2010-06-05
Stevie Woods / Take Me To Your Heaven (1981)

まだ、ディスク・ユニオンのカタログにしか掲載されておりませんが、本当に待ちに待ったアルバムのCD化です。
CD化されるのは、Stevie Woodsの1st"Take Me To Your Heaven"、併せて彼の2nd"Letters From the Road"そして3rdアルバムの"The Woman In My Life"の2枚が同時リリースと、こちらもとても嬉しい限りです。
特に今回紹介します1981年の1stアルバム"Take Me To Your Heaven"は、曲の粒も揃い、当時のAORファンのマスト・アイテムでした。
プロデュースはJack Whiteで、参加ミュージシャンの豪華さは、他のアルバムでも類をみないものでした。
ちなみに参加ミュージシャンは、ドラムスにEd Greene、Mike Baird、James Gadsonほか、ベースにNathan East、Les Hurdle、David Shieldsほか、ギターにRay Parker,Jr.、Steve Lukather、Trevor Veitch、Tim May、Paul Jackson,Jr.、Charles Fearing、キーボードにGreg Mathieson、Clarence McDonald、パーカッションにPaulinho Da Costa、シンセサイザーにGreg Mathieson、Michael Boddicker、ホーンにJerry Hey、Gary Grant、Chuck Finley、Larry Hall、サックスにGary Herbig、Earnie Wattsほか、トロンボーンにBill Reichenbachほか、バッキング・ヴォーカルにStephanie Spruili、Bill Champlin、Jim Haas、Tom Kelly、Watersほか、とまさに当時のAORアルバムで、ひっきりなしに名前を見るミュージシャンばかりです。
このアルバムには全9曲が収められておりますが、このアルバム用に書かれたナンバーとカヴァー曲で構成されており、Greg Mathieson等に書かれたオリジナル・ナンバーももちろん良いですが、カヴァー曲の出来がオリジナルと同じくらい、あるいはそれ以上の出来で、とにかく素晴らしいAORアルバムに仕上がっております。
収録ナンバーは、
01 Fly Away
02 Just Can't Win 'Em
03 Take Me To Your Heaven
04 Steal The Night
05 Through The Years
06 Wanna' Be Close To You
07 Read Between The Lines
08 Throw A Little Bit Of Love My Way
09 Gotcha
となっております。
01はPeter Allenがオリジナルですが、このナンバーなんかオリジナル以上に出来が良いと私は思っております。
02はGreg Mathiesonのペンによるナンバーです。
メロディアスな最高にいかしたAORナンバーで、Stevie Woodsの伸びやかなヴォーカルがピッタリの曲です。
カヴァー曲以外のナンバーの中でも最も素晴らしいナンバーです。
03はWilson Brothersがオリジナルで、元々素晴らしいAORナンバーですが、Stevieのヴァージョンもオリジナルに匹敵する出来となっております。
オリジナルではSteve Lukatherがギターを弾いておりましたが、このStevieのカヴァーでもおそらく彼がギターを弾いているのでしょう。
04はStevieの代表的なナンバーです。
もう曲の出だしからAORの雰囲気いっぱいのナンバーで、言うことありません状態です。
05は出だしのギターの音色が最高のメロディアスなバラード・ナンバーです。
しっとりとした感じで歌うStevieのヴォーカルも堪りません。
06は今までと打って変わってのファンキーなナンバーで、Stevieが黒人のヴォーカリストだったということを改めて思い起こさせるナンバーです。
とてもカッコ良いカッティングを聴かせるギターはRay Parker,Jr.か?
07は再び伸びやかなStevieのヴォーカルがいかしたメロディアスなAORナンバーです。
08はDavid Foster、Jay Graydonのペンによるナンバーです。
このナンバーは、Cory Wellsの1stアルバム"Touch Me"に収められていたメロディアスなバラード・ナンバーです。
まあ、このナンバーに関してはオリジナルのCory Wellsに軍配が上がると思います。
それでも、名曲は誰が歌っても名曲ですね。
09はライト&メロウのファンク・ナンバーです。
バックのプレイはもう最高です。
やはり、このStevie Woodsの1stアルバム"Take Me To Your Heaven"はAORの名作ですね。
ところで、既にアナウンスがありましたが、MaxusやThe Dukes (Bugatti & Musker)が再CD化されますし、Marc Jordanの1st"Manneqin"、2nd"Blue Desert"、Steve Kipnerも再CD化が決定しているみたいですし、今年の夏以降のAORアルバムのリ・イッシュー・ラッシュは見逃せないですね。
今回のStevie Woodsの各アルバムは初CD化ですが、Cory Wellsの1stアルバム"Touch Me"も是非CD化してもらいたいものです。
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コメント
わ|なんか夢のようなシーズンですね!!
実はこの情報かなり前に得ていました。レーベルからの直接情報だというのですが、絶対ガセだろうと思って信じておりませんでした。これが本当だとすると他にもレア物の掘り起こしの話が併せて出ていましたのでソッチも真実味を帯びてきます。まだまだAORのリイシューは可能何だという事でオールド・ファンにとっては未来に希望が持てますね。
レア物の掘り起こし
「レア物の掘り起こし」の中には、Cory Wellsの"Touch Me"とJess Rodenの"Stonechaser"は入っていないのでしょうか?
この2枚は是非CD化して欲しいと思っているのですが。
この2枚は是非CD化して欲しいと思っているのですが。
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