2021-08-29
Eagles / Hotel California (1976)

そのナンバーは、Eaglesの「Hotel California」です。当時、本当に良く流れておりました。それまで、ロックを聴いたこともないようなオジサン達もこぞって聴いてましたね。それこそ、当時"Hotel California"を知らない人がいなかった、それぐらいヒットした曲です。
聴いてのとおり日本人の琴線に触れるメロディがその最大の理由だったのでしょうね。"Hotel California"は本当に名曲です。45年経った今聴いても全く古さを感じさせません。素晴らしい曲です。この頃のEaglesが一番輝いていました。元々Rinda Ronstadtのバックバンドとして出発した彼らですが、前作の"One Of These Nights(呪われた夜)"と次作の"The Long Run"までのEaglesはホント凄かったですね。勢いがありました。
Eagles / Hotel California
01 Hotel California 06:31
02 New Kid In Town 05:04
03 Life In The Fast Lane 04:46
04 Wasted Time 04:55
05 Wasted Time (Reprise) 01:23
06 Victim Of Love 04:09
07 Pretty Maids All In A Row 03:59
08 Try And Love Again 05:11
09 The Last Resort 07:28
Don Henley : Vocals, Drums
Glenn Frey : Vocals, Guitars
Don Felder : Vocals, Guitars
Joe Walsh: Vocals, Guitars
Randy Meisner : Vocals, Bass
Studio: Criteria Studios
Producer: Bill Szymczyk
このアルバムには、"Hotel California"以外にも名曲がたくさん収められております。
02の"New Kid In Town"のNew Kidとは、Daryl Hall & John Oatesを指していることは有名な話です。1曲目の"Hotel California"から殆ど曲間が無く始まるこの曲ですが、メロディが最高のAORナンバーです。これも最高の1曲です。03の"Life In The Fast Lane"は、一転して若干ハードなナンバーですが、これも名曲です。Don Henleyのヴォーカルもカッコ良いです。04の"Wasted Time"は、最高にいかしたバラード・ナンバーです。Eaglesのバラード・ナンバーの最高傑作は、次作の"The Long Run"に収められているTimothy B. Schmidtが歌う"I Can't Tell You Why"ですが、この曲に負けないぐらい最高にメロディアスなナンバーです。Don Henletの艶のあるヴォーカルが最高です。06の"Victim Of Love"も、Joe WalshとDon Felderのギターが最高のロック・ナンバーです。メロディも良いし、もう言うこと無しのナンバーです。07の"Pretty Maids All In A Row"は、ピアノの旋律が美しいバラード・ナンバーです。コーラスも最高のメロディアスなナンバーです。08の"Try And Love Again"はRandy Meisnerのペンによる曲です。Randy Meisnerはこのアルバムで、脱退しますが、彼が作った"Take It The Limit"は名曲でした。この8曲目のもどこと無くカントリー・フレーヴァーを感じる曲となっておりますが、メロディが素敵です。ラスト・ナンバーの"The Last Resort"は7分強の曲ですが、曲の出だしのピアノが美しく、このピアノの旋律に乗るDon Henleyのヴォーカルは最高にセクシーです。次作の"The Long Run"に収められていた"The Sad Cafe"もとても素晴らしい曲でしたが、このThe Last Resort"があって、生まれたナンバーだったと感じさせる1曲です。
とにかく、この"Hotel California"は、ロック史上燦然と輝く1枚であることは間違いの無いところです。もう云う事なしですね。
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2021-08-28
KALAPANA / KALAPANA II (1976)

