2010-02-10
Mastedon / 3 (2009)

また、この3rdアルバムに合わせ、彼らの1989年の1stアルバム"It's a Jungle Out There!"も同レーベルからリ・イッシューされております。
Mastedonを率いるJohn Elefanteは元Kansasで自身も3枚ほどソロ・アルバムを発表しているクリスチャン・メタルのアーティストです。
また、このMastedonやソロ・ワークでは、メロディアスなハードポップ・産業ロック系のサウンドで、メロディ・マニア、産業ロック・ファンあるいはAORファンからもかなりの支持を得ております。
また、John Elefanteはプロデューサーとしても有名で、同じクリスチャン・メタルのPetra、Barren Cross 、The Braveなどを手掛けており、その面からもメロディック・ロック・ファンからも支持を得ております。
本日紹介する"3"もキャッチーでメロディアスな良質のハードポップ・サウンドを聴かせてくれております。
1曲目の"Revolution Of Mind"の前奏を聴いただけで、もうこのアルバムの良さが判ってしまう、そんなメロディアスでフックに満ちたとてもいかしたハードポップ・ナンバーです。
キーボードやギターのプレイはもう華麗です。
ポップで覚えやすいメロディを持った素晴らしいナンバーだと思いますね。
2曲目の"Slay Your Demons"はどこか東洋的なアレンジのナンバーです。
メロディアス度はイマイチですが、アレンジやバックのプレイはとてもいかしてますね。
3曲目の"Nowhere Without Your Love"は泣きのギター・ソロから入るメロディアスなパワー・バラードのナンバーで、張りのあるJohn Elefanteのヴォーカルがいかした、これまた、素晴らしいナンバーです。
4曲目の"One Day Down By The Lake (See You Real Soon)"は盛り上がりのあるメロディアスなナンバーで、もうギターを始めバックのプレイは最高です。
Kansasにも通じる若干プログレハードしたナンバーで、聴きものです。
5曲目の"Water Into Wine (Fassa Rokka)"はミディアム・ハイの軽快なハードポップ・ナンバーです。
こういったナンバーは、やはり彼のキャリアの成せる技だと思いますね。
完成度の高い産業ロックのナンバーです。
6曲目"Questions (It's About Time)"はアコースティカルでメロディアスなバラード・ナンバーで、メロディ・メーカーとしてのJohn Elefanteが光輝いております。
7曲目の"You Can't Take Anything"は華麗なキーボードとギターのトーンがカッコ良い、これぞ産業ロックといったナンバーです。
さすがJohn Elefanteです。
8曲目の"Lying"は、これまた1曲目同様で前奏のプレイが最高のメロディアスなハードポップ・ナンバーです。
John Elefante自身でアレンジ、プロデュースを行っておりますが、さすが、サウンド作りに秀でております。
もちろん曲の出来も良いですが、それ以上にアレンジが素晴らしいですね。
9曲目の"Western World"は出だしのギターのカッティングがカッコ良いメロディアスなハードポップ・ナンバーに仕上がっております。
10曲目の"That's What You Do"もバックのキーボードやギターを始めバックのプレイがいかした若干サイケ調のアレンジのナンバーで、とてもカッコ良いです。
ラストの11曲目"Dust In The Wind"はもちろんKansasの大ヒット・ナンバーのカヴァーです。
なんかオリジナルよりもカッコ良く仕上がっているように感じです。
メロディアスな最高にいかしたバラード・ナンバーに仕上がっております。
このアルバムは最近のメロディック・ロックのアルバムの中でもピカイチだと思いますね。
この"3"に合わせ、1stの"It's a Jungle Out There!"もHMVに注文したのですが、こちらはまだ手元に届いておりません。
HMVでは入手困難となっているようで、本当に手元に届くかどうか心配です。
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