしょうか。
この辺りは、リード・ヴォーカルを担当しているPaul Stallworthの影響が強いのでしょうか。
私としては1stの方が好きです。
ATTITUDES
01 Ain't Love Enough
02 Street Scene
03 A Moment
04 You And I Are So In Love
05 Squank
06 Lend A Hand
07 Chump Chance Romeo
08 First Ballad
09 Honey Don't Leave L. A.
10 In The Flow Of Love
GOOD NEWS
11 Being Here With You
12 Drink My Water
13 Sweet Summer Music
14 Let's Talk Turkey
15 Foster's Frees
16 Turning In Space
17 Change
18 In A Stranger's Arms
19 Manual Dexterity
20 Promise Me The Moon
21 Good News
Paul StallworthのヴォーカルによるファンキーでメロディアスでポップなAORナンバーの01、再びPaul Stallworthのヴォーカルによるメロディアスなバラードナンバーの04、06、4人の演奏力の高さが判るフュージョンナンバーの05、08、Danny Kootchのヴォーカルによるポップな09、Tower Of Power Horn Sectionがいかした11、メロディアスでポップな12、Marvin Braxtonのハーモニカが印象的な13、その後のDavid Fosteの活躍を予感させる短いインストナンバーの15、Paul StallworthのヴォーカルによるメロディアスなAORナンバーの06、そして、Jay Graydonのソロ・ギターが堪能できるAIRPLAYにも通じるナンバーの17、Yvonne Ellimanがカヴァーした18、Danny Kootchのヴォーカルによるファンキーな19、David FosteのキーボードとJay Graydonのギターのカッティングがいかした20、Ringo StarrのドラムスとTower Of Power Horn Sectionがいかしたメロディアスでポップな21、と2枚ともかなり楽しめるアルバムです。
この2in1のコレクターズCD(プレス盤)は、当店に在庫がございます。
輸入盤・中古で価格は、3,300円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-08
Russ Ballard / Russ Ballard (1984)

自身は、ソロ・アルバムとして、1974年に"Russ Ballard"、1976年に"Winning"、1978年に"At The Third Stroke"、1980年に"Into The Fire"、"Barnet Dogs"、そして本日紹介する"Russ Ballard"を1984年に、その後、1985年に"The Fire Still Burns"、1993年に"The Seer"、2006年に"Book Of Love"、そして最新作"It's Good To Be Here"を2020年に発表しております。
Russ Ballard (1984) (8 tracks) 38:49
01 I Can't Hear You No More 05:52
02 In The Night 04:09
03 Two Silhouettes 04:19
04 Voices 05:34
05 A Woman Like You 04:26
06 Day To Day 03:53
07 Playing With Fire 05:09
08 The Last Time 05:27
Russ Ballard : Vocals, Guitars
Greg Sanders : Keyboards
Simon Phillips : Drums
Mo Foster : Bass
Studio: Abbey Road Studio
Producer: Russ Ballard & John Stanley
01の"I Can't Hear You No More"は最高の産業ロック・ナンバーです。元TOTOのSimon Phillipsのドラムスから始まる曲で、Russ Ballardのヴォーカルとギターがいかしたメロディックなナンバーです。このアルバムの中でも1,2位を争う出来となっております。お薦めの1曲です。
02の"In The Night"もカッコ良いロック・ナンバーです。メリハリのある曲で、これもお薦めの曲です。
03の"Two Silhouettes"は、それこそ、"Since You Been Gone"を彷彿するナンバーで、とてもいかした産業ロック・ナンバーです。お薦めの1曲です。
04の"Voices"は、Russ Ballardの代表曲の1曲です。ミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。この曲でのSimon Phillipsのドラムスはカッコ良いです。
05の"A Woman Like You"も最高にご機嫌なロック・スピリッツ溢れるナンバーです。メロディも最高にいかしてて、これぞ産業ロックといった感じの曲です。かなりお薦めの1曲です。
06の"Day To Day"もミディアム・テンポのメロディアスなナンバーです。Russ Ballardのヴォーカルがとてもカッコ良いです。これもかなりお薦めですね。
07の"Playing With Fire"も言うことなしの産業ロック・ナンバーです。メロディ良し、ヴォーカルもプレイも最高の1曲です。
