2022-03-27
AOR (Frederic Slama) / L.A. SUSPICION (2022)

毎度お馴染みのTommy Denanderとの共同制作で、これまた、とても良く出来たハードポップ、AORアルバムです。本当に彼のアルバムはハズレがありません。
今作も色々とヴォーカリストを替えており、曲とヴォーカルもマッチしております。
そのヴォーカル陣は、ブラジル人シンガーで"Covering The Monsters"というアルバムを2017年に発表したSteph Honde、過去にBIG PRICEというバンドに所属し、Coastland Rideでもヴォーカルを担当していたMarkus Nordenberg、Blanc FacesのRobbie LaBlanc、FMのSteve Overland、AORのアルバムではお馴染みのPaul Sabu、DAKOTAのBill Kelly、そして1982年ンセルフ・タイトルのアルバムが2年前でしたっけ、この日本でもCD化されたMichael Stosicといった布陣となっております。
AOR (Frederic Slama) / L.A. SUSPICION
01 A Smile In My Heart
Lead Vocals – Steph Honde
02 The Girl You Won't Leave Behind
Lead Vocals – Markus Nordenberg
03 Cold Logic
Lead Vocals – Robbie LaBlanc
04 Stronger Than Desire
Lead Vocals – Steve Overland
05 Arrow Thru' My Heart
Lead Vocals – Steph Honde
06 Scene Of The Crime
Lead Vocals – Markus Nordenberg
07 Street Of Illusions
Lead Vocals – Paul Sabu
08 Hold Back Tomorrow
Lead Vocals – Bill Kelly
09 Lost In Cold Heaven
Lead Vocals – Michael Stosic
10 A Broken Heart In Tokyo
Lead Vocals – Steph Honde
Arranged By, Written By, Music By, Artwork By, Producer, Guitar – Frédéric Slama
Guitar, Arranged By, Co-producer, Keyboards – Tommy Denander
Lead Vocals, Backing Vocals – Bill Kelly, Markus Nordenberg, Michael Stosic, Paul Sabu, Robbie LaBlanc, Steph Honde, Steve Overland
美旋律なウエスト・コースト系ハードポップ・ナンバーの01、メロディアスなAORナンバーのおススメの02、80年代産業ロック風のメロディアスな03、さすがSteve Overlandの歌心が満載の04、軽快なハードポップ・ナンバーの05、キラキラ・キーボードと「ギターのコラボがいかしたメロディアスな06、メロディアスでポップに仕上がった07、10,メロディアスなAORナンバーの08、Michael Stosicのヴォーカルが心地良い09と捨て曲が無い強力な1枚で、とにかくTommt Denanderのギターの音色が最高です。
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2022-03-20
LIFE OF A HERO / LETTING GO (2021)

このバンドですが、LIONSHEART、GRIM REAPER、ONSLAUGHT等の活躍で知られる歴史的実力派ヴォーカリストSteve Grimmettの息子のRuss がMIDNITE CITYのメンバーと組んだメロディック・ハード・ロック・バンドです。
父親譲りの歌唱力と歌声、そしてキャッチーでメロディアスな楽曲が多く収めらており、デビュー作とは思えない充実度と完成度のアルバムです。
現MIDNITE CITYのメンバーでもあり、過去にEDEN’S CURSE、STEVE GRIMMETT等でも活躍していたPete Newdeckがドラムスで参加しポロデュースを担当し、マスタリングはHAREM SCAREMのHarry Hessが担当しております。
LIFE OF A HERO / LETTING GO
01 3D 3:33
02 Letting Go 3:30
03 Caught In A Lie 4:35
04 In My Dreams 3:35
05 When We Let Go 3:44
06 Falling Apart At The Seams 4:12
07 Risk It All 3:40
08 Shine A Light 3:45
09 Down And Out 3:45
10 Don't Waste My Time 3:19
11 Stay For A While 4:43
Bass, Backing Vocals – Josh Williams
Drums, Backing Vocals, Mixed By, Producer – Pete Newdeck
Lead Guitar, Rhythm Guitar – Miles Meakin
Lead Guitar, Rhythm Guitar, Backing Vocals – Alex Nash
Lead Vocals – Russ Grimmett
Mastered By – Harry Hess
全体的にRuss Grimmettのヴォーカルがいかしたアルバムで、父親に全く負けておらず、声質も含め、歌はうまいです。
メロディアス・ハードロック然としたおススメの01、ポップに仕上がった02、05、伸びやかに歌う04、07なんかもおススメ。バックのパフォーマンスがいかした06、ギタープレイがいかした08、メロディアスな10など、そこそこ良く出来たナンバーが収められており、メロハーのアルバムとしては及第点のアルバムです。
2022-03-13
MILLENNIUM / Съдба (Destiny) (2017)

