2010-02-14
Dave Mason / Certified Live (1976)

今まで高値の花だった1974年の"Dave Mason"さらに1978年の"Mariposa De Oro"もCD化されます。
もちろん、AORファンからも人気のある"Split Coconut"や名盤と誉れ高い"It's Like You Never Left"や最高のライヴ音源を収めた本作"Certified Live"も。
"Dave Mason"については、2in1といった形で出されておりますし、さらに他のアルバムも音源自体は今でもすぐに手に入れることができます。
しかしながら、"Mariposa De Oro"は一度アメリカと日本でCD化されましたが、すでに廃盤となっていて、中古でも5桁を超える値段が付いておりました。
私は一度国内盤を入手しましたが、そこそこの価格で処分してしまい、今までコピーしか持っておりませんでしたの、ずっと悔やんでおりました。
ですから、今回のリ・イッシューは非常に嬉しく思っております。
最高のライヴ音源を収めた本作"Certified Live"ですが、これが本当にカッコ良いライヴ・アルバムに仕上がっております。
Dave Mason以外のメンバーは、Jim Krueger (G)、Gerald Johnson (B)、Mike Finnigan (Keys)、Rick Jaeger (Ds)といった気の合った仲間ですので、そのパフォーマンスも素晴らしいものとなっております。
収録ナンバーは、
01 Feelin' Alright
02 Pearly Queen
03 Show Me Some Affection
04 All Along The Watchtower
05 Take It To The Limit
06 Give Me A Reason Why
07 Sad And Deep As You
08 Every Woman
09 World In Changes
10 Goin' Down Slow
11 Look At You, Look At Me
12 Only You Know And I Know
13 Bring It On Home To Me
14 Gimme Some Lovin'
の全14曲です。
01と02は自身が在籍していたTrafficのナンバーで、01のファンキーなアレンジはとてもカッコ良いですし、02はEric ClaptonのRainbow Concertでも演っていたナンバーで、比較すると面白いですね。私は、どちらかというとClaptonのヴァージョンの方が好きですが。
03はDave Masonのヒット・ナンバーです。スタジオ・ヴァージョンとあまり変わりないアレンジですが、ライヴもとても良いです。
04はもちろんJimi Hendrixのカヴァーで、結構いろいろなバンド・アーティストがカヴァーしておりますが、このDave Masonのヴァージョンが一番良く出来ているのでは、と思っております。
05もEaglesのカヴァーです。オリジナルの良さを出したアコースティカルなナンバーに仕上がっております。
06もアコースティカルなバラード・ナンバーで、Dave Masonのヴォーカルが光っております。
07のMike Finniganの華麗なピアノは最高です。メロディアスなバラード・ナンバーです。
08もDave Masonの代表的なナンバーです。これも素晴らしいです。
09もメロディアスなバラード・ナンバーです。
10はMike Finniganのオルガンがカッコ良いファンキーでブルージーなナンバーに仕上がっております。
11は13分弱の大局で、ギタリストDave Masonを堪能することができる1曲です。
12もDave Masonの代表的なナンバーですが、とてもポップに仕上がっております。
13はSam Cookeのペンによるナンバーで、The Animalsのカヴァー・ヴァージョンが有名なナンバーです。Dave MasonのヴァージョンはとてもファンキーなR&Bとなっております。
14はSpencer Davis Groupの大ヒットナンバーです。ファンキーな仕上がりはオリジナルに負けない出来となっております。
本作"Certified Live"はアナログは2枚組で発表されましたが、CD化に伴い1枚ものとなりましたが、今回の紙ジャケ化では、2枚組のCDとなるようで、他のアルバムに比べ価格も高く設定されております。
他のアルバムは持っておりますので、"Mariposa De Oro"だけは予約をしましたが、"Dave Mason"や"Split Coconut"そして"It's Like You Never Left"の3枚、否、他のアルバムも含め買おうかどうか迷っております。
ソニーからのDave Masonの紙ジャケ化ですが、同じレーベルのEddie Moneyも紙ジャケ化されないでしょうかね。
あと、ユニバーサル・レコードから2008年以降に紙ジャケで出されたアルバムがこの4月2日に一挙のSMH-CDで再度紙ジャケでリ・イッシューされるようです。
食指を動かすようなアルバムはありませんが、Steve Winwoodの初期ソロ・アルバム4作も発売されるということで、買い忘れた方にも朗報かも。
ただ、予約枚数が少なければ発売されないということもあるみたいです。
AOR関係では、過去にありましたし、ユニバーサル・レコードって、肝がちいさいですねえ。
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