ラスト・ナンバーの08の"The Last Time"は、最高のバラードです。このアルバムの中でも、01の"I Can't Hear You No More"と並ぶ程、非常に良く出来た曲です。JOURNEYの"Who's Crying Now"にちょっと似た感じの曲で、最高にメロディアスなナンバーです。これはもう言うことなし、です。
私のお店に在庫がございます。
国内盤・帯付・中古盤・紙ジャケ仕様。
価格は、3,300円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-07
VISION FIELDS / VISION FIELDS (1988)

ドイツのバンドVISION FIELDSが1988に発表いたしました1stアルバムです。
こちらのアルバムは、AOR (Frederic Slama)氏の"The High Teck AOR Bible"にも掲載されているものです。
彼らはこの後、1990年に2ndアルバム"VOICEs"を、1992年に3rdアルバム"ICESAIL"を発表しております。
紹介する1stはPLANET P PROJECTのPeter Haukeが担当しております。
全体的にはゆったりとした感じのメロディアスなナンバーが多く収められておりますが、結構エレキギターもフィーチャーされており、さすがドイツ産ということもあり、欧州的な湿り気を感じさせるサウンドとなっております。
また、ジャケットデザインですが、洒落てますよね。
VISION FIELDS
1 Sad Song 4:23
2 Fly Away 4:55
3 Eden's Waterfall 6:04
4 Lyin' Eyes 4:52
5 So What 1:45
6 Small Talk 4:31
7 Show Me The Way 4:35
8 Missing You 5:03
9 Goin' To Africa 4:20
10 I Don't Wanna Lose You Tonight 4:57
11 Tranquility Base 2:22
Drums – Curt Cress
Guest, Backing Vocals – Beatrice Gebauer, Claus Burkard
Guest, Cello – Wolfgang Tiepold
Guest, Saxophone – Christian Felke
Instruments [All Other Instruments By] – Vision Fields
Lead Vocals, Guitar, Bass, Keyboards – Johan Daansen
Producer – Peter Hauke
ミディアム・スロウのメロディアスで後半のギター・ソロがいかしたハイテックAORナンバーの01、ヒット・ポテンシャルが高い02、ミディアム・スロウのメロディアスなバラードの03、メロディアスでAORした04、ギターの音色がとてもいかしたインストの曲が短い05、、ポップな曲調の07、このアルバムの中で一押しの08、他のナンバーに比べ躍動感があるハードポップ調のギタープレイがいかしたインストナンバーの09、メロディアスなバラードの10、AORのバラードナンバーの11、とミディアム、ミディアム・スロウのナンバーが多く収められたハイテックAORのアルバムとしては、ちょっとばかり趣を異にした意欲作だと思います。
私のお店にこの1stと2ndの在庫がございます。
輸入盤・新品で、コレクターズCDです(シールド無し)。
価格は、2,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-06
C'Vello / C'Vello (1992)

アメリカ産のC'VELLOというバンドが1992年に発表した唯一作ですが、1990年に"This Jam Is Cold"、1991年に"Turn You On"、1992年に"Dangerous"と3枚のシングルを発表しております。
アメリカ産のバンドですが、ヨーロッパで一世を風靡したニュー・ロマンティックにも通じるサウンドで、多分に欧州的です。
AOR (Frederic Slama)氏の"The Westcoast Bible"シリーズには掲載されておりませんが、かなり良く出来たハイテックAORアルバムです。
C'VELLO
01 Youth
02 Long Vacation
03 Day By Day
04 Dangerous
05 Lipstick
06 This Jam Is Cold
07 Turn You On
08 Seasons Love
09 Diamond Girl
10 Dezera
Kevin C'Vello Vocals, Guitars
Tracy C'Vello Drums, Percussion
Ken Hulin Keyboards
Sammy Brocato Keyboards, Bass
まさにハイテックAORに相応しいメロディアスでポップな01、メロディアスでバラード風の02、ゆったりとした感じのまさにAORした03、パワーバラードしたシングル発表曲の04、ダンサンブルでメロディアスな05、ファンキーなヒップホップ・ナンバーの06、ダンサンブルでファンキーながらメロディアスな07、とてもメロディアスで盛り上がり感いっぱいのバラードの08、とてもポップに仕上がった09、01同様にメロディアスなハイテックAORナンバーの10、とかなりの力作です。CHANNEL 5なんかお好きな方にオススメのアルバムです。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品で価格は、2,500円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-05
Richard Tate / Richard Tate (1977)

アメリカ人シンガーRICHARD TATEが1977年に発表したセルフ・タイトルのアルバムです。
