2010-04-18
Sedona / Golden Valley (1995)

既に何枚かアルバムを出しているようですが、私が知ったのは、今回のCD化によってでした。
これが、最高にいかしたアルバムで、80年代のウエストコースト・ハードポップ、AORした内容の、まさに私が大好きな音で大変気に入ってしまいました。
アルバムは、キラキラ・キーボードのメロディアスなハードポップ・ナンバー"Magic Dream"から始まります。
もうこの1曲目からノックアウトされてしまいます。
ヴォーカルもとても聴き易い声ですし、バックの伸びやかなトーンのギターも最高です。
とにかくメロディがいかしてます。
2曲目の"Surfing State Of Mind"も80年代前半の産業ロックしたご機嫌なナンバーです。
とてもポップに仕上がっております。
3曲目のタイトル・ナンバー"Golden Valley"は、スティール・ギターがフィーチャーされたとてもメロディアスなウエスト・コーストしたナンバーです。
POCOやEaglesなどが好きな方にお勧めのナンバーです。
4曲目の"California Ballad"はコーラス・ワークも素晴らしい、タイトルどおりのウエスト・コースト・ロックしたメロディアスなナンバーです。
AORファンも納得の1曲ですね。
5曲目の"Sweet Wave Of Sunset"は、美しいキーボードから入るメロディアスでスケール感のあるバラード・ナンバーですが、これなんかは、モロにAORしております。
とても素晴らしいナンバーです。
6曲目の"Lagnna"はインスト・ナンバーですが、FusionというよりNew Ageっぽい曲ですね。
ベースとギターのソロがとても心地良いです。
7曲目の"Rock Board"は、このアルバムの中で、音的には最もハードなナンバーです。
ギター・オリエンティドのタイトなナンバーで、とてもカッコ良いです。
8曲目の"Southern California Dream Space"はゆったりとした感じのナンバーで、それこそ「南カリフォルニアの夢のような空間」を連想させてくれるようなナンバーです。
9曲目の"You Choose Fanatic"はキーボードとギターがいかしたメロディアスな産業ロックのパワー・バラードのナンバーです。
10曲目の"The Story"もコーラスがいかしたウエスト・コーストしたハードポップのナンバーです。
このバンドの魅力は、楽曲の良さやバックのプレイはもちろんですが、随所にみられるコーラス・ワークも然りですね。
11曲目の"Tessalia"はミディアム・スロウのメロディアスなナンバーです。
バックのプレイがとてもいかしてます。
ラストの12曲目"Sedona"はバンド名をタイトルにしたインスト・ナンバーで、ゆったりとした感じの曲です。
プレイもアレンジもとてもいかしてます。
全体を聴いた感じでは、とてもフランスのバンドとは思えないですね。
フランスといえば、Frederic SlamaのプロジェクトAORがおりますが、このSEDONAはAOR以上にAORしております。
AORファン、産業ロックファンにお勧めの1枚です。
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