2010-05-12
Jerry Knight / Jerry Knight (1980)

未CD化(おそらく)のアルバムで、私が所有しているのはコレクターズCDです。
つい最近、e-Bayで落札したもので、送料込みで30USドルでした。
このe-Bayのショップは、未CD化のアルバムのコレクターズアルバムばかりを取り扱っておりますが、イタリアの同様のコレクターズ物を出しているレーベルTIME WARP Recordsに比べると、盤はCD-Rですが、ジャケットもまあまともですし、クレジットはきちんとしてますし、そこそこの品質だとは思います。
そですね、レベル的にはRetrospect Recordsと同じくらいでしょうか?
オークションは、全て24.99USドルから始まりますが、入札者が少ないので、殆どこの価格で落札でき、結構な頻度で利用しております。
ただ、価格がちょっとばかり高いかな、とは思いますが。
Jerry Knightは、この1stを発表した後、1981年に"Perfect Fit"、1982年に"Love's On Your Side"を発表し、1984年には映画"Breakin'"などのサントラに参加後、最近は、専らソング・ライターやプロデューサーとして活動しているようです。
この1stアルバムには、
01 Good Times
02 Monopoly
03 Overnight Sensation
04 Sweetest Love
05 Joy Ride
06 Let Me Be The Reason
07 Freek Show
08 Now That She's Rockin'
の8曲が収められております。
アルバムからは、"03 Overnight Sensation"と"05 Joy Ride"がシングル・カットされ、それぞれUS R&Bチャートで、17位、87位にランク・インされ、"Overnight Sensation"が彼の最大のヒットとなりました。
内容は、メロウなライト・ファンクしたものと言えますが、シンセやキーボードの音にロマンティック・ハードネスしたところもあり、AORファンも十分楽しめるものとなっております。
03や05以外にもヒットポテンシャルの高いナンバーも多く収録されており、その代表的なナンバーが01だと思います。メロディアスでポップなAORナンバーで、TotoやMaxusにも通じるセンセやキーボード、ギターの音色がいかしたロマンティック・ハードネス路線のナンバーです。アルバムの一押しかも。
02もバックのシンセ、ピアノ、ギターの音がとてもいかしたメロディアスなAOR的なナンバーです。
03なんか聴いていて思うことは、キーボードの音が多分にRobbie Buchanan的ですし、ギターの音色もMichael Landau辺りを連想させてくれております(と言うことはやはりMAXUS?)。でも、このナンバーでのバックの女性ヴォーカルはファンキーなブラコンという感じも。とてもカッコ良いナンバーで、ヒットしたのも頷けます。
04はとてもポップに仕上がったAORナンバーです。
05はライト&メロウなファンク・ナンバーです。
06も出だしのシンセの音や全体的な曲作りの感じは、もう殆どAORしております。
メロディアスでポップなナンバーです。
07もシンセの音がいかしたポップなナンバーです。
08もブラコン・ファンクというよりも、ハードポップを聴いているような、そんな感じのナンバーです。
このナンバーの出来もかなり良いですね。
ブラコン・ファンクのファンというより、AOR・ハードポップのファンへのお勧めの1枚です。
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