2010-06-07
Erika / Lady Luck (1993)

1990年の1stアルバム"Cold Winter Night"と1991年の2ndアルバム"In The Arms Of A Stranger"は数年前にMTM Musicからリ・イッシュー(しかしながら、既に生産中止?というよりMTM Musicのレーベル自体が無くなりました)されましたが、この3rdアルバムは今でもレア盤となっており、おそらく世界中のネット・ショップでも日本円で3,000円は下らない価格が付いていると思います。
先日、e-Bayでオリジナル盤を10.5USドルで落としたものです。
1st、2ndはハードポップしたアルバムでしたが、この3rdは基本的には変わらないものの、サウンドがさらにソフトになりハードポップというよりAORアルバムに近いものがあり、出来もかなり良いと思います。
産休明けの1997年に発表された4thアルバム"Planet X"は3rdまでのサウンドを離れパワーポップしたアルバム(私はこちらのサウンドも好きですが)となり、メロハー・ファンからはそっぽを向かれましたが。
この3rdアルバム"Lady Luck"には、
01 The Witch Is Back
02 Merry-Go-Round
03 It's Up To You
04 Come Back For Love
05 Little White Lies
06 Lost In Paradise
07 Love Can't Live
08 Spread My Wings
09 No Heart At All
10 Letting It Out
11 Keep My Dream Alive
12 Bring Me The Laughter
の12曲が収められております。
01はオーケストラによる50秒弱の短いナンバーで、このアルバムのイントロといったところでしょうか。
02はとてもポップでメロディアスなナンバーで、出来も素晴らしいです。
ハードポップというよりもポップなAORナンバーといった感じです。
お勧めの1曲ですね。
03はThe Tuesdaysがカヴァーしたナンバーで、The Tuesdaysのヴァージョンもかなり良かったですが、このErikaヴァージョンはThe Tuesdaysヴァージョンよりもしっとりとした感じで、とても良く仕上がっており、このアルバムの一押しのナンバーです。
04は1st、2ndに通ずるメロディアスなハードポップしたナンバーです。
バックのギター・プレイは、とてもいかしてます。
05はメロディアスなバラード・ナンバーで、バックのピアノの音がとても素晴らしいです。
06もバックのストリングスがとても素敵なメロディアスなバラード・ナンバーに仕上がっております。
07はバックのサウンドに盛り上がりがあるとてもメロディアスなAORナンバーです。
このナンバーの出来も見事です。
08もバックのピアノの音が魅力的なメロディアスなナンバーで、もう完全にAORしております。
Erikaのヴォーカルも素晴らしいですし、出来もかなり良いです。
09はとてもポップに仕上がったナンバーです。
雰囲気が03に似ており、私はかなり気に入っております。
10もバックのエレクトリック・ピアノの音が美しいメロディアスなパワーバラードのナンバーです。
曲の出来が、ホント良いです。
11も仕上がりはとてもポップです。
12は讃美歌風の荘厳な感じのメロディアスなナンバーです。
01に対応したみたいなナンバーで、エピローグといった感じも。
本当に、1st、2ndに比べるとサウンドがソフトになっており、まさにAORアルバムと呼ぶのに相応しい内容となっております。
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