このアルバムは1976年に発表されましたが、ちょうどその頃、札幌の丸井今井デパートの向かいのビルの地下に「題辞駄夜」という喫茶店がありました。この喫茶店は、洋楽レコード会社のプロモーターが集まるお店で、当時の洋楽の最先端の情報交換の場でもありました、で、各社のプロモーターが見本盤を持ち込み、いつも流行りの音楽を聴くことができました、当時はAOR前夜ということもあり、かなりの割合でこの手の音楽がかかっていました。
このKALAPANAやBobby Caldwellなどは、全国的に流行る前から聴くことができ、Bobby Calswellはこの店で知りました。そういう意味で、AORにハマったきっかけはこの店のおかげかも知れません。
当時は毎日のように通い続けた、そういう思い出があります。この店の「ピカタ・ハンバーグ」は絶品でしたね。また、マスターにお願いして、かなりの頻度でレコードを貸してもらいました。
そういえば、このお店で松山千春を何度もみかけましたっけ。
ということで、本日は、KALAPANAの2ndアルバム KALAPANA IIを紹介いたします。
私は、彼らの最高傑作だと思っております。
夏といえば、このKALAPANAかPablo Cruiseだと思っておりますが、KALAPANAはどちらかというとAOR的なアプローチで、Pablo Cruiseは産業ロックスタイルということが言えると思います。
このKALAPNA IIには、以下のナンバーが収められております。
KALAPANA / KALAPANA II
01 Luv' Em 3:08
02 Freedom 3:56
03 (For You) I Chase A Rainbow 2:57
04 Way I Want It To Be 4:08
05 Dorothy Louise 3:21
06 Play It Sing It 2:48
07 Moon And Stars 3:21
08 Black Sand 5:19
09 Lost Again 3:14
10 Wandering Stranger 4:00
11 Juliette 3:14
12 Nathan's Lament 3:54
KALAPANAの代表曲となっている夏を感じさせるインストナンバーの08、大ヒット・ナンバーのAOR曲の11,もう1曲のAORナンバーの03.07、そして私が彼らのナンバーの中で最も大好きの軽快なタッチの01、など佳曲が揃っております。
2021-08-27
THE BEATLES / LET IT BE (1970 / 2021)

過去3作とも購入しましたが、今回のもう既に予約しております。
なお、この商品の詳細はこちらです。
"Let It Be"は1970年5月8日に英国で発表されました。
この日本では、映画の"Let It Be"と連動した形で、レコードと"Get Back Session"時の写真や映画のシナリオみたいな本とのボックス・セットで国内盤が発売され、私もそれを購入しましたが、何度も見ているうちに本がバラバラとなり、いつの間にか手元から無くなっておりました。
このボックスですが完全美品だったら、今では10万円は下らないとか。
ということで、今回のスペシャル・エディション盤で、この本が復活するのかなと思いましたが、ちょっと違うようです。
「スーパー・デラックスに付属された豪華ブックレットには、ポール・マッカートニーの序文を初めとして、ジャイルズ・マーティンによるイントロダクション、グリン・ジョンズの回想記、ザ・ビートルズ研究家/ラジオ・プロデューサーのケヴィン・ハウレットによる詳細な解説、伝説化したあのセッションの実像を探るジャーナリストのジョン・ハリスのエッセイが掲載。
この本はスクラップブック・スタイルで図版を多数収録しており、イーサン・A・ラッセルとリンダ・マッカートニーが撮影したレアな未公開写真に加え、手書きの歌詞、セッションのメモ、スケッチ、ザ・ビートルズのメンバーが交わした手紙、テープ・ボックス、フィルムのフレームなどの未公開画像も散りばめられている。」とのこと。
私としては、今回のリ・イッシューで最も楽しみしているのが、「CD4:未発表の1969年『ゲット・バックLP』(グリン・ジョンズ・ミックス)新マスタリング:14曲」です。
Paul McCartneyがPhil Spectorのプロデュースが気に入らなくて、後に"Let It Be...Naked"を2003年に発表されておりますが、なんだかんだと言っても、やはりオリジナルの"Let It Be"の方が私は好きですね。また、Paulが最も嫌っていた"The Long And Winding Road"にしてもオリジナルの方が良いと思いますね。
「CD4:未発表の1969年『ゲット・バックLP』(グリン・ジョンズ・ミックス)新マスタリング:14曲」は、過去にブートレグがでていたと思いますが、きちんとした音源で聴けるのを楽しみしております。
収録ナンバーは、
ゲット・バック LP – 1969グリン・ジョンズ・ミックス
