2010-05-13
Joe Farrell / Night Dancing (1978)

本日紹介する"Night Dancing"は1978年の彼の9枚目のアルバムとなります。
この頃のジャズ・シーンはいわゆるFusion Musicが華々しき頃で、この"Night Dancing"もファンキーなフュージョン・ミュージックに仕上がっております。
先ず、ジャケットがオシャレですよね。
そして、タイトルも。
アルバムに参加しているミュージシャンに目を向けると、
Joe Farrell – Soprano and tenor sax, flute
Herbie Hancock – Piano, electric piano
Victor Feldman – Piano, electric piano
Michael Boddicker – Synthesizer, Clavinet
Lee Ritenour – Guitar
Jay Graydon – Guitar
Richard Greene & Beryl Marriott – Violin, viola
Robert W. Daugherty – Bass
Abraham Laboriel – Bass
Mike Porcaro – Bass
Chuck Rainey – Bass
John Guerin – Drums
Jeff Porcaro – Drums
Harvey Mason, Sr. – Drums
Airto Moreira – Percussion, cuica
Paulinho Da Costa – Conga
Joe Romano – Tenor sax
Oscar Brashear – Trumpet
Garnett Brown – Trombone
Quitman Dennis – Baritone sax
Chuck Findley – Trumpet
Lew McCreary – Bass trombone
Flora Purim – Vocals
Andrea Robinson – Vocals
といった当時の音楽シーンでの最強のスタジオ・ミュージシャン達を取り揃えております。。
オリジナル・ナンバーとカヴァー・ナンバーが全8曲収録されております。
収録ナンバーは、
1."Katherine" (Jeff Lorber) 6:36
2."Silver Lace" (Joe Farrell) 8:15
3."How Deep Is Your Love" (Robin Gibb, Barry Gibb & Maurice Gibb) 4:19
4."Come Rain Or Come Shine" (Harold Arlen & Johnny Mercer) 3:24
5."Another Star" (Stevie Wonder) 5:30
6."Casa De Los Sospensos" (Joe Farrell) 7:30
7."Night Dancing" (Trevor Lawrence) 5:49
8."You're In My Heart (The Final Acclaim)" (Rod Stewart) 3:13
となっております。
まさにこの時代の音を感じさせるナンバーばかりで、Joe Farrellのサックスだけではなく、参加ミュージシャンの技量も確かなので、最高にいかしたファンキー・フュージョンのアルバムに仕上がっております。
1はどことなく渡辺貞夫風の軽い感じのフュージョン・ナンバーで、Joe Farrellのソプラノ・サックスとLee Ritenourのギターのカッティングがとてもいかしております。
2はJoe FarrellのフルートとHerbie Hancockのエレピの音が心地よいリゾート感覚溢れるフージョン・ナンバーです。
3はThe Bee Geesのヒット・ナンバーですが、リードを執るJoe Farrellのテナー・サックスがとても素晴らしいです。また、Jay Garydonのギターのカッティングも良いですね。
4はJoe Farrellのテナー・サックスだけによるナンバーです。
5はStevie Wonderのナンバーで、ファンキーながらもとてもポップに仕上がっております。
Joe Farrellのサックスだけじゃなく、Victor Feldmanのピアノ、Jay Garydonのギター、Abraham Laborielのベース、Harvey Masonのドラムス、Airto MoreiraとPaulinho Da Costaのパーカッション、どれをとっても最高のパフォーマンスです。
6はメロディアスなナンバーで、アクション映画のワンシーンにでも使えそうな、そんな雰囲気のあるナンバーです。
7はJoe Farrell (Tenor Sax)、Michael Boddicket (Synth)、Lee Ritenor (G)、Michael Porcaro (B)、Jeff Porcaro (Ds)の5人がロック・フィーリング溢れるナンバーに仕上げております。
カッコ良いという言葉がピッタリのナンバーです。
8はRod Stewartの大ヒット・ナンバーですが、とてもメロディアスなバラード・ナンバーとなっております。
Richard GreeneのヴァイオリンとJoe Farrellのサックスがリードの共演をしております。
この頃のフュージョン・ミュージックには、本当にたくさんの良いアルバムが出されておりました。
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