このRICHARD TATEですが、1974年に"Tate À Tête"、1976年に"Richard Tate"を発表し、紹介するアルバムが3枚目(2枚目とタイトルが同じ)となります。
1977年ということで、この時期はAORに嵌っていた時で、アルバム・ジャケットを見て、即買いしたレコードでした。
1曲目に針を落とした時、あぁ、これだ、と思いました。
Richard Tate
A1 Fill My Life With Love 2:55
A2 She's Got The Time To Love Me 3:15
A3 Know No Man 2:58
A4 Velvet Hammer 4:28
A5 Woman's Desire 3:40
B1 Crazy Baby 2:40
B2 Emily 3:12
B3 Long Mountain Road 4:27
B4 Watch What You Do 3:01
B5 Can't Get High 3:13
Arranged By – Richard Tate (tracks: A1 to A4, B1 to B5)
Arranged By, Drums, Percussion – Andre Fisher (tracks: A5)
Backing Vocals – Brenda Russell , Dean André, Marc Piscitelli, Nick Urig
Bass – David Hood, Dennis Belfield
Guitars - Pete Carr
Drums, Percussion – Roger Hawkins
Horns – Blue Mitchell, Fred Wesley, Muscle Shoals Horn Section*
Piano, Synthesizer – Barry Beckett, Doug Riley, Ron Stocker*
Producer, Bass, Rhythm Guitar – Richard Tate
Producer, Piano, Synthesizer – Kelly Kotera
Rhythm Guitar – Al Steiner, Butch Sanford, Jimmy Joh
Recorded at Muscle Shoals Sound Studios, Muscle Shoals, Alabama & Record Plant, Los Angeles.
録音がMuscle Shoals Sound Studiosといことで、Pete Carr、Barry Beckett, David Hoodなどのマッスル・ショールズのミュージシャンが脇を固めています。といっても、サウンドは南部の泥臭さはありません。
A面の1曲目”Fill My Life With Love”は、かなりいかしたAORです。
2曲目”She's Got The Time To Love Me”は、ちょっとファンキーな曲で、これもお薦めです。
そのほかもメロウな曲が多く、なかなかの仕上がりを見せたアルバムだと思います。
国内のAORアルバムの紹介本や最近のAOR (Frederic Slama)氏"The Westcoast Bible"にも紹介されておらずとてもマイナーなアルバムですが、A面の1曲目”Fill My Life With Love”を聴いていただければ、AORファンはCD化を望むと思います。
2020-07-04
Vixen / Rev It Up (1990)

彼女等のデビューは、1988年ですが、現在にいたるまで、アルバム4枚とベストが3枚を発表しております。
1991年に一度バンドが解散し、1993年にオリジナル・メンバーだったJanとShareが抜け、3rdアルバム"Tangerine"を発表しましたが、サウンドはだーくでヘヴィなものとなっておりました。2006年には、Jan一人となって4thアルバム"LIVE & LEARN "を発表しました。
その後、2004年には、VH1.com (MTV Networks)のテレビ番組の「Band's Reunited」(タイトルどおり解散したバンドをこのプログラムだけのために再結成させるという企画物)で再結成しました。
しかしながら、2013年10月に、私が一番好きだったJan Kuehnemundが病魔に侵され亡くなりました。とても残念です。
2018年にJanet Gardner (Vo)、Share Pederson (B)、Roxy Peteucci (Ds)の3人に新らたにギタリストにBritt Lightning(このからも綺麗な方です)を迎えLive Fireというライヴ・アルバムを発表しておりますが、現在は、Janet Gardnerもバンドを抜けております。
Rev It Up (1990) (13 tracks) 61:47
01 Rev It Up 05:01
02 How Much Love 04:40
03 Love Is A Killer 04:43
04 Not A Minute Too Soon 04:26
05 Streets In Paradise 04:32
06 Hard 16 04:05
07 Bad Reputation 04:09
08 Fallen Hero 05:17
09 Only A Heartbeat Away 05:07
10 It Wouldn't Be Love 04:42
11 Wrecking Ball 05:11
12 Edge Of A Broken Heart (Live Version) 04:53
13 Cruisin' (Live Version) 05:01
Janet Gardner : Vocals
Jan Kuehnemund : Guitars
Share Pederson : Bass
Roxy Petrucci : Drums
Studio: A & M Studios etc.
