2010-04-12
Shakatak / The Best Of Shakatak (1984)

私がShakatakを聴いていたのは、1984年の5thアルバム"Down on the Street"くらいまでで、それ以降はあまり興味を覚えず殆ど聴いておりませんでしたので、全く知りませんでした。
アルバムの枚数や既に30年バンド活動を行っているのですから、これは驚嘆に値しますね。
私が初めて彼らのサウンドを耳にしたのは、1982年の2ndアルバム"Night Birds"でした。
当時は、AORやFusionなどが席捲していた時期で、いわゆる美・G・MサウンドのShakatakは、そういった時代にマッチした音で、デビュー早々、一躍グローバルに認められる存在となりました。
とにかくオシャレなShakatakサウンドは、いわゆるクリスタル族にも当然受け、この日本でも一世を風靡することとなりますが、当時は、Shakatakのアルバムをカセット・テープにダビングして、カー・ステレオでガンガン流して、彼女を助手席に乗せクルージングしていらっしゃった方が多かったのでは。
AORにしてもFusionにしても、しょせんは音楽。
楽しみ方は人それぞれですので、彼または彼女とのクリスタルな時間を過ごす道具であっても構わないわけで、AORやFusionをオシャレな音楽といって何が悪いのでしょうか。
「AOR=クリスタルな音楽」、結構なことだと思いますね。
特に、日本では、Shakataの音楽は、良く「美・G・M」と揶揄されて言われることが多いですが、でも、これって、Shakatakサウンドを上手く表現した言葉だと思いますね。
Shakatakは特に日本では人気が高いバンドで、テレビドラマ『男女7人夏物語』、『男女7人秋物語』のBGMにも使用されたり、1987年・1988年・1989年と3年連続で、日本ゴールドディスク大賞のインストゥルメンタル部門アルバム賞にも輝いており、また、日本でのライヴも数えきれないぐらいこなしております。
この日本では、特に初期の路線を圧倒的に支持されているようで、日本のファンの嗜好に合わせた日本国内限定発売盤などがリリースされております。
本日紹介する"The Best Of Shakatak"は1984年に発表されたアルバムで、確か日本国内オンリーのアルバムだったと思いますが、日本で圧倒的に支持されている初期Shakatakのナンバーを収めたベスト・アルバムです。
収録ナンバーは、
01 Night Birds
02 Easier Said Than Done
03 Lonely Afternoon
04 Stranger
05 Lose Myself
06 Streetwalkin'
07 Invitations
08 Dark Is The Night
09 Don't Say That Again
10 Summer Sky
11 Out Of This World
12 Down On The Street
となっております。
Shakatakサウンドの魅力は、Bill SharpeのキーボードとJill Sawardのヴォーカルでしょうが、特に初期サウンドでは、Nigel Wrightのプロデュースも忘れることは出来ないと思いますね。
どのナンバーも魅力的なナンバーですが、さすが、01、02、07、12などのヒット曲の出来は素晴らしいです。
03はJill Sawardのヴォーカルがいかしたメロディアスなバラード・ナンバーです。
Joe Sampleばりのピアノがいかした04もかなりいかしてます。
このShakatakがLevel 42と同じくBritish Jazz Funk Bandとして語られるのは、05のようなナンバーなんかも演っているからだと思いますが、このナンバーは、Mark Kingばりのベースの音が最高のナンバーです。
サックスの音がいかした06も素敵なナンバーです。
08は再びJill SawardのヴォーカルとBill Sharpeのピアノがいかしたファンキーなナンバーです。
さて、今日は、このCDをかけて車でも流してみますか。
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