1.ワン・アフター・909. 2. メドレー: アイム・レディ(aka ロッカー) / セイヴ・ザ・ラスト・ダンス・フォー・ミー / ドント・レット・ミー・ダウン
3.ドント・レット・ミー・ダウン
4.ディグ・ア・ポニー
5.アイヴ・ガッタ・ア・フィーリング
6.ゲット・バック
7.フォー・ユー・ブルー
8.テディ・ボーイ
9.トゥ・オブ・アス
10.マギー・メイ
11.ディグ・イット
12.レット・イット・ビー
13.ザ・ロング・アンド・ワインディング・ロード
14.ゲット・バック(リプリーズ)
の14曲で、Paul McCartneyの1stに収められていた8.テディ・ボーイが楽しみです。
ということで、THE BEATLESフリークの私は、やっぱり買ってしまうんですね。
2021-08-14
亜蘭知子 / Stay In My Eyes (1989)

最近、亜蘭知子に嵌っております。 80年代の日本のシティ・ポップが見直されているようですし、亜蘭知子については、タワーレコード・オンリーで1stから5thまでのリ・イッシューとベスト作がリリースされたことが大きいと思います。
亜蘭知子のどこが好きかというと、あの声と容姿ですね。
とにかく、あの甘めの声が堪らないです。
彼女は、現在まで、オリジナル・アルバム9枚とベスト・アルバム2枚を発表しております、
最も好きなのが、1984年の4thアルバム「More Relax」ですが、ワーナーから離れ、CBSソニーに移籍してからの1989年の8thアルバム「Stay In My Eyes」、1990年の9thアルバム「Sunny Side Memories」もかなり気に入っております。
ということで、本日は、「Stay In My Eyes」を紹介いたします。
CBSソニーからの2枚ですが、20年ほど前までは、かなり安く手に入れることが出来ましたが、今じゃ中古盤でもかなりの値段が付いていてビックリです。
亜蘭知子 / Stay In My Eyes
01 Stay In My Eyes - 原曲:TUBE
作詞:亜蘭知子 作曲:栗林誠一郎 編曲:明石昌夫
02 Dancing Island
作詞:亜蘭知子 作曲:清岡千穂 編曲:萩田光男
03 Be My Venus - 原曲:渚のオールスターズ
作詞:亜蘭知子 作曲:織田哲郎 編曲:明石昌夫
04 Wait Forever
作詞:亜蘭知子 作曲:栗林誠一郎 編曲:萩田光男
05 Mind's Holiday
作詞:亜蘭知子 作曲:JIN 編曲:JIN・明石昌夫
06 Imitation Lover
作詞:亜蘭知子 作曲:JIN 編曲:JIN・明石昌夫
07 Labyrinth
作詞:亜蘭知子 作曲:清岡千穂 編曲:明石昌夫
08 One And Only - 原曲:大森絹子
作詞:亜蘭知子 作曲:栗林誠一郎 編曲:明石昌夫
09 El Dorado
作詞:亜蘭知子 作曲:JIN 編曲:JIN・明石昌夫
10 It's Only a Memory
作詞:亜蘭知子 作曲:JIN 編曲:JIN・明石昌夫
01はTUBEのナンバーとしてお馴染みで、メロディアスなバラードナンバーに仕上がっております。02はメロディアスでポップなAORナンバー、03は渚のオールスターズとして大ヒットした軽快なポップ・ナンバーで一押し、栗林誠一郎の作曲による04は雰囲気抜群のメロディアスなAORナンバー、でこれまたおススメ、05、06は亜蘭知子の甘い声がいかしたポップなナンバー、07は出だしのピアノが印象的なメロディアスなバラードナンバー、栗林誠一郎の作曲による08も味わいのあるナンバー、異国情緒のある09、出だしのサックスがいかしたメロディアスな10と、このアルバム、かなり出来が良いです。
2021-08-01
Michael Thompson / The World According To M.T. (1998)

また、これから10日間ほど真夏日が続くとのこと。一体全体この暑さはなんだ? もうここは北海道ではないみたいです。
この時間で、この温度ですから、今日も熱帯夜ということになりますね。
ということで、本日は。Micheal Thompsonのソロ第1弾を紹介いたします。 ギター・インスト中心のメロディアスな1枚です。
Michael自身が曲作りの中心ですが、Track3はSam CookeのTrack9はNeil Stubenhausのペンによるナンバーです。また、Track7はJeff ParisとTrack10はMark Spiroとの共作となっております。Jeff ParisやMark Spiroについては、彼らの作品でバックでギターを弾いていることも多く、そのアルバムでもかなり良い音のギターを聴かせてくれています。特に、Jeff Parisの"Wire Up"では、全曲にわたりギターを弾いていて、このギターが最高にいかしてます。
Michael Thompson / The World According To M.T.
