2010-05-30
Inner Life / Inner Life (1980)

先日、このブログでも紹介したCrown Heights Affair、Skyy、Metropolis、Lemon、Limeなどはここ1か月ぐらいの内で購入したアルバムです。
元々、The Bar-Kays、Con Funk Shun、Cameo、GQなどの70年代・80年代に活躍したファンク・ディスコのバンドのサウンドは好きでしたが、それまでは、あくまでメジャーなバンドが殆どでした。
しかし、最近、CameoやCon Funk Shunなどのアルバムのリ・イッシューが続き、AmazonやHMVのカタログでこれらのバンドの作品を検索すると関連するバンドの紹介で、今まで私が知らなかったファンク・ディスコ・バンドのアルバムも紹介されており、値段とジャケットの雰囲気あるいは紹介記事を見て、取りあえず何枚か買ってみると、これが結構好みだったりする訳です。
そうすると、同じバンドのアルバムをまとめ買いなんかしたり、他の知らないバンドまでいろいろ買ってしまい、今では、かなりの枚数になり、聴くのも覚束なくなってきております。
このInner Lifeは、Greg Carmichaelによるニューヨーク出身のファンク・ディスコ・バンドというかプロジェクトで、1979年に"I'm Caught Up"、1980年に"Inner Life"、1981年に"Inner Life II"の3枚のアルバムを発表しております。
1979年に"I'm Caught Up (In a One Night Love Affair)"、1981年に"Ain't No Mountain High Enough"というナンバーをヒットさせております。
本日紹介するアルバムは、1980年の"Inner Life"です。
プロデュースは、Greg Carmichaelで、ヴォーカルはJocelyn Brownという女性が担当しております。
Jocelyn BrownはこのInner Lifeの他に他のディスコ・バンドでゲスト・ヴォーカリストを務めたり、自身でも6枚のソロ・アルバム(企画物を含む)を発表しております。
この"Inner Life"ですが、ご覧のとおりジャケットが何となくいかしていると思いませんか?
"Inner Life II"も同じ感じのジャケットとなっております。
1stの"I'm Caught Up (In a One Night Love Affair)"はちょっとダサいですが。
そして、このアルバムの魅力は、"Ain't No Mountain High Enough"が収録されていることでしょうか?
このナンバーは、1981年にUSダンス・チャートで20位を記録しましたが、オリジナルはAsgford & Simpsonのペンによるナンバーで、1967年にMarvin Gaye and Tammi Terrellによって歌われ、Top20のヒットとなっております。
さらにその3年後にDiana Rossによるカヴァーが大ヒットし、このDianaヴァージョンの方が有名となったナンバーです。
アルバムの2曲目にこの"Ain't No Mountain High Enough"が収められておりますが、Inner Lifeのヴァージョンは軽快なディスコ・サウンドでとてもカッコ良く仕上がっております。
この当時のディスコ・ファンクのアルバムって、どのアルバムもバックのパフォーマンスがカッコ良いと思いませんか?
このInner Lifeにはクレジットが無いので、どういったミュージシャンが参加しているか判りませんが、おそらくニューヨークで活動している腕利きのミュージシャン達だと思いますが、ギター、ベース、ドラムスどれをとってもいかしてます。
1曲目の"It's You"はピアノの伴奏がメインのジャジーなアレンジのメロディアスなバラード・ナンバーとなっておりますが、これがなかなかの出来でお勧めです。
3曲目の"Pay Girl"はベースがビンビンのこれまたとてもカッコ良いファンク・ナンバーに仕上がっております。
4曲目の"(Knock Out) Let's Go Another Round"もベース、ギター、ドラムスさらにパーカッションのプレイが最高にいかしたメロディアスなファンク・ナンバーで、出来も"Ain't No Mountain High Enough"と同等かそれ以上のものとなっていると思います。
お勧めのファンク・ナンバーです。
5曲目の"Live It Up"は軽快なディスコ・ナンバーで、ヒットポテンシャルの高いナンバーだと思いますね。
6曲目の"Make It Last Forever"はメロディアスなミディアム・スロウのバラード・ナンバーです。
出来もまあまあといったところでしょうか。
7曲目は、2曲目の12インチ・ミックスのヴァージョンです。
何度も書きますが、70年代・80年代のファンク・ディスコのアルバムって、やっぱりカッコ良いですね。
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