2021-01-02
Larry Lee / Marooned (1982)

プロデュースはSTYX、Pure Prairie League、Climax Blues Band、Greg Guidry、Stan Bush、The Gap Bandなど様々なアーティストのアルバムに携わったJohn Ryanが担当しております。
国内盤はご覧のとおり鈴木英人のイラストしたものに差し替えられておりますが、これが結局、日本でヒットすることなりました。当時のAOR系のアルバムは、このように国内盤はジャケットを差し替えられることが結構ありました。このLarry Leeもそうですが、Roby Dukeの「Not The Same」はその最たるものだったと思います。
結局、このLarry Leeはこのアルバム1枚のみを残すこととなりますが、この「Marooned」は本当に良くできたAORアルバムだと思います。邦題は「ロンリー・フリーウェイ」というタイトルですが、これが中のサウンドとぴったりで、軽快な感じのAORナンバーばかりが収められております。
Larry Lee – Marooned
01 Waiting to Let Go
02 Don't Talk
03 Marooned
04 Best Is Yet to Come
05 Number One Girl
06 Satisfaction Guaranteed (I Could Give You Love)
07 Only Seventeen
08 Hollywood
09 Just Another Girlfriend
10 Hang On
Musician – Bill Champlin, David Campbell, David Hungate, David Sanborn, Gabriel Katona, Ike Stubblefield, Jon Goin, Larry Lee, Lenny Castro, Mark Baird, Maxynn Lewis, Nicky Hopkins, Richard Kelly, Rick Danko, Rosemary Butler, Tom Kelly, Venetta Fields
Producer :John Ryan
美しいピアノの音から始まるメロディアスなこれぞAORといったおススメの01、Larry Leeといえばやはりこのナンバー02でしょう、日本盤アルバム・ジャケットから連想させる軽快な夏向きのナンバーです。シンセサイザーの音が効果的なメロディアスAORナンバーの03の出来もかなりなもの、美しいピアノがいかしたメロディアスなバラードの04、バックの音がいかしたメロディアスな05、再び軽快な感じのメロディアスな佳曲の06、02タイプのドライブに合いそうな07、Hollywoodといえば夏向きの軽快なサウンドを連想しますが、これは夜のHollywoodといった感じです。ポップに仕上がった09、落ち着いた感じのAORナンバーの10、と本当に良くできたAORアルバムです。これは、オリジナルのジャケットより日本盤のジャケットが数段良いですね。
スポンサーサイト