2010-02-17
Snowblind / Snowblind (1985)

これがキラキラ・キーボードがふんだんにフィーチャーされた哀愁のハードポップのアルバムで、出来はかなりのもの。
ただ、ヴォーカルがイマイチ弱く、少しばかり音程が?のところもあるのが、まあ、残念と言えば残念ですが、それを差し引いてもお釣りがくる内容となっております。
1曲目の"Walk The Line"はそんなキラキラ・キーボードの音で幕を開けるメロディアスな哀愁のハードポップで、もうこの1曲で、メロディ・マニアはイカれてしまうことは間違いないと思いますね。
キーボードやギターを始めバックのサウンドはとても素晴らしいです。
2曲目の"Chasing The Dragon"も1曲目と同じくらい良く出来たメロディアスな哀愁のハードポップ・ナンバーです。
キーボード、ギターの音はもう最高ですね。
1曲目、2曲目ともにもう最高にいかしたナンバーで、このSnowblindの曲作りのセンス、ソングライティングはとても優れておりますね。
3曲目の"Possession"はキラキラ・キーボードに泣きのギターが被さった前奏から始まるナンバーですが、とてもスケール感のあるメロディアスなバラード・ナンバーです。
素晴らしいの一言に尽きますね。
ヴォーカルの声質がどこか弱そうで、音程がたまにずれることがあり、ヴォーカリストをもっと歌の上手い人に替えれば、さらに良く聴こえるのでしょうが。
4曲目の"Sierra"は出だしのギターのリフとキーボードがカッコ良いメロディアスでポップなな産業ロックのナンバーです。
5曲目の"Now Is The Hour"はもう出だしのキーボードがとてもカッコ良いこれまたとてもいかした産業ロックのナンバーです。
曲の出来はもう最高です。
でも、ヴォーカルが弱いよなあ。あーあ、勿体ない。
6曲目の"Losing My Place"もキラキラ・キーボードで始まるメロディアスな哀愁のハードポップ・ナンバーです。
もうバックのプレイは最高です(これ以上の表現が見つかりません)。
それにしてもこの演奏にこのヴォーカルでは、ちょっとかわいそうです。
それほど下手という訳じゃないのですが。
7曲目の"Hold On"もメロディアスで非常によく出来た産業ロックのナンバーです。
とにかく曲と演奏はとても素晴らしいです。
8曲目の"Possession (Reprise)"は、キーボードをピアノに替えてのインスト・ナンバーとなっておりますが、これがもう圧巻の一言です。
華麗なピアノと泣きのギターは、素晴らし過ぎて涙が出そうです。
9曲目以降は、CD化に伴うBBCセッションのボーナス・トラックです。
9曲目に"Hold On"、10曲目に"Chasing The Dragon"、11曲目に"Losing My Place"そしてラストの12曲目に"Walk The Line"が収められております。
全曲捨て曲が1曲も無い強力な1枚で、哀愁のハードポップ・ファンには堪らない1枚です。
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