ブルガリア産のクリスチャン・メロディアス・ハードロック・バンドMILLENNIUMのСъдба (Destiny)というアルバムです。
これが彼らの5枚目のアルバムですが、前作から22年を経過してのアルバムです。
バンドはマイナーですが、サウンドはメジャー級で、TOTO/ジャーニー等の王道アメリカン・ハード/AOR、ストライパー/ジャイアント等クリスチャン系メロディック・ハードの流れを汲むキャッチーなメロディーと叙情性に包まれたメロディック・ハード/プログレ・ハード・サウンドに仕上がっております。。
MILLENNIUM / Съдба (Destiny)
01. Съдба - サドバ 《運命》 -
02. ОИЕО - オ・イ・エ・オ -
03. Дъжд - 雨 -
04. Ти Си Святия - あなたは聖者 -
05. Ти Единствен Си - あなただけが -
06. Върви Напред - 前進するんだ -
07. Когато мечът стане кръст - 剣が十字架となるとき -
08. Покрит с Любов - 愛で覆われた -
09. Ново Сърце - 新しい心 -
10. Любима - 愛しい人 -
80年代産業ロックしたメロディアスな01。キラキラ・キーボードから始まるメロディアスなハードポップ・ナンバーの02、ハイトーンヴォーカルがいかした03、アコースティカルなメロディアスなバラードナンバーの04、ドライブ感のあるハードロック・ナンバーの05、ポップに仕上がった06、プログレチックな07、若干ヘヴィなギターのリフがカッコ良い08、TOTOのHYDRAっを連想させるプログレハードした09、再びアコースティカルなメロディアスなバラードナンバーの10と、音はメジャー級です。
2022-03-10
AOR (Frederic Slama) / The Japanese AOR Bible 3 (2022)

このカタログには、いわゆるニューミュージック、シティポップス、歌謡曲のアルバムが200枚紹介されております。
私が単純に驚くのは、Vol.1からVol.3まで計600枚ものアルバムが紹介されており、もちろん私が知っているシンガーが多いですが、知らないシンガーのアルバムも紹介されていることです。
ましてや、ある程度音楽ジャンルを分け、アルバムに参加したミュージシャンをクレジットするなどデータも膨大な筈で、ホント、頭が下がる思いです。
おそらく、日本人でもこれだけのアルバムをコレクトされている方は殆どいないのでは?ということです。
それとこのカタログには、Vol.1からこのVol.3まで女性シンガーなどの水着の写真といったいわゆる秘蔵写真も満載なんです。
カタログを見ていると、もちろん私の好きなシンガーのアルバムも数多くありますが、あー、そういえばこんなアルバムもあったっけ、といった具合で本当に楽しめます。
私も最近ニューミュージックやシティ・ポップスを収録したコンピレーションアルバムを購入しては良く聴いております。
特に、歌姫シリーズはかなりの数を集めましたし、ごく最近では、ユーキャンの通信販売で、10枚組のボックスセット「Diary」を3万円を超える金額でしたが購入いたしました。
70年代後半から80年代の日本のポップスも結構良いもんです。
このJapanese AOR Bibleも含め、AOR (Frederic Slama) 氏の一連のibleシリーズは本当に楽しめますし、とにかくAOR (Frederic Slama) 氏の造詣の深さにはただただ感服するばかりです。
Facebookでも気軽に受け答えしていただき感謝しております。
2022-03-09
KIT HAIN / Looking For You/Spirits Walking Out (1981 / 2010)

これは彼女の1stアルバムですが、1981年に発表された時のタイトルは「Spirits Walking Out」でジャケットデザインも違いました。その後でアメリカでリリースされた際にこのジャケット・デザインに変更されたようです。2010年にRenaissance Recordsからリ・イッシューされ、Looking For You/Spirits Walking Outとなったものです。
Renaissance Recordsのカタログに掲載され、なんとなく気になっていたアルバムです。
内容はいわゆるポップ・ロックのアルバムですが、ニューウエーブの香りもするするハイテックAORにも通ずる仕上がりです。
KIT HAIN / Looking For You/Spirits Walking Out
01 Looking For You
02 Parting Would Be Painless
03 Danny
04 Uninvited Guests
05 Inner Ring
06 Survivors
07 I'm The One Who's With You
08 Awaking Again
09 Aaron
10 Spirits Walking Out
11 Force Grown
12 You Are The One
Kit Hain (vocals, guitar, keyboards);
Mike Thorne (keyboards);
Bob Jenkins (drums);
Martin Ditcham (percussion).
Producer – Mike Thorne
彼女の声質はKATE BUSH風でもあり素敵ですが、全体的には一定のレベルにあると思います。ただ、これは、というナンバーがあれば、かなりいけると思いますが。
そんな中では、シングルカットされた08はまさにKate Bush風でおススメですし、ほかにシングルカットされた01,メロディアスなAORナンバーの02、05、バラードナンバーの03などがおススメでしょうか。
2022-03-06
O'RYAN / INITIATE (1995)

