2010-03-06
Indigo Dying / Indigo Dying (2007)

このセルフ・タイトルのアルバムは、2007年にFrontiers Recordsから発表されたもので、プロデュースは同レーベルのメロハー、ハードポップ仕掛け人のFabrizio Grossiが担当し、自身はプロデュースの他にベースも弾いております。
ゲスト・ミュージシャンにTommy Denander (G)、Michael Kiske (Vo)、Mark Boals (Vo)が参加していることもあり、そのサウンドは、つい最近2ndアルバムを発表したLos Angeles辺りにも通ずるメロディアスなハードロック・ハードポップしたものとなっております。
Gisa嬢のヴォーカルは良く伸びるオーソドックスな声質で、上手ですし、とても聴き易いものとなっております。
最近の女性ヴォーカルもののハードロック・ハードポップのアルバムの中でも出来はトップ・クラスだと思いますね。
メロディアスでドラマティックなナンバーが多く収められており、さすが、Fabrizio Grossiのプロデュースだと思いますね。
このFabrizio GrossiというプロデューサーはFrontiers Records専属のプロデューサーで、最近同レーベルから発表されたアルバムにも、かなりの頻度で、彼の名前があります。
1曲目の"All I Never Wanted"はドラマティックな前奏から始まるメロハーのナンバーです。
美メロのナンバーで、彼女のヴォーカルも最高ですし、バックのプレイもかなりいかしてます。
もうこの1曲目から、このIndigo Dyingにのめり込んでしまいます。
2曲目の"Hear Me"はメロディアスなパワー・バラードナンバーです。
また、このナンバーはKelly Clarksonがオリジナルで、Clif Magnesがライターで参加しております。
これまた良く出来たナンバーで、Gisaのヴォーカルは最高ですし、おそらくTommy Denanderだと思いますが、ギター・ソロがエラくカッコ良いナンバーです。
3曲目の"Breathe In Water"はMichael Kiskeとのデュエットによるメロディアスなバラード・ナンバーです。
このアルバムの一押しのナンバーで、盛り上がりも最高です。
このナンバーでもギターソロは素晴らしいです。
言うこと無しのナンバーです。
4曲目の"Better"はバックのピアノがいかしたメロディアスなナンバーで、これまたお勧めです。
5曲目の"Taken"はエレクトリック・ギターがフィーチャーされておりますが、全体的にアコースティカルな感じのメロディアスなナンバーで、出来もかなり良いです。
6曲目の"Superman"もバックのピアノがいかしたミディアム・テンポのナンバーながら、ギターのリフが結構ハードな、メロハーのナンバーです。
なお、このナンバーではMark Boalsのヴォーカルもフィーチャーされております。
7曲目の"Island"でのバックのギターはハードですが、曲全体としては結構ポップです。
それにしてもGisaのヴォーカルは魅力的です。
8曲目の"Remenmber (I.O.U.)"は、Tommy Denanderとすぐ判るギター・ソロから始まるミディアム・スロウのパワー・バラードのナンバーです。
バラードと言ってもバックの音は結構ハードです。
これもかなり良く出来たナンバーだと思いますね。
9曲目の"Real Life Fairytale"も結構メロディアスなナンバーですが、アレンジがイマイチといった感じもします。
10曲目の"Far Enough"は再びMark Boalsのヴォーカルをフィーチャーしたナンバーで、ヴォーカルは若干平坦な感じがしますが、バックのプレイはとてもドラマティックです。
11曲目の"Shattered Life"もバックのプレイがとてもいかしたメロハーのナンバーです。
ラストの12曲目"Go"はバックのストリングスが美しいアコースティカルなバラード・ナンバーです。
ギター・ソロはおそらくTommy Denanderだと思います。
これも結構良く出来ています。
このアルバムですが、Gisa嬢のヴォーカルがとても良いですし、若干ハードながらバックのプレイもとてもいかしており、メロハー・ファンにはお勧めです。
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