2010-03-15
Bridgette Wilson / I Only Want To Be With You (1994)

Bridgette Wilsonの1994年の1stアルバム"I Only Want To Be With You"。
このBridgette Wilsonは、アーノルド・シュワルツネッガー主演の「ラスト・アクション・ヒーロー」で、彼の娘役として出演した女優でもあります。
最近のポップスといえば、どちらかというとラップが入ったR&Bタイプのものが多いですが、この"I Only Want To Be With You"は、さすが、Joey Carboneのプロデュースだけあって、王道のポップスという感じで、今では逆に新鮮に感じられます。
Bridgette Wilsonは歌も結構上手ですし、カヴァー曲が2曲とJoey Carbone絡みのナンバーなどが6曲で、AORアルバムとしても聴けるアルバムです。
1曲目の"I Only Want To Be With You"は元々は1963年のDusty Springfieldが発表したナンバーで、Bay City Rollersのカヴァー{二人だけのデート」として有名なナンバーです。
このBridgetteのヴァージョンもとてもポップに仕上がっており、出来はかなり良いです。
さすが、Joey Carboneのプロデュースです。
2曲目の"Romeo And Juliet"はJoey Carboneの作品ですが、これもメロディアスでポップな仕上がりを見せております。
覚えやすいメロディのナンバーで、ヒットポテンシャルの高いナンバーだと思いますね。
参加ミュージシャンのクレジットが無いので、誰がギターを弾いているか判りませんが(この頃だったら、Joey Carboneと言えばRichie Zitoか?)、ギター・ソロはかなりいけてます。
3曲目の"Can't Stop"もJoey Carboneのナンバーで、とてもメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
もうこれは完全にAORのバラードといった感じです。
4曲目の"Love Inside"はギター・オリエンティドのこのアルバムの中では少しハードなナンバーですが、キャッチーでポップに仕上がっていて、お勧めのナンバーです。
このナンバーでもギターがカッコ良いです。
5曲目の"Together"もメロディアスでキャッチー、そしてポップなナンバーで、これまた素晴らしいナンバーです。
Teri DeSarioの"Overnight Success"にも通ずるナンバーで、まさにJoey Carboneを感じさせてくれております。
6曲目の"Even If"はBridgetteも曲作りに携わっているアコースティカルな感じのメロディアスなバラード・ナンバーで、AORしております。
7曲目の"Da Doo Ron Ron"はPhil Spectorのペンにより1963年にThe Crystalsが歌って全米3位を記録したナンバーのカヴァーです。
このナンバーはさらにShaun Cassidyが1977年にカヴァーして全米1位となったナンバーで、このBridgetteのカヴァーは、さすがJoey Carboneらしくとてもポップに仕上げております。
ラストの8曲目"Until We Meet Again"はメロディアスなナンバーで、これもほぼAORしております。
このBridgette Wilsonの"I Only Want To Be With You"ですが、おそらくAORファンが聴いても納得する内容だと思いますね。
かなり歌は上手いです。
そしてJoey Carboneのプロデュースはさすがです。
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