O'RYANことMervyn Spenceが1995年に発表された彼の2ndアルバム「INITIATE」です。
このMervyn Spence、 Wishbone Ash, Trapeze, Phenomenaといったバンド、プロジェクトでベースとヴォーカルを担当していた人です。
1991年の1stアルバム「Something Strong」が国内でゼロ・コーポレーションから発表され、日本では、メロハー・ファンやハードポップ・ファンに支持を得ていたアーティストで、メロハー・ファンからはFACE FACEのバンドの人としても知られております。
紹介する「INITIATE」は本当に良く出来たメロディアスなAOR、ハードポップのアルバムです。
もちろんメロハーやハードポップのファンの方は知っていると思いますが、未聴の方がおられましたら是非聴いて見るべきアルバムです。
ただこのアルバムは、1stやPhenomena時代の楽曲の焼き直しということで、2ndアルバムというより企画物とも言えるかもしれませんが。
O'RYAN / INITIATE
01 No Retreat - No Surrender
02 Still The Night
03 A Whole Lot Of Love
04 Believe
05 Emer May
06 Did It All For Love
07 Something Strong
08 Shape It Up
09 What About Love
10 Phoenix Rising
11 Don't Let It Slip Away
12 It Must Be Love
13 Stop
Drums – Midi Man
Guitar – Hewie Lucas
Guitar, Classical Guitar – Martin Taylor
Lead Vocals, Guitar, Bass, Programmed By, Backing Vocals – O'Ryan
Producer – Mervyn Spence
メロディアスなハードポップ・ナンバーの01、クラシカルギターの迷路が心地良い02、スケール感を感じさせるバラード・ナンバーの03、メロディアスなAORのナンバーの04、このアルバム一押しのしっとりとしたバラード・ナンバーの05は絶品、3番目におススメのメロディアスなAORのナンバーの06、ポップに仕上がった07、軽快なナンバーの08、13、2番目におススメのこれまたしっとり感漂うバラードの09、アコースティカルなメロディアスなバラードナンバーの10、09同様にしっとりとした感じの11、12と、全体的にしっとりとした感じのアルバムで、AORファン納得の枚です。
私のお店に在庫がございます。
国内盤・帯付・中古で、価格は、1,600円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。
2022-03-05
HIT THE GROUND RUNNIN' / SUDDEN IMPACT (2 CD) (1989 / 2022)

本日は、1985年にFREE DELIVERY名義でアメリカはフィラデルフィアにて結成され、その後、Hit The Ground Runnin'にバンド名を変えて1989年に発表したSudden Impactを紹介いたします。
このアルバム、マニアにレア盤として知られるAOR/メロディアス・ロックの隠れた名作と言われ、煌びやかなシンセワークとポップなメロディを全面に押し出した80年代産業ロック・スタイルのサウンド作りとなっております。また、ハード・ロック的なテイストも併せ持つスタイルで曲の完成度、メロディの質は高く幻の名盤とよぶに相応しい1枚でもあります。
今回のリ・イッシューは、ボーナス・トラック2曲と8曲入りのボーナスCDを追加した2枚組仕様でAOR Heavenから500枚限定プレスとなっております。
Disc 1 Sudden Impact (Expanded)
01 Intro
02 Magic
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
03 Moment To Moment
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
04 Slow Motion
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
05 Don't You Look
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
06 Oh No!
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
07 An Original
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
08 Over And Over
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
09 Who's Walking You Home
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
10 Too Late
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
11 While It Lasted
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
12 The Beginning (Swamp)
Keyboards, Sounds – Rob Kay
Disc 2 Bonus Material
01 Nights Delight (Demo)
Backing Vocals – Blair Rumsey
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals, Bass – Paul Piccari
02 Slow Motion (Demo)
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
03 Don't You Look (Demo)
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
04 Oh No! (Demo)
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
05 An Original (Demo)
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
06 Who's Walking You Home (Demo)
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
07 Over & Over (Radio Edit)
Bass – Paul Piccari
Drums – Jimmy Katone
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
08 So It Goes (Bonus Track)
Bass – Paul Piccari
Drums – Craig Soma
Guitar – Alan Augunas
Keyboards – Rob Kay
Lead Vocals – Blair Rumsey
Producer, Engineer, Mixed By – Paul Piccari
このアルバムが発表されたのが1989年ということですが、実は今回のリ・イッシューで初めて知ったバンドでした。
なるほど、隠れた名盤に相応しく良く出来た産業ロックのアルバムだと思います。
メロディがいかしたナンバーが結構収められており、02は結構ドラマティックに展開するメロディアスなハードポップ・ナンバー、AORしたメロディアスな03、出だしのギタープレイがいかしたメロディアスでポップな04、キラキラ・キーボードから始まるメロディアスな07、ポップに仕上がった08、10、メロディアスなバラードの09、しっとりとした感じがたまらないバラードの11などといったナンバーが収められており、80年代メロディック・ロックがお好きな方におススメのアルバムです。
500枚限定プレスということですが、再プレスされたみたいです。
私のお店に在庫がございます。
輸入盤・新品で価格は、3,300円です。
なお、価格は今後変更となることがあります。
また、品切れの際はご容赦願います。