2010-02-21
Lita Ford / Lita (1988)

その後1979年にソロ活動を開始し、1983年に1stソロ・アルバム"Out for Blood"を発表し、アルバムタイトルの"Out for Blood"をシングルとして出しましたが、ランクインすることはありませんでしたが、翌84年に2ndアルバム"Dancin' on the Edge"を発表します。
この2ndアルバムは、全米65位にランクインし、シングルカットされた"Gotta Let Go"がUKチャートの94位にランクインしたものの、大きなヒットとはなりませんでした。
しかしながら、本日紹介する3rdアルバム"Lita"は、全米アルバム・チャートで29位となる大ヒットアルバムとなりました。
このアルバムからは、"Kiss Me Deadly"、"Back to the Cave"、"Close My Eyes Forever"、"Falling In and Out of Love"の4曲がシングル・カットされ、Ozzy Osbourne (ex: Black Sabbath)とのデュエットによる"Close My Eyes Forever"は全米8位となる大ヒットを記録しました。
それまでのアルバムに比べ内容が良かったのはもちろんでしょうが、ジャケットに写るLita Fordがセクシーさはそのままですが、それまでのケバい化粧がご覧のとおりごくノーマルになり、彼女の可愛い顔が映し出されていたこと、さらにプロデューサーにMike Chapmanを起用したことが大きかったんだと私は思っております。
1曲目の"Back To The Cave"はLita Fordのメロディアスなギター・ソロから入る最高にいかしたメロディアスでポップなナンバーです。
USメインストリーム・ロック・チャートの22位にランクインされたナンバーだけあります。
2曲目の"Can't Catch Me"は出だしのドラミングとギターのカッティングがハードなドライヴィングしたカッコ良いナンバーで、さらにBlack Sabbath的なドゥーミーな感じのヘヴィ・メタル・ナンバーに仕上がっております。
3曲目の"Blueberry"はミディアム・テンポながらそのサウンドは結構重た目ですが、曲全体としてはメロディアスで、Lita Fordのギター・プレイがかなり良いです。
4曲目の"Kiss Me Deadly"は全米12位となったヒット・ナンバーで、それも当然のヒット・ポテンシャルが高いポップに仕上がったメロディアスのナンバーです。
さすが、Mike Chapmanのプロデュースだと思いますね。
5曲目の"Falling In And Out Of Love"はLita Fordの泣きのギターをフィーチャーしたメロディアスなバラード・ナンバーで、素晴らしい出来となっております。
このナンバーは圧巻です。
6曲目の"Fatal Passion"は出だしのドラミングとベース・プレイがとてもカッコ良いポップでメロディアスなハードロック・ナンバーです。
曲の出来も良いですが、バックのプレイは最高です。
7曲目の"Under The Gun"はミディアム・スロウのメロディアスなバラード・ナンバーで、この曲もかなり良く出来あがっております。
Lita Fordのギター・プレイはもう素晴らしいですね。
8曲目の"Broken Dreams"もLita Fordの泣きのギターをフィーチャーしたミディアム・スロウのメロディアスなナンバーです。
これまた、お勧めのナンバーですね。
ラストの9曲目"Close My Eyes Forever"は彼女のナンバーで最大のヒットを記録したもので、Ozzy Osbourneとのデュエットによるメロディアスなバラード・ナンバーです。
さすがに大ヒットしただけあるフックに満ちたナンバーだと思いますね。
一時期活動を停止していたLita Fordでしたが、2009年にQueensrycheと"American Soldier Tour"などを開始し、同年には、14年振りとなるスタジオ・アルバム"Wicked Wonderland"を発表し、健在なところを見せております。
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