Producer: Randy Nicklaus
プロデューサーには、Shark Islandを手がげたRandy Nicklausが担当。なお、国内盤には、12に"Edge Of A Broken Heart"、13に"Cruisin'"のライヴ・ヴァージョンが収められており、これらの曲を聴くと彼女等の演奏力の高さに思わず納得してしまいます。
01の"Rev It Up"での、出だしのハード・ドライヴィングなギターがたまらなくカッコ良いです。さすがJanという感じです。
02の"How Much Love"は、とてもメロディアスでキャッチーなナンバーです。Janetのヴォーカルもいかしてます。Janのギター、Roxyのドラムスどれをとっても最高にいかした曲で、このアルバムの一押しです。
03の"Love Is A Killer"は、Janetの魅力あるヴォーカルがいかした静かなピアノから始まるバラード・ナンバーです。哀愁を帯びたJanのギター・ソロがたまりません。メロディアスなナンバーで、この曲もお薦めです。
04の"Not A Minute Too Soon"はミディアム・テンポの曲で、ちょっとばかりBon Jovi風です。すぐにも耳に馴染んでしまうナンバーで、この曲もお薦めです。
05の"Streets In Paradise"はハード・ドライヴィングしたロックン・ロール・ナンバーで、疾走感があります。とてもカッコ良い(この表現がピッタリする)曲です。
06の"Hard 16"もJanのギター、Roxyのドラムス、Shareのベース、そしてJanetのヴォーカルが最高の1曲で、とてもパワフルなナンバーです。
07の"Bad Reputation"でも、Jan ギター最高!のナンバーです。本当に彼女たちの演奏力は高いです。
08の"Fallen Hero"は、Roxyのバス・ドラムから始まるミディアム・テンポのナンバーで、メロディアスです。Janのギター・ソロが最高にいかした曲です。この曲もお薦めの1曲です。
09の"Only A Heartbeat Away"もキャッチーなメロディのハード・ロック・ナンバーです。
10の"It Wouldn't Be Love"は、Diane Warrenのペンによる曲のドラマティックなパワー・バラードです。さすがDiane Warrenといったところでしょうか。Janetのヴォーカルもいかしてます。
11の"Wrecking Ball"も疾走感溢れるパワフルなナンバーです。
2020-07-03
Perfect World / Perfect World (2003)

内容は、カバーアルバムで、選曲も渋く、オリジナル・アーティストととして知っているのは、何人もいませんし、マイナーな曲が殆どです。
そう言った意味で、カバーアルバムと言っても、彼らのオリジナルアルバムと云われても、頷けてしまいます。
それだけ、サウンドやアレンジなどが曲にフィットしています。、
Perfect World (2003) (13 tracks) 56:37
01 Here With Me 04:18
02 Leaving Lonely 05:48
03 Just Like A Pill 04:03
04 I Believe In You 04:17
05 Between You And Me 04:22
06 Out Of Bounds 03:25
07 You'll Be Gone 03:59
08 Someday Soon 04:40
09 Do You Love 05:09
10 I Need You 03:57
11 Overnight Sensation 05:01
12 Broken 03:55
13 Undeniably You 03:43
Kelly Hansen : Vocals
Fabrizio V.Zee Grossi : Bass, Guitars, Keyboards, Samples, Drums
Alex De Rosso : Lead Guitars
JM Scattolin : Acoustic & Electric Guitars
Biggs Brice : Drums
Adam Forgione : Piano, Keyboards
Studio: The Noize Factor
Producer: Fabrizio V.Zee Grossi
01の"Here With Me"は、最高にいかしたメロディアスなハードポップ・ナンバーでこのアルバムの一押しの曲。なお、この曲は、Jennifer Paigeがオリジナルです。
02の"Leaving Lonely"もとてもメロディアスで、Alex De Rossoのギター・ソロが最高にいかした曲となっています。
04の"I Believe In You"はバラードで、この曲はカナダ出身の女性シンガーのAmanda Marshallがオリジナルです。とにかくメロディアス。
05の"Between You And Me"は、メリハリのあるメロディでこの曲もGOODです。この曲も、Jennifer Paigeがオリジナルです。