01 Intro 01:48
02 Sajabelle 05:15
03 A Change Is Gonna Come 05:53
04 Chocolate-White 05:50
05 Diamonds 05:58
06 Goodnight Moon 00:09
07 Miracles 05:42
08 Dark 06:10
09 Zoobie-Dee 04:07
10 Midwestern Sky 06:04
11 Hey M.T. 05:03
12 The Real Book 05:08
All Guitars : Michael Thompson
Bass : Michael Thompson, Neil Stubenhaus, Jimmy Earl, Stan Sargeant, Stanley Clarke
Keyboards : John Andrew Schreiner, Jim Lang
Drums : Greg Bissonette, Gary Ferbuson, Walfredo Reyes,Jr., Kevin Cloud
Percussion : Walfredo Reyes,Jr., Luis Conte, Stanley Benders
Trumpet : Gary Grant
Saxophone : Dave Boruff
Vocals : Bobby Womack, Jennelle Sadler, Mark Spiro
Studio: Cocoa-Butt Studio
Producer: Michael Thompson
01の"Intro"は、かなりメロディアスで、このアルバムの内容を期待させるものとなっています。 02の"Sajabelle"は、Smooth Jazzを感じさせる音です。Larry CarltonともLee Ritenourとも違う音色で、オリジナリティもあるし、とても良いと思います。Michael Thompsonはあまりジャンルに拘らず、色々なフィールドでバックを務めていますが、このアルバムを聴く前までは、ほぼロックやブラックでの彼のギターしか聴いておりませんでしたので、この曲を初めて聴いた時はある意味とても新鮮でした。 03の"A Change Is Gonna Come"では、とてもカッコ良いBobby Womackのヴォーカルを聴けます。また、バックのMichaelのギターがむせび泣いています。ここでの彼のギターは圧巻です。最高にいかしてます。 04の"Chocolate-White"はとてもファンキーな曲で、バックのトランペットやサックスがとても良い音を出していますし、これに絡むMichaelのギターもとてもファンキーです。 05の"Diamonds"は、タイトルどおり"Diamond"の輝きにも似たMichaelのアコースティック・ギターの音色が光輝いたメロディアスなナンバーとなっております。途中のナイロン弦のギター・ソロもとてもそそります。 06目の"Goodnight Moon"は9秒の曲で前曲の続きかなと思ってしまいました。 07の"Miracles"は05の"Diamonds"に負けないくらいメロディアスなバラード・ナンバーです。この曲は、Jeff Parisとの共作で、Jennelle Sadlerという女性がヴォーカルを担当しております。この曲でもMichaelのギター・ソロはカッコ良いです。お薦めの1曲です。 08の"Dark"は最高ですね。Jim Langのつぶやきから入る曲で、それに続くMichaelの最高にいかしたギターの音色がもうたまりません状態のナンバーです。01の"Intro"もかなりメロディアスでしたが、メロディアス度はこのアルバム一番です。もう、これはたまりません。MTB (Michael Thompson Band)での、"Give Love A Chance"でのギター・ソロはMichaelのギターを語る上で、欠かすことのできないものだと思っておりますが、もうこれを遥かに超えてしまっています。この曲は本当に素晴らしい。云う事なしです。 09の"Zoobie-Dee"はブルース色強いナンバーです。ちょっとばかり骨太でブルージーなMichaelのギターを堪能できます。ホント、Michaelの七色に変わるようなギターって最高ですね。 10の"Midwestern Sky"はMark Spiroのヴォーカルを聴ける、ミディアム・スローのバラード・ナンバーです。ちょっとハスキーなMark Spiroのヴォーカルがいかしてます。ところで、このMark Spiroは最近殆ど彼一人で作ったアルバムを出したばかりですが、音に華々しさはあまりありませんですが、ハート・ウォーミングな内容のアルバムでした。また、このアルバムを出す前まで、かなり体調を崩していたそうですが、ちょっと心配ですね。 11の"Hey M.T."というタイトルの曲で、自身の紹介するナンバーなんでしょうか? そういえば、この曲で使っているギターは多種にわたり音色も多様です。この曲では、彼のギター・スタイルを自身でほぼ披露していますので、やはり彼の自己紹介の曲でしょうね。まさに七変化とはこのことを云うのでしょう。 ラスト・ナンバーの12の"The Real Book"でのMichaelのギターはゆったりとした感じです。この曲も雰囲気満点の曲です。