08の"Someday Soon"は、美しいメロディを持ったバラードです。オリジナルは、Angela Ammonsというアメリカの女性シンガーです。Kelly Hansenのヴォーカルがソウルフルに歌い上げてます。
09の"Do You Love"もバラード・ナンバーですが、この曲も最高にメロディアスで、8曲目とは違い、Kelly Hansenのヴォーカルは、ここでは若干抑え気味で素晴らしい出来となっています。この曲でも、Alexのギター・ソロがいかしてます。この曲も特にお薦めです。
11の"Overnight Sensation"は、XENONというアメリカのメロディアス・ハードロック・バンドのカヴァーです。このXENONは2枚ほどアルバムを出していますが、今では、入手も難しく貴重盤扱いとなっております。この曲は、是非、オリジナルを聴いてみたいですね。
12の"Broken"もバラード・ナンバーで、AORないかした曲となっています。
ところで、このアルバムでギターを弾いているAlex De Rossoですが、1995年にインストもののソロ・アルバムを出しておりますが、これがとてもカッコ良く、最高にいかしたギターインスト・アルバムですので、こちらも聴いて見てください。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品で、価格は、2,100円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2020-07-02
DAKOTA / DAKOTA (1979)

このアルバムが再発された時は、とても嬉しかったですね。それもボーナストラックが2曲も追加されて。
プロデュースは、CHICAGOのDanny Seraphineで、1曲目からメロディの嵐が。ハーモニーも最高です。
その後、このDAKOTAは、現在に至るまで、ライヴ・アルバムを含め計10枚のアルバムを出しておりますが、個人的な感想ですが、この1stを超えたアルバムが無いのが寂しいですが、それでも、他のアルバムは平均点を全て超えています。
まぁ、この1stアルバムが出来過ぎというところでしょうか。
Dakota (1980) (11 tracks) 43:53
01 If It Takes All Night 04:50
02 Crazy For Your Love 03:37
03 Possesion 03:55
04 You Can't Live Without It 03:35
05 One Step 04:40
06 Lady 03:28
07 Restless 04:30
08 Crazy Love 04:11
09 It Gets Easier 04:06
10 The Higher You Rise (Bonus) 03:37
11 Give Love Another Try (Bonus) 03:24
Bill Kelly : Vocals, Guitar
Jerry Hludzik : Vocals, Guitar
Louie Cossa : Keyboards, Backing Vocals
Jeff Mitchell : Keyboards, Backing Vocals
Bill McHale : Bass, Backing Vocals
Drums by John Robinson
Studio: Le Studio
Producer: Danny Seraphine
01の"If It Takes All Night"はハーモニーが最高にいかしている曲です。当然、メロディアス。
アナログ時代に、一番目に好きになった曲が、02の"Crazy For Your Love"です。曲の出だしがすごくカッコ良い曲で、サビの"Crazy for your love ~ "の部分が最高です。途中のギターソロなんか、もうたまりません。この曲はとても覚えやすくて、良い曲とは、こういう曲のことを云う、の見本みたいです。
03の"Possesion"も曲の最初の部分で、"Possesion"と叫ぶ部分が印象的です。この曲のギターソロも非常にカッコ良いく、素晴らしい曲です。
04の"You Can't Live Without"はとてもメロディアスなバラードで、最高です。このアルバムの一押しです。とにかく素晴らしい曲です。
05"One Step"や7曲目の"Restless"も産業ロックしていて良いですね。
06の"Lady"なんかも最高にいかしていて、覚えやすいメロディラインとギターソロがカッコ良い曲です。
08の"Crazy Love"も1曲目同様ハーモニーがいかしてますね。
09の"It Gets Easier"はどことなくSTEELY DAN風な曲ですが、この曲も他の曲同様、メロディとハーモニーが最高でいうことなしです。
ボーナストラックの10にはちょっとビックリ。あの、MAXUSの"The Higher You Rise"をやっていて、出来としては、当然、オリジナルのMAXUSの方が良いと思いますが、こちらもなかなかで、この曲が聴けることが儲け物でした。
最後の11の"Give Love Another Try"も最高のハードポップといった曲です。
このアルバムは、全曲捨て曲なしの強力な1枚です。